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はてなキーワード: 中国大陸とは

2014-12-16

中国孔子が尊ばれる理由が分からない

斉の宰相妟子(妟嬰。春秋史上最高の名宰相妟管子の片方)に「コイツ理屈王侯貴族しか通じない」と称される程、

孔子(孔丘)の評価は実はあまり芳しくない。

それなのに弟子顔回あまりにも有名でその師匠曰くという所に魯の孔子が出て来るだけで、

中国では非常に尊ばれているのである

加えてこの孔子と言う人物は中国曰く聖人君子代表格とされるが、

呉の季札同様さして何かを成し遂げたでもないのにやたら持ち上げられる。

伝え聞いた所では……という塩梅で多少誇張された表現がこの孔子の周囲には多い。

更に孔子は当時仕官を断った妟子に対して、後に大した事がない奴だと扱き下ろしてる。

このように自分で何かを成し遂げていない上に傲慢人間にも拘らずやたら名声だけが付いて回っている人物が

中国では尊ばれる風潮がある(孔子の子孔融も同様)。

三国時代に目を向けると、劉備玄徳や関羽雲長諸葛亮孔明が「三国志演義」の影響から史実以上に聖人君子の扱いを受けており

これまた中国では尊ばれている。

逆に孫子兵法書編纂し、中国大陸の三分の二を掌握して漢王朝を永らえさせた曹操孟徳に対しては近年こそ

評価されつつあるが、それまでは悪逆非道代名詞とまで貶されていたのだ。

そう考えると中国では創作民話伝承の類が信じられやすい、言い換えれば単純な人間が多いために、このような誤解が

長らく国民感情として根付かれてきたのだ。

筆者が大好きな猛将魏延などの忠臣は演義のせいで墓まで荒らされて現在鉄道が作られている始末である

このように、中国史実に全く目を向けず自分たちにとって都合の良い虚構にばかり信奉しているのだ。

孔子が尊ばれるのも恐らくこの辺りが理由なのではないか?

そう思えてならない。

2014-11-27

九州に来てはいけない、中国に近づいてはいけない

九州出張しているが、毎日天気予報で流されるPM2.5予報に最初は驚いた。

そしてスモッグの多さに驚いた。

http://www.tenki.jp/particulate_matter/

中国大陸に近いという地理的理由九州特に影響が強いわけだが、

死よりも恐ろしい病気と言われるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)のリスク高まるこのPM2.5現代版の兵器とすら言える。

高齢者の死亡原因上位にある肺炎もその背景にはCOPDの影響がある様だ。

何よりも目に見えない放射能とは違い、スモッグという形で明確に目に見えるPM2.5精神的にもダメージを与える。

煙草の煙と同じで吸えば吸うほど寿命を縮めていく。

九州に来るのが怖い、中国に近づくのが怖い。

2014-11-12

思いつく好きな映画リスト

暇だったので書いた。

アクションとかSFとかアドベンチャーとか、B級って呼ばれるものとかがすきだったりするけど、そのジャンルなら絶対にハマるかって言われるとそーでもないので、自分で好き傾向を把握するためにもちょっと書き出してみた。

(周りであまりにも被らないから……)

別に好きな順番でもなくて、思いついた順。際限なくなるので10個くらい。

なので最近のが多め。

バトルシップ

何かの映画の予告で見ておもしろそうだから見に行ったらドハマり。映画館で6回位見た。

何がいいって、砲撃戦ですよ最高だよ! 戦艦ドリフトから砲撃燃える燃える

話は宇宙人が攻めてきて、地球側は戦力を隔離されて動かせるのは三隻の駆逐艦のみ、ってところから始まるあれこれ。なのでよくある話。

ツッコミどころはまあ色々あるけど、冒頭からピンクパンサー(パロ)だし細かいことは気にするな! って言われてる気がしたから気にしなかった。

金髪モデル系(実際モデルらしい)彼女が頭緩くないどころかインテリ系だったり、好感度高い。

あとクソどうでもいいことに凝ってたりして(実際NAVYとか、冒頭のシーンはほんとに自衛隊の人映ってるとかw)作ってるのもたのしそうだなあーと思った。

何も考えずに燃えられるのでテレビ放送を待ってるんだけどいつなんすかね。これめっちゃ実況向けだと思うんだけどな。

パシフィック・リム

テレビCMでは声優推ししかしてなかったので見に行くつもりじゃなかったけど、偶然ようつべの本場版トレーラーを見てなんだこれくっそ面白そうって見に行ったら(ry

IMAXにつぎ込んだ。最初デデデデデデン♪でローリーパイロットスーツジプシーデンジャーロゴがアップになるシーンがぞくぞくする。

マコ日本語が拙かったり、ローリーが『壁』の建築場面で命綱つけてなかったり、どうでもいいといえばどうでもいいけど、映画の中で生きてるキャラがどうやって生きてきたのかみたいな片鱗が見える小さなシーンが見えるのも好き。

あと男女パートナーとかすごく好きなので言いようのないそわっとした気持ちもわく。そわっ

パイロットみんな、動きがフィードバックされてるのガッツリわかってそこも燃える香港戦でのタンカー釘バットもとてもいいですね! チェルノの重量級な戦いをもうちょっとたかった。

ちなみに吹き替えの「ロケットパンチ」は許せない派。あそこは「Elbow Rocket」『Elbow Rocket』「Now!!」っていうAIとの掛け合い含めて燃えどころだと思うのになんてことをしてくれたんや

これも実況向けだと思うので、テレビ放送が楽しみ。

ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー

なんだかんだマーベルヒーローもの自分の中で外れがないのですごい楽しみにしてた。ら、楽しかった!

最初タイトルロゴのところで心を持って行かれた……あのOPだけでも繰り返し見たい。

具体的にどこ……って挙げるとなると難しいけど(でもならず者軍人の協力みたいな展開はすっごい燃える)すき。円盤早くほしい。

ラストというか決着シーンもあれすっごい好き。

そしてグルートは大も小もかわいすぎる。

ハムナプトラ

なんかもうよくわかんないけどすごい好き。テンポのせいかな……。

エヴリン叫び容赦なく絶叫なのもいい。美人なのに(笑)

よく見てるとリックが拗ねてたりなんだりがあってなんだこのカップルかわいいなってなる。かわいいね。

血がブシャアーとかもないのでいいなあースプラッタとか痛そうなのは苦手。

あと吹替は、テレビ版よりDVDの方があってると思うけどどうだろう。

3はレイチェル・ワイズ降板したのが残念なので見てない。

+思い出した追記。

2は1のセルフパロが多いのも楽しかった。ドミノとか、あとリックがまた「We!? What We!」って言ってたりする

イムホテップが情けないのも多分見どころ

オッドトーマス

幽霊とかが見えちゃうだけの青年主人公 なので地味ではあるけど、その地味さがよかったな~。

ホントその辺にいるふつーの青年なんだけど、見て見ぬふりが出来ないっていう……。

これは多くを語るとあれだけど、ラストは途中から察してたとはいえすごい泣かされた。

↑と監督が一緒なので、しれっとイムホテップ(の中の人)が出演してる。

カメオ出演といえばやっぱり監督同じG.I.ジョーでもリック(の中の人)が出てたなあ。

クロニクル

ふっつーの三人の男の子が偶然力を得て、ちょっといたずらしたりとかやってるうちに一人が段々ずれ始めて、それが全員の破滅に向かっていく感じがなんともいえない。けど嫌いじゃない……。特にスカートめくったり、空飛んだりしてるところはちょーたのしそうで微笑ましい。

デイン・デハーンは、危うい感じになっていく過程めっちゃうまいな……と思った(ああー落ちるんだろうなーまで含めて)

病院ダメ親父が重体の息子を罵るんだけど、そこで目を見開くシーンがすごい好き。あとあのシーンは、多分息子は嫌だろうけど、母親似じゃなくてダメおやじ似なんだな……って思える。

しか能力があろうとなかろうと、あれに似た結末にはなってたんだろうねえ、あそこまで悲惨な結果にはならなかっただろうけど世知辛いねえ。でも嫌いじゃない

ガメラ ギャオス/レギオン

燃える。2の巨大レギオンVS自衛隊のところの特撮すっごい

しかし3はなんか好きになれない……。

RED

2もすきです。じいちゃん最高ですわ。一番好きなシーンはスタイリッシュ車降りと、空港手榴弾ノックかも。

でもCIA若手派のカール・アーバンもすっごいいい!!

エンドロールまでモーガン・フリーマンが裏切って出てくるんじゃないかと疑いまくっててほんとすいません。

カール・アーバンといえば、オールモスヒューマンもすっごい面白かったんだけど打ち切り残念すぎる……。

R.I.P.D.

ラストの銃撃戦(特にカメラが回りながらのところ)がすごい好き。主人公がいいやつかクズかって言われるとクズ寄りだけど、まあw

現世だと仮の姿金髪ねーちゃんと中国じいちゃんになっちゃうのと、ドライヤーバナナなのもすきだよw

本当にラストベタはいえ、しんみりしたしよかった。

ケヴィン・ベーコンもすごくおいしい。悪い笑顔がにあうぜ! しかしこの人ある時期から顔変わってなくない……?

映画館でも終わるのめっちゃ早かったしコケてたけどすごいすきなんだけどな……笑

金髪ねーちゃん(中身じいちゃん)とようじょ(中身おっさん)のコンビも見てみたかった。

トレマーズ

最初ケヴィン・ベーコンのやつ。↑書いてたら思い出した好きだった(笑)

本体出てくるまでがいいよね、畑の真ん中に顔が……は子供の頃に見てちょっとしたトラウマだった。ヘルメットからこぼれてる……も。

ディザスタームービーモンスターパニック系でグロくなければすきだわ。

グランド・イリュージョン

原題違うんだっけ? これは話の構成から伏線の回収の仕方までなんだか自分の中ですごいツボに入ってスッキリ!だった。

ラストシーンもすきだけど、どうなってるのか判らないトリックのところとかもいい。

もしかして、見てる側が結構解りやすく立てられてるフラグ(FREEZE!とか、うさぎトリックとか)を見て、こうなるんだろうなっていうのを逆手に取ってる感じが爽快感あるのかな、とも思ったけども。いやーしかし本当にこれは何故かスカッとする。

これのモーガン・フリーマンは詰めの甘い悪い人だった。よく考えたらいい人のモーガン・フリーマンもそこそこ見てるはずなんだけど(REDとかアウトブレイクとかオブリビオンとか)なんで悪い人の印象が強いんだろうか。

チェーン・リアクションはどっちとも言えなかったかな……。

アイアンマンとかキャプテン・アメリカ辺りも好きですよもちろん。ソーもあそこのカップルかわいい

ありきたりでもバック・トゥ・ザ・フューチャーも好きだし、インディ・ジョーンズジュラシックパークも好き。

ディザスタームービーならツイスターとかデイ・アフター・トゥモローとか2012(ただし中国大陸到着まで)とか。

平成ゴジラもいいな~、今年のゴジラはほんとゴジラで感動した。

ドラマだとドハマりしてるのがBONESで、次いでクリミナル・マインドNCISだろうか。CSIは飛び飛びで見ると面白いけど、続けて見ると逆にもにょるw続けて見るならマイアミのほうが好きかも。

今は飛び飛びつつBSナンバーズとコバート・アフェアをちらちら見てる。

こう並べるとベタな展開が好きなのかなーやっぱり。

あと燃え萌え)展開。これら全部合うわーって人がいたらオススメを聞いてみたい

エドガー・ライト監督作品どうだろ?ショーンとかピルリムとか

ピルリムは気になってたので見てみます

ショーンはこわそうなのやだ(´・ω・`)って見てなかったので、こっちもちゃんとパッケを見てみよう……

ウォーム・ボディーズくらいの感じなのかな。

2014-07-22

お前ら知っていたら教えてほしい

昨日福建のwikipedia見ていたんだけど

中国大陸近くの島まで台湾だった。

ってことは中国台湾の許可なしに台湾海峡渡れないって事?

日本韓国台湾いやがらせしたら

北京広州シーレーンが分断されるって事?

2014-05-10

http://anond.hatelabo.jp/20140510003704

ブクマで書き切れないのでちょろっと書く。眠くなったら途中ででも問答無用で寝る予定。

>険悪な関係を広げる中国ではあるけれど、かつては「中華」にふさわしく、東アジアのみならず、東南アジア西アジア方面制度文化を発信していた。

これは文化に優劣があるという誤解。実際には文化的に優れていたから広まったのではなく、単に国力で卓越していたから、その文化にも「力」があったように見えた、ということ。

その上で冊封体制に参加すれば強烈なボーナス付きの貿易で莫大な経済的メリットまで約束されていた、という時期があった。

もちろん、中華帝国側にしたら、遙か彼方の蛮人たちまで皇帝威徳を慕ってやってくるんだ、とドヤ顔で言うために出費を負担していた、ということでもある。

実際には日本の諸制度聖徳太子ぐらいのタイミングで既に何か中国とは違う物になっているし、さくっと遣唐使を廃止してしまえたことから分かるように、中国からの影響は小さい。

遠すぎて経済的メリットが薄かったのと、なんだかんだで日本が案外豊かだった、というのが大きい。

伝統の「漢の文化」は、いかなる異民族に侵入されようとも、異民族文化を「漢化」した。

これも誤解。実際には三皇五帝伝説の中身からして、すでに異民族文化が混ざってきている。以後の中国史を見てても、外国から持ち込まれた要素と引き継がれている要素が常に混合し続け、常時アップデートされ続けている。

どっかで

中華文明が連綿と続いているというのも、異民族文化の影響を受けすぎて原型など残っていないと言っても、どちらも正解でしょう」

と書いた通り。

ただ、現代中国人孔子とかの時代漢文を読めない(補助記号足したら日本高校生でも何とか読めるようになるものが読めないってどういうことだってばよって感じだが)。その意味では一貫した中華文化が続いているというのは嘘ではある。

外来王朝漢化したように見える現象は、単に中国大陸主要部を支配するためのツールとして漢字儒教科挙制度が便利だったというのが大きい。文化的な魅力が大きいからそれによって「改宗」していたと思うと足元を掬われる。

まり

>優れた制度を持ち、華やかな文化を持ち、数千年に渡り威光を放っていた大陸国家は確かに存在していた。

というのは実は誤解に基づく幻想。問題はその幻想を大変多くの人たちが信じていた/いること。


共産主義の下、さまざまな伝統破壊され、今では巨大なマーケットか、トラブルメーカーとしてしか認識されていない。

文化大革命の時期とかは何かを破壊するのが流行ったことはあったけど、現在共産党政権(と先代の国民党政権)が歴代王朝と何が違うかと言われると回答に窮する。

あえて言えば科挙がないことと、皇帝位の継承血統でなく有徳者の禅譲によっていることぐらい。

共産主義に何か意味があるように誤解しているが、実際には何の意味もない。あえて言えば五斗米道とか白蓮教のような、たまに中国史に影響を与える宗教の一種、程度に過ぎない。

律令制度や、孫子兵法近代まで日本制度を構築し、

日本版律令制自体最初から中国のとは結構違うし、律令国家は早めに見れば平安時代、どう遅く見ても武家政権によって無効化されている。

孫子読んだら分かるけど、軍制の本じゃないので、影響がどの程度あったと言われると「あんまりない」としか言えない。

要するに中国文化が優れていた、制度が優れていた、周辺の大きな影響を与えていた、というのは誤解の要素が大きい。

地続きでもっとも影響を受けていたはずの朝鮮半島ですら15世紀にはハングル作ってるわけで、推して知るべしである

>昔は輸送手段が乏しく、中国のあるところにいた人を実際に見る事ができなかったからこそ、書物で伝えられる聖人君主が素晴らしく彩られていたのかもしれない。

がすべて、ということ。

この後の清の歴史解釈もいろいろ難がある。

日本が清にトドメ差したわけでもない。日本の行動はそれこそ劉邦を包囲して屈辱的な和平条約を強いた匈奴と大差なく、何かが変わるという類の物でもない。

列強による清の分割は既定路線で、日清戦争が与えた影響は、単にプレイヤーの一人として日本が名乗りを上げたという程度。

その後の義和団の乱によって、列強中国大陸を直接支配するのは効率が悪いと悟り利権だけを確保しつつ清は存続させる、という方針に切り替えている。

ロシアだけはやや違うことを考えていたが、日露戦争の結果としてそれもなくなった。

それ以後の中国史の不味い部分は、大体は中国側特に蒋介石無能日本外交下手によって引き起こされている。

>この国がやるべき事は、張り子の虎の様な振る舞いではなく、栄光ある後継国として腰を据えて国家を「再興」させていくことではないのだろうか。

これが一番大きな誤解。

歴代王朝普通は常時勢力の拡大を指向していた。つまり今の動きの方が普通。「対等な外交関係」の存在理解できないという致命的な欠陥を歴代王朝は持っていたが、それと同程度の話。

官の腐敗を止められないのも、村落共同体が武装していて警察力がその中に及ばないのも、私的所有権政府によってたびたび脅かされるのも、すべて歴代王朝にも見られる特徴で、何一つ変わってない。

あえて言えば鄧小平が生きている時代泰山に登って封禅ぐらいはやっとくべきだったかもしれない。

まり中国政府が今本当にやるべきこととは(過去の栄光などまったく関係なく)、歴史上一度も成功したことのない難事に挑むということである

2014-04-06

ネトウヨ慰安婦問題で叩かれてるの…』

はてサ『あらら?慰安婦への廃業許可を出した公文書はある?』

ネトウヨ『似た様な事は世界中でやってるのに。なんでよってたかって否定されちゃうんだろう。』

はてサトラブルって怖いよね。で、慰安婦制度が自由売春だったかどうか知りたいんだけど、慰安婦廃業自由や休業の自由証拠になる、それらを認可した公文書はある?』

ネトウヨ『大きな、大きな流れに潰されそう…』

はてサ『それは困ったね。どう?公文書はある?』

ネトウヨ『私が死んでもただの売春は行われるのに』

はてサ『そうだね。で、公文書あるかな?ないかな?』

ネトウヨ『え?ごめんよく聞こえなかった』

はてサ『あ、えーと、、慰安婦制度における廃業や休業を認可した公文書あるかな?』

ネトウヨ『何で?』

はてサ『あ、えーと、《慰安婦制度》は、“白馬事件”や中国大陸での事例で、所謂《狭義の強制連行》も確認されているのだけどそれはさておき、《狭義の強制連行》の有無に関わらず、当時の法や国際条約に照らしてみても違法非人道な《強制管理売春だって言われてるんだよね? 当時の日本の各地の県議会が《廃娼決議》を出しているのもそうした事情に依る。《請求権放棄云々言う人もいるけど、国家間のそうした取り決めは、個人民間企業を拘束可能ものではない。国家個人は同一ではない。慰安婦を置いていた慰安所は、大勲位中曽根先生も設置に関与していたと公言している程に、下請け勝手にやったことでも何でもない立派な公機関だと幾つかの史料で立証されていてさ。軍を含む役所の類の業務には、公文書絶対に付き物なんだ。そして、慰安所関連で、慰安婦達について、《自由売春》に必須の《廃業自由》や《休業の自由》を証明する、それらを認可した公文書があれば、弁護の材料になるかも知れないから。日本側に有利な証拠日本自分隠滅する理由は無いので、あるならある筈だし。無いならつまりアウトだけど。きみが正しいなら、無い訳は無いよね』

ネトウヨ『何の?』

はてサ『え?』

ネトウヨ『ん?』

はてサ慰安婦制度が自由売春強制売春かどうか知りたいから、公文書を見せてくれないかな?』

ネトウヨ『でも慰安婦はただの売春婦なんだから公文書を見せる必要ないよね?』

はてサ『いや、だから。それを知りたいか公文書を見せて欲しいんだけど。』

ネトウヨもしかしてちょっと怒ってる?』

はてサ『いや別に怒ってはないけど?』

ネトウヨ『怒ってるじゃん。何で怒ってるの?』

はてサ大丈夫から。怒ってないから。大丈夫大丈夫から

ネトウヨ『何が大丈夫なの?』

はてサ公文書の話だったよね?』

ネトウヨ慰安婦制度でしょ?』

はてサ『ああそう慰安婦制度の話だった』

ネトウヨ『もう、はてサって人の話聞かないんだから

はてサ『いや、俺はただ慰安婦制度における休業や廃業自由証明するそれらの認可に関する公文書があるかどうかを…』

ネトウヨ『話を逸らさないで! 公文書がどうこうじゃなくて今あなたの話をしてるの!』

2013-11-10

http://anond.hatelabo.jp/20131109235329

じっちゃんに赤紙がきて中国大陸国民党軍との戦にいったのに国民党軍は逃げてばっかりで幾度に渡る共産党便衣兵軍服をきていない民間人の服装をしたゲリラ兵)の襲撃を運よくかわして、何とか終戦で下関までもどってきて、ばっちゃんが米軍空襲をなんとか逃れて、生き残って、戦争が終わったので結婚しなさいとお見合いを勧められないと、そもそもおいらの親は存在しない。

そんなエピソードが父側と母側で2つ。

精子レベルじゃなくても、多分、日本じゅうのみんながそのくらいレア存在

もう今後も宇宙が続く限りの長い時間をもってしても、2度とは生まれてくることはないから「いのちだいじに」な。

2013-09-09

俺専用メモ今日は(日中戦争)休戦の日!

今日日中戦争が終結した日なんですよ(暗黒微笑)


支那派遣総司令官岡村寧次大将南京降伏文書に署名し無条件降伏棒読み

この支那派遣軍というのは中国に展開する全ての陸軍部隊を統括したものなんすよ


連合国サイドは太平洋戦線で攻勢されない様支那派遣軍を

中国大陸に釘付けにする方針をとったゾ

その為終戦時には105万の大陸軍が今だ温存されていたんだよなぁ

また岡村もそれまで軍規が乱れていた方面軍に着任したあと

「鉄の掟」を出し軍規を落ち着かせたとも言われる有能なオッサンだったんや(恍惚

兵力が温存されているのに無条件降伏する事を不服に思う岡村

「百万の精鋭が健在なのにクソザコナメクジ降伏するっておかしいよなぁ?YO!

という上奏文を昭和天皇へ送ったゾ


これによって強硬派とみなされてしまうけど

実際は昭和天皇が宣言を受諾したと聞き考えを改めたんすよ

こうして穏便に中国国民党軍に降伏した岡村国民党軍と停戦業務を結ぶゾ

岡村は極力国民党を支援するよう停戦業務に当たり

また蒋介石と特別なコネがあったので

中国戦犯として裁かれ無罪にされたんだよなぁ

(帰国させると国際軍事戦犯になってしまう)


共産党からは第一の戦犯と目されていたけど

国民党軍との交渉のおかげで引渡しには至らず

泥沼の国共内戦を見越した駆け引きだったんすね~

イデオロギーの戦いってバカじゃねぇの(呆れ)

2013-05-04

http://anond.hatelabo.jp/20130504093943

「付き合わない」という選択肢は、ない。いいか?「付き合わない」という選択肢ない

この国際化の時代付き合わないなんて選択肢はないの。それこそファンタジー妄想、夢想のレベルありえないの。


まずそこを理解しよう。


次に、「武器」はどっちももってるの。しかも「武器に、より金をかけているのはこちら」なの。それでお互い相手のもってる武器ケチをつけてるの。どっちがどうと言える話ではないの。

それから、「お前のものは俺のもの」について言えば、どちらかと言えば「それを『した』のはこちら」なの。

有史以来数千年間のスパンで考えれば、大陸列島への侵攻は、鎌倉時代の一度(まあ2回と計算しても良いけどさ)。一方、列島半島大陸への進出を図っての出兵は、百済の件、秀吉の件、そして明治時代には一時的に成功して国までぶっ建てたの。百歩譲っても「お互いさま」と言われれば感謝されるレベル。むしろ、「蒙古系(元)のやったことへの文句はモンゴルに言え。オレらは有史以来一度も列島へ侵攻なんかしたことねえ」って中国半島の人々に言われても何も言えないの。

まあ対馬に関しては「何言ってんだこの○○○○」と俺も思いはしたけどさー。でも、ちょっと調べてみると、対馬を代々支配してた連中も結構怪しいぜ? 連中、密貿易私物化して儲けるために日本列島半島の間でうまく双方の権力者に顔を使い分けながらコウモリかヌエ的な感じでいろいろ小細工してるんだよね。それ考えると、せいぜい、この前ニュースに出ていた「日本は元宗主国として台湾独立に力を貸す義務があるのでは?」とかいう、台湾独立派の与太程度には聞き流せる話だと思う。

一応、論理的思考力はあるようだから、この辺を手掛かりに、再度結論を組み立て直してみてはどうかね。そうしたら少しはその人の言うことも分かるんではないかな。

まあね。君が中国大陸朝鮮半島の国やその人々に対して「何考えてんのか分かんねえ。信用なんてできるわけねー」ってのは分かるよ。でも、それは向こうも同じ。日本安全な国なのか? 日本人は何考えてんのか、なんて、向こうにだって分かるわけないわな。違う文化に生きてる違う人間なんだし、そもそも日本が侵攻を企てているかいないかなんて、本当のところオレにも分かんねえもん。なんであれだけの事故があっても原発がなくならないか。半ば公然と「いずれ核開発するためだ」なんてことを、真顔で公人が言ったりする国なんだぜ? 国際的に見て、日本人がおおむね安穏でノンポリ馬鹿エロくて、でもって愛すべき文化をもつ人間だということは重々オレも実感しているけれども、かといって日本という国が周囲の国にとって公正で平和的で安全な国と言えるかどうかは、オレには分かんねえ。新聞とかTVにさーっと煽られたら、あっという間にこの国はまた正義なき戦争であっても突き進むんじゃないかという不安は常に抱えてる。どこの国も、そんなもんじゃいか


そんな世界で、お互いに相手を「武装したキチガイ」扱いしていたら、その次に何が来るか想像できないかい?

2012-04-12

中国日系企業ボロボロな理由(わけ)

中国大陸に私が来てから三年が経とうとしている。

さまざまな中国日系企業を訪問したが、内情はボロボロだと感じる。

もちろん全部ではない。

ユニクロ日本ではボロクソ言われているPanasonicなどはとても健闘している。

でも、雰囲気がどんよりした日系の方が多い。

なぜだろう?

このなぜ?に一部答えているのが下記の記事。

なぜ中国人日系企業就職したがらないのか 日本人が知らなかった「不人気の理由」

http://diamond.jp/articles/-/16098

上記は的を得ているものの、広告主との兼ね合いかダイレクトには書いてないが、

いろいろな業種の多くの中国人と話をしてみると、総じて言えば「駐在員」がすべての原因じゃないかと思う。

駐在員としてやってきた日本人は社内・社外でとても恵まれている。

社内においては、権力者としてやって来て絶対権を握り、お伺いを立てる日本との唯一のパイプになることが多い。

彼らが日本にいたころは絶対にやってなかっただろう分野にも口出しができるようになるので、ある種天皇みたいなもんだ。

社外では、現地の人からちょっと想像つかないような豪華なマンションに住んで、外国人専用のVIP医療サービスを受けて、

外国人がたくさんいる国際学校や身内だらけの日本人学校に通い、日本との移動なども含めて全部会社負担してくれる。

おまけに、彼ら自身に決裁権があったりするので、日式KTV(日本で言うところのキャバクラ)なども経費と称してバッサリ。

中国人は意外に思われるかもしれませんが、思ったことでも腹の中に留めることが多い。

上司ましてや外国人である彼らに面と向かって言うのは、その会社に見切りをつけた人かアウトローくらいだ。

から、彼らは言わないが、上の記事を引用しながら言うならば以下のような感じじゃないだろうか。

賃金があまり高くない

ローカル企業に比べれば高いけれど、ほとんどの人材大卒だったりする。

良くも悪くも過激な競争を勝ち抜いてきたのに、欧米系と比べてさほど高いわけじゃない。

なによりも、駐在員と比べてしまうと天地の差がある。

おまけに、日本採用という超えられない壁があるから努力してもどうしようもない。

ガラス天井

何をどうすれば昇級するのかが不透明

そして、賃金と同じでトップなどは日本採用という(以下略)

社員キャリアアップが不明確

そもそもこういう制度を考えるトップ上層部が、コテコテサラリーマンなので、

職種や業種を超えてステップアップするやり方なんて概念がないので存在しない。

加えて言えば…

サラリーマン思考回路トップたち

中国人(台湾人香港人も同じ)はキャリア自分で作っていく。だから会社依存しない。

逆に言えばヨソで経験積んでるからみんなのバックグラウンドは異なる。

また、自分自身のキャリアのためにみんな仕事をするのであるわがままだ。

そういう人たちをまとめるには、トップが優秀であること、そして、ある種強権的にものごとを決める勇気があることが大切。

少なくとも私が前職(台湾系)ではそうだったし、それがうまく動いていた(まるで暴力団のようだったが)。

しかし、日本から来る駐在員は優秀だけれど、ただのサラリーマンで、キャリアの一環で中国に来ているだけに過ぎない。

から、いつまで経ってもサラリーマン的にものごとをのんべんだらりと決めてしまう。

日本語人材の低レベルぶり

日本語マイナー言語の最たるもんなので、こういうのを選択する人は言語が似ている朝鮮族か、

英語専攻から漏れた二級人材が多いので、上層部と相まって会社運営をグダグダにしてしまう。

駐在員が英語か現地語しゃべれて日本語を排除するだけでも相当人材の質は上がる。

・ 死んだ魚の眼をした現地採用日本人

数回会ったことがあるのですが、死んだ魚の目をしたような日本人社員とも会う。

日本人として期待されるものは、礼儀正しさや、まじめさ、仕事の正確さなどだと思う。

でも、これらの人にはそういうのがなかった。というか、廃人みたいで怖かったです。

こういう人が日本人からという理由で(駐在員の日本採用から…と同じ)、中国人スタッフより高かったら、

不愉快なこと極まりないだろう。

そんな彼らも結局駐在から言わせると日本人ということで頼ってしまうのだろう。

---

ここで仕事をしても何も得られない、給与も高くないと来れば優秀な人はさっさと見切りをつけるし、

どこにも行けない人だけが残ってしまう。

かくして、日系に残っている人材はいまいちな人や残り物だらけになって、雰囲気がどんよりしている。

おまけに、トップ層は総じて日本語に囲まれ、外人な生活しているので中国のことなんてさっぱりわからない。

今は好景気な上に、ローカル品質が悪すぎて、こんな状態でも売れ行きは伸びていくだろう。

戦略ゲーム的に言えば、熟練度・士気ともに30(兵逃亡より少し上)だが90式戦車に乗って、民兵戦闘中。

でも、ローカルが力をつけてきたり、品質管理能力が落ちてきたりすればどうなるかは火を見るよりも明らかじゃないだろうか。

2011-10-02

中国韓国でもモンゴロイド=自国人、それ以外=外国人という前提で人を見るのか

仕事で一週間ほど中国本土と香港マカオに行ってきた。

どこ行っても中国語広東語北京語)で話しかけられたので多分現地民かもしくは中国大陸からの移住者または旅行者と思われていたのだろう。

こちらの反応がないのを見て外国人だと悟り英語で話しかけられる。

世界中から人が集まる上海空港でも香港マカオの一流ホテルでもそうだった。

外国人と分かったら「日本人?」「韓国人?」「日本人韓国人?」と聞かれることが多かった。

空港や著名な観光地では白人などもたくさんおり、彼らには最初から英語で話しかけていたようだった。

どころか日本人から英語

「これはマカオパタカで表示されているのか?香港ドルか?」と聞かれたので、

わざと現地民のふりをして英語で答えた。

最後

「Are you Japanese? You spoke Japanese,I heard.」と言ったら

Yes,you understand Japanese?」と返されたので

Yes,of course,because I am Japanese!」と言ってやったので相手もびっくりしていた。

ローカルコンビニでのことだったので、地元しかいないと思っていたらしい。

日本でもほかに情報がない限りはモンゴロイド人間がいたらまず自国民だと信じて日本語で話しかけるだろうし、

西洋人だったら日本語を理解する可能性を想定せず英語で話しかけると思う。

日本語に堪能な非英語圏白人日本帰化して日本人になっても、

白人というだけで英語しか会話させてもらえないということで、

自分はいつまでたってもガイジン扱いだ」と嘆いていたのを思い出した。

中国とか韓国とかでもモンゴロイドなら自国民と信じ、白人だったら最初から国語など理解することのできない英語話者とみなすのだろうか?

また中国本土と香港マカオとではだいぶ差があったし、

中国本土内でも上海都市部ローカル田舎とでもだいぶ差があった。

香港マカオではほとんどどこに行っても英語が通じる。

ローカルなお店を除いては大抵英語併記。マカオに至ってはポルトガル語も加えて三言語併記。

ローカルなお店やタクシーの運転手に通じないこともあるが、

少なくとも通じる人をどうにかして捕まえられる環境は常にあったと思う。

ところがマカオから海をフェリーものの10分渡って中国の片田舎に入ると、

英語併記はまったくなく、住民も英語を理解しない人ばかり、

こちらが中国語を理解しないことを分かっていても中国語で話しかけてくる。

物価もずっと安いしトイレもきれいじゃないし、国境を越えただけでここまで環境が異なるのかと啞然とした。

2010-12-04

http://anond.hatelabo.jp/20101204221246

えーと日本中国現在中国はなく、中国大陸のあのへんって意味)に強い影響を受けている国で、

文化レベルでいえば歴史の9割くらいは中国の下にあったのはそのとおりで、実際中国文化はすばらしいよ。

でも、それを踏まえても「嫌中」ってのはごく普通のことだよね。(だって、現在中華人民共和国が嫌いなんだから)

天皇って文化にも確かに影響はあると思うよ、うん。でも天皇自体はもう完全に日本文化だよね。

よーするに、俺はラーメンは好きだけど刀削麺あんま好きじゃない。それだけの話じゃないのか。

別に、嫌中の人間だって二郎ニンニクマシくらいするだろう。中国が嫌いなくせにおまえラーメン食うの?みたいなこと言われても。

まー、あと「中国」が一つの継続国家たいなこと言うのはさすがにおかしいよね。

人種も勢力も替わりまくりだし。現在中華人民共和国歴史ほとんど無いに等しい新参国家だよなぁ。

マルクス主義以降、新しいイデオロギーを取り込みまくったせいで伝統」とか「文化」なんて消えたい放題でしょ。

中国研究者日本大学に「中国史」の研究に来るんだよ最近、自国よりよく資料が残ってるから。

そりゃあ、文革に代表されるあれこれ轢いて埋めて銃殺してって国だもん歴史文化なんて消えてくわなぁ。

ある意味日本中国文化ブラッシュアップしてバックアップするシステムといえるかもしれない。

2010-09-29

http://anond.hatelabo.jp/20100928223825

そんなあなた近代台湾オススメ

まさに未開の蛮族を軍隊派遣して鎮圧している。

台湾併合を宣言してから平定までに数年かかっている。

一方でいろんな「明治偉人」達が高い理想で善政を布いてみようとしたり、インフラ整備をやり遂げたりする。

そんな人たちも現地人に暗殺されてみたり、反動暴動で「殉職」してみたりする。

でも、心打たれた台湾人の人が記念碑や祠をつくって奉ったりもしている。

日本サトウキビも欲しかったし、台湾日本の一部として近代化して、重工業化したかった。

台湾の土人がぁ!」といいつつも結果的に台湾近代化する方向へ導いている。

で、日本敗戦後は中国大陸から国民党の敗残兵がなだれ込んで前近代的な蛮行を行って一時はどん底におちるが

帝国軍人李登輝総統が現れて建てなおす。

植民地化や蛮行自体は褒められたことではないかもしれないが、道徳的正しさと歴史的正しさは必ずしも一致しないという見本かもしれない。

2009-10-12

中国は大騒ぎ、報道がフィーバー

ノーベル物理学賞三人のなかの一人は英国中国人

中国は大騒ぎ、報道がフィーバー

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欧米メディア日本マスコミも、このニュース、きわめて静か。アメリカ人スミス博士とリチャード・カオ博士ほかひとりの併せて三人がCCD技術光ファイバーノーベル物理学賞の受賞となった。

俄然、大騒ぎを演じているのは中国メディアばかりか、海外華僑の華字紙、台湾香港マスコミも大々的報道をしているのも、受賞者のなかのカオ博士英国籍の中国人だからだ。本名は高昆。

博士は1933年上海生まれ、76歳。49年に香港へのがれ、1954年にロンドン大学電気工学部留学し、光ファイバー研究に没頭した。世界的に有名な物理学者として知れわたり、香港返還直前、中文大学に招かれて香港で教鞭を執った。その後、中国社会科学院の外国籍メンバーにも加えられた。

やはりフランス中国人の高健行がノーベル文学賞を貰ったときも大騒ぎをしたし、アメリカ籍だった台湾人の李遠哲がノーベル化学賞を貰ったときも大騒ぎをしたが、それぞれが共産党を批判したため、その後、中国大陸では彼らの礼賛は止んだ。

日本マスコミ諸兄! ロンドンのカオ博士に直撃インタビューに出かけて中国批判をやらせては如何?

(注 高昆の「昆」は金偏)

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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 

    平成21年(2009年)10月7日(水曜日

       通巻第2733号  

2009-09-09

まさゆき地図 香港

終わってた……

http://blog.arukikata.co.jp/tokuhain/hongkong/2009/08/post_125.html

皆さん、ドラゴンクエスト9はもうプレイされましたか?

発売直後は今までのドラクエ世界観が違ったり、難易度が子供向けに低くなっていたり、変なギャル妖精が登場したりと、かなり不評だったDQ9ですが、プレイしてみると意外と面白くてはまっています。

今回のDS版の最大の特徴は何といってもDSならではの「すれ違い通信」機能や「マルチプレイ」機能です。同じくドラクエを持っている人と一緒に冒険を楽しめたり、お互いの宿屋に呼び込んで滞在してもらったりして、宿屋拡張したりできます。

日本では「すれ違い通信」を求める勇者たちのため秋葉原に「ルイーダの酒場」が設置された、とニュースで知って、1プレーヤーとしてとてもうらやましかったです。

というのも、ここ香港では「日本語版」であるゆえDQ9プレイヤー数が日本に比べて当然ながら圧倒的に少ない!もちろん香港人の中には日本語の読める人もたくさんいますし、読めなくてもネットには中国語攻略サイトが山のようにあり、専門用語中国語解説や攻略法を事細かに解説しています。

中国大陸にも、台湾にも、そしてここ香港にも熱狂的なファンは多数存在します。

が、そうはいっても「すれ違い通信」ですれ違う確率日本に比べて限りなく0。

現在のところ、わが宿屋の来客数は2名のみ。周囲の数少ないプレーヤー同士で細々とっやっています。

さて、前置きが長くなりましたが、ここで香港の数少ないDQ9勇者(この記事を読んでるからには日本人)に朗報です。

Facebook上の「香港 勇者鬥惡龍 同好會 dragon Quest Fans HK」で「DQ9すれ違い通信オフ」第2回を開催するとの告知がありました。

8月15日に開催された第1回集会は急な告知だったにもかかわらず40名以上が集結し、大盛況だったようです。そして開催を知らなかった人たちから「ぜひ2回目を!」との熱烈なリクエストがあったとのことで、今週土曜日に第2回オフを開催します。

詳細は以下。

日時:8月29日(土)19:30〜

場所:モンコック(旺角)の歩行者天国西洋菜南街)にあるマクドナルド

イベントは第1部すれ違い通信(19:30〜)、第2部マルチプレイ(20:00〜)。

事前申し込み等、一切必要ありません。

また、ファンクラブメンバー日本に行ってあの伝説の「まさゆきの地図」をゲットしてきたので、当日参加者に配信するそうです!

香港DQ9勇者たちと交流する絶好の機会です。ぜひお見逃しなく。

あなたの宿屋を拡大して、リッカを喜ばせてあげましょう。

2009-06-27

あの亡命中国人パイロット医師らはいま

パラオ諸島はウィグル人兵士の身の安全を保障できるのか?

中国からの刺客に無防備、米国はなぜ安全方面を考慮しなかったか

▲あの亡命中国人パイロット医師らはいま

政治は風向きが変わると、その渦中にいた人間は、その運命右から左へ、上から下へと突如翻弄されることになる。

 

台湾国民党独裁の時代、中国大陸から逃げてきた亡命者を「投奔自由」と比喩し、国民党系のメディアは英雄扱いした。

私は中国からの亡命者のなかでもミグ・パイロット京劇俳優作家医者(周恩来主治医もいた)、物理学者(中国の核物理学者もいた)、通訳など八十数人にインタビューし、『中国の悲劇』という本にまとめたことがある。

ただし国民党宣伝となってはいけないので米国へ逃げた人々も追いかけ、拙著の最後の場面は、台湾人作家北京へ逆に亡命し、はては米国へ再亡命した奇異の存在、陳若儀をサンフランシスコに訪ねて「それでも中国希望ありき」という談話で掉尾を飾った。

80年代前半まで、台湾には「同胞救済協会」のような支援組織もあり、亡命者台湾にあらわれる度に、大きな記者会見を開催し、ミグ・パイロットには黄金数キロという懸賞もつけて賛美した。

80年代後半から台湾は、この政策を止めた。

第一に中国からの亡命者台湾ではなく、欧米を目指し始めたこと。

第二に台湾は自由化を驀進しはじめ、とくに亡命者を賛美する風潮が掻き消えたこと。

第三に台湾社会亡命者を疎んじ、邪魔者視しだした。

どこかの国の状況と似ている。ベトナム戦争の英雄は、米国に帰ると邪魔者扱いされたように。

タリバン兵士らもまた政治に翻弄されている

既報のようにグアンタナモ基地に八年間、「タリバン」の容疑者として拘束されていたウィグル人兵士13名は、パラオ諸島に移送される。

最初は17名と言われたが、すでにそのうち四名はバミューダで暮らし始めたことが分かった。

ウォールストリートジャーナル(09年6月23日)は、「はたしてこれらのウィグル人らはパラオ諸島で身の安全が保障されているのか」とする疑問を報道した。

まともな軍隊警察もないパラオ人口わずか二万。二百数十の島嶼国家台湾外交関係があるため社会インフラ建設と整備には台湾がおおきく貢献してきた。

その台湾中国と接近している政治境遇の大変化も手伝い、中国の代理人や刺客の侵入はわけもないこととなる。

「しかし」と米国医者コメントしている。

「南洋ののんびりした島で休養がとれることは彼らのメンタル回復に役に立つはず。なにがしか働き、貯金し、かれらの人生の夢は最後にメッカ巡礼なのだから」と。

パラオ諸島が、かれらタリバン兵士被疑者を受け入れたのは、米軍の二億ドルの援助であり、人道的理由は二の次だろう。

もしヒューマニズムが最大の動機というのなら三年前の米国の打診開始の時点で受け入れる筈だから。

▲両天秤外交も挫折の時代へ

さて中央アジアイスラム国家キルギス政府は「米軍継続駐留を認める」と百八十度逆転の決定を『平然と』行った。

明日(6月25日)、キルギス議会は正式に決議する。

驚き桃の木山椒の木。

簡単に経過を振り返ると、アフガニスタン空爆の拠点としてキルギスマナ空港米軍の集荷流通センターのごとき兵站拠点としてきた。

昨年からキルギスでは「米軍は出て行け」という運動が(ロシアに支援されて)組織化され、ことし二月、キルギス議会米軍の撤退を正式に決議した。

米軍2010年8月をメドに撤兵する予定となった。背後にはプーチン政権の援助(水力発電プロジェクトなど20億ドル)があった。

この直後、或る米軍高官に聞いたことがある。すると、かれはにやりと嗤って「いずれ逆転がある」と意味深長に言った。『米軍の出費拡大がキィですよ』と。

両天秤外交は嘗てマレーシアなど新興アジア諸国でも顕著だった。当時は米国ソ連に援助合戦を競わせた。

 

政治とは不条理で成り立つ

キルギスは米ロに援助を競わせ、まんまと両国から援助拡大の約束を取り付け、米軍には空港使用料の値上げを認めさせた。

そこには倫理が介在する余地がない。私は嘗て高坂正堯氏が言ったことを鮮明に思いだした。

宮崎くん、そうはいうてもやな。外交道徳をいれたらややこしくなるで」。昭和四十三年春、セミナーが終わって大阪中之島から北新地二次会場へ向かう電車のなかだった。私は外交道徳について質問したのだった。

冒頭パラオのことに戻る。

太平洋存在する島嶼国家十二のうち、六カ国が中国寝返り、六カ国が台湾との外交関係を続けている。

いずれも激しく両天秤外交で成果を味わい、とくにキルバスなどは、二転三転。援助の多寡で自由自在に外交関係を切ったり繋いだり。同様のことは中南米諸国とアフリカで顕著である。

変化の予兆は中台の「雪解け」「一中市場」「国共合作」からである。

政治的潮流の大変化とともに、中国台湾も、援助合戦無意味さを認識し始めた。

もとより札束により外交関係を維持するという外交戦術を選んだのは台湾国民党時代であり、その台湾国民党政権復活により、みずから始めた援助外交を終息させる。

不条理! 

いや、政治とは不条理そのものではないか。 

台湾・馬政権中国武器産業企業台湾工作目的投資を禁止できるのか

つい昨年までビジネス情報界で流行した新造語は「CHAINDIA、チャイディア」だった。

印度中国の興隆が世界経済をダイナミックに変えるという楽観的見通しから来ていて、実際に同題名の本がベストセラー入りしていた。

CHAIWANも、チャイナ台湾を足して二で割って造語。しかし、台湾では誰も国にしないので、これはひょっとして日本ジャーナリズムだけに通用する造語かも。

さて不況入りした台湾経済は未曾有の失業者をだして、日々、馬英九政権を困惑させているが、打開を図る一環として大陸からの観光客歓迎、人民元通用という画期的政策に加え、大陸からの資本投資を許可する方向にある。

てんで話は逆さまである。台湾企業が六万社、大陸投資した金額は公式統計でも2000億ドル突破している。現実には5000億ドルとも言われる。

今度は中国大陸からも、台湾投資して貰いましょう、と路線変更。馬政権は『大陸地区人民台湾投資許可辨法』をすでに制定している。

大野党の民進党は、このなかにある第六条『防衛条項』を問題化し、「もし中国の軍系列企業138社が、国策を秘めて台湾投資した場合、どういう対応がとれるのか」として、下記の軍企業投資は完全に禁止せよと要求している(自由時報、6月12日号)。

 中国工業集団公司

 中国工業建設集団

 中国航天科学技術集団

 中国航天科工業集団公司

 中国航天工業集団

 中国船舶工業集団

 中国船舶重工業集団公司

 中国兵器工業集団

 中国兵器装備集団公司

日本でもラオックスがすでに中国資本参加にはいった。

資源森林地域中国資本の買い占めの対象となっている。不動産のまとめ買い、とくにベイエリアではマンションの五十、六十戸を中国資本が「まとめ買い」している。現実池袋北口など、全国各地にはニュー・チャイナタウンの出現。

日本のなかで、とくに先端技術をもっている中小零細企業がつぎつぎと狙われるわけだが、スパイ防止法もない日本に抜本的対策はあるのか?

2009-06-09

マカオの繁栄は終わったのか? サンズホテル倒産

ラスベガスの高級感と優雅さに欠け、カネだけの博打場は限界があった

マカオは旧ポルトガル植民地。1999年に中国に返還されたが、爾後、なにが一番変わったか? 

唯一の産業=博打ビジネスが以前より繁盛し、本場ラスベガスから大手三社が殴り込み、そして、大不況の到来とともに米系一社倒産し、それでも二十四時間不夜城マカオの博打場は盛業を極めていることだ。

マカオにはれっきとした独自通貨がある。

植民地時代からのマカオ・パカタである。香港ドルとほぼ等価。ところが、マカオで、この独自通貨にお目にかかるのは稀、殆どが人民元か、香港ドルで決済されている。ホテル米ドル建てか、香港ドル建てだ。

2004年頃までは香港ドルが圧倒的に優位だった。人民元優位に転倒がおこったのは05年以後で、いまではマカオ中のホテルでもレストランでも人民元の天下となった。香港もそうである。香港マカオは「人民元合衆国」の一員と名付けても良いだろう。

香港マカオは「特別行政区」で、「一国両制度」のもと、五十年間は自治が保障されている。だから独自通貨を維持している。

独自の行政法憲法らしきもの)があり、一応、言論の自由があり、独自のパスポート(或いは居住証明)が発行され、世界中旅行できる。

 

しかしEU通貨が「ユーロ」で統一されたように、人民元という通貨が共通となって、香港マカオ中国の「出島」のごとき存在となり、“人民元合衆国”の一員となったのである。

▲博打ビジネス経済が成立する

最初にマカオへ行ったのは三十五年前だった。

香港からフェリーで行った。三時間以上かかった。船酔い客が続出した。マカオの公式の博打場はフェリー乗り場に近いリスボアホテルしかなかった。

このホテルマカオ経済を牛耳るスタンレー・ホーの経営である。

筆者は麻雀パチンコもやったことがないので、トランプ博打の遣り方を知らないが、このとき同行した弟が二十ドルほどかけて、五十ドルほど勝った。

十五年ほど前にも行った。やはりまともなホテルと博打の施設はリスボアホテルしかなかった。

マカオ事実上、この最大財閥=スタンレー・ホー一族の天下だった。マフィアが入り乱れ、麻薬武器密輸売春が盛んで、治安が悪く、筆者はもっぱら香港から日帰りだった。

 

返還後、行政法が改正され、外国の博打ビジネスの進出を緩和した。

一斉に博打ホテル開業した。とくにラスベガスの大手三社、サンズ、MGM、ウィン・グループがやってきて、つぎつぎに豪華ホテル開業し、そこに中国大陸からどっと、年間1200万の博打打ちが、あたかも中山競馬場へいくような気軽さで押しかけるようになる。

フェリー乗り場と中国との国境ゲートからは各ホテルがそれぞれ無料バスを運行している。まるで昔の面影はない。

 

2年前にもマカオへ行って驚嘆したことが幾つかある。

第一はマカオ通貨が殆ど使えないこと。第二は二十四時間不夜城ホテルではロシア美女のダンスフィリピンからの楽団がショーをやっているが、本場ラスベガスのような娯楽性がない。ショッピング街が貧弱極まりない。家族で遊べない。第三に付帯設備が貧弱。エンタテインメントの風情に乏しい。そのうえ、レストランはまるで町の食堂である。

 

優雅に時間を過ごし、贅沢な食事をワインを飲みながら楽しみ、或いは瀟洒なショッピング・アケードを冷やかし歩くという贅沢な空間のなかに味あうリクレーションの発想がないのだ。

中国人はひたすらマネーゲームに熱中し、カネカネカネと念仏を唱え、ほかの楽しみがない。博打に勝てば美女を買うぐらい。

▲これからマカオの迷走が始まりそう

マカオには決定的に“遊び心”が欠落している。

そして2009年6月1日、マカオの「夢の市街区」(ドリームタウン)が開業した。目玉はスタンレー・一族(娘のパンシーが経営参加)とラスベガスの大手が合弁の新築ホテルハード・ロックホテル」。

認可料金も莫大で、「夢の市街区」の建設費用21億ドルのうちの、じつに40%が『ライセンス料金』としてマカオ行政府の懐に入った。

04年にラスベガスサンズホテル開業し、06年にラスベガスのウィン・グループリゾートホテルを建て、MGMミラージュも店開きし、07年にベネチアホテル開業した。ラスベガス御三家が揃っていた。繁栄はピークに達した。年々顧客がふえ、売り上げはラスベガスを凌いだ。

ところがラスベガス経営者らが首を傾げた。ラスでは博打の胴元の稼ぎは、全体の売り上げの26%でしかなく、付帯設備からの売り上げが凄いのだが、マカオでは計算が狂った。

共産党幹部の出入りが激しくなったのも、ここで合法的な賄賂が受け取れるからである。業者の招待でマカオへ「出張」し、博打をする。業者が天文学的金額をかけて、故意に負ける。

共産党幹部は合法的にべらぼうな賭け金を受け取る。領収書が発行される。合法の賄賂である。

08年、リーマンブラザーズの倒産ウォール街大不況が、マカオ根底的に揺さぶった。

そして、三月にラスベガスの老舗「サンズ」が倒産した。

2009-03-27

http://anond.hatelabo.jp/20090326235254

マジレスすれば、風水はそもそも中国大陸での地理的な面での生活の知恵結晶させたもので、運・不運を左右させるものではないんだな。

洪水の起きにくい場所を「川のくねった内側は縁起がいい」と表現を変えてあるからわかりにくいけどね。

ただ、霊感を研ぎ澄まして、本当に運気が良くなるように建物の位置やら決める風水師がごくまれにいるのがなんだかわからんところ。

2009-03-17

中国アフリカへの大胆投資を再開、アルジェリア大学町も建設

中国アフリカ開発基金はすでに初動の10億ドルを使い切り、20億ドルを追加

強気が戻ってきた。

中国海外投資を見直すと発表したばかりだが、中味を見ると一億ドルを超える投資は許可制にするだけで、率直に言ってざる法。

李登輝政権から陳水扁政権初期にかけて、台湾から中国大陸への投資は5000万ドル以下と決められていた。海外子会社を経由したり、香港子会社海外銀行から融資を受けたりのあの手この手で台湾企業は、数十億ドルを一社投資していた。

おなじ抜け穴を中国企業家は考えるだろう。

さて、中国の公的なアフリカ投資は「中国アフリカ開発基金」を基軸に行われているが、軍事援助とのバーターなどで行われる石油ガス取引は、詳細が透明ではない。

アルジェリアがこんどは注目を集めた。

コンゴへの90億ドル投資に関して、小誌でも伝えたが、国際社会に負う110億ドルの借金を踏み倒すコンゴに、中国がかくも強気投資を続行する理由は、コバルト鉱山である。

同様にアルジェリア石油とガスがねらい目。

アルジェリアフランスからの独立以後、ナショナリズムが強く、西側は投資を嫌がった。リビアよりナショナリズムの熱狂があった。

ところがアルジェリア外貨準備高が、じつに1400億ドルに増えていて、たとえ石油代金がこれから一バーレル=20ドル割れをおこしても、十分にやっていける計画であるという。

北アフリカだけでも中国人技術者が三万人!

現地の大手銀行のひとつ「スタンダード銀行」は南ア本店、最大株主中国だが、「最近アフリカ諸国への中国企業のリターンが顕著だ」という(英紙『フィナンシャル・タイムズ』、2009年3月17日)。

アルジェリアは、しかしながらスキル不足を理由とされ、せっかくのプロジェクトがあっても技術労働者はごっそりと中国から連れてくる。建設機械、建材、労働者ごと請負い、徹底的に中国企業還元される。

ただし一年に一回か二回しか休日もなく、中国人は働きづめの由。

アルジェリアに525キロに及ぶ新ハイウエィ建設中国が行うが、これはCRCC(中国鉄道建設)とCITIC(中国国際信託投資公司)との合弁。

通信事業アルジェテレコムエジプト系「オラスコム」が合弁ですすめている電話通信プロジェクトも、中国の「華為技術」(携帯電話大手)の参入が予定され、北アフリカだけでも、中国人は三万人以上が駐在している。

反中国感情は、こうしたビジネスの遣り方への不満が爆発して蓄積されている。

2009-02-13

台北故宮博物院」の宝物の一部を北京紫禁城」に交換展示か

  中台の文化交流というが、パンダ外交と寸毫も変わらないのでは?

 台湾へ行くと、日本人が真っ先に見学に行くのは故宮博物院だ。

中国五千年の歴史と文化の粋がまとまって展示されている(昨師走、玄関の看板をみたら「中華八千年」と誇示されていて、その隣は法輪功の座り込みデモがあったが)。

 陶器水墨画、壺、鼎、宝飾品など。一日見ていても飽きない。

 言うまでもなく、蒋介石中華民国の正統な権力継承を象徴する「三種の神器」として、中華伝統の宝物を夥しく軍艦に載せて、兵隊よりも大切に台湾へ運んだ。

台北に鎮座まします数万点の宝物は、換言すれば中国大陸のもの、独立主権国家台湾としてはありがた迷惑でもある。台湾には独自の文化と伝統と習俗がある。

 独立派のひとたちは「あんなもの、北京へ返せ」と言っている。

 そして故宮博物院の宝物の一部が北京で展示されることになりそうである。

 14日に故宮博物院の周館長を団長に三日間の日程で北京へ赴き「交換展示」の詳細を協議するという(『台北タイムズ』、2月13日付け)。

北京がつけてきそうな条件は「以後、台湾故宮博物院を『台湾故宮』と改称せよ、と言われるかも」。

同館スポークスマンの蘇俊賓は「威厳と公平のもとに交渉する」と言っている。

 北京紫禁城故宮博物院は十月に「清朝文物展示」を予定している。

2009-01-24

http://anond.hatelabo.jp/20090117185113

世界の広さ表現という意味では、マンガなんだけどスペリオールの「覇 -LORD-」がすごい。

武論尊流の三国志なんだけど、なぜか中国大陸がぜんぜん広く感じられない。

魏、呉、蜀がとなり街の距離、ちょっと広げても群馬栃木埼玉くらいのスケールしかないように感じる。

作画の池上遼一はアップが主体だからだろうか?

あのマンガ研究すれば、逆に、広い世界を感じさせる表現がわかるかもしれない。

2009-01-04

どこの国の血も混じっていないなんて人いるの?

http://anond.hatelabo.jp/20090103230639

両親とも九州の出で鎖国中も外国と交流のあった長崎に近いから、私の髪の毛の色が「染めてるの?」とツッコまれるほど薄く、ときどき金髪が生えてくるのは、祖先のどなたかが白人だったからじゃないかなあと子どもの頃から思っている。中国大陸のほうからはたくさん人が来ているから、先祖をすべて調べてみれば外国人の1人や2人誰でも居るもんだと思ってる。

友だちの顔だちは白人風で「どこかの血が混じってるの?」と訊かれるそうなんだけど「ええ、クォーターなんですよ。母が子どものころロシアに住んでたんです」と言うと100パーセント信じるそうだ。クォーターウソだが、母親ロシア育ちなのはホント。でも、わからないだけで先祖のどこかに白人が居るんじゃないかなーと思う。そのくらい洋風。

ハーフだと自分の血がどこから来ているのかはっきりしてていいなあと思ってた。同じ国に生まれた男女よりドラマチックな出会い方しそうな感じがするし。はっきり言って日本人同士だと惰性で結婚することもありそうだけど、外国人同士だと「一緒にいたい」という強い意志がないと結婚できない気がするんだよね。そこらへんはどう? 「へえ〓、ご両親、熱烈恋愛したんだ?」とか訊かれるのは嫌?

2008-11-02

田母神幕僚長論文内容だが、いい論文じゃないか。

○わが国は戦前中国大陸朝鮮半島を侵略したといわれるが、

 実は日本軍のこれらの国に対する駐留も、

条約に基づいたものだ。日本は19世紀の後半以降、

 朝鮮半島中国大陸に軍を進めたが、

相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない。

○わが国は中国で和平を追求したが、その都度、蒋介石に裏切られた。

蒋介石コミンテルンに動かされていた。

 わが国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者だ。

○1928年の張作霖列車爆破事件も少なくとも日本軍がやったとは断定できなくなった。

(文献によれば)コミンテルンの仕業という説が強まっている。

満州帝国人口は成立当初からなぜ爆発的に増えたのか。

それは満州が豊かで治安が良かったからだ。

侵略といわれるような行為が行われるところに人が集まるわけはない。

日本中国大陸などに侵略したため、日米戦争突入敗戦を迎えたといわれるが、

これも今では日本戦争に引きずり込むために、

米国によって慎重に仕掛けられたわなであったことが判明している。

米国コミンテルンに動かされていた。

ヴェノナファイルという米国の公式文書がある。

東京裁判戦争責任をすべて日本押し付けようとしたものだ。

そのマインドコントロールはなおも日本人を惑わせている。

自衛隊は領域警備もできない。集団的自衛権も行使できない。

武器使用の制約が多い。

このマインドコントロールから解放されない限り、

わが国は自らの力で守る体制がいつになっても完成しない。

日本軍軍紀が厳正だったことは多くの外国人の証言にもある。

わが国が侵略国家だったというのは正にぬれぎぬだ。

2008-11-01

日本は侵略国家であったのか」を読む つづき

前回↓が途中で切れたため、その段落から改めてつづきを貼ります。

http://anond.hatelabo.jp/20081101232814

 さて日本中国大陸朝鮮半島を侵略したために、遂に日米戦争突入し3 百万人もの犠牲者を出して敗戦を迎えることになった、日本は取り返しの付かない過ちを犯したという人がいる。しかしこれも今では、日本戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している。実はアメリカコミンテルンに動かされていた。ヴェノナファイルというアメリカの公式文書がある。米国国家安全保障局(NSA)のホームページに載っている。膨大な文書であるが、月刊正論平成18年5月号に青山学院大学福井助教授(当時)が内容をかいつまんで紹介してくれている。ヴェノナファイルとは、コミンテルンアメリカにいたエージェントとの交信記録をまとめたものである。アメリカ1940年から1948年までの8年間これをモニターしていた。当時ソ連は1回限りの暗号書を使用していたためアメリカはこれを解読できなかった。そこでアメリカは、日米戦争最中である1943 年から解読作業を開始した。そしてなんと37年もかかって、レーガン政権が出来る直前の1980年に至って解読作業を終えたというから驚きである。しかし当時は冷戦の真っ只中であったためにアメリカはこれを機密文書とした。その後冷戦が終了し1995年に機密が解除され一般に公開されることになった。これによれば1933年に生まれたアメリカフランクリン・ルーズベルト政権の中には3百人のコミンテルンスパイがいたという。その中で昇りつめたのは財務省ナンバー2の財務次官ハリーホワイトであった。ハリーホワイト日本に対する最後通牒ハル・ノートを書いた張本人であると言われている。彼はルーズベルト大統領親友であるモーゲンソー財務長官を通じてルーズベルト大統領を動かし、我が国を日米戦争に追い込んでいく。当時ルーズベルト共産主義の恐ろしさを認識していなかった。彼はハリーホワイトらを通じてコミンテルンの工作を受け、戦闘機100機からなるフライイングタイガース派遣するなど、日本と戦う蒋介石を、陰で強力に支援していた。真珠湾攻撃に先立つ1ヶ月半も前から中国大陸においてアメリカ日本に対し、隠密に航空攻撃を開始していたのである。

 「ホームページに載っている」と、また典拠をあいまいになさっていますね。アクセス日時を明記して、該当のURLを示すことも論文ルールとして確立しています。典拠となる論文の題名も該当ページも省略されていますが明記するのが普通です。先行研究の要約と著者の意見の区別がつかないのも問題です。先行研究の要約にオリジナリティはありません。先行研究について論じたいのであれば別でしょうが、先行研究を手がかりに、何かを主張したいのであれば、引用でも注でも根拠となる史料(この場合は「機密資料」)の該当部分を明記するのが論文ルールです。ちなみに孫引きは基本的にしてはいけません。原典にあたらずに引用元の編集が正確であるとは言えないからです。つまり、読む側からすると、根拠が示されていないがために、その主張を認めることはできません(学問ルールにおいては、主張する側に立証責任があります)。

 ルーズベルト戦争をしないという公約大統領になったため、日米戦争を開始するにはどうしても見かけ上日本に第1撃を引かせる必要があった。日本ルーズベルトの仕掛けた罠にはまり真珠湾攻撃を決行することになる。さて日米戦争は避けることが出来たのだろうか。日本アメリカの要求するハル・ノートを受け入れれば一時的にせよ日米戦争を避けることは出来たかもしれない。しかし一時的に戦争を避けることが出来たとしても、当時の弱肉強食の国際情勢を考えれば、アメリカから第2,第3の要求が出てきたであろうことは容易に想像がつく。結果として現在に生きる私たちは白人国家植民地である日本で生活していた可能性が大である。文明の利器である自動車洗濯機パソコンなどは放っておけばいつかは誰かが造る。しかし人類歴史の中で支配、被支配の関係戦争によってのみ解決されてきた。強者が自ら譲歩することなどあり得ない。戦わない者は支配されることに甘んじなければならない。

 繰り返しますが、根拠のない推測は論文の中では無価値です。さて、戦った結果、無条件降伏して占領(=支配)されました。その後、戦争をせずとも、サンフランシスコ講和条約を結んで独立できましたし、奄美諸島小笠原諸島沖縄も返還されました。

 さて大東亜戦争の後、多くのアジアアフリカ諸国が白人国家の支配から解放されることになった。人種平等の世界が到来し国家間の問題も話し合いによって解決されるようになった。それは日露戦争、そして大東亜戦争を戦った日本の力によるものである。もし日本があの時大東亜戦争を戦わなければ、現在のような人種平等の世界が来るのがあと百年、2百年遅れていたかもしれない。そういう意味で私たちは日本の国のために戦った先人、そして国のために尊い命を捧げた英霊に対し感謝しなければならない。そのお陰で今日私たちは平和で豊かな生活を営むことが出来るのだ。

 しつこく繰り返しますが、風が吹けば桶屋が儲かる式の主張に説得力はありません。「国家間の問題も話し合いによって解決」とのことですが、イラク戦争グルジア戦争は話し合いではありません。「百年、2百年」の根拠も示されていません。「人種平等」を推進した国際連合を結成したのは、勝った「強者」の国々でした。

 一方で大東亜戦争を「あの愚劣な戦争」などという人がいる。戦争などしなくても今日平和で豊かな社会が実現できたと思っているのであろう。当時の我が国の指導者はみんな馬鹿だったと言わんばかりである。やらなくてもいい戦争をやって多くの日本国民の命を奪った。亡くなった人はみんな犬死にだったと言っているようなものである。しかし人類歴史を振り返ればことはそう簡単ではないことが解る。現在においてさえ一度決定された国際関係を覆すことは極めて困難である。日米安保条約に基づきアメリカ日本首都圏にも立派な基地を保有している。これを日本が返してくれと言ってもそう簡単には返

ってこない。ロシアとの関係でも北方四島は60年以上不法に占拠されたままである。竹島韓国の実行支配が続いている。

 また、「・・・・・・という人」、さらに「・・・・・・と思っているのであろう」ですが、藁人形を叩いても論文に説得力は生まれません。論文で心情の吐露をしても説得力は増しません。私の立場を表明しておきますが、人の生を無益だとする考え方には賛同しないことと、批判的検討を行うことは両立すると考えています。

 東京裁判はあの戦争責任を全て日本押し付けようとしたものである。そしてそのマインドコントロール戦後63年を経てもなお日本人を惑わせている。日本の軍は強くなると必ず暴走し他国を侵略する、だから自衛隊は出来るだけ動きにくいようにしておこうというものである。自衛隊は領域の警備も出来ない、集団的自衛権も行使出来ない、武器使用も極めて制約が多い、また攻撃的兵器の保有も禁止されている。諸外国の軍と比べれば自衛隊は雁字搦めで身動きできないようになっている。このマインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない。アメリカに守ってもらうしかない。アメリカに守ってもらえば日本アメリカ化が加速する。日本経済も、金融も、商慣行も、雇用も、司法アメリカシステムに近づいていく。改革のオンパレードで我が国の伝統文化が壊されていく。日本ではいま文化大革命が進行中なのではないか。日本国民は20年前と今とではどちらが心安らかに暮らしているのだろうか。日本は良い国に向かっているのだろうか。私は日米同盟を否定しているわけではない。アジア地域の安定のためには良好な日米関係が必須である。但し日米関係は必要なときに助け合う良好な親子関係のようなものであることが望ましい。子供がいつまでも親に頼りきっているような関係改善の必要があると思っている。

繰り返しますが、論文における藁人形叩きに意味はありません。

 自分の国を自分で守る体制を整えることは、我が国に対する侵略を未然に抑止するとともに外交交渉の後ろ盾になる。諸外国では、ごく普通に理解されているこのことが我が国においては国民に理解が行き届かない。今なお大東亜戦争で我が国の侵略がアジア諸国に耐えがたい苦しみを与えたと思っている人が多い。しかし私たちは多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識しておく必要がある。タイで、ビルマで、インドで、シンガポールで、インドネシアで、大東亜戦争を戦った日本の評価は高いのだ。そして日本軍に直接接していた人たちの多くは日本軍に高い評価を与え、日本軍を直接見ていない人たちが日本軍の残虐行為を吹聴している場合が多いことも知っておかなければならない。日本軍軍紀が他国に比較して如何に厳正であったか多くの外国人の証言もある。我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である。

 国を主語にしたのですから、そのように表明している公式見解くらい示してください。個々の語りについても、他者が参照できる形で提示されないものは論拠になりません。最後まで「侵略」の定義がなされないままでしたね。

戦時中アジア諸国と日本との関わりについては以下の諸論文を参照。

吉川利治「タイ国ブーン政権太平洋戦争」『東南アジア研究』19(4)、1982年、363-387ページ。http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/56071/1/KJ00000133800.pdf

大野徹「ビルマ国軍史(その2)」『東南アジア研究』8(3)、1970、347-377ページ。http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/55632/1/KJ00000134014.pdf

中里成章「日本軍の南方作戦とインド」『東洋文化研究所紀要東京大学)』151、2007年、149-217ページ。http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/5716/1/ioc151004.pdf

黒田展之・小林裕一郎「シンガポール華僑粛清事件裁判記録(1)」『法と政治関西学院大学)』49(2/3)、1998年、327-337ページ。http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiLog_Navi?name=nels&type=pdf&lang=jp&id=ART0001061933

同「シンガポール華僑粛清事件裁判記録(2・完)」『法と政治関西学院大学)』49(4)、1998年、575-614ページ。http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiLog_Navi?name=nels&type=pdf&lang=jp&id=ART0000592111

谷川榮彦「太平洋戦争東南アジア民族独立運動」『法政研究九州大学)』53(3)、1987年、361-398ページ。http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiLog_Navi?name=nels&type=pdf&lang=jp&id=ART0008279870

 日本というのは古い歴史と優れた伝統を持つ素晴らしい国なのだ。私たちは日本人として我が国の歴史について誇りを持たなければならない。人は特別な思想を注入されない限りは自分の生まれた故郷や自分の生まれた国を自然に愛するものである。日本の場合は歴史事実を丹念に見ていくだけでこの国が実施してきたことが素晴らしいことであることがわかる。嘘やねつ造は全く必要がない。個別事象に目を向ければ悪行と言われるものもあるだろう。それは現在先進国の中でも暴行殺人が起こるのと同じことである。私たちは輝かしい日本の歴史を取り戻さなければならない。歴史を抹殺された国家は衰退の一途を辿るのみである。

事実を丹念に」見せるのが実証的研究です。この「論文」はそうではありません。

「嘘やねつ造は全く必要がない」心の底から同意します。

以上、お目汚し失礼しました。もっと勉強しなければ……

(追記)日本新聞記事へのリンクを貼り忘れていたので追加します。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081031-00000123-jij-soci

http://www.asahi.com/politics/update/1031/TKY200810310298.html

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008110102000087.html

(再追記)論文の題名に誤りがあったので訂正しました。田母神様、申し訳ありませんでした。

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