「原稿料」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 原稿料とは

2016-12-06

SIer出版社は似ているか

エンジニアから見たSIerがクソな理由 - 負け犬プログラマーの歩み

↑の記事を読んでいて、SIerってそんなにヤバいのかなぁと思い、衝動的に書き連ねている。

旧帝の大学院を出て、出版社就職して1年半が過ぎた。

SIer出版社中心で就活していて、それぞれ1社ずつから内定をもらい、出版社のほうを選んだ。

SIerSE職で内定をもらっていて、出版社では入社以来編集者をしている。

SIerの方(仮にA社とする)は社員数4ケタの元請けSIerで、毎年新卒100人ほど入るらしい。

一方、弊社はA社の数十分の1の社員しかいない専門出版社で、新卒が入らない年すらある。

はてなにいるとSIerの話がよく出るので、就職した後もA社を気にかけることがあるのだが、果たして自分がA社に入っていたら、どんな人生が待っていただろうか。

給料

大手SIerの給与ランキング。平均年収は800万円前後か : IT速報

ここのランキングに載ってるのが正しければ、あまり変わらなさそう。

ちなみに出版社と言えば三大(小集講)の給料バカ高いことで有名だが、弊社含むそれ以外の中小出版社は大したことないことが多い。

(同規模の会社比較すれば高いのだろうけど)

労働時間休日

残業時間はA社のほうが弊社より若干多いだろうか。

出版社は、一般刊行周期が短いほど激務になる傾向がある。週刊誌編集部はそれこそ過労死レベルの激務と聞くが、弊社のような書籍メインのところはそこまででもない。

所定労働時間はA社は7時間半、弊社は7時間なので、時給換算だと弊社のが若干有利かもしれない(出版社は実働7時間のところが多い)。

あと、A社だと夏休み有休で取ることになってるらしいから、有休消化率は高くなったかも。

弊社は有休とは別に夏休み(=ひと夏で消える有休)があるので、本来有休までなかなか消化し切れない。

仕事内容

新人研修めいたものはA社でもあるはずだし、弊社でもあった。

期間はA社のほうが長そう。さすがに2年目の今頃には現場にいるだろうが。

A社だと多少コーディングに携わって、その後は進捗管理クライアント折衝が中心だろうか。

いきなりということは無いだろうが、やがて何十人以上のプロジェクト管理やることになりそう。多数の協力会社はてな用語では下請け)の人と共に……。

出版社現場に入って最初にやったのは、校正校閲(本の誤字脱字・内容チェック)。

そこから先輩の指導で本を1冊担当し、編集プロダクション編プロ)の人と共に本を完成させた。今は、何冊かを同時並行で制作しているところ。

編プロはうちの業界場合ライター編集者が集まった会社で、編プロに書いてもらった原稿自分出版社人間がチェックする。

まとめると、↓に書いてあるのと近いが、編プロが筆者を兼ねている場合がままある。

http://anond.hatelabo.jp/20150212124233

SIerと違うっぽいのは、SIer人月仕事を投げているのに対し、出版社は1ページいくら編プロ原稿料を払っていること。

なので、出版社編集者が、編プロから出てきた原稿に何度ボツを出しても、出版社が払う原稿料は変わらない。

優秀な編プロならボツも少なく、彼らにとっても割がいい仕事となる。

一方、そうでない編プロだと「今回のボツで、先方の時給が最賃以下になったな」と同情することもしばしば。

でもボツ原稿出版するわけにはいかないので、頑張ってもらうしかない。それを応援するのも仕事ひとつ

まりにひどい原稿が出てきて、かつ時間がない場合は、自分らで原稿に手を加えざるを得ない。たまに「自分赤ペン先生かな?」と思う時がある。

裏を返すと、技術力(文章力や専門知識など)は日常的に磨かれるので、フリーライター編集者として独立する元同業者は割と珍しくない。

やりがい

動くカネの量や成果物を使う人の多さは、A社のほうが大きいと思う。実際「大規模プロジェクトを動かすプロマネ志望!」と言いまくって内定をもらった。

自分プログラミング能力は皆無に等しいが、技術力を活かすより多くの人に影響を及ぼせる仕事がしたい気持ちの方が強かったので、A社でもそれなりに楽しめるのかもしれない。

弊社は専門出版社なので、想定読者数がそもそも少なく、動くカネも少ない。ただ、読者にとっては確実にニーズがあって、人様の役に立っているという実感は味わいやすい。

専門の人らのブログとかで、自分らが携わった本を褒めてくれていると素直に嬉しい。

会社の将来性

A社はじめSIerは受注産業なので、仕事していれば食いっぱぐれることはないが、逆に言うと仕事し続けないと儲けられない。

一方、弊社はじめ出版社メーカーの側面があり、成果物著作権は自社にあるので、当たれば労なく稼ぐことができる。

(逆に言うと、どんなに頑張って商品を作っても、売れなければ儲からないということだが)

それなりに続いている専門出版社場合、その道の人が必ず買ってくれる本というのがあって、そういうのが利益を下支えしている。

自分の将来性

A社のほうが業界的に転職が多そうだが、プログラミング能力がないまま転職できるのかという不安がありそう。

弊社はフリーになる道もあり得るが、原稿料商売では弊社にいるより稼げないのは目に見えている。

起業して編プロ社長になれば儲かるかもしれないが、社員をこき使うことによる良心の呵責で死にそう。

元請けSIer出版社プロマネがメインという点では共通しているし、磨けば他社でも通用する汎用的なスキルだと思うが……業界知識の壁があるか。

出版社に入って「自分らが権利を持ってるって強いなぁ」と実感しているので、将来独立するならば、自前のコンテンツでご飯が食べたいと思う次第。

2016-11-30

WELQ未来を予想する

DeNAが「WELQ」全記事を非公開に 不正確な医療情報に相次いだ批判「深くお詫び」

https://www.buzzfeed.com/keigoisashi/welq-04?utm_term=.aeOKRL71W#.bonYg8X3e

DeNAがとりそうな道は2つ。

(A) 御用医学者を雇ってインチキ監修して記事を公開する

(B) 真面目な医者に監修してもらうも、採算がとれずWELQ廃止する。

WELQ記事って、アトピーの原因は水子の霊が原因かも?みたいな、まともな医師では監修しようのない記事が多いし、

そうなると現実的には依頼された医師記事を1から書くことになるので原稿料も高騰する。

それでは儲からなくなるので、現役引退したような医者お小遣い稼ぎ程度で監修させるしかないような。

2016-10-13

http://anond.hatelabo.jp/20161013164509

イラストカラーのほうが当然手間がかかる

払う側も原稿料がだいたい2倍になる

2016-09-13

左京区暮らしの所感

故あって左京区内で引っ越すことになった。いやはや、大変ですわ。初期費用家賃の四倍という相場を聞いていたけれど、本当にそういう額になった。そうでなくてもバイトしながらの健気な院生なのに。金ないので、結局、勤め先の上司原稿料の未払い分を請求&前借して金を調達した。貯金って必要ですね…。よーく、考えよー、お金大事だよー。

いろいろと悩んだし、数件は見て回り、ちょっと詳しくなった。京都賃貸事情は他と違うらしい。時期も違うのでアレだが、おもしろかったので、以下にメモ

【13:28追記】投稿者が探した物件は単身用・25平米以上・風呂トイレ

京都が他と違うところは二つ。

1.畳の大きさが広いこと

2.礼金が高いことである

畳の大きさは「京間」という。ググれば出てくる。また礼金は、最低でも家賃一か月分とられるし、場合によっては三か月もあり得る。更新料は最低でも一か月、多くの場合、2か月分である。なので、二年で更新料がかかるにしても、合計で24か月分ではなくて、27か月分以上支払うことになるし、そこに敷金が加われば、さらに増額。なんとも納得いかない話だ。

いろんな事情があるから一概には言えないが、元不動産屋の友人からもらって役立ったアドバイス

①水周りをキレイにしている物件は良い大家

家賃は出せる額の最大まで出す(安ければその分環境が悪くなる)

で、幸いにも良い物件を見つけて契約できた。良かった。

京都左京区暮らしおもしろいことが幾つかあるので以下羅列。

京都人口の一割が学生であるといわれるが、大学数だけでいえば、全国7位である

東京大阪愛知と続く。以下データは、こちらに基づく。

http://ozaemon.com/blog/kyoto-student/

1位 東京  138

2位 大阪   56

3位 愛知   52

4位 兵庫   41

5位 北海道  36

6位 福岡   34

7位 京都   33

8位 埼玉千葉神奈川   29

2013年総務省統計局データベースより


しかし、京都府ではなくて、京都市内に目を向けると一変する。

1位 東京23区 94

2位 京都市  26

3位 神戸市  20

4位 名古屋市 17

5位 札幌市  14

6位 横浜市  13

7位 広島市  12

8位 大阪市  11

9位 福岡市  11

10位 仙台市  10

2013年8月時点:

 京都市人口 1,471,630人

 大学生の数 143,162人

 つまり京都府下の大学の八割が京都市内に集中している。10人に1人は大学生だ。しかし、そこに専門学校生や厖大な数の修学旅行生も含まれていない。大学数1位の東京23区はだいたい18人に1人。3位の神戸市は22人に1人らしい。

 さら左京区南部 ※追記)は、もう少しだけ状況が違う。

他区とくらべて大学が多い。ざっとあげれば、以下7つの大学がある。京大工芸繊維大学、府大、精華、造形芸大ダム女、情報大学院である。従って市内26校のうち、7校(26%)が左京区に集中している。北区上京区中京区下京区右京区など他区には、だいたい3~4校前後が設置されている。

 左京区は、他区と比べても1.5倍弱は大学が多く、その学生人口鉄道京阪)と自然鴨川)で、三条四条という京都市繁華街と直結している。左京区の状況は他区でもある程度までは言えることだが、それでも少しばかり状況が過密だろうという話。

余談だがマンションの購入という話になると三条四条あたりの中古物件でさえ、数年で1,000万円単位で値上がりしたとも聞く。たぶん他府県では、こういう意味不明な状況はないのではないか

 また京都市を訪れる観光客数は年間約5,500万人、うち宿泊者数は1,300万人超、外国人が180万人程度である訪日外国人の7人に一人が京都に泊まる。つまり体感として、京都市中心部三条四条)では、5人に一人が学生外国人になる。加えて、歩けば分かるが、住んでいる人間よりは観光客の方が圧倒的に多い。おそらく修学旅行生や国内観光客を含むと、かなりおもしろ数字になるのだろう。

https://kanko.city.kyoto.lg.jp/chosa/image/kanko_chosa26.pdf

 移民政策の是非は置いておくにしても、移民受入れ後の日本日常生活は、京都三条四条を歩けば体感できると思う。ということで、左京区暮らしの所感。普段みれないところを案内するから、みんな遊びにきてね。

【追記2】2016.9.14 9:40

 なんか色々反応くれて有難う。まあ、ただの所感だから気にしないでくれ。個人的には、良さげな物件明日引越なので、まあ良かったかなと思っている。いままでは北大路付近だったが、今度は丸太町沿いになる。大学までの距離は変わらないが、良かった。広くて安い家もたくさんあるし、とにかく安い家もある。また事故物件検索すれば出てくる。とくに「心理的瑕疵物件」とか何だよ、と思うが、皆さん良いところ見つけて好きに住んでください。左京区楽しいよ。

2016-08-02

http://anond.hatelabo.jp/20160801195906

俺も新聞雑誌ラジオテレビWeb取材を受けているが、ほぼ同額、同印象。新聞通信社から謝礼をもらったことはない。ラジオ地方局)も謝礼なしだった。謝礼なしのときは概ね自分意見引用程度で先方の記事が主となっている。謝礼もらうときは、引用を越えて俺の記事が主要な部分を占めているかな。

以上は取材の話で、原稿執筆ときはちゃんと原稿料をもらっている。ただし、全国紙で一面特集ほとんどを俺が書いたときは謝礼はなかったが、わざわざ飛行機地方在住の俺のとこまで来てくれたし、悪い印象はない。新聞社はそういうルールなんだろう。

いろんな記者さんのなかで新聞通信社が一番まともな人が多く、テレビが一番まともじゃない人が多いのも同意テレビはとにかく急いでいる。昼に電話が来てその日のうちに教えてほしいというケースがほとんど。忙しすぎるのがそうさせてるんだろう。

web原稿執筆シリーズものが多いせいか、わりと原稿料もらえている。ありがたい。

2016-08-01

俺がいままでマスコミ取材されてもらったギャラと、記者への印象

この記事の件だが、被取材者としての俺のいままでの経験と所感を書いておく

http://anond.hatelabo.jp/20160801002932

 

なお、スポーツ選手ではありません。業界有識者的な人間です。ごく狭い界隈以外では、いうほど有名でもない程度の人間です。

 

(追記:高木氏ではありません。高木氏なんかよりも、はるか無名です。

たぶん、俺程度の知名度人間は数千人レベルでいると思うよ。一日の新聞に載ってる人名ってけっこう多いからね。)

  

-------------

新聞

 

全国紙その1:謝金なし。ただ、記者の人はまともに調べた取材してくれた

全国紙その2:謝金なし。記者の人はかなりまともだった

全国紙その3:謝金なし。記者の人はさほど調べてはなかったが、まあ人柄には好感がもてた。

全国紙その4:謝金なし。記者の人はそれなりに調べていて、意図もわかったし、まあまともな人だったと思う。

大手地方新聞:謝金なし、メール質問のみ。返答したが返事がなかった。そこは失礼だから返事一行でいいからたのむよ。

その他新聞系の記者:謝金なし。電話取材30分。質問の内容も常識的もので、まあ、こんなものかといった印象。

宗教新聞吉田選手が求めるのと同等の謝金が支払われた。記者の人はかなりよく調べていて驚いた。やたら丁寧だし、インタビューの要約のクオリティもかつてない高水準だったので驚愕した。

 

テレビ

 

キー局ニュースその1:謝金なし。いきなり忙しいところに電話かけてきて初歩的な話の説明しかも、こちらに悪意のありそうな)をさせられた挙句、夜のニュースに出てくれとのこと。断った。

キー局バラエティ番組:謝金なし、電話取材のみ。けっこう丁寧だったし、好感がもてた。

キー局ニュース番組その2:謝金なし。Wikipediaぐらい調べてきてから来いよお前、というレベルの人がやってきた。カメラで撮られて、20秒ぐらい出たはず。取材の人は失礼だったが、別の事務方スケジュール担当の人はやや丁寧だった。

NHKニュースその1:謝金とかはなかったけど、全般に丁寧な対応だったと思う。特集コーナーでの報道だったので、2週間ぐらいかけて2回ぐらいに分けて取材

NHKニュースその2:謝金はなかった。まったく別の番組特集コーナーでの報道。かなり手間はかかったが、取材してきた記者の人の熱意もあり、とても丁寧で人間的に好感度はとても高かった。

NHKバラエティ番組その1:確か、吉田選手が求めるのと同等の謝金が支払われた記憶がある。

ヨーロッパTVニュース番組 その1:某国NHKみたいなとこ。謝金なかったけど丁寧。

ヨーロッパTVニュース番組 その2:別の国のところテレビ局としてのポジションからなかった。謝金なかったけど丁寧。

 

ラジオ

 

ラジオその1:吉田選手の求める謝金よりは些少だったが、謝金あり。とても丁寧。

ラジオその2:吉田選手の求める謝金よりは些少だったが、謝金あり。とても丁寧。

ラジオその3:吉田選手の求める謝金と同等ぐらいだった。とても丁寧。

ラジオその4:吉田選手の求める謝金と同等ぐらいだった。丁寧。

ラジオその5:吉田選手の求める謝金と同等ぐらいだった。丁寧。

 

<紙の雑誌

 

某有名週刊誌:謝金些少。ただ、こちらの言ってないことが書かれており、正直失礼な奴だなと思った。最低限の連絡はきちんとしてたけど。

某有名週刊誌その2:謝金なし。ただ、おいしいごはんを奢ってくれた。記者の人はあんまりきちんと調べてなかったけど、妙に愛嬌のいいおっさんで失礼とは感じなかった。

BtoB業界紙:謝金なしで依頼きたけど「いや、それは謝金ください」と言ったら、5000円くれた。たぶん、言わなかったらくれなかった模様。記者の人は、仕事で仕方なくやってる感あり、やや失礼。

某BtoC業界紙:謝金1万ぐらいだったかな?忘れた。記者の人はかなり熱心で好感度高し。

 

なお、取材ではなく執筆場合はどの雑誌も1万~10万ぐらいの幅で執筆料くれる。

紙の雑誌執筆する場合には、いうほど嫌な思いをしたことはない。

 

ウェブニュースサイト

 

取材料もらった記憶がない。まあ、そのぶん、記者側でちゃんと記事を作ってれるて、こちらの手間は少ないことが多い印象。

取材料もらえないかわりに、経費でごはんおごってもらったりすることが、そこそこあるかな

国内メディアでも、外国メディアでもそんな感じだという印象

いまのところ「あー、ちょっと、こういう書き方だと違うんだよなー」ぐらいのことはあるけど、そこまで致命的に不愉快になるほどの記事になったことはない。

いままで記者さんとの巡りあわせが比較的よかったのだと思う。

 

なお、ウェブ媒体原稿依頼されて執筆する場合原稿料をもらえる確率は半分ぐらいという感じ。

けっこう有名どころでも、謝金が雀の涙みたいなもんだったりして驚くことが多い。

  

----------------------------

<まとめ>

 

1.速報系の部門の連中は失礼な対応が多い。ギャラの習慣はもちろんない。

 

失礼な奴は基本的に、民放大手ニュース部門記者週刊誌記者が多い。

特に民放ニュース速報系の人たちは、壊滅的だという印象。

速報性が重要なせいもあるのかもしれないが、何も下調べなしで突撃してくるのが多すぎて閉口する。

仕事性質上、ある程度は仕方がないことは理解するが、それにしてもひどい。

Wikipedia最初の三行ぐらいは読んでから来てくれ、マジで

例外的に丁寧な人もいたことにはいた。ただ、その人が職場でどれだけ評価を受けているのかは謎。

 

2.特集系のコーナーであれば、おおむね記者のまとも度合いは大きく上昇する。取材先としての扱いによっては、ギャラが支払われる可能性もある

 

同じテレビニュース部門でも、速報系ではなくて、特集系のコーナーになると、対応がかなりまともになる印象。

まあ、民放だと、やっぱひどいとこはひどいんだけど。NHKとかだったら、いまんところ、ひどい人が来た記憶はない。

特集系のコーナーだと、記者の人にも熱意が感じられる場合が多いし、だいたいの場合下調べもそれなりにしてきてるので話が通じる。

それなりに、人も時間も割くことのできる報道部門であれば、新聞であれ、雑誌であれ、テレビであれ、ちゃんとした取材をしてくるな、という印象。

あと、なんのかんの言っても、やっぱ新聞社の人はどこの新聞であれ、まじめに勉強してきた上での取材をする慣習が最低限のものがあるな、とは思った。

新聞社採用する時点で、そういう人を採用してるんだろうな、と思う。

雑誌は、雑誌によってピンキリ。下世話なネタを扱ってる週刊誌みたいなとこだと、やっぱひどい記者がいる。すごい人もいる。

ウェブ系の情報サイトとかも、ほんとピンキリで、アホみたいな記者もいるけど、この記者さんすごいな、という人もいる。

 

3.なぜか知らないが、ラジオはギャラくれるところがほとんど

 

理由はわからないが、ラジオで、ギャラもらえなかったことがほとんどない。

そうはいっても、数万程度のギャラではあるのだけど、

なんかよくわかんないけど、ラジオは毎回もらえる。

 

4.紙の雑誌はギャラくれるかどうかは、ケースバイケース

 

業界構造だけで説明できるわけでもなさそうなので、

よくわからん会社による慣習の違いか

 

5.ウェブ系の取材で、ギャラとかほぼ期待できず

 

まあ、ウェブ情報積極的に金払ってるひとほとんどいないし、仕方ないね

 

追記:

 

なお、

http://anond.hatelabo.jp/20160801132452

もし、これ書いてる記者さんが、俺のところに、こういう意識取材に来たら、俺は取材うけません。

2016-05-29

http://anond.hatelabo.jp/20160529155145

こういう、電子書籍印刷代がかからいから紙の本より安い みたいな安直思考してる人謎すぎるわ

紙の本は刷ったら売り切り(原稿料基本的には1回払えば終わり)だが

電子書籍インフラ維持費、期間締めの原稿料払いなど継続的仕事が発生するので

結局印刷と変わらないか、それ以上の経費が掛かる

そういうのも想像つかないのかね

2016-04-25

ライターコラムニストは違う

ライターになりたいって女の子に話を聞くと、大体みんな勘違いしている。

自己表現の場だと思っているケースがほとんどなのだ

「これはエッセイ同人誌で書くことだよ?」って内容の記事ばっかり。

コラムサイトポエムサイト投稿しろよって感じ。

どうしてニュースサイトで書こうと思ったんだろう。

どうして自分にも書けそうだと思ったんだろう。

どうして自分語りしたがるライター志望者が多いんだろう。

記事を読むのは誰でもできるけど、伝わる文章を書くって誰にでもできることじゃないよ?

人の役に立つ情報配信しないといけないんだよ?

コラムニストを目指して、個人ブログでこっそり書けばいいのに。

自己満足みたいな記事を書いて原稿料もらえるわけないじゃん。

2016-04-13

アダルト雑誌編集者に切られた話は無理もない

そもそも、該当のマンガ家氏は客観的に見て、「普通であれば雑誌には掲載されないレベル」の作品を書いていた

それ以前も、雑誌用の作品より同人誌即売会用の作品を優先するとはっきり伝えるなど、

雑誌編集者から見れば「こいつは仕事よりも趣味を優先する奴だ」と分かる言動を行っていた。

そりゃ編集者からすれば、作品レベルも低いし、プロ意識も低い、あまり大事にする取引先ではないと判断するだろう。

(なぜ趣味作品を優先するとマンガ家氏は伝えてしまったんだろう? あくま仕事を優先している体で対応しておけばよかったのに)

そこでイレギュラーがあり、代原として兄弟誌への掲載提案されるがマンガ家氏は断ってしまう。

たから見れば、掲載誌にそこまでこだわる理由が分からない。

チャンスはつかんでおくべきなんじゃないだろうか。

原稿料がすぐ出るだけでなく、担当編集者に貸しを作れるわけで、今後はなにかと優遇してもらえる可能性がある。

それをふいにしておいてキレてるというのは、客観的に見ても意味不明だ。

作品発表会じゃないんだから、この雑誌じゃなければイヤだという意地はそこまでして通すものではないだろう。

 

 

野球選手で言えば、巨人の2軍選手が急に「阪神なら出られるぞ」と誘われるようなもんか?

ここで阪神の誘いを断ったら、もう2度と阪神から誘いが来なくなることは分かるだろう。

そこまでして巨人に操を立てても、客観的に見ればこの選手巨人の2軍選手であり、何もなければずっと1軍の試合には出られないのだから

2016-03-01

なぜ守秘義務違反して平然としていられるのか

また「編集部事情」を暴露する輩が現れた。

原稿料記事1本につき2000円が相場でした。

それでは取材ができません。では、どうやって記事を作るのか。書籍Web記事を参考にして、記事を書くんですね。特にビジネス系のハウツーはよく読まれるので、多く書かれました。

そして、当然WebではPV記事アクセス数)が求められます記事PV数に応じて追加支払いをするというメディアもありました。すると、PVを取れる記事を書くにはどうすればいいか、というノウハウ編集部内で共有されるようになっていきます

そのうちのテクニックの一つとして、「逆説」というものがありました。

世間常識とされていることの逆を言うと、注目を集めやすいと。当時僕が関わっていたWebメディアにはライター向けのマニュアルがあり、はっきりとそう書かれていました。」

http://liginc.co.jp/246919

こうゆうのって取り締まれないの?

契約書に「内部事情を無断で漏らすな」って書いてるでしょ?

なぜ当然のように公開しちゃうの?

モラルがないの?

この編集部ってのが確実にうちだから頭にくる。

ホントやめてほしい。

関係者不快にさせるだけだよ?

お金もらって仕事していたのに、そこの事情を嬉々として話す人って問題じゃないのかな?

2016-01-18

なんたら合同(笑)

合同誌、作ってる側は楽しいし、同人誌としてはしごく真っ当な表現方法なんだよな。

個人サークルが増える前、20世紀頃の同人誌では複数の描き手が1冊の薄い本を作るとか当たり前だったから、それは分かる。

ただ、21世紀に入って、マンガを描く作業が個人で完結出来るようになって、個人サークルが増えてくるようになってからは、正直下火の形態だと思う。

やれ原稿料だの売り上げ折半だの、細かいことをきっちり整理しないと気が済まない気質の人が増えてくると、瓦解までやたら早いし。

そんなことで揉めている暇があったらより良いマンガの描き方で盛り上がっとけよと言いたい。

2015-12-18

http://b.hatena.ne.jp/entry/otapol.jp/2015/12/post-5001.html

アックス青林工藝舎のやり方って、(旧)ガロの頃から伝統はいえ、単行本になりにくい新人とかには辛いやりがい搾取だし。ライター系の人は、(新)青林堂のやり方に賛同する訳じゃないにしろ、「それでも原稿料払ってくれる出版社がいいなぁ…」と暗に言ってるけど、はてブの人たちは、カスミ食っても清くいろ!(オレはアックスの本買ってる訳じゃないけど)っていう自分とは無関係正義感が炸裂していて面白い

2015-12-08

http://anond.hatelabo.jp/20151208163534

増田らはよく知らないだろうが

最近アンソロ原稿料出ること多いよ

数千円だけど

で、販売時の利益編集人(発起人)総取り

昔は無料原稿依頼して、相互みたいなケースが多かったけど

今はほとんどの人が1人サークルで全員がアンソロ作るわけではないから

お礼の食事とかのケースもあるけど

お礼を渡して完結させることが多い

それにしてもなんだ、「自費出版」ってw

商業アンソロ混同してるんかい

最初から同人誌の話しかしてないだろ

http://anond.hatelabo.jp/20151208151625

同人誌アマチュアなんだし、原稿料そこまで払ってるわけじゃないんでしょ?

おおかた、別ジャンル別カプに熱意が移ったってことなんだろうし

そこを読み切れなかった自分を恨むべきなんじゃない?

あるいは思い切って直しを依頼すればいいじゃん。

編集者は現行集めるだけが仕事ではないのだよ。

そして、アンソロ仕事ではないのだから

クオリティをそこまで追い求めるのは本当に正義なのだろうかね。

2015-11-22

http://anond.hatelabo.jp/20151120182235

取材記事がメインのサイトからですよ。

ネット上の情報だけで書く記事は5,000円です。

というのも、有識者に聞いた情報のほうが価値が高いからで、ネット上の情報だけで書く記事なんて誰にでも書けるから

誰にでも書ける記事を書いて、高い原稿料をもらおうなんて甘いですよ。

から安いんですよ。

2015-11-20

http://anond.hatelabo.jp/20151119211340

取材記事には1万円出してますが、何か?

クソみたいな原稿料素人ライターさんだけの話でしょう。

2015-11-19

http://anond.hatelabo.jp/20151119204128

つーかおめーらはクソみたいな原稿料で何を言ってるんだという話ですよ

1万円以上出してないんだろ?

2015-10-14

http://anond.hatelabo.jp/20151014124240

いや、もちろん「同人誌原稿を無断で載せる」はめったにない事例だと認識しているよ。

でもその問題点を考えた時「仕事の依頼をして原稿を書いてもらい掲載したうえで原稿料を支払わない」や「持ち込み原稿を無断で掲載してしまう」とどこが違うのか? っていうと、ブラックさでは変わらないんだ。そしてそれらの事例は珍しいとはいえ、無い事例じゃない。

そもそも金銭的被害の話でいえば、「連載の仕事を依頼しておいて作業は発生したのに企画がぽしゃって書き溜め作業がただ働き」なんてのはありふれている。この事例の場合なんて、ありふれ過ぎていて「出版社が悪である」という認識すらないほどだよ(まあよくあるよねで流されがちだ)。

今回の事例「同人誌原稿を無断で載せる」はたしかに、道義的法的に真っ黒でひどい事例だよ。でも、金銭的(=作家労力の搾取的)事例としては、残念ながら「そこまで被害の大きな事例ではない」んだ。

作家側の金銭的、労働搾取」っていう視点で見た時、業界全部がグレーで、もっとひどいことは蔓延しているよ……っていうのが前回のエントリーだよ。

http://anond.hatelabo.jp/20151014103153

リブレは基本、ほぼ素人拾ってきては

格安原稿料でそこそこ売れる本作ってる会社からね。

アマチュア拒否感持たれるのが一番商売にかかわる。

はらだ氏自身ハードエロ先鋒で作風評価は高いけど

そこまでビッグネームというわけでもない。

出版社としては第2の中村明日美子狙ってんのかな。

2015-09-12

原稿料1ページ9000円✕月産32ページ

288000

アシスタント代(9時間拘束・交通費込)1人1万円✕5日or5人分

アシスタントの食費(昼飯+夕飯1000円)✕5日or5人分

  • 5万5000円

水道光熱費(平均して)

電気)6500円(ガス)4000円(水道)2000円

  • 12500円

通信費(平均して)

ISP+フレッツ)4000円(携帯)1万円

  • 1万4000円

食費(自炊なし、朝少なめ昼ガッツリ夜少なめ)+飲みなど交際費

  • 3万5000円

家賃(築年数30年・アパートバストイレ別)

  • 6万5000円

諸々社会保障費、年金、本、服...




三大出版社だけどきつい。

2015-08-29

神保町はいい街だけど、とても楽しい街ではない

一昨日のアルバイトの昼休み緑色の袋をくれる新刊書店でいつも詩はあまり載っていない月刊誌を買ってしまった。

今月の特集は「男の娘」であった。

大島薫やTS漫画作者のインタビューだったり、いつも通りの結局どうにもならない不毛な議論やらが載っていた。

出版商売から、売れるものを作らなければいけない。

事実自分も買ってしまった。

しかし、こんなもの書いても読んでもどうにもならないのだ。

まだ書く側には意味があるだろう。書く人間原稿料が貰えたかもしれない。

しかし、読んでもどうにもならない。

読んで、なにがあったかといえば財布から1404円が消えているだけである

緑の袋をくれる書店ガラスに映った自分はひどかったけど、いきていかなければいけない。

1404円したこの本は自分自分ではどうにもならないものを突きつけただけで、ほんとうにどうにもならなかった。

どうしてこんな本を買ってしまったのだろうか。

アルバイトが終わった後、0から70まで辛さを選べるカレー屋で美人が5のカレーを食べているのを見て、苦しくなった。

この街は好きだけど、2500円払ってもとても楽しい気持ちになれるわけではない。

2015-07-24

ネトウヨ垢でおなじみid:big_song_birdkanose村長ヘイトしている件

id:kanoseのせいでid:inumashが袋叩きになってる訳だが anond.hatelabo.jp あとで読む

big_song_bird togetter, 加野鹿, はてな村, 村長, 増田 最近村長火事場見物だけじゃなくて、自分から放火するような「真似」もするようになったかw。リンク2015/07/24

加野鹿ってタグ???のし???

気になるんで開いてみたら・・・

http://b.hatena.ne.jp/big_song_bird/%E5%8A%A0%E9%87%8E%E9%B9%BF/

id:kanoseのせいでid:inumashが袋叩きになってる訳だが anond.hatelabo.jp あとで読む

big_song_bird togetter, 加野鹿, はてな村, 村長, 増田 最近村長火事場見物だけじゃなくて、自分から放火するような「真似」もするようになったかw。リンク2015/07/24

加野瀬未友さんはTwitterを使っています: "既得権益打破するマンは、若者やりがい搾取するのが上手いというのは、もっと知られていいよなー https://t.co/uzjiwh5vH7" このエントリーには写真掲載されています twitter:kanose あとで読む

big_song_bird 加野鹿, twitter, 村長, ネタ やりがい搾取ってアレか?原稿料未払いのことか?wリンク2015/05/18 Add Star

古参の強さって一周回った強さなのだろう - novtanの日常 novtan.hatenablog.com あとで読む

big_song_bird ネット, はてな, はてな村, 加野鹿 「死者を美化するのは、生きてる人間の悪い癖だ」(まだ死んでませんw)リンク2014/07/28 Add Star

Twitter / NStyles: 虚構新聞やらかして、地蔵発狂して、流し読みだけしかしない ... twitter:NStyles あとで読む

big_song_bird twitter, 加野鹿, はてな村 村長が掘り起こしてっていうのは確かに様式美だ。あの人、今じゃネット上のもめ事にしか興味ないからw。リンク2013/11/22 Add Star

インタビューを受けた『超エロゲーハードコア』が10月26日に発売されます - ARTIFACT@ハテナ系 このエントリーには写真掲載されています d:id:kanose あとで読む

big_song_bird エロゲ, 加野鹿, はてな村村長 原稿料未払いのことには触れてるんだろうか。村長は「支払ったんだからもういいだろ!」と解決済みにしたいようだけどw。リンク2012/10/25 Add Starhachimasa

こんなん出てきた。

id:big_song_birdってid:m-matsuokaと同じぐらいしょうもないネトウヨはてなーでお馴染みだけどkanoseにまで攻撃対象に加えてたのね

何故かしら?kanoseさんが左翼に見えるのかしら?

参考:はてブに生息する二大ネトウヨ

id:big_song_birdid:m-matsuoka

http://b.hatena.ne.jp/big_song_bird/

http://b.hatena.ne.jp/m-matsuoka/

2015-07-02

http://anond.hatelabo.jp/20150626230216

ホッテント入りしてから消す増田ってなんなの?釣りなの?創作なの?原稿料いくらぐらいなの??

2015-06-09

プロのモノ書きという危うい存在について

ダイナミックレンジ理解すると写真もっと上手くなる

http://anond.hatelabo.jp/20150608172212

そろそろブクマも落ち着いてきたのでここで一つネタばらしをしてみる。

じつはこの記事は、カメラ技術以外においても昨今の話題に対する皮肉が書かれているのだ。

それはプロのモノ書きという存在の危うさについてである

私自身はこの文章をおおよそ40分ほどで書き上げた。

もちろん大体の文章構成は前日から頭で練っていたものだが、実際にキーボードを叩き始めてから投稿するまでの時間が40分という意味である

わたしはプロのモノ書きでもなければプロカメラマンでもない。

実際の本業は全く重なることのないような分野で、モノ書きも写真趣味として嗜んでいる程度だ。

どちらも仕事に役立てたことはあるが、それを仕事として収入を頂いたことは一度たりとしてない。

当然それを生業としている人間技術力や知識力の高さを知っているつもりだし、この程度の文章撮影技術プロになれるとも思っていない。

からこそ諸兄の辛辣コメント真摯に受け止めることができるし、おそらくそうした辛辣コメントを下さったさらに習熟度の高い諸兄においても同じように思っていることだろう。

ところがだ。

少しの技術と少しの特異性を持った程度でプロを語り、それに飽きたらず自分たち収入業界未来について嘆く輩がいるというではないか。

それが最近妙に鼻についてしょうがないのだ。

やれ仕事の単価が安い。他の人間比較されて買い叩かれると嘆いているが、そこにその仕事を頼むのに君で無くてはならない理由はあるのか。

もしそれに答えられないのだとするなら、君たちがプロとして食べて行けているのは君たちの技術が超一流なわけではないということだ。

今の世の中において、君たちレベルの習熟度や知識であっても一般消費者にしてみれば都合さえよければ有用と捉えているに過ぎないということなのだよ。

一般消費者を相手にしている限りは、わたし程度の技術力で文章写真も事足りてしまうのだ。

逆を返せばその程度の内容であれば作り手がわたしである理由もないのだ。

原稿料が安いのはつまり、君が作り上げた記事はその程度の価値しかないということだ。

何もこれはモノ書きに限定した話ではない。

おおよそのプロと呼ばれる職業においても共通している話なのだ

情報化が進んだことでどの分野においても素人から脱するためのノウハウ殆ど場合において当然のように共有されている。

その気になれば様々な分野においてある程度の習熟度を達成することは、容易くできてしまえるのだ。

残念ながらもうこの知識やノウハウの氾濫を止めることは誰にもできない。

そんな中で素人に毛が生えたような人間比較されて自分のほうが価値があるということを証明することはこれからますます困難になっていくことだろう。

ならばどうするのか。

しかしその答えもこの増田には隠していたつもりである

大したことのない技術力同士でであっても、文章力カメラ技術という2つをかけあわせることで、こうして人の注目をあつめることができるのだ。

そして最も大切なことは、その記事を公開するタイミングである

世の中が欲しているタイミングに、及第点同士の情報を掛けあわせたもの提供できればいいだけなのだ

自信の能力に対する完成度ばかりに目を向けていつまで世の中に原因を求めるつもりか。

さっさと顔を上げて、その程度の能力でも価値を生み出せる方法に目を向けたらどうか。

学校で学んだノウハウだけで生きていけるほど世の中は甘くはないのだよ。

増田の片隅において、そのことを証明できて非常に満足している。

つぎは変態ネタでも書くよ!

2015-02-12

http://anond.hatelabo.jp/20150211201344

http://anond.hatelabo.jp/20150211225021 とは別の編集者です。興味深かったので自分お話も。

編集者って一体何の仕事をする人なのか?」→売れる本を作ることと、制作/出版に関われる各所との調整が仕事です。

より具体的に言うと、「企画」「制作進行」の2つのフェーズがあります。企画はその名のとおり、どのような本が売れるかを調べ、内容の方向性やページ数、判型、大まかなページデザイン、大まかな発売時期、価格、部数、仮タイトルなどを決めます。それに合わせて著者やデザイナーを探したり、発注を行ったりもします(もちろん著者が先に決まっていて内容を詰める、というケースもあります)。著者が決まって発注を行う時点で、価格や大体の部数、予想収益などもある程度シミュレーションしておきます

発注完了したら、続いては制作進行に入ります。内容については発注段階で確定させておくのが原則ですが、当然ながら執筆を進めるに従って変わってくることもあるのでその辺りを著者と調整したり、進捗の確認をしたり、といった辺りが原稿を受け取る前の作業になります。並行して、デザイナー相談して細かいデザインや表紙を詰めてもらいます

原稿を受け取ったら、今度はそれをチェックしてデザイナーに送り、DTP作業を行ってもらいますDTPレイアウトが終わった段階で校正に入り、校正専門家にチェックしてもらい、その後チェック済みのものを著者に再チェックしてもらって適宜修正問題なければそのまま印刷所に送られて印刷後取り次ぎに納品されて書店に並ぶ、という流れです。

ちなみに、これらの作業は大体3〜6本くらい並行して回します。1つのタイトルにずっとつきっきり、ということは(少なくとも弊社では)ないです。

元増田発言についてのコメント

・直してくれるのは基本的てにをはのみ。それ以外も時々直してくれるがだいたい見当違いも甚だしい

書籍に挿入する画像著作権等の確認はこちらでする

執筆内容の信憑性裏付けるためにいろいろな人に確認してくれるなんてことはなかった

文章を直すと怒る人もいるので、自分場合修正は最小限にしています日本語として間違っている場合は除く)。内容については基本的に著者を信頼しますが、気になったところは自分調査する/専門家に問い合わせる場合もあります。とはいえ、原則として(監修を付ける場合を除いて)すべての部分を検証する、ということはありません。著作権等の確認も同様です。基本的には、著者が著作権を持たないものは使わない、が原則です。

著者が権利を持たないコンテンツ(主に画像など)を使いたい場合相談していただければ可能な限り編集部で手配します。だいたいのものは(よほど法外なコストがかかるものでなければ)意外と使えたりします。

インタビューなどに行く場合は、私が相手とコンタクトをとり日程を取り決める。出版社からは私と相手ふたりあわせて1000円のみ支給

著者が執筆を行うに当たって必要判断して行う(取材の一環としての)インタビューについては、そのセッティングも著者の仕事、それにかかるコスト原稿料/印税に含まれる、という考え方が多いと思います。もちろん編集部主導でやる場合もありますが、その場合場所代などを編集者が出すケースは多いですし、編集部から直接相手に謝礼を出す場合もあります

スケジュール概要は教えてくれるが、タイトルデザインをいつまでに決定すればよいかなどの詳しいスケジュールは教えてくれない

うちの場合は先にタイトルや大まかなデザインを決めてから発注しますが、ここらへんはケースバイケースでしょう。ただ、スケジュールをきっちり決めてもそれ通り動くことはほぼないので、曖昧な形でのスケジュール引きになります

・書き終わってないのに出版日を次の月に勝手に設定されていた。こういうのは書き終わってから設定するものじゃないのか

締め切りを設定しないと作業を進めてくれない著者もいるので、先に決めてしまうことが多いです。

・了承のないタイトル変更をされた

・表紙のデザインも提案した物とはかけはなれたもので決定された

タイトルデザインについては、基本的に著者には権限ほとんどないと思ってください(もちろん相談しますが)。かといって担当編集者独断的に決められるわけでもありません。営業担当者編集者上司やそのほか謎の要因などに影響されることが多々あります

そのほか編集者という仕事に関するツッコミ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん