はてなキーワード: 外来生物とは
本当に浅い。そしてウルトラマンをぜんぜん知らない人間の感想。
・Mなんとか星雲からやって来た正義の宇宙人で、怪獣と戦ってくれている。
・日本の怪獣対策室(地球防衛隊?)みたいな組織に在籍している隊員がウルトラマンに変身する。
・必殺技はスペシウム光線と八つ裂き光輪(うろおぼえ)なんかギザギザの輪っかが飛ぶやつ。
・3分経つと戦えなくなるので、それを知らせてくれるカラータイマーが胸についている。
・ジュワッ! と言う。
・兄弟がいっぱいいる。父と母もいる。タロウもいる。(でもウルトラマンの性別が男性なのかはちょっとよくわからない)
・最初のロゴがくるくる回るやつ → ”懐かしのアニメ”みたいな番組でウルトラマンのOPとして見たことある気がする。
・「怪獣が以前のものと似ていてパーツ挿げ替えみたい」……的な発言 → 怪獣のスーツを使いまわしていた的な話を聞いたことがあるのでそれかも。
・Y軸固定でビュンビュン回転するウルトラマン → 人形っぽいのでそういう特撮の撮影技法があったのかも。
・手が痛い素振りを見せるウルトラマン → 妙に人間っぽい仕草なので、原作でそういうシーンがあったのかな?
・顔のアップが妙に近い → 意識してそういう撮り方をいているのはわかる。
・戦闘シーンがもっさりしている → 特撮の戦闘シーンを意識しているんだと思う。中に人間が入ってる感をわざと残しているのかも。
・カラーターマーが無い → そのかわり3分というリミットは提示されないが、活動時間が短い旨とその理由は語られていたので納得できたし違和感はなかった。
・なんで緑になるの? → エネルギー不足なのか、カラータイマーが無い代わりなのか?
・原作(昔のウルトラマン)の音楽がたくさん使われていたこと。 → 当たり前ですがぜんぜん気づきませんでした……が、違和感みたいなものも無かったです。
・庵野監督の名前がいろんなところにあって(ありすぎて)笑ってしまった。色々な意味でこだわりを感じた。
・変身モーションをした神永の下からウルトラマンの巨大な手のひらが現れ、ぎゅっと握りこぶしに包まれてウルトラマンが登場するところ。めちゃくちゃかっこいい。
・車の座席の隣から怪獣の手がにゅっと出てくるところ。びっくりして声が出そうになった。なんかほかにもドッキリシーンがけっこうあった気がする。
映画を観終わってTwitterで感想を漁るまで、そんな可能性には思い至らなかった。
そもそもウルトラマンは外来生物(宇宙人)という認識なので男女の機微があるとは思えないし。
個人的には浅見が神永に対して「(コーヒー入れないなんて)気が利かない」というめちゃくちゃ古風なパワハラムーブをしている方がよほど気になったかも。
めちゃくちゃ面白かった。地球を愛し、人類のために身を粉にして戦ってくれるウルトラマン最高。好き。かっこいい。劇場で泣いた。
人間めちゃくちゃ脆弱だし情弱だし、移り気で強欲で未熟だけど、それでもそんな人類に希望を見出してくれるウルトラマンマジ天使だし、そういうウルトラマンに胸を張って愛してもらえる人類でありたいと思った。
ウルトラマンが人類をこんなにも愛してくれるようになった原因(要因)の部分があんまり描かれてないところ。
たぶん融合した神永さんがめちゃくちゃ良い人だったからなんだと思う(子供助けてくれてるし)んだけど、禍威獣特対室の面々との絡みがあんまり無いのも相まって、自己を犠牲にしてまで人類を愛してくれた理由がちょっと薄いように思えた。
でも監督的にわざと省いたのかもしれないとは思う。
・斎藤工さんの表情があまり動かない感じが宇宙人っぽくて良かったし、そんななかでも要所要所で内に秘めた心を映す正義の瞳を感じ取れた気がした。
・それに対してめちゃくちゃ表情豊かなのに、その表情に見合った感情を一切感じさせない山本耕史さんの怪演が凄かった。
・観終わってから「そういえばジュワッ!」て言ってなかったかも? と思った。
・高層ビルにぶつかるウルトラマンを見ると、意外とサイズが小さい気がした。昔はあんまり高い建物無かったからかも。
・宇宙人さんにはもうちょっと「鍵」とか「ドア」とかの存在を尊重してほしい。
・グッズが大人の男性向けなのか、わりと普段遣いできそうで品が良いと思った(でも売り切れてた……)
・シンゴジのときも思ったけど、怪獣が出ても会社に行くし、学校にも通う日本人。でも実際そんなもんなのかもしれない……と昨今の世界情勢も踏まえ感慨深かった。
・ウルトラマンファンのひとだともっと小ネタが拾えて面白いんだと思う。なにか「これを観とくと良い!」という作品があったら教えてほしい。
・また観に行きます!
コイ本来の分布
もともとはユーラシア大陸が自然分布域だったが、移植によって世界の温帯・亜熱帯域に広く分布している。日本でも全国的に分布。
日本のコイは大昔に中国から移入された(史前帰化動物)と考えられ、縄文時代の貝塚からも化石が発見されている。しかし、関東平野や琵琶湖に野生のコイが分布することや、古い地層から化石も発見されていることから、日本にももともと自然分布していたが中国からの移入がありそれが広まったとされる
つまり、外来種の可能性は高いが、外来種であるという確証もない、というのが現在の通説のようだ
少なくとも縄文時代には日本に入っているので、外来種だとしても2000年以上前に伝わっている
それを外来種だとして日本から排除するのが正解なわけがないし、日本は少なくともこの2000年はコイ込みで生態系を回している
このような生物種を、起源だけでレッテル張りして駆除を主張するのは明確な間違い
コイを駆除しても2000年前の生態系に戻ることはないし、2000年前の生態系が理想的とも言うことはできない
コイによる生態系の破壊問題
コイは都市河川などで川をきれいにする目的で河川の環境保護の一環として放流される種でもある[2]。しかし、コイの本来の生息域は大河川の下流域や大きな湖で、中小河川に放流されると他の魚の卵や稚魚を大量に捕食してしまうことがある。こうした放流について、地元の固有種との交雑が起こって何万年もかけて築かれてきた固有種の絶滅を懸念する(遺伝子汚染)声もあるが、当事者には全く意識されていないのが現状である。
大河川の下流域に放すならば遺伝子汚染やコイヘルペスの防除などのリスクを除けば、生態系としては通常は問題がなく、中流域以上に放流するなら場合によっては問題がある
ちなみに話題のニュース、三重県伊勢市の馬瀬川は海もほど近い下流域
https://hicbc.com/news/article/?id=2022031302
日本の個体群に関しては化石の発見例がない、最も古い文献でも200年前に登場し江戸時代中期以前には本種に関する確実な記録がない、江戸時代や明治時代では希少で西日本や南日本にのみ分布するという記録があることなどから、朝鮮半島から人為的に移入されたと推定されている。台湾の個体群も中華人民共和国の個体群と遺伝的差異がないため、人為的に移入されたと考えられている。
200年前、江戸時代末期には日本にいたと思われるが、それ以前に全く痕跡がないことから外来種である可能性が濃厚
しかし、江戸時代末期以降は西日本、南日本の一部では定着していた
これはもう、コイのように有史以前から、というわけではないが、それなりの歴史がある外来生物である
ではこれを本当に外来種と呼ぶべきかどうか?に関する見解のひとつはこれ
https://kobe-sumasui.jp/wp-content/uploads/2020/10/H24.12.Kiraku04_01.pdf
この法律では,海外から入ってきた生物に焦点を絞り,人間䛾移動や物流が盛んになり始めた明治時代以降に導入された生物を中心に対応する,とあります.
時々,この外来生物法における対象生物の侵入時期の指定が「明治時代以降」と記されていることから,クサガメ日本列島集団は外来起源ではあるが江戸時代には日本に生息していたため外来種とは呼ぶべきではない,と言われる方がおられます.
しかし,そのような解釈は間違っており,現行の外来生物法では明治時代より前に定着した生物を対象とすることが困難であるかもしれないが,「外来種」という言葉の意味や定義を変えることはありません.
クサガメはここ100年ほどで分布を広げ、ここ数十年ではイシガメの減少の原因としても理由があがるなど、日本の生態系がまだ固定化されていない遷移状態と言える
そこに1950年代後半以降はミシシッピアカミミガメなども遅れて移入され、逆にクサガメは減少に転じるなど、さらに生態系が変動している
このような状況の生物は、まだ在来種として保護する段階にはない、と言ってもいいかもしれない
少なくとも「日本ではクサガメ込みで生態系を回してきたんだ!」という段階に至るほど歴史は古くはない
が、差し当って外来種駆除の優先度が高い生物種は特定外来生物に指定されている
そのリストがこれ
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list.html
ここには当然、コイもクサガメも記載されていない(ミシシッピアカミミガメやアメリカザリガニは本来指定すべきだが、一般化しすぎて影響が大きすぎるため保留になっているのは例外的)
特定外来に指定されていない外来種は野放しでいいのか?というとそう簡単ではないが、特定外来種とクサガメを同列の優先度で語るのも、それはそれでおかしい
池の水全部抜く、では、いかに生態系が壊れているか、汚染されているかが伝わるほうがセンセーショナルなので、少しでも外来種の可能性があるものは全て外来種として放送している
なんか最近、生物系YouTuberがやたら幅を利かせてるじゃん?
迷惑系YouTuberと別ベクトルでイキってる輩が多いじゃん?
まあ再生数がものすごいからそうやってイキっちゃうのも分かるんだけどさ、なんかそろそろやらかすヤツとか出てきそうな気配がするんだよね。
っていうか、ちょっと前に炎上したヤツいたよね。甲高いキモヲタ声で蜂とかいじめてるサイコパスがやらかしてまあまあ燃えてたよね。
俺が最近特に気になったのは、一見インテリっぽい某YouTuber。賢いけどルックスがちょっとまあ…な人ね。
彼が「特定外来生物を少しでも減らそう!」って主旨で視聴者から参加を募ってみんなで釣りする。
サイズを競う大会なので、大きいのはキープする。キープする際にはすぐ締めること。
そこまではいいのだが、キープしないものはすぐにリリースせよ、と。
え?っていう。少しでも外来生物を減らそうって話だったのに、リリースしろって???
案の定、それについてツッコミや諫言のコメントがTwitter等々で多数あったようだが、それへの返信が「法律でリリースは許可されてるから問題ねんだよ、勉強しとけバーカ」(←意訳)という煽り。
いや、そういう話じゃなくね? そういうことじゃないのよ。
ちょっとでも特定外来生物を減らしたい、駆除したい、という思いで集まったであろう参加者たちが不満に思うのもよく分かるよ。
「なあ、今すぐじゃないとダメなのか? また次回にでも……」
「頼むよ。こんなチャンス、二度とこないかもしれない」
ガイドたちは、今までフラッガーの犯行に悪戦苦闘していたらしい。
フラグを立てられたら修正して、他の世界が分裂したら繋げて……
だがフラッガーを捕らえることができれば、その“ごっこ遊び”も風化していく。
俺の世界でも転売ヤーとかがイタチごっこに興じているが、もしいなくなったら世界はより良くなるかもしれない。
次元の分裂だとかは壮大すぎてピンとこないが、そう考えると躍起になるのも分かる気がしてきた。
「さあ着いたよ、この辺りだ」
移動を始めて数分、あっという間に人気のない森深くまで辿りついた。
船には窓がついていないので分からなかったが、とてつもないスピードで走っていたようだ。
「ステルス機能で隠していたようだけど、場所さえ分かれば関係ないね」
ガイドが手元の端末を操作すると、目の前にフラッガーの船が現れた。
俺たちが乗ってきた船とフォルムが似ている。
だが、こちらは全体的にチグハグなデザインで、機体に見合わない部品が至る所に取り付けられている。
たぶん改造しているのだろう。
つつがなくフラッガーの船を見つけたはいいものの、肝心の本人がいない。
「こんな大きな痕跡を残したら、見つけてくれと言っているようなもの。ただでも防護バリアを破るために、一刻も早く船に乗って脱出したいはずなのに」
「一刻も早く船に乗れない事情でもあるんじゃないか? 昼寝の真っ最中とか」
「昼寝……そうか、それだよ!」
一体どこに行くかと思いきや、そこは俺たちが先ほどまでいた、次元が分裂した場所だった。
「現在進行形でね」
しばらく経っているはずだが、信者達は未だ痺れて動けないようだ。
ガイドはまたも珍妙な装置を取り出すと、彼らにそれをあてがう。
「お次は何だ?」
「この中にフラッガーが紛れてるってのか?」
「いま考えると、辻褄は合うよ。この世界はボクたちに敵意を感じるようルールが設けられていた。次元を元に戻そうとする者たちの妨害、あわよくば排除が目的だろうね」
「この世界の俺が粛清されたのも、フラッガーの思惑通りだったってわけか」
ルールを作るには裁定者に取り入って、内部から民意をコントロールする方が合理的だ。
もし俺たちのような存在が別次元から来て、偶然かち合ったとしても逃げる時間を稼げる。
しかしガイドが世界全体にバリアを張ったことで、早期の脱出が困難になってしまった。
そこで俺たちを排除してから、ゆっくりと時間をかけて脱出することにしたんだ。
「確実に始末するため、念には念を入れて自ら前線に出たんだろうね」
「周りくどい割に、強引なやり方だな。クレバーなんだかクレイジーなんだか」
「それほど追い詰められていたってことさ」
そして、俺たちを捕らえる寸前までいったはいいものの、ここでも誤算が起きる。
あえなく他の信者共々、スタングレネードの餌食となってしまう。
こうして俺たちが世界を元に戻すのに必死だった間、フラッガーはずっと地面に突っ伏していたわけだ。
「いたよ、こいつがフラッガーだ!」
そのころに、市内に住んでる人が滋賀をバカにしてるというのは、ぜんぜん風説ではなかったことを知った。
びっくりしたのが、当時のバイト先の正社員の人が滋賀ナンバーを「ゲジナンやしな。きもいわ」と言っていたこと。
「滋」の字のつくりのところがゲジゲジしていて気持ち悪いので「ゲジナン」と呼び、蔑むそうだ。
彼女の滋賀への悪口はこれにとどまらなかったが、ナンバープレートの漢字の一部がゲジゲジしてて気持ち悪いって、
土地をこきおろすなんかの根拠になるとは思えないので、なかでもこれが一番理不尽に感じた。
ぜんぜん関係ないけど彼女は巨人ファンで、乳輪が大きい人を滋賀と同じくらいバカにしていて、キムタクの遺伝子を残したがっていた。
元気かな…
のちの夫になる人間ともこの頃出会っていたが、彼も滋賀の悪口をたまに言っていた。
ブルーギルとかピラティアとかの外来生物は、滋賀県民が給食で食べて責任もって駆除すればいいと、バカにした感じで。
その数年後、滋賀のどこかの小学校が、琵琶湖のブラックバスを食育の一環で給食で食べたという旨をネットニュースで読んで、
ひょうたんからこまっていうか、うそから出たまことっていうか、厭味から出たイノベーション? っていうか、なんか複雑な気持ちになった。
ふたりとも、土地や地域については異常なこだわりや誇りがあるっぽくて、バイト先正社員の人は、京都・大阪・神戸以外は「関西」じゃないと言ってた。
そもそも、「関西」っていうのが果たしてブランドなのか謎…なのはおいといて、じゃあ奈良とか、それこそ滋賀とか、その他のところはなんなんですか、ってきいたら「近畿」とのこと。
なるほど。
京都の学生は全国から集まるので、友だちは他県から来た子ばかりだった。
学生の時出会って、親しく口をきくようになった京都市内在住の人はこのふたりくらいだから、出会った二人が二人とも同じようなこと言ってるのにはそれなりのインパクトがあった。
あと一人、向日市の人と友だちになったけど、向日の彼女がそんなことを言う場面には一度も出会わなかった。
ふしぎなのは、そんなことを言うバイト先の正社員の人とも夫とも、さほど付き合いづらさを感じなかったということだ。
バイト先正社員の人も、滋賀の件はともかく、仕事はとても丁寧に教えてくれたし、一緒に仕事する上でなにか理不尽と思うようなこともなかった。
ふたりとも、普段、底意地悪いな~とか腹に一物あるな~と感じることはなく、むしろ特定の地域を無根拠にバカにしていることを隠さず、
堂々と口にしている様は「底意地が悪く本音を隠す」という態度とは正反対に思えていた。
(乳輪が大きい人をバカにしてるとか、そうそう他人に言わなさそうなことまで教えてくれたし…。)
そう言いつつも、他県をナチュラルかつ無根拠にバカにしている人に、ただ学生生活を送るだけで出会ってしまう場所に永住するのは、
その実態を部分的であっても知っていて、その上で自分で決めたとはいえ不安…。
だから、学生生活以外で、他の地域から越して継続的に住んでる人がどんな感じで周囲と付き合い、すごしてるのかにはすごく興味がある。
もしそんな人が読んでたら、どんな感じですか?
ちなみにふたりとも洛外の人たちで、バイト先の人にいたっては桂に住んでいた。
京都ヒエラルキー階層的にはトップであろう「洛中」から大きく外れていても、そんな調子だ。
洛中出身の知人はいないので、そこら辺の人たちの感覚はよくわからない。
洛外の人間でこの調子なら、さらに苛烈なことを思ってそうだなという気もするし、まったく違うなにかがあるのかもしれないが、わからない。
夫は、滋賀をばかにしている(※というか、京都市内である伏見竹田もばかにしている。あのへんは京都じゃないらしい。)割に、
京都が嫌いでいつかは出て行きたいとも常々言っており、なかなか複雑なんだなと傍から見ていて思う次第。
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どうでもいい追記
ブコメ笑ってしまった。本当に間接的なところでどうしようもないんだが、私自身は滋賀好きです。いちばん好きなのは竹生島。
「え、どうしたの、兄貴」
「……ああっ、そうだった!」
俺のいる国では希少なウナギの稚魚が好物であるため、一時期は害獣指定にされたこともある。
それを緩和させたのが『外来生物保護法』なのだが、“動物を愛でて護りたい市民団体”の間ですら賛否両論というビミョーな代物だった。
ただ、それのおかげでキトゥンをのびのびと飼えている側面もあり、個人的には助かっている法なのだ。
「バレないよう、家でこっそり飼わなきゃいけなくなるな」
「マジかよ、もー! 役に立って欲しい時に限って役に立たねえなあ、あの市長!」
さすがにその怒り方は理不尽だと思うぞ弟よ。
「ともかく、こうなると他人事って顔をするわけにはいかないな」
こうして些か不本意ではあるものの、市長に市長でい続けてもらう必要が出てきてしまった。
といっても政治にあまり関心のない俺がとれる選択肢は多くない。
フクマみたいな目立つ行動はとりたくなかったし、それを自分がやって効果的だとも思えなかった。
それにこれは市長の戦いであり、俺が前面に出て干渉するべきものじゃない。
別のアプローチが求められる。
クラスの中でも特に政治関連の意識が強い奴だし、学部も社会やら何やら専攻だから色々知っているだろう。
以前からウサクと遊ぶ約束をしていた俺は、その時にそれとなく尋ねてみたんだ。
「なあ、ウサク。市長選挙だけどさ、お前はどっちを支持してるのかっていうの、ある?」
我ながら何とも歯切れの悪い言い方である。
こういう話はいつもウサクがほぼ一方的にしていたので、どう切り出せばいいか分からなかったんだ。
「まあ、市長が久々に代わるかもしれないからな。ちょっと気になって……」
「ふぅん……このままだとフクマが勝ちそうではあるが、あまり喜ばしくはないな。彼奴の保守的態度は歪で肌に合わん」
ウサクが猛烈なフクマ支持者だったらどうしようかとヒヤヒヤしていたが、口ぶりからしてそうじゃないようでひとまず安心だ。
「ウサクは現市長を支持しているのか?」
「そう言うと語弊があるがな。市長のリベラリズムは安易な世論に流されて上澄みしか汲み取っていないのが難点だ。しかし少なくとも柔軟であろうという姿勢は買いたいし、政策をすぐさま実行に移せる迅速さも結果に繋がりにくい点を除けば評価に値する。市長を長年やってきたという実績も、普段の業務は卒なくこなしているということだからバカにはできない」
何だか面倒くさいことを言ってるが、とりあえずフクマよりは支持しているってことらしい。
これなら協力を仰げそうだ。
「そうか……でもこのままだとフクマの勝利が濃厚なんだろ。市長がここから勝つのは無理じゃないか?」
「やり方次第だ。フクマの活動は決して優れているわけじゃないし、隙はいくらでもある」
「ええ~、じゃあ何か? ウサクがその気になれば、市長を御輿に担ぐのなんて簡単なのか?」
「ふん、やろうと思えばできる。やらないだけだ」
「つまりウサクにはやる気がないと。実はフクマ支持者なんじゃないかあ?」
もちろん、市長の味方をしない=フクマの味方だって解釈は無理筋だ。
だけど俺はあえてその詭弁を使い、ウサクの神経を逆撫でさせた。
「そんなことは言ってないだろ」
「じゃあ、やる気があるんだな。だったら善は急げだ」
「……何だか我が担がれているような気がするが、まあ今回は乗ってやろうではないか」
今回の選挙戦を冷めた目で見ていたのは俺だけじゃなかった。
二人はそれぞれ愛用の銘柄を吹かしながら、どちらに投票するかという雑談を交わしていた。
「センセイ、あんたはどっちに投票する? オレは『禁煙法』の件があるから、現市長は絶対イヤだが……」
「私も市長には投票したくないですね。あれのせいで余計な対立を生みましたし……でも、そうですねえ……」
市長は以前、『禁煙法』を作って市内のタバコの流通と使用を止めたことがある。
結局、それは上手くいかなかったが、対立や重税などの遺恨を残した。
市長の政策によって引っ掻き回されるのは今に始まったことではないが、喫煙家である二人は特にこの一件を根に持っていたのである。
だが、それにつけても歯切れの悪い言い方しかできない。
「ふぅむ、今の市長がアレなのは確かですが、ではフクマという人物が市長であるべきかというと……」
権威の象徴がいれば、得てしてそれをやっつけようとする者も登場する。
これが冒険活劇モノならば権威の象徴は分かりやすい悪役で、やっつけようとする者はヒーローだ。
しかし現実はそう単純じゃないことをマスターたちは分かっていたのである。
「そうなんだよなあ、フクマの演説は『今の市長はダメ』っていう批判ばっかで、『自分こそが市長にふさわしい』って内容じゃないからなあ」
市長が日々どのように働いているかなんて知らないし、何を考え、何を食べているかなんて知らない。
ただ、市民が実感できるような何かをやると、大抵は顔をしかめる人々で溢れるのは確かだ。
それを指摘するフクマの主張も尤もだろうが、だからといってフクマに投票するのが賢明な判断だとも思えなかった。
投票の期日は刻々と迫る。
『現市長は地に足をつけずブラブラさせながら、綺麗な歌を口ずさむ。歌詞やメロディのおかげで今まで気にならなかったけれど、実は音痴なんです』
人は変化を恐れる生き物らしい。
変化で得られるメリットよりも、そのままでいるメリットを重く見る。
市長がこれまで市長でい続けられたのも、人々が変化を恐れていたからだろう。
逆にいえば、いま変化がおきようとしているのは、それだけ皆が市長にウンザリしてきていることの証明でもある。
市長はこれまでも変な政策を打ち出してきて、それはいずれも空回り。
その気づきによる快感のせいで、他にもある重要な事柄を見逃していると気づかずに。
そして俺はその様子を冷笑気味に静観していた。
どうせ、どう転ぼうが、俺には大して関係がないと思っていたからだ。
しかし、転機は不意に訪れる。
その日の俺は、部屋で弟とテレビを観ていた。
俺は他に観るものもなかったため、キトゥンの世話をする合間に流し観していただけだ。
「観てないよ。第2シーズンのキャストで声を録り直してるし、作画の細かい修正もされてるんだから」
「いや、つまり同じだろ」
そうしてダラダラと観ていたアニメも終わり、次の番組の間に挟まる地元の日報ニュースが流れた。
『フクマ氏は、市長になった暁には現政策の全てを見直すことを語っています』
内容は選挙戦についてであり、俺は「またこれか」と舌打ちした。
チャンネルを変えようとリモコンに手を伸ばしたその時、フクマが演説する映像、その音声が耳に入った。
『市長の考えた外来生物保護法についても、大幅に作り直すか、まるごと廃止するつもりだ』
■ルール
・1位ではないが検索結果の中でファーウェイと認識されているなどの例外は△
■結果
・ハァーウェイ→◯ファーウェイ
・ヒァーウェイ→◯ファーウェイ
・ヘァーウェイ→×理容新聞 ヘァーウェイ
・ホァーウェイ→◯このままHuaweiを排除すると日米にとって嫌な事態がYahoo!ニュース(先日はてブで話題になったやつ)
・ヒアウェイ→×cazusa on Twitter: "スケッチブック……ノンノンノン!!! スタイルブック ...(2位以降はリシケシュ・ヒアウェイという人物の記事でファーウェイとは全く認識されない)
・ヘアウェイ→×ヘアウェイ(HAIR WAY)|ホットペッパービューティー
・ヒアエイ→×ヒアリ|東京都環境局「気をつけて!危険な外来生物」
・ヘアエイ→×ヘアウェイ(HAIR WAY)|ホットペッパービューティー
・ホアエイ→×効果を上げるホエイ&カゼイン【混ぜると効果的になる理由】
・ハャーウェイ→◯ファーウェイ
・ヒャーウェイ→◯ファーウェイ
・フャーウェイ→×FAIRWAY(フェアーウェイと認識される)
・ヒャーウェイ→◯ファーウェイ
・ホャーウェイ→◯ファーウェイ
・バァーウェイ→×(「バーウェイ」と認識されていろいろなバーウェイが出てくる)
・ビァーウェイ→×(BWAY(ビーウェイ)と認識されていろいろなビーウェイが出てくる)
・ブァーウェイ→◯ファーウェイ
・ベァーウェイ→×(タイヤのベアウェイ、ヨット用語としてのベアウェイなどが出てくる)
・ボァーウェイ→×(床の清掃および研磨のためのボアウェイ床研磨機、木村拓哉の「What's up SMAP!」(ワッツ)レポ2008.6.27など。4記事しか検索されない)
・パァーウェイ→◯ファーウェイ
・ピァーウェイ→◯ファーウェイ
・プァーウェイ→◯ファーウェイ
・ペァーウェイ→×Pair Way(ペアウェイ)滋賀県草津の雑貨屋さん
・ファッウェイ→◯ファーウェイ
・ファッ!?ウェイ→×『ファッとして桃源郷』 てーきゅう4期 OP - YouTube(2位にファーウェイを間違って「ファッウェイ」と記述してしまったらしい人のTwitter投稿)
・はぁん♡ウェイ→×Ceron - 【茅原実里】「SUMMER CAMP4」ライブBlu-ray Disc ダイジェスト(Ceronが1位は珍しいように思う)
・ふわえい→△フワエイから探した商品一覧【ポンパレモール】(表記ゆれ。2位以降はファーウェイとは全く認識されていない)
・ファーウェイウェイウェイ→◯ウェイウェイウェイウェイウェイ? - Yahoo!知恵袋 - Yahoo! JAPAN(一応ファーウェイに関する質問)
・ファーウェイウェイウェイウェイウェイウェイウェイウェイウェイウェイウェイウェイウェイウェイウェイウェイウェイウェイ→△(これだけやっても地図がファーウェイのカスタマーサービスセンターを指し示す)
・フファーファーイウェファーイウェファーイウェイウファーェイウェイファファーーウェファーイウェイウェフファーァーイウェイウェイウファーェイウファーェイウェイウファーェイファーウェイウェイウェイ→×ソニー、ホームシアター向けのスピーカー/サブウーファーを発売 - PHILE WEB
・ウェイ系ファー→◯ファーウェイ(意外)
・ウェイウェイ系ファー→△戦慄!ウェイウェイ族との遭遇 - Togetter(4位以降はファーウェイ)
・中国のスマホ→×(ファーウェイを含む記事は返ってくるが、ファーウェイ単体を指す言葉として認識されない)
・あのーこないだ禁止になった、ほら、中国のさ、何だっけファーなんとかってスマホ→×(上に同じ。2位は、口ぐせ中国語6「あのー何だっけ」)
・スマホウェイ→×店舗一覧 | 北海道No.1パーソナルトレーニングジム スマートウェイ
・ウォン・ファーウェイ→◯ファーウェイ(ウォン・カーウァイと誤認しない)
・ファーウェイ・カイテル→◯ファーウェイ(ハーヴェイ・カイテルと誤認しない)
・ファーウェイ農場→×(農業のIT化記事+関連記事の「ファーウェイ」という語句を拾ってくる模様)
・ハヮーウェイ→×(Your search - ハヮーウェイ - did not match any documents.)
・ヒヮーウェイ→×(Your search - ヒヮーウェイ - did not match any documents.)
・ヘヮーウェイ→×(Your search - ヘヮーウェイ - did not match any documents.)
・ホヮーウェイ→◯(表記ゆれ「フアウィイ」を検知。検索結果6件)
・ベイベー→×RIP SLYME - 楽園ベイベー - YouTube
・ベイベースマホ→×(個人ブログで「ベイベースマホ」という謎の語句を使っている人の記事が検索される。検索結果5件)
・ファーウェッセン→×(「ファーウェイ」も「シャウエッセン」も検索されない。二兎追う者は一兎も得ずか)
・ファーウェンツ→×(検索結果が完全にウェンツ瑛士に独占される)
・プァーウェy→◯ファーウェイ
・ファァーエェイ→◯ファーウェイ
・ファァエェィ→◯ファーウェイ
・ファァァァァーエェイ→◯ファーウェイ
・ハァァーエェィ→◯ファーウェイ
・プァァーエェィ→◯ファーウェイ
・huァーェイ→◯ファーウェイ
・ファuei→◯ファーウェイ
・ファuえi→◯ファーウェイ
・ファーえei→◯ファーウェイ
・ブァーヴェイ→◯ファーウェイ
はてブ見てると「ポリティカルコレクトネスの主目的は、多様性を守ること。」と「増殖する外来生物と在来生物の「交雑種」 放置し続けてもいい問題なのか?」が同じページに並んでいて、一人でなるほどと納得してしまった。
ただブコメに並んでいる「これ言ってる時点で守れてねーじゃん」というのも、まあせやな、とも思う。
外来生物や交雑種など、特定の環境・時代に対して「強い種」も「多様性」だと言ってしまうと、本来そこに住んでいた種が駆逐され、結局多様性が失われる。
そこに制限をかけようとする(この場合特定環境から外来生物・交雑種を滅ばす)のは、多様性の否定なのかどうか。
見ようによっては否定とも言えるわな。
>池に1匹放り込めばそこに住む他の魚は食い尽くされて生態系が破壊される。
確かに水槽に10匹の金魚と1匹のブラックバスを入れれば10匹とも最終的には食べられてしまいます。
10匹のイワシと1匹のハマチを飼えば1匹のハマチは10匹のイワシを食べるでしょう。
でも海を泳いでいるイワシは食いつくされることがありますか?ないですよね?
プランクトンが大量発生するとイワシも大量発生します。するとそれを餌にするハマチも大量発生します。
これは僕が住んでいる瀬戸内でも数年に1度発生する現象です。では、ハマチが大量発生するとイワシは食いつくされるのでしょうか?
違いますよね。餌が少なくなると自然とハマチも減少していき、イワシも元の量に戻っていきます。これが食物連鎖です。
池においても同じことが起こります。これは釣りをしている人なら経験があると思います。
バスがたくさん釣れる年もあれば釣れない年もある。それは餌とする生物が減った結果バスも減っているからなのです。
実際バスを見かけなくなった代わりに鯉や鮒の影を見る年もあります。
天敵が減ると、自然と食物連鎖の下に生きる生物の数も回復します。
そうやって食いつくされることなく均衡がが保たれるはずなのです。
ではなぜ魚の数が減るのか、それは水質汚染が原因だと私は考えています。
魚を見かけなくなる池は高い確率で、水の色が悪くなる、水生植物が減るというような目に見える変化があります。
水質汚染を抜きにして、魚の個体数が減る原因を外来生物にしてしまうのは人間のエゴでしかないと思います。
だからといって放流を肯定するつもりはありません。決められたルールを守り釣りをすることはもちろん前提です。
しかし、現場を見ず、人間がまず最初に取り組む水質の改善を見て見ぬふりをし、他の生き物に原因を押し付け殺してしまえば解決するであろうという見方しかできない人がいることが残念で仕方ならないので、コメントさせていただきました。
いつか滅びる日が来るのだとしてもなるべく長生きさせなければいけない。
変体仮名もなるべく長生きするべきだったが寿命が来てしまったというだけだ。
外来生物が侵略してきて土着の生態系が壊され既存の生物種の個体数が減ってきたら、
その外来生物を駆除して個体数を減らし、生物多様性を守らなければいけない。
競争させる中で既存の生物種あるいは外来生物が新たな進化を遂げることもある。
抵抗する過程で勝ち得た進化の智恵は残された生態系にも受け継がれる。
結果的に滅びたとしても、
「滅亡を防ぐために努力した」のと「滅亡を防ぐための努力をせず滅びるがままに放置した」のでは、
その後の世界の様相はまるきり異なるのだ。
彼らの驚異的な脚力は、彼らの先代が何千何万年にわたる過酷な生存競争を生き抜く中で淘汰と進化を遂げて勝ち得られた努力の賜物だ。
もしチーターが全滅していたらガゼルはここまで速くならなかった。
ガゼルが速くなったから、ライオンは腕力を発達させ、ハイエナは顎の噛む力を強力化して、チーターが捕ったガゼルを横取りする力を身に付けた。
ライオンが強くなったからキリンやシマウマは反撃するためにキック力を鍛え、象は重量化した。
さらにシマウマは色覚のないライオンの目くらましをするために白黒の縞模様を身にまとうようになり、
おまけに偏光効果を持つ縞模様はアブを寄せ付けさせない役割も果たすようにもなった。
単独での狩りが難しくなったライオンは群れで狩りをおこなうようになり猫科動物でも特に社会性ある動物になった。