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2022-06-14

anond:20220614114304

谷垣ニシパと鶴見、尾形がいれば何とかなったろ

2022-05-12

anond:20220510211107

漫画技術としてどうこうはともかく(看板作品になるくらいだし優れてるのだろう)、

 

ギャグであってもなくても、絆がテーマにあるのに厨二病設定で子供向けを明確に打ち出していない作品は苦手だな

 

同じ理由ゴールデンカムイも苦手、少女マンガではなく青年誌なのに鶴見・土方やり過ぎ

2022-05-06

鶴見中尉ってただただひたすら気持ち悪いのにどうして女オタクに人気あるのかよくわからん

2022-05-04

3大「タイトル回収」といえば

広川市長「いや......寄生獣か!」

鶴見中尉「いわば、ゴールデンカムイか」

フラペコ「ハイパーインフレーション

あと1つは?

2022-04-28

カム最終回

・「アイヌ和人迫害した実在少数民族)の財宝を和人勝手に流用して東南アジア和人が実際に侵攻した)に王国を作る」ってオチ、笑えへんやろ。作者にとって、迫害される少数民族武装蜂起して独立するのはダメで、マジョリティ少数民族の富を収奪してよその国に侵攻するのはOKなのか?

侵略される側の人たちの苦悩をキロランケとの交流を通じて学んだのではなかったのか白石は。キロちゃんが草葉の陰で泣いてるやろ

・だいたいアイヌの金塊はアイヌみんなのものであって、子どものアシㇼパがその運命を一人で決めていいわけないやろ

不殺の誓いを立てていたアシㇼパは杉元のために殺人に手を染め(尾形が錯乱したのは毒矢のせいなのだから、彼の死に責任がないわけではないだろう)たわけだが、それはアシㇼパや杉元の心に何の影も落としていないのか? ええんかそれで?

アイヌ文化が「アイヌ和人努力によって後世に伝えられている」←和人による同化政策はなかったことになっているんか? 民具は世界中博物館に収蔵されたが自分たち暮らしマジョリティによる同化政策迫害でズタボロにされましたという民族世界中にいると思うが、収蔵されたらそれでええんか?

・一人の人間に徹底的に依存する体質の月島がその対象鶴見から鯉登に乗り換え、自分生き方反省することもなく思考停止人生をまっとうしたっていうのは、肯定的に描くことちゃうやろ…

 

 

 

自分にとって一番がっかりだったこ

第100話「大雪山」と第188話「生きる」はゴカムという物語の根幹に直結する話で、ゴカムはこの二つのエピソードを回収して終わると思っていて、実際回収はしているのだが、そのやり方があまりにお粗末で期待外れだったということ

何度読み返しても泣けてくるほど好きなエピソードだったのでなおさら失望が大きかった

あーあ…

2022-04-26

anond:20220426114144

全文同意ですわ

センシティブ話題に触れないようにしたのか説教臭くない話にしたかったのかは知らんが

鶴見てんこ盛りし過ぎで胸焼けの領域だし、土方は人間味無さ過ぎの厨二キャラ過ぎだし、とにかく薄っぺら

 

どの陣営にも共感カタルシスを感じないので杉元とアシㇼパと白石と狼とマタギ犬だけで良かった

anond:20220426113744

谷垣は第七師団中央スパイ(鶴見一派にとっての敵)であることを疑われて命を狙われ軍を辞めたので、鶴見一派への恩なんてないと思うが。

なぜ私はゴールデンカムイの終盤はなぜおもしろくないと感じてしまたか

https://anond.hatelabo.jp/20220426111216

ほんまそれな。

ファンから」を免罪符にしてるのが超絶キモいんだよな。

ゴールデンカムイ感想だが、俺はマタギ編以外にアシリパおやじの狂いっぷりのところも好きだ。

あそこら辺までは割と楽しく読んでいた。

最後の展開はもうさっさと終わってほしかった。

なんというか、途中から杉元とアシリパ主人公じゃなくなってしまったんだよな。

鶴見とか土方のほうがはるかモチベーションが高くて、杉元とアシリパは戦う動機が極端に弱くなってしまった。

この状況でだらだらやってしまったもんだからマンガとしてしまりが悪い。

なんかソシャゲストーリーを読まされてるような感じだった。

キャラにまんべんなく光を当てて、メインストリーが遅々として進まぬ感覚はほんと今風だと思う。

人気が出始めたコンテンツだいたいこうなりがちで嫌いなんだけど

からといって私が楽しめなかっただけで楽しんでる人を否定するつもりもないし

作者は作者が描きたいものを好きなように描いてほしい。

ピークはマタギ編と父親編くらいでそれ以外はそこまで高く評価してないけど、なんだかんだいって22巻くらいまでずっと楽しめてたよ。

ありがとうございました。次回作もたぶん読むと思う。

anond:20220426111628

ハードコアか?

 

<よかったところ>
  1. 絵がめちゃくちゃ上手い
  2. 今時の絵柄で衣装小道具・背景(あからさまに写真や素材のところもあるが)はしっかり丁寧に描き込まれていて情報量は多いのに
    ちゃごちゃせず常にスッキリして見やすい絵作り
  3. 宝探しネタをうまくまとめている
  4. 説教臭くなくポップにオサレ民族ネタを取り入れてる

 

<気になったところ>
  1. これがジャンプ作品かつ青年誌向けの漫画なのか。少女漫画かと思ったわ
    ありし日の電撃コミックガオ!コミックジーンゼロサムガンガンジョーカーASKAはこういうのがやりたかったんだろうな
    つかハルタフラッパーとかで連載してても違和感ないわ。皇国の守護者 よりも更にそっちよりな気がする
    少年誌女性が多いとデータは見るが青年誌・・・?というか古くは冨樫美少年美青年キャラが人気だったりするし
    男女に漫画の好みの差は無いのかも知らんね


  2. 作品全体のギャグ・ゆるさにめちゃくちゃ既視感があるのだけどなんの系譜なんでしょうね?
    とりあえず、ヨクサルヒナまつり、千年狐、極主夫道、もっこり半兵衛はこういうノリやね
    既視感はあるけど殺伐とした時代癒し系で割と好きなノリ

  3. 全体的にゆるく軽い(説教くさくないライト冒険活劇)せいか、どのキャラも同じ・またこパターン?に思える
    絵が上手いのでキャラの書き分けは完璧だけど性格の書き分けいろいろな人間を描くのは得意では無い?
    鯉登 音之進の眉毛デザイン刺青のある世界観なので眉毛なのか刺青なのかだいぶ気になった

  4. のっぺらぼう辺りからダレた
    永倉爺さんはわかりやすいが土方は作中でどういう人物扱いなのか結局よくわからないし、
    鶴見はやり過ぎだし(あそこまでてんこ盛りにするなら非情狂人さの描写が5倍マシでもよかった)、
    説教くさくしないためかパルチザンの背負ってるもの記号的で全然見えないし、
    どの陣営にも共感カタルシスを感じないので杉元とアシㇼパと白石と狼or犬だけで良かったよ感

  5. 1400万部突破!!!!!!!!!世界よ、コレが売れる漫画!!!
    絵的にはプロから正しくても舞台設定の調査が極端に雑な作品もあるので丁寧な作品が売れるのは良いことかもね

2022-04-22

無料公開でゴールデンカムイを初めて通して読んでみたけどさ

アイヌをかっこよく描いた話」とか「アイヌ少女主人公の対等な相棒として尊重されている」として持ち上げられていた世間の評判とは大分印象が違った

最終話一歩手前まで読んで一番力が入っているのは鶴見中尉だと思ったし

実際読者の人気を得ているキャラクターも大半は軍人日本人男性のようだ

アイヌキャラクターでそれなりの扱いを受けているのは二人くらいしかいないしそのアイヌあくまで「女子供」として脇に下がる位置だよなあ…

ヒロインの父のウイルクは黒幕諸悪の根源のような扱いだし

成人男性の、現在進行形でメインとして活躍するアイヌキャラクター全然いないので所詮アイヌは添え物という印象を免れない

いや、まだ最終回があるし単行本加筆も大量にあるらしいけどさ

何だかんだで深く掘り下げて描かれるのも読者の人気が集中するのも、大抵の作品では一定年齢以上の男性キャラクターなんだよなあっていう身も蓋もない事実を感じてしまった

この作品アシリパに当たるキャラクター主人公と同世代アイヌの成人男性にして

肉体面も含めて対等な相棒として描いてきたら全然違ったものになっていた気がするしそっちのパターンが見たかったな

あるいはウイルクの位置キャラクターもっと若くしてアイヌ独立のためには手段を選ばない現在進行形の敵として立ち塞がるとかさ

2022-04-20

「俺は不死身の杉元だ!」

(BGM:最近流行りのバンド楽曲主題歌)

クレジット大人コミック実写化!」

杉元役アップ「北海道に来たのは金儲けのためだ」

アシㇼパ役アップ「私は新しいアイヌの女になると父に約束したのだ」

白石役アップ「脱獄王を舐めるなよ~」

クレジットアイヌの隠した金塊を求めて」

鶴見中尉役「まさしく、ゴールデンカムイ!」

以下第七師団たちアップ(イケメン俳優)

クレジット「壮絶な争奪戦が始まる!」

土方歳三役「刺青のある囚人を探すのだ」

以下土方陣営たちアップ(家永は最初から女性牛山の妹設定)

(刺青人皮設定をやめにして一部に刺青を入れてある設定に改変)

杉元役「こんなことで見つかるのか?」

アシㇼパ役「アチャの言うことを信じるしかない」

白石役「まだ着かないのか、網走監獄

のっぺらぼう役「……………」

クレジット「全てを知る謎の人物とは?」

激しい戦闘シーンのようなカット原作者などのクレジット主題歌のサビ

アシㇼパ役「死ぬな、杉元!」

不敵に笑う尾形役とキロランケ

クレジット「金塊の行方は――――」

劇場版ゴールデンカムイ!(でーん!)

まもなく公開!

アシㇼパ役「ヒグマ脳みそうまいぞ」

一行「チタタプチタタプ」

実写映画蛇蝎のごとくいやがるけど2.5舞台宝塚は手放しで褒めるや

ダブスタやん

実写映画は当たり外れあるのは知ってる

でも外れた時のやらかした奴を大袈裟に取り上げてぶっ叩く割りに2.5には異様に寛容なのめっちゃ

カム実写化の件でまた噴き出してトレンド実写化批判で埋まっててるけど上記ダブスタ発言多くてきっつい

最近東京リベンジャーズ卍やキングダムとかるろ剣とか上手くできてる実写化多いだろ

監督キャストも決まってないのに憶測名前だしてぶっ叩いてトレンド入りさせんな

普通に名誉毀損だし、橋本環奈好きだからうっかりトレンド見てあまりの嫌われっぷりに泣きそうになったわ

ヒョロガリは嫌だ余計な恋愛劇は嫌だって言った口で宝塚なら見たい羽を背負ったキャラ見たいとかなんやねん

全員女になるし鶴見は羽なんか背負わんわ

大体恋愛要素少なめのハイローが宝塚恋愛劇に改編されて上演されるの知ってるのか?

知ってて楽しみって言ってるなら実写化恋愛要素足されるの(そもそも足されるかも決まってない)文句言う権利あるのか?

2.5はリスペクトがあるとか言われても、テレビ球場パフォーマンスやってるの見たが全然似てないコスプレおじさんがヒョロヒョロの殺陣やってるだけで本当にリスペクトあるのか?ってレベルだったぞ

映画界の不祥事で叩くのはわかるし正直なんとかして欲しい

だけど2.5もよその事笑えん程度には不祥事あるだろ、宝塚は知らん

見てないのに舞台を叩くなって言われてもお前らも見てないのにバズったやらかしネタ実写映画ネガキャンしてんじゃねーか

結局良質の実写化や駄目な実写化があるだけでまだどうなるか決まってすら無いのに脊髄反射で叩くの気持ち悪すぎる

日経にのったたわわは全力で擁護するのに、実写って表現映像作品作るのを感情嫌悪するのツイフェミと何が違うんだよ

完成品、せめて監督キャスト決まってから文句言えっての

どうせ岸辺露伴の時みたいに脚本オタク向けの実績高い人間だったら即絶賛するんだろ?

正直キングダムスタッフでやるならいい感じになりそうだから少し楽しみなんだよ

アイヌ文化関連でやらかしそうなのだけはなんも反論できません

オススメ異世界ください

転スラから入って今は自販機転生。

王道アンチだったけどなんだかんだ現実倫理とか無視して読めるので脳死無双読むのはエンタメとして楽しい。(ていうか金カム鶴見隊のせいで情緒が死んで何も考えられない)

ただチート持ち転生と悪役令嬢(かと思ったら聖女)あたりは自分で処理できる量をオーバーしてしまったので「どの話のどの主人公はどういう経緯でこうなってた」「他の登場人物(チート持ちだとおっぱい担当、悪役令嬢だとヒロイン家族使用攻略対象あたり)との関係性」辺りが混線して分からなくなってきてるので、なんかもうちょっと異色のものを紹介してくれると嬉しい。転生でなくてもいいけど、なろうとかあの辺。

2022-04-19

ゴールデンカムイって鶴見とか宇佐美とか二階堂とか鯉登とか気持ち悪いキャラが多いけどなぜかこいつらは女オタク大人気なんだよね。あれってなんなんだろう。

2022-04-16

ゴールデンカムイ作者の「単行本で加筆する」宣言について

ゴールデンカムイ作者の「単行本でめちゃくちゃ加筆する」宣言について「本誌派には未完成品を読ませるつもりか」って言われてるようだけど、

そして、それに対して「何が問題なの?」「単行本で加筆があるのは当たり前」って反論されてるようだけど、

反論している人はたぶんゴールデンカムイ単行本21巻が発売された当時(2020年3月)やその前後のいきさつを知らないのだろうと思う。

というわけで、当時~その後に何があったのかということを自分が知っている限りで説明してみようと思う。

自分一人の説明では足りないかもしれないので、補足がある人は遠慮なく補足してほしい。

 

ゴールデンカムイ、完結へ

ゴールデンカムイ」全話無料公開&原作者野田サトルの直筆メッセージ

https://news.livedoor.com/article/detail/21961052/?_clicked=social_reaction

 

ゴールデンカムイがあと3話で完結、しか最終話更新される日まで全話無料公開という企画が発表された。

で、作者が発表した直筆コメントの「単行本でめちゃくちゃ加筆する予定」という文言が物議を醸している。

今までのゴールデンカムイのあれやこれやを知っている人からすれば「またか…」「相変わらず本誌派を馬鹿にしやがって」となり、

最近ゴールデンカムイにハマった人からすれば「単行本で本誌の内容に加筆されるのはよくあることだし、何が悪いの?」

単行本で加筆されたからって本誌版が未完成ってことはないでしょ」となり、両者の間には温度差がある。

 

かに雑誌連載されている漫画単行本化する時に作者が作画台詞などを加筆修正することはよくある。

特に週刊連載なら、本誌掲載時にはどうしても粗くなってしまった絵や多少のミス修正したりするのはある程度仕方ないと思う。

だが、ゴールデンカムイの加筆修正はそんなレベルではないのである。これから説明しよう。

 

単行本21巻発売当時、そしてその後に何が起こったか

ゴールデンカムイ単行本での加筆修正で一番騒動が巻き起こったのは、おそらく単行本21巻だと思う。

ヤンジャンアプリコメント欄やツイッターが大荒れし、離脱する読者も相次いだ。

 

具体的にどこが大きく変わったのかというと、21巻の最後に収録されている211話「怒りのシライシ」だ。

樺太から北海道へ帰ってきたヒロインアシリパ物語ラスボス存在鶴見中尉と初めて正式に対面する重要な話だが、

この話の7~15ページ目の範囲はほぼ全て単行本での加筆修正部分である

単行本を持っている人は確認してみてほしい。

 

まり

鶴見暗号解読必要キーワードを吐かせるために地下にアシリパ幽閉する計画を語るシーン

アシリパ鶴見の会話シーン

鶴見の頭の傷口からドクドクと汁が漏れ出るシーン

などはすべて本誌の時にはなかったものなのだ

 

なぜ作者がこれほど大幅な修正をしたかというと、上記のシーンがなかった本誌掲載時には、

鶴見と会う前のアシリパが「(鶴見が)どんな男かはひと目見ればわかる」と話す

鶴見の顔を一目見たアシリパが、一瞬の隙を突いて突然空に矢を放って逃げ出す

という流れになっており、「せっかくヒロイン鶴見中尉が対面したのに会話なし?」「『ひと目見ればわかる』って何がわかったのか?」

などの批判の声が上がったからだと思われる。

 

それにしても、これほど重要なシーンを単行本で加筆したのはやりすぎだったのではないだろうか。

いくらラスボス存在キャラとは言え鶴見にほぼ一方的に悪を押し付けヒロインアシリパは悪くないことを強調するような加筆にはだいぶ否定的意見も多かった。

 

そもそも、ある漫画ファンが本誌を買う一番の理由単行本派よりもいち早く先の展開を知りたいからだろう。

まり、それだけその漫画を楽しみにしているコアなファンということだ。本誌を読んでそれを元に考察記事を書く人も少なくない。

 

だが単行本でこれほどの加筆が行なわれてしまうと、せっかく本誌を読んで単行本派より早く先のストーリーを知ったとしても無意味になってしまう。

考察記事を書いていた人は、書き直さざるを得なくなる。本誌を買うメリットがあまりなくなってしまうわけだ。

ゴールデンカムイ考察記事が少ないと嘆いている人も見かけたが、単行本での大幅な加筆修正があることも考察勢が減っていってしまった大きな原因の一つだと思う。)

 

しかも、上記のことがあったときゴールデンカムイは当然無料公開中ではなかった。

本誌派の読者は本誌と単行本、それぞれにお金を払って違う展開を読んだことになる。

 

その後の単行本でも21巻レベルでこそなかったものの、やはり本誌で批判された部分を単行本で加筆修正する・

あるいは批判があったわけでもないのになぜか加筆修正するという行為は繰り返され、そのたびに読者の間で論争が起きた。

 

単行本での加筆修正以外の問題

問題単行本での加筆修正だけではない。

21巻以降、もともとエグみのあるネタが多かったこれまでと比べても人を選ぶギャグエピソードが増え、やはり賛否両論が沸き起こった。

 

具体的には、

シマエナガ

(多くの人のトラウマになった話。これまでの動物を食べるシーンと違い、数日を一緒に過ごしたシマエナガを食べようとする際の杉元の表情が恐ろしい)

児童連続殺人犯・上エ地

(様々な殺人犯が登場してきたが、子供ばかりを狙う殺人犯はいなかったため拒否反応を示す人も多かった。

ちなみに本誌では25巻に出てきた少年の飼い犬・タローが惨殺され、上エ地が少年の首を絞めようとするシーンももっと長かったが、

本誌の時点で残虐すぎると批判殺到したためか単行本ではカットされた)

・精〇探偵

(他の人も言っているが、さすがに液体描写はやりすぎだったのではないか

下品すぎると言って脱落した人や、本気でショックを受けていた宇佐美ファンも多かった)

海賊太郎死体ギャグ名前を間違えるギャグ

(これまでもモブキャラ死体を使ったギャグはあったが、登場してからある程度時間が経ち、ファンも付いていた房太郎死体が車から飛び出すギャグには賛否あった。

太郎の死の直後、白石が「大阪太郎(正しくは大沢太郎)」と名前を間違えるギャグにも不謹慎だと非難の声が上がった。このギャグ単行本で削除された)

などだ。

 

「作者が自分漫画で何を描こうと自由じゃないか」という反論もあるだろう。

でも、読者は何も単なるわがまま上記のような描写批判したのではないと思う。

 

ゴールデンカムイは(作者がそれを望もうが望まなかろうが)今やアイヌ文化を扱った代表的漫画としてメディアで取り上げられている作品だ。

せっかくアイヌ文化に興味を持って漫画を読んだ人がエグすぎるネタを拒絶して読むのをやめてしまったら元も子もない。

ただでさえ姉畑やラッコ鍋などの時点で受け付けなかった人もいたのだから、それ以上に過激ネタは控えるべきだったのではないだろうか。

 

「こんなヤバい漫画を展示した大英博物館や、観光客誘致に使っている北海道、心広すぎw」

などとネタにしている人もいるが、そんな場合ではないと思う。

作者と編集部は、アイヌ文化を描いている漫画悪趣味ネタに走ったことを真剣に恥ずかしいと思った方がいい。

 

さらに、謎解きの残念さも読者離れを招いた理由の一つだ。

 

・14巻では七人のアイヌ殺しの謎を知るウイルクが、19巻ではキロランケが死んでしまい、「本当に謎は解けるのか?」と不信感を持った読者が多かった。

結局27巻で鶴見の口から過去真相が明かされたが、この間に離れてしまった読者もいた

暗号解読刺青24必要という設定だったはずが、いつの間にか24枚全部なくても解けるとキャラほぼ全員が知っていたということになる(読者に全く説明はなし)

物語の当初からキャラたちが求め続けていた黄金がようやく見つかったが、黄金の半分が北海道土地権利書の購入に使われてしまっており、読者の感慨も半減してしまった

・謎多きキャラ・尾形が金塊争奪戦に参加している目的は初期から伏せられたままだったが、304話にしてやっと明かされた目的政治的ものではなく、個人的動機に過ぎなかった

鶴見黄金を求める本当の理由が最新話(現時点で312話)になっても曖昧なままになっている。また、部下の月島を騙した事件の詳しい真相不明なまま

 

などが挙げられる。

21巻以降こういう重要な謎がなかなか解決されないまま、いまいち意味があるとも思えない回想シーン

(例えば25巻の「上等兵たち」や28巻の杉元の過去など)をやっていたので、ストーリーが停滞してしまったと思う。

 

数年単位漫画を追っていた身としてはキャラたちの変化も気になる。

良い方への変化なら成長と受け取れるが、どうもキャラが悪い方へばかり向かっている気がする。

 

主人公の杉元は戦闘能力が高いだけではなく、初期にはとっさの機転で危機回避したりとクレバーな面も目立ったが、最近ではほぼ戦闘力(というか暴力)一辺倒のキャラになった。

28巻の回想で士官候補生たちに急に喧嘩を売ったり勇作をビンタしたりするシーンがあったが、初期の杉元はここまで野蛮ではなかった

・以前のアシリパ自分の父が姉畑を脱獄させたのかもしれないと気にしたり、偽アイヌ村でたくさんの敵を殺した杉元のことを地獄に落ちるのではないか心配したりしていたが、

今では父親のしたことや杉元の殺人について気にする描写がなくなった

白石戦闘力こそないもの脱獄脱出侵入)の腕前はピカイチという設定だったが、サッポロビール工場編、五稜郭編、蒸気機関車編のいずれでもその腕前を生かせていない

・尾形は冷徹皮肉屋なスナイパーだったが、だんだんと生い立ちの問題が強調されはじめ、最後には精神錯乱状態に陥って自死という悲惨な結果を迎えた

月島鶴見の忠実な側近として登場したが、徐々に鶴見への不信感を抱えたキャラという設定になり、最終章に入っても鶴見について行くのかどうかはっきりしないキャラになった

鶴見や土方は以前はもっと大物めいたキャラだったが、北海道日本から独立させて新しい国家を作るという壮大な目的に達する気配が少しもないまま、

土方は死亡・鶴見も杉元に倒されるのでは?という展開になっている

 

他にもあるが、ざっとこんなところだろうか。

ゴールデンカムイキャラクター人気も非常に高い作品だ。このようなキャラの変化について行けず、読むのをやめてしまったという人を何人も見かけた。

無料公開で一気読みした人にとっては、上に挙げたようなことはどれも些細なことかもしれない。

だが何年も作品を追いかけ、キャラ応援してきた人にとっては違うのだ。

 

キャラファンキャラに夢を見すぎただけ」という意見もある。確かにそういう面もないわけではないと思う。

でも、ゴールデンカムイキャラグッズを購入していた層はそんな「キャラに夢を見ていた」タイプファンだったのではないだろうか。

ストーリーを壊さない程度に、ファン最後まで応援したくなるようなキャラを描き切ることはできなかったのか。

 

特にそのキャラファンというわけではなくても、どんどん魅力だった面を失いかっこ悪くなっていくキャラたちを見ているのは忍びなかった。

作者が自分で考えたキャラの魅力を把握していないかのような様子には理解に苦しむ。

 

とまあ、思いのほか長くなったが大体このようなことがあって数年来の読者は少しずつ去っていった。

そして、単行本での大幅な加筆修正や癖のあるギャグにも肯定的ファンばかりが目立つようになり、

あまつさえ作品に対するネガティブ感想排除するような攻撃的な読者が増えていった。

 

ゴールデンカムイそもそもそんなに人気なのか

「人が去ったと言ってもそんなに多くないんじゃないの? ネットではこんなに人気だし…」

「読むのをやめた人がいても、無料公開でそれ以上に新規の読者も入ったんじゃない?」と思う人もいるかもしれない。

でも事実、ここ数巻のゴールデンカムイの初動売り上げは下がり続けているのだ。

 

匿名掲示板・5ちゃんねるに「コミックランキング売り上げ議論スレ」というスレッドがある。

オリコンチャート漫画単行本売り上げランキングに載っている売り上げ部数(電子書籍は除く)を元に、

その単行本が発売後およそ1ヶ月程度でどれほど売れたか(=初動売り上げ)をまとめているスレッドだ。

もちろん発売日から日にちが経ってもその漫画を買う人はいるし、電子書籍で買う人もいる。

でも、「紙の単行本を発売日後すぐに買う」人の数はその漫画にどのくらい根強いファンが付いているかというある程度の目安になる。

 

ゴールデンカムイアニメ化した後の15巻から追える範囲で初動売り上げの推移を見ていくと、

(一番右端の矢印は、前巻から売り上げが上がったか下がったかを表す)

 

アニメ1期2期放送後)

15巻 29万 1580部 ‐

16巻 32万 3995部 ↑

17巻 26万 7279部 ↓

18巻 29万 5117部 ↑

19巻 26万 2729部 ↓

20巻 25万 4168部 ↓

21巻 23万 9891部 ↓

22巻 22万 5296部 ↓

23巻 21万 9403部 ↓

アニメ3期放送後)

24巻 データなし

25巻 22万 3234部 ↑

26巻 20万 8601部 ↓

(全話無料公開後)

27巻 20万 5874部 ↓

28巻 20万 0391部 ↓

 

19巻以降しばらく初動売り上げ部数が下がり続け、3期放送後の25巻で少し上がったが、26巻からはまた下がっている。

注目すべきは、去年の全話無料公開後に発売された27巻は初動売り上げが上がる…かと思いきや下がったことだ。

電子書籍で買った人が多かったともとれるが、それにしても単行本の売り上げが下がるという事態普通なら考えにくい。

 

無料で読んだ結果それで満足してしまい(または思ったよりもつまらないと感じ)、単行本を買うまでもないと判断した人が多かったのでは?」

「何度も無料公開を繰り返したことで、お金を払って読んできたファンとしては馬鹿らしくなって愛想を尽かしてしまったのでは?」

 

そう思ってしまう。

 

ゴールデンカムイの累計発行部数は、28巻までが発売されている現在で1800万部だそうだ。

「そんなものなの? もっと売れてると思ってた」という声を見かけたが、確かにネット上でかなり話題になっている割には発行部数が少ないと感じる。

このくらい話題になっていれば、本来なら発行部数が3000万~5000万部くらいは突破していてもおかしくなさそうである

でも、現実には2000万部にも届いていない。

 

これまでの経緯を見るに、作者や編集部は初期からの読者の意見蔑ろにして、単行本での大幅な加筆修正があることを売りにし、

人を選ぶギャグを増やし、謎解きや伏線回収を疎かにし、多くのファンが付いているキャラたちの整合性をとることにも気を遣わなかった。

それで以前からの読者が離れると、そのたびに無料公開をおこなって新規の読者獲得に躍起になってきた。

正直「マッチポンプだな」と思ってしまう。

 

売り上げを伸ばしたいなら無料公開よりも、以前からの読者の意見漫画ストーリーキャラクター、

そして何よりアイヌ北海道という作品テーマもっと大事にした方がよほど良かったと思う。

 

今回の無料公開で公式は「狂った犬の様に伴走(はし)れっ!」というキャッチコピーを使っている。

ゴールデンカムイが本当にアイヌの人々に寄り添っているなら、このキャッチコピーを選ぶことはなかっただろう。

 

一年ほど前、日本テレビの番組スッキリ」でアイヌと犬をかけたギャグ炎上した時、ゴールデンカムイ公式特に抗議の声を上げなかった。

アイヌ文化漫画ネタとして都合よく消費はしたいが、厄介ごとには首を突っ込みたくない。ざっくり言うとそういうことではないのか、と疑ってしまう。

 

日テレスッキリアイヌ差別表現検証 チェック甘く

https://www.asahi.com/articles/ASP8V575NP8VUCVL00C.html?iref=pc_extlink

 

まとめ

今回の全話無料公開を受けて、「すごい大盤振る舞い!」と喜んでいる人をたくさん見かけるが、一方でこう思っている人もいると思う。

 

「少し前にも全話無料公開したばかりなのに、大丈夫なの? 何かウラがあるのでは?」

 

あなたの勘は正しい。

恐らくは減った分の読者を少しでも取り戻そうとして、または最終回に向けて何となく盛り上がってる感を出したくて、

今回の全話無料公開を打ち出したのだろうと個人的には推測している。

最終回の後には「ゴールデンカムイ展」が開催されるが、そこに1話が本誌に掲載された時からの読者は果たして何人くらいやって来るのだろうか。

 

かく言う私も最初アニメ化後にゴールデンカムイを読み始めた勢で、今の読者の中では古参にあたるのかもしれないが最古参ではない。

概ね樺太編(21巻くらい)までは、多少の疑問がありつつも楽しんでいた。

でもその後の展開は上記に書いたような疑問続きで、どんどん読むのが苦痛になっていき、実際に何度か読むのをやめてしまった。

それでも結局戻ってきたのは、せめて結末がどうなるのかだけでも知りたかたからだ。

(かつての面白さが戻ることはないだろうし、失望するだけだとはわかっているのだが。)

それほど、以前のゴールデンカムイストーリーにもキャラにも魅力があった。

 

ともあれ、ここまで来たからには残りの2話も読むつもりだ。

あれほど素晴らしかった作品がなぜこんなことになってしまったのか、本当に残念でならない。

何か事情があるのなら切実に知りたいと思っている。

 

あくま自分が見てきた範囲で経緯を説明したつもりだが、最初にも書いた通り、補足や訂正のある方は遠慮なくお願いします。

2022-04-07

ゴールデンカムイ』全話無料!に思うこと

https://ynjn.jp/lp/goldenkamuy_cp_220407

前回の全話無料(の少し前?)あたりから、連載の描写がスッカスカになり、連動して物語が怒涛のような進行を見せてきた。

そして、主人公格の決着を残したまま、残りたったの3話とのこと。

上のように理解していたが、どうもそういうことではなく、スッカスカの無料公開用バージョンと完全版と言える単行本バージョンを同時進行で制作していたようだ。

そこだけ見るとよくあるフリーミアムモデルであるので外形的には以下の問題しかない。

多くの読者がモヤモヤを感じている理由の一部はこのあたりにもあると思う。

以下、ネタバレを含む、余談。

個人的には「史実を守る」という条件を(自分ルールではあるのだが)押し通そうとしたことに終盤をつまらなくする理由があったと思う。

駆逐艦網走刑務所撃滅するという当然史実にはないプロットを与えておきながら、「この登場人物が生き残ると史実的におかしい」という話はダブルスタンダードに過ぎると思う。

そんな前提を出してしまうと、実在人物を借用したキャラクター以外かつ史実に影響を与える可能性のあるキャラクターは全滅以外の道はなく、多くの読者がモヤモヤを抱いている、この「大団円」に向けたデスロードも当然の帰結しかない。

鶴見意図が「満州」という歴史上グレーに扱いやすワードでぼかされるのであれば、アイヌや金塊の行方樺太や後の北方領土でぼかすこともできたような気はする。

2022-02-08

anond:20220208001823

鶴見っぽいな

どのようにすれば味方を増やすことができるか、とても示唆に富んでいるな

敵をただ罵倒するだけでどうにかなると思っている連中に青識の爪の垢を煎じて飲ませよう

2021-10-10

東京北部の人は明日から2時間以上の時差通勤の準備をした方がいい

変電所火災JR線が止まってる問題だが、これは直ぐには復旧できない。恐らく世の人が思っている以上に大きな事故なんである

何故なら蕨変電所普通変電所と違ってハブになる変電所なので東京の1/3の路線送電できなくなるからなのだ

その影響は過去の事例から見て不通の解消に1日程度、つまり明日の朝は東京北部JR線は走らないと考える。

そしてダイヤの大幅な乱れや並行私鉄線殺人的な混雑は1週間程度続くと思われる。

 

東京JR路線送電の仕組み

まず、送電というのは発電所--変電所--変電所--変圧器電柱の上)--家 となってるのだが、鉄道場合ちょっと違う。電車直流で走るからだ(関東以西)。

から一般的私鉄ではこうなっている

 

電力会社変電所--鉄道会社直流変電所(ここで交流直流化する)--架線

 

国鉄コストダウンの為に大需要である東京での電力の自家調達に努めた。因みに見る角度で本数が変わる「千住お化け煙突」っていうのは千住国鉄石炭火力発電所の事だったのよ。

それを受け継いだJR東も自前の発電所を2つ持っている。

それが

 

信濃川発電所(水力/新潟県小千谷十日町

川崎火力発電所(火力/ガスタービン式、燃料はパイプライン供給天然ガス/鶴見線扇町駅近く)

 

この二つの発電所送電経路は

 

信濃川発電所--武蔵境交流発電所中央線武蔵境駅近くで見える巨大変電所)--沢山の直流発電所--架線

川崎火力発電所--鶴見交流変電所湘南新宿ライン東海道線から分かれて直ぐに見える巨大変電所)--沢山の直流発電所--架線

 

となっている。そしてもう一つが今回問題の蕨で

 

東京電力(パワーグリッド)鳩ケ谷変電所岩槻街道沿いの超巨大変電所)--JR交流変電所(蕨-西川口間にあるが少し線路からは離れている)--沢山の直流発電所--架線

 

となっている。

連系線

そして各系統間で電力を融通する為の「連系線」というのが、蕨--武蔵境--鶴見と各交流変電所間にあるんである。蕨交流変電所の隣を電車で通ると「JR蕨」って書いた鉄塔が見えるが、あれが蕨--武蔵境の連系線の鉄塔だ。(東電鳩ケ谷-JR蕨間は地下ケーブル

因みに福一原発事故で外部交流電源途絶といった時の外部電源はこの連系線の事だよ。

 

ここで重要なのは電気は各系統のを混ぜて使うって事は出来ない。

何故なら発電所交流位相(+と-が入れ替わる周期)が合っていない。それを「混ぜ」ようとすると打ち消しあって電力が減るし、それ以前にショートと同じだから送電線が爆発する。

から連系線の電気を使う時は交流変電所から直流変電所への系統ごと切り替えるんだな。

こういう訳なので、架線も直流変電所ごとに区切ってある。その区切りが「エアセクション」ってやつ(架線が変電所系統ごとに平行に張ってある)。よく「エアセクション電車が止まって立往生」になるのはこういう訳で、変電所毎の区切りゆっくり進んでしまうとパンタグラフで各系統ショートさせた形になるから過熱して溶けたり燃えたり爆発する訳だ。

 

機能が2つあるので復旧も2ステージ

ここまで読んでもらったら、蕨交流変電所の復旧が2ステージに分かれる事が判るだろう。

 

1.鶴見-武蔵境からの連系線が機能するように復旧する

2.東電鳩ケ谷から受電して変電する本来機能を復旧する

 

1.の復旧は過去事例から約1日(若しくは数日)

2.の復旧は過去事例から約1週間以上

過去の事例:新宿変電所爆発事件

過去新宿直流変電所が爆発してとんでもない混乱が発生したことがある。山手線中央線と合流する直前にその間に挟まるように白青の変電所が見えるが、あれが新宿直流変電所事故以前は小さくてぼろっちい建屋だった。

1994年12月11日は冬の嵐で、多摩地区などでは雷が発生して交通網が混乱していた。そんな中、新宿変電所が漏電により出火。消防隊が臨場したが電気火災なので水を掛ける事ができない。そこでJR社員遮断しようとしたがもう破壊され尽くしていて不可能

すると上流の武蔵境交流変電所遮断するしかありませんな。変電所火災は放っておくと変電器などが破裂して中の絶縁油に引火して大火災になっていきます

ハブになっている武蔵境遮断したら当然、東京中の路線も駅も停電して大混乱ですわ。因みにJR場合新宿にあるJR病院本社ビルまで停電ちゃうのな。

それでやっと消火したけど新宿変電所20万Vで溶接機振り回したような状態建屋も完全破壊。復旧不可能ですわ。

 

仕方ないので新宿変電所を切り離す工事をして仮復旧。これで武蔵境から他の変電所送電できるようになった。これに一日掛かってる。でも電力が足りないので相当な間引き運転で、振替先の私鉄地下鉄各線殺人ラッシュに。

次に新宿が受電してた送電線を他の変電所につなげる分散工事をして復旧。これで普通運転間隔に戻せた。これが1週間。

余談:新宿変電所爆発事件土産としての信濃川不正取水事件

話の脱線なんだが、新宿変電所を立て直す際にJR送電の容量アップ、冗長化を進めたのね。それはインフラ企業として正しい事。

でも冗長性は普段は遊びになっちゃう。そして蕨から送電東電への電力料金が発生する。鶴見の発電は天然ガス代の支払いが発生する。信濃川はタダだ。連系系フルに活用できるだけのインフラも増強した。但し取水制限がある…。

という訳で「冗長化した設備有効活用」が動機になってああい不正をするようになっちゃったって面があるのよね。

 

新宿は末端だが蕨は根元に近いハブ

新宿発電所事故はこんだけ大変だったのだが、新宿スター型結線の末端(少しハブ機能もあった)。

それに引き換え、蕨は大本ハブなのだ。今回の自体の深刻さが判って頂けただろうか?

望みは連系線フル活用できるように冗長構成がされていて信濃川インチキしていた頃の取水をすれば被害を減縮出来そうってところ。

明日あたりに国に「蕨壊れちゃった…」と言って取水量大幅アップの許可取るのでは?それと川崎火力のタービン全開にしたら運転間隔半分までにはしないで済むかもしれない。

瞬停(瞬低)があった

増田の家は東京北部なんだけど、昼過ぎに2度瞬停があって一瞬暗くなり、デスクトップパソコンは落ちなかったが電子制御扇風機動作不安定になった。

今考えるとあれが蕨での事故の瞬間と東電鳩ケ谷の遮断の瞬間だったのかなと。

交通網混乱するけど送電施設でも眺めて気を紛らわせて

交流変電所の役目知らない人は「何時復旧するの」とイライラするが、知ってたら諦めた方が良いと判るね。

それでも会社に行かねばならない人は線路脇の送電装置類を眺めてその機能を調べて時間を潰したらどうだろう?電車撮ってる鉄オタは白い目で見られるけど、送電系が気になる銅オタは白眼視されないのでおススメです。

2021-10-08

anond:20211006213750

こういう自分だけは客観的コントロールできるっていいきかせながら使ってみたやつ結局ずぶずぶはまってつかまってまた増田逮捕者が一人増えるだけなんだよなぁ

鶴見ひとしだの飛鳥だの清原だの。何回目だっけなぁ

2021-09-27

anond:20210927075549

アシリパさん赤面したっけ?したとしたら別の意味のシーンじゃない?

不死身なんだから死ぬな!って赤面するとか恋愛じゃねえだろ部下への叱咤激励やな

鶴見そう受けだからバディじゃないっていうならまだしも

2021-08-23

横浜市長選、小此木候補地元鶴見はさすがに小此木候補トップだけど、それ以外は竹春候補に流れた。市全体の33%強。でも林候補と小此木候補で全体の34%強をとってて、自民公明のコアな支持層ってそれくらいあるっぽい。あと落下傘やっしーがおよそ13%とってて4番手ちょっとびっくりした。

2021-08-12

ゴールデンカムイ感想

<よかったところ>
  1. 絵がめちゃくちゃ上手い
  2. 今時の絵柄で衣装小道具・背景(あからさまに写真や素材のところもあるが)はしっかり丁寧に描き込まれていて情報量は多いのに
    ちゃごちゃせず常にスッキリして見やすい絵作り
  3. 宝探しネタをうまくまとめている
  4. 説教臭くなくポップにオサレ民族ネタを取り入れてる

 

この辺はスゴイよかったなって思った

しかしこの辺を褒めるのってプロ料理人に『ボクより包丁上手いですね😆』っていうのと変わらないので

それ以外のよかった点を捻り出そうと20分くらいは考えたけど・・・うーん・・・マタギ編は良かったな。すぐ終わったけど

 

ただやっぱりとにかく絵は上手い。情報量は多いのにごちゃごちゃせず常にスッキリして見やすい絵作りで気持ちいい&快適(疲れない)

あとのっぺらぼう辺りからダレたが宝探しネタもわかりやく民族ネタ説教っぽさが無くポップでオサレでよかった

プロ(商業作家)なら誰でも出来るレベルではないというか、ジャンプで連載を持つ猛者たちの中でも頭ひとつ抜けてると思う

 

<気になったところ>
  1. これがジャンプ作品かつ青年誌向けの漫画なのか。少女漫画かと思ったわ
    ありし日の電撃コミックガオ!コミックジーンゼロサムガンガンジョーカーASKAはこういうのがやりたかったんだろうな
    つかハルタフラッパーとかで連載してても違和感ないわ。皇国の守護者 よりも更にそっちよりな気がする
    少年誌女性が多いとデータは見るが青年誌・・・?というか古くは冨樫美少年美青年キャラが人気だったりするし
    男女に漫画の好みの差は無いのかも知らんね


  2. 作品全体のギャグ・ゆるさにめちゃくちゃ既視感があるのだけどなんの系譜なんでしょうね?
    とりあえず、ヨクサルヒナまつり、千年狐、極主夫道、もっこり半兵衛はこういうノリやね
    既視感はあるけど殺伐とした時代癒し系で割と好きなノリ

  3. 全体的にゆるく軽い(説教くさくないライト冒険活劇)せいか、どのキャラも同じ・またこパターン?に思える
    絵が上手いのでキャラの書き分けは完璧だけど性格の書き分けいろいろな人間を描くのは得意では無い?
    鯉登 音之進の眉毛デザイン刺青のある世界観なので眉毛なのか刺青なのかだいぶ気になった

  4. のっぺらぼう辺りからダレた
    永倉爺さんはわかりやすいが土方は作中でどういう人物扱いなのか結局よくわからないし、
    鶴見はやり過ぎだし(あそこまでてんこ盛りにするなら非情狂人さの描写が5倍マシでもよかった)、
    説教くさくしないためかパルチザンの背負ってるもの記号的で全然見えないし、
    どの陣営にも共感カタルシスを感じないので杉元とアシㇼパと白石と狼or犬だけで良かったよ感

  5. 1400万部突破!!!!!!!!!世界よ、コレが売れる漫画!!!
    絵的にはプロから正しくても舞台設定の調査が極端に雑な作品もあるので丁寧な作品が売れるのは良いことかもね

2021-07-16

anond:20210715230245

小山田圭吾のやつは、鬼畜サブカルじゃないよ。QJから、イキってるやつら、泥水すすってないやつらだよ。渋谷系東京の裕福な私立中出身

そういう、クサイサブカルへのカウンターとして、“ほんとの”サブカルとしてあったのが悪趣味&鬼畜系で、釣崎清隆村崎百郎鶴見斉や青山正明や、最初の頃のGONとBUBKAは、本当に救いになったんだよね。世の中はクソだけど、そのクソからでさえ美しい花が咲くときもある、みたいな。あと、やってた人たちは辛そうだったのも共感できた。

なので、根本敬とかみうらじゅんとかは、当時から違うよな、と思ってた。本人つらそうじゃないし、自分の手を汚さないし。奥崎謙三は気の毒だったな。

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