2009-10-12

中国は大騒ぎ、報道がフィーバー

ノーベル物理学賞三人のなかの一人は英国中国人

中国は大騒ぎ、報道がフィーバー

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欧米メディア日本マスコミも、このニュース、きわめて静か。アメリカ人スミス博士とリチャード・カオ博士ほかひとりの併せて三人がCCD技術光ファイバーノーベル物理学賞の受賞となった。

俄然、大騒ぎを演じているのは中国メディアばかりか、海外華僑の華字紙、台湾香港マスコミも大々的報道をしているのも、受賞者のなかのカオ博士英国籍の中国人だからだ。本名は高昆。

博士は1933年上海生まれ、76歳。49年に香港へのがれ、1954年にロンドン大学電気工学部留学し、光ファイバー研究に没頭した。世界的に有名な物理学者として知れわたり、香港返還直前、中文大学に招かれて香港で教鞭を執った。その後、中国社会科学院の外国籍メンバーにも加えられた。

やはりフランス中国人の高健行がノーベル文学賞を貰ったときも大騒ぎをしたし、アメリカ籍だった台湾人の李遠哲がノーベル化学賞を貰ったときも大騒ぎをしたが、それぞれが共産党を批判したため、その後、中国大陸では彼らの礼賛は止んだ。

日本マスコミ諸兄! ロンドンのカオ博士に直撃インタビューに出かけて中国批判をやらせては如何?

(注 高昆の「昆」は金偏)

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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 

    平成21年(2009年)10月7日(水曜日

       通巻第2733号  

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