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はてなキーワード: デザイナーとは

2018-11-03

anond:20181103224051

男もターゲットウケるものを狙って作れない、偶然ウケただけだと思ってる可能性も

どっちみち、プロ仕事に対して失礼なんだけど

どうやら、「デザイナーは皆自分が好きなものを好きなようにデザインするもので、それが偶然ウケるとヒットする」

と本気で思ってるらしきのが一定数いるらしい

ピュアなのかバカなのか

クリエイター」に対する幻想みたいなのがあるのかもね

客に媚びるのは二流!自分が好きなように作ったものがヒットする事こそ一流!みたいな

実際は客が求めるものをきっちり作るのがプロなのにね

anond:20181102124018

AKB衣装デザイナーで一番有名な人は女性だしメンバーからも人気あるよ

もちろんファン可愛いと思って貰えるのが第一だろうが衣装への拘りや服やメンバーや曲への愛情を知れば男性に着せられてる、という意見には違和感しか感じない

被災地訪問Tシャツで行った時に子供にいつものかわいい服じゃないの?と残念そうに言われたこともあるそうよ

anond:20181102152633

口先では「男性の〜」って言うけど男性デザイナーは何しても無条件に通るんだよ

アニメ映画で女たちが台所に押し込まれてても「古き良き日本の家庭だね」以上の感想は出てこない

若い女が脱ぐと「男に脱がされてる女は死ね」って槍が飛んでくる

デザイナー安易仕様やすの許せない

アニメーションとか、選択したものが表示変わるとか、デバイスによって見え方が結構変わるとか

こういうののチリツモで工数膨らむんだよ

そのブレがわかるのって本当に実装寸前くらいになってしま

「しがないデザイナーという設定」の増田さん、設定が維持できなくなってる

https://anond.hatelabo.jp/20181102124018

最初からちょっとだけデザインのことをググったか

デザイナーつぶやきを見たただのツイレディが書いてるのはわかってるけど

さっそく引き出しがなくなってデザイナー観点での話ができなくなってる。

そろそろ、デザイナーという設定から語れることをもう少し何か言ってほしい。

無理だと思うけど。

つーか、追記しまくるくせといい、自分の認めたもの以外認めない考えの狭さといい、

この前の「彼女たちはフェミニストではありません」の人を思い出すな。



記事についても突っ込むと。 男性に着せられていることそれ自体問題ではないと思うのだが。

男性デザイナーが作った服を女性が来たら問題になるわけちゃうやろ。

中の人が本当はこういう服が来たいのにいやいや着せられてるとなったときにはじめて問題にすべきで

自分が気に入らないからと言って勝手にそういうことをいうのはデザイナー権限を越えているし本当にデザイナーなら絶対にそういうことは言わんと思うで

他の増田が書いてるけど、一字一句このとおりだと思う

「客が喜ぶものデザイナー主体的に決定している」ではなく「デザイナーの本意は無視されて客によって強制されている」と考えるのはデザイナーとしては敗北だと思うけど

デザイナーじゃないから、こういうデザイナーをばかにするようなことを平気で書いてしまう。 嘘ってこういうところからバレる。

2018-11-02

anond:20181102152924

デザイナー女性でも客が男性なら「男性客の欲望女性デザイナーにそういうデザイン強制した」ということになる。

もはや何でもアリだな。

だったらこ資本主義の世の中で「強制」されてないものなんか存在しなくなる

anond:20181102124018

「客が喜ぶものデザイナー主体的に決定している」ではなく「デザイナーの本意は無視されて客によって強制されている」と考えるのはデザイナーとしては敗北だと思うけどどうなんだろう。

あと、「服装は同性が決めるべき」と言うと「母親が息子に服を買ってくる」とかアウトになると思うんだけど。

デザイナー嫌いだけど

仕事柄、デザイナーってやつが嫌い。

自分デザインのズレとかは全く気にしないくせに、こっちがマークアップしてWebで見ると「ここのピクセルズレてる」(あほか、おめーが小数点以下のピクセルを気にせずつくるからじゃろがい!)とかいい出しやがるので、デザイナーといいつつ自分が気の済むままに絵を書いちゃう奴の頭に雷落ちねーかなぁと思いながら過ごしてる。

 

しかし、デザイン勉強もやってねーのにデザインの事語るやつももっと嫌い。

伝わらなければデザインじゃない?アホかよ、おめーがメインターゲットじゃねーだけだろ。

伝えたい層に伝えるのがデザインなんだよ。

そもそもデザイン」って一口にいうけど、デザインは色んな場面に使われすぎてひとことで言い表せないから俺の「伝えたい層に伝えるのがデザイン」も間違ってるっていうはなし。そもそも万人に伝わるデザインユニバーサルデザインとか言ってまた人種が違うやつ。キャラクターデザイナーUD考えてキャラデザするかっつーの。

anond:20181101205330

ゾーニングって、「お前の表現・姿はこの場にふさわしくないので出てくるな」って圧力なわけで

されるほうからすりゃ理不尽だし残酷なんよ

なんでデザイナーが気軽にそんなこと言ってるのか知らないけど

anond:20181101205330

コイツ本当にデザイナーか?モノホンのアホじゃねーか

・そのキャラクターは、特定カテゴリに属する誰かの心を傷付けるもの

「誰の心も傷つけないキャラクターなんかない」で終了。

深夜アニメだろうがVtuberだろうが月9ドラマだろうが誰かしらの心を傷つけうる。

なぜオタクばかり責められるのか?

てかさ、「誰かの心を傷つける」とかいうんならこの件一番傷つけられてるカテゴリは「オタク」だろ。

それを無視するのは元増田を書いてるのがオタクヘイターからに他ならない

・過剰に性的描写はあるか(特定部位の肉体描写のしつこさ、視線誘導)

「過剰に性的」「描写のしつこさ」なんか主観的要件過ぎて判断不可。

どうしてもゾーニングしたい、オタク妨害したいというのなら具体的閾値を出してください。根拠とともに。

現実乖離した(異性に対して誤解を招くような)価値観を広めているか

これも話にならない。メディア効果論はすでに否定されてる。


こいつ良識ぶってるけどただのオタクヘイターじゃん。帰った帰った。

ゾーニング?知るかそんなもん。

俺らは見たくもない虐め芸人クソガリ女優なんかを散々見せられてるのに、なんでオタクけが引っ込まにゃならんのか。

嫌なら見るな。失せろ。

2018-11-01

anond:20181101205330

さんざん言われてるけど、発端となったラノベの表紙に描かれてるヒロインなんて、全く「媚び」とは対極のキャラなんだよね。

単に見る目がないだけなんだよ。

デザイナーだかなんだか知らないけど、まともに創作物を読み解けないから、偏見まみれの曲解を「万人が抱く正しい評価」と勘違いしているだけ。

万人向けのデザインに自信アリ?

少しは疑ったほうがいいよ、自分センス

しがないキャラクターデザイナーですが(追追記あり)

最近萌え絵騒動に対して思うこと。

自分は某全年齢作品キャラクターデザインに関わっているデザイナーです。

最初に書いておきますが、自分萌え絵否定派ではないです。むしろ日本発明した文化だとすら思います。ただ、ゾーニングはきっちりすべきだと思っています

児童書キズナアイを取り上げて、これは萌え絵か、いや少女漫画か、だとか色々話題ですね。議論に上がる絵柄は萌え絵と称されることが多いですが、「萌え」の基準に対しては、時代とともに変わり、また個々の定義にも差があり議論が平行するので言及しません。

ただ、それらの絵には一つの共通項があります。それは、「男性に対して「媚び」を含んだキャラクターかどうか」の一点です。

「媚びた絵」を否定しているわけではありません。ただ、客観的に見て、そういった要素が見受けられるアートスタイル一種だということです。

例えば、清純派なのにエロい格好をしている。これは、明らかに矛盾しています

現実だと、性格が淑やかな女性が、大きく胸のはみ出る服を着ることはないです。(いたとしたら、その女性の本性はとんだ肉食系です。) ロリ巨乳なども矛盾ひとつでしょうか。男性に媚びたキャラというのはつまり、「男性目線で好ましい部分だけを組み合わせたキャラクター」のことです。

露出度が高ければエロなので媚びているのか?というとそれは違います

例えば、アメリカン・コミックスヒロイン達を筆頭に、攻殻機動隊草薙素子ルパン三世峰不二子ヴァンパイアシリーズモリガン。強く自立した女性は、セクシーな格好をしていてもそれは自信の表れであると捉えられます。少なくとも、自信がなくオドオドして従順キャラクターは、上記はいないですね。

女性に好かれるセクシー女性キャラというのは、得てして他人に媚びず、肉体的にも精神的にも男性に勝る強さを持ったキャラクターが多いです。現実でも、セクシードレスを着た女性を思い浮かべてみると、ハリウッドスターのような女優、もしくはスタイル抜群でスクールカースト上位の女性ではないでしょうか。

でも、そういった女性に、日本男性は近寄りがたさを感じてしまうのも理解できます

そこで、「セクシーだけど、順従で清純」というある意味キメラ的な、都合の良い所だけを合わせたキャラクターが生まれていき、今日日、「痴女のような格好をした清純派美少女」という存在が、日本中に溢れているわけです。

キャラクター作りには、まず性格があり、顔があり、体系があり、髪型があり、服装がありますキャラが着ている服は、本来、本人の性格を反映している筈なのです。

多くの矛盾を含んだ「男に都合の良い女」というキャラ作り…こう書いてみると、いかにもフェミニストが嫌がりそうなキャラ作りではあります

個人的には男性に都合の良い女性キャラクターはいてもいいと思います。(ファンタジーですし)。それに、女性に都合のいい男性キャラも当然星の数ほどいますしね。

でも、ゾーニングもされず世の中がそればっかりになると、ファンタジー現実混同しはじめる人がいるのはわかるかと思います

あくまファンタジーから。そういった共通認識を前提として、今まで創作世界を楽しんでいたのですが、あまり裾野が広がりすぎるとその前提が届かない人たちが出てくる、そしておそらくそれは、男女共に幸せなことではないだろうと思います

現実女性漫画で読んだほど、男性に都合は良くなかった。そう感じて女性を恨んでしまうのは、元々女性に対するハードルが、フィクション世界で高められてしまったのも一因としてあると思っています特にインターネット育ちの次世代については、注意深く見守る必要があるのではないでしょうか。女性場合は…どうなんでしょう。一昔前は王子様を待ってる…なんて言われ方もしましたが…。

長々と書きましたが、キャラクターを作る際、イラストを描く際、注意している点は山ほどあります。それは、自分が扱う作品公共の場に出るからです。なにをどう描いたら性的に見えるか。これにはかなりわかりやすルールがありますし、おそらく皆さんもなんとなく感覚理解しているのではないかと思います

老若男女、赤ちゃんからお父さんお母さんお爺ちゃんおばあちゃんまで、誰に見せても大丈夫。誰が通るかわからない道には、表現にもそれなりのマナーがあると、自分は思います

追記

読んでいただいてありがとうございます。頂いたコメントに関して、補足していこうと思います

まず、最初にも書きましたが「萌え」の定義は人それぞれですので、萌えという言葉のことは忘れてここではただの「絵柄」というふうにお考え下さい。

ゾーニング対象に関して。

これに関しては短文でまとめられるものではありません。箇条書きすると以下のようになります。(何か忘れていたらすみません。ご指摘下さい)

・そのキャラクターは、特定カテゴリに属する誰かの心を傷付けるもの

・過剰に性的描写はあるか(特定部位の肉体描写のしつこさ、視線誘導)

現実乖離した(異性に対して誤解を招くような)価値観を広めているか

3つ目は、先日話題になったAVの技など「真似するユーザーが増えると他者への害となる」というようなものです。が、該当作品が少数かつ、誰しもがわかるようにフィクションであれば問題なかったりします。市場全体の価値観の偏りや社会傾向が問題点になり、一番難しい部分です。

キズナアイに関して気になっている方が多いようだったので個人的に思うことを書きます。(全ての動画を見たわけではないのでデザイン面だけの話です)

デザインは、概ね問題ないとは思いますが脇の下は空きすぎですので、詰める必要があると思います。「写真集」表紙イラストを見ますと、サイドの胸の膨らみが出ていますが、服の構造的にもかなり変形的で、「胸を見せたい」という意図を感じます。ここは胸の膨らみ全体を覆うように(セーラームーンの肩の2連リングが無いバージョン想像して下さい)した方がもっと幅広い層に受け入れられるのではないかと思います

絵が伝える性的な要素というのはデザインもですが、色も大きく関係します。そしてイラストも構図によって見え方をいくらでも変えられるので、「このキャラからOK/NG」という単純な話ではないのが難しいところです。

他にも、何か質問疑問があればできる限りお答えしたいと思いますので聞いてください。

追記コメントを読んで思い出したのですが、「脇が開いている方が3D制御をしやすいから」という話。

誰が言い出したことかは知りませんが、アホらしいというのが正直な感想です。破綻するとしたらそれはモデラースキル不足です。確かに、ヒラヒラした物がついていない方が簡単に作れますが、素肌である必要はありません。3D的な作り易さを優先するならば何よりまず、腕を組んだときなどにダイレクトにめり込む胸を無くすべきです。動かし易さを考えてデザインをすることは悪いことではありませんが、解消方法比較的容易な脇は必要以上に開き、3D的に問題の温床となる大きな胸はそのまま、というのはよくわかりません。なにより、デザインの「言い訳」を3D仕様のせいにされて論点デザインのものからズラされるのは、3D悪用されているようで気分がいいものではありません。

これ以上の追記記事を分けますね。

つづき↓

anond:20181102124018

2018-10-28

エンジニア勉強文化が好きだし羨ましい

WEBエンジニアとかシステムエンジニアね。

勉強熱心で凄いなと思うし、外からどう見えるかとか関係無く努力して新しい技術を取り入れてアウトプットしてる人が多いのって凄いと思う。

Qiitaとか、個人ブログとか、ツイッターとか、学んだことや自分がつまづいてどう解決たかとか逐一文章に起こしてネットに公開してるのすげー!って思う。

noteが出来てからデザイナーのそういったアウトプットも増えてきたけど、エンジニアみたいに内容が具体的じゃないんだよね。

結局カッコいい自分を見せたいだけというか、演出めいてるというか……。

まあnoteがそういう媒体なのかもしれないけど。

自己啓発本読んだ時と同じ感覚かな。

読んだその時は頑張ろう、と思うけど別に学びにはならないし知識も増えない技術も身に付かない。

手の内をもっと明かして欲しい。

2018-10-27

経団連会長パソコン批判している奴はバカ

経団連会長が今までパソコン使ってなかったことが批判されてるけどさ

マジでバカじゃねえの呆れたわ

そもそもパソコン必須仕事なんて少数派だろ

エンジニアデザイナーでもなければパソコンかちゃかちゃやって仕事終了なんてことねえんだわ

経団連会長自分エクセルパワポ開いて資料作ってると思ってんのか?

業務中にネットサーフィンして情報収集しているとでも?

Googleカレンダー使って自分スケジュール作ってるとか?経団連会長が。笑える

マジでバカだなお前らマジで視野狭いしマジでバカなんだわ

自分らがやってるパソコンかちゃかちゃがこの世のすべてだと思ってんだな

情熱大陸見てみろよ。パソコンかちゃかちゃで終わったの中村勇吾ぐらいだぞ

パソコンかちゃかちゃ族が恥ずかしいこと言ってんじゃねえよくだらねえ

2018-10-24

絵の世界への入り口我流オタク絵でいいのか

オタク児童書論点ってこれに尽きると思う。

プロ画家デザイナーが描いた、よく分からないけどなんとなく記憶に残る絵。

子供にはさっぱり理解できず、大人になって勉強しないと理解できない絵。

そういう絵こそが子どもに与えられるべきだろう。

 

昨今の児童文学本で見られるオタク絵は、性欲(ぱっと見のかわいさ等)を

刺激するだけの原始的創作物にすぎない。瞬発力だけで、持続性、発展性が無い。

目先の利益しか求めず、子供未来を考えない出版社意識の低さの表れではないだろうか。

 

追記

少女漫画の絵だろうが専門知識の伴わない絵なら一緒だよ。

念のために「オタク絵」は「マンガ絵」に修正しておこう。

2018-10-23

anond:20181023085243

自分が苦労してるから、やり返してるんじゃないよ。

女が清潔感に厳しい理由分析しただけ。

どの女もやり返すために、男の清潔感ジャッジしているわけではない。女は清潔感基準が高いから、清潔感の低い男が目につくだけ。

いうなれば、パティシエケーキを見る基準デザイナーデザインに見る基準が、非パティシエや非デザイナーより高いのと同じで。

現代だって、未開の時代の衛生水準には戻れないでしょ。それと同じ。

2018-10-21

これ嘘松でしょ。座標だって(0,0)あるのに

獣になれない私たち(けもなれ)は「新垣結衣」のドラマ

「獣になれない私たち」を2話まで観た。脚本家野木さんは新垣結衣が本当に好きなんだな~と思った。

「獣になれない私たち」は、新垣結衣演じる深海昌が主人公ドラマ。「常に笑顔」、「仕事完璧」で誰からも好かれ、愛されている女性だ。でもそれは、彼女の身を削る努力で成り立っている。みんなに気を遣い、我慢し続けていたら、次から次に仕事を任され身も心もすり減る様子が1話では描かれていた。

営業アシスタント」の仕事範囲を超えて、辞めた秘書の代わりにパワハラ社長無理難題に答え、自分仕事責任が持てない若手社員ミス必死カバーし、顧客の前で靴を脱いで土下座までする昌。(「女の子困らせるの趣味じゃないんだけどな~ごめんね~」と言って土下座している新垣結衣の頭を撫でた奴の気色悪い顔と声を俺は忘れない)

このドラマでは「獣」と「獣になれない人」二つの相反するキャラクターが描かれている。昌はもちろん後者だ。「獣」とは強い人。自分が着たい服を人目も気にせず着られて、本能直観で動いて、恋に落ちることが出来る人。菊池凛子演じる橘呉羽がその典型例だ。ブランドデザイナー彼女生き方自由のもの交際0日で結婚も決めてしまう。

自称簡単に人を好きになれない」昌はそんな呉羽に憧れる。一時は仕事で身も心もすり減り、線路に飛び込んで自殺しかけた彼女だったが、呉羽デザインするブランドの服(昌の言う「強そうな服」)を身に纏い、社長業務改善要求を出して抵抗する。

脚本家野木さんは、どんな日本社会コミュニティ存在する、昌のような「獣になれない人」に向けてこのドラマを作ったのだろう。3話からも「獣になれない人」がどう生きるべきか教えてくれるはず。


前置きが長くなったが、このドラマで何といっても重要なのは新垣結衣」の存在だ。

主人公の昌を演じる新垣結衣がなんというかもう、めちゃくちゃはまっているのだ。

1話でドキッとするシーンがある。

クラフトビール店「5tap」で松田龍平演じる根元は、昌をこう評する。

あの女がキモい。前から思ってたんだよね。なんかお綺麗だけど嘘っぽくない?あの完璧笑顔がなんかキモい。俺ああい人形みたいな女だめだわ。


それを後ろで昌は聞いている、けど聞いていないフリをするというシーン。もちろん昌に対しての根元の意見なのだが、「新垣結衣」に対して言われるように感じて視聴者はドキッとする。

女優界の「華の88年組」と言えば、新垣結衣戸田恵梨香堀北真希吉高由里子だ。新垣結衣は他の三人に比べて、知名度の割に作品の受賞歴や出演数は少ない。「同世代女優さんが実力派として認められているのに、私はいつまでも変われない」と本人も言ったとか言わなかったとか。確かにインターネットでは「ガッキーはどの作品に出てもガッキー」、「かわいいだけの演技」等、彼女の演技自体を褒める意見は少ない。

ガッキーかわいい」は日本国民の総意であり、この欺瞞偽証が渦巻く社会の中で唯一正しいと信じられる、決定的な事実であるしかし、私たち国民それを彼女に背負わせてはいなかっただろうか。彼女私たちが作り出した「新垣結衣イメージ」を崩さないよう必死に生きていたのではないか

新垣結衣ダンスについて、実は苦手だと語ったインタビューがある。

可愛すぎる新垣結衣 実は苦手「なのに、なんでいつも踊ってるんだろう」

グリコポッキー」のCM逃げ恥等、ダンスイメージが強い彼女だが、「ダンスは習ったことがないし、どちらかといえば苦手分野。なのに、なんでいつも踊ってるんだろうなあと思います」。と語る。周りの期待に応えるため、苦手なことでも受け入れて笑顔で楽しむ。出来てしまうからやってしまう。周囲もそれに甘える。まさに昌ではないか

脚本家野木さんは、日本社会コミュニティ存在する、昌のような「獣になれない人」に向けてこのドラマを作った。そして、それは昌を演じる「新垣結衣」にも向けられている。

決定的なのは新垣結衣がブーツ(しかもかなり高い)を履いたシーンである新垣結衣は実は身長が高い、というのは有名である公表では169cmだが、もう少し高いのでは?という意見もある。しかし、「かわいい」というイメージを守るため、共演者が厚底の革靴を履いたりして、彼女を小さく見せる工夫をするケースがこれまで何度かあった。脚本家野木さんはそんな彼女にブーツを履かせた。しかも前述した呉羽デザインするブランドの服(昌の言う「強そうな服」)としてだ。これは、野木さんから新垣結衣への「ありのままでいいんだよ」という愛あるメッセージに他ならない、と私は思う。



でも結局ガッキーかわいいから!!!

「お風呂入ろ~」って彼氏に言うとことかやばいから!!!

みんな見てね!!!

ウミウ「生きるのに疲れたう」

ウミウウミウだう」

ウミウ「まず初めに、おことわりしておくう

ウミウ「この日記は、その辺にいる適当大学生が『けものフレンズ』に出てくるウミウの口調を借りて愚痴日記だう」

ウミウ「一応、ウミウデザイナーかい職業副業でやってるう」

ウミウ「てことで、まあその辺のことを踏まえながら読んで欲しいう」

ウミウ「で、ウミウは何を言いたかったんだう」

ウミウ「……」

ウミウ「…………」

ウミウ「……そうだう、生きるのがつらいってことう」

ウミウウミウ最近、生きるのがつらいう」

ウミウ大事なことだから二回言ったう」

ウミウウミウがこうなったのは、たぶん高校卒業間際の冬のことだったと思うう」

ウミウ「その頃、ウミウの家庭事情ボロボロだったう」

ウミウ「母はアルコールニコチンに溺れ、父は神経過敏で物音一つにも激怒し、モノに八つ当たりしてたう」

ウミウ「それを力で押さえつけてしまってはご飯も食べさせてもらえなくなるう。住む場所もなくなるう」

ウミウウミウは無力だったう」

ウミウ「そんな中、ウミウの唯一の救いだった高校というモノが卒業を間近にしたのだう」

ウミウウミウ高校は良かったう。絵を描ける人がいたう。文章を書ける人がいたう。音楽を作れる人がいたう。いろんな学問で全国トップレベルの人がいたう。いろんな趣味を極めてる人がいたう」

ウミウ「彼らはみんな、ウミウにいろんな刺激を与えてくれたう」

ウミウウミウは、そんな日常が大好きだったう。そんな日常があったから、人生に生きる意味があると思っていたう」

ウミウ「でも、高校3年生も終わりに差し掛かりつつあった頃、だんだんと授業も減り、周囲はみんな受験モードへと切り替わっていって」

ウミウウミウは、行き場をなくしたう」

ウミウ「つらかったう。ハッキリ言って、地獄だったう」

ウミウ「一番落ち着けるはずの我が家が一番落ち着けない、というのは案外つらいものう」

ウミウ「その頃、ウミウ毎日首を吊ることだけを考えてたう」

ウミウ「毎晩、家のベランダから空を見上げて、コーヒーを飲みながら死後の世界について考えていたう」

ウミウ宗教科学ウミウを救ってくれるのか、考えたこともあったう」

ウミウウミウ浅薄知識片手に、ウミウはいろんな文献を漁って、いろんな人に話を聞いたう」

ウミウ「でも、ウミウは救われなかったう」

ウミウ「どうしてこの世界は生まれたのか? どうしてウミウは生まれたのか? どうしてウミウはこんな境遇にあるのか?」

ウミウ「その答えを出してくれるものは何一つなかったう」

ウミウ「当然受験には失敗したう。だって勉強なんて全くしてなかったう」

ウミウ「そうやって悶々としてるときウミウは『けものフレンズ』というアニメ出会ったう」

ウミウウミウは感動したう」

ウミウ「こんなクソッタレ世界のどこかにも、ジャパリパークみたいな世界がある」

ウミウウミウはそう思えたんだう」

ウミウ「それが、ウミウの唯一の希望だったんだう」

ウミウそれからウミウはいろいろと頑張ったう。この世界には何か答えがあるはずだ、そう思って」

ウミウ「生の意味を知るために生物系の大学を目指したう。将来どうやって生きるか考えて、一番自分に合ってると思ったデザイナーのまねごとを始めたう」

ウミウ「あと、少しだけけものフレンズ二次創作をやったりもしたうね」

ウミウ勉強仕事の両立は、案外大変だったう。けど、つらくはなかったう」

ウミウ「何かに打ち込める、何かを目標にできる、人から必要とされる」

ウミウ「それがとっても嬉しかったんだう」

ウミウ「そうこうして、ウミウ大学浪人生活は終わったう」

ウミウ「どうにか第一志望の大学には受かって、ウミウは期待に胸を膨らませたう」

ウミウ大学ではどんなすごい人がいるんだろう? どんな風に自分は成長できるんだろう? どんなことが学べるんだろう?」

ウミウ「そう思っていたう」

ウミウ「だけど、大学に入って、1ヶ月が経ち、2ヶ月が経ち」

ウミウウミウは、ある種の絶望感を味わったう」

ウミウ「誰一人、『ついていきたい』と思える人がいなかったんだう」

ウミウ「もちろん、人間として素晴らしい人はたくさんいるう。とっても精力的に活動している同級生研究サークル活動に没頭して成果を出している先輩たち、世界的に有名な教授陣」

ウミウ「彼らは、ウミウとは大違いですごい人種だう」

ウミウ「だけど、ウミウが求めていたのはそういう人たちじゃなかったんだう」

ウミウウミウは、圧倒的な実力で凡人を殴るような天才世界生命意識や……そういうふわっとしたものたちを大真面目に考えて頭を狂わせるような奇才」

ウミウ「そういう人を、求めていたんだう」

ウミウ「でも、そういう人種はいなかったう」

ウミウ大学というのは日本における最高学府だう。そんな素晴らしい機関の中にだったら、きっとそういう人もいるんだ、答えを貰えるんだ、いや貰えなくても論じ合えるんだ……と思っていたのに」

ウミウウミウは悲しかったう」

ウミウ「せっかく浪人間中頑張って勉強して入った大学がこんなんだったんだと」

ウミウ「だからウミウは思ったう」

ウミウ自分が全力で頑張っていれば、きっといつか答えは見つかるって」

ウミウ「そう思ったんだう」

ウミウ「頑張っていれば、いつか何かが起こるだろうって」

ウミウ「そう思って、ウミウはがんばったう」

ウミウウミウは今までの仕事のほかに、いくつかバイトをかけもちしたう。サークルは4つ入って、ほぼ毎日大学に寝泊まりするような状態になったう。同人活動ももっと本格的に始めていって、夏コミにも出たう。講義も真面目に受けて、まあまあいい感じの成績を取ることも出来たう」

ウミウ「そしたらある日、ウミウは手のしびれを感じたう」

ウミウ最初は血の流れが悪いだけかな?と思ったう。だけど痺れはなかなか取れなくて、ウミウ病院に行ったう」

ウミウウミウは、神経系病気頸椎ヘルニアを患っていたんだう」

ウミウ「このまま頑張ってたら、いつか半身不随になるぞって、お医者さんに言われたう」

ウミウウミウは怖くなったう」

ウミウ「結局、バイトほとんど全部やめたし、サークルは1つを残して全部やめたう。しかも、ちょうどその頃は大学夏休み間中で、講義もなかったう」

ウミウ「てことで、ウミウはヒマになったう。そしたら、そこに生まれたのはただの虚無だったう」

ウミウ「また、何も拠り所がなくなった……そう思ったう」

ウミウ「だけど、ウミウにはまだ希望があったんだう」

ウミウウミウは、けものフレンズ同人活動をやっていて、その中で1つ出来た、少し大きめのグループがあって」

ウミウ「そこはすごいんだう。たくさんのクリエイターがいて、たくさんの賢い人がいて」

ウミウウミウ心機一転、そこで頑張ろうって思ったう。もちろんもうムチャは出来ないから、出来る範囲で、だう」

ウミウウミウは……まあがんばった、んだと思うう。一応、なんとなーくリーダーっぽい感じのポジションに収まったりもしたう」

ウミウ「そしてある日、ウミウはそこのみんなに聞いたんだう」

ウミウ「『フレンズにはどんな死生観があると思う?』って。『何か、そういうものを訴えかけた創作物が作れないかな?』って」

ウミウ「さあ、どんな答えが返ってくるんだろう、どんな議論が出来るんだろう……ウミウは楽しみに思ったう」

ウミウ「だけど、返ってきた答えはみんな、『けものフレンズはそういうのじゃない』『求められているものは違う』『グロとか暗い展開とか無理』みたいな答えばっかりだったう」

ウミウウミウがっかりしたう」

ウミウウミウは……ウミウは、いったいどうすればいいんだう」

ウミウウミウは、どうすれば答えを得られるんだう?」

ウミウ「『けものフレンズはそうじゃない』? けものフレンズはそんな浅薄コンテンツじゃないと思うう。少なくとも、そこを議論しなきゃ深みのあるモノなんて出来ないと思うう」

ウミウ「『求められているものは違う』? ユーザーニーズ分析なんて仕事で腐るほどやってるう。二次創作って、そういうニッチなところを攻められるものなんじゃないんだう?」

ウミウ「『グロとか暗い展開とか無理』……。まあ、死生観を語らせる上で、フレンズの1人や2人死ぬのは仕方ないだろうし、暗い展開になるのは致し方ないう」

ウミウ「だけど、そこから目を逸らして何が生まれるんだう?」

ウミウ普段お前たちが食べている食べ物動物死体だう。お前たちが着ている服も動物死体だう。お前たちが生きている環境には、動物の死がごまんとあるう」

ウミウ「けど、動物は何も語らないう。ただ静かにまれ、静かに死んでいくのみだう」

ウミウ「それが、言葉を発し、意識を持って動き回るようになった。それがあの世界の意味であり、意義であって」

ウミウ「当然、フレンズたちもそこは疑問に思ってしかるべきだと思うんだう」

ウミウ「なのに、そこからみんな目を逸らす。なんでだう?」

ウミウ「……ウミウは、どこに行けばいいんだう。ウミウは、どこを拠り所にすればいいんだう?」

ウミウウミウは、今月か来月くらいでそのグループを抜けることにしたう。ウミウがそこにいることへ、意義を見出せなくなったんだう」

ウミウウミウはお道化を演じることに疲れたんだう」

ウミウウミウは本格的にひとりぼっちだう。何もすがるものはなく、何も生きる意味はなく」

ウミウ「ただ、そこにウミウがいるだけだう」

ウミウウミウはもう、疲れたう」

ウミウ「たぶん、少し前だったら『ジャパリパークに行きたい』って切に願いながら、きっとどこかにある桃源郷を夢見て首を吊っていたんだと思うう」

ウミウ「だけど、それすら出来ないほどウミウ世界絶望したんだう」

ウミウ最近ウミウは、ジャパリパーク動物から人間に対する壮大な仕返しにしか思えなくなってきたんだう」

ウミウ「ヒトの汚さ、狡さ、私利私欲

ウミウ動物は、きっとジャパリパークを通して、そういったものを際立たせて。人を絶望させているんだう」

ウミウ「もちろん、それは正当なことだう。人は今まで、どれだけの動物を苦しめてきたんだう?」

ウミウウミウは、希望を失ったんだう」

ウミウウミウには、もう何もない……いや、少なくとも心はからっぽだう」

ウミウ「きっと、ウミウは恵まれてるんだう。こうやって、生きる意味について考えられるほどには」

ウミウ「だけど、心はからっぽになってしまったう」

ウミウウミウはどうやって生きればいいんだう?」

ウミウウミウは……もう、疲れたう」

ウミウ「ふと空を見上げたら、お月様がこっちを見て嗤ってるう」

ウミウ「悔しいほどに、綺麗だう」

2018-10-20

コート買った

ねほりんはほりんで買い物依存症の回見て財布のひもをしっかり固結びにしたつもりだったけど、買っちゃった。

すんごく可愛い

来店した時間たまたまデザイナーさんがお店に居て、よっ天才!と試着室からひそっと声をかけたら販売員さんがデザイナーさんを呼んできてくれたから、可愛い天才ですね、すごい!天才可愛い!と気持ちを語彙力空っぽ言葉に乗せてお伝えした。

デザイナーさん、お店に立つの初めてだったらしくて、来て良かったって喜んでくれた。私も嬉しい。

そしてデザインのこだわり部分を教えてくれて、悩んでいた色についてもあなたはこっちってアドバイスまで。

そんなん買っちゃうじゃないの、ねえ。

販売員さんもやり手だし、作った人に背中押されたら、買うよねえ、ずるいよねえ。

あー、めっちゃ可愛いし、デザイン変わってるし、でも会社だって着て行けそうな色味だし、こだわりのデザイン部分は機能的だし、この冬めっちゃ着る、来年の冬だって着る。

流行りとかよくわかんないし、穴が空いたり30キロ太ったりしない限り使い続ける。

そう思うと良い買い物だったのかな、でもお金いししばらく霞食べて生きるしかないや。へへ。

2018-10-17

追記ありセブンコーヒーマシンについて

追記

まさか一年前の記事が発掘されるとは。

結果論とか陰謀論と言ってる方もいますが、

もちろん個人的妄想だと本文に書いている通り、まじめに読んでもらわなくていいです。

間抜けな仮説です。

(「結果があるので、いくらでも後付けで正当化できる」「過剰に意味見出しすぎかもしれない」って繰り返し本文に書いてあるのに、それで突っ込んだつもりになられるのは反応に困るけど)

ただ「セブンカフェが何故売れたのか=あのデザインからだ」ではなくて、

開発に2年もかけて大ヒットしたセブンカフェマシン何故「あんデザインだったのか?」という話がしたかったのです。

わかりにくい文章でしたが。

また、佐藤可士和については手放しでほめるつもりはなくむしろ疑問な部分もあって、

下記のtogetterのような話がデザインブランディングプロから聞ければな、と思った面もあります

(たしかそう思って書いた気がする)

GUの新ロゴFuturaじゃありません」

https://togetter.com/li/469151

デザイナー論理的佐藤可士和批判してるまとめです)



以下補足

セブンイレブンマシン自体を数年かけて独自開発してます

機械自体セブン主体なので「口を出せなかった」可能性は低いと思います


・「価格が安いから売れた」「最大手セブンから売上が一位」

価格が安い」「セブンから」が理由なら、セブンイレブンが数十年に渡り4度も失敗した説明がつきません。

マックコーヒーや、映画館にある自販機コーヒーが昔から売れていたのに、セブンを含めたコンビニコーヒー事業で30年間失敗し続けてきた、という部分が話の根本にあります


・「味がよかったから売れた」

セブンカフェが売れた主な理由はもちろん「味」だと思いますが、

数年かけてマシン独自開発するほど味にこだわったのならば、

なおさら「使いにくいデザイン根拠もなく採用されるのはおかしいのではないか?」と思ったという話です。

それに、味だけが理由ならそれこそあんなクソデザインはすぐに修正すれば済みます

でもそれをしなかったんです。


・「スタバ等でコーヒー文化蔓延たから売れた」

それだとセブンカフェの1、2年前にコーヒーチャレンジしたローソンファミマが先に成功していないことを説明できません。

実際には2社は一旦サービスをやめ、セブンカフェ成功の後に再開した流れです。

https://toyokeizai.net/articles/-/47750

https://toyokeizai.net/articles/-/51509



・「結局リニューアルされたのだから失敗」・「デザインがよければもっと売れた」という方

本文を書いた前後に小規模なデザインリニューアルをしたんですが、リニューアルまでに5年くらいの期間があったんじゃないかと。

自動識別による本格的なリニューアルさらにその一年後)

5年も経ってからというのは、失敗が理由デザインリニューアルではないと思います

デザインがよければ『シェア6割』よりももっと売れた」可能性があるのなら、普通は5年も待たずにすぐにでもリニューアルするかと。

シェアバランス大事なので、一概には言えませんが)


・ちなみに、セブンカフェは「全国的テスト運用期間」が数ヶ月あった

その時点で客からマシンに対する不満はわかっていたはずであり、リニューアルも出来たと思います

(RLのボタン名称変更などは低コストですぐできるし、そのためのテスト期間です)


ハンロンの剃刀を持ち出す人

さすがにコーヒーチェーンの売上を抜き去り、コンビニコーヒー消費者物価指数にまで押し上げ、業界6割を誇るシェアとそのプロダクトをただの「無能」で片付けられる人向けの話ではありませんでした。

ハンロンの剃刀の正しい意味理解できていないようですし。


・「作者はそこまで考えてない」って方

「むしろこの程度のこと」すら考えられなかったらデザイナー、それもブランディングを手がける人には絶対なれないんですけど。

(本当はこの1億倍こまかい

「考えすぎ」だと思う人は、仕様書を作った経験などはないんでしょうか?

世の中のサービスプロダクトが何も考えられずに作られてると思うんでしょうか?

本文の内容通りの思惑があったとは自分でも思いませんが、「何らかの見通しがあって作られている」とみるのが普通です。


・ただ、まさに7payみたいな事例もあるので、

過剰な決め付けは禁物なんですけどね。

(だからこそ本文にも妄想だと書いている)


なんにせよ、こんな長文を読んでいただいてありがとうございました。

追記おわり】

anond:20160822214301

この記事コメントで相変わらず佐藤可士和馬鹿にされている。おれも以前はセブンコーヒーマシンを多少なりとも馬鹿にしていた。

しかし、コンビニコーヒーについて少し調べてみたら考えが一変した。実はこれも計算づくだったのではないかと思えてきたのだ。

いま、なんだ信者戯言かよ、と馬鹿にした人がいたでしょう。でも、いったん待っていただきたい。

よくよく考えるとあんな出来そこないみたいなデザインと、セブンカフェの大規模な成功が結びつかないのだ。

まず、俺は勘違いしていた。

あれだけ叩かれたのだからセブンカフェコーヒーシェアは高くないのだろうと。

そして、コンビニで出来たてのコーヒーを出せばそりゃ売れるだろう、デザインもクソも関係ないアイデア勝ちだなと。

しかし違った。

セブンカフェシェアは6割超の独り勝ち。圧倒的な人気で売れ続けているのである

そしてアイデア勝ちなんてとんでもない。

日本コンビニは、1980年代からコーヒーマシンを導入しようとして、2013年まで30年間ずっと失敗し続けてきたのだ。

2000年代にも売り上げが伸びずに、セブンだけでなくファミマローソンあきらめた事例もあるようだ。セブンの試みも5回目の挑戦らしい。2013年セブンカフェのために開発に2年もかけていたようだ。

こうなってくると事情は変わる。

今やスタバドトールなどの売り上げを抜くほどコンビニコーヒーが浸透したという記事も見た。こんな成功を納めるきっかけになった事業が偶然のわけがないし、一番肝心なマシンデザイン適当仕事で済ませるわけがない。


佐藤可士和というデザイナー簡単に触れると、シンプルデザインを手がける事の多い人だ。

Tポイントカード今治タオルデザインがわかりやすいだろう。

そしてシンプルインターフェースコーヒーマシンでボロクソに叩かれた。

シンプルというのは、要素が限られるということだ。右や左、上と下という感覚はその中でも大きな基準になる。

佐藤可士和どころか全デザイナーにとって当たり前のことだが、左右とLRという表記が逆になっていたら使い難いことくらい、気づかないわけがない(素人だって気づく)。文化大革命時の中国で「赤信号が進め」になりかけたみたいな話だ。

コーヒーマシンのようなプロダクトデザインが出来上がるまでには、長いプロセスがありテスト使用だってある。

身近な家電製品が出来上がるまでを想像してもらえれば早いが、市場調査企画デザイン機械の調整など、様々な検証がされた末に製品化される。

当然、あのコーヒーマシンが使いにくい事は、プロセスの途中で関係者全員がわかっていたはずだ。

それなのに、絶対成功させなければいけない30年越し5度目の挑戦でああいデザインにしたのは、わざととしか思えない。

普通ならば失敗を何としてでも避けるため、左右のわかりにくさなど、いの一番に潰すミスだ。

佐藤可士和が無理に推し進めたにしても、絶対セブンの偉い人からストップがかかる。だって悲願のコーヒー販売のために開発に2年もかけてるんですよ。意図がなければリスクは取らないはずだ。

ではその意図はなんだったのかというと、「使いにくいことそのもの」ではないかと思うのだ。

ここからは、乏しい想像力による推測というかほぼ妄想しかないために一気に話が飛躍するが、堪えていただきたい。


日本人には、行列に並びたがる性質がある(らしい)。飲食店での紹介には「行列」は欠かせない文句だ。

あの使いにくいマシンはそうした「行列効果バンドワゴン効果)」と、「炎上商法」そして「学習した事はやってみたくなる」という効果を狙ったのではないかと思う。

客が店内に入ると、レジ近くの目新しい機械の前でモタモタしてる人がいる。客はセブンコーヒーを売り始めたというニュースを思い出す。店内にはコーヒーのいい香りが漂い、コーヒーマシンの前に並ぶ人も増える。

しかし実際使ってみると、非常にわかりにくくて混乱する。行列も増える。なんじゃこりゃ、誰が作ったんだこんなマシンテプラが貼られてたぜ、酷いデザインだなとネット上では炎上気味に話題になる。

しかし、たかが左右の使い分けくらいは一度使えば覚える。いやむしろ、覚えるというアクション自体ユーザー体験になるし、セブンに行くたびにその事を意識する。なんなら汚く貼られたテプラ記憶に残る役割を果たす。

コーヒーは習慣性のある飲み物だし、人間はわざわざ覚えた事は実践してみたくなる生き物だ。それに実際飲んでみると、低価格とは思えない程度には美味しい。

そうやってリピートしてみて、スムーズ操作出来る自分と、コーヒーの味に満足感を覚える・・・

と、こういう画が描かれていたのではないかと思うのだ。もちろん、セブンカフェ成功トップシェアという結果があるので、いくらでも後付けで正当化できる。

しか佐藤可士和マシンデザインだけではなく、セブンイレブンブランディング自体担当し、セブンカフェの細かいアイテムデザインも担っている。

そしてこのアイテムの内、カップデザインこそ、あまり話題にならずに見落としがちだが、他のコンビニとの差別化の要因になった強力な武器と言われているのだ。

コーヒーホットで注がれても熱くなりすぎることがなく、手のひらの中でちょうどいい温かさを得られる。

環境にも配慮し、低コストながら保温性も実現。

滑り止めがついていて扱いやすいし、手触りも抜群に良い。

RのカップでLを押し間違えても、ぎりぎり収まるサイズにも設計されている。(内容量についての詐欺説は悪質な嘘なので注意)

間違って蓋をつけたままマシンに入れてしまっても、ちゃんコーヒーが注がれるように注意を払ったデザインが蓋には施されている。

他のコンビニと比べ、これだけこだわったデザインカップに施した人が、マシンについてはただの無頓着だったとはやはり考えにくい。(マシン自体カップを斜めに設置しないようにスペースが工夫されていたりするらしい)

上記解釈が正しいかは別として、消費者の行動を踏まえた何らかの戦略があったことは違いなく、だからこそ30年も失敗し続けてきたコンビニコーヒーの導入に大成功したのだ。

繰り返すが、あの「使い難いコーヒーマシンからコンビニコーヒーの躍進が始まったのだ。そして2015年には、コンビニコーヒー総務省消費者物価指数に加えられるまでの巨大市場に至ったのである

以前の俺は違うデザインマシンならセブンコーヒーももっと売れただろうにと上から目線で思っていたが、こうした事実を知ると間違っていたのは俺のほうだった気がしてくる。

佐藤可士和の全仕事が素晴らしいとは言わないし、セブンコーヒーマシン意図も正確なところはわからない。だが、馬鹿にするだけでは見えないこともある。

コンビニ業界の悲願の達成、日常の消費をここまで変えた商品という結果はやはりすごいことだし、その一部は佐藤可士和の手によるものだ。

過剰に意味見出しすぎかもしれないが、彼を馬鹿にしている人も、そのことはほんの少しだけでも覚えていてもらいたい。

俺も馬鹿にしてたんだけど、これを調べてころっと評価が変わってしまった。


個人的妄想の類の文章だが、もし似たような事を先に書いてる人がいたら悪しからず。

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