2020-07-24

12から成人向け作品を閲覧・執筆していた字書き腐女子の話

匿名しか書けないことだが、私は小さい頃からR-18作品を見たり書いたりしてきた。

我が家には子ども自由使用していいパソコンがあり、私は時間があればネットサーフィンを楽しんでいた。母も父も特に使い方などを教えはしなかった。ネットリテラシーに欠けまくった私は検索して出てきた記事にあるリンクに片っ端から飛んでいた。そうすると怪しいエロサイトに辿り着いたりする。その衝撃的な内容に驚く間もなく、身体が疼いて興奮してしまった。性に目覚めたての小学生(この頃9歳〜10である)の執念は凄まじく、夏休みには一日15時間くらいひたすら二次系のエロ画像まとめサイトを延々巡っていたこともある。自慰をすることもなく(膣が勝手に収縮する感覚はあった)、ただ興奮しながら見るだけだ。もっとマシな夏休みの使い道があっただろうに…。

エロを見ることに対する罪悪感はまるでなかったが、いけないことだとは分かっていた。コンビニに置いてあるエロ本に近づいた時、「子どもは見ちゃダメよ」と側にいた母から言われたし、何よりサイトが「18歳以上ですか?」と警告してくる。それでもバレなきゃいいだろうと開き直っていた。

そして私は12歳の時に色々あって腐女子になった。ひたすらパソコンカップリング検索し、残されていた個人サイト(全盛期は過ぎ去っていた)をたくさん巡った。そこでも平気で所謂「裏」「背後注意」と表記されている作品を当然のように見ていた。何度「18歳以上ですか?」と聞かれてもyes入力し続けた。

やがてpixiv存在を知った。ユーザー登録しなければ見られない作品が多かったので、悩んだ末にアカウント作成することにした。

そこで私は年齢が20歳になるように誕生日登録した。こうしなければR-18作品を見られないことを知っていたからだった。初めてそこで罪悪感と薄暗い後ろめたさが生まれた。

ROM専でいれば良かったものを、私には制作意欲が生まれしまった。推しカプの作品を作りたくなったのである。絵で作りたいもの表現するのは難しかったので、先ず文章を書くことにした。pixiv作品投稿のページに直でチマチマと1000文字〜3000文字?の小説を書き込んだ。タイピングが遅すぎて半日くらいかかった覚えがある。とにかく無事に嗜好を詰め込んだ作品は完成し、その日中投稿した。

12歳のクソガキが書いたその小説は思っていたより評価された。運が良かったとしか言いようがない。書いた推しカプは旬ジャンルで波に乗っており、私はそこに女体化妊娠要素を乗っけていた。(人を選ぶ要素のある作品一定ニーズにより評価されやすい気がする)ブクマは最終的に300程頂いたと思う。ありがたい話である

論文章は下手くそまりなかった。めちゃくちゃ改行するしポエムのような心理描写が並べられているだけの小説だった。語彙もなく背景描写もなく、今でも内容を思い出す度恥ずかしくなる。今あのクオリティーで出せば3ブクマとつかないだろう。

あの頭の悪い文章たちをちゃんと読者は成人済の書いたものだと信じていたのだろうか?未だに誰かにはバレていたんじゃないかと思っている。

それでも作品評価されたことが嬉しかったし、もっと書きたいと意欲的になった。時間が有り余っていた私はどんどん書いた。三日おきに投稿していた時もあった。ちゃんねる風にも手を出したり新しくはまったジャンル小説も書き始めた。

好き勝手書いた作品に点数もブクマコメントも頂けて、二次創作は順調に幸せだった。

しかし成人を騙れど中身は思春期真っ盛りの子どもであるイタイ時期が私にもあった。(これは現在進行形かもしれない)特にキャプションにそのテンション如実に現れていた。腐女子特有キャラ語りの気持ち悪い文章だとか、中学生イキリオタのノリだとか、ひたすらポエムを並べたりだとか…その辺だ。ここにも到底書けない。恥ずかしい限りである

ちなみに当時の名前は“キルリマ”と読ませる当て字だった。好きな厨二臭い漢字を入れて下されば幸いである。

自分を何故か居酒屋の娘だと設定し、フォロワーメッセージ上で交流したこともある。本当にチョイスの意味がわからない。高校の頃の苦手科目を聞かれて焦ったこともある。中学一年生には何も分からなかった。

結局最初に作ったアカウントは、「あ、やり直したいな」というある日の思いつきで消去した。使用歴は半年ほどである

そしてすぐに作り直したアカウント今日まで続いている。そこから比較的真面目に書き始めた。依然性癖は変わらなかったが、文章ちょっとだけマシになった。

そして新アカウントでとうとうエロを書いてしまった。ギリギリ中学一年生だった。しかも内容は強姦である馬鹿じゃないのと思う。その時にエロを書くのは難しいと知った。キャラに喘がせながら喋らせるのは難しいし(『ぁ』とか『、』などの適切な量が未だに分からない」の性器比喩表現も一歩間違えたらギャグになる。あと単純に文章力が低いので艶やかな文体に出来ないのだ。出来上がったのはただの拙い成人向け小説であり、エロ文章ではなかった。

それでもこりずにいくつか書いた。挿入なしのプレイものばっかり書いた。意味がわからない。しかネタに走ったわけではなく、大真面目に書いていた。

中学校三年間で書き上げて、今でも削除せずに支部に残してある小説は40程ある。評価数はブレブレでブクマだけで言っても1桁から4桁までまちまちだ。正直字書きとしてのレベルが分からないが、凡才だったことには変わりない。私の作品は「特殊属性女体化妊娠過去捏造シリアス、嫌われ、ちゃんねる系)」がついていないと評価されない傾向にある。純粋文章力はたかが知れていた。

最古の小説は6年前のものだ。それを怖いもの見たさで読み返しては勝手ダメージを食らっている。

高校に上がってから部活で忙しくなり、小説は書けなくなった。支部アカウントROM垢と化した。Twitterにも成人向けと騙ったROM専アカウントがあり、私は日々両方で二次創作を漁るだけになった。

途中うっかりnmmnにハマり、検索避けが備わった件のサイトでいくつか軽い小説を書いた。そこでも年齢を偽った。18歳以上じゃないとフォローできない方が多かっただけでなく、単純にエロを書いてしまたからでもある。内容は複数人ものだったと思う。未だにまともなセックスを書いたことがない。

そして今年の春に18歳を迎えた。4月1日になった瞬間に今まで我慢していた成人向け同人誌と目一杯買った。エロ同人もAVも買った。購入だけは18歳まで出来なかった。(だからどうしたということではあるが)

ここまで長々と自分創作記録を書いてきたが、実は自分のしたことに今は全く罪悪感を持てていない。後ろめたさは確かにあるが、皆やってるんじゃないかと思い込んでいるのだ。

ちゃんと18歳まで一つのエロを見ることもなく過ごした人を心から尊敬する。とびっきりの自制心をもって制御できる方だと思う。いや、単に私の心が弱すぎるのか。それとも性欲が強いのか。

一つ思うことは、上に書いた支部アカウント特定されないか、ということである別に晒されても燃えても仕方のないアカウントだが、上の情報だけで特定できたらすごいな〜と思う。

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