「原稿料」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 原稿料とは

2015-12-18

http://b.hatena.ne.jp/entry/otapol.jp/2015/12/post-5001.html

アックス青林工藝舎のやり方って、(旧)ガロの頃から伝統はいえ、単行本になりにくい新人とかには辛いやりがい搾取だし。ライター系の人は、(新)青林堂のやり方に賛同する訳じゃないにしろ、「それでも原稿料払ってくれる出版社がいいなぁ…」と暗に言ってるけど、はてブの人たちは、カスミ食っても清くいろ!(オレはアックスの本買ってる訳じゃないけど)っていう自分とは無関係正義感が炸裂していて面白い

2015-12-08

http://anond.hatelabo.jp/20151208163534

増田らはよく知らないだろうが

最近アンソロ原稿料出ること多いよ

数千円だけど

で、販売時の利益編集人(発起人)総取り

昔は無料原稿依頼して、相互みたいなケースが多かったけど

今はほとんどの人が1人サークルで全員がアンソロ作るわけではないから

お礼の食事とかのケースもあるけど

お礼を渡して完結させることが多い

それにしてもなんだ、「自費出版」ってw

商業アンソロ混同してるんかい

最初から同人誌の話しかしてないだろ

http://anond.hatelabo.jp/20151208151625

同人誌アマチュアなんだし、原稿料そこまで払ってるわけじゃないんでしょ?

おおかた、別ジャンル別カプに熱意が移ったってことなんだろうし

そこを読み切れなかった自分を恨むべきなんじゃない?

あるいは思い切って直しを依頼すればいいじゃん。

編集者は現行集めるだけが仕事ではないのだよ。

そして、アンソロ仕事ではないのだから

クオリティをそこまで追い求めるのは本当に正義なのだろうかね。

2015-11-22

http://anond.hatelabo.jp/20151120182235

取材記事がメインのサイトからですよ。

ネット上の情報だけで書く記事は5,000円です。

というのも、有識者に聞いた情報のほうが価値が高いからで、ネット上の情報だけで書く記事なんて誰にでも書けるから

誰にでも書ける記事を書いて、高い原稿料をもらおうなんて甘いですよ。

から安いんですよ。

2015-11-20

http://anond.hatelabo.jp/20151119211340

取材記事には1万円出してますが、何か?

クソみたいな原稿料素人ライターさんだけの話でしょう。

2015-11-19

http://anond.hatelabo.jp/20151119204128

つーかおめーらはクソみたいな原稿料で何を言ってるんだという話ですよ

1万円以上出してないんだろ?

2015-10-14

http://anond.hatelabo.jp/20151014124240

いや、もちろん「同人誌原稿を無断で載せる」はめったにない事例だと認識しているよ。

でもその問題点を考えた時「仕事の依頼をして原稿を書いてもらい掲載したうえで原稿料を支払わない」や「持ち込み原稿を無断で掲載してしまう」とどこが違うのか? っていうと、ブラックさでは変わらないんだ。そしてそれらの事例は珍しいとはいえ、無い事例じゃない。

そもそも金銭的被害の話でいえば、「連載の仕事を依頼しておいて作業は発生したのに企画がぽしゃって書き溜め作業がただ働き」なんてのはありふれている。この事例の場合なんて、ありふれ過ぎていて「出版社が悪である」という認識すらないほどだよ(まあよくあるよねで流されがちだ)。

今回の事例「同人誌原稿を無断で載せる」はたしかに、道義的法的に真っ黒でひどい事例だよ。でも、金銭的(=作家労力の搾取的)事例としては、残念ながら「そこまで被害の大きな事例ではない」んだ。

作家側の金銭的、労働搾取」っていう視点で見た時、業界全部がグレーで、もっとひどいことは蔓延しているよ……っていうのが前回のエントリーだよ。

http://anond.hatelabo.jp/20151014103153

リブレは基本、ほぼ素人拾ってきては

格安原稿料でそこそこ売れる本作ってる会社からね。

アマチュア拒否感持たれるのが一番商売にかかわる。

はらだ氏自身ハードエロ先鋒で作風評価は高いけど

そこまでビッグネームというわけでもない。

出版社としては第2の中村明日美子狙ってんのかな。

2015-09-12

原稿料1ページ9000円✕月産32ページ

288000

アシスタント代(9時間拘束・交通費込)1人1万円✕5日or5人分

アシスタントの食費(昼飯+夕飯1000円)✕5日or5人分

  • 5万5000円

水道光熱費(平均して)

電気)6500円(ガス)4000円(水道)2000円

  • 12500円

通信費(平均して)

ISP+フレッツ)4000円(携帯)1万円

  • 1万4000円

食費(自炊なし、朝少なめ昼ガッツリ夜少なめ)+飲みなど交際費

  • 3万5000円

家賃(築年数30年・アパートバストイレ別)

  • 6万5000円

諸々社会保障費、年金、本、服...




三大出版社だけどきつい。

2015-08-29

神保町はいい街だけど、とても楽しい街ではない

一昨日のアルバイトの昼休み緑色の袋をくれる新刊書店でいつも詩はあまり載っていない月刊誌を買ってしまった。

今月の特集は「男の娘」であった。

大島薫やTS漫画作者のインタビューだったり、いつも通りの結局どうにもならない不毛な議論やらが載っていた。

出版商売から、売れるものを作らなければいけない。

事実自分も買ってしまった。

しかし、こんなもの書いても読んでもどうにもならないのだ。

まだ書く側には意味があるだろう。書く人間原稿料が貰えたかもしれない。

しかし、読んでもどうにもならない。

読んで、なにがあったかといえば財布から1404円が消えているだけである

緑の袋をくれる書店ガラスに映った自分はひどかったけど、いきていかなければいけない。

1404円したこの本は自分自分ではどうにもならないものを突きつけただけで、ほんとうにどうにもならなかった。

どうしてこんな本を買ってしまったのだろうか。

アルバイトが終わった後、0から70まで辛さを選べるカレー屋で美人が5のカレーを食べているのを見て、苦しくなった。

この街は好きだけど、2500円払ってもとても楽しい気持ちになれるわけではない。

2015-07-24

ネトウヨ垢でおなじみid:big_song_birdkanose村長ヘイトしている件

id:kanoseのせいでid:inumashが袋叩きになってる訳だが anond.hatelabo.jp あとで読む

big_song_bird togetter, 加野鹿, はてな村, 村長, 増田 最近村長火事場見物だけじゃなくて、自分から放火するような「真似」もするようになったかw。リンク2015/07/24

加野鹿ってタグ???のし???

気になるんで開いてみたら・・・

http://b.hatena.ne.jp/big_song_bird/%E5%8A%A0%E9%87%8E%E9%B9%BF/

id:kanoseのせいでid:inumashが袋叩きになってる訳だが anond.hatelabo.jp あとで読む

big_song_bird togetter, 加野鹿, はてな村, 村長, 増田 最近村長火事場見物だけじゃなくて、自分から放火するような「真似」もするようになったかw。リンク2015/07/24

加野瀬未友さんはTwitterを使っています: "既得権益打破するマンは、若者やりがい搾取するのが上手いというのは、もっと知られていいよなー https://t.co/uzjiwh5vH7" このエントリーには写真掲載されています twitter:kanose あとで読む

big_song_bird 加野鹿, twitter, 村長, ネタ やりがい搾取ってアレか?原稿料未払いのことか?wリンク2015/05/18 Add Star

古参の強さって一周回った強さなのだろう - novtanの日常 novtan.hatenablog.com あとで読む

big_song_bird ネット, はてな, はてな村, 加野鹿 「死者を美化するのは、生きてる人間の悪い癖だ」(まだ死んでませんw)リンク2014/07/28 Add Star

Twitter / NStyles: 虚構新聞やらかして、地蔵発狂して、流し読みだけしかしない ... twitter:NStyles あとで読む

big_song_bird twitter, 加野鹿, はてな村 村長が掘り起こしてっていうのは確かに様式美だ。あの人、今じゃネット上のもめ事にしか興味ないからw。リンク2013/11/22 Add Star

インタビューを受けた『超エロゲーハードコア』が10月26日に発売されます - ARTIFACT@ハテナ系 このエントリーには写真掲載されています d:id:kanose あとで読む

big_song_bird エロゲ, 加野鹿, はてな村村長 原稿料未払いのことには触れてるんだろうか。村長は「支払ったんだからもういいだろ!」と解決済みにしたいようだけどw。リンク2012/10/25 Add Starhachimasa

こんなん出てきた。

id:big_song_birdってid:m-matsuokaと同じぐらいしょうもないネトウヨはてなーでお馴染みだけどkanoseにまで攻撃対象に加えてたのね

何故かしら?kanoseさんが左翼に見えるのかしら?

参考:はてブに生息する二大ネトウヨ

id:big_song_birdid:m-matsuoka

http://b.hatena.ne.jp/big_song_bird/

http://b.hatena.ne.jp/m-matsuoka/

2015-07-02

http://anond.hatelabo.jp/20150626230216

ホッテント入りしてから消す増田ってなんなの?釣りなの?創作なの?原稿料いくらぐらいなの??

2015-06-09

プロのモノ書きという危うい存在について

ダイナミックレンジ理解すると写真もっと上手くなる

http://anond.hatelabo.jp/20150608172212

そろそろブクマも落ち着いてきたのでここで一つネタばらしをしてみる。

じつはこの記事は、カメラ技術以外においても昨今の話題に対する皮肉が書かれているのだ。

それはプロのモノ書きという存在の危うさについてである

私自身はこの文章をおおよそ40分ほどで書き上げた。

もちろん大体の文章構成は前日から頭で練っていたものだが、実際にキーボードを叩き始めてから投稿するまでの時間が40分という意味である

わたしはプロのモノ書きでもなければプロカメラマンでもない。

実際の本業は全く重なることのないような分野で、モノ書きも写真趣味として嗜んでいる程度だ。

どちらも仕事に役立てたことはあるが、それを仕事として収入を頂いたことは一度たりとしてない。

当然それを生業としている人間技術力や知識力の高さを知っているつもりだし、この程度の文章撮影技術プロになれるとも思っていない。

からこそ諸兄の辛辣コメント真摯に受け止めることができるし、おそらくそうした辛辣コメントを下さったさらに習熟度の高い諸兄においても同じように思っていることだろう。

ところがだ。

少しの技術と少しの特異性を持った程度でプロを語り、それに飽きたらず自分たち収入業界未来について嘆く輩がいるというではないか。

それが最近妙に鼻についてしょうがないのだ。

やれ仕事の単価が安い。他の人間比較されて買い叩かれると嘆いているが、そこにその仕事を頼むのに君で無くてはならない理由はあるのか。

もしそれに答えられないのだとするなら、君たちがプロとして食べて行けているのは君たちの技術が超一流なわけではないということだ。

今の世の中において、君たちレベルの習熟度や知識であっても一般消費者にしてみれば都合さえよければ有用と捉えているに過ぎないということなのだよ。

一般消費者を相手にしている限りは、わたし程度の技術力で文章写真も事足りてしまうのだ。

逆を返せばその程度の内容であれば作り手がわたしである理由もないのだ。

原稿料が安いのはつまり、君が作り上げた記事はその程度の価値しかないということだ。

何もこれはモノ書きに限定した話ではない。

おおよそのプロと呼ばれる職業においても共通している話なのだ

情報化が進んだことでどの分野においても素人から脱するためのノウハウ殆ど場合において当然のように共有されている。

その気になれば様々な分野においてある程度の習熟度を達成することは、容易くできてしまえるのだ。

残念ながらもうこの知識やノウハウの氾濫を止めることは誰にもできない。

そんな中で素人に毛が生えたような人間比較されて自分のほうが価値があるということを証明することはこれからますます困難になっていくことだろう。

ならばどうするのか。

しかしその答えもこの増田には隠していたつもりである

大したことのない技術力同士でであっても、文章力カメラ技術という2つをかけあわせることで、こうして人の注目をあつめることができるのだ。

そして最も大切なことは、その記事を公開するタイミングである

世の中が欲しているタイミングに、及第点同士の情報を掛けあわせたもの提供できればいいだけなのだ

自信の能力に対する完成度ばかりに目を向けていつまで世の中に原因を求めるつもりか。

さっさと顔を上げて、その程度の能力でも価値を生み出せる方法に目を向けたらどうか。

学校で学んだノウハウだけで生きていけるほど世の中は甘くはないのだよ。

増田の片隅において、そのことを証明できて非常に満足している。

つぎは変態ネタでも書くよ!

2015-02-12

http://anond.hatelabo.jp/20150211201344

http://anond.hatelabo.jp/20150211225021 とは別の編集者です。興味深かったので自分お話も。

編集者って一体何の仕事をする人なのか?」→売れる本を作ることと、制作/出版に関われる各所との調整が仕事です。

より具体的に言うと、「企画」「制作進行」の2つのフェーズがあります。企画はその名のとおり、どのような本が売れるかを調べ、内容の方向性やページ数、判型、大まかなページデザイン、大まかな発売時期、価格、部数、仮タイトルなどを決めます。それに合わせて著者やデザイナーを探したり、発注を行ったりもします(もちろん著者が先に決まっていて内容を詰める、というケースもあります)。著者が決まって発注を行う時点で、価格や大体の部数、予想収益などもある程度シミュレーションしておきます

発注完了したら、続いては制作進行に入ります。内容については発注段階で確定させておくのが原則ですが、当然ながら執筆を進めるに従って変わってくることもあるのでその辺りを著者と調整したり、進捗の確認をしたり、といった辺りが原稿を受け取る前の作業になります。並行して、デザイナー相談して細かいデザインや表紙を詰めてもらいます

原稿を受け取ったら、今度はそれをチェックしてデザイナーに送り、DTP作業を行ってもらいますDTPレイアウトが終わった段階で校正に入り、校正専門家にチェックしてもらい、その後チェック済みのものを著者に再チェックしてもらって適宜修正問題なければそのまま印刷所に送られて印刷後取り次ぎに納品されて書店に並ぶ、という流れです。

ちなみに、これらの作業は大体3〜6本くらい並行して回します。1つのタイトルにずっとつきっきり、ということは(少なくとも弊社では)ないです。

元増田発言についてのコメント

・直してくれるのは基本的てにをはのみ。それ以外も時々直してくれるがだいたい見当違いも甚だしい

書籍に挿入する画像著作権等の確認はこちらでする

執筆内容の信憑性裏付けるためにいろいろな人に確認してくれるなんてことはなかった

文章を直すと怒る人もいるので、自分場合修正は最小限にしています日本語として間違っている場合は除く)。内容については基本的に著者を信頼しますが、気になったところは自分調査する/専門家に問い合わせる場合もあります。とはいえ、原則として(監修を付ける場合を除いて)すべての部分を検証する、ということはありません。著作権等の確認も同様です。基本的には、著者が著作権を持たないものは使わない、が原則です。

著者が権利を持たないコンテンツ(主に画像など)を使いたい場合相談していただければ可能な限り編集部で手配します。だいたいのものは(よほど法外なコストがかかるものでなければ)意外と使えたりします。

インタビューなどに行く場合は、私が相手とコンタクトをとり日程を取り決める。出版社からは私と相手ふたりあわせて1000円のみ支給

著者が執筆を行うに当たって必要判断して行う(取材の一環としての)インタビューについては、そのセッティングも著者の仕事、それにかかるコスト原稿料/印税に含まれる、という考え方が多いと思います。もちろん編集部主導でやる場合もありますが、その場合場所代などを編集者が出すケースは多いですし、編集部から直接相手に謝礼を出す場合もあります

スケジュール概要は教えてくれるが、タイトルデザインをいつまでに決定すればよいかなどの詳しいスケジュールは教えてくれない

うちの場合は先にタイトルや大まかなデザインを決めてから発注しますが、ここらへんはケースバイケースでしょう。ただ、スケジュールをきっちり決めてもそれ通り動くことはほぼないので、曖昧な形でのスケジュール引きになります

・書き終わってないのに出版日を次の月に勝手に設定されていた。こういうのは書き終わってから設定するものじゃないのか

締め切りを設定しないと作業を進めてくれない著者もいるので、先に決めてしまうことが多いです。

・了承のないタイトル変更をされた

・表紙のデザインも提案した物とはかけはなれたもので決定された

タイトルデザインについては、基本的に著者には権限ほとんどないと思ってください(もちろん相談しますが)。かといって担当編集者独断的に決められるわけでもありません。営業担当者編集者上司やそのほか謎の要因などに影響されることが多々あります

そのほか編集者という仕事に関するツッコミ

2014-12-15

まあとにもかくにも、「とりあえず自民党叩いとけば印税やら原稿料やら出演料やらPVやらブクマやらが稼げる」という空気が消滅するまでは、自民党対抗軸なんて夢のまた夢だという事だな。

2014-12-10

最近女性向け同人アンソロの誘い方が雑すぎる

10年近く女性向けで同人活動をしていて同じジャンルアンソロ企画から声がかかる事も少なくはない。これまで、何冊ものアンソロ執筆依頼を光栄に思い、その度に全身全霊をもって応えてきた。しか最近はそういった気持ちよりも疑念を抱く事の方が多くなった。

ここ数年の間に頂いた執筆の依頼があまりにも雑だからだ。

私自身もアンソロジーを何度か主催してきたため、雑な執筆依頼のメールには肩を落とさずに居られない。微々たる経験値だとは思うがこれから執筆依頼のメールを出す方は以下の事を最低限の事と考えて参考にして欲しい。

まずはじめにこういった依頼はメールで送るのが基本である

連絡先がわからない作家に対しては…

pixivメッセージで依頼する。(連絡先がわからないためSNSから打診することについて一言お詫びをいれる)

twitterで依頼したい案件があるとメールアドレスを尋ねる。(タメ口は勿論駄目!)

最初に送るメールはファンメール

・件名「△△△アンソロジーへの執筆のお願い/自分名前etc
名前を名乗る(当たり前だ)
・某日開催予定の〇〇〇の即売会にて△△△のアンソロジーを発行することに至った事を書く
・つきましては×××様に執筆を依頼したいとの旨を書く
簡素アンソロジー概要サイズなど)や、依頼内容(カップリングや全年齢向けであるかどうか、テーマなどがあればそれらも)、締め切り(具体的な日にちは書かず、○月上旬など大まかなスケジュールでOK)、謝礼についてリスト状で書き連ね、執筆をご承諾頂けた場合更に詳しい原稿のの詳細について折り返し連絡したいと書く。
・ここからラブコールをする(とても重要

執筆者は何故自分を誘ってきたのか、意図不明瞭であればある程、ただの数合わせなのではないかと不安になり、やる気が削がれていく。

公募型のアンソロジーについては詳しくないので省くが、私の場合はこの人の〇〇がどうしても見たい!アンソロジー掲載したい!と、いう強い想いから執筆をお願いする。

なぜそう思うに至ったか?相手がこれまで発表してきた作品に感銘を受けているからだ。その想いを素直に丁寧な言葉で書き連ねる。

執筆依頼の返信の締め切り期限(こちらの都合で申し訳ない旨も書く)とお忙しい中お目通し頂いた事への謝辞を述べ、しめる。
・末尾には自分名前メールアドレス(あればホームページpixiv)などの連絡先を記載する。(主催が何者であるかわからないと不安になる事が多い!)

執筆を快諾された場合

執筆を快諾して頂いたことへの謝辞
原稿の詳細について書く。(メールだと長文になりすぎるため、WEBに◇の必要事項だけを掲載した執筆者専用のページを作成し、そのURLをお報せするのも良い。(勿論そのURL執筆者以外に広めることがないようにお願いする)
アンソロジー概要

タイトル(仮題でよい)、本のサイズ装丁が決まっていれれば装丁なども

◇発行イベントとその会場
◇依頼形式漫画イラスト小説などなど)
原稿サイズ形式

イラスト漫画場合解像度や塗りたしを含めたサイズカラーモード、推奨ファイル形式など)

小説場合青空文庫を流したwordテンプレートを配布する)

◇具体的な締め切り日時

あくま私生活の合間を縫った執筆である人が大半である。万一の事を考え早めに設定しておく必要がある。)

◇謝礼について

(完成本の他に原稿料が出せない事へのお詫びと代わりに粗品を渡したいという旨だけ書いておく)

(※1完成本と一緒に1000〜3000円相当の菓子箱等やAmazonギフト券図書カードなどを渡すことが多い/粗品の内容については勿論メールで触れなくて良い)

(※2原稿料を設定する主催も勿論居る)

◇完成本の受け渡し方法
◇その他:ご留意頂きたい事柄や再録時期についてなど

(頂戴する原稿の一部を告知の際にこちらでトリミングし使用するお願いと作品の各々の再録時期に着いて明記する。

また、原稿の全体を公開しない形であれば、各々で作品の一部を公開し企画宣伝することも可能だと書く。サンプルを告知するまで個別宣伝を避けたい場合はその旨も)

・返答期限を設定した参加形態についての回答テンプレートコピペして記入してもらい、返信して頂く)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(ご参加頂ける名義の確認PN

漫画なのかイラストなのか小説なのか)

漫画小説場合は後日また期限を設定し頁数、左右の始まり自己申告して頂く形にする)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・何か質問などがあれば連絡が欲しい旨、今後何度もこちらからご返信をお願いさせて頂く形になる事へのお詫び、アンソロジーを良い物にしたいという豊富、改めて執筆のお礼を伝え、しめる。
・末尾には自分名前メールアドレス(あればホームページpixiv)などの連絡先を記載する。

執筆拒否された場合

・この後音信不通という事はあってはならない。きちんと返信する。マナーである
・今回は残念だが先方の今後の活動を応援している旨を書いて、しめる。
・末尾には自分名前メールアドレス(あればホームページpixiv)などの連絡先を記載する。

その後のやり取りの一例

【頂戴した寄稿原稿感想(内容に触れた感想を書かない主催さんが多すぎる!)】
入稿完了とサンプル告知のご報告】
献本の受け取り方法
イベント終了後、無事に発行し頒布を終えたことのご報告と謝辞など】
【郵送の場合は発送のご報告】etc

主催はその後も様々な用件で執筆者の皆さんと連絡を取り合っていく必要がある。

しか企画が進めば進むほど、締め切りが近くなりイベントも近くなり、入稿データの準備や個人誌の原稿イベント参加の準備で、主催尋常でないほど忙しくなる。

しかしそれを理由に、執筆者達に適当な連絡を取っていいというわけではない。

また、こういったメールでのやり取りだけに気を配っていれば良いというわけではない。

企画が無事に終えるまで、主催執筆者からの信頼を失わないようにを日頃から心がけておくべきである

例えば…

ツイッターブログpixiv軽率発言をしない(私生活愚痴や他のカップリング地雷だと公言する、他の作家揶揄する、他のジャンル馬鹿にするなどなど…)
執筆者が見ている場所特定作家原稿だけをやけにアゲる発言(実際に多い、あまりにも純粋過ぎて驚く。アゲられない作家は「期待に添えた原稿が渡せなかったんだ」と自分を納得させるがやはり印象はすこぶる悪い(しかもこういう場合に限って原稿を提出した後のメールで全く内容に触れた感想を書いてこない))

などである

最後

アンソロジーならば個人誌よりもハードルが低いと勘違いされることが多いのか、twitterなどのSNSで流れに任せてアンソロ企画を強行してしま若者をよく見かける。特にこれは同人初心者であることが多く、目も当てられない事態だと感じた。

ある程度同人活動経験している者であればある程、原稿執筆する事の精神的肉体的負担理解しているし、人の原稿を頂戴する事が決して軽い事では無いと想像する事は容易いはずだ。

同人活動は「好き」の気持ちで本を作ることが殆どであるが、アンソロジー場合はそういった熱意の他に様々なスキル必要になってくる。

原稿にかける時間は人それぞれであるが、どんなに好きな作品カップリング企画であろうとも自分原稿私生活に宛てがうはずの時間を割いて執筆する事に変わりはない。そんな中だからこそ、同人経験が豊かで原稿の扱いに慣れており、自分原稿を期待して待っていてくれて、その作品カップリングが好きな方達が喜んでくれるような一冊を作りたい、そういった熱意がしっかり伝わってくる主催原稿を提出したいと考えるのは当然ではないだろうか?

アンソロ主催とはボーッとしていれば執筆者原稿勝手に集まってくる役得仕事ではなく、執筆者達に最大限の敬意と気配りをしながら、企画をまとめあげなければならないパワフルな仕事である事を念頭に置いて欲しい。

※ここに書いたことは私がこれまで経験してきた連絡手順であるので、一意見として参考にしてください。気配りの仕方は人それぞれなので、主催さんは自分で考えて執筆者さんへの配慮をお願い致します。

※2何故か去年の記事が今年になって拡散されていたので書き忘れていた部分を少し足しました。依頼文が不安な方は信頼出来るお友達などにメール文を一度チェックしてもらうのもアリです。素敵な企画成功する足がかりとなれば幸いです。(追記2015.09.08)

2014-11-01

バイラル周りの炎上を眺めていて

村長片岡Kおよびアスペクト幻冬舎あたりの脱法出版について言及しておられたけども

出版業界って、一部の超大手学術しかやりませんねんみたいなお堅いところ以外の、中小零細後発隊はほとんどのとこが

「ひと山あてたらんかーい!」的、山師スピリットあふれる胡散臭い業界だよなぁと改めて思う

原稿料ばっくれて雑誌作ってる社長もこないだ話題になりましたけど

はい出版は、多少は資金も集めなきゃならないし人手も必要から、こりゃひどいというのは「得られる果実もそれなり」だったりもする

一方、さらにやっかいなのがwebメディアだと思うんだ

スタートだけなら少人数、なんなら一人でも始められちゃう社会的信用も不要

 違法行為への認識って、ある程度いろいろ経験すると法知識がなくても「あ、ここはまずい」という嗅覚が働くけど、彼らにはそれがない

 そもそも、社会生活上で毀損されるようなものが何もなかった輩だったりする

 だから違法行為炎上して信用がなくなってもなんとも思わないんだろう。全能の人ってやつだ

 メンタルとしてはアイスケースに入って記念写真撮る子と根っこは変わらないんだろうなというか

 もともと友達がいなかったし、面倒なこと言う友達はいない方がむしろ楽、また別の友達探すから、という感覚だろうか。よー分からんけど

出版物よりもパクリやらの脱法的違法行為が「流れ」やすい。

 ばれなきゃいんだよ、ばれたら消しゃいいよ。という感じはあると思う。

 メンタル小学生ぐらいから進化してない感じというか。ー

 そんなのでも、労力比ではそこそこは稼げたりするんだろうから馬鹿のフォロアーが絶えなかったり

・そういうのをちやほやする「お仲間webメディア()」で信用ロンダリング

 先に大いに燃えて名を上げた先輩が持ち上げるパターンもよく見る。

 名前をよく見るようになれば、悪名だろうが成功というのが「炎上商法」のベースだろうと思うんだけど

 同じような屑同士で「あいつ悪くねーよ」「話題の○○に会ってみた」とか、ねぇ…

 リアル社会での信用力がなければ効果限定的だと思いますけど

 「リアルの信用力は多少あるけど、基本がうっかりしてる佐々木先輩」みたいなのもいるし油断できない

webメディアで飯食ってる人は業界全体である程度質とか遵法製とか考えていかないと、そろそろメディア自体頭打ちになると思うよ

2014-10-26

漫画家やめたい


子供の頃からの夢だった漫画家

35になった今、ホント割にあわねーなって思う。

好きで選んだ道だけど

こんなに割に合わないとは思わなかったよ。

ジャンプですら今や新人単行本初版は3万。

短期打ち切りだと3巻で9万。

360万だよ、印税

必死こいてあらゆる新人と戦って勝ち抜いて、

1/10000とも言われる連載権勝ち取って。

それで360万。

景気の良かった20年前なら

3巻打ち切りでも1巻10万、30万部出たか

1200万持って帰れた。

最悪でもそれならまぁ、頑張る価値はあったと思う。

1000万あれば飲食店だって開ける。

でも今や360万。

馬鹿じゃねーの。


編集原稿料加味して(3巻分で原稿料5,600万くらい)

年収1千万超えるよ!とか言ってるけど

それ全部アシ代に消えるからね。

過去と違って

絵のレベルは格段に上がり、密度も手間も激増。

手塚の頃と一緒にすんなよ。

絵の密度見比べろボケ

マンガ業界に輝きがなくなって

騙される若者も減ってきたかアシスタント全然まらないし

ヘタクソでもそれなりに金かかる。

修行とかで買い叩ける時代じゃなくなった。

デジタル化で初期投資額も激増。

パソコン揃えりゃアシ一人に最低10万かかる。

で、連載終わったら何の価値もないゴミスペックけが

大量に残るわけだ。

でも原稿料は変わらない。

ジャンプ新人ページ一万。

全然ペイできないっつーの。

足りない分は激減した印税補填

悪魔か。

お前ら編集給料は一切変わってないくせに。

出版不況単行本新刊冊数を倍に増やして自転車操業したせいで

一冊辺りの発行部数は減り、ヒット率も減り(単純計算で一番景気良かった1995年より3倍も売れづらくなってる)

そのつけは全部作家還元

本当にありがとうございます

あのでっかいビル爆破テロ起きなかったらいいですね。

雑誌赤字からってこれからWEB

ワンパンマンが当たったか

飼い殺してきた新人大量投入で数撃ちゃ当たる作戦

ジャンプ+にマンガボックス

新人怨嗟の声が鳴り響いてるよ。


でもこれでもジャンプは一番マシな方。

これがホントこの業界の先のなさとエグさを思い知らされる。


とある月刊誌とかだと原稿料7000円だってな。

さらにはそこの単行本初版6000部。

やっすい原稿料

アシも最低限しか雇えず漫画漬けになって

若さ健康も友人も恋人もあらゆるもの犠牲にして

1年かけて3巻出して印税70万円。

すき家バイトした方がマシだろ。

しかも読まれねぇ。

6000部とか。同人誌レベル

ただでネットでばら撒いたほうが閲覧多いし感想ももらえる。



何のために書いてんのかって

思うんだけど多分ほとんどの場合

「後に引けない」だけ。

マンガ書いてる奴なんて

大体がコミュ症で、学もない、社会不適合の塊。

年を食えば食うほどその乖離幅は膨らんでいって

マンガ以外に何もできなくなる。

それを編集もわかってるから買い叩いてくる。

マンガ技術なんて白黒の絵を早く描くだけで潰しきかないしな。

アニメーター作画技術が汎用的だから潰しがきく)

他に出来る事は何もない。

みゆく泥船に捕まってアップアップする事しかできない。



でもホント

出版不況のツケをただただ作家押し付けてる現状はさ

絶対恨み買ってると思うよ。

んでそれは今ドンドン膨らんでいってると思う。


でっかいビル、いいですね。

年収1000万、いいですね。

爆破されたら作画資料撮りにいかないとな。

2014-10-23

出版業界のギャラ

創の原稿料問題がらみの阿曽山大噴火ツイートを見て、原稿料安くなーとしみじみした。事務所取り分考えても安すぎる。

自分広告業界で、ライターイラストレーター仕事することがあるけど、広告畑の人と出版畑の人とでギャラが大体2~3倍違う。

広告は「一山当てた」ということはなく、予算の中で仕事をするけど、出版業は「当てる」ことができるはず。

なのに、なんで制作クオリティコストを上げないんだろう。

出版業界て、やりがい搾取のさきがけみたいなもんなのかね

2014-10-19

プロに(プロが?)無料仕事する人求む、という件

どうなん?

前の出版社とか大阪市だっけ?無料とかすっげー低賃金で働く労働者募集して、すんごく叩かれたけど、

この香山リカ意見を「いいんじゃね?」っつー人は、出版社大阪市おkだった?

http://togetter.com/li/733670

いっそのこと「創」はしばらくは、資本主義システムの埒外の雑誌と宣言し、執筆希望者が審査受けて掲載料払ってスペースをもらう雑誌、とかにしてもいいんじゃないかな。で、売り上げが出たら配当もらえるようにして。それでも書きたい、という良質の書き手はいると思う。

もちろん「原稿料未払いは困る」と執筆者が訴えるのは正当なことだけど、そこから「創」のもの編集長批判するのが「正義」となってる今の流れは違うなーと思ったので、ひとこと言いました。あ、だからといって私の未払いチャラにするわけじゃないですよ~!(笑)おしまい

2014-09-09

一人起業の楽しさ、難しさ

フリーライター広告制作。それが自分仕事だ。勤め人時から起業した今でもやっている事は変わらない。

上司罵倒で生きる事が苦しかった勤め人を辞め、家賃45000円の自宅兼オフィスを構えてから三年が経った。

前職のキャリアは3年。少ない人脈に片っ端から頭を下げ、相場の半額以下で仕事を請ける日々。それでも仕事に満足してもらえず契約を切られる事の方が多かった。

起業から1年は設備投資や営業回りで百万近い損だった。貯金を切り崩し、時に日払いの仕事をして糊口を凌いだ。

風向きが変わったのは2年目も半分を過ぎた頃。専門誌で書いた単発記事が好評で、連載を持ってみないかと打診された。

そこの原稿料は400字で5000円。週1回の連載で1200字なので月に60000~75000円の安定収入が入るようになった。

雑誌連載を持つというのは意外なほどステータスになるもので、驚くほど営業の成功率が高くなった。

話を聞いてもらえる会社が20社に1社から5社に1社となり、その2割程度の割合仕事をいただけるようになった。

3年目を終えた今、年収は勤め人時代とほぼ同額になった。最初にいただいた雑誌連載の仕事雑誌自体廃刊で無くなり、今は別の雑誌で連載を持っている。

何社か贔屓にしてもらっている会社も出来たが、契約を切られた企業も当然ある。

私は今、貯金を崩して高性能カメラを購入した。

新しい仕事開拓出来るか、それとも無用長物と化すかは、努力と運に掛かっているだろう。

2014-07-30

悲報ネトウヨ批判してる山本一郎を調べたらネトウヨだった

わけわからん マッチポンプって奴ですか??

それとも些細な原稿料をもらえれば何にでも変身できるのでしょうか

ネトウヨ批判山本一郎は、ネトウヨだった

http://anond.hatelabo.jp/20140730143427

ホテルパブリックスペースで、中国人3人と韓国人3人が先に来たの後に来たのと

下手な英語で激しく大声で罵り合ってて、非常に胸糞が悪い。

「静かにしろ」と言ったけどプライド問題だとかどうとか言ってて良く分からん

どうせならちゃんと殺しあえ

データ見てたら、ラブプラス韓流ちょんころドラマ市場規模

成長メカニズムがだいたい一緒なんだな。

http://anond.hatelabo.jp/20140730143427


ネット右翼の矛盾 憂国が招く「亡国」 (宝島社新書) [新書]やまもと いちろう、中川 淳一郎、 安田 浩一

http://www.amazon.co.jp/dp/4800204704

山本一郎氏と中川淳一郎氏の対談 ~リテラシーの低いネトウヨが作り出す「バカの論壇」に大した力はない~ 

http://culblo.blog.fc2.com/blog-entry-3.html

http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-15595.html

山本一郎氏…「ネトウヨは、卒業することを知らない」「日本人であることしか誇る物がない人は多い」「中心世代は42歳~46歳」

2014-03-03

http://anond.hatelabo.jp/20120210224813 http://anond.hatelabo.jp/20130217234023 の者だけど、

今年も確定申告したので書き出してみる。

スペック

・卒後7年目30歳 マイナー

・月当直6回程度

労働時間 約300時間/月

・けっこうきつい

収入 1456万円(給与数カ所から原稿料20万円+講師10万)

源泉徴収額357万円

還付される税金141万円

復興税は4万4千円でした

2013-10-22

グルミつくる予算は出るのに、クリエイターにはタダで働かせる

やなせたかし糸井重里の対談

俺は巨匠にならないと決めたんだから

くだらない仕事であろうとやらなくちゃいけないなと。

それで、おまけにですね、来る人がみんな言うのはね、

タダなんだよ。

「やなせさん、原稿料なしで‥‥」って。

原稿料なしなの。

まりですね、すごく軽く見られてるんだよ。

ぼくはいま、全国で御当地キャラクターをつくる

仕事をやっていて、高知県だけで

もう50を超えてるんですよ。

全国のものを入れると

200ぐらいあるんだよね。

これが、全部、タダ。あっはっは。

ただね、2つぐらいはお金をくれたんだよね。

役人が4人来たんですよ。

キャラクターを、やなせさん、作って下さいと。

「ああ、キャラクター作るんですか。はい、わかりました」

「ところで、予算がないので、原稿料はタダです」

「えっ、タダですか。私もね、これは仕事でやってるんで、

 いくらかはもらわないと」

って言ったらですね、4人で相談してるの。

相談した結果、みんなで相談して、いくらあげます」。

それじゃしょうがねえと思ったんだけど、

やったんです。

それでキャラクターが好評だからって、

着ぐるみつくる予算は出るのにね。

そういうのはパッと払うのに、

俺はタダって言われるのは何でなんだ、

よくわからない。

http://www.1101.com/yanase_takashi/2013-08-09.html

2013-08-13

http://anond.hatelabo.jp/20130722152157

そういうことだろうと思った。

変な話だけれども、小説業界化粧品業界って非常によく似ている部分がある。

化粧品会社というのは方向性の違うブランドを複数持っていて、女が少女から年頃の女性になり、マダム層になり、更に中高年齢層になるまでをフルフォローする仕組みになっている。

少女たちが憧れる派手でリーズナブルブランドマジョリカマジョルカや、アナスイなど)からキャリア層の少し高級感のあるブランドマキアージュ等)に移動させ、更に中高年齢層でスキンケア中心に高級感ある素材でブランドを売る。

で、少年少女を読者対象に据えるライトノベルってのは、例えるならばマジョリカマジョルカアナスイのような素材でないと困る、というものなんだろうな、と。

今の若者は本を読まない、ってのは百年も前から言われてることであると思う。百年前ってのの「本」ってのは、恐らく哲学書だとか宗教書の類だったんだろうけれども。メディアの発達でその昔卑しまれていた新聞は「それぐらい読んでおけ的教養」にまで持ち上げられ、女子供向けの幼稚な読物とされていた小説はまさに教養書扱いを受けてしま時代になった。

「赤と黒」の訳者(多分現在ジーサン的年齢)がリア高時代にこれに触れていたく感動したスタンダール、今ガチ高校生でどんだけ読む子おるん?私が読んだのは20代の半ばで、それでも惜しいことしたなあと残念に思ったくらいなんだけど。

正統ファンタジーとか王道SFとかをラノベ化するには、ただ情報量を減らせとか、語彙を削ればいい、とか、そんな簡単な問題じゃなくて、読者である少年少女ハートが届かなければならないわけでして。だから、その力が失せかけている30代からラノベ作家への挑戦はお諦めなさい、ととても丁寧にお断りの足きりを行っているのが実情だったりもするんじゃないのかな、と思います。私はそういう理由でラノベ作家目指すのを諦めました。

自分が書きたいものを別の表現でもって読者が吸収できるように努力する作業のしんどさは恐らく並大抵のものじゃないと思うわけです。そういう作業はもっと若い世代に任せてしまっていいんじゃないの、と思うようになったんですよ。

からといって今30代超えの人全員にラノベ作家目指すのやめちゃえばいいのに、っていう足ひっぱりは、私は行うのはイヤですのでやりません。だってそういう人たちは結局ラノベ大好きなわけでしょう。一般小説よりラノベじゃなきゃイヤなわけでしょう。その情熱を吹き消すなんて残酷で底意地の悪いこと、私にはとてもできませんよ。

じゃ、自分はそれ以外のどこに向かえばいいんだろう、と迷ったりもする。ラノベ小説界の最大市場だけれども、それ以外のエンタメ市場はだいぶレベルが高く、狭い。純文学など、原稿料だけでは生活できない作家がどれだけいるんだろうって大昔からの定則。

そんなの分かっていて自分で足場を作るのが、他に道を決めた作家志望のやることじゃないのかな、と思うわけです。

私みたいなのは欲がないから、読んでくれる人がいさえすればいい、って考えで、でもそういう考えの書き手ってなぜかどんどんまわりから人がいなくなるんですよ。読んでもらえなくなっちゃう。それで泣く泣くプロ目指すことになる。そいでナニモノか正体の分からんものから追い立てられて書き続ける羽目になる。それでもプロになかなかなれず、プロの足がかりになりそうなものもやっぱり次々と突き崩される。誰にも読んでもらえない、でも書かなくてはならない。

こういう地獄が待ってるから、今の若い人に軽々しく作家目指してます、なんて言って欲しくないんです、私は。こんなシステムじゃそりゃ死人出ますよ。「ヤメロ」とも「お前この程度だ」とも誰も言ってくれない、ただ「もっともっと頑張れ」って見えない場所から鞭打たれるだけなんですから

読んでもらえない辛さ、感想ひとつ貰えない悔しさってのが分からないうちは私の言ってることは何にも響かないでしょう。自分には友達百人いるから平気だって思うでしょう。でもそれがある日半分になり、四分の一になり、いつしか顔色だけ窺っているスパイみたいな独りきりになったとしたら?あなたそんな状態で何年も書き続けられますか?それだけの精神力は自信ありますか?

それでも私は書いてるんだけど。自分の書いてる小説適当に頑張ってれば、いつか誰か読者が認めてくれるんだろうな、くらいには思ってね。無理しない程度に。この、無理しないってのがまあ、難しいんだけどね(笑

あいいのさ。自分ブランド再春館製薬ドモホルンリンクルみたいなのか、先の資生堂エリクシールみたいなのかは分からんけれども、まあマジョリカマジョルカアナスイみたいな若年齢向けメイクアップ化粧品ブランドでないのは分かったからさ。

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