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はてなキーワード: ソ連とは

2024-04-26

anond:20240426004150

アメリカ人戦場犠牲になるのでない限り議会の最優先問題ではないから、冷戦ソ連崩壊するまで長く続いたな

ソ連崩壊してアメリカは何が良かったかというと、マクドナルド進出したことかな

今はまた鎖国になってるけど

anond:20240426093605

うん

からソ連西側が西の領土になるの嫌うわけはないよね

ある意味どうだっていいのよ

いい気にさせると攻めてくるからまずいけど

相打ちで全部死ぬならそれでいい

anond:20240426091803

まあそりゃウクライナロシアソ連から

両方消滅したら80年代感覚でいえば大勝利

とはいえ西側価値観でやってるウクライナを見捨てる訳にもいかないし

ブダペスト覚書もあるし

2024-04-24

anond:20240424113059

ソ連も長らく悪役扱いだったけど、ロシアになっても悪役だったしな

2024-04-23

anond:20240423090411

強権的な帝政ソ連のような共産主義の違いは?

どちらも独裁者資本を独占してるよね。

資本主義の定義すら知らないし調べることすら出来ないバカ共産主義批判してるのは流石に笑えないわ。

中学校の頃から引きこもりだったの?

2024-04-20

anond:20240420082600

多分これに関してその人達情報を一番持ってるのは現場人間なんだが情報不足の上が評価するのってなんかソ連と同じ愚を犯してるのを見るよう

2024-04-15

変革が無かったらそれ以前の状態が今でも維持できているという考え方

https://anond.hatelabo.jp/20240414090650

これなんかもそうだけど

変えなければ今も昔と同じが可能だったならそれで良いかもしれないけれど

世の中は内側からも外側からも常に変動してるのだから

変えなければその状態フリーズしたままなんてことは滅多にない

ほっといたら悪くなることがかなり明らかなら変えるしかない

変革には痛みが伴うことは必然

その痛みをどれだけやわらげるかという問題はある

しかし変革しなければ、まだ最悪の状態になってない状態が維持できたはずだと感じる人がいる

ソ連時代の方が良かったと考えるロシア人はそれなりにいる

豊かではなかったがそれなりに幸福だったのにソ連崩壊で不幸になったと

それはソ連崩壊しなければその時点での生活が維持できていたという感覚

だが実際はソ連経済限界に近付いて崩壊寸前だった

変革を嫌うのは「保守」的感覚だとされる

ただし政治においての「保守」は「守るために変える」がエドマンバーグ以来の考え方

しろ革新」いわゆるリベラルの方が

悪い制度は変えるべきだが、良い制度は変えてはいけない

という永久不変の制度みたいな感覚持ってて

状況は常に変化するという感覚に乏しい

2024-04-14

anond:20240414230005

フェミ思想の根幹は協調進歩じゃなくてシンプルに「破壊」「支配」だから

最初はもしかしたらそうじゃなかったかもしれないけど、もう今はそうだから

共産主義理想最初期)と末路(ソ連崩壊)てに近いんじゃないか

からフェミの声が大きくなればなるほど人の輪は破壊され社会破壊され、フェミ思想現実世界で達成されちゃう

2024-04-08

ウクライナ終戦

土地の分割案がどうのこうの><

とか言ってる平和ボケ連中ばっかだけど、ゼレンが歯茎出して戦闘ばっかするからそうせざるを得なくなったのでは?

そもそも元々ソ連という国だったんだ。

ロシアにとっては母国を取り戻す戦いだったわけで。

他人の援助に頼りっきりのウクライナ資源経済全然問題ないロシアじゃこの戦争続けてもどうしようもないって傍から見りゃわかる訳で。

もういい加減ヨーロッパ諸国ウクライナのアホみたいな逆張りに付き合って援助するのも限界って事ヨ。

※現にウクライナ難民と現地民のトラブルは増える一方。物資援助も弾薬や燃料ではなく食料等がメインになってきている

どうしても領土を取られたくないならロシア国境放射性廃棄物でも撒けばいい。

領土は守られるぞ。たぶんな。

それが嫌なら

自分の力だけで戦い続けろ」

2024-04-07

オッペンハイマー』観た。

元カノが死んでから自分を責めたり、実験の爆発を目の当たりにしてから水爆反対への心変わりに向かっていったりと、オッペンハイマーには自分のやってる事への当事者意識の薄さみたいなのがあるのかなって感じがした。

絶対悪」のナチスドイツなき後にもまだ(瀕死の)日本がいるじゃないか研究を続けて、いざ実験成功して投下した後になってから果てしない核軍拡競争への憂いで気持ちが揺れ始める。赤狩り時代が強調されてはいとはいえ水爆ソ連への牽制だという言い分にもあまり強く言い返せない。

ストローズの「奴は瓶から出した原爆魔神を元に戻そうとしてる」みたいな台詞は、オッペンハイマー憎しで出た言葉かもしれないけど彼のふわふわした感じを端的に表していたような気がした。トルーマンに腰抜けと一蹴されたのも。

学生時代に病んでたのは、物理学なんかやってると唯物論的な方面実存不安を抱えるようになるんだろうか。ピカソストラヴィンスキーに触れるシーンでそう思った。それに対してセックス不足だろと言われてたのも、そういう抽象的な事ばかり考えずに地に足つけて生活したら、的な意味だったんだろうか。共産主義唯物論は結び付けられて語られるようだけど、活動に傾倒していったのもそういう事なんだろうか。

日本にまつわる描写淡白だっていう感想もあるらしいけど、自分は投下後に言われていた「国内で抗議が"起こらない"のが心配だ」みたいな台詞結構印象的だった。

劇中で何度も鳴り響くオッペンハイマーの功績を称える足音軍靴の音に重なるものがあった。

実験シーンで爆破音を大分遅らせる演出は、まあそうなるだろうなあと思わせる猶予になってしまったけど、それを補って余りある ほどにオッペンハイマーが抱いたであろうアンビバレント感情を思わせられた。

「ほぼ0%」だからまあ大丈夫だろうと研究を続けたり、爆破の直前に賭けをしてたり、防護服を着る事もなく目視で爆発を眺めたり、実験成功すれば無邪気に熱狂する辺り、研究者達からはどこか呑気さを感じる。

それはしばしばハリウッド映画非難されていた核兵器への認識無頓着さへによるものではなく、むしろそういったものに関して意識的に描いているんだと思う。思いたい。核兵器が実戦投入される以前の出来事を描いたシーンでもあるし。

ローレンスやラビ出会いから関係比較的重点的に描かれてたけど、他にも色々と博士政府人間が出てくる中で、それ誰だっけって人名が飛び交ったりして分かり辛い部分も多かった。

証人に呼ばれたローレンスと廊下鉢合わせて、結局彼が来なかったシーンもいまいち意味が分からなかった。冒頭の1. 核融合 2. 核分裂も何か象徴的な事を言っているのだろうけどいまいちよく分からなかった。

ただ3つのパートが徐々に絡み合っていってオッペンハイマー人生が語られる感じは、テネットとかインセプションに比べたら大分と分かりやすかった気がした。

プロジェクトX、よりは粛々と進むマンハッタン計画、胃が痛くなるような小部屋の尋問ストローズの閣僚入りに向けた公聴会、というそれぞれのシーンの要点を抑えた上で2度目に観たら前半の印象も大分鮮明になってより分かりやすくなった。

今の所世界は滅んでないけど核兵器も滅んでいないらしいし、これからどうなんでしょうねえ。この手の作品を観て大量破壊兵器よろしくないですねえ、平和は個々人の意識によって作られるものですよねえ、というポーズを取りつつ、まあ言うても別にボーッと生きてたって自分の生きてる間くらいは大丈夫っしょ……って思ってる自分がいますねえ。

2024-04-02

米誌が指摘。『ゴジラ-1.0』は、日本米国に見捨てられる不安を描いている | クーリエ・ジャポン

https://courrier.jp/news/archives/359531/

米誌が指摘。『ゴジラ-1.0』は、日本米国に見捨てられる不安を描いている | クーリエ・ジャポン

https://courrier.jp/news/archives/359531/


はてなー共は「作品過程で成立させただけ」って言ってるけどな。

日本近海で大規模戦闘起こしたらソ連が「威力偵察」で海軍出すだろウラジオから

それで「間違い」が起こったら絶対に米ソ戦争になるんだよ。

露助だって原爆作ってるから使いたい時に使うんだよ、まだ威力とか問題点とか分かってねぇんだから

(そういう意味ではノイマンの言う通り「明日の一番早い時間モスクワを核攻撃する」べきだったんだが)


ぶっちゃけトランプ大統領になったらジャップ軍だけでシナ軍と戦うことになるんだよ。

「出撃すな。1兵も死ぬな。死ぬのはジャップだけだ」って大統領命令完了だぞ。

その間議会が動くけど、それまでの間は全部ジャップ軍だけ。制海権は取られないかもしれないが、制空権は取られるし、米帝のいない基地戦術核で潰される。

ウクライナ戦学習してるだろシナは。で、外洋全面侵出を阻んでいるジャップ国土制圧するのに一番簡単なのは航空自衛隊基地をすべて戦術核破壊すること。

露助は宇戦でそれが出来なかった。でかすぎる賭けだけど、キーウへの戦略核の一撃で西側の腰砕けは確実。ポーランドスウェーデンものすごい勢いで西側に追いやるだろうけど、ハンガリーは確実に離反するだろうし。そっちがプーとしてもお好みだろう。敵は殺せばいいんだから

攻撃は間違いなく防御側に思考停止時間を作る。特にジャップランドは間の抜けた片翼平和主義非武装(笑))だし、核アレルギーから一発で麻痺する。俺がくまプー主席なら間違いなく、米軍のいない自衛隊航空基地への確実な戦術核攻撃(港はやらん。上陸の時に使うんだから)。

それで民間の損害が出てない(出てもコラテラル・ダメージ認知される程度)だったら「この戦術核攻撃ノーカン米軍トランプ&親シナ議員)」ってなる。米本土(占領基地含む)攻撃じゃないし、日本国土への攻撃民間の死傷者だからね。

そうなれば米軍は動かん。動きたくても動けない。次の攻撃される前に全軍撤退グアム辺りまで前線下げるだろ。

まぁその後、シナの共栄圏(笑)属国として収まるだろうけど(米帝が奪還してくれないと)、user20200405 みたいな反米並びに権威主義政体主義者はどう思うんだろうね。まぁ、米帝がやったのと一緒だからノーカンか。そういう精神構造してそう。


俺は嫌だけどね。シナとは一緒になりたくない。その気持ち平時でも変わらん。仕事相手として優しくしたかったが、無理だよアイツラは。無理。

ジャップ企業よりケチだとは思わなかったよ、しか人材で困ってるCEOケチなこと言うんだから驚かされる(リードエンジニアを雇いたい→安くて月120万ぐらい→バカを言え!本土だったら月50万でも喜んで来るぞ!→(じゃあそうしろよクソが))。

挙げ句経営者としてのマネージもしないし彼の怠惰の失敗は部下のせい。心理安全性とかマジでバカにしてんだろうなアイツラ。国民全体にその精神性と価値観が生きてる連中とは一緒になれません。無理です。

2024-04-01

原爆投下は正当

原爆投下がなければ、ソ連が侵攻してきて、降伏しても日本東西に分断されたと思う。だからアメリカ広島長崎原爆を投下してくれて良かったと思う。数万人程度の犠牲でその後の数千万人の安寧が確保できた。原爆投下感謝すべきだと思う。ガザにも落とせ、とは思わんけれど。

2024-03-31

anond:20240331082200

ソ連終戦間際まで日本軍部を支援してたんだよ😡

学校北樺太石油油田のことを習わない日本人バカなんだよ

鬼畜米英石油禁輸した酷い!」じゃないだろ

だって満州石油は日米韓合弁企業だったんだから

歴史大嘘こいてる教師死ね

オッペンハイマーのわかりづらいところと、もう1人の主人公

ネタバレあり。

オッペンハイマーみた。解説感想かきたくなった

以下ネタバレありまくり














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オッペンハイマー、まず理解するのにアメリカ人の伝記物なので当時のアメリカ歴史を知っておく必要がある。さらノーランのあまり説明せず、時間軸をぶった切るスタイルがすごいのでよりわかりづらくなっている。

話の流れとしては、1954年カラー)と、1959年(白黒)の話の二軸になっている。

1954年、当時のマッカーシー赤狩りオッペンハイマーソ連スパイ容疑かけられて狭い部屋の公聴会で責められて、最終的に公職追放されるまでのところがメイン。その中でオッペンハイマー自分過去を回想するという形で原爆開発の流れが示される。

そして、ややこしいのは白黒で示されるストローズの話。あの白黒の場面は1959年のことで、オッペンハイマーは出てこない。当時ストローズが商務長官に任命されそうになり、公開の公聴会がひらかれている。アメリカでは長官に任命されるときに公開の公聴会が開かれてどうするか決めるというのを知っていないとあのシーン自体が何をやってるか全然わかんないんだよな。そしてその公聴会ストローズはオッペンハイマーを陥れたことを追求され、反対が多く長官になれなかったということが表現される。

このオッペンハイマーストローズ2人が一番絡まるシーン、湖の畔でストローズがアインシュタイン無視されるところってのは映画では一番最初に出てくるが、戦後の話だってのもまぁわかりづらい。

それで、そういうことを知った上で見直すと、映画オッペンハイマーオッペンハイマー自身と、ストローズという二人のキャラの話を混ぜているとわかる。

オッペンハイマー天才破天荒女性関係が滅茶苦茶なのかとか、自分がどういう立場なのかわかっていながら共産主義関係者を積極的に絡ませたり…それこそ弟誘うの駄目だと思うんだけど…とか、そういうの。自分大学院のころに世話になった教授が似たような超天才型で、それに振り回された経験があり、あー天才ってこういうところあるよね…自分勝手に好きにやるよね…って思った。そういうのもあって、本人に感情移入しづらかった。

そして、オッペンハイマー原爆への後悔は、確かに後悔しているんだけど、後悔している自分に酔ってる、可哀想自分可哀想てのを表現している感を感じてしまった。これは愛人が死んだときの態度で表現されているようで、あそこも自分のせいで人が死んだこと自体は後悔してるけど、こんなに後悔してます自分が悲しくて泣いちゃってます!慰めて欲しい!っていうオーラがすごい。

でも、自分かわいそう感の強さにうーんって思ってたら、作中でもトルーマンには馬鹿にされて、ストローズには後悔なんてしてないっていわれて、奥さんから殉教者になる自分に酔ってるだろみたいなこと言われてるから意識的表現してるんじゃないかな…と深読みした。

それで、正直、オッペンハイマー自身よりも、ストローズの方がすごく魅力的に感じた。RDJの演技がすごい。まぁ政治家って時点で普通人間ではないのだけど、人間性がずれてる天才と比べる形で一人の人間表現していた。小物さ、狡猾さ、天才とは違う尊大さ、そういうところを会話や態度で表現していて、とても魅力的だった。もう一人の主人公…というか主人公が2人いると思ったし、この映画オッペンハイマー舞台装置にしたストローズの話なんじゃないのかって思った。

とにかく、すごい作品だった。見て良かった。

映画って楽しい

2024-03-29

アメリカ戦争に勝って戦後占領政策にも成功したのって日本最後じゃない?

ソ連とその友好国は勝手経済自滅、ベトナム戦争は完敗。

以降、中東ちょっかいかけては、現地の独裁的だけど、それなりに国内政治を上手く回してた勢力を滅ぼしはするけど、

それが原因で治安が手を付けられない程に悪化して最後は転進するパターンを繰り返している気がする。

結局、核と大都市無差別絨毯爆撃の圧倒的な暴力で現地民を大量虐殺し、

現地民の心を完全に折るしかアメリカ占領政策成功させる手段はないじゃなかろうか。

2024-03-27

anond:20240327125107

その結果、北朝鮮や在りし日のソ連ドイツみたいな国になってもいいの?

2024-03-24

アメリカの諜報能力は異常

最近アメリカの諜報能力マジで異常なレベルになっている。

最近というのも、例えば1960年代アメリカの諜報能力特に突出したわけではなく、ロシアと同レベルか少し下ぐらいだった。

当時のソ連アメリカ諜報員をかなりの数捕まえていたし(冤罪も多かったが、本物も多かった)、その逆も然りだった。

しか2010年代からアメリカの諜報能力は異常なほど高まっていった。

きっかけはやはり9.11で、あれ以降諜報機関……特にCIA能力が異常に突出していった。

スノーデンの告発においては同盟国ですら盗聴していたことがリークされたが、しか特に何の反発もなし、お咎めなしのような形になった。

思い返せば、もはやどの国ですらアメリカ諜報活動を阻止することなどできないという諦めのようなものを感じさせる出来事だった。米国民ですら監視されているのに、許容するような世論になり、「定着」した。

この定着というのがなかなか末恐ろしいところ。というのもある期間、アメリカミームについて膨大な研究を積み重ねていたんだよね。

例えばCIA米国民に対する諜報なんかは、もはや誰も真剣に考えない。何ならジョークになる。ジョークになるとどんな不謹慎ですら許される(風潮がある)。これが意図的ものなのかすら分からない。

2020年代においては、もはやアメリカがどのような手段諜報活動を行っているのか想像すらもできない。

まり陰謀論の域になるのだが、もはやアメリカがどのように関与してどのように諜報しているのか何の手がかりもない点においては、あまりに上手く溶け込んでいる。

アメリカ諜報活動に基づいて行動しているのだと仮定してみると、もはや個人スマートフォンは筒抜けだと考えてもぬるい域に達している気がする。

これはちょっと信じられない話で、どの諜報機関もそこまでのレベルに達したことはない。

社内統計とかを扱ったことのある人間ならわかると思うが、少ない人数の限られた情報でも膨大な量になり、そしてそれを使えるように処理するのは困難を極める。

だがアメリカは全世界情報でそれをやってのけてしまったと考えるしかない。

あらゆる情報を集め、そして即座に抽出、解析する技術にどれだけの投資をしてきたのかを考えると、今日IT企業ほとんどアメリカ企業なのも納得がいく話ではある。

2024-03-22

才能の民主化完全に理解した

 「生成AIによる民主化」を叫ぶパブコメが公開されて話題を呼び、「それは民主化ではなく共産化」という理解が急速に形成されている。この「民主化」という概念は何も9段の人物が考え出したものではなく、海外の生成AI議論特にイラスト関連の議論では頻出の概念であり何らかの生成AI推進過激派共通認識だが、一方で「共産化」は少なくとも増田寡聞にして知らぬ。では、この「才能」の「民主化」とは何なのか? 恐らく国内理解されている形では「極一部の『絵師』と呼ばれる特権階級が、生まれながらに持っている、『絵』を生成する技術」を「広く一般が使えるようにする」こと、だろう。

 Financialization(金融化)という概念がある1980年代から汎ゆるもの金銭価値に換算する動きが加速し、万物通貨によって交換できるようになる一方で、金融分野に加速度的に富が集中するようになってしまったとか、そんなような話だ。まあ安っぽいネオリベラリズム批判一種と思って構わないが、このあらゆるもの金銭価値と拡大の速度、加速度で考えるというプロ倫の延長線上にある思想米国では広く一般に浸透している。

 だから二次元業界も当然この金融化の対象として、森羅万象を四半期指標の伸びとして変換すべしという思想の中で解釈される。このものは素晴らしい、だから儲けを加速しなければならない、という自然な発想がある。二次元イラスト業界金銭的な側面で発展させようという試みは、2010年代を通じて諸外国で繰り返されてきた。無断転載で客を集めた後、批判を浴びて版権元と交渉しようとした漫画村事件もその一部だし、同人誌代理購入や転売が行われたり、無断翻訳グループや各種の転載サイトの有料サブスク販売されたりとか、仮想通貨イラスト作家を巻き込む動きも見られたし、画像ファイルを集めて転売するとか、無料3Dデータを改造して勝手に売るとか、あるいは無料転載して名を上げるとか、色々な試みがあった。個々の作家に対してあなた作品もっとビッグな儲けに繋がる、価格を上げるべきだ、販売数を増やすべきだ、出版が難しければ顔だって繋ぐ、といったオファーが野放図に撃たれることもあった。

 そのいずれにも日本漫画業界イラスト作家コミュニティは乗らなかった。日本は強固な「非営利業界」を維持してきた。

 日本人は日本二次元業界が作り出すソフトパワーをまったく過小評価している。増田はある時、海外イラストレーターが何だかソフト互換問題で揉めている所を見たことがある。PSDはPhotoshopから出力されるとは限らない、俺はKritaを使っているし現場によってはCSPを使っているとか、どうだかだった。お前らはCSPが何のことか分かるか? Clip Studio Paintだ。増田にとってこれはちょっとした衝撃だった。まったくのサプライズド・ピカチュウだ。分かるか? 国産商用ソフトウェアがイラスト制作ソフト世界御三家一角を固めていて、Adobe三位なんだぞ。「日本にはジョブズが生まれない」?「日本製のソフト通用しない」? いや、増田自身普段はこれを言う方なのだが、それでもだ。かつてはbukkakeが世界一有名な日本語だとか、不名誉で恥ずかしいとか言われたものだが、今では所によってはblack company、mesugaki、menhera moveですら通じる(最後はどこかの初号機の貢献だ)。

 そして、この継続的世界投射される存在感、その非営利思想(と、その裏でちゃんと行われているアニメガチャゲー課金としての回収)は、思想的に原理主義的な低位のレイヤーにおいて、世界的に反発と軋轢を生み続けているのだ。

 もう一つ説明すべきことがある。共産化とは何なのか? 帝政ロシア末期のそれにしろ中国のそれにしろ共産主義革命とは、力を持たない民衆が団結し、腐りきった既存体制を打破し、特権階級が貪る既得権益破壊し、人民還元する、という建前で行われる営為だ。実際にはこの「特権階級」は中流層以下を指し、既得権益とは単に日常生活を指す、ということはまともな人間なら皆知っているだろう。高級な壺を割り水道破壊公共施設を打ち壊し電線を鋳潰し、全てを焼き払ってゴミにするのが共産化共産主義革命である社会破壊して所有の概念を、いや「社会」と「モノ」という概念の終了を目指すのが共産主義である

 この「才能の民主化」と「それは共産化である」という批判はこれらを踏まえて解釈されなければならない。

 「民主化」による恩恵を得るのはお前らではない。「お前ら」というのはブクマカ増田のような言葉を持つ人間だけに限ったものではない。日本人ではない。ここまで書いてきたように、いま、諸外国には、日本(または中韓台を含む極東アジア)人は二次元イラスト業界特権的地位を得、極端なダンピングと異常な反成長主義を敷いている、という怒りがある。その怒りの文脈において、日本人は全て二次元の絵を生成し享受できる特権階級であり、才能の共産主義革命において虐殺される対象である。⑨段のパブコメを書いた「生まれつき手が震えて線が引けない」者など同情に値するわけがない。絵の金融化、イラスト市場資本主義的成長を阻害してきた旧来体制を賛美する、唾棄すべき特権階級であるポル・ポト政権の新国家建設の呼びかけに喜び勇んでカンボジアへ舞い戻り人民裁判に掛けられ次々と虐殺された出稼ぎ労働者たちそのものの姿だ。

 そしてその方法として、生成AI推進派たちは、Danbooruに(善意で)集積されたイラスト圧縮汎化させ任意に混ぜ合わせ薄めて取り出せるようにする。そのデータを配布し有象無象が使えるようにする。LoRAにより「絵柄」の神秘性を破壊再現できるようにする。それらすべてはコンピュータの利用を強制して非属人的に実行されることで金銭価値還元される。

 だからあれは共産化なのだ。だから「生成AI規制するならば二次創作規制しろなのだ。つまるところ「生成AIによる才能の民主化」の指すものは、金銭価値への還元を断固として受け入れない二次元イラスト市場破壊のものなのだ文化庁の連中が考えているような「『民主化』による、日本国内の広く一般の者への価値還元」は発生しない。民主化AI生産性を飛躍的に向上させたクリエイター活躍などない。ソ連にまともな戦闘機がなかったようなものだ。仮にこれが「還元」だとするならば、起こるのはちょうど紙を高濃度過酸化水素水で炎とガスに分解するような「還元」だ。「パブコメの知能が低すぎて困る」とかボヤいている場合ではない。それほどの、あえていえば低知能のもの、が反対一色に染まってパブリックコメントを送ってきているとはどういうことか? 実害を被っているのに他ならないではないか

 この話のオチは、恐らく「生成AIによる才能の民主化」が実際にこのまま進んだとて、著作権法AIウォッシング無罪規定したとて、それは絵の価値が下がるという一過性日本の純損失であって、別に日本的なイラスト創作文化への参入が海外享受者たちに認められるわけではないだろうことだ。Twitter上でも指摘されていたが、AIに点滅するカレットを与えられないから絵が造れないなどという者はいないのだ。完璧な絵をプロンプトで定義できると言うならばしてみるがいい。いや、Twitter上でもなんでもいい、人は文字が読めるのだから完璧な絵の定義を書けばそれは作品なのだ。件の人物が長々とコメントを書き、そしてバズりを作り出したように。

飽きた。ここで投げる事にする。ナガノのくまを讃えよ。

2024-03-21

anond:20240320235006

戦争フィンランドと同じだよ

初期のうちは勝てるかに思えたけど地力の差は覆すことができずじり貧になって領土喪失


1940年

大統領「やっばソ連弱!ヨーロッパからの援助があればなんとかなるんじゃね?」

軍人「たとえ今勝っていても一刻も早く講和しろ、長引けば負ける」

大統領「ええ?でも勝てるんじゃねえ?」


1944年

軍人あかんもう無理限界

大統領「やっぱりソ連には勝てなかったよ・・・

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