はてなキーワード: 繁殖とは
件のミシシッピアカミミガメを特定外来種にする話で良く思う事なのだけど、この理屈で行くと何故野良猫は放置されているのはいつも不思議に思う。
野生で元々生息していたなら兎も角、ペットだった猫すら放置している現状。
猫なんて過去スチーフンイワサザイを絶滅させた疑惑もあるのと肉食動物なので、他の生物を捕食する可能性もあるのにそれでも騒がれる事はない。
本当不思議だよね。
多分人間なんて感情論でしか動かない動物だから猫は見た目が可愛いからOKって所なんだろうな。
本当犬は狂犬病で連れて行かれるのに猫は放置されているのも不思議。
それは兎も角としてミシシッピアカミミガメを飼育禁止とか最悪の状況にした場合、一気に捨てガメが増えるだろうね。
今の特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律なんかたった60日しか余裕がなかったりしたはず。
これじゃ申請忘れていた場合はもう飼育する事もできなくて、泣く泣く捨てるしかないと考える飼い主が激増するのは容易に想像ができる。
誰しもがペットよりも自分の身の方が可愛いから、普通なら絶対にそのような行動をとる事がない愛着がある人ですら、
そういう行動をとらざる得ないと考える人が出てくることだろう。
何かその辺の懸念も考慮するような事も言ってるようだけども今までの対応を見る限り、余り期待はしない方が良いかもしれない。
それにしても日本国内でカミツキガメやアライグマとか何故か繁殖できる程の個体数がその地域で一定の時期から出現し始めることも不思議だよね。
良くペットは飼い主が捨てるからと言うけども多頭飼いできる程余裕のある人は世の中そうはいないだろうし、
そもそも飼い主はペット自体に愛着を持つから余程軽薄な人間でない限り、そのような行動は中々とれない。
その動物の値段が高かったりしたら猶更だ。
また爬虫類ですら単為生殖(コモドドラゴンとかは単為生殖をする例もある)は珍しい事だし、
哺乳類に至っては単為生殖の例は研究室のマウスくらいしかないはずだ。
こんなもん普通に考えれば売れなくなったから業者やブリーダーが捨てたと言う線が一番あると思うのにこの辺を指摘する人も殆ど見た事がないのも不思議だよね。
何にせよ法律が余りにも融通が利かな過ぎて余計に状況を悪化させているのも笑い話にもならないと思ったりする。
正直ブラックバスやブルーギルを規制してもその後対応している所なんて見た事がなかったりするしな。
少なくとも家の近くの普通に生息している池や河川とかでは見たことがないぞ。
儲かる規制には必死に対応するが、儲からない所かマイナスでしかならない規制は法律で規制をするだけ規制してその後何の対策もしないのがこの国。
恐らくミシシッピアカミミガメについても同じような状況になるだろう。
雌雄の個体の平均身長は158~167cmほど(性成熟すると雄は盛んにマウンティングの際の鳴き声で185cmや190cm代という声で鳴く)
日本全国に分布するが、海外への移入や外来種は記録されていない、過去世界各地、主にアメリカ西海岸や、イスラエルのテルアビブなどに輸入が図られたが、スキル不足や季候に合わずすべての個体が定着に失敗している
基本的に雑食性であるが、性成熟した雌雄は盛んにアメリカ西海岸産や、アメリカ流行の食物を好む、反面中国産、韓国料理やノルウェー産の魚介類、オージービーフなどは「勝ち組は食べない」などという鳴き声で嫌う習性が報告されている。
22歳で性成熟した個体、特に雄に関しては、IT業界に生息するが、数万体に一体の割合でなる個体「上級SE」「フルスタック」等を除けば、30歳~35歳を境にIT業界からはいなくなる、これは専門家の間では自然淘汰によるものという説が現在有力である
IT企業における飼育下では、特にSIerやソフト屋の客先常駐、スキルが高いエンジニアしかいない自社開発などの環境下においては、チック症候群、うつ病、消化器不良、パニック障害、躁うつ病、統合失調症、慢性疲労症候群にすぐかかるが、精神治療や薬物治療、自己啓発書、なろう小説、雌個体は悪役令嬢小説などを与えると、亜科に属するヒトと同じくらいの寿命は生きるという説がある。
飼育下で家畜として使役したい場合は、web業界の檻を与え、やりがい、将来性、スキルといった餌をあたえ、勉強会や週に一回の自宅リモート勤務を与えるとよい
ただし、週2~3回に増やすと、サボり始めて生産性を著しく落とし、「マウンティング」「給与交渉」「SNSに会社の内情を暴露」といった習性に出るために注意が必要。
増田の飼育は困難を極めるため、国内で飼育したい場合は、IPA資格プロジェクトマネージャー、もしくはPMPの資格がなく、許可なく飼育して野生化個体、精神病個体などを生み出すと、罰則などが設けられている。
野生化、飼育下での繁殖率は著しく低く、一説にはジャイアントパンダよりも繁殖が難しいため、繁殖手法の確立などの研究がされているが、未だ有効な手段は確立されていない。
フリーランス、完全フレックス制のweb系ホワイトベンチャー、外資系社内SEといった環境でなければすぐに病気にかかるほど非常に繊細な個体であるが
やりがい、スキルといった言葉を与え、フリーランスで放牧、男女ともに容姿のいい飼育員などで介護すると、泡の立つドブ川に生息し、ジャンボタニシの卵を主食にしても問題がないほどの免疫力を得るという説が存在している。
どっちが幸せとか結局私の判断だし、エゴだけど一旦これから書くことを読んでほしい
今日、マヌルネコの特集がダーウィンがきた!っていうNHKの番組でされた
もともと知名度がある番組+鉄腕DASHがやってない+ネコっていうのもあって、ツイッターを見る限りかなりの人が見てたみたいだった
「可愛い」「見たい」「飼いたい」「近くの動物園に来ないかな」といった呟きがかなりあった
実際にマヌルネコは可愛い、上野動物園に行ったら必ず見に行くぐらい可愛い
でも可愛いマヌルネコを見たいって気持ちの前に一旦落ち着いてほしい
じゃあマヌルネコはどこから来るか?って考えると、モンゴルの野生のやつ捕まえてきたりするんだ
誰かが「見たい!」って思うほどマヌルネコは捕獲されてしまうんだ
どこかの動物園がサーバル人気のときにすぐ仕入れたよね。そのぐらい動物園は人気がありそうな動物をすぐ仕入れようとする。
野生で生きるのと動物園で生きるのどっちが幸せか?という問いがあるけど、過去に絶滅危惧種を動物園と研究所が欲しがった為に絶滅してしまった動物がいるから、私は保護には賛成だけど世界中の動物園にバラまくことには賛成できない。
そもそもマヌルネコだけの問題じゃないし、世界中の動物園に当てはまる問題だけど、今回マヌルネコに限って書くのは「飼いたい」と思ってしまえる猫だということだからだ
猫だし可愛いし「飼いたい」と思ってしまう人が増えると、合法的には飼えないから密猟者が増えてしまうんだ
密猟者っていうのは、需要があれば生態系関係なしに密猟する。撲滅するには需要そのものを無くすしかない。
なんか全然まとまってない文章だけど、マヌルネコを見たいなら、遠出しても見に行く価値があるくらい可愛いから!これ以上日本に来させないでほしい!
これは私の完全なエゴです
http://www.higashiyama.city.nagoya.jp
全人類不老不死化。繁殖する?人口ひたすら増加。産めよ増やせよ地に満ちよで、人口密度がどんどん過密に。食料が不足しても「不死」なので餓死することはない。飢えに苛まれて共食い……喰われても死なない?
売ってるお店の衛生観念なのかなぁ。
いちどでも、痛んでるようなお肉売ってた処では買わない。特価品でも状態がよければ買う。
にしてます。
新鮮な肉の見分け方は?
A.
牛肉…つやがあって鮮紅色をした肉ほどよい肉です。切りたての肉はやや黒ずんで見えますが、空気に触れると酸化作用によって鮮やかな赤みを帯びてきます。切り口のきめは細かくてしっとりしているものを。脂肪の色は、白色または乳白色で、適度に粘りがあり、赤みと脂身の境目がはっきりしているものが新鮮な肉です。
豚肉…やや灰色がかった淡いピンク色で、つやがあるのが新鮮な肉です。よく運動するももやかたは、肉のきめがやや粗く、肉色も赤みの強い濃いピンク色をしています。一方、処理したあとに時間がたったものは、ピンク色があせてきたり、灰色が強くなります。
鶏肉…肉の色がピンク系でつやのあるものほど新鮮です。鮮度が落ちるにつれ色が鈍くなって黄みを帯び、ハリがなくなってきます。
肉の上手な保存法と解凍法は?
A. 肉を買うのは買い物の最後にして、寄り道をしないでまっすぐ帰りましょう。帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に保存します。詰め過ぎは禁物で、庫内全体を低温に保つことが大切です。頻繁に開閉すると一定温度に保てないので要注意。保存期間は牛肉のスライスで3日、ブロックなら5日、豚肉は2~3日、鶏肉は翌日まで、ひき肉はその日に使いきりましょう。
Q20. 肉の上手な保存法と解凍法は?
冷蔵…肉は空気に触れるほど酸化が進み、風味が落ちたり、雑菌がついたり、カビが繁殖しやすくなります。ラップで包み直し、密閉できる保存用ポリ袋や容器に入れます。水分を多く含み日持ちしない鶏肉は脱水シートにはさんで冷蔵すると、水分が抜けて肉がしまります。
冷凍…必要なだけ取り出せるように分けて冷凍します。ラップは破れやすいので、ポリ袋で二重三重に。ファスナーつきのフリージングバックも便利です。
解凍…大きさや形にもよりますが、冷蔵庫で3~4時間で半解凍になります。指で押してみてまだ内部が少し凍っている状態で調理を始めます。完全に解凍してしまうとおいしい肉汁が流出してしまいます。急ぐときは室温の解凍か電子レンジで。水やお湯につけて解凍すると肉のうまみや風味が損なわれます。
牛肉の色で鮮度を見極める
選び方のまとめって、
男の性欲を「くだらない」なんて言うな
俺は風俗は利用したことないし、風俗に通う男とは仲良くなりたくないと思ってるタイプだが
男の性欲は決してくだらないものではない
男に産まれたからにはその性欲と一生付き合っていかないといけないのだ
男の人生は己の性欲とどう折り合いをつけるかだと言ってもいい
思春期頃から強烈な性欲と理性や倫理や法律や貞操観念との板挟みに死ぬまで苦しみ続けなければならないのだ
そんな男の性欲を「くだらない」の一言で片付けるな
※追記
思ったより
男の性欲のつらさって女の生理のつらさみたいじゃね?
って言ってくれる人多くて嬉しいぞ
実はちょっと前に
女の生理=男の射精欲求じゃね?みたいなこと増田に書いたけど0ブクマで流れちゃったからさ
強い性欲ってのはなかなか苦しいもんなんだよな
常に眠気に襲われるようになりたいかっていうとそんなことはないでしょ?
女の生理も男の性欲も繁殖能力を維持するために必要なもんなんだし
追記しようと思ったが、微妙に長くなったので新しく書いた。
中には怒っている様な人が居たが、俺としては怒らせるために書いた文章では無いから、その辺は申し訳なく思っている。だから、この文章は出来るだけ整理して客観的に書いていきたいと思う。
まず、「彼女と結婚したくない」のブコメやトラバは読めるもの全部目を通した。
色々突き刺さったものがあったが、特に突き刺さったのが次のものだった。
女性配偶者と結婚するにあたって、処女を追求するのは結婚の目的に適する証明
0.前提
ここでいう健全とは、犯罪者に育まないこと、意志力(『意志力の科学』より)を有効活用できることなどを指す。
この根拠はWikipediaの「離婚」の記事の「離婚が子供に与える影響」という項目に論文がまとまって脚注されていますので、そちらを参照してください。
2.上記の1より、離婚が起こりにくいパートナーを選択した方が結婚の目的にかなう
3.ここで離婚が起こりにくいパートナーは、「処女・非処女」の区分だと、処女になる
それは浮気確率について、処女に比べて、婚前経験人数1-3人は4倍、経験人数4人以上は8.5倍であるという(加藤司 『離婚の心理学』p110)データがあるため。
これは婚前経験人数なので、強姦された人は含まれません。自身を強姦した人と自発的に結婚する人はかなり珍しいので。
4.結論
上記の0-3までで、「女性配偶者と結婚するにあたって、処女を追求するのは結婚の目的に適する」と判断できます。
ソース・『下半身の論理学』(https://www.amazon.co.jp/dp/B00R73R7CM/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1)のレビューより
勝手な言い分や感想とは異なったものだった。書店に行って確認までしたが、論破はできそうにないものだった。
そしてそのまま彼女のところに行って、話し合いをして、別れることになった。
彼女は泣いていた。そして俺も泣いていた。だが、別れることが二人のためであるという側面もある。もちろん、そうでない側面もある。ちょっとした騒ぎにもなって、特定されたくないので期待している人には悪いが、詳細は控えさせてもらおうと思う。
ここで終わらせてもいいのだが、処女を追求することについて、いくつか発見があったので紹介したい。
女性側に排卵隠蔽があるために男性はそれへの適応を迫られた.このため純潔性と婚姻後の性的貞操への選好が生じる.これは文脈に大きく依存し文化間で大きな差がある.
・若さへの好みについて
(改訂版追加項目)若さへの好みについて:男性が繁殖力を求めるのだとすると非常に若い男性は自分より少し年上の女性を好むと予測される.実際のリサーチでは15際の男性は17~18歳の女性を好むという結果が出ている.しかしその年の女性は自分より若い男性には全く興味を示さない.これは「男性の若い女性への好み」を「報酬強化」や「男性が権力とコントロールを求めること」で説明しようとする主張が成り立たないことを示している.
多くの動物と異なりヒトにおいては男性側が配偶相手の身体的な魅力をより追求する.また若さの追求は霊長類の中で独自の特徴だ.これは(長期的な配偶相手においては)選択時以降の生涯にわたる潜在的な繁殖力が重要であるからだ.若さや美しさの追求は西洋文化から来ているのではなくユニバーサルな特徴だ.女性に対する美・魅力の基準は決して恣意的ではない.ただし純潔への選好には文化が大きな影響を与えている.しかし結婚後の貞操を求める心は強くユニバーサルだ.
ブコメで叩かれるであろうことはわかっていたが、「呪いにかかっている」どころか「精神病」や「強迫性障害」まで出てきたことについては、はっきりいって今のはてなは異常だ。男性が処女を求めるのは、正常だ。
by-king誰とは言わんが、普段は価値観の多様性の大切さを説いてるのに、自分と合わない価値観に対しては真っ向から否定したり、精神病扱いして矯正しようとする頭悪い人が居るよな
ChieOsanai ふだん多様性万歳と言ってるはてなーも、男らしくない男は徹底的に叩く。それがはてな村のジャスティス。
ここでいう男らしさは、フェミフィルター(?)を通過できた都合の良い男らしさになるんだと思う。
ちょっと前に増田で話題になった「アナと雪の女王」のクリストフみたいな感じだ。
はてな村の多くの人は、ソーシャル・ジャスティス・ウォーリアー(SJW)なのだと思う。
東たちの言ってる「クリストフの扱いが可哀想」っていうのが今回盛大に馬鹿にされてるけれども、かつて同じことを書いてたブログがそっちは大賛同だったんだよね。
http://semimaruclimb.hatenablog.com/entry/2015/05/13/221216
どうしてこんなに違いが出たのかっていうと、
クリストフを「男」ではなく「被差別民族サーミ人」として申し立てたから。
「甘えるな」「まだヒーローを求めている」「ミソジニー」と罵倒だらけになるのに、
「その通り!」「見事な指摘!」「鋭い洞察!」と大絶賛になる。
アホくさ。
こういったことが起きる。
はてな村が偏っていることは、「はてなユーザーの性格分類統計」(http://fuyu.hatenablog.com/entry/2015/10/17/025450)でも言われていて、16タイプ中上位3タイプ(INTP,INFP,INTJ)で全体の半分の割合を占める。内向型8タイプで全体の81%を占める。日本人の標準MBTIタイプテーブル(日本版MBTIマニュアル P.80)だと、上位3タイプはESFJ,ESTJ,ENFPで全体の内34%を占めて、外向型8タイプで全体の62%を占める。
はてな村の人達は、自分の立ち位置の特殊性は理解した方がいいのだと思う。
そして、はてなを利用する人は、その偏ったブコメを安易に鵜呑みにしないほうがいい。5chの言葉を鵜呑みにしないがいいのと同じ事で、それはあまりにも当たり前のことだけど。
俺が勤めている職場には今年の春から、高校を卒業したばかりの女の子が入社してくる。
耳障りが悪かろうが、政治的に正しくなかろうが、自然主義の誤謬と言われようが、身分違いで失敗しようが、女性が上昇婚をやめられないように、俺も繁殖力(若さ・健康・くびれ・美)のある処女(排卵隠蔽対策)を求めることをやめられないのである。
そして、社会はそうした多くの人で埋め尽くされており、そうした人が投票や政治活動でそうした社会をまた形作っていく。俺はその社会の中で、処女に関することがふと頭に浮かび、扁桃体神経回路の情報処理の結果が視床下部へ伝えられ、自律神経反応を引き起こして心臓の拍動が早くなり、胃腸の動きの変化を体感しながら生きていくのは、結婚生活における日常生活を営むレベルでも困難になると、その経験から判断した。
これを読んでいる人も、色々な言葉を取り入れつつ、最終的には自分の頭で物事を判断してほしいと思う。
上昇婚に関しては
この話の大前提になるのは、「女性は自分より年収の高い男性としか結婚したがらない」という現在の風潮です。これは結婚に対する意識調査で性格・容姿の重要度が男女共通であるのに対して女性のみ経済力や学歴を求めるとする調査1、実際の女性の婚姻の双方で観測されており2、ほぼ揺るがない事実とみていいでしょう。女性は社会的地位が不安定だから自分より年収の高い男性と結婚したがるのだという意見もありますが、そういったものに縛られない医師、テニュア持ちの研究者、士業の女性でも自分より年収の高い男性としか結婚したがらず“パワーカップル”と名付けられた高年収夫婦が統計的に明瞭に観測されるので、その指摘はほぼ無視して良いでしょう。
若干話題が古いけど、こういう対談がある。
「アナと雪の女王」のクリストフはなぜ業者扱いなのか? 夏野剛×黒瀬陽平×東浩紀の3氏が男性視点で新解釈 https://www.huffingtonpost.jp/2014/08/07/anayuki-genron_n_5660493.html
ざっくり要約すると「アナ雪は女性だけで解決してしまい、クリストフはただの業者扱い。男としては疎外感を覚える」というような内容。
>「わざわざ男いらないって強いメッセージを出している。なんでそこまで王子モデルを攻撃しないといけないのかと」
クリストフは王子様じゃないけれど、誠実で素朴ないいやつだ。孤独な変人だけど、仕事と家族を大切にしている。
そこらの王子様モデルよりよほど親しみが持てるし、ありのまま、人間らしく描かれていると思う。
ただ役回りが脇役で、「なんでも解決できるヒーロー」ではないだけだ。
そのクリストフを「業者」と呼んで、アナ雪を男の「排除」「攻撃」と感じる男性の心理っていったい何なんだろう???
◆
個人的に、「アナ雪」は「男いらない」とは言っていないと思う。ただ「ヒーローの男はいらない」と言っているだけだ。アナもエルサも自分たちの問題は自分たちで解決したいし、しなきゃいけない。
ヒーローの男がいると、女は人形みたいなプリンセスとか、救われる村娘Aとか、後列で回復呪文を唱える係とか、とにかく救済されたり、弱者だったり、よくてサポートの役回りを演じさせられる。物語のラストには弱い自分を救ってくれたヒーローと恋に落ちて、結婚するまでが一連の流れだ。まるで舞台装置か優勝トロフィーみたいに。
そういう王道ストーリーを完全に否定するわけじゃないけど、もう古いよねっていうのが今の時代の流れだ。
古い性役割を「抑圧」と呼んで壊そうとするのが昨今のウーマンリブであり、ディズニー作品はそういう社会を反映している。
自分の問題は自分で解決できるのだという確信、主体性を持つこと。
期待される「プリンセス像」を捨て、「ありのままに」なることが抑圧からの解放だと描くこと。
それらが今の時代に生きる多くの女性の支持と共感を集めたんだと思う。
(私個人としてはアナ雪はそんなに好きじゃなかったけど、こういう社会問題をいち早く取り扱って幼児向けのエンタメにできるディズニーってやっぱすげえなと思う)
◆
そんな感じで「脱プリンセス・ありのままのわたし」運動は着々と進むのに対して、「脱ヒーロー・ありのままのおれ」運動は全然進まないように見える。
こっちの此岸では「美しく従順でなんでも受け入れるプリンセス像」を火にくべ始めたのに、
あっちの彼岸では「強くて賢くてなんでも解決できるヒーロー像」を街の中心に据えて崇拝し続けているように見える。「美しく従順でなんでも受け入れるプリンセス像」も現役アイドルだ。
だからそのヒーロー像、プリンセス像を正面から否定してみせた「アナ雪」に、対談の男性たちは反感を覚えたのかもしれない。
男性社会の最高神である「ヒーロー像」を否定することが、まるで「男という性別」への攻撃のように感じられたのかもしれない。
ただ思うのは、脇役のクリストフこそ、「ありのままのおれ像」なのではないかということだ。
確かに、そういう強いヒーロー像を崇拝する男性社会はこれまで人類史で栄華を誇ってきて、結果も出してきた。歴史があるし今も続いている。
だけど、すべての男性がヒーローになれるわけではない。弱い人、賢くない人、色んな事情を持った色んな人がいる。そこを配慮せず弱者を切り捨て、マッチョイズムだけをよしとする社会は公平さに欠け賢くない。
ヒーローの強さだって言っちゃえば暴力だし、そんなのこの21世紀にアナログすぎる。
だから多様性の時代になってるわけだし、弱いものに底上げが必要なんだと思う。アファーマティブアクションってやつ。女性もそうだけど、いわゆる「弱者男性」だってそうだ。誰もが自尊心を持って生きる権利がある。
多くの男女の自尊心を削る「ヒーロー像」「プリンセス像」は一度打ち壊して、火にくべるときが来た。父権社会の解体が、今世界的なムーブメントになっている。
◆
男性はどうも「モテ」に固執してしまうふしがあるようで、女を「モノ」にすれば「男になった」と認められるような悪習がある。
まるで男が自尊心を得るには、女の人権をかすめ取らなきゃいけないみたいな言い方だ。
より多くの美しい女を取得することを自己価値のバロメータとして、他者と比べあい、自分をいじめるみたいな悪癖がある。
女性もそういうことは普通にするけど、男性のそれは比じゃないというか、ちょっと理解の範疇を超えてくる。
そこには生物的な性欲の違いや繁殖欲だけでは説明しきれない、人間的なドロドロとしたもの、文化形成された支配欲や加害欲と入り混じった、「女」への憎悪・悲哀・妄執を感じる。
そういう恋愛観のまま接するからお互いうまくいかなくなる。女からすればそういう男は背後に暴力性がちらついて見えるわけで、嫌悪感や恐怖感が出てくる。性行為と性暴力って全然別のものだと思うのに、相手はしばしば混同しているように見える。
そもそも自尊心や自己肯定感というのは、自分の中で育てるものだ。社会的地位や容姿、「モテ」「非モテ」と関係なく、無根拠に持っていていいものだ。自己価値は異性にアウトソーシングして調達するものではない。
やはり男性も、「ありのままのおれ」になるときだ。「男らしさ」から解放されるときなのだ。
◆
「Metoo」や「女性専用車両」や「女性だけの街」、性犯罪やジェンダーの話題はとにかくネットで炎上しやすい。
そのときの会話の噛み合わなさに、いつも此岸と彼岸の隔たりのことを思う。見えているものが違いすぎると思ってしまう。「女性専用」という言葉や、性犯罪者の告発に怒り狂う男性たちはあまりに不可解で、言葉が通じない恐怖がある。
「すべての男性が性犯罪者ではない。俺を犯罪者扱いするな」というのがよく言われる意見だ(ノットオールメン)。しかしそんなことは自明なわけで、誰も「男全てが性犯罪者だ」なんて言っていない。
なのになぜ自分を「男性」という共通項のみで性犯罪者側に寄せ、「俺への攻撃だ」と思い込んで怒るのだろう? 同じ「善良な市民」という共通項で、被害者女性側に寄せ、性犯罪者に対して怒ることはできないんだろうか?
もちろんそういうことが自然にできている男性もいるが、現状では少数派に思えるのだ。
そういった怒りの背景には内面化された強固なホモソーシャルの価値観や、ミソジニーや、「ヒーロー像」へのコンプレックスがあると思うのだが、ここらへんを掘り下げた男性自身の話はあまり聞かない。
男社会で男であるということは、特権であると同時にプレッシャーでもある。うまくやれればまだいいが、うまくやれない人はやはり苦しい。
男社会ゆえの苦しさを、男社会ゆえの特権でもって、女に加害したり、女に癒されようとしているように見える。そうやって留飲を下げる男性たちは歪んでいるし、やはり何かに呪われているように見える。
脱線したけど、そういったヒーローになれない男性が救われるかどうかは、男性の意識の問題なのだと思う。
「ヒーロー像」を手放すこと。「プリンセス像」を押し付けないこと。
クリストフみたいなキャラクターを否定せず、「ありのままのおれ」を受け入れること。自分と同じように、他者も尊重すること。
旧来の「男らしさ」にとらわれて、自分を大きく見せようとしたり、誰かを貶めないこと。ささやかな自分自身の中に自尊心を見出すこと。
そのへんが大事なんだと思う。
ツイッターの観測範囲だと、そういう呪いを手放して楽になった男の人も散見するようになった。今は過渡期なのかも。
男だ女だって主語デカイ話書いたけどみんな楽になればいいのにな。いや理想論だけど理想のないリベラルって存在価値あんのか? 民主主義だって奴隷の解放だって女性の社会進出だってかつては理想論だったやん??って思う(このへんルトガー・ブレグマン著『隷属なき道』にくわしい)
マイケル・キンメルatTEDWomen 2015