私自身の転機になった日はいくつもあるが、2010年代に絞って言えば6つある。
今よりずっと景気の悪い時代に何千万もの印税(両親の書いたもの)を家族が手にするようになる。
この両親に嫉妬するようになり、ギャンブルに足を運ぶようになった。
私はもともと車はおろかバイクに対しても抵抗感を抱いていた。嫌々取得したと言う言葉が似合うので、免許取得後も当分はほとんど使い道がなかった。
しかし、この日に起きた大震災で交通機関が使い物にならないために何をするにも困っていたときに、高校時代の知人が買い替えでいらなくなった二輪車を譲り受けたが、乗ったところ使い勝手の良さを気に入ったので、以降それを使い続けている。
公共交通の信頼性を疑うきっかけになった最初の事件がこの大災害ではないだろうか?
私は幼少期から鉄道が好き(正確に言えば小学生時代から)だが、耳と目を疑うような事件があった。言うまでもなく観光列車の蔓延である。
同時期に北海道では公共交通のトラブルが社会問題になったこともあり、この年から鉄道とは距離を置くようにしている。
2009年からギャンブルを続けていてそれまで平均で何百万も勝利してきたが、たまたま2億~4億ぐらい当たったのが両親にばれてしまい、お金と代わりに家を追い出される。
現在は1LDKか3LDKの格安マンションに一人で暮らしているが、なんだかんだで満足している。
totoやlotoの当選金トンズラで家を追われて2年たって憂鬱になった私に追い討ちをかける事件があった。熊本の大地震で列車が脱線した。
この時ニュースで知ったことは、公共交通が公共の資産でなく企業運営の遊園地と化していたという実態だった。
この日以降私はオートバイやバスやJRや公営鉄道や飛行機での移動が多くなったほか、私鉄を極端に利用しなくなった。また、鉄道好きを隠し通すようになった。