はてなキーワード: 原稿料とは
この漫画家とアシスタントとの関係だけを切り取っただけでは改善は到底望めないし、
カクイシ氏も自分が逆の立場になって本当に自分が言ったことを全部実行しようと
では、どうしたらいいのか?
という問いについて、漫画家一人のせいにしても無駄だと思うんだよね。
これだけ出版業界が下火になっている中、このような問題提起があり、
業界として大きく変わらないといけない時期にとうとう来てるのかな?
という感じもしなくもない。そういう意味で、カクイシ氏のしたことは意味はあると思う。
でもそれいったら、結局ほかの業界も!とか師匠と弟子とかそういうのも全部全部ぜーんぶ
是正しないとね!とかになって、結局今までやってきたことが崩壊するような気もする。。。
なんというか、ここにもポピュリズムも感じるんだよな。。。
漫画家のアシスタントの待遇がブラックだったのって、別に今に始まったことじゃないじゃん?むしろ過去のアシスタント地獄体験をへて漫画家になった世代がそれなりに待遇あげてるから、昔よりはマシになったはずなんだよね。それなのに今になってアシスタントの待遇がブラックだって話題になる。
昔は問題にならなかったのって、当時はまだ「漫画家として独立して売れる」ってのが現実的だったからね。日本の経済もそこそこ回ってて「これを我慢すれば自分らも漫画家デビューして夢をかなえられる(自己実現&お金)」って感覚がアシスタントにもあったからそこまでもめなかったんだろね。
それが今や出版業界なんて完全に衰退産業。毎年のように売り上げは落ちるわ、そのくせ出版社は全体の売り上げはキープしたいから書籍の出版数を増やして帳尻合わそうとするし、漫画も平均レベルの作画の質がガンガン上がって給料上げられる見込みないのにアシスタントに要求される仕事量とレベルは毎年あがっていく。その上、漫画家ワナビーですっかりレッドオーシャンと化した漫画市場で「漫画家として独立して売れる」ってのが段々と夢物語に近くなってくる。
そうなると今アシスタントで頑張ってる連中は「将来の漫画デビュー」っていうカラ手形より、「今の生活を少しでもマシにする」ってほうに比重が重くなる。そうなると90年代までなら我慢できてたアシスタントのブラック待遇がとたんに「ありえなくね???」となってしまう。
雇用主の漫画家サイドにとっては、自分がアシスタントのころよりは待遇よくしてるはずなのに文句ばっか言われる。もっと上の出版社は各漫画タイトルの売り上げがドンドン落ちてるからタイトルの数を増やすって方向で帳尻合わせるしかなくて、いまさら原稿料なんて上げられない。ごく一部の超人気漫画家以外はみんな金なくてカツカツなのにアシスタントの待遇は上げなきゃ違法だブラックだって文句いわれる。
漫画家の佐藤秀峰さんが「こんな業界一回滅べばいいんだろうな。」っていってたけど、漫画業界に限らず売り上げが右肩下がりの衰退産業ってのはどこもこんな感じですよ。もしアシスタントの待遇をもっと法律にそって厳格に!って流れが強くなったら、今度は美大生インターン使って回すとか、漫画文化を海外に広めるために外国人技能実習制度の対象内にしようとか、もっと酷い話になるだけだと思う。
金と人口が減ってる国の経済ってのはこうなるんですよ。そしてどっかのアホな左翼みたく「みんなで平等に貧しく」なんて絶対にならない。みんな少しでも現状維持するために、結局は一番弱い末端の人間が真っ先に切られるんですよ。
寒い世の中だと思わんかね。
違うんだよね…。
ユーザーはクオリティも勿論求めてるけど、それよりもリビドーの発散場所が必要なの。
言葉で説明するの難しいけど、本当にエロは細部に神が宿ってる。
表面的な絵の質や構成だけじゃなくて、
下手な絵だけど最高にシコれるとかは、この魂を触る手段が作品にあるってこと。
ただリビドーに対してヒットさせるっていうのは、
逆にリビドーが合わないやつにはヒットしにくくなってくる。
魂に触るには作家自身の欲望と重なるかどうかがここでは重要になる。
本当にわけわからんこと言ってるなと思うだろうけど
作り手の欲求と発散の方法が、読み手のそれとピッタリ重なると感じるのが必要って話。
絵柄とか話のニッチさもあるけど、このピッタリ重なる感覚っていうのは該当しない方からは魅力なくなる。
だから商業では極力そういうのを排除して受け皿を大きく作ろうとする。
あと雑誌ではなく単行本で済ませるっていうのは雑誌全体に面白い作品が減ったのが問題だから
ジャンプの黄金時代なんて奪い合うようにして読んでたわけだから。
https://togetter.com/li/1125658
これをざっと読んだ。
今の若い子は無料で手に入りやすい環境だから、それが当然になって漫画に対してお金を払うという感覚が薄い人が多い みたいな意見が多かった。
実際そうなんだと思う。
けど、個人的にはもう少し付け加えたい。
それは、世の中の技術が上がって、いろんなプラットフォームが出来てきて、以前よりいろんな人が世の中に作品を出すことができるようになった。
カメラマンのように、風景写真を撮って投稿する。自分の意見を発信する。小説書いて投稿する。...etc
「世間の人に見てもらう」という敷居が著しく下がった。それは、お金がなくても、環境にある程度恵まれなくても、機会を得やすいという非常に良い面があると思う。
ただ、と同時にクオリティチェックもなくなったから、全体の品質水準も軒並み下がった。そりゃもうガバガバ。だから課金に対するリスクも高い。もしこれが全部課金商品だったとしたら、お金払ったのにゴミつかまされた、っていう可能性が以前より全然高い。だから見ている側は課金する気がなくなった。
そうすると、プラットフォームを提供する側も無料で提供するしか無いし、品質が高いものに対しても課金をするという思考が薄れてくる。それは仕方ないと思う。
「作者の才能・労力に対してお金を払うという思考がないのか!」っていう意見もわかるけど、正直、この無料で気軽に作品を世に出せる時代だからこそ、世間に知ってもらえてる、人気が出てるクリエーターみたいな人たちもたくさんいると思う。
だから、漫画家は漫画書いてその原稿料とかで稼ぐみたいな、そういう昔ながらの稼ぎ方に執着してないで、時代が変わって、その時代に助けられて人気が出てるんだから、その後の稼ぎ方も時代に即して変えないといけないのでは。それは漫画家が考える仕事じゃなくて、編集社 (?) だったり、プラットフォームを提供している側が考える仕事だとも思う。あるいは両者なんだろうか。
どんなコンペティションも勝ち取れば賞金が出る
野球選手が年棒で揉めることがあるが、あれは大抵の場合、もっとお金欲しいと言っているわけではない
あなたの私への評価はこんなもんなのですか、と落胆しているだけだ
お金が好きなのではなく、素晴らしい男が好きなだけだと言えると思う
お金持ってる男狙いに特化すれば、自分が男の能力を評価する必要はなく、他人の評価に乗っかればいいだけだし男選びも楽だ
ただし、すでに評価を得ている男は大抵伴侶がいるし、いなくても競争が激しいストップ高銘柄なので自分が選んでもらうことは難しい
そこで女は、まだ実績を得ていない若い男の才能を自分で評価して、青田買いしなきゃいけない
ということは、女だって目利きの能力が高くないとお金を手にすることはできない
結局、才能も能力も実績もない人は、お金を手にすることはないんだ
才能に不相応な泡銭を手にした人は一瞬で使い切るしね
私の政治運動デビューは2009年の4月4日。ネトウヨ旋風の時代だ。ちなみに生まれは1985年2月27日。
当時の愛読本は小林よしのりの漫画だった(今は左翼に転向してしまった)。
そういう生い立ちがあるので社会人2年目くらいの頃からネット右翼について興味があって、ネトウヨについてよく調べていた。
私の世代は、2ちゃんねらーやサブカルだからって特別ネトウヨに詳しい人なんて居なかった。ネトウヨについて調べていたのなんて私くらいだ。別に右翼思想に興味があるわけではない。参加者やそのバイブルについて興味があるのだ。
こう言うと不謹慎かもしれないが、ネット右翼にロマンを感じてしまう。2ちゃんねるのとある板の不気味な感じとか、デモ行進をそこらじゅうで起こしていたこととか、右派なのに左翼スタイルで行動していたこととか、不気味な出版物で原稿料と印税を稼いでいたこととか、薄暗くて、どことなく惹かれるところがある。ほかの人がカルト宗教とか左翼過激派とかヤンキー暴走族に惹かれるのと似たようなもので、私はネット右翼にロマンを感じる。
ネット右翼系の出版物がそこらじゅうにあっていつでも新品を買えた時代。桜井誠が掲示板で討論していた時代。大学や2ちゃんねるなどでネット右翼がオルグしていた時代。ニコニコ動画で愛国動画が乱舞していた時代。日本人が胡散臭い過激思想を大真面目に信仰していた時代。あの歪んだ2000年代を、私はもう経験することが出来ない。1日でいいからあの時代の空気を経験してみたかった。
セクシーギルティの曲が超楽しいし、愛海をセンターにしたら「雫ちゃんのおやまわきわきしたい」みたいな顔をするのが楽しくて、
久々にイベントのコミュを全部見るぐらいはプレイしようと頑張ってるんだけど
スコア以前にPROをクリアすることもできない、あの矢印のやつってどうやるの?
そもそも腕が二本じゃ足りないと思う、アイマスは森博嗣の世界観を想定してるのかな?
というわけで、もしアイマスがミステリ作家を積極的に起用したら
ゲーム大好きつながりで宮部みゆきが三好紗南が主役のコミュを書くが、
中居くんによるコマーシャルに映画模倣犯のトラウマを刺激され、
最終的に、 桃華の両親が離婚し親権は病気がちな母親が取ることとなる
ファザコンアイドル的場梨沙の執筆権を巡って対立する法月綸太郎と福井晴敏
ガンダムのつながりでバンダイナムコとのコミュニケーションには一日の長がある福井の前に、法月綸太郎は苦戦を強いられる
さらに福井は図書館の自由宣言の件を思い出させるふみふみのスクショを法月に送りつける攻撃により、勝負は決まったかに思われたが、
最終的に「いやでも、的場梨沙はあなた好みのOL女子が父親ぐらいの年齢と不倫するエピソードをするにはまだ若いですよ」の一言で福井は断筆を宣言し、ミネバは無事オードリーとならずミネバアーシタとして木星で暮らすこととなる
ページ数を本屋の本棚に並ぶ本のタイトルで水増し、原稿料をせしめる技を磨き続けた彼にとって
最終的に、ふみふみが19歳なのに飲酒をしてしまい逮捕されるのあった
なんでアイマスなんだよFGO書きたいBL書きたいとゴネ出す汀こるもの
バンダイナムコとSideMの方で我慢しませんか? グラブルのコラボイベントならどうですか? などの説得を受けるも、交渉は難航する
最終的に、ミステリサーの姫時代の黒歴史をほぼそのまま安斎都に演じさせる大胆な台本が完成した
佐藤聡美と佐藤利奈を完全に間違えて記憶していたせいで千川ちひろに
最終的に、楓さんが「呪文は十文字」というダジャレを言うのであった
鷹富士茄子の神に愛された強運に立ち向かう白菊ほたるの諦めないコミュを真面目に書き始める城平京
割と真面目にこの人こういうキャラクタが好きだと思うから書けばいいと思う
最終的に、案外普通の最終巻と虚構推理の最終巻と虚構推理の第二部開始のマガジンRが爆売れするのであった
と、バンナムからの依頼を完全に勘違いし一人合作をアップロードする石持浅海
最終的に、碓氷優佳が棟方愛海にわきわきされるイヤラシイ小説を森奈津子に描かれることとなってしまう
意気揚々と前川みくにゃんの隠された大阪キャラを引き出そうとする有栖川有栖
しかし開発スタッフに「こうサブリミナル効果で奈良に海があるように見せてください! あのトリックは失敗じゃないんです!」と謎の主張をし
「WOW!! NEED!! 〜シンキングモンキー 歌唱拳〜 ってクイーンの歌ですよね!
DETECTIVE HIGH! ~恋探偵物語~は完全に夢水シリーズだし、もはや真美は赤い夢であることは確定!」と訳のわからないことを言い出すはやみねかおるだが、早々ににっちもさっちもいかなくなり、
最終的にデレマスの三重出身アイドルに三重弁の講釈をさせるコミュができあがるのであった
「ちょっとちょっと、三重への地元愛なら僕も負けてませんよー!」と張り切り出す黒田研二
ところが真かまいたいちの悪評はバンナムにも届いており一向にオファーはこなかった
最終的に、実はレディレイトンVS大逆転裁判の脚本を書いていた黒田研二であった
京都の二十歳は京都出身に二十歳のアイドルがいないことに絶望し断筆を宣言
そこから始まる歴史改変により、うなーの人はいつまでもうなーの人のままであり
最終的に、メジャー2のエロ同人誌によりうなーの人は一躍時の人として成功を納めるのあった、うなー
「高橋さん、おれ、またシナリオライターやります!」と大槻ケンヂに山ほどカレーを食べされられてハイになっている、うだるちんはそう宣言した
うだるちんは、大下うだるが元ネタだから実質ミステリ作家、実質ミステリ作家なのだ、ファウストに短編乗せたことあるし! ファウストに短編乗せたことあるし!
最終的に、
「
やさしく、おりてくる
てのひらで受け止めて
雪が切ない
どこかで見てますか
思い出して、いますか
空を見上げながら(ここで春香が映る)
嬉しそうに雪の上を歩くあなたが
私には本当に愛おしく見えた(ここでやよいが映る)
今でも覚えている、あの日みた雪の白さ
初めて触れた唇の、ぬくもりも忘れない
あいすてぃるらぶゆー
粉雪が私に、いくつも降りかかる
楽しそうに、話をして、くれたあなたが
私には心から恋しく思えた
いまでも夢をみるの
あのとき触れた指先の冷たさも忘れない
いまでも覚えている
あの日見た雪の白さ
はじめた触れた唇の、ぬくもりの
私もなりたいと、雪にねがう
」
あのさ、業界の人間から見るとはてブのエンガジェ批判って全然的外れなんだわ。結論から言えば記事の「レベル」は落ちたけど、数字は取れてるから結果オーライ。ACCNを編集長にヘッドハントしたことは大成功というのが業界の評価ね。ソーシャルでの露出度ナンバーワンでしょ、いま。
はてブのコメントでittousaiの頃がよかったとか書いてる奴。よく覚えてないんだけど、本家の翻訳メインにシニカルなコメント付けてたんだっけ? それってコタツ記事だよね。
いまのエンガジェのように現場に記者を出して取材するのって、やっぱりコストかかるのよ。ここで生きてくるのがACCNの人脈。メディア作りに欠かせない広報、企業VIP、ライターとつながっているのは当然として、広報といえばA社のT部長のようなクラス、ライターも連載複数持ってる大御所クラスね。彼らと四六時中チャットで仕事進められるスピード感、これができる編集者が業界にどれだけいると思ってる?
記事が薄いという指摘は当たってるかな。ACCN自身、そんなに知識あるわけじゃないし、文章もまんま週アスじゃねーかという指摘はごもっとも。業界の中では原稿料も高いとはいえない水準。外部ライターの記事のクオリティってほぼ原稿料次第だからね。5万出せばサービス精神旺盛に張り切ってくれるけど、1万じゃあ殴り書きになる。
でもね、マニア相手にしても数字にならないのよ、実際。はてブのコメント見てても、レベル低い奴ばっかりでしょ。たとえばLINEモバイルがステマとか言ってる奴いるけどさ、MVNOのSIMをきっちり評価すれば、UQは別格として、LINEモバイルの速さは明らかでしょ。素人でもアンテナ張ってればそれくらいは分かる。でもそういう分かってる子だけ相手にしてたらメディアって成り立たないの。もっと下層を取り込まなきゃ。それがいまのエンガジェ。
私自身の転機になった日はいくつもあるが、2010年代に絞って言えば6つある。
今よりずっと景気の悪い時代に何千万もの印税(両親の書いたもの)を家族が手にするようになる。
この両親に嫉妬するようになり、ギャンブルに足を運ぶようになった。
私はもともと車はおろかバイクに対しても抵抗感を抱いていた。嫌々取得したと言う言葉が似合うので、免許取得後も当分はほとんど使い道がなかった。
しかし、この日に起きた大震災で交通機関が使い物にならないために何をするにも困っていたときに、高校時代の知人が買い替えでいらなくなった二輪車を譲り受けたが、乗ったところ使い勝手の良さを気に入ったので、以降それを使い続けている。
公共交通の信頼性を疑うきっかけになった最初の事件がこの大災害ではないだろうか?
私は幼少期から鉄道が好き(正確に言えば小学生時代から)だが、耳と目を疑うような事件があった。言うまでもなく観光列車の蔓延である。
同時期に北海道では公共交通のトラブルが社会問題になったこともあり、この年から鉄道とは距離を置くようにしている。
2009年からギャンブルを続けていてそれまで平均で何百万も勝利してきたが、たまたま2億~4億ぐらい当たったのが両親にばれてしまい、お金と代わりに家を追い出される。
現在は1LDKか3LDKの格安マンションに一人で暮らしているが、なんだかんだで満足している。
totoやlotoの当選金トンズラで家を追われて2年たって憂鬱になった私に追い討ちをかける事件があった。熊本の大地震で列車が脱線した。
この時ニュースで知ったことは、公共交通が公共の資産でなく企業運営の遊園地と化していたという実態だった。
この日以降私はオートバイやバスやJRや公営鉄道や飛行機での移動が多くなったほか、私鉄を極端に利用しなくなった。また、鉄道好きを隠し通すようになった。
1985年2月27日誕生 大阪で過ごす。当時の両親兄姉の5人だった。
迷子からの誘拐からのタイムスリップで1987年から1997年に来た(タイムスリップで横浜市内に)←これ重要
高校の学力テストのパンフレットで常に表紙に名前が載ってたのになぜか情報系の短期大学に
いつのまにやら広い部屋の家に
作家志望←now!!
兄は公立大学で鉄道研究にはまる・姉がヤンキー漫画や走り屋漫画の影響でバイク乗りに目覚めた。
私は最後まで邪険に扱われていた。
・帰省のために家族が京都に行くことがあるが、その際に両親にタイムスリップ前の実家のあった場所に連れて行かせた
・親に隠れて深夜アニメを見た
・エロ小説を書くようになり、小説かラノベの応募で母親におねだりした(テーマは学園もの)
・絶版になるまで、母親が書いたことにさせた。原稿料・印税も母親持ち
・高1の夏休みのときに友人ら3人と一緒に自転車で長距離移動し、宿泊ではネカフェで過ごした
・高2のとき、私利私欲のために自宅の自室を使って小中学生用の私塾を開いて学校で問題になった
・夏冬休みは、アルバイトか休む。アルバイトのない日は5日間かけて友人のバイクに二人乗りして地方都市を回った
せっかくだから去年精神壊されて出版業界ドロップアウトした私が現状教えてやんよ。
漫画。普通に雑誌に連載しててその時点で超話題とかじゃない限り、普通に考えたら1巻は1万冊刷れるかどうかだ。
【全国 書店数】 で検索すれば出てくるけど、いま全国で書店は13000店くらいあるわけで、正直1万冊刷っても入らない店は山ほどある。
【今月の漫画】 で検索すれば今月の漫画の冊数だいたい分かるけど、720冊以上出てるわけ。
720冊ってことは、毎日24冊? 新刊台のサイズ考えたら、出た次の日には棚に移ることも多いレベルなワケ。
ジャンル毎とかで置き場所変わるが、まあそれでも1週間見えるところにあったら上出来も上出来。
てことは、最初の1週間で買ってもらえないと日の当たらない場所に行くわけだ。
んでもって最初の1週間の冊数を見ると、統計的に1か月後とか半年後の冊数が計算できちゃうわけ。
重版ってのがある。
最初に刷った数じゃ足りないから追加で刷ることだ。要するに売れてるってことだな。
…たまにそれを逆手にとって初刷りをわざと少なくして即重版商法をする会社もあるから一概に言えないけどな。
この辺は会社でルール違うけど、まあ、初週で6~7割売れたら重版だろうな。
つまり、一週間で6000部だ。6000部は途方もない数だぞ?
まして月に720冊以上出てる世界だ。そこから飛び抜けなくちゃならねえ。
初動で6~7割売れてる本は、書店だって馬鹿じゃない。ちゃんと売れてるって分かる。
だから追加の発注をするし、長い間店頭に目立つように置いておく。
だが普通に3冊しか入らなかった本が1週間で1冊しか売れなかったら即座に棚行きだ。場合によっちゃ返品もあり得る。
初週で売れないってことは、書店を味方にできないってことだ。
さっき統計の話をしたが、統計的に見ると1巻を買った人間が2巻を買う確率、継続率は7割くらいだ。
1巻の半年に2巻が出たとするだろ?
その時7000部売れてたとする。半年で7000部なら、順調に売れ続けても10000部で足りなくなるのはあと半年以上はかかる。
じゃあ2巻は何部刷る? 5000部だ。7000部の7割だから上に丸めて5000部。
ここに問題がある。5000部だと、全部売れても赤字になりかねない。
会社の信用のために2巻を出すか、利益のために出さない判断をするか、そういう境目だ。
よほどのことがない限り、1巻が売れなきゃ2巻がめちゃくちゃ売れることもない。
雑誌でめちゃくちゃ盛り上がってれば違うが、だったら1巻が7000部ってことはないだろ。
1巻が初動で売れないとこういう悲劇になる。いや、悲劇じゃない。
単にその漫画がつまらなかっただけだ。目にとまらなかっただけだ。話題性がなかっただけだ。
本当か? そんなことないだろ? 売れてないけどおもしろい本は山ほどあるだろ?
だが生き残れなきゃ、生存戦争に勝てなきゃ意味がねえ。全くもって意味がねえ。
だから、初動で買ってくれと言うのは正しい戦略さ。どんどん言うしかない。
紙が売れなくても電子が売れれば続刊を出せという声もよく聞いたよ。
だがな、思ったほど売れてねえぞ、電子は。5万部売れる本で5000部も売れねえ。
1万部の本なんて、500部とかの世界だ。まだまだちっちゃい世界だから、頼れるのはまだ先だろうな。
印税の話をしよう。
紙の本の印税は
刷った冊数×値段×印税率
売れた冊数×値段×印税率
紙の本は刷った冊数で計算すっから、印税は圧倒的に紙の本の方が多い。
その分刷るコスト、在庫管理のコスト、その他のコストも紙は圧倒的に多い。
そして電子の売り上げでは、紙の本を印刷するだけの費用は稼げない。
これが、電子が売れても紙の本で続刊を出せない理由だ。単純だろ?
電子で売れていれば電子だけで続刊を出せばいい。なるほど、慧眼だ。
さっきの1巻7000部売れた本でシミュレートしてみるか?
1巻が紙で7000、電子が運良く700売れたとしよう。
2巻は紙で5000刷って、実際売れるのは良くて4000くらいだろうな。売ってる店が減るから、買えない人間も出てくる。
電子も継続率は7割くらいだ。となると、電子が売れるのは500か?
そして3巻だ。4000部の7割。2800部。当然そんな冊数じゃ本は作れない。刷った瞬間大赤字だ。
どうする?電子だけで出すか? なら電子を出すための原稿料はどこから出る?
もし電子を出して4000+500の7割、3000部売れると思うか? 売れねえよ。
電子だけになったら、おそらく1500部がいいところだ。それでも売れすぎかもしれねえ。
紙で出せないってことは、世間から見れば打ち切りだ。打ち切られた作品をわざわざ買うか?
しかも作者に入る印税は紙よりはるかに少ない。それでもいいなら交渉の余地はあるかもな?
そんなことだったら、新しいのを始めて次の1巻を出すことを考えた方が建設的だ。いや打ち切り作家に明日は無いか?
てなわけで結局、紙の本が初動で売れないと、続刊なんて夢のまた夢。頑張っても3巻打ち切りだぜ。って話。
毎月700冊の勝負に勝って、読者に金を使わせないと駄目な世界。ネットでは金を払わなくてもエンタメがごろごろ転がってる時代。