最近、20時までは残業まあ許せるか、21時まで働くと働きすぎだな。という感じになってきた。新入社員(前職の)時は17時半が定時で18時になったらもう帰りたいな、という気分になっていたというのに慣れとは恐ろしいものだ。前職の時は残業代が全くつかないというのもあったけど。
そんな時ふと思い出すのが今年死んだ父親のことで、思えば小学生・中学生のころほぼ毎日父親と夕食を囲んでいた覚えがある。父親は子供たちとは違い一人分のお膳を使って、子供たちより2品か3品多い夕食を食べながら酒を飲み、そのままテーブルのところで寝てしまう。父親の部屋に布団を敷き、酔った父親を起こして運び、夜中のどが渇いて起きるから水差しをおいておくのが僕ら兄弟の仕事だった。小学生の時は21時になったら寝ろ、と言われ、水曜と木曜だけは好きなとんねるずの番組を22時まで見ていい、というルールだった。
今こうやって21時まで残業している自分を思うと、もしあの時の父親と同じように子供がいて、同じように育てていたらほぼ子供が寝るまでには家にたどり着かない。酔って寝てしまっても子供たちは誰も僕を布団までは運んでくれないだろうし、それどころか布団を引いてくれる人さえいないかもしれない。
そう考えると、おそらくうちの父親は子供というか、家族を中心に考えて仕事をしていたんだろう。自分が物心つく頃には父親は40を超えていたから働き盛り残業盛りだと思う。仕事の違いはあるとはいえ、定年まで全く偉くならなかったのもそのせいなのかもしれない。思春期の自分にとってはそんな父親が疎ましく、中学卒業とともに家を飛び出してしまったのだけれども。
来年には自分も父親が結婚した年齢になる。結婚の予定は全くない。子供なんて夢物語みたいなところがある。
ただ何かの間違いで愛する人ができて子供が生まれる、ということになったら自分は父親と同じように子供との時間をたくさん取ることができるんだろうか?
ああ、もうすぐ21時だ。あの頃の僕らはもう眠ってしまう時間だ。
早く帰って少しでも顔をみたいな、そんな気持ちで父親になった皆さんは働いているんだろうな。自分もそんな風になれたらいいな、と思う。
残業については、最近ほんとそんな雰囲気だよね。まぁまだ一部だけなんだろうけど。 残業減って手取りが4,5万減ったけど、しゃーないって感じ。