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はてなキーワード: イノベーションとは

2021-01-22

コロナはただの風邪」派の人々

トンデモ理論にやられる残念な方々。

さぞ低学歴情弱なのだろうと思っていたら、ちょっと違った。

自分観測範囲で見る限りだが、

サービスITなど、個人の力でビジネスできる業界所属

ベンチャー経営に何らか関わっている

・交友範囲が広い(フォロワー1万人以上とか)

イノベーションに関心が高く、勉強

旧帝大含む上位校の文系

こういう特徴を持っている人が沢山いる。逆に、勤め人を続けている人は素直にコロナを恐れている。

ビジネスではみんなそこそこ成功してる。マーケットを見る目が確かだな、と密かに尊敬していた奴が、永江一石を激賞リツイートしていたりする。

端的に言うと、元リク、元サイバーなどに多い。

わからんでもない。毎晩高級店で豪遊していたのが、「老人以外にリスクのない」コロナのせいで自粛を強いられる。そのことに愚痴を言えば、周囲から一斉に賛同が寄せられるのだ。

過去アイディアと行動力局面を打開してきた成功体験を持つ人からすれば、こんな状況に追い込まれるなんて我慢ならないのだろう。

とりあえず、おとなしく自粛しててくれ、と心から思う。

2021-01-21

anond:20210121221134

そんな簡単市場を動かせると思うな

イノベーションは甘くない

本気になれ

ぬるいんだよお前は

西野オンラインサロン勉強してこい

anond:20210121215001

需要を増すにはイノベーション必要

それが何なのかはわからない

思いついたら起業してくれ

2021-01-18

リボ人生絶望して発狂しそう

約30年間自分無能さ、凡人さに対して、必死で目をそらす事で保ってきた自我精神がとうとう崩壊した。

現在どうしていいかからない状態なので吐き出させてほしい。

俺と同じようなタイプの人がいるかからないけど、もしいたら反面教師にしてくれれば幸いです。


俺には少し年の離れた兄がいた。

その兄は色々あって10歳ごろで不登校になり、俺は常にそんな兄を反面教師にして生きた。

両親からは賢いと言われて育ったが、ただ異常なまでに俺を褒める教育方針だっただけだ。

それは所謂普通人生から外れてしまった兄への当て付けであり、兄の教育を失敗した反省であり、

自分の子育てが間違っていない、自分の子供は優秀なんだと信じたい感情からだったと思う。

でもその教育方針は俺自身がなんとなく、他とは違う特別人間で、なんとなく特別な事を成し遂げ、

人より素晴らしい人生を送るのだと思い込ませるのに十分だった。

自分勉強運動もできる、天才特別人間である勉強ができなかったり学校にいけなかったり仕事ができない奴は

人間としてダメだという考え方が、この段階で刷り込まれていったと思う。


中学高校では、吹奏楽部に入った。

当時はなんとなく運動部を避けただけのつもりだったが、

今思えばチーム内での競争や、大会での結果で自分の平凡さに向き合う事を知らず知らずのうちに避けていたんだと思う。

吹奏楽部でも競争はあるにはあったが、男性身体的なアドバンテージや、

大人数での団体種目という事でそれほど劣等感には向き合わずに済んだ。

勉強は隠れて死ぬほど頑張って、まあまあのレベルキープし、そこそこの大学に入れた。

テストの前に全然勉強してないわーっていう典型的タイプだったし、

志望の大学を決める時も、周囲には勉強しなくても入れるとこにしたと言い張った。


当時もまだ自分特別人間だという自負は変わらず、

ハンカチ王子まーくんと同世代というだけでなにか運命めいた物を感じていた。

運動については、運動部の人たちには到底敵わなくなり、勉強しなくても成績がいい天才なのだと信じ込んでいた。

兄とはたまに一緒にゲームをしたりしたが、基本的に部屋でずっとパソコンをしていたのであまり関わる事はなかった。

ただ、兄のようにならないように頑張ろうという軽蔑のこもった念を持っていたと思う。

俺が何か落ち込むような事があった時は、内心でこいつよりは1万倍マシだと言い聞かせたりもした。


大学に入ってからは、受験の時に陰で勉強しまくっていた反動で遊びまくり、成績はひどかった。

高校までの自分理想像では勉強しなくてもできる天才の筈だったが、更に妥協する事にした。

学校勉強なんて社会で役にたたないし、もっと本当の意味での賢さが自分には備わっている。

大学勉強よりも、もっと価値のある事に時間を使っているし、その才能がある。という路線にしたのだろう。

そこからは、友達・人脈を増やす為に頑張った。まずは先輩に媚びて、可愛がられて、それがすごいと思ってた。

交友関係を学外にもどんどん広げていき、フェイスブックは顔見知り程度ならどんどん友達申請した。


そのうちに、ストリートアートの才能がある人物出会って、イベントをやる事になった。

結果、そのイベントはそこそこ成功し、俺は何かを作りあげるクリエーターとしての才能があるのだと思うに至った。

実際は、自分では何も作り出す事ができず、ただ誰よりも彼の作品に憧れただけだったのに。

あげく、彼とはイベント打ち上げで大喧嘩して仲違いしたきりだ。

絵を書かないお前の方が主役みたいだ、自分では出来もしないのに口ばっかり出してくるな、

自分以外はみんな馬鹿だというような態度をやめろ。そういう事を言われた。

同じ天才の仲間だと思ってたのに、急に梯子を外された気分になった。

彼が憤慨して帰った後、とりまきと彼の悪口を言いながら記憶が無くなるまで飲んだ。


二十歳を過ぎてから六本木に入り浸って、色んな経営者やらとも知り合いになった。

知り合いと言っても、今思えば知人の女子大生を宴席に連れていくだけの、便利な愛人斡旋係だった。

そんな社長たちすら、ランクを5段階くらいにわけて下のランク人達馬鹿にしてた。

でもいざ同席している間はぺこぺこへりくだって、そのギャップから、家に帰って目眩がして吐く事もあった。

今日〇〇の社長キャバクラから。それだけを同級生に言っている間だけは自尊心が満たされた。

その人達ですら、自分事業を作り上げて必死改善して、本来尊敬すべき人だった。


まりにも授業に出なかったので、留年しそうになり、慌てて学生ローン借金してインドで1ヶ月ワーホリした。

俺の行動のすべては、順調な人生に見せかけるための、ハリボテのアリバイ作りのためだった。

一浪した就活では、人材大手のRから内定を得ることができた。

面接の時は自分の経歴を何百倍にも膨らませて、嘘もふんだんに織り交ぜて通過した。

そういうところだけ器用な自分気持ち悪かった。

今思えば入社前のこのタイミング軌道修正する最後タイミングだったように思う。


入社したRでは、退社した人材起業したり有名企業要職を務める事が多く、元Rというブランドができていた。

自分もそこで頑張って、起業すればそういうキラキラした何者かになれると思っていた。

だが、現実は甘く無かった。俺の営業成績はすごく悪かった。

そもそも自分理想に対して、人材紹介のエージェントという仕事はあまりもつまらなかった。

転職希望者の話を聞いて、内定がでそうな企業を紹介して日程調整をする。

当然転職希望者は培った専門性を軸に、次のキャリアを考えるが、その専門的な内容がさっぱりわからない。

そりゃそうだ。こっちは他で働いた事もない新卒なんだから職種全然違うし。

同期たちは努力ホスピタリティーやら自分長所を活かして成長していったが、俺にはそれができなかった。


今まで努力反省といった所からひたすら逃げてきたのだから、当然の結果といえばその通りだ。

自分の才能について信じていた”なんとなく”というのは、試行していないが故に可能性が潰れていないだけで、

何の成長性もなく、ただただ自分現実と向き合ってないだけだった。

みんなが色んなチャレンジをして、失敗して反省して、試行錯誤をしていた時に、

中途半端な器用さと自尊心と恐怖心から自分は逃げ続けた。

自分限界に挑戦しないか自分能力がわからず、低いハードルを超えるだけで失敗しないだけだった。

周囲には、人材紹介はビジネスモデルが良くないから本気になれない

より良い新たなビジネスモデルでの起業の準備が忙しいのだ、と言い訳していたが、苦しかった。


アラサーと言われる年齢に近づいた頃、仕事とあるクリエイター出会った。

大学時代のストリートアートの彼すらも遠く霞むような、本物の天才だった。

その人は天才故にずっと苦労していて、話を聞けば聞くほど天才ノブレス・オブリージュみたいだなと思った。

IQゆえの他者社会との隔絶。そこから来る生きづらさ。それこそが天才証明だったのだ。

天才友達が少ない。それだけ普通とは隔絶し、突出した人間から

自分がいつか凡人だと気づく不安なんて感じたことはない。人と違う事で、恐れ、疎まれて来たから。

話を聞けば聞くほど絶望していった。中途半端に器用に生きてきた自分とは、真逆人生だった。

自分コミュ力友達の多さを誇って天才だと吹聴してた。それが真逆で本当に恥ずかしかった。


意を決して、精神科を訪ね、IQ検査を受けた。IQ120弱くらいだった。

天才メンバー間を通訳できる、いいリーダー・つなぎ役になれるという解説がついていた。

天才じゃないという死刑宣告だった。上位10%。クラスで3、4番目。それが俺の本当の実力だった。

だけどまだそれを信じる訳にはいかなかった。

天才特別だと言い張っていたのに、そうでない人生今日から歩めと言われても飲み込む事はできなかった。

IQは一つの指標。そう考えるしかなかった。そうでないと生きて行けなかった。

検査の結果を聞いてから毎日、気が狂うほどの焦燥感が常に付き纏っていた。

本当に24時間何をしていても、少しでも気を抜いた瞬間に、

何かを成し遂げなければならない、特別である事を証明しなければならないという強迫観念が絶えず襲いかかってきた。

会社から逃げるように独立起業する事にした。


人材系のビジネスをやろうと思った。

幸い、人材系のエージェント採用代行は独立ハードルが非常に低かった。

仕事上の取引先ではあるが、コネクションもある。

同業他社と比べると、有料のオプションが1つ無料になる。程度の差別化だったが、

それを新しいビジネスモデルという事にして打ち出していった。

本当にちっぽけなしょうもないアイデアだけど、それに賭けることにした。

勝ち目なんて無いに等しいのはわかっていた。でもそれに全てを賭けるしかなかった。

賭けに負けても死だが、勝負しなくても死だったから。

特別人間であるというアイデンティティだけにすがって、他者馬鹿にし、虚構優越感に浸り、

両親の呪詛成就させ、なんとか生きてきた。

生き続ける為には、この道で食っていくしか無かった。


独立はうまくいかなかった。

あると思っていたコネクションは、俺ではなく会社と繋がっていたのだ。

大手看板が外れて、だれにも相手にされなくなった。

経営関連の庶務雑務の多さも想定以上だった。

元々ないホスピタリティーは更に枯れ果てた。

余裕の無さが更に成功を遠ざける。

うまくいくはずが無かった。

更にコロナ拍車をかけた。

どんどん追い詰められていった。


その頃兄はフリーランスエンジニアとして生計をたてていた。

兄は学生生活こそうまくいかなかったが、こつこつとプログラミング勉強をして実力をつけていた。

いくつかの現場経験していたので、人脈もあった。それを使う事にした。

子供の頃から兄を馬鹿にするのが俺のアイデンティティの一部だったのに、その兄にすがって何とか生きている。

兄は優しかった。逆境に負けず、こつこつと努力を重ねられる強い人間だった。

情けなさと申し訳なさが加わり、更に精神的にはキツかったが、

金銭的にはどん底から少し這い上がれるかと思った。

でもそれもだめだった。三度、天才に打ちのめされることになる。


求職者企業面談をすると、3万円もらえるという転職サービスが現れた。

目から鱗だった。考えた人は紛れもない天才だと思った。

人材業界ビジネスモデルには問題があると先述したが、それについては紛れもない本心だ。

既存人材紹介業は、求職者入社すると理論年収の35%程度を手数料としてエージェントに支払うのが慣例だ。

年収600万円の人材を紹介すれば、200万円以上の手数料を払う事になる。

求職者を集めて求人を紹介し、履歴書を送って日程調整をする報酬にしてはあまりに高すぎる。

人材系のエージェント採用代行は独立ハードルが低いというのは、それが由縁だ。

中小企業や、スタートアップベンチャーがおいそれと手を出せる金額ではない。

加えて、エージェントはとにかく求職者入社すれば高額な手数料が得られるので、

求職者が望む転職になるか」「企業に本当に必要人材か」を無視して、

内定が出そうな企業」に求職者を押し込む事で、売上を伸ばす事ができる。

まりエージェントが売上を追求すると、求職者企業利益を損なうケースが出てくるのだ。


3万円もらえるという転職サービスでは、企業面談時に費用がかかる代わりに、入社時の手数料はいらないらしい。

企業エージェントに払っていた費用の大部分を、求職者が受け取る形だ。

これは、既存転職市場人材業界の諸問題を一気に解決し得るポテンシャルがあると思う。

このサービスを見た瞬間、正気を保ってられなかった。ケチの付けようがないすごいサービスだった。

転職市場人材業界パイの全てをテーブルごとひっくり返す、この上ない破壊イノベーション

最初は思わずネガキャンした。悔しかたから。でもどうしようもなく憧れた。

どうして自分がこれを考えつけなかったのか、今まで何に時間を使ってきたのか。

自分を責める事しかできない。感情はもはや支離滅裂でどうしようもない。

仕事を続けられる気がしない。全て終わりにして消えたい。ネガティブ感情無限ループしている。


一番恐ろしいのは、ここまで書いた事全て、自分は薄々気づいていたという事だ。

それでも、特別人間でなければ、優秀な人間でなければ意味がない、

という自分自身にかけた呪いからそれを絶対に認める事はできなかった。

ここまで絶望的な状況になって、認めるしかない現実が来て、やっと認める事ができた。

自分の心の中の薄々気づいていた部分は、こうなってしまった事をホッとしている気すらする

このままどこまでも狂って、「コロナがなければ・・・」「精神を病まなければ・・・

という言い訳ができればいいと、ただそれだけをずっと泣きながら祈っている。

2021-01-15

キュレーターとは,現代美術文脈において展覧会企画運営等を総合的に指揮する人のことである。どんな作品を取り扱うのか,どんなタイトル展覧会にするのか,展示の順はどうするのか,ライティングは?解説は?チラシに掲載するキャッチフレーズは?等々。

今日クラシックにおける自主企画演奏会は,多くの場合プレイヤーがやりたい演目をやる」ということになっている。もちろんそこにコンセプトやテーマがあったりする場合もあるのだが,美術作品とお客さんをキュレーターという専門家架橋している美術市場と異なり,クラシック市場にはキュレーションを専門に勉強している人がいない。現状コンサートマネジメント演奏家がやっているわけだが,あまりに画一化しすぎているのではないかクラシック音楽にも,お客さんと作品キュレーション架橋する発想があってもいいのではないか。そのあたりのことが気になってのツイートだった。

ということで,このnoteではこの件についてもう少しだけ深堀してみようと思う。久々の投稿ですが,お付き合いください。

目次

1.現状は相変わらず「上手い人一強」の世界

2.運営さん,ゲームバランスの調整まだですか?

3.キュレーション差別化手段になりうる

4.プレイヤーキュレーターorプレイヤークリエイター

5.まとめ

1.現状は相変わらず「上手い人一強」の世界

繰り返しになるが,現状のクラシック自主企画コンサートは「演奏家がやりたい演目披露する場」として機能している。これ自体が悪いわけではないし,演奏家独りよがりだと批判するつもりもない。もちろん演奏家選曲プログラムノートに苦心しているし,そこには確かに工夫の痕跡がある。

でもね,正直クラシックコンサート演目って似たり寄ったりじゃないですか。

コンサートに「一度も聞いたことのない楽曲」が含まれていることは稀だし,大体定番曲が並んでたまに新曲初演があるくらい。クラシックサックスなんかはまさにそうだ。クラシック音楽が「過去音楽再現する」文化である以上,演目の重複は避けられない。まぁこれは仕方のないことではある。

ただそうすると,当然誰しもが「同じ曲を聴くなら上手い人の演奏聴きたいよね」と思うようになる。つまり技術で劣る演奏家演奏会に行く理由がなくなってしまうのである

このnoteでも何度も言っていることだが,クラシック音楽特に文化的に醸成された良さや美しさの基準」が強烈に機能するジャンルで,「この人あんま上手くないけど個性的で好き!」とか「この若手は下手だけどトッププロにはない魅力があるなぁ」みたいな評価が生じにくい。また,特にクラシックサックスのように難しい近現代曲が必須レパートリーになっているジャンルは,必須とされる技術レベル結構高い。例えば音色がめちゃくちゃ魅力的だったとしても「指が回らない人は使えない」「スラップタンギングできない人はコンクールの一次予選の課題曲が吹けない」みたいな悲しい評価が下される。

結果的に,クラシック演奏家市場では「楽器の上手さ」が保障されているプレイヤーしか人が集まらない状況が生まれやすいのである。これは,ブルーハーツ東京事変がどちらもCDになって成功できるポピュラー音楽とは事情が全く違う。ブルーハーツみたいなパンクロックって,演奏したり作曲したりするのに必要西洋音楽技術結構低いんですよ。川谷絵音東京事変King Gnuの曲とは複雑さが全然違うわけです。それでもブルーハーツとかモンゴル800とかが世間に認められてCDを出しているという事実は,「ポップスクラシックに比べて多角的評価されている」ということの証左だろう。個人的にはとても健全だと思う。一方のクラシック演奏家市場は,「楽器の上手さ」がほぼ唯一の評価観点として強烈に幅を利かせているのである

2.運営さん,ゲームバランスの調整まだですか?

プロ世界なんてそんなもんだよ」というかもしれない。でも,僕はこの「楽器の上手さというパラメーターが最強の世界」が気にくわないんですよね。

例えばこれが「クラシック演奏家育成」をテーマとするソーシャルゲームだったら,と思って考えてみてほしい。

このゲームでは,プレイヤー最初ガチャで引いたキャラを「一流のクラシック演奏家」に育て上げることが目標とされている。当然キャラクターには「楽器の上手さ」というパラメーター以外にも「音楽史についての知識」とか「自身活動への俯瞰的視座」とか「個性的音色」とかのパラメータもあるわけで,キャラによっては「音楽史についての知識」が先天的に強い,みたいなやつもいる。当然プレイヤーもその辺をコツコツ育てたりするわけだ。なのに,「音大卒業」というチュートリアルイベント以降,ゲームで勝っているのは「楽器の上手さ」のパラメータに全振りしてキャラ育成をしたプレイヤーのみ。もっといろんな勝ち方があるとおもってたよ…最初キャラガチャで「音楽史についての知識」が強いキャラを引いた人はどうしたらいいの…運営しっかりしてくれよ…

まともなゲーム運営なら「これだと勝ち筋がひとつしかないゲームになってしまうな。よし,他のパラメータを育成した人が勝てるようなイベントを投下するか!」などといった対応がなされるはずだ。しかし,このゲームにおいて運営がそのような神対応をすることはない。いつになったら修正はいるの?まだなの??もう勝てそうにないし…リセマラするかゲームやめるかどっちかだな…。

…まぁでも現実世界にはゲーム運営はいないし当然リセマラもできない。だれもゲームバランスの調整をしてくれないのだ。結果的に,「楽器の上手さ」が一定値を超えていない人は今後も仕事がないし,今仕事がある人でさえもそれを上回るパラメータをもった若手が現れた瞬間に仕事を取られる世界になっている。多様性とは程遠い市場が出来上がってしまっているのである

3.キュレーション差別化手段になりうる

そこで,「せめて僕の周りにいる音楽家には幸せになってほしい(そして一生楽しい飲み会に付き合ってほしい)」と考えている僕は,「演奏会プログラミングやプログラムノート等に拘りまくってお客さんの聴取経験を素敵なものデザインできれば,技術トッププロに勝てない演奏家にもファンがつくのでは?これってつまりキュレーションでは?」と考えた。

モナリザ」みたいな超有名絵画を目当てに美術館に行く場合を除き,僕たちは「特定の絵」を見にいくというより「その展覧会デザインされている体験」に価値を感じて美術館に足を運ぶ。例えば僕は以前「ベルギー奇想展」という展覧会にいったのだが,一つ一つの絵のクオリティというよりも,複数の絵の鑑賞を通して得られたその展覧会全体の印象のようなものに興味を覚えた。「作品価値」ではなく「作品群を総体として経験することの価値」に感動したのである。まさにキュレーションの賜物だったのだろう。

また,「ベルギー奇想展」というタイトルやチラシに載せられていたペストマスクみたいなデザインキャラクターにも強烈に惹かれた。頻繁に美術館にいくタイプではない僕でさえ,「行ってみたい」と思えたのである。そして,この辺のこと全てを把握し,「美術館での体験」をデザインする人がキュレーターなのである(と僕は思っているんですがあってますかね。もしかしたら広報にはそこまでコミットしないキュレーターもいるのかもしれない)。

一方,クラシック音楽演奏会はどうだろうか。そこに「体験デザイン」という発想が見て取れる場合は少ない。もちろん選曲や曲順にこだわりが詰め込まれていることはわかっている。それでも,普段美術館に行かない僕に足を運ばせたような,「作品群を総体として経験することの価値」を際立たせるようなコンサートってなかなかないんじゃないかな。少なくとも,多くのプレイヤーは,「コンテンツ演奏楽曲)のクオリティ,そのほかはあくま付属品」だと考えているし,むしろ演奏クオリティのみでガチンコ勝負することが美徳だとされている感さえある。でも先ほども指摘したように,この土俵で戦って勝てるのは「楽器の上手さ」というパラメータが抜きん出ている人だけだ。

キュレーター自分作品を作れない。その代わりに,個別作品の羅列に「作品群を総体として経験することの価値」を付与する。演奏家も,キュレーターのように体験デザインすることができれば,お客さんを呼べるのではないか,というのが冒頭で引用したツイート意図だった。つまり,「楽器の上手さ」以外のパラメータを活かせる場はありますよ,ということだ。

具体的には,音楽史や楽曲分析に関わるパラメータを磨いてきた人は,それを用いてMCや曲目解説選曲で魅せることができるだろう。その場合,チラシやSNS広報のあり方も抜本的に考え直さなければならない。このへんについては別途記事を書こうかな。とにかく,僕は「楽器の上手さ」のパラメータが高い上位5%の演奏家しか生き残れない現状を打破する手段として,キュレーションの発想を生かさない手はない,と考えている。

4.プレイヤーキュレーターorプレイヤークリエイター

はいっても,「そんなことできねーよ」という声も聞こえてきそうだ。キュレーションそれ自体仕事にする人がいるんだから,「作品に対する俯瞰的視座をもって聴取体験デザインする」とかめちゃくちゃ高度じゃん。自分たちは演奏家なんだよ,演奏以外やりたくねぇ!

…まぁもちろん気持ちはわかるんですが,今の僕が「楽器の上手さ」のパラメータで勝てない人にできるアドバイスは,①プレイヤーキュレーターになれ,もしくは②プレイヤークリエイターになれ,くらいしか思いつかないのが現状だ。すいません。

クラシック演奏家って特殊立場なんですよね。CDスピーカーがなかった昔のヨーロッパなら,演奏家はまさに一家に一台欲しい人材だったはずだ。演奏家がいないと音楽聴くことすらできなかったのである。そのような時代背景とパトロンがいてこそ演奏家という仕事は成立していた。でも現代ではbluetoothスピーカーとAppleMusicがあればいくらでも自宅で音楽を聴けてしまう。馬車や人力車自家用車にとって変わられたように,そして今後タクシー運転手自動運転にとって変わられるように,中途半端演奏家オーディオ機器および音源の中の一流プレイヤーにとって変わられるだろう。個人的には,オーディオ機器音楽サブスクリプションサービスの発達は,演奏家という職種に対する破壊イノベーションだと思っている。

からこそ,演奏家は「他者作品再現」以外の価値を作らなければならないのだ。

こういうと,「演奏家だって生演奏という価値を生み出している!!」という反論が聞こえてきそうだ。もちろんわかってます。僕はクラシック音楽愛好家なので,生演奏に魅力を感じています。でも「生演奏は素晴らしいのでサブスクで聴かずに演奏会に来てください!」という売り方をしたとしても,多くの人は,「わざわざホールまでいって中の上くらいの生演奏聴くより,自宅のスピーカートッププロ演奏聴く方が楽だよな…」と考えるのではないだろうか。コンサートホールまで往復2時間かかるし,演奏会って夜ご飯時間丸かぶりだし,拍手するタイミングとかマナーとかよくわからないし…だったら家で聞けばいいや,「楽器の上手さ」ならこのCD中の人の方が上でしょ?…これが一般人残酷本音のような気がする。だからこそ,「作品群の連続体験デザインする」というキュレーターとしてのスキルを磨いてはどうか,という提案をしているというわけだ。

また,オリジナル作品を作れる演奏家も強いと思う。むしろこっちの方がわかりやす価値提示でき,周りと差別化できるような気もする。「他者作品再現」や「生演奏」以外の価値を生み出す上で手っ取り早いのは作品を作ってしまうことだ。もちろん,他の作曲専業の人々と張り合うような作品を作るのは難しいしむしろ得策ではないので,毎回演奏するアンコーピースだけ作るとか,曲間に即興演奏を入れるとか,そんなことから始めてもいいかもしれない。

ちなみに,「自分作品を持った方がいい」と言っているクラシックサックス演奏家出身の僕自身作品を作っていないのはなんか説得力がないと思ったので,最近気が向いた時に曲を作っています

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2021-01-14

ahamo, povo, SoLブコメ老害極めわろてまう

サービス名の発音が難しいかダメ

なんてヤフコメにおいてすら人気トップになりえんやろがい

どの口で国産イノベーション待望しとんか?

2021-01-06

anond:20210106140307

FGOフォローするつもりは欠片も無いけど、グラブルも旧時代ゲームに変わりはないな

パズドラのなぞる、モンストの弾くはスマホなりのインターフェースで新しさはあったけど、それ以外はポチポチゲーのグラだけ良くした百番煎じくらいの残りかす

そのパズドラモンストだってとっくの昔にオワコン

最近ので面白いって思うのはスマホインターフェースに合わせてリメイクした売り切り作品ばかり

ユーザー体験の新しいイノベーションが起きない限り、「え?わざわざスマホゲームしてんの?w」って時代は続くと思うよ

2021-01-02

anond:20210102220735

インフレは財サービス需要供給需要が多い状態から、そこを埋めるために設備研究投資をしてあたらしい商売をはじめようとするのですが。

アホをおだてて起業だのイノベーションだのほざいたところで、生まれるのはウーバーイーツやせどり転売みたいなものしかまれませんよ。

anond:20210102212250

から人口増には、まず底辺労働者でも家庭を持てる状況が必要だろうが。

新自由主義を30年も続けたか子供が作られなかっただけのこと。

まず新自由主義をやめ、軽いインフレにし、労働需要を高め、労働者環境給与を高くすることが必要

また、軽いインフレにするために、政府がやらねばならない基礎研究、萌芽研究に金と時間をだすことが必要イノベーションだの言って焦るな。今のイノベーション周りの環境は腐った巨神兵量産装置しかなっとらん。

まず軽いインフレにするのが第一ということで、自民ができないんなられいわに任せたらどうだ?新自由主義をやめ、デフレを克服し、軽いインフレ継続するだけでだいぶ違ってくるだろうからな。

anond:20210102211212

から、それをした結果が失敗だっての。

それから経済をあげて労働需要をあげて、底辺過程でも家庭をモテるまで経済が復活すれば再び子供は増える。

政府研究選択と集中は大失敗した。二度と繰り返してはならない。

あと、研究海外行くよ。大新聞で千人計画としてデマまがいのことをしてネトウヨ海外へ行く研究者を攻撃させようとしたが、すべてやめてトラック労働者みたいな底辺労働者としてバカにされる生活をするか、自分のやりたいことを実現するかの瀬戸際

下手にイノベーション(笑)の道に歩めば雑用や足元見てくるわ、期間や金を縛られるわ、修正なんか許さんわと地獄だしな。

あんものああ、もう日本希望はないんだな。ああいうふうに石を投げられ続ける生活日本にいる限り続けられるのだなとしか思わんわ。

anond:20210102163805

子分析の結果ならその本にある。

イノベーション関係ありそうな指標を多数かけて、その上で指標GDPとどう関係あるかも。

流石にあの難癖クラスのには付き合ってられん。言ってることもコロコロ変わるしな。

で、

要するに経済に関連する要因は多数あるんで、論文増やせばGDP上がるなんて乱暴なことはいえないわな

みたいになあなあにしてわからなくしたところで、威勢のいいやつがあいつが敵だ!ぶっ叩けってのが新自由主義王道パターン

anond:20210102154537

起きないよ。頭だけ賢くてひらめいても、それを実際実現するには金と時間がかかるもの

そこで起業イノベーションだと煽っても、結局アホを大量に地獄に叩き落として、「あんな道を選んではならない」と皆に思わせただけの結果に終わった。

とすると、ケインズ主義の金の動きをどう制御するかというところに戻る。その上で、あらかじめ供給インフレが起きないように対処していくということが正解だろう。

資源源の分散災害対策、疫病対策リスクが高い段階の基礎研究、萌芽研究政府しかできないということがはっきりしてきたから。

2021-01-01

anond:20210101102728

いや、本気で研究者流出が怖いんでしょ。

でも当然だと思うけどね。研究者だって自分のやりたい研究を突き詰めたいし、きちんとご飯食べたいし、報われたいもの

性質の悪い無残様みたいな連中とは関わりたくねーもの

そして、中国ガチ研究費出してて、トップ論文も出しまくってる国に変貌したことが伝わってきたもの

弱い人間はたしか強者蹂躙されるが、逃げることと、選択肢を増やすことはできる。研究者英語英語ディスカッションと分野の深い知識があるから、当然海外に行くのは選択肢に入れておくべきもの

特に新自由主義で、やりがい(笑)や使命感(笑)やそのくせ時間や金を縛った上で失敗を許さなイノベーション爆笑)を求める日本じゃね。

2020-12-31

anond:20201230145603

これはそうかもな。イノベーションコストとかオペレーションを含めて考えるもの

ただ全固体が安価に実現できる可能性もあると思うが、どうだろうか?

2020-12-30

anond:20201230134847

半分同意だが、ファイナンス云々もまずは「期間、費用と想定収益が見えてるからいくら出せ」って話だから、まず売れてよそに簡単に真似られないものを作れないとな。

その前には商品顧客マッチするための試行錯誤必要プロダクトマーケットフィット)、マッチしているかのために、簡素な試作を作って客に見せないとならない(ミニマムバリアーブルプロダクト)。

で、その簡単な試作は作るのに数ヶ月かかるし、それを何サイクルかしないとならないんだけど、どうやって金と時間を工面する?っての。

だけど、いわゆる「金を出す人間」は、その簡単な試作を作るやつが食い詰めてくれたほうが安く買い叩ける。まあ、そもそも大半は本当に売れないから金や時間を出したくないってのもあるが。

から「煽るだけ」になる。さらに、煽って熱狂に覆われてるのも「娯楽」だから、「サーカスをしてほしい」という連中も加担する。「金を出す人間」が起業イノベーション必要だと学校役所のよくわかってない人間を煽って、流される。

魑魅魍魎の界隈だわ。

anond:20201230132359

まあねー。

だけど、収入無しでやるとそこそこのものしかできない。それでも楽しければいいんじゃないか?と思うし、youtubeぐらいなら、仮に儲けにならなくても楽しいってとこもあるでしょ。

儲けにならなくても楽しいが、いつか客が増えて儲かって楽しいに転じてるぐらいがユーチューバーかも。

から趣味で始められ、趣味で続けられるようなやつ以外には一切手を出さない。けど、今の日本ではそれが正解だろう。

で、イノベーションこそが産業を作る!みたいなのに踊らされた役所学校の連中と、かっこいい英雄譚みたいなのに憧れたやつだけが娯楽を求めて他人を踊らす。

英雄自体も娯楽やね。みてるだけなら楽しいってのであって、他人にそれを求める。歩んだ方はとんだ地獄だが。

anond:20201230125035

所詮夢を追っかけるために専念している状態というのは、周りがはめ込みやすいからむしろ地獄に落とされる。

あいつが悪い」と訴えても、それこそ法廷闘争まで持ち込んで勝てることなまれ。はめ込むやつは夢を追っかけるやつより余裕があるから証拠を残さないように意識しているから。

だけど、創作にしてぼやかして世に出すことはできる。だから最近創作はひどい目に合う魔法少女みたいな形で世の中を暗喩したものが生まれ若いやつはそれをみて育つ。

から現実的なんだろうなー。けど、結局は今の時代が作ったものだと思うし、今の時代現実的で夢を見ないというのは正しいのだろう。

それだと「餌にできる豚」がいないから古い世代の連中は何も知らずに起業イノベーションだーと空虚な声を上げる。

2020-12-24

anond:20201224215930

自己言及

昔読んだ別の本が正解だった。

ただ、あれだ、起業イノベーション周りは投資家の都合で動いてるねぇ。そして役所やらもそれに流される。

から熱狂させるような千に3つのネタを求める。うわっぱねを求めようと思えばそのクラスじゃないと儲からいから。

だけど、いざ歩む人間にはせいぜい口先だけで思いつきをいうだけ。だって千に3つしか当たらないから金出したって損するから。だから煽るだけ煽って、一部生き延びるのを待つ。

希望絶望に変わるエネルギーを元にきれいごと煽るキュウべぇと本当に同じ人種だな。そしてそれこそが素晴らしいと何も知らずに信じて、煽るやつを求める役所教職員たち、、、まさに狂想曲。

一応イノベーションに近い立ち位置にいる。俗にいう起業(笑)だ。

起業しろよみたいな屑がいるから先に書いとく、あんものすぐ売れるもの外地獄への片道切符だと痛感してるから

自分でなしたいことはあったし、技術的にはできると思う。当たればでかくはある。プロダクトマーケットフィット意識してあがいてきたし、筋は良くなってきている。

が、時間がかかるハイテク遂行者なんてパチンカス並みのゴミみたいな扱いだってのは痛感してる。実際成功期待値は周辺環境も含めりゃパチンカスと同等かそれより下なんだろうなとは思う。

それこそ自分承認欲求のためにこちらを捻じ曲げよう、おろうというゴミカスばかり集まってきて、更に周りもお前が折れりゃいいんだ!とこちらを邪魔してくる。無視したら小細工ばかりしてくる。

まあ、それでもほぼ全部切り捨てて平和にはなったが。

そして、ご縁があって一度やめて別の手段で少しまだ頑張ってはいる。

イノベーション話題が出たし、表面的にこうしたらいいよぐらいなのは話せる。

特に熱狂なんてそれで必死に走っているところで、他人を屈服させたいクズが狙いすましたように足を引っ掛ける餌だとは痛感した。なのでさほど熱狂はない。努力はしていくが。ただ、淡々必要技術を埋めていきたいと思う。

プロダクトマーケットフィットのいい本ないかと思ったけど、熱狂させるような話ばかりが冒頭にあって腹が立つ。気持ち悪い。なにかああいうのなしに良い教科書みたいなのないものか。

2020-12-21

anond:20201221171242

今までパイを切り分けてたところに、新しくパイを焼くのがイノベーション

新たな価値創造するから経済価値もそこに生まれるのであって経済発展が関係しないイノベーションって存在しないよ

anond:20201221170945

イノベーション経済に限った話じゃないのに、経済に限った話をするからわけわからんくなってるんだな、なるほど。

anond:20201221165504

絶対的に正しいなんて言ってないよ

イノベーション経済発展の為の技術革新

まり全体で見たら確実に裕福になれるって考え方

勿論スマホが普及したけど、使い方が分からないのにガラケー廃れた爺婆みたいについてこれない少数派は常にいる

でもスマホがなかったら日本だけ未だに皆ガラケー電話しか使えない時代のままだった

んで今が緊急事態から尚更不満が出るの承知菅政権政策うってるんじゃないの?

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