はてなキーワード: 宝塚とは
・キリがないので重賞馬に絞ってある。
・【】内はおもな勝ち鞍
・調教師から「重賞を勝てる馬」と太鼓判を押され、素質はおおいに期待されていた。
・デビュー前から喘鳴症を患って初出走が大幅に遅れる(3歳時の6月)。
・条件戦では走りさえすれば勝てるような馬だったものの、4歳春に屈腱炎で一年半以上レース不可能になるなど脆弱な体質に悩まされ、6歳になるまでの出走回数は6回のみ。うち4勝。連対から外れたことは一回だけ(そのときも3着)だった。
・6歳のシーズンにようやくまともにローテが組めるようになり、プロキオンSで初の重賞制覇……が、またも故障で予定していたGIレース出走を取りやめに。
・7歳の6月に復帰したもののそのレース後にまたまた故障。さすがにもう高齢ということで引退。
・2005年のデビュー二戦目で重賞である新潟2歳Sを勝ち取り、アグネスタキオン産駒初の重賞馬となる。ちなみに産駒中でGI初制覇はNHKマイルを2006年に制したロジック。
・同年の朝日FS(GI)でも四位入着を果たし、アドマイヤムーンやメイショウサムソンといった2005年組のクラシック有力馬の一頭と目される。
・が、皐月賞で18頭中17着のブーピーに沈むと、放牧に出されて長期休養。復帰したのは皐月賞からちょうど一年後の4月だった。
・復帰後はファンも驚くほど精彩を欠き、15戦でわずか1勝。5歳以降は入着ラインにも達せなかった。
・それでも2歳時に輝きを信じて走りつづけたが、8歳時のレース後に脱臼が発覚。予後不良。
【エリザベス女王杯(GI)、有馬記念(GI)、桜花賞(GI)、秋華賞(GI)、大阪杯(GII)、ローズステークス(GII)】
・感冒でオークスを回避、調教中にウッドチップが目に入り角膜炎に罹ってドバイ遠征中止、骨瘤でヴィクトリアマイルと宝塚記念に出走不可となるなどつまづきが絶えず、最終的には屈腱炎で5歳のシーズンを見ることはなかった。
・それでも牝馬クラシック2冠や有馬記念を含むGI4勝をあげたのだから凄まじい。同世代のウオッカととも牝馬の枠に収まらない名馬として讃えられた。
【シンザン記念(GIII)、弥生賞(GII)、京都記念(GII)、】
・当初は順調にクラシック路線の前哨戦を勝ち上がり、皐月賞トライアルの弥生賞を勝つも、本番では4着に終わった。
・それでもダービーでは3着と意地を見せ、玉座も伺える実力を証明。そして三冠ラストチャンスである菊花賞へ……と進む前にダービーのレース中に骨折を負っていたことが判明。半年間の療養へ。
・復帰後は京都記念に勝ったり海外GIに挑戦したりと健在をアピール。人気投票で宝塚にも出走……だが、ドベに終わり、レースから数日後にまたも骨折が発覚。5歳時の年初に復帰したものの、この年は早々に故障して一走だけ。6歳の夏に引退。
・骨折を重ねた割に無事(?)に競走馬生を終えたものの、種牡馬となって以後の11歳のときに肩甲骨の粉砕骨折で予後不良。人間でいえば40歳ほどでの死だった。
【NHKマイルC(GI)、東京優駿(GI)、神戸新聞杯(GII)、毎日杯(GIII)】
・デビューから初勝利まで6レースかかった。だが、4歳時に鞍上に四位洋文を迎えて毎日杯を制すると、その後はNHKマイル、日本ダービー、神戸新聞杯と重賞四連勝。その後もGI戦線で上位争いを繰り広げ、一時は凱旋門賞出走プランまで持ち上がったものの、4歳時の8月に屈腱炎を発症して引退。引退後は種牡馬としてGI馬も輩出している。
【皐月賞(GI)、デイリー杯2歳S(GII)、朝日チャレンジカップ(GIII、二回)】
・父アグネスタキオンとおなじ皐月賞馬となったものの、やはりその後に父同様故障でクラシック戦線から外れてしまう。
・ただ父とは違って6歳のシーズンまで戦った。故障からの復帰後はGIレースでこそ目立たなかったものの、朝日チャレンジカップを二連覇するなどGII以下では存在感を示した。
・やはり体質の弱さからややデビューが遅れ、皐月賞には間に合わず。それでも青葉賞を勝ってダービーに出た。
・ダービーでは七着に終わったものの、菊花賞には出よう……としてやはり故障。クラシック路線はここで打ち切り。どころかその後は一年半もレースに出られなかった。
・復帰後はオープン戦で微妙な順位に入線する微妙な感じの馬になり、全く勝てなくなる。ラストランではなぜか障害の未勝利戦に挑戦して五年ぶりの一着になるも、そのまま引退。タキオン産駒が障害なんて死んじゃうよ!とドギマギしたファンもほっと胸をなでおろした。
・かねてから素質の良さは評価されていたものの、デビュー後はややもたついた。それでも3歳2月にきさらぎ賞を獲ると皐月賞、ダービーでは入着馬(4着、5着)となり、菊花賞こそは陣営は意気込んでいた。
・……ものの当然のように骨折(調教中)。そのまま3歳シーズンが終了。
・復帰するとやはり勝てない馬と化してしまい、重ねて屈腱炎を発症。5歳シーズンはろくろく走りもしなかった。
・それでも6歳シーズンには関屋記念(GIII)を勝ち、重賞コースに返り咲く。が、翌年にまたも骨折。復帰したときは9歳の11月で、一回だけ走ってドベで引退。
艦これ、ゲームとして飽きたしもう長らくログインしてないんだけどキャラクターは時雨がメチャクチャ好きだった。他の作品で似たようなキャラクターを探しても他に居ない。ガワは大人しそうで地味めな少女なのに性格はどこか達観した落ち着いた少年のような。他の作品で似たキャラクターがいないと言ったばかりだけど時雨の性格面だけ取り出すとエヴァのカヲルくんや銀河鉄道の夜のカンパネルラのようだと思う。そんな少年性を持った僕っ娘少女、他にいない。僕っ娘といえばなぜか決まって元気タイプかボーイッシュか、昨今では宝塚的なイケメン女子タイプが出てきたけど時雨タイプの僕っ娘はマジで他にいない。唯一無二の推しだった。時雨の他にこういうタイプの少女キャラクター知ってたら教えてくださいマジで。
ライスやったよ!
もうね、最後淀に愛されしステイヤーたる物語の結末、おっさんボロ泣きしましたわ。本当に走りきれてよかった。
増田トレーナーが時点時点の数値を上げてくれたおかげで、マイルストーンがわかって非常に助かった。感謝してもしきれん。特に賢さの数値は参考になった。25周目の有馬をスピ795、スタ554、賢445で臨んであっさり3タテされた(春天で1ミスしてた)時は本当にこのロムのライスは呪われてるんじゃないかというぐらい気落ちしたけど、賢さが足りてないことを踏まえ、賢さをやや厚めに積んだ。すると26周目で久々の有馬突破(681、579、484)、27周目有馬(830、600、550 概数)で余裕を持った勝利、そのままURA長制覇、といけた。最後はURAも危なげなしでまさかのノーコン完走になったわ。
新馬→京都2歳(ホープフルはファン数×)→スプリング→ダービー2着→菊→有馬2着(URA調整・ファン数稼ぎ)→日経新春杯(ファン数稼ぎ、バレンタインのブルーローズ目当て)→日経賞→春天(BC+D+)→目黒記念(URA調整)→宝塚→有馬→URA長距離。
調整のため2回もGIIを使わざるを得なかったが、それでも走りきれたので、何が何でも間に合わないというぐらいのことではないらしい。
序盤はスピードと絆を上げつつ、夏までにスピ420を確保。その後はスタとパワーを上げつつ、春天の時点でスピ600 スタ550を確保。その後はスタはすべてパワー練習に任せ、スピ・パワ・賢さを友情>!=人数多い=体調と相談しながらやってた。
最終ステは905 646 607 372 641。
スキルは食いしん坊(春天) 集中力 抜け出し準備 良馬場◎(有馬) 決意の直滑降他(URA
(サポカーガチャの方を回したほうが良いよという攻略情報もあり、無課金だけどサポカーはけっこう豊富だったりする。注釈なしはLV30)
マエストロ強いのはわかってるんだけど、自前でクリーク持ってないのとスピードパワーageを優先するためスペウオッカを投入した。金回復を2枚も入れているのは春天までに確実にどちらかは取るため。どうしても完走したかったので安全策を取った。末脚にも期待し起用(したが最後まで取れなかった笑 あと、増田がスピード重視の育成を行っているので、スピード厚めに。ファインモーションの練習○強いよ練習○。
私や増田トレーナーのステータスは、初めてこのゲームをやった人はまず達成し得ない数字だと思う。それだけ因子が揃っていないからだ。強フレンド連れてきたとしても片方しかブーストかからないし、継承◎になってないと三女神の能力アップも期待が難しい。せいぜい+30ぐらいだ。三女神でスピスタを毎回+50していこうと思うと、強フレンドはもちろん自分の因子と継承◎がほぼ必須になってくる。それでようやく勝ちきれるレベルの能力って、、、やっぱライスは無理ゲーだわ。
実は、敗退したかなりの回で内で揉まれて抜け出せないというケースがあったのと、ゴルシ、ネイチャと連続で差し追い込みを育ててきた中で、パワーがあればけっこう何とかなるなという雑感があり、25・26週目は借りてきた枠をツインターボ4凸にしていたがオグリに変更した。するとこれがよくハマる。ライスは垂れモブに引っかかって事故るケースが結構あるのだが、パワーを上げることで、仮に後退してもすぐに前に戻ってこられるだけの能力を身につけることができた。URAでも26周目は内で揉まれて敗退したが27周目はきちんと伸ばしてきており、パワーがあるとリカバリーがよく働くように思う。
そういえば、Twitterに上がってた瓦割りライスもなんだかんだで少なくとも有馬まで出走できているようなので、パワーはスタミナと同じぐらい重要なのでは、と思っている。
というより、根性の使いみちがわかってないのだと思う。
しばしばブルーローズが要らない子扱いされがちだが、これがパワーライスとけっこうハマる。26周目有馬も最後ヒシアマゾンを抑えきったのがブルーローズ発動によるものだし、27周目は直線入ってマックに迫られていたところ、前にいたトップガンを抜いて発動、マック突放という相当すごいことをやってのけた。
抜け出し準備で加速、直線入って発動、加速というのが一つの勝ち確パターンになった。本当は末脚で加速→ブルーローズとコンボしたいのだが。
というか、せっかくの固有スキル無視で勝てるウマ娘なんていない。これは元増田トレーナーにもお伝えしたい。
育成情報改めて見直したらURAが全部阪神大賞典(阪神3000m)になってて吹いた。
増田トレーナーも指摘の通り、ライスのステは底力が伸びやすく、ライスでSランク取った人が底力・賢さをSSにしていたので、底力・賢さを積む作戦もありかもしれない。その発展形でたづな葵ファインモーションでアホみたいに練習積むという作戦はありかもしれない。(ブルボンのようだ
ライスの勝ち方教えてくださいと言った者です。増田さんありがとう!
うちのライスとはスピードが全然違うなという印象。大体、増田ライスからスピード-100したのがうちのライス(しかもうまく行ってる方)だわ。やっぱり絶対的なスピードが足りないのだろうか。
せっかくなので質問。
一回だけ、たぶん偶然だけど有馬を突破できた時があって、その時はB〜C+C+CD+Cぐらいのステータスだった。一方でBBDDCの時は突破ならず。きれいにまとまってないと何かのチカラが働いて負けるのかなと思ったのだけれど、そういう実感ってある?
正直なところ、春天ってきちんと作り込みをしていけばそんなに難しくないと思っていて、体感7割ぐらいはノーコンで突破できてる。育成ミスってると余裕で負けるけど。ただスピ450スタ500に回復金スキルを持っていればほぼ安定。
むしろ、有馬のトップガンが全然抜けなくて、トップガンが落ちてもブルボン、ブルボンが落ちてもアマゾン、という感じで毎回誰かに抜かれている。有馬のステータス、とりわけスピードが少ないことは分かったけど、もっとスタを削って春天を攻めた方がいいんだろうか。
より伸びるステータスを重視した方がいいかなと思って、つい足りてないままになってしまう傾向があって、賢さならCも行けば十分かなと思うけど、あとのステータス、特にスピードについた時は判断が難しい。そして足りないステータスで狩られる。
せっかくなので自分語りしておくと、ライスで24周して有馬×が12、春天×が8、他×が3かな(体感それぐらい)
他×とか春天×はサポカーが揃ってなかったり、継承を理解していない初期の段階や、実験で走ったりしてる時の結果なので、ほとんど有馬で潰えてると言っていい。ちなみに、URAに1度だけ行ったけど決勝で2度もゴルシに差し切られて2着だった。
質問にも書いたけど、とにかく有馬のトップガンが抜けなくて、ステータス見たらスピ580スタ600とかなってて、陣営は勝たせる気あるのかなと思ったり。ただ増田も含めて、ライスは春天が鬼門という評価が高く、もちろん異論はないんだけど、有馬が抜けなくて辛いという人ってどれぐらいいるんだろうと気になってる。良かったら春天後の身の振り方もくやしく教えてもらえるととてもうれしい。
宝塚見に行きたくて
友達と宝塚好きな先輩にチケット譲って貰ったことあったけど(めちゃくちゃいい席)
友達が宝塚行くこと親に話したらまさかの宝塚に出てる方とまさかの親戚なことが判明。
先輩大興奮してわかった瞬間から遊ぶ時はその子だけにご飯奢ったり、
私全自腹。っていう謎差別
いくら親戚とはいえ、宝塚に立ってる人とは別なわけじゃん????
嬉しいのは分かるけど、中々にあからさま。
当時お金そんなになくてチケットの支払い少し待って貰ってたんだけど、支払いするって言った日近づいてきたら「これ高いんだからね」「行けるなんて光栄なんだから、分かってる?」ってネチネチ言われて行く気なくなったしなんならそのチケットも払うだけら払って行ってないし先輩とは以降連絡も取り合ってない。
その事思い出してなかなか踏み出せない宝塚。
今まで気が付いてなかったけど今回のブリネクでやっと気がつきました。望海氏に負けず劣らず彫刻顔。鼻、高い。
ロックオン礼真琴のコメントも面白かった。ブリネクも面白い(ブリドリはまだ雪組に慣れてなかったのかなという印象)。
さっき携帯の写真整理してて出てきたロングインタビュー時の「(宝塚とは)人生を [3秒] すべて [3秒] かけて [4秒] も [2秒] いいと思える場所」と、考えながら一言ずつ確信を持って選んで答えるさまもよい。
今回のブリネクでもうひとつ気がついたのは、肩が華奢なこと。fffで望海氏と並んだ時、望海氏より背が高いようにも見えたけど、なぜか背が小さい印象がある。たまたまブリネク見た後にiafaのステージドアを見てしまったけど改めて珠城氏の男役として恵まれた肩幅を認識。
圧倒的に美しい顔だけど、それだけではタカラジェンヌとして足りなくて、がむしゃらにもがき続ける姿。自分は時間がかかる人間だから周りは気にせずに時間をかけてがんばりたい、みたいなこと言ってたっけ。彼女のジェンヌ人生を見届けたいと思う(ショレがあまりによかったからかわいいおっさん専科になってほしいという気持ちもある)。
もちろんイケメンでもない。馬である(トウカイテイオーは綺麗な馬だと思うし、ライスシャワーの姿には今見ても迫力を感じるが)。
だがウマ娘がアニメ二期、アプリ共々順調な滑り出しを見せてしまった以上、もうそういう訳にはいかないのだろう。トウカイテイオーの有馬も、ライスシャワーの宝塚も、サイレンススズカの天皇賞も、今後それらが(特に今まで競馬に興味の無かった層の間で)語られる時、どこかにあの美少女たちの面影がちらつくことになるような気がしてならない。
もちろんそれは悪いことではないし、少なくとも制作側は、仮にそうなったとしてもその状態が直接的なイメージダウンにつながらないように非常に気を使っているであろうことは、アプリの丁寧かつ慎重な展開や台詞選びを見ていればよくわかる。結果として彼女たちは実在馬へのリスペクトを欠かさず表現された存在として肯定され、特に何の引け目もなく、今後実在馬を語る場においても、そのイメージを形作る存在として大いに引用されるようになるだろう。サイレンススズカは可憐で影のある先輩キャラだし、ライスシャワーは逆境にもめげず健気に頑張る努力家だ。だからこそ感情の問題として、そういった状況を良かったな!と一息に飲み込むことが出来ない。
それは多分彼らがまず馬であって、美少女化したキャラクターを見る前に自分自身の中で『馬』の彼らのイメージが出来上がってしまったから、に過ぎない。そして別にリアルタイムで彼らを知っている訳でもないので(ディープインパクトやウオッカに触発されて競馬に触れた世代だ)、「ウマ娘を見て実在馬に興味持って逸話調べました!感動した!」と実在馬のエピソードに盛り上がってくれる『ご新規様』たちに対して、「でもイメージの切欠が美少女じゃないとそもそも感動も何もなかったんでしょう?」と穿った気持ちで向けてしまう視線が、どこまでも個人的な感情に起因する八つ当たりでしかないことも分かっている。
結局のところ、所謂よくある『非常に良く作られた大手の二次創作が界隈で大当たりしてしまったので、それが界隈の解釈の『正解』扱いされてしまうことにイライラしているマイナー二次創作解釈支持者』のお気持ちでしかないので、ここでぐだぐだ吐き出すに留めておく。
これ明日海りお氏のときはどんな風に書いてあったのか誰かご存知だったら教えてほしい
4月に宝塚歌劇団を卒業する雪組トップスター望海風斗。歴代屈指のシンガーでもある望海の2005年から直近までの歌唱曲を網羅した4枚組CD-BOXが1月29日に発売される。
裏切者は許さない、正義、革命、粛清、死を以って償いを…など、鉄の掟の中に厳しく生きる男が滲ませる情や深い愛を表現すると右に出る者がいない望海だが、この度も厳しい男の歌がふんだんに含まれている。しかし、それにとどまらず、ショーで披露したムーディーで小粋なスタンダードナンバー、ロマンチックなデュエット曲も収録されていて、望海の歌唱で曲の素晴らしさを改めて見直すほどだ。
2005年『マラケシュ・紅の墓標』新人公演のソロから始まるDisc 1は、新人公演、バウ公演やスカイ・ステージ出演を含む花組時代の曲で構成される。地道に努力を重ねてひたすら舞台を務める発展さなかの時代と言えようか。その努力が実り、バウ初主演の『Victorian Jazz』の頃には、発声、間合い等、今に劣らぬ見事な歌唱を披露している。
(中略)
Disc 3は2017年末の大劇場でのお披露目公演『ひかりふる路 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』の感動的な主題歌に始まり、2020年初春の大作『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』までの、相手役に真彩希帆を迎えたトップ時代の曲が並ぶ。宝塚愛を根底に真摯に重ねた努力の結晶である望海のソロ歌唱に加え、固い信頼と、音楽で結ばれた真彩との息の合ったデュエットはまさに天上の声。
(中略)
望海の舞台を見ていると、そのエネルギーに感応して涙が出るという人がいる。見る人に楽しんでほしいと願うサービス精神は究極のエンターテイナーの証。色があり、艶があり、華がある、望海風斗の集大成CD-BOX4枚組。ぜひ聴き惚れて、酔いしれていただきたい。
新型コロナウイルス感染症が猛威を奮っているさなかではあるけれど、これまでの人生で屈指の贅沢体験をしたので書いてみます。
まず、宝塚歌劇団雪組トップスター、望海風斗さんをご存知でしょうか。
妻がドはまりしている宝塚のなかでももっとも気に入っているスターのひとりでいま最もチケットがとれないと言われているスターです。その望海風斗さんの退団公演が今年の1月1日(正月!)からはじまっているのですが、退団公演ということもあって、ファンクラブに入会している方でもチケットをとるのに難儀しているそうです。妻もチケットをとろうとさまざまな経路で応募したり模索したなかで唯一、だめもとで応募していた旅行会社の宿泊プランとセットが2席分とれたというところから今回のはなしがはじまります。
うちには0歳児がいるので最初は自分が家で面倒をみて友達と行くのだとばかり思っていたけれどチャイルドルームに預けられるからということで一緒に行くことにしました。自分よりも強く観たいと思っているファンにも取れない人がいると思うと申し訳なさを感じつつも当代随一のスターの舞台を観る最初で最後のチャンスという思いです。
自分は大劇場は観劇するのは初めてですが(観劇する妻に同行してロビーで本を読んで時間をつぶしたことはある)、よくよく聞いてみるとこれがなんとSS席でかつ、セットになっている宿泊というのも帝国ホテル大阪。
帝国ホテルといえば、日本でもっとも格式の高いホテルのひとつ。一度、東京で間に合わせで日比谷の帝国ホテルのロビーにいたときはその異常な空間ぷりその場にいる人間の立ち居振る舞いから階層の違いを実感したのを憶えています
ちなみに、大阪帝国ホテルはまったく別で道頓堀そばのビジネスホテルなのでご注意ください。大阪帝国とは・・・。
そんなこんなで観た雪組公演「fff フォルティッシッシモ」はなかなかよい作品でした。
ストーリーは、音楽家ベートーヴェンは失恋や孤独、失聴に苦しみつつも、なぜ交響曲9番歓喜をつくることができたのか、というもの。そんなに構えずに観に行ったんだけれど、とてもよい人間賛歌でした。ネタバレになるので詳しくは書かないけれど、これは演劇でしか表現できないだろうという仕掛けがいくつかあっておもしろい。あるシーンでの2人のセリフは、Linuxをつくり世界を変えたリーナス・トーバルズの「それがぼくには楽しかったから」を彷彿とさせました。
シルクロードをテーマとしたレビュー(宝塚では、ストーリーの演目と合わせてストーリーがほぼないレビューと呼ばれるショーが上演されるのが定番なのです)は音楽提供を菅野よう子がつとめなかなか見ごたえ聞きごたえがある。これは、チャイナドレスのシーンがインパクトがあってすごかったのとグレーのサテン地の変わったスーツがかっこよかった。
そしてSS席ということで席が前から一桁列目。めちゃめちゃ近い。出演者をほんと間近にみることができてDVDでは気付けなかった衣擦れ音や舞台後方でのざわめき、スポットライトにゆれるミスト、また月並みだけれど息遣いまでも感じることができました。銀橋(という観客席に一番近い細い舞台)を通る出演者のライトを受けてきらめく装飾の細かさや顔の小ささなど、観劇に際して得る情報量がDVDとは桁違いです。ただ、近すぎるからか音響の問題か、声が逆に聞き取りにくいシーンもありましたが。
あと、近くのSS席の観客が何度か同じタイミングでサッとオペラグラスをとりだしたり、拍手タイミングがわからなかったり、幕間に泣いている方がいらっしゃたりと普通じゃない感がありました。
緊急事態宣言下でどうなるかはわかりませんが本公演については2月8日(月)に楽天TVでLIVE配信があるので興味があればご覧ください。
https://tv.rakuten.co.jp/content/366230/
そんな観劇中、我が子は4時間4千円で預かってもらったチャイルドルームにて機嫌よく過ごしていたとのことで安心。駐車場からも劇場からも近くたいへん便利です。しゅっとピックアップして、桜ノ宮の帝国ホテル大阪へ。
観劇後の夕食については0歳児がいる上に、新型コロナウイルスもあって外には食べに行けないので悩んだのですが、せっかく帝国ホテルに行くということとSS席で気も大きくなっているところ張り込みました。
ホテルには前首相の桜の会で話題になったあの久兵衛があるので握りをテイクアウトして部屋で食べようかと思ったのですが、参照していたネット上のメニューが古く握りの持ち帰りはしていないとのこと、さらに、一つしかない個室があいているとのことでここを予約。個室は最低でも16,500円(サービス料別)の握りのコースからということでしたが子がこれから動き回るようになると行けるお店も相当に限られるだろうことから自分を納得させて決行。
これは最高でした・・・。四畳半ほどの掘り炬燵で子がいても気にせず食べることができました。
特に、見た目も美しいさより、吸いつくようなすみいか、未知の味がした寒ブリ、直球のうに、味がする甘鯛(?)、ほっとするような煮はまぐり、異様な旨さのある大トロの炙り、謎のねっとりとした半生のえび、端正なカツオ、箸休めのダイコン、塩味の穴子もたれの穴子も充実。かっぱ巻きと鉄火巻もよい。
大阪府の要請で21時閉店とのことでややせわしなかったのですが、濃い時間でした。。ビールも日本酒もよい。
うっかり持ち帰りの太巻も頼んでしまってお会計は45000円を越えてしまいました。2人で食べに行ってのぶっちぎりの新記録です(次点は入籍した日に訪れたイタリアンで9000円のコースを頼んだものの妻がワインを飲みまくって3.3万円となった日でしたがこれは3-4時間くらいいたので時間別では圧倒的)。
さらに最後までお店にいたことで板前さんに家族写真も撮っていただけました。
ここの撮影の合図はめちゃめちゃ笑えます。久兵衛経験者の一部しか知らないだろうので心の中にしまっておきます。
そして泊まった帝国ホテル。チェックインして部屋に荷物をおいてすぐ久兵衛にいったのでよくみれなかったけれど、部屋もよいしフロントの方の対応もさりげなく素敵で気持ち良い。
頼んでいたベビーベッドもテレビの前に鎮座されているし布団もしっかりしていてよい。
お風呂も熱くて広くてよかった。妻は買ってきたビールを4缶ほどあけてご機嫌。
自分は泊まるところどこでもよいと思っていたけれど、ハイブランドなホテルはちょっと違う。分不相応感の居心地の悪さはありますが。
ちなみに、ホテルの案内で知ったけれど、ルームサービスでコース料理5,600円、久兵衛のにぎりも7,300円からあるので(それぞれサービス料が+10%)、なにかハレの日にコロナの影響を避けて非日常を過ごすのによいかもしれません。
朝食は11時まで、事前にお願いすれば部屋に運んでもらうことも可能だったけれど、混んでそうな時間をさけて10時半ごろにいきました。ゆっくりできて便利。オムレツが火入れも完璧なうえにケチャップが別添えなのが高得点です。ただ、パンとコーヒーは凡庸な印象。あとあと、すらっとしたカトラリーがよかったので調べると燕市のトーダイさんとのこと。チェックアウトも12時だったのでゆっくり過ごせました。
宝塚と帝国ホテルのセット券は妻のポケットマネーから支出されており、金額は教えてもらえていませんが24時間で異常な額のお金を使ってしまいました。ただ、充実した時間でした。新型コロナウイルス感染症と戦っている医療現場、行政のみなさま、経営や生活に大きな影響を受けている観光や小売りや関係産業の方々には悪いと思いつつの消費です。これが今年の贅沢納めかもしれません。しかし寿司がうまかった・・・。
ご贔屓、いわゆる推しもいる。
私は地方民なので、観劇の際は兵庫県の大劇場か、若しくは東京日比谷の東京宝塚劇場のいずれか、若しくは別箱、と言われる梅田芸術劇場や東京フォーラムといったホールに「遠征」する。遠征、つまり、宿泊を伴う移動だ。いずれにせよ、新幹線や飛行機を使わずに行ける距離に私の現場はない。
2020年、世界を未曾有の脅威が襲い、私は一切の観劇遠征を諦めざるを得なくなった。もちろんそれは私だけではない、遠征民と呼ばれる地方在住のヅカファンの多く(全部とは言わない)がそれを余儀なくされた。(中止となった公演もあり、それについてはチケットを持っていた者全員が涙を飲んだ。もちろん、それは劇団側もそうだろう)
春ごろには、夏くらい、遅くとも秋くらいには落ち着いてくれるかな?と、コロナのせいで中止になった公演が、劇団の不断の努力で次々とリスケされていく中で、この公演には行けるだろうか、この公演には絶対行きたい…などと、頭の中で叶わぬ予定を立てたりしていた。
状況は決して好転してはいなかったが、なんとか、ぎりぎり、行けるか…?という兆しがあった2020年11月末。私は、年内は我慢しよう、ここまで我慢したのだから、とにかく今年は我慢だ、そうすれば、2月くらいなら、状況ももっと落ち着いて、ご贔屓様の舞台も見られるはず!そう考え、チケットと宿、交通機関の手配に勤しんだ。ワクワクしていた。1年半ぶりの観劇遠征だ。1月ならGOTOとやらいう恩恵(結局私は使えなかったが)があるが、そんなもん関係ない、2月の観劇遠征に向けて、心は既に関西へ飛んでいた。
私は、いわゆるエッセンシャルワーカーの一端であるため、長距離の移動を伴う遠征は避けねばならないと自重していた。私が感染するわけにはいかなし、無症状の感染でウイルスを媒介することなど絶対にあってはならない。もしそうなったら、私の職場は完全アウトだ。だから遠征をあきらめ、日々感染のリスクに怯えながらも出来る限りの予防策をこうじて仕事を続けていた。
友人とも会えない、外食もカラオケも映画も行けない(鬼滅のムビチケは公開前から買っていたけどもう使うことはできないまま公開終了しそうだ)、帰省もできない、ただただ職場とアパートを往復し、休みの日もスーパー以外は一歩も外に出ず、タカラヅカスカイステージという有料のタカラヅカ専門チャンネルを同居人に遠慮しながらも視聴し、オンラインで購入したブルーレイが届いて喜んだのもつかの間、同居人に「それ宝塚からの荷物でしょ、消毒して」と言われ自分でも驚くほどの心の痛手を負ったりしながらも、黙って、ただただ我慢の日々を過ごした。
夏、秋、と徐々に再開されてきた公演を、配信で視聴しながら、それを観劇してそのレポを嬉しそうにテンション高くあげているツイッターのタイムラインを妬ましく思いながら眺めつつ、もう少し、もう少し我慢だ、年内我慢すれば、きっと、と唇を噛んで耐えていた。
のに。
なんでこんなことに。
私、ものすごく我慢した。お医者さんも頑張ってる。看護師さんも保健師さんも、ものすごい数の人たちが、疲弊しながら頑張っている。
なのになんで。
なんでこんなことに。
ものすごい数の人たちが頑張って、私も含めてものすごい数の人たちが我慢を続けている。
のに。ねえなんで?
政治がどうの、ウイルスの性質がどうの、わかる。そこから目を逸らすつもりはない。正常性バイアスに陥らないように、注意深く、今も、感染予防に努めながら歯を食いしばり続けているよ、私は。そしてものすごい数の人が。
なのに。
ツイッターのタイムラインを眺めると、今日も楽しそうに観劇のレポツイしている人たちがたくさんいる。あのシーンのここがよかった、とか、ここのダンスが最高だった、とか、私のご贔屓様のことも、きれいだった、かっこよかった、etc…
私と同じ地方民であり感染拡大地域に住んでいるにも関わらず、「悩んだけどもう無理!行く!気をつけるし大丈夫だと思う」と観劇遠征している友人からも、「観るべき!贔屓ちゃん最高だよ、なんで行かないの?私あと二回観るわ」というメッセージが来る。
それが悪いとは思っていない。なぜなら、エンタメの世界は瀕死の状態だからだ。公演中止が続けば、利益が出ずに「劇団」などすぐに潰れる。現に潰れた劇団は既に枚挙にいとまがない。宝塚歌劇は、バックが大企業だからまだ持ちこたえているというだけで、106年の歴史が終了することも、この状況ではもしかしたらあるやも知れない。そうならないためには、劇団が存続し続けるためには、今、観劇してくれる人たちが必要なのだ。今観劇できない私のような者が、いつか観劇できる日まで、劇団を存続させてくれるのは、今観劇しているファンたちなのだ。
それは、そのことは、痛いほどに、分かりすぎるほどに、理解してる。
でも。
それでも、どうしても、思わないではいられない。
こんなに何回も何回も観劇できている人が、現にここに(SNSの中に)存在しているのに、どうして私はただの1回も観劇できないんだろう…、と。
確保した、1年半ぶりの、たった一枚だけのチケットを、手放した。
私は、泣いていいだろうか。
https://istnsks2.muragon.com/entry/570.html
宝塚歌劇 雪組 トップコンビ 望海風斗・真彩希帆 退団公演 上田久美子脚本演出 fff
ポスターのコピーが「やるならやってみろ、運命よ」であり、宝塚クラスタは少し沸いた
(ちなみにまだ見てないしコロナで観劇やめたしネットの感想等もまだ見ないようにしている状態)
これ、自分もベートーヴェンの交響曲第5番の「運命はこのように戸を叩く」的な話から上田久美子氏が創作したコピーかと思っていたのだが、
青木やよひ氏の著作を読んでびっくりした。『ゲーテとベートーヴェン』p.193(平凡社新書、hontoにて電子書籍で購入)
つまりは、ハイリゲンシュタットの遺書よりも、交響曲第5番よりも後に実際にベートーヴェンが書き散らしていた言葉であった。ありがとう。よろしくお願いします。