2022-04-28

カム最終回

・「アイヌ和人迫害した実在少数民族)の財宝を和人勝手に流用して東南アジア和人が実際に侵攻した)に王国を作る」ってオチ、笑えへんやろ。作者にとって、迫害される少数民族武装蜂起して独立するのはダメで、マジョリティ少数民族の富を収奪してよその国に侵攻するのはOKなのか?

侵略される側の人たちの苦悩をキロランケとの交流を通じて学んだのではなかったのか白石は。キロちゃんが草葉の陰で泣いてるやろ

・だいたいアイヌの金塊はアイヌみんなのものであって、子どものアシㇼパがその運命を一人で決めていいわけないやろ

不殺の誓いを立てていたアシㇼパは杉元のために殺人に手を染め(尾形が錯乱したのは毒矢のせいなのだから、彼の死に責任がないわけではないだろう)たわけだが、それはアシㇼパや杉元の心に何の影も落としていないのか? ええんかそれで?

アイヌ文化が「アイヌ和人努力によって後世に伝えられている」←和人による同化政策はなかったことになっているんか? 民具は世界中博物館に収蔵されたが自分たち暮らしマジョリティによる同化政策迫害でズタボロにされましたという民族世界中にいると思うが、収蔵されたらそれでええんか?

・一人の人間に徹底的に依存する体質の月島がその対象鶴見から鯉登に乗り換え、自分生き方反省することもなく思考停止人生をまっとうしたっていうのは、肯定的に描くことちゃうやろ…

 

 

 

自分にとって一番がっかりだったこ

第100話「大雪山」と第188話「生きる」はゴカムという物語の根幹に直結する話で、ゴカムはこの二つのエピソードを回収して終わると思っていて、実際回収はしているのだが、そのやり方があまりにお粗末で期待外れだったということ

何度読み返しても泣けてくるほど好きなエピソードだったのでなおさら失望が大きかった

あーあ…

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