https://togetter.com/li/1125658
これをざっと読んだ。
今の若い子は無料で手に入りやすい環境だから、それが当然になって漫画に対してお金を払うという感覚が薄い人が多い みたいな意見が多かった。
実際そうなんだと思う。
けど、個人的にはもう少し付け加えたい。
それは、世の中の技術が上がって、いろんなプラットフォームが出来てきて、以前よりいろんな人が世の中に作品を出すことができるようになった。
カメラマンのように、風景写真を撮って投稿する。自分の意見を発信する。小説書いて投稿する。...etc
「世間の人に見てもらう」という敷居が著しく下がった。それは、お金がなくても、環境にある程度恵まれなくても、機会を得やすいという非常に良い面があると思う。
ただ、と同時にクオリティチェックもなくなったから、全体の品質水準も軒並み下がった。そりゃもうガバガバ。だから課金に対するリスクも高い。もしこれが全部課金商品だったとしたら、お金払ったのにゴミつかまされた、っていう可能性が以前より全然高い。だから見ている側は課金する気がなくなった。
そうすると、プラットフォームを提供する側も無料で提供するしか無いし、品質が高いものに対しても課金をするという思考が薄れてくる。それは仕方ないと思う。
「作者の才能・労力に対してお金を払うという思考がないのか!」っていう意見もわかるけど、正直、この無料で気軽に作品を世に出せる時代だからこそ、世間に知ってもらえてる、人気が出てるクリエーターみたいな人たちもたくさんいると思う。
だから、漫画家は漫画書いてその原稿料とかで稼ぐみたいな、そういう昔ながらの稼ぎ方に執着してないで、時代が変わって、その時代に助けられて人気が出てるんだから、その後の稼ぎ方も時代に即して変えないといけないのでは。それは漫画家が考える仕事じゃなくて、編集社 (?) だったり、プラットフォームを提供している側が考える仕事だとも思う。あるいは両者なんだろうか。