はてなキーワード: テーブルとは
テーブルにちょっと引っ掛けてそいつにカバンをかけられる便利グッズってあるじゃないですか
バッグハンガーっていうらしいですけど
女性可処分資本のインパクトは、多分見解の相違なのでいったん横に置くとして
むしろ牛丼チェーンの代表たる吉野家が女性客を増やすためにあれこれやってる
(テーブル席作ったり、小奇麗な店出してみたり、夏休みに小学生無料キャンペーンやってママ客の来店促したり)くらいなんだが…
これって文化におけるPC運動の実店舗版のようにも解釈できて面白い現象だと思うんだよね。
ハリウッド映画が差別的表現をなくして女性やマイノリティへも配慮して「全方向向けコンテンツ」になったのに似てるんじゃないかな。大きな資本の商行為は、マスを狙わなきゃ成立しないわけなんだけど、それらがどんどんユニバーサル化しようとしてるようにみえる。ある予算で作られたコンテンツなり商品なり商売は、顧客が男性のみ(あるいは女性のみ)向けよりもどっちもウェルカムのほうが、そりゃ潜在マーケットが大きくなる。
でもその過程で、当然以前持ってた鋭さみたいなのはうしなわれるよね(牛丼屋ってのは殺伐としてるのがいいんだから女子供は来るんじゃねえよ的な)。特にそのコンテンツのもとからの顧客層で、育ててきたと自負している人たちにおいてその拒絶は大きい。
ユニバーサル化、ユニバーサル化要求、それへの反発――って言う意味で、ゲーマーゲートとキズナアイは地続きの問題だと感じるんだよ。
中小非IT企業につきブラックボックス化は避けたいのでExcelを使う
関数の処理量とテーブルの扱いやすさを天秤に掛けつつ高速化を図る
VBAとかいうのは極力使わない (Office2019など当然導入されない) (だいたいWindows10ですらない)
そこそこの期間の運用を想定しているのである程度の拡張性は欲しい
設定用シートを作ってグローバル変数を扱うように管理する方法などが王道だろうがあまりやりたくない
ゆるキャン△がアニメ化されて最初の秋だ。当然これから冬だ。道具をそろえるには十分な時間だっただろう。ゆるキャンをあしらったキャンプ道具もしこたま発売された。それらを買い揃え、さぁ、冬キャンプと意気込む気持ちはよくわかる。
だが、そこでいったん待って欲しい。できれば原作6巻を読んで待って欲しい。読み終われば冬キャンプについて理解が深まるだろう。これからのキャンプ、とりわけ冬キャンプはゆるキャンというよりは、ゆる八甲田山だ。最近きのことりで落命する事件の報道が相次いでいる。そこで疑問を持って欲しい。どうしてキャンプでの死亡事故は報道されないのだろうか、と。
答えは珍しくないからだ。過激な冬キャンプといえる冬山登山の事故はまま報道される。なぜなら冬山登山は事前に手続きが必要だからだ。保険も加入が義務付けられている。だがキャンプには事前に提出する書類も保険もない。
そんな危機感から、これからゆるーくキャンプを楽しむ、適当にキャンパーになる道を適当に書く。
しまりんにあこがれてモンベルムーンライト3型を買った貴兄らにはもうしわけないが、まずはスリーブ式テントがよい。部品がすくないこと、テントそのものは一体型であること、なによりペグがいらないからだ。吊り下げ式はペグ打ちが必要で、これが設営のコストのほとんどを占める。痛いし。なでしこみたいに「いたっ」では済まない。最悪もう帰るまである。
旧式のかわいくもない、リアルな熊が使われているムーンライト3型ならまだしも、今年生産のムーンライト3型を買ったのなら、まず自宅そばの公園で設営を最低5回はしてほしい。新しいテントはなにもかもが硬い。フライシートは重いし硬い。幸いにして「テント設営禁止」と書かれた公園をみかけないのでなんら問題はない。ないんだ。スリーブ式なら条件さえあうなら自宅の庭、ベランダとかでも設営練習ができるのだが……。
スマホで写真を撮りながら、ひとつひとつ設営する。後片付けは写真を見ながら。はっきりいってキャンプの片づけほど面倒くさいものはない。しかしそれすら楽しくなってくるときは来る。しかし、それは今じゃないんだ。
照明、テーブル、ガスコンロ、クッカーなどなど。まずは自宅で使ってほしい。特にそこのメイフライチェアを買ったお前、いますぐ組み立てて使うんだ。お前の体重を支えられるかチェックしろ。
これは先のテントと同様で、片付け方を理解しておくことが重要なんだ。とっとと片付けられるかがどうかが、またキャンプに行こうと思えるかの分水嶺だ。
もうシュラフを買ってしまった君。いますぐ出して寝る練習をしろ。新品のシュラフは硬い。暖かくないんだ。また寝るのに慣れが必要。自宅でシュラフで寝るのならなにも問題はない。できれば窓をあけて外気と同じ温度にして寝るとよりよい。しまりんのように枕を作るテクも身につく。すぐにしまりんにはなれない。
いきなり山梨に行ってはならない。まずは自宅もよりのキャンプ場で。しかもできればデイキャンプを繰り返してほしい。山梨で生まれ育って体が順応していなければ、あの標高と気温、天候の中でのキャンプは難しい。いきなり山梨でキャンプをしようとしても、おまえはハッピードリンクショップの前ででみにくくしぬだけだろう。山梨はメキシコより過酷なのだ。真の男ならまずみぢかなキャンプ場からだ。
普通免許があり、東京都近く暮らしでない貴兄らはビーノではなく車中泊もかしこい選択だ。レンタカーで十分。さすがにラシーンは借りられないがハスラーがある。レンタカーなんて追加の星5サーヴァントを引き当てるのに比べればずいぶん安くで2日借りられる。いろいろあって道の駅では泊まれなくなってしまったが、事前に場所を探さなくてもどこぞで1泊は簡単だ。車なら2日がかりで苺の雫、小作、おもろカレー、うなぎ、しぐれ焼き、さわやか、はくさいを廻れるぞ! クリキャンなみに太れ!
それでも冬にソロキャンを望むのであれば、自分をしまりんではなく、スネーク、いや、ビッグボスだと思い込んで欲しい。ゆるシャドーモセス。ゆるコスタリカ。ゆる冷戦。それこそソロキャンのいろはは最新7巻でしまりん様がご説明くださっている。トイレ情報ほんと大切。要ハサミだ。性欲をもてあます。
チームで仕事している。とは言っても2人チームに派遣社員が数人いる感じ。
派遣社員同士のちょっとした私語や私と派遣社員の業務指示のついでに話す事が許せない様子。
というか、その上の上司に「私語が多いからあの派遣社員を変えて欲しい」と直談判してるのを見た。
「自販機の新商品試しました?」「試しましたよ。ちょっと甘かったけど美味しいですよ」
この程度のやり取りが1日1回あれば”私語が多い・生産性が下がる”という始末。
そのくせ上司は、席の近い別部署の人とゲームと趣味の話を30分は軽くしてますよね。
上司ってそんなに偉いのか。
指示出しが下手くそ
「ねえ、○の件やっといて」
これだけだよ。この短い文内には
「ねえ、〇の件先方から返信来たから、先方にはもっと情報ヒアリングして内容まとまったら、該当担当者に引き渡しして。その前に該当担当者は地方の人だから、地方所長に一言連絡入れておいて」
って内容が入ってる。これ初めての案件なんだけど、詳細聞いたら面倒くさそうに答えたよ。
言わなきゃわからんよ、言わなきゃ。部下はエスパーじゃないしお前はサトラレじゃなないんだよ。
「料理つくって」指示が来て量、メニュー詳細無し、聞くと怒る。察してよ!お腹空いてるんだよ?って
しょうがないから、過去作った経験上パスタ作ろうと下ごしらえしてたら
「なんで、イタリアンなの?味噌は必須だよ?」とか言い始めて、味噌が出てくるのかと思いきや大根1本渡される。
味噌自分で調達して、大根も盛り込んだ料理してると「あれ?パスタ作ってるんじゃないの?先方にパスタって言っちゃったよ」とか言い始める。しかもデカい声で、他部署がざわつく。
これまた大きな声で「君の間違いは、俺がフォローするからとりあえず、パスタと今作ってる大根と味噌のそれ進めて」って指示が下りてくる。その他の確認取ると「2品でOK・器は気にしない・4人前・2時間後に客は来る」
なくなく折衷案で、パスタとみそ汁4人前作ってテーブルセットして15分前に完了報告したら
「あ、言い忘れてたけど4人のうちの2人は後から来るからテイクアウトにして欲しくて、もう2人は早く来るんだけど器は黒じゃないと機嫌悪くなるんだよね。で、君はこれに対してどう対応する?」
これに対して、反論すると”部下が歯向かう、言う事聞かない、指示待ち人間って”大騒ぎするからね。
「俺の指示以上に事を進めてこそ上司補佐だよな」ってよく言うけど、
様子見ながらやると遅いって言われるし、探り入れると俺の仕事を詮索するな部下のくせにって言われるし、
本当に嫌になる。弱音吐くと「うつ病再発した?」って聞かれるよ。地獄だよ。
一時、鬱っぽくなった時は「なぜ、私が鬱になったのか考えよう」みたいなこと始めて、
私生活まで根掘り葉掘り聞かれた。別に昼間居眠りとかしてないのに就寝時間聞いてくるし、交友関係聞かれたし、上司が休みの近くにいるんじゃないかって不安が止まらなくて、休日家から1歩も出られない時があった。玄関でずっと誰か来るかもしれないって見張ってた。今思うと、ヤバいよね。
この時は、その上の上司と一緒になって根性論突き付けられたので本気で死のうとも思った。…直前でとどまったけど。
何故私が鬱になったかって?お前らのせいだよ。
苦手な同期もいるんだけど、そいつが上司に色々いらぬ事を話したようで最近はホントひどい扱いだよ。
知らぬ間に私は、”苦手同期が結婚したのが羨ましくて鬱になり、個人情報を嗅ぎまわって嫌がらせをしようとしてる”
って設定になってるんだ。すごくね?そもそも同期結婚したのすら知らなかったんだけど。
つか、人の個人情報嗅ぎまわってるの同期の方だよね?同期が、私のIDで仕事のPC覗いたの知ってるよ。
同期のおかげで上司には、早く結婚した方が良いとか、同期といざこざになるから部署移動した方が良いとか散々な言われようです。
同意。
ロック処理とか甘いしサイズ制限も2GBだしANSI SQLに一部対応してないしで、Webサービスのバックエンドに向かないのは間違いないが、さりとて5万行程度のテーブルを捌けない程無能なRDBでもない。
複数テーブルでもちゃんと外部参照設定して第3正規化するくらいは普通にできる。複数テーブルJoinしたりサブクエリ書いたりもできる。
元の発言した人は、ちゃんとAccessを使ったことがあるのか疑問である。
ただ、Excelよりも便利なのは確実だが、WordとExcelくらいしか使えない人も多いので、ほかの人とデータ共有するのであれば、Excelのままでもいいかな。
俺
最近男同士の恋愛ドラマに出てたやつに似てるって言われる。名前は忘れた。
浮気をしてしまった。いや、もう2年もこの関係を続けている。不倫だ。しかも相手も既婚者だ。
彼女は同じビル内の別会社で働いていて、松下由樹を縦に伸ばしたような顔をしている。便宜上、ユキとする。
俺はとあるプロサッカーチームのファンで、財布にはそのチームのマスコットキャラクターをつけている。ファンこそあまりいないがキャラクターの知名度は高く、これをきっかけに雑談が盛り上がることもある。彼女との出会いも、これがきっかけだった。
その日は先方の都合で午後の早い時間に来客がある予定だったため、少し早めの昼食をとりにオフィスを出た。乗ったのは俺一人だった。何を食べるか考えていると、途中で一人の女性が乗り込んできた。扉が閉まる。突然、「それ、サンチェくんですよね!」と狭いエレベーター内に声が響いた。「ええ、ファンなんですよ」と答えると、彼女は何か悩んでいるような様子だった。言葉を待っていると、彼女は意を決したように「今週末の試合、友達と見に行く予定がキャンセルされちゃって!よかったら、一緒に見に行きませんか!いや、一緒じゃなくても、チケットが余っちゃって!」と慌てたような口調で話しかけてきた。今思えば、この時からユキに少し惹かれていた。ラインを交換している際、既に俺の頭の中では、嫁への口実が用意されていた。「どうせなら一緒に見よう」と誘ったのは俺の方である。
試合当日。ユキは、サッカー観戦をするには浮かれすぎているような、白いワンピースで待ち合わせに現れた。その日、俺たちの応援しているチームは負けた。負けてなんとなく物足りない気持ちが二人を引き止めた。お酒を呑んだ。白いワンピースのファスナーを下ろす俺の手がぎこちなくて、ユキは笑っていた。
2ヶ月に1回が俺たちのペースだった。趣味の話で盛り上がって、美味しいお酒を呑んで、気持ちよくなる。お互いそれ以上のことは求めなかった。
1年が過ぎた頃、知らない番号から電話があった。名前を聞いた瞬間、全てを察した。ユキの夫からであった。終わった。仕事終わり、喫茶店で頭を下げた。写真を確認してもらいたい、人のいる場所では出しにくい、とそれだけ言われ、彼の用意していたホテルの一室に行くことになった。きっと殴られる。
ホテルの部屋でなぜかベッドに横並びに座り、小さなテーブルを引き寄せた彼は、カバンから封筒を取り出した。探偵を雇ったのだろう。しかしテーブルに置かれた写真はプロが撮ったにしては不明瞭で、写真に顔を近付ける。あ、違う。これ、俺は、こんな黄緑のiPhoneケースじゃない。違う。これは?そう言おうとして、隣に座っている彼の方を振り向くと、彼の顔が驚くほど近い位置にあった。固まった俺の視界がさらに狭くなって、唇に何かが触れた。
何もわからなくなった。不倫が相手の夫にバレた。でも写真に撮られていたのは俺じゃなかった。この人は俺とキスしている。わけがわからなくて、頭が少しも働かなくて、見開いた目は何も見えていなくて、くらくらと目眩がした。唇がつながったまま、彼の手が俺の背中を撫でて、その手がとても熱くて、その熱さがなぜか俺を落ち着かせた。くらくらした感覚がどきどきに変わっていて、おそるおそる抱きしめ返すと、優しく頭を撫でてくれた。大丈夫だから。と彼は言った。ベルトを外そうとする俺の手が震えていて、彼は笑っていた。
ユキの夫はバイだった。様子のおかしい妻の不倫を疑い、探偵に依頼すると、すぐに特定された。不倫相手はあの後輩だった。
俺は高校生の頃、同性の同級生と付き合っていた。その噂は好奇心を伴って、学校中に広まっていた。
俺は彼のことを知らなかったが、一個上の彼はその噂で俺を知った。彼は卒業するまで、後輩の俺に片思いをしていた。
2ヶ月に1回、彼と会っている。最初は浮気を許すつもりなどなかったが、高校時代に心を捧げた相手、妻も悔しながらセンスが良い、と彼は言っていた。どんなに複雑な心境か俺には想像もつかない。俺の不倫は、いまや1ヶ月に1回だ。
世間は狭すぎる。俺は、嫁も、ユキも、彼も、変わらない気持ちで好きだ。もちろん、一番大切にしているのは嫁だ。この状態を何と形容してよいのかわからない。これはダブル不倫なのだろうか。
あ、言及した人です。
当時小さいチームだったから、テーブル設計とコーディングが同じ人ならきっと楽だろうと思ってそういう線引きしたらいつまで経っても着手しないんですよ。
で、聞いてみたらその答えで、根拠としては「DBはインフラだからその担当がやる”べき”」って言うんだよね、いやいいんだけどさ。
その友人は「丼物」が男性社会において最適化された食のありようだと考えているのかもしれない。
だって丼物って、その形態上どんぶりを手に持って掻き込むように食べるファストフードだから。一般的に体格の劣る女性の手では、どんぶりを持ち上げるのも辛いし食べにくい。口のサイズ的にもつらい。結果として、男性なら一口にほおばって食べられるご飯の上の具をちまちま小分けしたりかぶりついてかみ切ったりする見苦しい食事行動を強いられ、また、持ち上げられないどんぶりをテーブルに置いたまま犬のように食べる屈辱的な姿勢を強要されることにもなる。このような丼物が安価で広く提供されており、これを避けると自社近くでの食事の選択肢が大きく減るのは、男性原理社会の表れである。
その友人が男性か女性か分からないが、その人が「女性が丼物を食べている光景が許せない」のは、このような屈辱的な状況を女性に強いている社会への憤りである可能性はないだろうか?
最近、20時までは残業まあ許せるか、21時まで働くと働きすぎだな。という感じになってきた。新入社員(前職の)時は17時半が定時で18時になったらもう帰りたいな、という気分になっていたというのに慣れとは恐ろしいものだ。前職の時は残業代が全くつかないというのもあったけど。
そんな時ふと思い出すのが今年死んだ父親のことで、思えば小学生・中学生のころほぼ毎日父親と夕食を囲んでいた覚えがある。父親は子供たちとは違い一人分のお膳を使って、子供たちより2品か3品多い夕食を食べながら酒を飲み、そのままテーブルのところで寝てしまう。父親の部屋に布団を敷き、酔った父親を起こして運び、夜中のどが渇いて起きるから水差しをおいておくのが僕ら兄弟の仕事だった。小学生の時は21時になったら寝ろ、と言われ、水曜と木曜だけは好きなとんねるずの番組を22時まで見ていい、というルールだった。
今こうやって21時まで残業している自分を思うと、もしあの時の父親と同じように子供がいて、同じように育てていたらほぼ子供が寝るまでには家にたどり着かない。酔って寝てしまっても子供たちは誰も僕を布団までは運んでくれないだろうし、それどころか布団を引いてくれる人さえいないかもしれない。
そう考えると、おそらくうちの父親は子供というか、家族を中心に考えて仕事をしていたんだろう。自分が物心つく頃には父親は40を超えていたから働き盛り残業盛りだと思う。仕事の違いはあるとはいえ、定年まで全く偉くならなかったのもそのせいなのかもしれない。思春期の自分にとってはそんな父親が疎ましく、中学卒業とともに家を飛び出してしまったのだけれども。
来年には自分も父親が結婚した年齢になる。結婚の予定は全くない。子供なんて夢物語みたいなところがある。
ただ何かの間違いで愛する人ができて子供が生まれる、ということになったら自分は父親と同じように子供との時間をたくさん取ることができるんだろうか?
ああ、もうすぐ21時だ。あの頃の僕らはもう眠ってしまう時間だ。
早く帰って少しでも顔をみたいな、そんな気持ちで父親になった皆さんは働いているんだろうな。自分もそんな風になれたらいいな、と思う。
ホテルの日々が素晴らしいものだったとは言え、そのまま10時間あまりラウンジでぼうっとするのも退屈だ。
昨日訪れたH.I.Sのホーチミン支店にまた行って、素っ気ない日本人スタッフに勧められたお土産、バインミーラスクを買おう。
ホテルを出て地図を確認すると、残り少ない旅のタスク、チェーを食べられる店がすぐ近くだった。
そうだ、行けるなら行っておこう。
店のあるベンタイン市場を再び訪れた。
広大で複雑なベンタイン市場で、目当ての店を見つけられず、別のお店のお姉さんにスマホを見せて尋ねると、すぐ背後を指さされた。
店のおばさんにメニューを手渡され、指差し注文すると、おじさんに手招きされて、プラスチックの赤いベンチを指さされた。
座ってまてという事らしい。
いい歳をして、疲れて来ると頬に掌をあてて首を傾げる癖があるのだが、おじさんはそれを観てマネして笑った。
こっちも笑う。
程なくカラフルなチェーが運ばれてきた。
スプーンですくうと、ココナツミルクの中からグミの様に色取り取りな正体の分からないものが出てきた。
大した苦労もなく辿り着いたH.I.Sのラウンジで一休みしながらこの旅行記を書いていると、ベトナム人スタッフに若い日本人スタッフが近づいて、なにやらレクチャーを始めた。
「すいません」の使い所に関する話らしい。
確かに日本人を象徴する様でいて、いろんな場面でそれぞれ違う運用をされるよく分からないフレーズだ。
結構長い間話は続いたが、ベトナム人スタッフはしっかり腹落ちしてない様だった。
まあまあ一息つけたし、旅行記を書いていると時間も過ぎて行ったので、バインミーラスクと、追加で缶入りクッキーを買ってホテルに戻る事にした。
途中、昨日スマホでしか撮れなかった中央郵便局とサイゴン大教会 with マリア様をカメラで撮る。
ホテルへの道すがら、ホーチミンでもう一つの近代商業ビル、ビンコムセンターを覗いてみる。
昨日見たサイゴンセンターのシャツよりはお安いが、ホーチミンにおいてはファストファッションの値段ではない。
そう言えば、平日の昼だというのに、地べたに座った若者が辺りにはいて、一度は声をかけられた。
本屋を物色したのち、もう少し気になる建物もあったが、海外の一人旅で軽々しく予定を変えないというのは鉄則だ。
ファミリーマートで運よく見つけた雑誌を買い、ホテルに戻った。
約束通りホテルに戻った後、朝に教えられた2Fのラウンジに向かう。
一瞬止められるかと思ったが、そんな事はなかった。
ただ、2Fに行ってもラウンジはない。
そう言えばスパが利用できるという様なことを言われたが、荷物をどうしようとか、湯冷めしそうとか思って、プールサイドに行くことにした。
プールサイドバーでは、お兄さんとお姉さんが笑顔で迎えてくれる。
バーカウンター前のテーブルに陣取り、マンゴーで香りづけされたグリーンティを頼んだ。
フレーバーについてお兄さんが念押ししたのは、自分が日本人だと分かったからかも知れない。
問題ない。
そういうのが良かったから。
とうとう雨には当たらなかったな。
これは勝ったのか負けたのか。
ファミマで買ってきた雑誌を眺めていると、プールの水面に幾つもの同心円が広がる。
すぐに雨足が強くなり始めた。
What a thing!
なんて事だ!
ベトナムの事など大して知らなかった時からあった、あのビジョンそのままに、俺は今、お茶を飲みながら雨の水面を観ている!
完璧だ。
こっちの勝手な感動をよそに、雨足はますます強くなり、スコールの様相を呈してきて、これは言い訳できないくらい完全な夕立だ。
「夕立もきっと来るだろう」
予言はまたしても実現する事になった。
移動しながら大声で笑った。
海辺の砂浜に一人寝転がる4,000年に一度の美少女は、イントロでビーチパラソルの下から立ち上がる。
場面が変わって様々な仲間が次々に現れ、共に歌い、踊る。
画面の中ではやがて曲も終盤に差し掛かり、片や画面の外では雨足が弱くなり始める。
画面に目を戻すと、アウトロで、長い黒髪の予言者はまた独り、青空の下、晴れやかな表情でフレームの外に駆け出して行った。
完敗だ。
子どもと立ち寄った書店で絵本読み聞かせイベントの準備が進んでいた。
テーブルにはどこの本屋でもよくみかける人気の絵本が置いてある。
作者本人が登場して読んでくれるという。
タイミングのいいところで来たな、ラッキーくらいに思って席を取った。
図書館や他の本屋で催される読み聞かせは、子どもたちの前で絵本を広げて読み手の肉声で行われるが今回のイベントは趣が違った。
スライドとマイクが用意されていて、絵本の絵はパワポで流れる。
読み聞かせをするとアナウンスしていたのに、最初の出し物は昔話を90年代ポップス風で歌う謎のカラオケ。
作者は「一番盛り上がってくれた人にはご褒美あるから」と
「フアッ・フアッ・フーーホゥ!!」なる酒の席みたいな合いの手を観客に要望してくる。
で結局、最前列で一番頑張って合わせてた男の子を無視してご褒美は立ち見の若いお母さんへ。
席へ戻りしな男の子にもシール一枚渡してたけど、はいはい頑張ったねみたいな、犬に餌やるようなついで感。
「今のお父さんお母さんは昔話をあまり知らないから世代の曲に載せて覚えやすくしました(笑)」って
はなさか爺さんや桃太郎も知らないでしょって馬鹿にしてんのかと。知らなかったのお前なんだろと。
「アムロちゃんの曲を作曲したこともある知り合いに作ってもらいました」か知らんけど子供と一緒に歌えないからいらないよ。
一見楽しそうに作者がしゃべっているから聞いてるほうも楽しい話をしてもらっている気になってくるけど
そもそも私がここにいるのは子どもにおはなしを聞かせてあげたかったからだ。
おじさんのトークショーだったら開始前から待ったりはしなかった。
早々に辟易していたが、作者一番人気の絵本がまだ登場していないのでそこまで待とうと思った。失敗だった。
その本をスライドに映した作者は「子どもはウンコが好きなんです」と述べると
子どもたちも元気いっぱいに「「ウンコー!」」のレスポンスを返した。
最低だ。
うちの子は固まっていたのが、まだ私にとって幸いだ。
イベントに関係ないお客さんが静かに本を選んでいるど真ん中で。
何を言わせてるんだ子どもに。
フィリピンだかで現地の子どもに卑猥な言葉を言わせて遊んだバカッターのことを思い出した。
一緒にいた旦那はトークショー全体の感想として面白かったと言っていたし
ノリで言ったらみんな笑って見ていたよ。
ただあれは大人向けのイベントだった。飲み会のノリでやることが事前にわかってたら避けたのに・・・
もうすっかり作者が受け付けなくなった私がとりわけ苦々しく思うのは、
子どもが好きでもないのに、子供向けの商品でお金を儲けようとすること。
子どもが好きっていうのは、子どもの考えを尊重できたり、観察眼が優れていたり、よりよい未来を提供したいという思想を持っていること。
子どもは動物でしょ、ウンコでしょ、女の子はお洋服でしょ、お母さんは感謝でしょって
それ作者本人の実感として思って無いじゃん。いらねぇいらねぇ。
子供は動物か好き"らしい"から作る動物の絵本は、作者自身が動物好きだから作る絵本には敵わない。
金儲け主義自称絵本作家はもっと自分の趣味全開の作品作ればいい
お坊ちゃまくんや学級王ヤマザキ(あと両さん?)みたいな拝金ゲハゲハ路線も小学生は大好きだからそっちのほうで才能開花してください。ぴったり。
なんでか眠れないくらい思い出して腹が立ったので増田に投下します。
長くてすみません。