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2020-04-11

anond:20200411210621

裏には反社が居ると思った方がイイ。

優秀な技術者でもちょっと誘惑して薬漬けにして、借金させてしまえば、もうあとは底なし

金の為ならなんでもする奴隷になる。

2020-04-03

マスクはやるが金はやらんと言う強い意志を感じる

現金で30万円給付の話が出てきたけども、条件が厳しくて、詐欺だ!問題ありの声続出。

https://togetter.com/li/1489268

お前らはマスクを2枚重ねして黙っていろ、金はビタ一文やらんと言う強い意志を感じる。

しか経済支援見送りした件と言い、日本国民のみならず中小企業をも見捨てにかかっているのは凄いよね。

与野党わず政党が終わるだけなら良いけど、今回に関してはそれこそ日本が終わりそうな勢いになってきたよなぁ…。

流石にここまで酷いと笑うに笑えない。

フランス出羽守マスク2枚配布、日本を見てるとウンザリするな・・・」

https://togetter.com/li/1488838

>布マスク2枚配布、今のフランスなら「よくやった」って声で溢れる案件トレンド調べると案の定不満底なし日本人が散見してウンザリするな。いらないなら近所のお年寄り病人妊婦にあげればいい。

しかしこの人も尻尾出したよなと思う。

流石にこの件で擁護するのはアレしかいからねぇ。

鍵垢にしている時点で突っ込みあったのだろうけど、布マスクはそれこそキメの細かさの点や衛生上の問題で下手なメンテをしてしまうと感染源にもなりえる事から廃れて、使い捨てマスクが主流になった点等があるからね。

それに日本人が不満を言うのは当たり前でそれはネトサポ的な方々でない限りは右も左も関係なく言っているのはようは命と金がかかった問題からだしねぇ…。

そもそもこのマスクの件はその自民党議員からも苦言が出ているぞ(苦笑)

それと金銭的保証はないのに自宅で待機しろとか出歩くなとかイベント企業に関しても自粛要請はあっても現時点では保証がないのだから言われたらそりゃ不満も出る。

企業にしても企業対応するのも無理があるし、イベント企業などは実質事業停止保証も今の所ないから泣きを見ている訳だから

2020-03-25

増田よ マスク欲の上限を教えてくれ

シャープマスク生産を開始するそうだ

ニュースリリースによれば1日最大50万枚。つまり30日で1500万枚生産される

当然、他の企業生産を進めているし、増産し始めた企業もあるだろう

しかし、だ。

このマスク不足の恐怖を思い知った日本国民のことだ

多少マスク供給されたところで買い占めに走ることは火を見るより明らかではないか

 

そこで全増田に聞きたい

おまえたちは、一人につき何枚のマスクストックがあれば安心して眠ることができるのだ?

おまえたちも人間だ。さすがの底なしマスク欲にも上限があるだろう

いったい一人何枚ストックがあれば、この無意味マスク争奪戦が終わるのか

ズバリ聞きたい

2020-03-24

anond:20200324235649

それ被災者にもいえんの??

子供なんて最初から経験値も貯蓄財産もなにもないんだから

毎日感謝しろ」とかいっても底なしなんだよね

まあでも飯をおいしく食べるために口だけとか負担の軽い部分は気軽に感謝しとけばいいとは思う

2020-01-08

anond:20200108145547

まず、「父親」は、どういうつもりでこのひどい状況を放置しているのだろう、と悲しくなる。

仕送り云々は、それは家族ごとに常識感は違うだろう。だがこれからは、少なくともあなたお金原則としてあなたの「新しい」家族お金であり、具体的に言えばあなたの子ものためのお金でもある。あなたは、自分の子ものお金を奪ってまで自分母親に尽くさなくてはいけないのか? それで得られるものとは、一体何だ? あなた自己満足? 子としての義務? ならば、あなた自分の子どもにも同じような「義務」を課すつもりか。

真に申し訳ないが、あなた母親底なしの穴だ。何をどれほど注ぎ込んでもそこから何かが返ってくることなどない。あなたがこれまで投げ込んだお金は、全て暗い暗い底なしの穴に捨てられて消えたのだ。今まではまだお金で済んだ。しかし、この先はあなたあなたの大切な人の人生を投げ込むことになる。それでもその穴は埋まらない。

結婚するというのは、一人の人間として自立するということと不可分だ。あなたあなたを「子ども」に縛り付けてきたその人から離れ、あなた自身人生を始めなくてはならない。勇気を出すのは今だ。

2019-12-25

不倫って性依存だよなという話

不倫中の男が養子とりたいと言っていて腰が抜けた。

夫婦にも私夫婦にも今のところ子供はいない。交際を始めて一年半になる。

養子縁組の件、男は公的機関申請済みで、あとは子供が紹介されるのを待つだけ。もしかしたらすでに紹介されてて面談中なのかもしれない。

状況がよく分からない。詳しく聞こうとしても、いつもはぐらかされる。

子供が来たら教えてね」と言うと「でもそしたら君はもう会ってくれなくなるんでしょ」と言われ、

子供可哀想から子供が来たら不倫やめよう」と伝えると「ほんとに子供可哀想かな?」と宣った。

そりゃ子供気持ち子供本人に聞かなきゃ分からない。

でも聞けるか?お父さん不倫しても嫌じゃない?って聞けるか?

聞けないなら初めからするべきじゃないだろう。

それとも親は子供に対して、そこまで誠実である必要はないのだろうか?

からない。でも少なくとも私は、自分の父には誠実であって欲しかった。

親のエゴで傷つけるなら私を作らないで欲しかった。

から誰かのお父さんとは関わりあいたくない。子供を傷つける危険因子になりたくない。

子供を大切にしたい。

不倫って自傷行為だ。

色々あって苦しくて仕方ない時に、藁にもすがる思いで始めたW不倫だった。死にたくなかった。助かりたかった。

男と寝ると脳をつんざくような刺激があって、その時だけは苦痛が和らいだ。キラキラ星が瞼の裏に散って、生きられる気がした。ハマってしまった。

男もそれなりに私を気に入って、カワイイ、大好き、一緒に暮らしたい、転勤したらついてきて、妻とは別居している、妻を女性として見られない、関係は冷え切ってる、離婚するかもしれない…etc と言われた。

そんな風に言われると私もその気になってしまい、最初セックスだけだったのが段々精神的にも親密さを覚えるようになった。男を可愛く思うようになって、社会的に支えてあげたいとか、独占したいとか思うようになった。

歌舞伎町ホストが客をホスト狂いに墜とすのと同じやり口で惚れてしまったわけだ。

それで交際一年ちょっとしたとき「じゃあ私離婚するね。再婚しよう」とプロポーズしてみたら「それはできない」と手のひらを返された。

「別居していた妻とは今ほとんど同居している。君と再婚する気は無い。養子募集している」のだと。

な、なんだそれ…と絶望してしまい、高岡由佳みたいに包丁で滅多刺しにしてやろうかと思ったけど、同時に男のことをもっと好きになる自分がいた。

人は生きるために、手首を切ったり、薬物やったり、サウナで整ったり、アルコール飲んだり、

筋トレしたり、ネトゲに没頭したり、過食したり、万引きしたり

猫を殺したり、何にでも七味かけたり、痴漢行為したりするんだろう。

私の場合その対象たまたまセックスで、相手との関係性は不倫だ。

生きるために不倫という刺激物を必要としてる。

でも刺激は慣れる。回を重ねる毎に、もっと重い刺激、もっと大量のドーパミンだかアドレナリン必要になる。

から男に軽んじられ傷つけられても滝に打たれる修行僧みたいに耐えられちゃうし、「殺す卍」と思うほど強い刺激が発生しても、殺意と同量の「大好き♡」が生まれてズルズル続いてしまうんだ。

こんなの心身に良いわけがなく、普通に死んでしまう。

刺激が無いと死んでしまうわけだが、刺激を求め出すと底なし沼みたいにどんどん堕ちていき、それはそれで死んでしまう。

うつ状態視野が狭まり、体が動かなくなるときもある。ものを食べられなくなり体重が落ちて35キロになってしまった。

悪循環。立派な性依存恋愛依存関係依存。脳の病。

というところまで不倫カラクリが分かってきた。分かると同時に冷めた。

刺激が無くても生きていられるようになるには、セロトニン必要なのかなと思って、いまトリプトファンサプリを摂っている。

穏やかさに満たされてけっこういい感じ。キラキラ星が見えなくてつまんないな〜とも思うけど、これで良いんだよね。これで良いんだ。

2019-12-15

島本理生に憧れた女のはなし

私は本が好きだ。

外に出るのが嫌いで、一人で家でゴロゴロする休日が何よりも好きな人間だから読書は一番の趣味といえる。

本を読んでいると、たまにこれは私のことを書いたんじゃないかって思える時がある。でもそれはきっと、私が経験した出来事が世の中にたくさんあるうちの一つだったってだけなんだろう。

そんなありふれた話をどうしても誰かに聞いて欲しくて、よくある話だなつまらんわって吐き捨てて欲しくて日記を書く。

育ってきた環境のせいなのか、私は人を好きになることが苦手だ。もっときちんと説明すると、恋愛感情を持つことが苦手。人間的に好きになっても、例えば異性として、肉体的な接触を伴いたい相手として好意を抱くことが少ない。

から20年以上生きてきて、好きになった相手は片手の数で収まるほどだし、これは私の価値観の中ではとても少ない人数といえる。

その数少ない人々には共通点があって、それは初めて会ったとき私の中で「この人のことを好きになるし、好かれる」という確信を抱くところだ。かなり主観的自意識過剰で、根拠のない共通点かもしれない。要するに私は、一目惚れから始まるタイプなんだろう。だから友達から恋人関係性が変わることはほとんどなく、周囲の環境が変わらないと(自分を取り巻く人が変わらないと)新しい恋愛出会うことが出来ないタイプともいえる。

そんな私はこの四月に会社に勤めることになった。男女比は半々くらいだけど、かなり年上の方が多い会社。そんな場所好きな人が出来るとは思わなかったし、そもそもずっと働きたいか社内恋愛はしないようにしようと思っていた。(なんとなくめんどくさくなる印象があったから)

でも、入社して最初挨拶中、コンタクトをつけてくるのを忘れてぽやぽやした視界の中で、他部署男性を目にし、きっとこの人を好きになると思ってしまった。いやいやこんなボンヤリとした視界で判断できないやろと自分を律して、仕事に慣れることに集中していた四月五月。

彼は私の同期の直属の指導員だった。

部署は違うけれど、同期に指導する声はよく聞こえてきて、しかもその声がよく通る私好みの声で。あの日ボンヤリとした視界を補うように、聴覚から好きになってしまった。

とはいえ仕事上で関わりもないし、そんなに積極的にどうにかしたい気持ちもなかったので、社内に推しができてラッキーくらいの軽い気持ちで日々仕事をしていた。

それが崩れたのが10月の話。

私が何気なしに指導員の先輩に提案した飲み会が、思った以上に大掛かりなものになり、そこに彼が参加することになったのだ。初めて彼と会話らしい会話をした私は、この人ほんとに好きだなと気持ちを深めてしまったし、きっと自分は彼のタイプだろうなと手応えを感じていた。実際に彼もそのことを認めていた。

なんとなく、話し流れと社交辞令で、ワインを飲みにいきましょうと約束をした。

きっと、社会人の方々なら安易想像できるのだろうけれど、部署が違えば仕事も違い、忙しい時期もリズムも違う。

あえて多部署の後輩を誘うこともないだろうとそんな約束お酒とともに飲み干してしまったし、期待もしていなかった。だから11月の頭、彼とたまたま帰りのエレベーターで一緒になったときに、日程決めてないなって話しかけられて動揺した。安易に好きになった。もうそもそも好きなのに。

結局その日も具体的な日時は決めなかったのだけど、彼が飲みの場での約束を守るタイプ人間だとわかっただけで嬉しかった。

そして、今月、また彼と同じエレベーターに乗る機会があった。

きっと今日飲みに誘われるなと思ってエレベーターに乗り込んだ私は、実際に最寄駅に着くころ彼とどのお店に行くか話し合っていた。

私より勤続年数が長い彼は、良いお店のストックをたくさん持っていて、ワインの美味しいお店という私の希望を叶える素敵な立ち飲み屋さんに連れて行ってくれた。

そこがめちゃめちゃ美味しくて、彼と話すのもとっても楽しくて、お互いに趣味価値観が合うことも確認できて幸せ時間だった。

そこで終わらせておけば良かったのに、どうしてだか2人して一緒に帰り、2人して一緒のベッドで寝ている。

彼には恋人がいて、私は多部署の後輩でしかなくて、友達ほどの信頼関係もないのにセフレになんてなれるはずもなく、一番中途半端関係になってしまった。

こんなのほんっとうによくある話で、私は今まで同じような状況に陥った友人たちを散々説教してきたのに、これからどうしたら良いかからない。正直超困惑してるしもうお酒飲まないと誓う。

どうしていいかからない中で、確実に分かることもあって、私は彼を嫌いにはなれないし、そんな中で私は働き続けなければいけない。

めちゃめちゃ沼やんってなる。

それも底がないタイプの沼。

人生ハードモードだなって自業自得ながら絶望するけど、私の大好きな島本理生さんの本がもっと実態感を伴って理解できるようになるかもしれないと思うと少し嬉しい。

ハマるなハマるなと言われて引きとめられていた沼に底なし沼ってどんなんなんだろうと興味本位で近付いて案の定沈んじゃう人生経験しないと島本理生一方通行しか読めない。これは私の希望的観測だけど。

島本理生に憧れた女がどうなるのか、また誰か聞いて欲しい。

2019-11-13

anond:20191113021628

結局、臆病な男もモテないけど臆病な女もヤリ捨てされるだけなんだわ。

恋愛は一回守りに入るようになったら後は底なし沼。

2019-10-24

過去の栄光にも意味がある

過去の栄光にすがっていてはこれからの成長がない、というようなことを言われるようだが、すがれる過去の栄光があるということには意味がある。

とりあえず一時しのぎ的にでも過去の栄光にすがっておけば、それ以上自己評価が下がることはない。

過去の栄光すらなかったら、底なし自己評価が下がるばかりである

当人自己評価プライドなんかを維持できるならば、過去の栄光でも何でもすがっていればいいのだ。

もちろんいつまでもそのままではいけない。

落ち着いてからまた次を目指せばいい。

2019-09-30

同じ気分のやついるか

今30代で年収300万円台。残業が当たり前で職場ワークライフバランスは最悪。休日は疲れて寝てばかりで趣味にも打ち込めないしスキルアップもできない。かといって能力はないか転職できない。というか、転職活動する気力がない。結婚どころか恋愛もできないし、鏡を見たら汚いおっさんがいるのでイヤになる。貯金も大してないし病気になったら詰む。一人っ子なので介護離職することになっても詰む。俺の人生なんだったんだろうなって気分。わかる?過去を振り返ってもたいした思い出ないし、友達もいない。何かに秀でることもないし人生を楽しんでもいない。このまま緩やかに苦しくなっていって最後死ぬんだなぁってだけの人生。で、こういうこと書くと十年後から戻ってきたつもりで、って言うんだろ?変わんねえよ。詰んでるんだから。戻ってきたら同じ苦しみ繰り返すだけだよ。で、病院行ってこい、お前は鬱だ、とか言うんだろ?変わんねえよ。病院行ったって俺の年収は上がんねえよ。日本経済はよくならねえよ。最近の唯一の楽しみは夢を見ること。将来の夢じゃねえぞ。夜見る夢だ。夢だけがおれを因果から解放してくれる。腐ってるよな。でも死にたくない。底なし沼。酸素ボンベ担いだ底なし沼だな。もう底に沈んでるのにまだ死ねない。

2019-09-05

anond:20190905011327

まったく同じことを考えていた。

だけど逆算して「何がどうなっていれば自分肯定できる(「俺スゲー」って思える)か」、その「何」をまずは手に入れようってことを考えてみたんだ。

そしたらそれは自己肯定感の低い人には到底なし得ないものだとわかって余計に絶望したよ。

詰んだしかない。

2019-08-02

anond:20190802134213

底なし沼を足場だと思って引っ張ってるやつも多いけどな

2019-07-22

比例票の分散見てるとやっぱ野党って底なしのアホやな

せめて社民は立憲に合流しろ

共産執行部を抹殺してれいわに混ぜてもらえ

2019-07-17

anond:20190717223734

日本人が抱える底なしの悪意に応えていないかダメ

敵は外に作る必要がある

2019-05-18

子供の頃の残虐性が抜けてないと感じた話

※この文章には少しグロテスク表現が含まれます。虫表現あり。





突然だが、これを読んでいる人は子供の頃、アリの後を追ったことはないだろうか。

アリを追って巣穴まで辿り着き、巣穴に水を入れたり、砂をかけて穴を塞いでみたり。アリでなくともダンゴムシを無理やり開いてみようとしたり、ミミズスコップで叩いてみたり。

自分はアリの巣穴を砂で埋めたことはあるが、水を入れたりしたことは無い。そういうことをやる人もいると聞いただけの話だ。ダンゴムシを開いたのは小学生の頃の友人だし(そのダンゴムシは無理矢理開かされて逆に反り返って死んだ)ミミズスコップで叩いていたのは小学生の頃の男子同級生だ。

ここで少し自分の話をしようと思う。

自分はどういう人間かと言うと、飲食店で「ごちそうさまでした」を店員さんに言うタイプ人間であるコンビニ店員さんにもタメで話しかたこともないし、レジのあとは「ありがとうございました」を言う人間である。むしろこれが普通で当たり前の世の中であって欲しいと思っている。

動物は好きだ。猫も犬も兎もハムスター可愛いと思う。動物虐待のニュースを見ると心が痛む。虫だって出来れば殺さずに逃がたいので部屋の電気を消して窓の外に懐中電灯誘導することだってあった。

自分ミミズスコップで叩いていた同級生を「やめろ」と止めた側だし、反り返されたダンゴムシをみて怯えた側である。花の蜜を吸ったこともあるし、たまに野生の桑の実を食べていたこともあるので普通と言うよりは野生寄りだったかもしれないが、「他者の痛み」に関しては普通感覚を持つ、普通人間である。と、思っていた。(アリの巣を砂で埋めた件はあったが、水を入れた話を聞いて自分はむしろそんな残虐なことはしないと思った)

話を戻す。

何故自分の残虐性が抜けてないと感じたのかについて話そう。 数日前に外掃除をしていたら職場駐車場隅に不自然な土の盛り上がりを発見した。ホウキで軽く散らしてみるとアリがわんさか出てきた。どうやらアリの巣があるようだった。

アリくらいいるだろうと思って気にせず雑草を抜いていると次はムカデが出てきた。さすがにビックリして自分の方に来ないように気をつけつつ外掃除を終えた。

子供も多く来る職場なのでさすがにムカデはマズいと感じ、上司に報告したところ殺虫剤を渡された。バリア機能がどうとかで即殺す力はないが家の周りに撒けば寄り付きにくくなるという粉末殺虫剤だった。

アリの巣があった所に粉を出すと目に見えてアリがそこを避けていく。なんなら気づいていなかったムカデまでうじゃりと出てきて飛び退いたほどだ。

そこで薬剤だけ撒いて帰るのが普通大人だったのだと思う。しか自分は出てきたムカデ殺虫剤をかけた。嫌がって逃げて動き回るムカデの後を追った。即効性のない殺虫剤からその場では死ななかった。

ムカデは隙間に逃げ込んだ。なのでそこが巣かと思って粉をかけてみた。(あとから調べて知ったのだがムカデは巣を作ることはないらしい。卵から孵る場所はあるらしいのでおそらくこの隙間がそうだったのだろう)

すると外に出ていた別のムカデが帰れなくなった。薬剤の周りをウロウロしている。そのムカデにも私は薬剤をかけた。同じようににげまわるムカデさらに追って周りに薬剤をかけて袋小路にしてみた。

ムカデも移動するので完全には囲い込めずムカデは別の隙間の中に逃げていった。

自分も別の業務に移らなければ行けなかった時間なのでそこで殺虫剤を撒くのをやめた。

終えてから、ただ、「おもしろかった」と感じた。

そう感じた自分を振り返って愕然とした。自分はもういい歳をした大人である。その大人が虫を追い回して逃げ惑う姿を「おもしろい」と感じたのである

よくよく思い返すと近い事例がほかにもあった。これを読んでいる人は「Godus」というゲームを知っているだろうか。簡単に言うと自分が神となり人間を発展させるゲームである。地形を変えて人間を導き、発展させるシュミレーションゲームである

このゲームの中で自分は神であるので、その指先ひとつ文字通り指先ひとつタップ1回だ)で人を殺すことも、家を燃やすことも、隕石を降らすことだって出来る。

ゲーム的には自分信者を増やすことが目的なので、用意された道に従い自分土地を広げ、人に家を建てさせ発展させて遊んでいた。

このゲームには自分を信奉する信者とは別の民が存在する。その民とこちらの民の幸福度によっては、こちらの信者は向こうへ逃亡して人口が減ってしまう。その幸福度簡単確認できるので逃げられてしまわないように自分信者幸福度を上げてゆき発展させていくという遊び方なのだと思う。

だが自分自分信者幸福度をあげるのではなく、相手幸福度を下げる方に傾いた。なぜならゲーム的にはそっちの方が楽だったかである

手始めに、ワンタップで殺してみた。それからギミックである底なし沼を発動させて溺れさせて殺してみた。最後集落隕石を降らして殺してみた。隕石の火で火事が起きて集落燃えている木を慌てて消す動作、木ではなく民自体燃えて逃げ惑う様を見ていた。

しかった。多分笑っていた。

ゲームとしては「文化的決着」というのがあって、手順を踏めばその民もこちらの信者に出来る。それを知ったのはその民が全滅してからだ。

そこで自分が思ったのは「あーあ」であった。別に信者を増やせてゲームがやりやすくなる機会を逃したからではない。

1人か2人この民を生かしておけばまた増えて、プチプチ出来たのにな。と思ったからだ。実際山火事を起こして全滅しそうになった時は雨をふらせて全滅しないようにしていた。隕石を降らしてちょっと余所事をしているうちにこの民は死んでしまった。失敗したなぁ。とそれだけ思った。

記憶力が残念なので最近出来事だとこの2つしか思い出せない。思い出せないだけで他にも自分の残虐性を認識する事柄はあったのかもしれない。

こういう残虐性って子供の頃の上手く命を理解してない頃特有だと思っていたのでいい歳した自分がこんなことを楽しんでいる事にかなりビックリしたのでこの文を書いてみた。

でも多分反省してる訳では無い。またムカデが出てきたら殺虫剤をかけて逃げ惑う様を見るだろう。

どうしたらいいんだろう。ちょっとよく分からないのだ。このまま他人に気づかれない残虐性を抱えて自分普通人間であるように生きていくんだろうな。

2019-04-23

底なし

ああ、また電話かけてきやがった。

底なし沼に沈みかけの老人にまとわりつかれている気分だ。沼から抜け出せない。

2019-01-23

anond:20190123112528

頭の良さと忍耐には限度があるけど馬鹿とその認識の歪みは底なしからしょうがない

2019-01-15

演技力

演技力に長けた知人女性がいる。

一見自立した強い女性なのだが、本人は常々「自信がない」と口にする。

ネガティブ思考だし、自意識過剰で気にしなくてもいいことまで気にしすぎて行動できないことも少なくない。

しかし要領がいいのかずる賢いのか、自信がなければ到底なし得ないようなエピソードをところどころ挟んできて、自分は明らかに凡人とは異なる特別な女なのだという印象を確実に与えてくる。

かといって決して鼻につく自慢ということはなく、過度の謙遜をするでもなく、「相手不快感は与えないが自分のことは最大限よく見せる」絶妙ラインを的確に狙ってくる。

うまいことオイシイところだけをもっていく技術に長けており、「いかにすれば自分を可愛くいい女に見せられるか」を熟知しており、それを確実に体現できる。

本当は自信があるのに自信がないふりをしているだけで、それは①あまりに自信ありげだと嫉妬されるなど自分不利益が生じるかもしれないからそれを回避するため、②自信がないふりをしておいたほうが周りが関心をもち助けてくれる可能性があるため、という計算あってのこと。

もちろんその計算様相は極力見せない(私は他の言動も含めて総合的に判断しているだけ)。

と、ここまで批判的に書いているように見えるかもしれないが、確かに妬ましく思うところはあるがこれだけ完璧に演じきってまんまとオイシイ思いをしている彼女には尊敬の念を禁じ得ない。

ていうか自分もそうなりてーw

2018-12-31

こういう人何て言うんだっけ

明らかに自分のことをかわいいと思っていて自信がある上に、そうでなければ到底なし得ないようなエピソードまで披露しておきながら、外見のことに言及すると口では「自信ない」「私なんてデブスだし」などと謙遜言葉を連発するも、その表情は(嬉しさで)口元が緩み、態度も「当然でしょ」と言わんばかりに少し鼻にかけたようになる(しかし決して不快感は与えない絶妙ラインをついてくるしたたかさも持ち合わせる)、っていう女。

何て言うかはさておき、男女どちらから見てもムカつくやつ認定していいかな。

ムカつきながらも、「こういう女を逆に落とせたら…」なんてことも考えてしまうのだが。

2018-12-27

anond:20181227004516

期限を予め切って相手同意しとけばそのスタンスもありだと思う。不妊治療底なしなとこが一番大変。

2018-12-15

【クソ日記】人と違ったことをしようと考えると途端に闇が見える

ジョーブログ動画面白くて(特に【危険】走る電車に飛び乗ったら大惨事【アメリカ0円横断#18】ヒッピー路上ギターを弾くラフな感じとか、トレインホッピング限界を攻める感じとか、見たことのない世界を見せてくれて楽しい)2時間ぐらい見てた。USA!な部分が見れたので、PRONTOから出た時は久しぶりにDisturbedを聞いてテンションを上げた。最近FM-84とかMitch Murderなどの80's風ハウスミュージックを聞くことが多く、凄く新鮮な気持ち。「あー俺も旅したい、仕事気持ちが死んでたけど思い出してきた…!」的なことを考えてた。

そして今、突如湧き上がる死にたくなる感情。なんだろうなこれは。ルールからはみ出るとこんなにも不安になるものなのか(いや、俺はただ動画を見ただけなんだけど)。自分貯金を使ってヒッチハイク旅に出る場面を想像すると、「俺はこんな凄いことをしてるんだ」って自慢したくなると思うんだけど、あとから凄く虚しくなると思うんだよね。じゃあ、その後の展開とか考えてるのかなとか、受け容れてくれる人間かいるのかなとか。一過性テンションは上がるんだけど、ふと現実に目を戻すと直視したくないものがそこにあって、途端に不安に襲われる。きっと孤独が嫌なんだろうな。その場のノリで自分を取り巻く常識からはみ出すということは、現状に対して目を背けるということでしょう。結局何もしてない状態って居心地が良いんだよね。そしてその居心地の良い環境を失ってしまうのが怖い。

以前、ぶらりと夜の川崎を一人で散歩した時にも遭遇した感覚だよ。ちょっとはみ出して人の行かない場所に行こう、廃れた場所に行こうとか考えてノリで行ってみる。最初アドレナリンが出て刺激的で楽しいって感じるんだけど、あれ、だからなんなんだ、何をしているんだ俺はという気分になる。そして死にたくなる。一人ではみ出した先には底なしの暗闇が広がってる。その暗闇を見たくないから、集団ルール迎合しがち。そりゃそうですよ。怖いもの

仲間がいれば多少は和らぐんでしょうけどね。ちょっと人と違うことをしようかなと思うと途端に闇が見える。そして後悔する。その繰り返し。

2018-10-25

anond:20181025131907

相反してる(「単なる」ではない)し、バカ行為と断言できるよ。底なしおバカさん?

2018-10-13

下戸申し訳ない

下戸は損なことだらけだし生きてて申し訳ない。

飲み放題で損するぐらいのことは構わないんだけど、人間関係面での損が本当に多い。

特に友人関係恋愛

飲める友達にはなんとなく気を使われる。飲める友達とサシで遊ぶと一緒に飲まないでいてくれたりして申し訳ないし(飲めない人と一緒にいてもつまらなくないかな?と思ってしまう)、3〜4人のグループ友達だと、上手くいえないけど飲める人同士の方が絆が強い気がして少し疎外感を持つ。

恋愛では「酒の勢いで」が使えない。男とバーに行っても格好つかないし、デートで酒蔵の見学とか行けないし、晩酌もできない。今付き合ってる人が飲める人だから余計にそう思うのかな。相手の楽しめる権利を私が制約してるみたいでとにかく申し訳ない。

来世は底なしに強い女になりたいものだ。

友達と酒飲んでどんちゃん騒ぎしたいし、彼氏バーに行ったり、酒蔵見学したり、家で晩酌してあーでもないこーでもないと語って情事に励むんだ。

2018-10-08

推し宗教に仕立て上げた話

推しが神ってよく言うけどね、私にとっちゃ推しマジで宗教なんです。人生を生きる道しるべなんです。私の辿った道は絶対よいこはマネしない方がいいやつだから自戒もこめてここで一つ纏めてるんですけどね。脈絡もないか絶対すごい分かりづらいし、めっちゃ重いけど、こんな人間もいるんだ、程度に流し見しといて。

まり小学生の頃。

小さい頃から親の転勤がさかんで、引っ越しばかりではあったけど、とうとう海外転勤になった。言語が通じなくて、文化生活習慣も違くて、それでも勉強はしなくちゃいけないし、友達はつくらなきゃいけないし、死ぬほど頑張った。そもそもそれまでは幼かった私は日本で一生過ごすもんだと思ってたから、何の心の準備も無かったし、本当に地獄だった。その頃のことが実をいうとあんまりよく思い出せない。思い出せるほど何か考えてなかったからだ。毎日毎日必死勉強して、それでだましだまし、何とか現地の子と同レベルになった私は、本当にあの頃よく頑張ったなと思う。もしも日本に残れていたら、の事を考えるたびに泣いていたから、そのうち考えないようになった。

そんな時に、アニメにドはまりした。

それまでは特にアニメ漫画に興味があるわけでなかったけど、小説は好きで図書室に一生籠もりたいと考えていたくらいだったので素質はあったんだと思う。

おおげさだと思うかもしれないけど、あんまりいきなりの事だったから、引っ越しても、現地の学校に通っても、友達を作っても、始終私には現実味が無かった。本当に、何だか悪い夢を見ているような毎日で、だからまり思い出が無いのかもしれない。そんな私にとって、パソコンを開ければスクリーンの向こうにいつでも広がる日本語のアニメ漫画は、唯一現実繋ぎ止めてくれる依代みたいな物だった。んな大げさな、って思うでしょ。実際に体験してみ、私があそこで心折れなかったのはひとえに推しと優しい家族のお陰だから。あそこで生きることを放棄しなくてよかったよほんとに。推しに会えたからね。

そんなこんなだから推しにどっぷり。腐り始めたのもネット違法アップロードされてた同人誌をみちゃったのがきっかけ。ごめんなさい、今はもうそんなことしません。推しお金貢ぐのがいいんだよね。話それたけど、とにかく検索能力を駆使してサイトを駆け巡った。全然未成年だけど十八禁の小説も読みまくった。本当にごめん。結局サイトのどこかに隠されたパスワードを見つけられなかったこともしょっちゅうあったわ。その頃から特定作家さんの存在認識して、「同人作家」という概念も覚えた。最近ツイッター等で作品投稿する作家さんが多くて、「その作品を作ってるのはロボットじゃなくて一人の人間だという認識がしにくい」なんて言われてるけど、サイト時代も割とそういうの難しかったと思ってる。似たようなサイト毎日、毎週、毎月ひたすら検索かけて飛び回っていたから。

私の場合は、綺麗なデザインホームページで、特徴的な絵柄で、日常的なお絵かきログ以外にも「何これ欲しい」って思えるようなハイクオリティ同人誌サンプル等を綺麗に纏めて陳列してくれる作家さんがいて初めて、「このサイトを作ってくれてる、こんな推し作品を作ってくれる特定人間がいる」って認識できた。

支部存在を知ったときも、正直「何だこれ胡散臭いな」って思った。皆そんなこと無かった?私はそんなことあったか支部存在を知ってから登録するまで半年かかった。でも前述した綺麗なホームページ作家さんが支部を使ってて、サイトで見たのと同じ同人誌サンプルが上がってて、初めて支部はまともな交流フォーラムなんだって認識できた。今まで見てきた沢山のサイト支部が初めて繋がった感じ。その作家さんとは今は推しカプもジャンルも違うけどずっとフォローしてる。推しカプとは関係ない、推し作家なんだよ。本当にありがとう、つらい日々に貴女の綺麗な水彩絵や、幸せそうに体を寄せ合って笑う推しを見てると、それだけで救われた。生きていけると思った。

支部は本当に神だったね。推しが、色んな人の推しが、簡単に手に入る。神っつーかドラッグだったわ。ほらよくあるじゃん、神と交信する為にドラッグ使ってトランス状態に陥るやつ。私にとっては完全にあれだったわ。支部を通して推し交信してた。

最初年齢制限とか全然分かんなかったから単純に十八禁作品アップロードできないのかと思って、「支部はいいけど十八禁の作品無いのが難点だよね~~~」とか思ってた。ある日とあるシリーズものの中に不自然に一話かけているのに気づくまでは。皆、シリーズ物の中に十八禁の作品がある時は、キャプションにその作品リンクを貼っちゃだめだよ。私みたいな、支部管理下に置かれていた駄目な未成年年齢制限に気づいて誕生日を変えに行っちゃうからマジで本当にごめんなさい。懺悔懺悔推し懺悔

あと、小さい頃からパソコンネット環境は惜しみなく提供してくれた親に感謝

新しい学校では言語スキルの上達もあって、もう少し親しい友達が出来た。日本に比べてオープンオタクや腐文化には優しいところだったから割とオープンにいけた。某巨人ブームも良くなかったよね、今までアニメなんかドラえもんくらいしか見た事なかった学級委員長が一夜にして腐るとは誰も思わないじゃないか。あのブームは本当にやばかった。もう、何か、やばかった。察してくれ。

でも成績は下がった。みるみる内に下がった。もともとだましだましやってきたもので、周りの子は塾に通ったり、来年の内容まで予習してるのに、私はその日その日を食いつなぐのに精いっぱいだったから、まあ普通に考えてそう簡単に差が埋まる訳ないんだ。新しい学校は優秀で頭のいい子が多かったし。私は焦ったけど、焦れば焦るほど悪化していく気さえした。あの頃が一番鬱だったかもしれない。中二病だったし。どんどん、自分が生きる意味存在価値が分からなくなって、とにかく死にたいと思った。もともと勉強は得意な方で、読書が一番の趣味みたいな子だったから、海外引っ越してそのどちらも取り上げられてしって、更に悩みを共有したり一緒に遊んだりする友達もいなくなると、存在価値が本当に揺らぐんだ。ついでに言うと、私の夢は言語に、もっと言うと日本語に関わる物だったから、母国語義務教育を受けきれなかった私にとって、希望に満ちた夢は一瞬で絶望になった。日に日に日本語に変なアクセントがかかるのが分かって、辛かった。(大事な事(日本語)は全部二次創作に教わった。支部駐屯する野生のプロ先生方、本当にありがとうございましたあなた達に救われた人間は、確かにます)思い描いていた輝かしい理想に私はきっといない。もっと何か、別の道を探さなきゃいけない。でもどうして?その道を進みたい訳ではないのに?私にはどうしようもなかった理不尽に進みたかった道を閉ざされたのに?私の生きる意味って何だろう、どうして私こんなところにいるんだろう。私はここで一体何をしてるの?私がここにいる意味とは??

がむしゃらな努力は報われない。方向がちがけりゃどんなに頑張っても目標には届かないからね。その日その日を生きてきた私には、目標努力意味も分からなくて、次第に疲れて、やる気をなくした。ふさぎこむようになって、私のこと心配する家族とも喋りたくなくなった。反抗期だったしね。とにかく放っておいてほしかったし、何も考えたくなかった。

比例するように、推しへの依存は強まっていった。毎日推しカプの小説を読んだ。それが無いと落ち着かなかったし、不安だった。息をするように支部ログインして、慣れた手つきで推しカプの検索をして、新しい作品が無いかチェックして、無ければ過去作品を繰り返し繰り返し読んだ。推しを見ている間は自分ことなんて忘れられたし、何も他の事は考えなくて良くて、ただ推しのことを考えていられたから、本当に幸せだった。要するに推しを使って現実逃避をしていただけなんだけど、でも推しはそれを咎めてこないでしょ。上手くいかなくてむしゃくしゃして、どうすればいいのかも分からなくて、楽しいことが無かった訳ではないけど、それでも辛い私を推しが受け止めてくれた。

別に推しやその生き様から希望を貰ったとか、頑張ろうと思えたとか、そんないい話じゃない。ただそこにいてくれるだけで良かった。何があっても、変わらず推しがそこにいてくれるのが心の支えだった。ただそこに推しがいてくれるだけで、生きていけた。それで、生きていたから、次の一歩を踏み出せた。

そんな日々を何年か続けて、やっと心の整理が出来て、ちょっとずつ、自分と向き合おうと思えるようになった。そういう時の心のワンクッションに、推しはなってくれた。重点を置くジャンルを移動するとほぼ同時期に、また親の転勤で、私はまた荷物を片付けて、また仲良くなった友達空っぽになった自分の部屋と家にお別れをして、引っ越した。

推しとはお別れなんてしないけど。好きな作品はいつまでも好き、好きなカプはいつまでも好き、好きなキャラはいつまでも推しのまま。ずっと私を支えてきてくれた、大事推しから。弊社は推し殿堂入りシステム採用しております

ここらへんでさ、推しに対する思いがなんか重いなって察しのいい皆さんは気づくでしょう。そうこれ、私にとっての推しが「不変の何か」「道しるべ」「希望であるんですよ。何かを思い出させません?宗教ですよ。神。絶対不変の神。人が神に縋るのは、神なら不変を貫きつつ全ての不安煩悩幻想、全部纏めて受け止めてくれるからですよ。生きるって本当に難しくて大変な事だから、皆ぶれない信念に縋って生きていこうとするんですよ。生きている人間からは得られない、あの絶対的な安心感。私は無神教だから~とか言ってたこともあったけど、あんなの嘘っぱちでしたよ。私の宗教推しだったんです、この頃から

新しい環境、新しい学校。ここは前にいた所より社交性を求められた。そして勘の良い皆さんなら気づくと思うけど、そう、ここまで勉強に精一杯で、時間があれば推しをキメて精神安定を図っていた私は、社交性を一切高めてこなかったんですよ。簡単に言えばコミュ障そもそも海外に来た時点で言語が通じなくて性格一転したからね。人と会話して意思疎通図るのがいつの間にか苦手になってた。それだけの言語スキルを手に入れてからも社交に対する苦手意識はぬぐえなかった。

それでも、割といけた方だと思う。苦手でも、人と関わるのが嫌いなわけではなかったから。新しい学校は、私と似たような人生辿ってきた子が結構たから、それもあってか、割と簡単に馴染めた。

いや実はそんなことなかったかも。友達関係でいっぱいトラブルも起こしたし、悩みもいっぱいあった。でもそれ以上に楽しい思い出があったから、嫌なことは簡単に上書きされちゃったんだと思う。勉強も楽しかった。成績も上がった。新しいことにも沢山挑戦できた。心残りや後悔はやっぱりあるけど、ホンマに何でもかんでも楽しかった~~~

でもね恐ろしいことにね、楽しい時間はね、続かないんだよ。おっそろしいわ。

大好きな学校はね、卒業しなきゃいけないし、大学ね、受験しないとアカンのよ。おっそろしい。私の場合大学でまた海を渡って、まら違う国に渡る計画をなんとなく建てていたから、今まで何だかんだずっと一緒にいた家族とも離れなきゃいけない。また違う環境、また違う言語。(いや言語は前の時より準備あったけどさ、それでも外国語ってことには変わりないじゃん)どうすんねんマジで大学受験でもれなく鬱になった。人間身体って割と簡単限界が来るんだよ。だから皆本当に、睡眠食べ物ちゃんと取らなきゃだめだよ。一日八時間寝て。家族友達に沢山迷惑心配をかけた。もう二度と救急車の厄介になりたくない。

ここでもやっぱり、未来についても目標とかなかったんだよね。私には推しがいればそれで良かったからさ。大学に行こうと思ったのも、流されて、なんとなく。っていう部分が多くてさ。私にとってはまだ、日本にあのままいられなかったその時から、どの道を進んでも同じような気がしてた。

一方で相変わらず、推しへの愛を募らせ、イベントの度に支部に上がるサンプルに歯をぎりぎり言わせてた。ついったで作家さんをフォローするようになったのもこの頃。凄いよね、雲の上の存在だと思ってた作家さんにマシュマロ感想送れちゃったりするんだよ、しかもその感想に返事が返ってくるんだよ。やばいでしょ。マジやばいイベントなんか参加したことないし、多分これからもそうなんだろうけど、作家さんと交流できるって本当に画期的だよ。自分作品を書くようにもなった。日本語変じゃないかな、文法おかしくないかなって、不安になりながら上げた作品に、反応が返ってくる。ブックマークされる。見てくれる人がいる。感想を送ってくれる人までいる。嘘でしょ。やばい、好き。推しが好き。こんなに幸せな気分にさせてくれる推しが好き。

そうやって毎日毎日最低3時間支部とついった巡りに時間をかけてたから、睡眠時間を削るしかなくて、それで生活リズム体内時計狂い始めたんだよね。笑えねえ。絵や文だけじゃなくて動画にも手出しちゃったんだよね。えむえむでー、人力、偽実況。たま~に夜更かしするならいいけどさ、もともと身体強い方じゃなかったから、毎日2、3時に寝る生活は三年も持たなった。あとあと簡単に鬱になったのも、身体を壊したのも、完全にそういう無理な生活習慣が祟ったなって思ってる。周りの人は私が勉強頑張りすぎて身体壊したんだって思ってるけど、もうマジで全然そんなことない。推しに会いたくて会いたくてどんなに忙しい時でも推しに会う時間確保しようとして身体壊した、ただの馬鹿。皆は絶対真似しちゃだめだよ。寝てねマジで

家族の話、ちらほら出てきたでしょ。小さい頃から国を離れたわたしは、「国がない」人間なんです。そりゃ法律的に言えば日本人だけどさ、故郷と言われてピンとくる場所も無い、地元ってどこだか分かんない、自分の国がない。私みたいな子に結構会ってきたけど、私らみたいな人は、結局どこ行っても余所者なんですよ。それが何年もかけて向き合ってきた私のアイデンティティから、今更どうこうは言わないけど、でもそういう根本的な寂しさはやっぱりあるんです。いつだって、そんな私の帰る場所は、私の家、家族がいる場所で。でもそんな家を、家族を私は、離れなきゃいけない。一人で生きていかなくちゃいけない。何にだって終わりがある、別れはいつかくる、それを十分に分かっていた気でいたけど、全然分かってなかった。私の家は、絶対安全シェルターは期限付きだったんだ、いつまでもそこにある訳じゃなかったんだ。それがなくなったら、私は本当に何処にも属さない、この世界余所者になってしまう。いざそんな現実に直面して、そんな底なし不安を感じて、辛くなりました。

またも不安に比例するように、夜更かしして推しに会いにいくようになりました。寝るのが怖かったんです。だからぎりぎりまで起きていて、推しに慰めてもらってた。寝たら、明日が来てしまう。明日なんて来なくたってよかった。ずっとこのままでいたかった。どこにも行きたくない、どこにも行きたくない。そう考えるうちに足はすくんで、本当にどこにも行けないような気さえしてきた。

この頃から親が趣味に物申すようになってきてたんですよね。前は私の精神状態が良くなかったから目瞑ってもらってたようなもんで。結局その頃も変わらず、推しに縋って現実逃避をしてただけだった。そろそろ社会に独りで出る私が相変わらず逃避し続けるのを心配に思ってくれたんでしょう。「もっと他に、するべきことがあるんじゃないの」って口を酸っぱくして言われました。

そうこのとき、私は推し依存してはいけないと自覚しました。こんなんじゃ推しに私の人生狂わされるだけだって。前までは、推し人生狂わされても、それでいいかって何となくなげやりに考えてたんですよね。でも違うんです。推しに縋って生きてきたのはいいけど、これで廃人になってしまったらそれは推しのせいになってしまう。これまで私を生かしてくれた推しにそんな迷惑をかける訳には絶対いかないんだ。バランスを、妥協点を探さなきゃいけない。これからもずっと推しに会いたいのなら、推しに縋っていただけの不健康関係じゃなくて、ちゃんと一人で前向きに生きていけるようになって、推しに何かを貰いながら何かを返せるような、そんな健康的な関係を築いていかなきゃいけない。推しに貰った希望を、何らかの形で推し社会還元しなきゃ。そう思ったから、何となく頑張って、ここまでこれました。今はとにかく就職して推しに貢ぎたい。推しが私に善行しろと言っている。

......いやこれ、話飛びすぎだろって思うでしょ。ごめん、ここ本当は間の3000文字くらい推しと私に関する話あったんだけど、簡単身バレする内容だったので削るしかなかった。とにかく、本当にそういう人生の細かい、肝心なところまで推しが絡まってくるんです。推しがいてくれたから。推しがただ、そこにいてくれたから、あとは私が勝手に進んだ、進むことが出来た。私みたいな何においても中途半端な半端者でも受け入れてくれて、ずっと変わらずそこにいてくれるんですよ。振り返ればいつも、そこには推しがいたんです。推しいるか世界平和を願える。推しが私をまともな人間にしてくれた。

やばいでしょ。推しが情操教育に良すぎる。いや私はどちらかと言えば悪い例なんだけどさ。これからもきっと私は推しに縋って生きていきます。本当はね、推し申し訳ないと思ってる。私の身勝手な都合で、推し勝手神様祭り上げてしまった。私が生きる上での寂しさや不安一方的にぶつけて、一方的に縋っていく、不変の存在に、勝手に仕立て上げてしまった。でも今更改宗なんてできないんですよ。心にいつも推しがいて、そのスポットは最早ぽっと出の何かが簡単に成り代われる物じゃないんです。そして心にいつも推しいるから、今日希望を持って、人に優しくしようって思えるし、今の道を進んでみようと思えるし、例え命の果てに、私の存在の果てに何も無かったとしても、それでも歩んでいこうって思えるんです。生きて、いけるんです。

だいぶ端折ったけど、大体そんな人生歩んできました。これから

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