はてなキーワード: 那須とは
一行は河口湖からまずは大月方面を目指していきます。その途中の富士山駅、都留市駅の2ヶ所で道志村行きのバスがある情報を得ていましたが、いずれもスルーしました。もし道志村方面に向かっていたら、どうなっていたのでしょうか。
道志村は山梨県の最東南端の村で山中湖、都留市からのバスの他、神奈川中央交通が相模原市の三ケ木から県境の月夜野までバスを走らせています。都留市駅で羽田さんが行き先を聞いていた、あの月夜野です。
調べてみると以下のルートが見つかりました。
富士山駅11:30(富士急バス)12:08山中湖旭日丘13:45(富士急バス)14:35道志小学校14:47(富士急山梨バス)15:05月夜野(徒歩2.3km)東野16:05(神奈川中央交通)16:42三ケ木
月夜野まで来るバスは平日は午前の2便しかないのですが、峠を越えた神奈川県の東野まで行けばバスがありました。月夜野まで行ってしまった一行がその場で止まることは考えにくいので、おそらく神奈川県側のバスを見つけることはできたでしょう。
三ケ木からは神奈川県の橋本からバスが出ており、橋本からは北上を続けると、最終的には一行が2日目の日中に到達する青梅線の河辺駅まで行くことができます。というわけで半日以上先行することが可能でした。
ただし、一行が新狭山駅で見つけた川越行きや、後述する埼玉から栃木の県境越えの接続がうまくいかず、最終的には大月ルートに追いつかれます。とはいえ、八王子や川越でじっくりと情報収集を行うこともできたでしょうから、道志村ルートを検討する価値はあったと思います。
一方で都留市駅まで行ってしまった場合はどうだったでしょうか。その場合、一行は都留市駅を17:37に出るバスに乗ることになり、さすがにこの時間ではもうバスはなく、神奈川へ抜けるのは翌日になってしまっていました。というわけで、都留市駅まで来た一行が大月ルートを選択したのは正解でした。
ところで、一行が東桂入口でタッチの差で逃した「路線バス」ですが、あれは事前予約制のデマンドタクシーだったので、今までのルール上では乗車できませんでした。ただ、路線バスの旅は厳格にルールが運用されているとは限らないので(今回も路線バスではない、宿の送迎バスの利用が認められました)もしかしたら便乗を申し出てOKだったら認めていたかもしれません。その場合は都留市駅に14:10に着くことになりましたが、先へ行くバスはなく、大月へは放送と同様のバスに乗ることになりました。このほか、都留市の循環バスが都留文科大学まで来ていますが、時間は合いませんでした。
一方で大月への移動は途中徒歩を挟んでいますが、実は都留市駅からのバスはリニア見学センターで大月駅行きのバスに経路が繋がっています。
都留市駅16:30(富士急山梨バス)16:44大原入口17:19(富士急山梨バス)17:30大月駅
しかし、リニア見学センター〜大月駅は月曜運休で、もしロケ日が月曜日では利用できませんでした。同じバス会社で直通便もあるにも関わらず一行どころかバス会社の人も気づかないのは考えにくいので、ロケ日は月曜日だったと考えるのが妥当です。
2日目は奥多摩で日原鍾乳洞に立ち寄るなどの停滞はありましたが、先へ進めなかったので大きな影響はありませんでした。しかし、ポイントは川越での選択でした。
川越で、上尾・桶川・鴻巣の3方向へバスがありましたが、羽田さんの「鴻巣には何もない」の一言で一行は上尾を目指すことになりました。しかし、この3方向で上尾はもっとも南にあり、先に進むには損をしています。そして、結果的にこの決断が運命を大きく左右します。
もっとも北にある鴻巣へ行っていたどうなっていたでしょうか。放送では19:13の鴻巣駅西口行が紹介されていました。
川越駅19:13(東武バス)20:00鴻巣駅20:22(朝日バス)21:00加須駅南口
このように放送では3日目の午後に到達していた加須に2日目に到着することになりました。
ちなみに3方向の真ん中にある桶川を経由する場合、その日は桶川泊りになりますが、桶川からは菖蒲車庫行きの朝日バスが頻発しており、多少は歩く距離と時間を稼げたと思います。
ただ、後述しますが放送通りに柳生駅に着いても挽回は可能でした。
3日目はどのルートを通っても、結果的には加須市へ収斂し、柳生駅を目指すことになります。そこで、柳生駅から先のルートですが、放送では一駅先の板倉東洋大前まで歩き、そこで歩き疲れた一行は館林駅行きのバスを利用します。結果的にはこの選択が致命傷となり、最後まで挽回することができませんでした。ルイルイと蛭子さんが旅をした第18回の水戸〜善光寺の回でも佐野市、足利市の脱出に苦労し乗り継ぎ失敗となりましたが、結果的には同じような失敗になりました。放送でも紹介されていましたが、足利市、佐野市の両市は、JR両毛線、東武線などの鉄道網が発達している分、市外とのバス路線の接続に乏しく、市境は徒歩で越えなければなりません。両市の経由は避けたいところです。その一方で板倉東洋大前駅からは館林市方面への広域バスはありますが、栃木方面へ行くバスはありません。
では、柳生駅から直接栃木市方面に行くルートはなかったのでしょうか。
柳生駅から少し北上したところに「きたかわべ」という道の駅があります。ここは埼玉県と群馬県の県境にありますが、なんと平日に限り栃木市のコミュニティバスが県境を越えてここまでやってきています。
3日目を加須からスタートした場合、放送でも一行が利用した柳生駅行きのバスの初便に乗り柳生駅には9:46に着いていました。ここから次のようなルートが考えられます。
柳生駅(徒歩0.75km)道の駅きたかわべ10:45(栃木市バス)12:02栃木駅南口
川越のショートカットと合わせて放送ルートよりも丸1日早く栃木市入りをしました。ちなみに、道の駅きたかわべまで来るバスはこれが初便で、1日目を道志村ルートで先行していたとしても、ここで追いつかれます。
しかし、道の駅きたかわべまで栃木市のコミュニティバスが来ているとは、地元の人々の情報がなければまず想像できないでしょう。放送では柳生駅で有力な情報が得られず、板倉東洋大前駅まで歩いていますが、このルートでも同じような展開になったと思います。
しかし、板倉東洋大前で北行きのバスがないことを知った一行が次の藤岡駅まで歩けばあるいは、と考えるかもしれません。そうなるとこんなルートになります。
柳生駅(徒歩7km ※板倉東洋大前駅経由)藤岡駅12:02(栃木市バス)13:33栃木駅南口
栃木駅から先は放送ルートと同じく東武金崎駅、楡木車庫とつないで宇都宮駅に行くのが最速です。例えば柳生駅〜藤岡駅を徒歩で繋いでいた場合にはこうなります。
栃木駅北口16:23(栃木市バス)17:20東武金崎駅(徒歩4.4km)楡木車庫19:35(関東自動車)20:17宇都宮駅西口
ちなみに、栃木駅を13:45に出るバスもあり、これに乗ると宇都宮駅の到着は18:27になります。市バスの運転手から事前に情報が得ていれば、決して不可能ではない乗り継ぎかと思われます。もちろん、道の駅きたかわべからバスに乗れていれば、これよりもずっと早く宇都宮へ到着できます。
さて、放送では14:00(正しくは13:26平成29年7月10日訂正)に柳生駅にたどり着いていますが、道の駅きたかわべまで足を延ばしていれば同じバスの終便である14:55発のバスに乗れていました。その場合、以下のようにつなぐことが可能です。
柳生駅(徒歩0.75km)道の駅きたかわべ14:55(栃木市バス)16:12栃木駅南口(以降、上のルートと同じ)
このように上尾経由でも3日目に宇都宮へ到達することは可能でした。
そして、運命の4日目。放送では佐野市をスタートし、栃木市、宇都宮市、上河内、氏家とつなぎ、ここでバスがつながらず、無念の断念となりました。那須塩原駅発の那須岳ロープ行きの最終が14:45だったことを思うと、一行が楡木車庫へ向かって歩いている間に最終が行ってしまっていたという辛い幕切れだったのですが、なんとかゴールにたどり着いてみましょう。
4日目を宇都宮からスタートした場合、最もスムーズな乗り継ぎは以下のとおりになります。
宇都宮6:38(東野交通)7:30氏家駅前7:37(東野交通)8:13小川仲町8:38(東野交通)9:16大田原市役所入口(徒歩)大田原市役所9:32(大田原市バス)10:00那須塩原駅10:45(東野交通)12:02那須岳ロープウェイ
宇都宮〜氏家のバスが朝1便しかないためこの時間に出発となりますが、その後は比較的余裕のある行程です。3人がここまで来てゆったり進もうと思うかどうかはわかりませんが、氏家〜那須塩原はどこかでバスを1本落としたとしても間に合います。
しかし、最終日に慎重を期すために営業所が開いて情報を仕入れてから出発ということも考えられます。宇都宮駅の関東自動車営業所は7:30に開くため、それまでは留まって情報を得たとしてもロスにならないと考えても不思議ではありません。その場合、氏家へ直行することはできず、次のようなルートになります。
宇都宮8:36(関東自動車)9:06白沢河原(徒歩5.8km)氏家駅前10:45(東野交通)11:16小川仲町11:58(東野交通)12:36大田原市役所入口(徒歩)大田原市役所13:17(大田原市バス)14:15那須塩原駅14:45(東野交通)16:02那須岳ロープウェイ
なお、放送では上河内経由で氏家を目指していましたが、上河内〜氏家のバスが早朝と夕方しかなく、このルートでは使用できませんでした。
この他、羽田さんが矢板市を経由するルートをイメージしているようなシーンがありましたが、矢板市は市内で完結する路線バスしか運行しておらず、14時に那須塩原駅に到達するのは不可能です。また、周辺の自治体ではバスではなくデマンドタクシーを採用しているケースも多く、他の方法で那須方面に進む道はありませんでした。
さらに、赤城からわたらせ渓谷鐵道沿いに足尾、日光を目指すルートも検討してみましたが、県境越えがうまくいかず断念しました。
つまり逆算すると、遅くとも3日目には宇都宮へ到着していなければゴールできなかったということになります。
シーズンZ初の失敗となり、改めてバス旅の洗礼を受ける結果となりました。とはいえ、普段は3泊4日ですが、今回はスタートの富士山子抱きビューポイントを10時台の遅めの出発、一行が見つけていた那須塩原〜那須岳ロープのバスの最終が14時45分だったことを踏まえると、実質3日しかなく、鬼門の北関東を抜けていくコース設定でもあり、3回目の田中・羽田コンビには酷なお題だったかと思います。
番組としては2日目の川越まではほぼ想定通りで、ここでルートをじっくり悩んで…というハイライトシーンが来る予定だったと予想しますが、あっさりと上尾経由を選んでしまい、体力を消耗してしまった結果、栃木市のバスに気づくことができず、失敗となりました。初日の道志村ルートも含め、ポイントポイントで情報をきちんと仕入れることが重要というバス旅の基本を見せつける結果となったのではないかと思います。
また、各自治体の公共交通機関への対応の差が浮き彫りになった回でもありました。すなわち、周辺の市町村とも連携して、広域的なコミュニティバス運営を行う自治体、領域内で完結するコンパクトな運営を行う自治体、デマンドタクシーによる地元住民の利便性を追究した自治体とある中で、バス旅が結果としてそれに左右されるというのは、バス旅をますます難しいものにしているように思います。
ただ、バス旅を成功するかどうかのゲームと捉えた場合、単に路線をつなぐだけではなく、地図を駆使していかに途切れたバス路線を繋ぐか、という旅の視点よりもゲームとしての視点が今後より強調されるような、そんな回だったかと思います。
その1からの続き
http://anond.hatelabo.jp/20170401234837
最期になりますが、ファーストドロップ、つまり最初に落ちていく瞬間は、個人的にもコースターで最も好きな部分であり、魅力が凝縮された瞬間です。実は、当初は本当に苦手でした。でも、一度慣れてしまうと、こんなに気持ちの良い瞬間はありません。バンジージャンプやフリーフォールも体験したことはありますが、ジェットコースターのドロップとはやはり異なります。何が違うかというと、前に向かって全身で突き抜けていく感とでも言うのでしょうか。この爽快感が違うのです。
ただ落ちるだけと言っても、落下角度や緩急、風景など、一つとして同じものはありません。
そして、コースター好きには有名な話ですが、ライドの乗る位置によって感覚が全く変わるのです。コースターはご存知の通り連結されているものが多い。すると、前方車両は、後方車両が登りきるまで落ちていかないんです。一方で、後方車両は前方車両に引っ張られて一気に加速する。なので、一般的には後部座席の方が怖いとされています。まるで、引きずり込まれるように加速して落ちていく感覚が味わえます。
ただし、山なりのコース(キャメルバック)においては、前方の方がエアタイムを強く感じることもありますし、視覚的にはスピード感のある前方の席は捨てがたい。
そんなわけで、お気に入りのコースターは可能であれば前方や後方を乗り比べてみると、より楽しめます。(余談ですが、アメリカでは乗りたい席を自分で選べるのがスタンダード。強制的に前から詰めさせられる日本の遊園地は融通きかないなぁと思います。オペレーションの問題等あるんでしょうけど。)
さて、そんな最初に落ちていく緊張の一瞬「ファーストドロップ」が優秀なコースターはこちら。まずは東京ドームシティアトラクションズ・LaQuaのサンダードルフィン。これは絶品です。公称80°という、体感的にはほぼ直角で、落ちていく凄まじさ、ぜひ一度体験してもらいたい。周囲がビル街というのも乙なもので、まるでビルから飛び降りているような感覚が味わえます。巻き上げ最上部に平坦は部分が無いため、最前席と最後部座席での対比も分かりやすく、最後部座席の迫力は凄いです。一方で最前席だと高さ80mの空中にしばし宙吊りにされる感覚も楽しめ、一挙両得?です。スイスが誇る遊具機器メーカーIntamin社製の超スムーズで快適なコースに加え、開放感あふれたライドの作りも最高です。
富士急ハイランドのええじゃないかも、凄いファーストドロップが楽しめます。これは特殊なコースターで、コースレイアウトも凄いのですが、さらに座席がぐるぐる回転する。乗っていると、もうわけが分からなくなるというコースターで、マニアの間では4次元コースターと呼ばれています。で、このファーストドロップ。巻き上げは後ろ向きに登っていくのですが、頂上で突然座席がグルリと回転。地面に向かって真正面に落ちていき、その最中で更に回転、というとんでもない動きをします。文章では全く伝わらないと思うので、ぜひ一度乗ってください。
そして、個人的No.1ファーストドロップだと思うのは、那須ハイランドパークのビッグバーンコースター。全長600mちょい、落ちた後はキャメルバックをひとつ越えて宙返りしたら終わり、というなんともシンプルでつまらないコースレイアウトの小規模なコースターですが、後部座席に乗ったときのファーストドロップだけは本当に凄まじい。まさに奈落の底に引きずり込まれるという体験ができる、日本唯一、いや世界でもレアなコースターです。
そんなこんなで語ってきたコースターですが、最近は世界中でVRゴーグルと組み合わせたVRコースターが流行りです。日本では、USJやラグナシアにありますね。ただ残念ながら、少子化やエンターテイメントの多様化、老朽化などで、一部を除き昔ながらの遊園地はどんどん閉鎖されてコースターの数も減っていく傾向にあります。
日本では、遊園地やコースターは子どもが楽しむもの、という意識があります。ちなみにアメリカでは子どもから大人、さらには高齢者まで様々な人が楽しんでいます。広大な土地が広がるアメリカの田舎では、遊園地はエンターテイメントであり、常設のお祭り会場であり、社交場でもあるのです。知らない大人同士で隣り合わせに座り、一緒に笑い転げ、終わった後ハイタッチをする、そんなことが普通にある。少しでも多くの人にそんな楽しさを知ってもらえたらなーと思ったりしています。
ちなみに海外には、これらを上回る、想像を絶するようなコースターがたくさんあります。
最後に自分が愛してやまない究極と思う世界のコースター2つ(どちらもアメリカ)はこちら。
■Millenium Force (サンダードルフィンの兄貴分。最強のファーストドロップ、爽快感、スピード感)
■Voyage (最強の木製コースター、飽きさせないコースレイアウト、延々続く興奮)
死ぬまでにもういちど、乗りたい。
たくさんのブックマーク、ありがとうございます。せっかくなので、コメントできなかったコースターについてもちょっとだけ追記してみます。
長島スパーランドが誇る巨大木製コースターです。延々続く水平ループとガタゴトする振動に身を任せていると、腹の底から笑いがこみ上げてきます。大きなドロップも爽快ですね。あと、複雑な木組みのトンネルをすり抜けるスピード感。もうちょっとエアタイムや左右の振り回しなどの変化があると、最高の木製コースターになったんじゃないかなと思います。でも好きなコースターのひとつです。
久しぶりに調べてみたら、長島スパーランドにはフライングコースターに加え新型の4次元コースターもオープンするんですね。がんばってるなー。
大好きなコースターのひとつ。たぶん世界初のカタパルト式急加速のコースターです。ピッ、ピッ、ポーンでスタートする急加速と、バックで坂を登ったときの最後尾エアタイムは、アンティークレベルのとっても古いコースターにもかかわらず今でも特筆もののスリルですね。としまえんや横浜ドリームランドなど昔は色々な遊園地にあったけど、今は国内では長島だけかな。子どもの頃近くの小山ゆうえんちにあって、怖くて乗れず、ずっと眺めていた思い出があります。
恥ずかしながらまだ乗ったことありません。でも、同型のフライングコースターはアメリカで幾つか乗ったので、想像で。ピレネーなどに似たループ中心のコースレイアウトで、座席がうつ伏せ状態になるものです。これは、地面ギリギリまで降下したときのスレスレ感とスピード感がいい感じです。あと多分、USJのジュラシックパークエリアってことで風景やパーク内を滑空する非日常感が良さそうですね。
凄まじい最初の加速!これに尽きるコースターです。「ドドンパァ!!」のアナウンスと同時に発射される圧縮空気によるカタパルトの加速度は、未だに世界一だと思います。外の光に向かってのトンネル内での急加速は、まるで空間がぐにゃっと歪んだみたい。垂直のタワーを越えるときは、股間をバーに強打しないよう要注意。
これができたときは、ついにあの世界最高のコースターが日本上陸!と期待されたそうです。コースターマニアの聖地と呼ばれるアメリカの遊園地で大人気だったコースターの兄弟機ということで。ただ、実際はちょっとコースレイアウトが異なっており、残念ながら本家ほどのスリルはありませんでした。といっても、十分大きく迫力あるドロップが楽しめる優秀な大型コースターです。閉園は残念ですね・・・。
スペースワールドのシンボルともいうべきスペースシャトルを取り囲むループコースター。これは、とにかくコースレイアウトが秀逸です。緩やかなファーストドロップに最初は安心するものの、巨大な垂直ループや後半の地面すれすれ水平ループなど、強烈なGがかかるコースが続き、息つく暇もありません。
息を呑む強烈な急加速と垂直上昇、垂直落下が特徴のコースター。ドドンパに似ているけど、上昇と落下の爽快感はこちらの方が上ですね。このタイプは、アメリカなどにさらにスケールアップさせたものが幾つかあり、いずれも大人気です。最初は怖いけど、慣れると爽快感抜群!
●ガオー - 三井グリーンランド
三井グリーンランドの顔となる大型コースター。アップダウンは緩やかだけど、気持ちいい速度で広々とした園内を疾走します。子どもから大人まで、みんな笑顔になれる楽しいコースターです。
現存する日本最古のコースターとして有名なコースター。レトロなコースレイアウトながら、建物ギリギリをかすめたり、突然のドロップもあり、飽きさせません。確かに現代の安全バーがっしりのコースターよりスリルあるかも。実はこれ、FUJIYAMAと同じメーカー(日本製)の先輩コースターなんですね。
●スペースマウンテン - 東京ディズニーランド
みんなご存知のスペースマウンテン。宇宙空間を模したドームの中を疾走します。水平ループ中心で、ところどころにドロップが隠れているコースレイアウトはGが後に行くほど激しくなり、子供向けと思いきや実は結構ハードなコースターです。乗り終わったあと、フラフラします。これも今となっては古いコースターですが、その効率性を追求したシステムは本当に凄い。台数は忘れましたが、たくさんの車両が同時にコース上に存在でき、かつ緊急時はその全てが安全に停止できるようになっています。そういえば、このメモの最初に「富士急で初めてのコースターを体験」と書きましたが、こちらの方が先でした。
みんなだいすきビッグサンダーマウンテン。気持ちのいい疾走感と、軽いキャメルバックが楽しいコースターです。コースターとしてみると、とにかく高さが低いのに乗車時間と距離がある。それは巻き上げポイントを複数設けているから。そのおかげで何台もの車両が同時に走ることができ、回転効率が良い。そして、巻き上げの最中もディズニーならではの演出が豊富で、飽きさせない。ジェットコースターは嫌いでも、これだけは好き、という人も多いハズ。それも納得のアトラクションです。
火と水の演出に優れたループコースター。このコースレイアウトは、実はかなり昔からある古典的な中規模ループコースターのレイアウトそのまま使っています。なぜ、ディズニーの新しいコースターなのにあえてコレなのか、ちょっと不思議に思っています。適度なドロップとキャメルバック、そしてクライマックスのループ、という構成は、ハズレが無いって感じではありますが。夜乗ると、炎と景色がほんとにキレイですね。
○桐生隊
ポジション:スナイパー
メイントリガー:イーグレット、ライトニング、エスクード、FREE
・棟方愛海
メイントリガー:レイガスト(改)、カメレオン、シールド、テレポーター(試作)
・高森藍子
ポジション:スナイパー
・川島瑞希
スナイパー2人にアタッカー2人という構成はA級7位の三輪隊と同じだが、中身は大きく異なっている。
中でも一際目を引くのがアタッカーの棟方愛海のトリガー構成だろう。
アタッカーにも関わらず完全に片手が塞がるバッグワームタグを装備し、
さらにメインにカメレオンとテレポーター(試作)と、これでもかと敵に補足されないことを重視している。
これは彼女の戦闘スタイルが「背後からの一撃必殺」に特化しているためである。
彼女のもつレイガスト(改)は、玉狛第二の木崎レイジが得意とする拳撃をさらに特化させた性能で、なんと盾モードへの変形をオミットしスラスターの速度向上に特化させている、
この強化スラスターは、一直線の軌道でしか使えないという弱点はあるものの、韋駄天(試作)よりも高速での移動が可能となる。
しかし、あらかじめプログラムされてはいるものの複雑な軌道をとる韋駄天(試作)と比較すると、対人戦闘能力は劣っており「愛海見てからフルシールド余裕でした」と、あまり評価はされなかった。
そこで桐生隊が取った作戦が「相手に認知されない『背後』からの攻撃」であった。
隊長の桐生つかさが、バッグワームとカメレオンの隠密の中エスクードを配置、
アタッカーの諸星きらりが両手レイガストで護衛しつつ、スナイパーの高森藍子がライトニングで牽制、
と、「場」を作った後、桐生つかさもスナイプできる立ち位置に戻り、アタッカーの棟方愛海の不意打ちを狙って行く、と三人が一人の「一撃必殺」に特化したトリガー構成をとっている。
点取り屋でエースへの信頼あっての作戦だけに、確かに棟方愛海のアタッカーとしての実力は相当で、
それがテレポーター(試作)やカメレオンも絡めて不意打ちを狙う戦い方は、A級2位の冬島隊と並んでの「変態構成」としてランク戦での戦いづらさは郡を抜いて評価されている。
勝ち筋は説明したとおりだが、負け筋もわかりやすく棟方愛海への対処でほぼほぼ決してしまう。
特にA級1位太刀川隊の出水公平とは彼の膨大なトリオン量からの包囲射撃が不意打ち特化の桐生隊とは相性がよくない。
他にも、目やレーダー以外の探知法、サイドエフェクトによる探知を可能とするB級2位影浦隊の影浦雅人や、A級3位風間隊の菊地原士郎らにも不意打ちが通じず、棟方愛海の不意打ち以外の勝ち筋を模索する必要があるだろう。
余談だが、何故かA級6位の加古隊やB級12位の那須隊とは極端に相性が悪いらしく、この2チームには結成後一度も勝てていない。
理由は一切不明だが、棟方愛海の一撃必殺が一撃必殺として機能せず、強化レイガストから不意打ちで完全に背後からの攻撃に成功したように見えたにも関わらず、ワンテンポ空いてカウンターを食らってしまっている。
「新しい連中が
どれだけ派手に
追い抜いて行っても」
「それで
消えてなくなる
わけじゃないんだ」
ワートリは泣ける。
三巻に一巻ぐらいのペースでボロボロ泣けるシーンが出てくる。
出てくるが、今回の泣けるシーンは、特別に泣けた。
冒頭で紹介したのは、B級13位柿崎隊の隊長である柿崎国治の独白だ。
まずこのB級13位とは何か?
ワールドトリガーは、異世界から侵攻してきた敵と戦うボーダーと呼ばれる組織を舞台にした漫画である。
ボーダーでは隊員を実力順にS級、A級、B級、C級に分類している。
漫画的に言うと、B級からは名前と顔があるモブでないキャラといったイメージで、
この142話時点で、S級はたった1人、A級は9チーム(1チーム大体4〜5人ぐらい)、B級は21チーム(チーム内の人数はA級と同じ、例外もある)である。
どうだろう、B級13位のパっとしななさが伝わるだろうか?
ちょっと、この「格」のパっとしなささを、わかってもらうために、長文を書こうと思う。
・序章
・侵攻編
・ランク戦
・侵攻編パート2
こんな感じだろうか。
まず主人公がチームを結成するまでの序章では、
遊真はブラックトリガーと呼ばれる他とは違う特別な武器を持っており、先ほど書いたボーダー内の「格」の分類では、S級にあたるぐらい強い。
そのS級に相当する遊真が、A級7位三輪隊と戦ったり、A級5位嵐山隊のエース木虎と共同して敵と戦ったりなどして、ブラックトリガーの性能で圧倒するシーンが続く。
遊真は滅茶苦茶強く、A級7位三輪隊はオペレーター含んで5人チームにも関わらず、たった1人で圧倒する。
そのぐらい、彼の持つブラックトリガーが異質であり、かつ彼自身の技術や経験も並大抵ではない、という「格」が描写される。
次のブラックトリガー争奪戦では、4人目の主人公であり、遊真と同じブラックトリガー使いの
S級隊員迅の戦いがメインになる。
A級1位太刀川隊の隊長にして個人総合1位攻撃手1位の太刀川と、隊員の出水
に加えて、先ほど書いたA級7位の三輪隊の4チームとの戦いが描かれる。
ここでも、S級隊員の、つまりブラックトリガーの強さは存分に描かれる。
A級5位嵐山隊のメンバーが助けに入るため、一部メンバーは分断されるも、
個人総合1位攻撃手1位の太刀川、個人総合3位攻撃手2位の風間、狙撃手2位の奈良坂といったボーダー内でも相当上位の「格」を持つ相手を、
ブラックトリガーを持つだけでなく、サイドエフェクトと呼ばれる超能力を戦闘に生かす迅は、なんと6対1という状況でありながらも、勝利する。
サイドエフェクトは遊真も持っているが、戦闘に生かせられる能力ではない上に、
A級7位三輪隊フルメンバーよりも「格」が高いメンバーを圧倒するS級隊員迅の強さは印象に残る。
そして、ようやく敵との本格的な戦いが始まる。
(え? ここに修対風間とか、ユーマ対緑川があるだろって? ごめん、忘れてた!)
この編では遂に名前と顔と人格があるまともな「人型の敵」が登場する。
しかも、彼らは迅や遊真と同じブラックトリガーを持っているのだ。
すわ、どうなる?
と、なるが、これがボーダー強いのだ。
B級6位鈴鳴第一の隊員で攻撃手4位の村上を苦戦させる強敵が登場する。
しかし、ブラックトリガー争奪戦では迅に負けた「個人総合1位攻撃手1位の太刀川」は、
このラービットを1人で圧倒し、なんと単独で11機も撃破している。
さらに、同じくブラックトリガー争奪戦で負けたA級3位風間隊も、ラービットを4機撃破し、
隊長の風間こそ敵のブラックトリガー持ちのエネドラに負けるも、
指揮官でありながらボーダー最強の忍田やB級10位諏訪隊と協力することで、
また、A級1位太刀川隊の出水、A級7位三輪隊の米屋、A級4位草壁隊の緑川らの即席チームも、
他のB級合同チームと協力しつつ、ブラックトリガーではないものの「人型の敵」を撃破する。
さて、長々と語ってきたが、ようやくタイトルの「柿崎隊」登場である。
B級13位柿崎隊の初登場はこの人型の敵である「ランバネイン」との戦闘である。
記念すべき初台詞は
「マジか
新型だけで
きちい
ってのによ」
である。
どうだろう「個人総合1位攻撃手1位の太刀川」が単独で11機も撃墜した新型=ラービットに苦戦しているだけでも、
如何にもB級13位のパっとしなささが伝わるだろうか?
当然だが、ラービットと余裕で戦えるのはA級チームぐらいで、単独で勝負できる太刀川が異常なだけなのだが、
先ほど書いた通り、その太刀川よりも強い迅などのブラックトリガー持ちも居る戦場なのだ、
そして「ランバネイン」との戦闘がいざ本格的に始まると、
メインはA級1位太刀川隊の出水、A級7位三輪隊の米屋、A級4位草壁隊の緑川らの即席チーム、
彼らは三人のチームとしての戦いはもちろん、緑川は単独で足を持って行く活躍を見せ、
太刀川のように個人総合○○位と付いていなくても、A級隊員の強さを存分に発揮する。
また、同じく戦闘に参加している、
B級11位の荒船隊の隊長である荒船とB級7位の東隊の隊長である東も、B級ながら活躍する。
スナイパーとして活躍しており、荒船は一発敵に当てるし、
A級隊員だけでなく、B級でも「隊長」となればそれなりに一芸は持っているシーンの描写だろう。
「ここで
押すのか!?
何が
変わった
ってんだ?
東さん!」
何とも頼りない台詞だろう。
もっとも、念のため強調しておきたいが、
漫画を読んでいる読者の視点では、この時点では東はただのB級7位の隊長だが、
実はこの東は、ボーダー最初の狙撃手にして、過去にA級1位のチームのリーダーもしている古株で、
幹部と上位チームが集まる作戦会議にも参加する程度には、偉い人なので、
柿崎さんが弱いというわけではない、弱いというわけではないが、
この時点での読者視点だと、柿崎隊長に凄い印象は無いのは間違いないだろう。
そして「ランバイネ」戦は米屋がトドメをさすも、チームの勝利といった感じで終わる。
感じで終わるが、ぶっちゃけ、柿崎隊は何をしたのか? と聞かれると微妙である。
足を奪った緑川、トドメをさした米屋、敵を上手く誘導した出水、それらをA級即席チームの戦いから敵の行動を見抜く東、辺りが活躍した話で、柿崎隊は何ともぱっとしない印象だろう。
だがしかしである、この侵攻編においてチームメンバーが一度も誰も欠けなかったのは、柿崎隊だけなのである。
え? やられシーンすら無いぐらい地味なチームだからだろって?
それはともかくとして、そういうところが、柿崎隊長の隊員思いな所であり
「柿崎さんの唯一の弱点は全部自分で責任を持とうとするところで
という評価に繋がる一片を見せているのは、さすが「遅効性SF」と評されるワールドトリガーならではだろう。
さてさて、他にも順位は付かない規格外の最強A級玉狛第一の活躍や、
相変わらず強い遊真や、ブラックトリガーを手放してすら強い迅なども活躍して、侵攻編は終わる。
こんどはランク戦と呼ばれる模擬戦闘が舞台で、主人公チームの玉狛第二の躍進が描かれる。
続いては、侵攻編でも活躍した
諏訪隊、荒船隊と戦うが、
ここでは、狙撃手でありながら攻撃手としてもマスターランクの荒船の遠近万能っぷりや、
諏訪さんの胆力が描かれたりなど、それなりに実力があることは伺えるシーンはあるものの、
攻撃手4位と言われてもラービットに苦戦する程度でしょ? と思っていたが、
これがやはり強く、那須隊の熊谷隊員を圧倒し、あの遊真とも互角の戦いを繰り広げる。
そして、四戦目では、組織の都合というか物語の都合というかで、B級に降格になった、A級の経験もある、
侵攻編でも言及した、B級7位東隊との、よつどもえが描かれる。
ここでは、4人いる主人公の内の1人でありながら、今まで一度も言及しなかった、修が活躍できず、主人公チームは敗北する。
個人総合2位射手1位の二宮は、射手として今までも活躍してきた出水を超えるランクであるだけあって、かなり強いし、
影浦は、順位こそついていないが、攻撃手4位の村上に自分より強いかも、と言わせるだけあって、
2人とも「格」は十分といった感じだった。
A級7位加古隊の隊長にして、東さんが率いた旧A級1位チームの隊員でもあった、加古さんが登場し、
「イニシャルがKで才能のある隊員を引き抜きたくなる」という、
「お前それ、伏線として見え見えすぎて、今からこの伏線がどう回収されるのか、気になりすぎるだろ」って伏線の描写の一環として、
「柿崎(KAKIZAKI)」隊長も、話題に上がるが、残念ながら、合わないタイプらしく、引き抜かれなかった。
さて、単行本になってない上に、こないだジャンプ捨てたので見返せないので、軽く流すと、
侵攻編パート2では、先ほど書いたランク戦で活躍したB級の面々も活躍する。
さて、長々と話してきたが、どうだろう、B級13位柿崎隊の微妙さが伝わっただろうか?
もちろんココに全てを書いているわけではなく、実際はもっと活躍している面々はいる。
ハッキリ言って、このエピソードが描かれる前までの自分が、ワールドトリガーのキャラクタを思い出した順番に言って行く場合、かなり下位なのは間違いない。
そして、作中の「格」としても、なんともしょっぱいのもわかってもらえただろうか?
さらに、今回の五戦目のランク戦は、主人公チームの新技のお披露目回なのである。
遊真と修のスパイダーを使ったコンビネーションやチカさんの新トリガーなどの、新技が侵攻編パート2で焦らされた挙げくの、お披露目回なのである。
そらもう、柿崎隊が活躍することを想定していた読者はいなかったんじゃないだろうか?
何なら、B級20位吉里隊、B級21位間宮隊のように瞬殺なんじゃなか? とすら思っていた。
けども、冒頭のこれである。
「新しい連中が
どれだけ派手に
追い抜いて行っても」
「それで
消えてなくなる
わけじゃないんだ」
「新しい連中が
どれだけ派手に
追い抜いて行っても」
のところでは、
主人公の1人遊真、
緑川、
木虎、
黒江、
緑川、木虎、黒江に関しては、入隊時の試験の成績がズバ抜けていたことが作中で示されていたり、
攻撃手4位の村上は、強化睡眠記憶のサイドエフェクトを持っていて、あっというまに上位陣に追いつく実力を身につけたり、
絵馬も幼いながらも、スナイパーとしては、当真、奈良坂辺りと並ぶような描写がされていたりと、
この6人は確かに、派手に追い抜いていった感じなんでしょうね。
特に木虎は、柿崎隊長本人が昔所属していた嵐山隊をA級5位まで押し上げたエースという肩書きまで持っています。
そりゃあ、自分が抜けたあとのチームを、自分よりも周りに評価させた新人が居たら
「それで
消えてなくなる
わけじゃないんだ」
ああ、もうね。
もうね、ワールドトリガーを「ゲーム感覚」と批判していた、自分が情けなくなってくる。
個人総合○○位とか、B級○○位とか、そういう順位の「格」や、
そういう、設定的な部分だけを見て「ゲーム感覚」だと思っていた、自分が情けない。
登場人物をゲームのコマだと思って、それを元に、やれあいつは強いだの、やれあいつは弱いだのと強さの「格」だけを評価していた、自分こそが「ゲーム感覚」じゃないですか。
B級13位だから、個人ランキングがわかってないから、侵攻編で活躍しなかったから、そういう気持ちで、
柿崎隊の面々を軽んじるその気持ちこそが、まさに「ゲーム感覚」だったんですよね。
ゲームなら例えば、パーティーのメンバーに上限があったりとか、
倉庫の空き容量とかによって、キャラクタを切り捨てることってよくありますよね。
そりゃもちろん「ビジュアルが好きだから、弱いけど使おう」とか「ストーリーで活躍したから、最後まで使ってあげたい」とかって気持ちも、ゲームやってて湧いてきますよ。
でも、それって全部「自分の価値観によって、取捨選択している」んですよね。
価値観が「強さ」なのか「ストーリー」なのか「ビジュアル」なのかが違うだけで、
誰かを切り捨てるってことは、それで価値を消してしまうことに繋がるんだよね。
散々「格」が劣っているというより「無い」
何か特筆すべきフックがない、
ワールドトリガーはゲームじゃない。142話「柿崎 国治」を読んで
「新しい連中が
どれだけ派手に
追い抜いて行っても」
「それで
消えてなくなる
わけじゃないんだ」
ワートリは泣ける。
三巻に一巻ぐらいのペースでボロボロ泣けるシーンが出てくる。
出てくるが、今回の泣けるシーンは、特別に泣けた。
冒頭で紹介したのは、B級13位柿崎隊の隊長である柿崎国治の独白だ。
まずこのB級13位とは何か?
ワールドトリガーは、異世界から侵攻してきた敵と戦うボーダーと呼ばれる組織を舞台にした漫画である。
ボーダーでは隊員を実力順にS級、A級、B級、C級に分類している。
漫画的に言うと、B級からは名前と顔があるモブでないキャラといったイメージで、
この142話時点で、S級はたった1人、A級は9チーム(1チーム大体4〜5人ぐらい)、B級は21チーム(チーム内の人数はA級と同じ、例外もある)である。
どうだろう、B級13位のパっとしななさが伝わるだろうか?
ちょっと、この「格」のパっとしなささを、わかってもらうために、長文を書こうと思う。
・序章
・侵攻編
・ランク戦
・侵攻編パート2
こんな感じだろうか。
まず主人公がチームを結成するまでの序章では、
遊真はブラックトリガーと呼ばれる他とは違う特別な武器を持っており、先ほど書いたボーダー内の「格」の分類では、S級にあたるぐらい強い。
そのS級に相当する遊真が、A級7位三輪隊と戦ったり、A級5位嵐山隊のエース木虎と共同して敵と戦ったりなどして、ブラックトリガーの性能で圧倒するシーンが続く。
遊真は滅茶苦茶強く、A級7位三輪隊はオペレーター含んで5人チームにも関わらず、たった1人で圧倒する。
そのぐらい、彼の持つブラックトリガーが異質であり、かつ彼自身の技術や経験も並大抵ではない、という「格」が描写される。
次のブラックトリガー争奪戦では、4人目の主人公であり、遊真と同じブラックトリガー使いの
S級隊員迅の戦いがメインになる。
A級1位太刀川隊の隊長にして個人総合1位攻撃手1位の太刀川と、隊員の出水
に加えて、先ほど書いたA級7位の三輪隊の4チームとの戦いが描かれる。
ここでも、S級隊員の、つまりブラックトリガーの強さは存分に描かれる。
A級5位嵐山隊のメンバーが助けに入るため、一部メンバーは分断されるも、
個人総合1位攻撃手1位の太刀川、個人総合3位攻撃手2位の風間、狙撃手2位の奈良坂といったボーダー内でも相当上位の「格」を持つ相手を、
ブラックトリガーを持つだけでなく、サイドエフェクトと呼ばれる超能力を戦闘に生かす迅は、なんと6対1という状況でありながらも、勝利する。
サイドエフェクトは遊真も持っているが、戦闘に生かせられる能力ではない上に、
A級7位三輪隊フルメンバーよりも「格」が高いメンバーを圧倒するS級隊員迅の強さは印象に残る。
そして、ようやく敵との本格的な戦いが始まる。
(え? ここに修対風間とか、ユーマ対緑川があるだろって? ごめん、忘れてた!)
この編では遂に名前と顔と人格があるまともな「人型の敵」が登場する。
しかも、彼らは迅や遊真と同じブラックトリガーを持っているのだ。
すわ、どうなる?
と、なるが、これがボーダー強いのだ。
B級6位鈴鳴第一の隊員で攻撃手4位の村上を苦戦させる強敵が登場する。
しかし、ブラックトリガー争奪戦では迅に負けた「個人総合1位攻撃手1位の太刀川」は、
このラービットを1人で圧倒し、なんと単独で11機も撃破している。
さらに、同じくブラックトリガー争奪戦で負けたA級3位風間隊も、ラービットを4機撃破し、
隊長の風間こそ敵のブラックトリガー持ちのエネドラに負けるも、
指揮官でありながらボーダー最強の忍田やB級10位諏訪隊と協力することで、
また、A級1位太刀川隊の出水、A級7位三輪隊の米屋、A級4位草壁隊の緑川らの即席チームも、
他のB級合同チームと協力しつつ、ブラックトリガーではないものの「人型の敵」を撃破する。
さて、長々と語ってきたが、ようやくタイトルの「柿崎隊」登場である。
B級13位柿崎隊の初登場はこの人型の敵である「ランバネイン」との戦闘である。
記念すべき初台詞は
「マジか
新型だけで
きちい
ってのによ」
である。
どうだろう「個人総合1位攻撃手1位の太刀川」が単独で11機も撃墜した新型=ラービットに苦戦しているだけでも、
如何にもB級13位のパっとしなささが伝わるだろうか?
当然だが、ラービットと余裕で戦えるのはA級チームぐらいで、単独で勝負できる太刀川が異常なだけなのだが、
先ほど書いた通り、その太刀川よりも強い迅などのブラックトリガー持ちも居る戦場なのだ、
そして「ランバネイン」との戦闘がいざ本格的に始まると、
メインはA級1位太刀川隊の出水、A級7位三輪隊の米屋、A級4位草壁隊の緑川らの即席チーム、
彼らは三人のチームとしての戦いはもちろん、緑川は単独で足を持って行く活躍を見せ、
太刀川のように個人総合○○位と付いていなくても、A級隊員の強さを存分に発揮する。
また、同じく戦闘に参加している、
B級11位の荒船隊の隊長である荒船とB級7位の東隊の隊長である東も、B級ながら活躍する。
スナイパーとして活躍しており、荒船は一発敵に当てるし、
A級隊員だけでなく、B級でも「隊長」となればそれなりに一芸は持っているシーンの描写だろう。
「ここで
押すのか!?
何が
変わった
ってんだ?
東さん!」
何とも頼りない台詞だろう。
もっとも、念のため強調しておきたいが、
漫画を読んでいる読者の視点では、この時点では東はただのB級7位の隊長だが、
実はこの東は、ボーダー最初の狙撃手にして、過去にA級1位のチームのリーダーもしている古株で、
幹部と上位チームが集まる作戦会議にも参加する程度には、偉い人なので、
柿崎さんが弱いというわけではない、弱いというわけではないが、
この時点での読者視点だと、柿崎隊長に凄い印象は無いのは間違いないだろう。
そして「ランバイネ」戦は米屋がトドメをさすも、チームの勝利といった感じで終わる。
感じで終わるが、ぶっちゃけ、柿崎隊は何をしたのか? と聞かれると微妙である。
足を奪った緑川、トドメをさした米屋、敵を上手く誘導した出水、それらをA級即席チームの戦いから敵の行動を見抜く東、辺りが活躍した話で、柿崎隊は何ともぱっとしない印象だろう。
だがしかしである、この侵攻編においてチームメンバーが一度も誰も欠けなかったのは、柿崎隊だけなのである。
え? やられシーンすら無いぐらい地味なチームだからだろって?
それはともかくとして、そういうところが、柿崎隊長の隊員思いな所であり
「柿崎さんの唯一の弱点は全部自分で責任を持とうとするところで
という評価に繋がる一片を見せているのは、さすが「遅効性SF」と評されるワールドトリガーならではだろう。
さてさて、他にも順位は付かない規格外の最強A級玉狛第一の活躍や、
相変わらず強い遊真や、ブラックトリガーを手放してすら強い迅なども活躍して、侵攻編は終わる。
こんどはランク戦と呼ばれる模擬戦闘が舞台で、主人公チームの玉狛第二の躍進が描かれる。
続いては、侵攻編でも活躍した
諏訪隊、荒船隊と戦うが、
ここでは、狙撃手でありながら攻撃手としてもマスターランクの荒船の遠近万能っぷりや、
諏訪さんの胆力が描かれたりなど、それなりに実力があることは伺えるシーンはあるものの、
攻撃手4位と言われてもラービットに苦戦する程度でしょ? と思っていたが、
これがやはり強く、那須隊の熊谷隊員を圧倒し、あの遊真とも互角の戦いを繰り広げる。
そして、四戦目では、組織の都合というか物語の都合というかで、B級に降格になった、A級の経験もある、
侵攻編でも言及した、B級7位東隊との、よつどもえが描かれる。
ここでは、4人いる主人公の内の1人でありながら、今まで一度も言及しなかった、修が活躍できず、主人公チームは敗北する。
個人総合2位射手1位の二宮は、射手として今までも活躍してきた出水を超えるランクであるだけあって、かなり強いし、
影浦は、順位こそついていないが、攻撃手4位の村上に自分より強いかも、と言わせるだけあって、
2人とも「格」は十分といった感じだった。
A級7位加古隊の隊長にして、東さんが率いた旧A級1位チームの隊員でもあった、加古さんが登場し、
「イニシャルがKで才能のある隊員を引き抜きたくなる」という、
「お前それ、伏線として見え見えすぎて、今からこの伏線がどう回収されるのか、気になりすぎるだろ」って伏線の描写の一環として、
「柿崎(KAKISAKI)」隊長も、話題に上がるが、残念ながら、合わないタイプらしく、引き抜かれなかった。
さて、単行本になってない上に、こないだジャンプ捨てたので見返せないので、軽く流すと、
侵攻編パート2では、先ほど書いたランク戦で活躍したB級の面々も活躍する。
さて、長々と話してきたが、どうだろう、B級13位柿崎隊の微妙さが伝わっただろうか?
もちろんココに全てを書いているわけではなく、実際はもっと活躍している面々はいる。
ハッキリ言って、このエピソードが描かれる前までの自分が、ワールドトリガーのキャラクタを思い出した順番に言って行く場合、かなり下位なのは間違いない。
そして、作中の「格」としても、なんともしょっぱいのもわかってもらえただろうか?
さらに、今回の五戦目のランク戦は、主人公チームの新技のお披露目回なのである。
遊真と修のスパイダーを使ったコンビネーションやチカさんの新トリガーなどの、新技が侵攻編パート2で焦らされた挙げくの、お披露目回なのである。
そらもう、柿崎隊が活躍することを想定していた読者はいなかったんじゃないだろうか?
何なら、B級20位吉里隊、B級21位間宮隊のように瞬殺なんじゃなか? とすら思っていた。
けども、冒頭のこれである。
「新しい連中が
どれだけ派手に
追い抜いて行っても」
「それで
消えてなくなる
わけじゃないんだ」
「新しい連中が
どれだけ派手に
追い抜いて行っても」
のところでは、
主人公の1人遊真、
緑川、
木虎、
黒江、
緑川、木虎、黒江に関しては、入隊時の試験の成績がズバ抜けていたことが作中で示されていたり、
攻撃手4位の村上は、強化睡眠記憶のサイドエフェクトを持っていて、あっというまに上位陣に追いつく実力を身につけたり、
絵馬も幼いながらも、スナイパーとしては、当真、奈良坂辺りと並ぶような描写がされていたりと、
この6人は確かに、派手に追い抜いていった感じなんでしょうね。
特に木虎は、柿崎隊長本人が昔所属していた嵐山隊をA級5位まで押し上げたエースという肩書きまで持っています。
そりゃあ、自分が抜けたあとのチームを、自分よりも周りに評価させた新人が居たら
「それで
消えてなくなる
わけじゃないんだ」
ああ、もうね。
もうね、ワールドトリガーを「ゲーム感覚」と批判していた、自分が情けなくなってくる。
個人総合○○位とか、B級○○位とか、そういう順位の「格」や、
そういう、設定的な部分だけを見て「ゲーム感覚」だと思っていた、自分が情けない。
登場人物をゲームのコマだと思って、それを元に、やれあいつは強いだの、やれあいつは弱いだのと強さの「格」だけを評価していた、自分こそが「ゲーム感覚」じゃないですか。
B級13位だから、個人ランキングがわかってないから、侵攻編で活躍しなかったから、そういう気持ちで、
柿崎隊の面々を軽んじるその気持ちこそが、まさに「ゲーム感覚」だったんですよね。
ゲームなら例えば、パーティーのメンバーに上限があったりとか、
倉庫の空き容量とかによって、キャラクタを切り捨てることってよくありますよね。
そりゃもちろん「ビジュアルが好きだから、弱いけど使おう」とか「ストーリーで活躍したから、最後まで使ってあげたい」とかって気持ちも、ゲームやってて湧いてきますよ。
でも、それって全部「自分の価値観によって、取捨選択している」んですよね。
価値観が「強さ」なのか「ストーリー」なのか「ビジュアル」なのかが違うだけで、
誰かを切り捨てるってことは、それで価値を消してしまうことに繋がるんだよね。
散々「格」が劣っているというより「無い」
何か特筆すべきフックがない、
○朝食:なし
○昼食:おにぎり三個
○夕食:担々麺、ご飯
○調子
むきゅー。
定時頃にはあらかた終わったので帰ろうとしたら、なんか上司の人がテンパりだしたので、お手伝い。
と、ここで何と僕が消してはいけないデータを消してしまうという大ボケをかましてしまう!
(一応自己弁護すると、データを抜き出すツールの使い方が分かっていなかったのが原因。
やらないといけないのが、開発環境に登録されているデータをエクスポートする作業でした。
で、データ抽出対象リストを作って、エクスポートボタンを押す的なオペレーションなんだけど、
抽出対象リストに抽出しない奴を含めてしまったので、「間違い間違い、抽出対象リストから削除」と思って、
いかにも削除っぽいバツボタンを押したら、なんとそれが抽出対象リストからの削除じゃなくて、その対象データ自体の削除だったのでした。)
慌てて謝り倒して、バックアップから復元して、バックアップ後の変更点をもう一度やって、元通りに戻した。
これは課金ですわ。
スコルピは厳密には悪タイプじゃないけど、悪タイプに進化するから、まあ悪ポケの仲間だよね。
(あれ、この理屈だとイーブイとコイキングとギャラドスも課金の対象にしないとな)
っていうこの二つがヤバい。
ゲットできるのが明確にわかってるから好きなポケモンがいたら課金したくなるし、
それをゲットするのにちょっとしたゲームの腕前がいるってのが楽しいから、
これはマズい!
悪ポケと一部の好きなポケモン以外に対しては課金する気はないし、
ほどほどに遊べばいいか。
総理となって政霊(美少女)達で“戦挙”を戦う「政剣マニフェスティア」,アップデートで新キャラ2体が追加
http://www.4gamer.net/games/334/G033416/20160217084/
なんだこれ、なんだこれ。
http://www.4gamer.net/games/198/G019893/20160217049/
(ヤバい、ここ数日バッチとテーマに滅茶苦茶課金してる気がするゾ)
Wii Uバーチャルコンソール2月24日配信タイトル ― 『ガイフレーム』『鬼武者タクティクス』『ソニックアドバンス2』
http://www.inside-games.jp/article/2016/02/17/96017.html
うわー、確か父親が持ってて、88だか98にアタリチラシながらやってたなあ。
懐かしいけど、さすがにハード買うほど欲しくはないなあ。
(プロジェクトEGGとかで出来そうだけどどうなんだろう)
「Splatoon」、初代「ポケモン」対戦中のシオカラーズイラストを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/newsclip/20160217_744003.html
かわいい。
イカポケモンのマーイーカは第六世代まで出てないけど、彼女たちは第一世代ではどんなポケモンを使ってるんだろう。
同じ歌が得意なプリンとかかなあ。
PS Vita版『ワールドトリガー スマッシュボーダーズ』配信開始。期間限定でカスタムテーマも付属
http://dengekionline.com/elem/000/001/219/1219597/
うーむ、iOS版のときはまだあまり好きじゃなかったけど、今回はちょっとやりたい。
けど、僕の好きな那須さんと熊ちゃんを二人並べるために死ぬほどガチャ課金して酷い目に合うのは自分だし、
ここは我慢だな、我慢。
これワートリがそこそこ好き程度だから我慢できてるけど、
この間横浜のズーラシアに行ったら、オラウータンが駆け寄ってきて目の前でひっくり返ってくれました。そこで疑問なのですが、動物園や水族館では動物はアクリル板越しの人間を認識できているのでしょうか。私の勘では、動物園は見えていて、水族館は見えてない、ではないかと思います。なぜならば、動物園の動物たちはよく反応してくれるから。江ノ島水族館のイルカはただ水槽のキワを泳ぐのが好きなだけという感じがしました。
ちなみに、国内で一番好きな動物園は野毛山か那須アルパカ牧場です。あと宮崎の野生の馬も相当格好よかったのでおすすめです。海外の一番好きな動物園はカルガリー動物園です。いつかオーストラリアのメルボルンの動物園に行って、見たことない動物見るんだ。
『平家物語』の名場面、那須与一が扇の的を射抜くシーン。問題はこのあとだ。
平家方に、那須の技量に感極まった50ばかりの男があり、舟上で舞を踊りはじめた。
大任を果たした那須与一のところに伊勢三郎がやってきて「命令だ。あの男も射よ。」と伝える。那須は男を射殺す。
これが昔っから納得いかねえ。そこまですることねえじゃん。
これは何も21世紀の平和な時代に私が生きているからそう思うばかりではない。
『平家物語』にも、この一件の後「無情だ」と言う者も多かったとある。
射るのを命じたのは、名前は出てこないけど順当に考えて源義経だろう。
扇の的を射るよう命じたのも義経だしね。
俺は義経のこういうところが嫌いだ。
美しい「扇の的」のシーン。春風に乗って射られた扇がひらひらと一舞、二舞…なんてノリのあとに、突然戦争・抗争の現実を突きつけられるようだ。
近年は普通に立ち絵が出ているので、ゲーム紹介ページにどれだけ主人公絵があるのか調べてみた。
アニメ化/一般化後に立ち絵が出るパターンも有。ゲーム紹介ページから拾っただけなので抜けがあるかも。
続編、シリーズ物はまとめた。エロゲ主人公でDrrrrパロが作れちゃうぜ・・・。ギャルゲはそのうち別途。
全年齢向け有。
直枝理樹
全年齢とアダルトでそもそもページが分けられている。
ハクオロ
アウロン
ベーグル・ロコ
ここは最初から主人公≠プレイヤーという。あげなくてもいいですか?
全年齢向け有。
湊斗景明
大十次九郎
うんこマン(仮)
匂坂郁紀
九門克綺
ヴィム
Vjedogonia
全年齢向け有。
全年齢向け有。
立ち絵無し。
全年齢向け有。
カイム
支倉孝平
全年齢向け有。
如月双七
崇笹丸
不知火義一
全年齢向け有。
土見稟
全年齢向け有。
平井 孝寿
國枝優真
全年齢向け有。
白銀武
前島正樹
全年齢向け有。
一条走馬
全年齢向け有。
全年齢向け有。
早瀬響
石蕗正晴
藤木健介
牧野亜梨須
葛木晶
神尾遼平
瓜生新吾
東郷毅
羽村亮
山本悪司
斬真 狼牙
ネットで調べてみると、元になった音頭が「那須塩原音頭」であるとの情報がありました。
早速その音頭を調べてみるものの、ネット上には有力な情報がなく、どういったものなのかを知ることが全く出来ず。
というわけで、那須塩原市役所に那須塩原音頭について問い合わせてみました。
すると数日後に返事があり「そのような音頭は確認できません」とのこと。
こうなると実際にNASA音頭を作成された、作曲家のたかしま あきひこさんに直接聞いてみるしかありません。
というわけで早速聞いてみることに。
するとNASA音頭は、たかしまさんオリジナルの楽曲ということでした。
当時はドリフのコントの為にたくさんの楽曲を作成されていたでしょうから、この音頭もその流れで作曲されたのだと思います。
あららら。
授業コード 5A00602
コース 2
学期名称 通年
曜日時限名称 水6
氏名 西山 茂
宗教運動とは、人間と社会が、希望なきところに希望を持ち、意味なきところに意味を見出し、どうにかして世界を故郷にしようとする集合的な企てである。この演習では、「宗教運動とは何か」について学んだ後に、事例として、戦後の日本で急膨張した創価学会運動を取り上げる。具体的には、急膨張期の創価学会運動を取り扱った優れたルポルタージュ等を読んで議論・発表し合って、宗教運動への社会学的な理解を深めたい。なお、別途、卒論題目の決め方指導も行う。
到達目標:
当該宗教運動が発展してきた社会的背景と運動を指導する側の理念・目標、さらには、運動参加者が運動に託した希望と意味等の間にあるトリアーデについて、一定の宗教社会学的理解に到ることを目標とする。
講義スケジュール 第1〜3回:まず、「宗教運動とは何か」について、複数の宗教社会学者の見解を紹介し、それを巡る議論によって、宗教運動への基礎的認識を深める。
第4〜6回:続けて、配布資料をもとに、日本の新宗教運動についての概括的な知識を身につける。
第7〜9回:第三に、配布資料をもとに、創価学会についての基本的知識を身につける。
第10〜14回:高瀬広居『第三文明の宗教』を読んで、討議・まとめ・発表を行う。
第15〜19回:鶴見俊輔『折伏−創価学会の思想と行動』を読んで、討議・まとめ・発表を行う。
第20〜24回:石田郁夫『創価学会−戦後民衆の思想とエネルギー』を読んで、討議・まとめ・発表を行う。
第25〜28回:演習活動のグループ総括発表と教員指導。なお、その間に、那須でのゼミ合宿を予定している。
指導方法 西山ゼミは、参加者が何でもやりたいことをやれるゼミではなく、教員の専門分野に即した特定のテーマについて学ぶゼミである。したがって、参加者も趣旨に同意した学生が多く、まとまりがある反面、少人数になりやすい傾向がある。
今年度の参加者の人数にもよるが、少なければ1つ、多ければ複数のグループでの討議・まとめを行って、その後、全体での発表と教員指導を行いたい。
もっとも、宗教運動や日本の新宗教運動、創価学会等についての基礎知識の教育は、はじめから、教員による全体指導によって行うこととする。
成績評価の方法 成績評価は、100%、春・秋学期の最後に提出して貰う年2回のレポートの内容をみて行う。ただし、それが水準以下の場合のみ、出欠状態の良否を参照して評価する。
テキスト ①西山茂「変貌する創価学会の今昔」(雑誌『世界』第72 7号、170−181頁,2004年6月)
③鶴見俊輔『折伏−創価学会の思想と行動』(産報,1963 年)
④石田郁夫『創価学会−戦後民衆の思想とエネルギー』(三 一書房,1965年)
参考書 適宜、演習時に指示する。