はてなキーワード: 原稿料とは
エンジニアから見たSIerがクソな理由 - 負け犬プログラマーの歩み
↑の記事を読んでいて、SIerってそんなにヤバいのかなぁと思い、衝動的に書き連ねている。
SIerと出版社中心で就活していて、それぞれ1社ずつから内定をもらい、出版社のほうを選んだ。
SIerはSE職で内定をもらっていて、出版社では入社以来編集者をしている。
SIerの方(仮にA社とする)は社員数4ケタの元請けSIerで、毎年新卒が100人ほど入るらしい。
一方、弊社はA社の数十分の1の社員しかいない専門出版社で、新卒が入らない年すらある。
はてなにいるとSIerの話がよく出るので、就職した後もA社を気にかけることがあるのだが、果たして自分がA社に入っていたら、どんな人生が待っていただろうか。
◎給料
大手SIerの給与ランキング。平均年収は800万円前後か : IT速報
ここのランキングに載ってるのが正しければ、あまり変わらなさそう。
ちなみに出版社と言えば三大(小集講)の給料がバカ高いことで有名だが、弊社含むそれ以外の中小出版社は大したことないことが多い。
出版社は、一般に刊行周期が短いほど激務になる傾向がある。週刊誌編集部はそれこそ過労死レベルの激務と聞くが、弊社のような書籍メインのところはそこまででもない。
所定労働時間はA社は7時間半、弊社は7時間なので、時給換算だと弊社のが若干有利かもしれない(出版社は実働7時間のところが多い)。
あと、A社だと夏休みを有休で取ることになってるらしいから、有休消化率は高くなったかも。
弊社は有休とは別に夏休み(=ひと夏で消える有休)があるので、本来の有休までなかなか消化し切れない。
◎仕事内容
期間はA社のほうが長そう。さすがに2年目の今頃には現場にいるだろうが。
A社だと多少コーディングに携わって、その後は進捗管理とクライアント折衝が中心だろうか。
いきなりということは無いだろうが、やがて何十人以上のプロジェクト管理やることになりそう。多数の協力会社(はてな用語では下請け)の人と共に……。
出版社で現場に入って最初にやったのは、校正・校閲(本の誤字脱字・内容チェック)。
そこから先輩の指導で本を1冊担当し、編集プロダクション(編プロ)の人と共に本を完成させた。今は、何冊かを同時並行で制作しているところ。
編プロはうちの業界の場合ライター兼編集者が集まった会社で、編プロに書いてもらった原稿を自分ら出版社の人間がチェックする。
まとめると、↓に書いてあるのと近いが、編プロが筆者を兼ねている場合がままある。
http://anond.hatelabo.jp/20150212124233
SIerと違うっぽいのは、SIerは人月で仕事を投げているのに対し、出版社は1ページいくらで編プロに原稿料を払っていること。
なので、出版社の編集者が、編プロから出てきた原稿に何度ボツを出しても、出版社が払う原稿料は変わらない。
優秀な編プロならボツも少なく、彼らにとっても割がいい仕事となる。
一方、そうでない編プロだと「今回のボツで、先方の時給が最賃以下になったな」と同情することもしばしば。
でもボツ原稿を出版するわけにはいかないので、頑張ってもらうしかない。それを応援するのも仕事のひとつ。
あまりにひどい原稿が出てきて、かつ時間がない場合は、自分らで原稿に手を加えざるを得ない。たまに「自分は赤ペン先生かな?」と思う時がある。
裏を返すと、技術力(文章力や専門知識など)は日常的に磨かれるので、フリーのライター&編集者として独立する元同業者は割と珍しくない。
◎やりがい
動くカネの量や成果物を使う人の多さは、A社のほうが大きいと思う。実際「大規模プロジェクトを動かすプロマネ志望!」と言いまくって内定をもらった。
自分のプログラミング能力は皆無に等しいが、技術力を活かすより多くの人に影響を及ぼせる仕事がしたい気持ちの方が強かったので、A社でもそれなりに楽しめるのかもしれない。
弊社は専門出版社なので、想定読者数がそもそも少なく、動くカネも少ない。ただ、読者にとっては確実にニーズがあって、人様の役に立っているという実感は味わいやすい。
専門の人らのブログとかで、自分らが携わった本を褒めてくれていると素直に嬉しい。
◎会社の将来性
A社はじめSIerは受注産業なので、仕事していれば食いっぱぐれることはないが、逆に言うと仕事し続けないと儲けられない。
一方、弊社はじめ出版社はメーカーの側面があり、成果物の著作権は自社にあるので、当たれば労なく稼ぐことができる。
(逆に言うと、どんなに頑張って商品を作っても、売れなければ儲からないということだが)
それなりに続いている専門出版社の場合、その道の人が必ず買ってくれる本というのがあって、そういうのが利益を下支えしている。
◎自分の将来性
A社のほうが業界的に転職が多そうだが、プログラミング能力がないまま転職できるのかという不安がありそう。
弊社はフリーになる道もあり得るが、原稿料商売では弊社にいるより稼げないのは目に見えている。
起業して編プロの社長になれば儲かるかもしれないが、社員をこき使うことによる良心の呵責で死にそう。
元請けSIerも出版社もプロマネがメインという点では共通しているし、磨けば他社でも通用する汎用的なスキルだと思うが……業界知識の壁があるか。
出版社に入って「自分らが権利を持ってるって強いなぁ」と実感しているので、将来独立するならば、自前のコンテンツでご飯が食べたいと思う次第。
故あって左京区内で引っ越すことになった。いやはや、大変ですわ。初期費用が家賃の四倍という相場を聞いていたけれど、本当にそういう額になった。そうでなくてもバイトしながらの健気な院生なのに。金ないので、結局、勤め先の上司に原稿料の未払い分を請求&前借して金を調達した。貯金って必要ですね…。よーく、考えよー、お金は大事だよー。
いろいろと悩んだし、数件は見て回り、ちょっと詳しくなった。京都の賃貸事情は他と違うらしい。時期も違うのでアレだが、おもしろかったので、以下にメモ。
【13:28追記】投稿者が探した物件は単身用・25平米以上・風呂トイレ付
京都が他と違うところは二つ。
1.畳の大きさが広いこと
畳の大きさは「京間」という。ググれば出てくる。また礼金は、最低でも家賃一か月分とられるし、場合によっては三か月もあり得る。更新料は最低でも一か月、多くの場合、2か月分である。なので、二年で更新料がかかるにしても、合計で24か月分ではなくて、27か月分以上支払うことになるし、そこに敷金が加われば、さらに増額。なんとも納得いかない話だ。
いろんな事情があるから一概には言えないが、元不動産屋の友人からもらって役立ったアドバイス。
②家賃は出せる額の最大まで出す(安ければその分環境が悪くなる)
京都の左京区暮らしでおもしろいことが幾つかあるので以下羅列。
京都は人口の一割が学生であるといわれるが、大学数だけでいえば、全国7位である。
http://ozaemon.com/blog/kyoto-student/
1位 東京 138
2位 大阪 56
3位 愛知 52
4位 兵庫 41
5位 北海道 36
6位 福岡 34
1位 東京23区 94
2位 京都市 26
5位 札幌市 14
6位 横浜市 13
大学生の数 143,162人
つまり、京都府下の大学の八割が京都市内に集中している。10人に1人は大学生だ。しかし、そこに専門学校生や厖大な数の修学旅行生も含まれていない。大学数1位の東京23区はだいたい18人に1人。3位の神戸市は22人に1人らしい。
他区とくらべて大学が多い。ざっとあげれば、以下7つの大学がある。京大、工芸繊維大学、府大、精華、造形芸大、ダム女、情報大学院大である。従って市内26校のうち、7校(26%)が左京区に集中している。北区、上京区、中京区、下京区、右京区など他区には、だいたい3~4校前後が設置されている。
左京区は、他区と比べても1.5倍弱は大学が多く、その学生人口は鉄道(京阪)と自然(鴨川)で、三条・四条という京都市の繁華街と直結している。左京区の状況は他区でもある程度までは言えることだが、それでも少しばかり状況が過密だろうという話。
余談だがマンションの購入という話になると三条・四条あたりの中古物件でさえ、数年で1,000万円単位で値上がりしたとも聞く。たぶん他府県では、こういう意味不明な状況はないのではないか。
また京都市を訪れる観光客数は年間約5,500万人、うち宿泊者数は1,300万人超、外国人が180万人程度である。訪日外国人の7人に一人が京都に泊まる。つまり体感として、京都市の中心部(三条・四条)では、5人に一人が学生か外国人になる。加えて、歩けば分かるが、住んでいる人間よりは観光客の方が圧倒的に多い。おそらく修学旅行生や国内の観光客を含むと、かなりおもしろい数字になるのだろう。
https://kanko.city.kyoto.lg.jp/chosa/image/kanko_chosa26.pdf
移民政策の是非は置いておくにしても、移民受入れ後の日本の日常生活は、京都の三条・四条を歩けば体感できると思う。ということで、左京区暮らしの所感。普段みれないところを案内するから、みんな遊びにきてね。
なんか色々反応くれて有難う。まあ、ただの所感だから気にしないでくれ。個人的には、良さげな物件に明日引越なので、まあ良かったかなと思っている。いままでは北大路付近だったが、今度は丸太町沿いになる。大学までの距離は変わらないが、良かった。広くて安い家もたくさんあるし、とにかく安い家もある。また事故物件も検索すれば出てくる。とくに「心理的瑕疵物件」とか何だよ、と思うが、皆さん良いところ見つけて好きに住んでください。左京区楽しいよ。
俺も新聞・雑誌・ラジオ・テレビ・Webに取材を受けているが、ほぼ同額、同印象。新聞や通信社から謝礼をもらったことはない。ラジオ(地方局)も謝礼なしだった。謝礼なしのときは概ね自分の意見は引用程度で先方の記事が主となっている。謝礼もらうときは、引用を越えて俺の記事が主要な部分を占めているかな。
以上は取材の話で、原稿執筆のときはちゃんと原稿料をもらっている。ただし、全国紙で一面特集のほとんどを俺が書いたときは謝礼はなかったが、わざわざ飛行機で地方在住の俺のとこまで来てくれたし、悪い印象はない。新聞社はそういうルールなんだろう。
いろんな記者さんのなかで新聞と通信社が一番まともな人が多く、テレビが一番まともじゃない人が多いのも同意。テレビはとにかく急いでいる。昼に電話が来てその日のうちに教えてほしいというケースがほとんど。忙しすぎるのがそうさせてるんだろう。
この記事の件だが、被取材者としての俺のいままでの経験と所感を書いておく
http://anond.hatelabo.jp/20160801002932
なお、スポーツ選手ではありません。業界の有識者的な人間です。ごく狭い界隈以外では、いうほど有名でもない程度の人間です。
(追記:高木氏ではありません。高木氏なんかよりも、はるかに無名です。
たぶん、俺程度の知名度の人間は数千人レベルでいると思うよ。一日の新聞に載ってる人名ってけっこう多いからね。)
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<新聞>
某全国紙その1:謝金なし。ただ、記者の人はまともに調べた取材してくれた
某全国紙その3:謝金なし。記者の人はさほど調べてはなかったが、まあ人柄には好感がもてた。
某全国紙その4:謝金なし。記者の人はそれなりに調べていて、意図もわかったし、まあまともな人だったと思う。
某大手地方新聞:謝金なし、メール質問のみ。返答したが返事がなかった。そこは失礼だから返事一行でいいからたのむよ。
その他新聞系の記者:謝金なし。電話取材30分。質問の内容も常識的なもので、まあ、こんなものかといった印象。
某宗教系新聞:吉田選手が求めるのと同等の謝金が支払われた。記者の人はかなりよく調べていて驚いた。やたら丁寧だし、インタビューの要約のクオリティもかつてない高水準だったので驚愕した。
<テレビ>
某キー局のニュースその1:謝金なし。いきなり忙しいところに電話かけてきて初歩的な話の説明(しかも、こちらに悪意のありそうな)をさせられた挙句、夜のニュースに出てくれとのこと。断った。
某キー局のバラエティ番組:謝金なし、電話取材のみ。けっこう丁寧だったし、好感がもてた。
某キー局のニュース番組その2:謝金なし。Wikipediaぐらい調べてきてから来いよお前、というレベルの人がやってきた。カメラで撮られて、20秒ぐらい出たはず。取材の人は失礼だったが、別の事務方のスケジュール担当の人はやや丁寧だった。
NHKのニュースその1:謝金とかはなかったけど、全般に丁寧な対応だったと思う。特集コーナーでの報道だったので、2週間ぐらいかけて2回ぐらいに分けて取材。
NHKのニュースその2:謝金はなかった。まったく別の番組。特集コーナーでの報道。かなり手間はかかったが、取材してきた記者の人の熱意もあり、とても丁寧で人間的に好感度はとても高かった。
NHKのバラエティ番組その1:確か、吉田選手が求めるのと同等の謝金が支払われた記憶がある。
ヨーロッパのTV局ニュース番組 その1:某国のNHKみたいなとこ。謝金なかったけど丁寧。
ヨーロッパのTV局ニュース番組 その2:別の国のところテレビ局としてのポジションわからなかった。謝金なかったけど丁寧。
<ラジオ>
某ラジオその1:吉田選手の求める謝金よりは些少だったが、謝金あり。とても丁寧。
某ラジオその2:吉田選手の求める謝金よりは些少だったが、謝金あり。とても丁寧。
某ラジオその3:吉田選手の求める謝金と同等ぐらいだった。とても丁寧。
某ラジオその4:吉田選手の求める謝金と同等ぐらいだった。丁寧。
某ラジオその5:吉田選手の求める謝金と同等ぐらいだった。丁寧。
<紙の雑誌>
某有名週刊誌:謝金些少。ただ、こちらの言ってないことが書かれており、正直失礼な奴だなと思った。最低限の連絡はきちんとしてたけど。
某有名週刊誌その2:謝金なし。ただ、おいしいごはんを奢ってくれた。記者の人はあんまりきちんと調べてなかったけど、妙に愛嬌のいいおっさんで失礼とは感じなかった。
某BtoB業界紙:謝金なしで依頼きたけど「いや、それは謝金ください」と言ったら、5000円くれた。たぶん、言わなかったらくれなかった模様。記者の人は、仕事で仕方なくやってる感あり、やや失礼。
某BtoC業界紙:謝金1万ぐらいだったかな?忘れた。記者の人はかなり熱心で好感度高し。
なお、取材ではなく執筆の場合はどの雑誌も1万~10万ぐらいの幅で執筆料くれる。
紙の雑誌で執筆する場合には、いうほど嫌な思いをしたことはない。
取材料もらった記憶がない。まあ、そのぶん、記者側でちゃんと記事を作ってれるて、こちらの手間は少ないことが多い印象。
取材料もらえないかわりに、経費でごはんおごってもらったりすることが、そこそこあるかな。
国内のメディアでも、外国のメディアでもそんな感じだという印象
いまのところ「あー、ちょっと、こういう書き方だと違うんだよなー」ぐらいのことはあるけど、そこまで致命的に不愉快になるほどの記事になったことはない。
なお、ウェブ媒体で原稿依頼されて執筆する場合、原稿料をもらえる確率は半分ぐらいという感じ。
けっこう有名どころでも、謝金が雀の涙みたいなもんだったりして驚くことが多い。
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<まとめ>
1.速報系の部門の連中は失礼な対応が多い。ギャラの習慣はもちろんない。
失礼な奴は基本的に、民放大手のニュース部門の記者、週刊誌の記者が多い。
速報性が重要なせいもあるのかもしれないが、何も下調べなしで突撃してくるのが多すぎて閉口する。
仕事の性質上、ある程度は仕方がないことは理解するが、それにしてもひどい。
Wikipediaの最初の三行ぐらいは読んでから来てくれ、マジで。
例外的に丁寧な人もいたことにはいた。ただ、その人が職場でどれだけ評価を受けているのかは謎。
2.特集系のコーナーであれば、おおむね記者のまとも度合いは大きく上昇する。取材先としての扱いによっては、ギャラが支払われる可能性もある
同じテレビのニュース部門でも、速報系ではなくて、特集系のコーナーになると、対応がかなりまともになる印象。
まあ、民放だと、やっぱひどいとこはひどいんだけど。NHKとかだったら、いまんところ、ひどい人が来た記憶はない。
特集系のコーナーだと、記者の人にも熱意が感じられる場合が多いし、だいたいの場合下調べもそれなりにしてきてるので話が通じる。
それなりに、人も時間も割くことのできる報道部門であれば、新聞であれ、雑誌であれ、テレビであれ、ちゃんとした取材をしてくるな、という印象。
あと、なんのかんの言っても、やっぱ新聞社の人はどこの新聞であれ、まじめに勉強してきた上での取材をする慣習が最低限のものがあるな、とは思った。
新聞社に採用する時点で、そういう人を採用してるんだろうな、と思う。
雑誌は、雑誌によってピンキリ。下世話なネタを扱ってる週刊誌みたいなとこだと、やっぱひどい記者がいる。すごい人もいる。
ウェブ系の情報サイトとかも、ほんとピンキリで、アホみたいな記者もいるけど、この記者さんすごいな、という人もいる。
理由はわからないが、ラジオで、ギャラもらえなかったことがほとんどない。
そうはいっても、数万程度のギャラではあるのだけど、
なんかよくわかんないけど、ラジオは毎回もらえる。
まあ、ウェブの情報に積極的に金払ってるひとほとんどいないし、仕方ないね。
追記:
なお、
そもそも、該当のマンガ家氏は客観的に見て、「普通であれば雑誌には掲載されないレベル」の作品を書いていた
それ以前も、雑誌用の作品より同人誌即売会用の作品を優先するとはっきり伝えるなど、
雑誌編集者から見れば「こいつは仕事よりも趣味を優先する奴だ」と分かる言動を行っていた。
そりゃ編集者からすれば、作品のレベルも低いし、プロ意識も低い、あまり大事にする取引先ではないと判断するだろう。
(なぜ趣味の作品を優先するとマンガ家氏は伝えてしまったんだろう? あくまで仕事を優先している体で対応しておけばよかったのに)
そこでイレギュラーがあり、代原として兄弟誌への掲載を提案されるがマンガ家氏は断ってしまう。
チャンスはつかんでおくべきなんじゃないだろうか。
原稿料がすぐ出るだけでなく、担当編集者に貸しを作れるわけで、今後はなにかと優遇してもらえる可能性がある。
それをふいにしておいてキレてるというのは、客観的に見ても意味不明だ。
作品発表会じゃないんだから、この雑誌じゃなければイヤだという意地はそこまでして通すものではないだろう。
野球選手で言えば、巨人の2軍選手が急に「阪神なら出られるぞ」と誘われるようなもんか?
ここで阪神の誘いを断ったら、もう2度と阪神から誘いが来なくなることは分かるだろう。
そこまでして巨人に操を立てても、客観的に見ればこの選手は巨人の2軍選手であり、何もなければずっと1軍の試合には出られないのだから。
それでは取材ができません。では、どうやって記事を作るのか。書籍やWeb記事を参考にして、記事を書くんですね。特にビジネス系のハウツーはよく読まれるので、多く書かれました。
そして、当然WebではPV(記事のアクセス数)が求められます。記事のPV数に応じて追加支払いをするというメディアもありました。すると、PVを取れる記事を書くにはどうすればいいか、というノウハウが編集部内で共有されるようになっていきます。
そのうちのテクニックの一つとして、「逆説」というものがありました。
世間で常識とされていることの逆を言うと、注目を集めやすいと。当時僕が関わっていたWebメディアにはライター向けのマニュアルがあり、はっきりとそう書かれていました。」
なぜ当然のように公開しちゃうの?
モラルがないの?
ホントやめてほしい。
いや、もちろん「同人誌原稿を無断で載せる」はめったにない事例だと認識しているよ。
でもその問題点を考えた時「仕事の依頼をして原稿を書いてもらい掲載したうえで原稿料を支払わない」や「持ち込み原稿を無断で掲載してしまう」とどこが違うのか? っていうと、ブラックさでは変わらないんだ。そしてそれらの事例は珍しいとはいえ、無い事例じゃない。
そもそも金銭的被害の話でいえば、「連載の仕事を依頼しておいて作業は発生したのに企画がぽしゃって書き溜め作業がただ働き」なんてのはありふれている。この事例の場合なんて、ありふれ過ぎていて「出版社が悪である」という認識すらないほどだよ(まあよくあるよねで流されがちだ)。
今回の事例「同人誌原稿を無断で載せる」はたしかに、道義的法的に真っ黒でひどい事例だよ。でも、金銭的(=作家労力の搾取的)事例としては、残念ながら「そこまで被害の大きな事例ではない」んだ。
「作家側の金銭的、労働搾取」っていう視点で見た時、業界全部がグレーで、もっとひどいことは蔓延しているよ……っていうのが前回のエントリーだよ。
一昨日のアルバイトの昼休み、緑色の袋をくれる新刊書店でいつも詩はあまり載っていない月刊誌を買ってしまった。
大島薫やTS漫画作者のインタビューだったり、いつも通りの結局どうにもならない不毛な議論やらが載っていた。
まだ書く側には意味があるだろう。書く人間は原稿料が貰えたかもしれない。
しかし、読んでもどうにもならない。
読んで、なにがあったかといえば財布から1404円が消えているだけである。
緑の袋をくれる書店のガラスに映った自分はひどかったけど、いきていかなければいけない。
1404円したこの本は自分に自分ではどうにもならないものを突きつけただけで、ほんとうにどうにもならなかった。
どうしてこんな本を買ってしまったのだろうか。
id:kanoseのせいでid:inumashが袋叩きになってる訳だが anond.hatelabo.jp あとで読む
big_song_bird togetter, 加野鹿, はてな村, 村長, 増田 最近の村長は火事場見物だけじゃなくて、自分から放火するような「真似」もするようになったかw。リンク2015/07/24
気になるんで開いてみたら・・・↓
http://b.hatena.ne.jp/big_song_bird/%E5%8A%A0%E9%87%8E%E9%B9%BF/
id:kanoseのせいでid:inumashが袋叩きになってる訳だが anond.hatelabo.jp あとで読む
big_song_bird togetter, 加野鹿, はてな村, 村長, 増田 最近の村長は火事場見物だけじゃなくて、自分から放火するような「真似」もするようになったかw。リンク2015/07/24
加野瀬未友さんはTwitterを使っています: "既得権益打破するマンは、若者をやりがい搾取するのが上手いというのは、もっと知られていいよなー https://t.co/uzjiwh5vH7" このエントリーには写真が掲載されています twitter:kanose あとで読む
big_song_bird 加野鹿, twitter, 村長, ネタ やりがい搾取ってアレか?原稿料未払いのことか?wリンク2015/05/18 Add Star
古参の強さって一周回った強さなのだろう - novtanの日常 novtan.hatenablog.com あとで読む
big_song_bird ネット, はてな, はてな村, 加野鹿 「死者を美化するのは、生きてる人間の悪い癖だ」(まだ死んでませんw)リンク2014/07/28 Add Star
Twitter / NStyles: 虚構新聞がやらかして、地蔵が発狂して、流し読みだけしかしない ... twitter:NStyles あとで読む
big_song_bird twitter, 加野鹿, はてな村 村長が掘り起こしてっていうのは確かに様式美だ。あの人、今じゃネット上のもめ事にしか興味ないからw。リンク2013/11/22 Add Star
インタビューを受けた『超エロゲーハードコア』が10月26日に発売されます - ARTIFACT@ハテナ系 このエントリーには写真が掲載されています d:id:kanose あとで読む
big_song_bird エロゲ, 加野鹿, はてな村の村長 原稿料未払いのことには触れてるんだろうか。村長は「支払ったんだからもういいだろ!」と解決済みにしたいようだけどw。リンク2012/10/25 Add Starhachimasa
こんなん出てきた。
id:big_song_birdってid:m-matsuokaと同じぐらいしょうもないネトウヨはてなーでお馴染みだけどkanoseにまで攻撃対象に加えてたのね
id:big_song_birdとid:m-matsuoka
http://anond.hatelabo.jp/20150608172212
そろそろブクマも落ち着いてきたのでここで一つネタばらしをしてみる。
じつはこの記事は、カメラ技術以外においても昨今の話題に対する皮肉が書かれているのだ。
もちろん大体の文章構成は前日から頭で練っていたものだが、実際にキーボードを叩き始めてから投稿するまでの時間が40分という意味である。
わたしはプロのモノ書きでもなければプロのカメラマンでもない。
実際の本業は全く重なることのないような分野で、モノ書きも写真も趣味として嗜んでいる程度だ。
どちらも仕事に役立てたことはあるが、それを仕事として収入を頂いたことは一度たりとしてない。
当然それを生業としている人間の技術力や知識力の高さを知っているつもりだし、この程度の文章と撮影の技術でプロになれるとも思っていない。
だからこそ諸兄の辛辣なコメントも真摯に受け止めることができるし、おそらくそうした辛辣なコメントを下さったさらに習熟度の高い諸兄においても同じように思っていることだろう。
ところがだ。
少しの技術と少しの特異性を持った程度でプロを語り、それに飽きたらず自分たちの収入や業界の未来について嘆く輩がいるというではないか。
やれ仕事の単価が安い。他の人間に比較されて買い叩かれると嘆いているが、そこにその仕事を頼むのに君で無くてはならない理由はあるのか。
もしそれに答えられないのだとするなら、君たちがプロとして食べて行けているのは君たちの技術が超一流なわけではないということだ。
今の世の中において、君たちレベルの習熟度や知識であっても一般消費者にしてみれば都合さえよければ有用と捉えているに過ぎないということなのだよ。
一般消費者を相手にしている限りは、わたし程度の技術力で文章も写真も事足りてしまうのだ。
逆を返せばその程度の内容であれば作り手がわたしである理由もないのだ。
原稿料が安いのはつまり、君が作り上げた記事はその程度の価値しかないということだ。
何もこれはモノ書きに限定した話ではない。
おおよそのプロと呼ばれる職業においても共通している話なのだ。
情報化が進んだことでどの分野においても素人から脱するためのノウハウが殆どの場合において当然のように共有されている。
その気になれば様々な分野においてある程度の習熟度を達成することは、容易くできてしまえるのだ。
残念ながらもうこの知識やノウハウの氾濫を止めることは誰にもできない。
そんな中で素人に毛が生えたような人間と比較されて自分のほうが価値があるということを証明することはこれからますます困難になっていくことだろう。
ならばどうするのか。
大したことのない技術力同士でであっても、文章力とカメラ技術という2つをかけあわせることで、こうして人の注目をあつめることができるのだ。
そして最も大切なことは、その記事を公開するタイミングである。
世の中が欲しているタイミングに、及第点同士の情報を掛けあわせたものを提供できればいいだけなのだ。
自信の能力に対する完成度ばかりに目を向けていつまで世の中に原因を求めるつもりか。
さっさと顔を上げて、その程度の能力でも価値を生み出せる方法に目を向けたらどうか。
学校で学んだノウハウだけで生きていけるほど世の中は甘くはないのだよ。
http://anond.hatelabo.jp/20150211225021 とは別の編集者です。興味深かったので自分のお話も。
より具体的に言うと、「企画」「制作進行」の2つのフェーズがあります。企画はその名のとおり、どのような本が売れるかを調べ、内容の方向性やページ数、判型、大まかなページデザイン、大まかな発売時期、価格、部数、仮タイトルなどを決めます。それに合わせて著者やデザイナーを探したり、発注を行ったりもします(もちろん著者が先に決まっていて内容を詰める、というケースもあります)。著者が決まって発注を行う時点で、価格や大体の部数、予想収益などもある程度シミュレーションしておきます。
発注が完了したら、続いては制作進行に入ります。内容については発注段階で確定させておくのが原則ですが、当然ながら執筆を進めるに従って変わってくることもあるのでその辺りを著者と調整したり、進捗の確認をしたり、といった辺りが原稿を受け取る前の作業になります。並行して、デザイナーと相談して細かいデザインや表紙を詰めてもらいます。
原稿を受け取ったら、今度はそれをチェックしてデザイナーに送り、DTP作業を行ってもらいます。DTPレイアウトが終わった段階で校正に入り、校正の専門家にチェックしてもらい、その後チェック済みのものを著者に再チェックしてもらって適宜修正、問題なければそのまま印刷所に送られて印刷後取り次ぎに納品されて書店に並ぶ、という流れです。
ちなみに、これらの作業は大体3〜6本くらい並行して回します。1つのタイトルにずっとつきっきり、ということは(少なくとも弊社では)ないです。
文章を直すと怒る人もいるので、自分の場合修正は最小限にしています(日本語として間違っている場合は除く)。内容については基本的に著者を信頼しますが、気になったところは自分で調査する/専門家に問い合わせる場合もあります。とはいえ、原則として(監修を付ける場合を除いて)すべての部分を検証する、ということはありません。著作権等の確認も同様です。基本的には、著者が著作権を持たないものは使わない、が原則です。
著者が権利を持たないコンテンツ(主に画像など)を使いたい場合は相談していただければ可能な限り編集部で手配します。だいたいのものは(よほど法外なコストがかかるものでなければ)意外と使えたりします。
・インタビューなどに行く場合は、私が相手とコンタクトをとり日程を取り決める。出版社からは私と相手ふたりあわせて1000円のみ支給
著者が執筆を行うに当たって必要と判断して行う(取材の一環としての)インタビューについては、そのセッティングも著者の仕事、それにかかるコストは原稿料/印税に含まれる、という考え方が多いと思います。もちろん編集部主導でやる場合もありますが、その場合は場所代などを編集者が出すケースは多いですし、編集部から直接相手に謝礼を出す場合もあります。
・スケジュールは概要は教えてくれるが、タイトルやデザインをいつまでに決定すればよいかなどの詳しいスケジュールは教えてくれない
うちの場合は先にタイトルや大まかなデザインを決めてから発注しますが、ここらへんはケースバイケースでしょう。ただ、スケジュールをきっちり決めてもそれ通り動くことはほぼないので、曖昧な形でのスケジュール引きになります。
締め切りを設定しないと作業を進めてくれない著者もいるので、先に決めてしまうことが多いです。
・了承のないタイトル変更をされた
タイトルとデザインについては、基本的に著者には権限はほとんどないと思ってください(もちろん相談はしますが)。かといって担当編集者が独断的に決められるわけでもありません。営業担当者や編集者の上司やそのほか謎の要因などに影響されることが多々あります。