はてなキーワード: 固定費用とは
いわゆるポイ活にはほど遠い。
還元率は軒並み1%台だけど、もっといいカードに替えたりする気はあまりない。楽天やLinePayがお得とは聞くが、基本的に期間限定のお得ポイント狙いで良い結果になることは少ないから。dポイントは使える場所が幅広いのとd払いとの相性がいいから、基本コンビニ支払で消費する。というかそれように貯めているようなもの。
尤も、docomoが好きというより楽天が嫌いなのでよほどのことがない限りは楽天カードマンにはならない。
ミライノカードは家賃やサブスクなどの、支払い漏れがあっては困る用にしてる。クレカ紛失のリスクを避けるために普段使いと固定費用は分けるべきだと思う。ポイント還元という側面もあるが、実際はSBI銀行(現NoeBank)を長く使っているからという面が強く、また現金還元という形はここくらい。
クレカが庶民のものになって久しい。便利ではあるけど高額なリボ払いへの勧誘が苛烈化しているのはどうも納得がいかない。それならば年額千~2千円程度を支払って便利な特典を多く受けられるようにしてほしい。特に明細の即時通知サービスとか、ポイント還元率増加とか、ユーザーが手動でカード利用の一時停止もできるようにならないかな。
子供の無断課金とか社会問題になってるのを、いちいちオペレーターが負担しないといけないのはよくないよね。
カードデザインにしても、表だろうが裏だろうがカード番号とセキュリティコードが一緒になってるの、意味ないんじゃない?そういう意味不明なことしないで欲しい。カード使う人は別にポイント目的ばっかりじゃない。現金を使わずに楽に管理できることを目的にする人だっている。
余談だけど、もう少しでドコモのサブブランド(仮)のahamoがでる。それに乗り換える予定だけど、そうするとキャリアメールが使えなくなってしまう。まったく困らないけど唯一ゆうちょダイレクトが使えなくなる点が問題。たぶんゆうちょを母艦にしなくなる人多そうだよね。だから水道とか一部の引き落としは今後LinePayにしようかと思う。
タイトル通りです。
地方都市で、しがない個人塾を父親がやってます。講師は父親一人。社長兼講師ってやつです。
みてるのは小学生から中学生まで。高校は難しいから教えられないって言ってた。
お月謝は学年によるけど、1万円から1万5000円くらい。週3、2時間+週末3時間です。
これまで延べ1000人以上の生徒さんをみてきて、高校はみてないにもかかわらず、
大学に合格したらわざわざ挨拶にきてくれたり、卒業してからもずっと年賀状を送ってくれたり、
卒業生の子供が親子二代にわたって通ってくれたりと、それなりに愛されている先生なんだと思う。
子供からすると、父親は働きっぱなしで、休みもなく、全然遊んでくれないので、不満もあったけど、
自営業なので父親が働いている姿も見てたし、それなりに誇らしく思っていた。
なんかふとしたときに、父親が「うちは賤業で、すまんな」と言ったことがあり、かなりショックだった。
父親としては、サラリーマンだったり、公務員だったり、学校の先生だったり、そういうのがまともな職業で、
自分のことは賤業として認識しているのか、ととても残念に感じた。
というのも、自分が大人になってみると、「塾に通わずに大学まで行った」とか「塾は下駄をはかせているだけ」とか
「塾は金儲け」といって塾を敵視する人にすごく合う。そのときはばつが悪いので、実家が塾であることを隠すのだが、
あまりに無意味に攻撃をされているときは、「うちの実家は塾だけど、そんな感じじゃないよ」というようにしている。
(そういうと、彼らはバツが悪そうに、小さい個人塾じゃなくて、大手の予備校みたいなところの話ね、と言い直すのだが、一緒じゃねえか!)
事実、塾に通わずに大学まで行った人は経済的で賢い人だと思うし、
塾が金儲けというのは、他のすべての職業と同様、事実だと思う。あなたが通う定食屋も携帯電話も病院もすべては金儲けをしているのだし。
でも、スイミングスクールやお絵かき教室、体操教室やスポーツクラブが悪者にされないのに、
なぜ塾はいつも悪者扱いなんだろうか?子供のころから不思議でたまらない。
学校の勉強が簡単すぎる子には、難しい問題を与えて、問題解決の面白さや知的好奇心の大切さを伝える。
それって、そんなに変な職業なんだろうか?
学校が既にやっている?そりゃそうだろう。
じゃあ、図工の授業も、体育の授業も、学校にはあるのに、
なぜみんなお教室に通ったりするの?
それは良い指導者と出会って、子供の可能性を伸ばしたい、いろんな刺激を与えたいからじゃないの?
学校に自分の子供と相性が良い先生がいればそれはとても幸運だけど、
それこそ選べないから、みんな自分でお金を払って、いろんな教室に通ってるんだと思うんだよね。
※追記
おそらく父親の世代にとっては、自営業がみっともないと思っていたのではないかと思う。
父親は早稲田出身で、たとえば大学の同期などと比べたときに、みんなが名のある大企業のお偉いさんになっていたりするのに、
自分は地方都市の自営業だったので、引け目を感じたのではないか。
急に廃業というのがその通りで、他の商売も同じかもしれないけど、
たとえば、毎年各学年30人くらいの生徒さんがいたと思ったら、
急に次の年の新入生は10人になったり、
かと思えば別の年には教室に入りきらないくらいの入塾希望が来て、お断りしなきゃいけなくなったり。
全然需要が読めない。毎年同じように教えて、同じように広告を打っていたとしても。
そういう商売です。
ブコメを見てると、みなさん塾に対する悪印象がないようで嬉しい。年末帰った時に伝えてあげよう。
はてなにいる人は高学歴だったり、教育の大切さを知っている、または学校教育の問題点を認識している人が多いから、
塾を擁護してくれる人は多いけれど、
たとえば、いまだに「子供は外で遊ばせるべき。塾なんて詰め込み教育!かわいそう!」と
塾に通っていない人は、塾というのは教育の場ではなく、受験のための小手先のテクニックを教える場所だと
思っている人がかなりの数、います。
学校の先生も、塾に対して嫌味なことを言ってくる人は多いです。
事実、私は小学校・中学校では、教師にめちゃくちゃ目の敵にされていたので…。
良い点を取ると、お前は塾の息子だからと言われ、悪い点を取ると、父親は教えてくれなかったのか?と言われました。
悔しかったし、塾の評判が下がると困るので、めっちゃ勉強しましたが…。
会社に入ってからも、小学校から大学まで全部公立or国立で塾に通わずに卒業した上司がいて、
その人は都内有名私立中学出身の社員をめちゃくちゃいじるめんどくさい人がいました。
「おぉ、お前ら、こんなこともできないのか。これは鉄緑会で教わらなかったのか?」みたいな。
(もちろん彼の場合はなんらかのコンプレックスを発症していただけだと思います)
「え、東大生・京大生を腐す人なんて見たことない!」と言うはてなーの人はいるかもしれませんが、
塾が悪者にされたシーンを一度も見たことがない、そんな人に出会ったことがない、という人へ。
92年うまれ。塾ブームが起きて、塾でたむろするDQNが授業を軽視するのが気に食わなかった。だから塾には行かず進学した自分が誇りだったし、増田が言われたようなことを思っているし実際に言った。これは現実の話。 |
私もずっといろんな人に同じことを何度も言われたことがあるので、個人攻撃するつもりでの引用ではありません。
でも、父親や私がよく言われてきたのは上記のようなコメントです。
父親が70年代から塾をやっていたのと、私が地方出身のためか、塾ブームがなんなのかよくわかりませんでした、すみません。
https://www.sankei.com/politics/news/191118/plt1911180045-n1.html
「塾ばかりがもうかる世の中にすれば、日本は滅びる」んだそうです。なんで?
二月の勝者は自分も今年読んで爆笑したので、父親にも夏に読むのを勧めました。
読みながら、東京の塾、こんなに高いのか…僕は経営下手くそだからなぁ…って笑ってました。
二月の勝者は大手の進学塾の話なので、生徒よりも親を見る、お客様扱いして集金するといったえげつないことをしてて
そこはうちの塾とは違うけど(してたら、いまごろうちの地域でいくつもの教室を運営してたと思う笑)
生徒や親のエピソードは塾業界あるあるすぎるので、塾関係者は「あ〜こういう子(親)、いるいる」って笑えると思う。
伸びる子、伸びない子は本人や親と話すとすぐわかるって言ってました。
逆説的ですが、父親的には成績を上げることや受験に受かることを目的にしちゃうとよくなくて、
問題を解くのって面白いと思わせたり、もっと知りたいという知的好奇心を刺激したりすることが重要で、
生徒さんによってそのレセプターが違うので、手を変え品を変え、いろいろと玉を投げているようです。
二月の勝者、続きが気になりますが、すべての生徒さんにとって、受験が自分ごとになるとよいですね。
→読みました
https://anond.hatelabo.jp/20191120041544
あと,みんな、思った以上に塾のこと好きだったみたいなので、
いま30代でも40代でもいいから、通ってた塾の先生が存命なら年賀状で近況報告でもしてあげてください。
「へぇーなんとか君、いまどこそこでこんな仕事してるのかー」とか
「なんとかさん、子供大きくなって、いまどこそこに通ってるのかー」と
自分が受けてるサービス知ってりゃわかる話だと思うけど。かかってる予算を一人頭で割ってるからそんなトンデモ論になる。
・第一に、埋没費用。特にハード面でのサービスは固定費用が高い。個々人から見れば、自分一人がいようがいまいが変わりはない、ってことになる。この話についてこれない人は社会を語る資格なし。厚生経済とか学んでから来てね。
・第二に、サービスを受けてる人たちの偏り。貧乏な年寄りが社会保障を受けるために、過剰にサービスを受けていたり、お金持ちがサービスをたくさん使ったりする。
運送会社の従業員が180万稼ぐためにはトラック一台で道路をゴリゴリ削って走る。
運送会社の社長が1000万稼ぐためにはトラック数十台と教育を受けてきた社員を使って、道路をゴリゴリ削る。インフラをたくさん利用して、たくさんメリットを得ているのはどっち?って話になる。
インフラをたくさん使って便益を得たなら、利用料を多く負担するのは当然だよね。
だから、この手の受け取るサービスの方が多い論はトンデモなんだけど、なぜか盲信してる人が多いのよねー。セミが一週間で死ぬ的なアレと同じで、だれも検証しないってのが知的レベルを顕にしてる。
自分、一応タレントエージェンシー所属でたまに仕事してる身。日本じゃないから慣習が違うかもしれないけど、最低限の常識を。
1. まともなエージェンシーは入会金や固定費用を取らない。それを要求するところはscam (詐欺) と断定して良い。
2. エージェンシーは仕事の報酬の一定割合を受け取る。アマチュアなら最大20%。プロ(組合所属)なら最大10%。これを越えた額を要求するのはモグリ。
3. 宣材、レッスン・ワークショップ費用は個人持ち。これは、そもそもエージェンシーの仕事じゃないから。好きなところを探して自分で用意したり受けたりする。エージェンシーが提供してくれる場合はそれも選択肢のひとつとして良いけれど、「うちで受けなければ仕事を回さない」と言うエージェンシーはアウト (レッスンを提供する場合、エージェンシーは「レッスンを受けることと仕事の斡旋とは一切関係ない」ということを明示しなければならないし、レッスン受講者の書類を斡旋目的で保存することは禁じられている)。
4. 相場を知っておくのも役に立つ。アメリカだと宣材用ヘッドショットが1時間撮影で$100-$200、レッスンはジャンルや内容によって違うけれど、月$100-$300くらいが常識的な線かな(もちろん、著名な人に教わったり、密度が濃ければもっと高価になり得るけど)。エージェンシー提供のオプションがある場合は相場と比較して判断すればいい。
5. 専属契約、契約期間: 「契約中は仕事は全部そのエージェンシーを通すこと」「最低1年間は契約」←こういうのはok。エージェンシーは薄利多売な商売なんで (1回$1000の撮影を斡旋しても実入りが最大$200なんだから)、ある程度長期的な信頼関係は必要だ。
1,2,3の項目については、ひとつでもアウトだったら以降の話を聞かずに即帰りましょう。
話聞いてくれる友達いないのでここに書きます。
舞台って会場借りるのとかセットとか作るのとか初期投資にお金がかかって、それを回収するには公演日数をある程度かけて、観客呼ばなきゃいけないけど、最近のプチ演劇ブームで人は分散して集まりづらい。
だからニコ動で有料中継すれば、遠方の人でもみれるし、ニコ動の名前とテニミュの創設者が関わってるといえば、みんな財布の紐が緩くなるだろう、そんなコンセプトの舞台です
この舞台については色々とお話したいことがあって、例えばファーストフードショップかどこかで繰り広げられた「あの子ニコミュの声かけられてるらしいよ。」「マジで、じゃあ当分連絡するのはやめようぜ」という会話から妄想できる、どこにでもある嫉妬と足のひっぱりあいの話や、ニコニコの歌い手を応援してる人達って、応援している人がプロになったらきっとあなた達のこと忘れてあなた達の財布のことしか思い出せなくなるのにどうして応援できるんだろう、という話や、オーディションって最初は清廉潔白だけど、5年もすると人間は理想忘れて、枕やコネが出るよねっていう話とかもしたいんだけど、それはまた別の機会で、今日はプロデューサーの話をしたいです。
このニコミュのプロデューサーが自分のブログで色んな舞台のことをdisってます。
別にそれは良いんだ。わたしも大人だ。大人になっても他人を貶めたて自分を飾り立てたい人間の気持ち、わからないでもないです。
でも、数ヵ月後ニコミュが成功して、ほらっ、他のやつは無能で、俺は有能っていう気持ちをいう光景を勝手に妄想したら、なんか駄目だと思っちゃいました。
プロデューサーの仕事はいくつもあるけど、大事な仕事のひとつは金を稼ぐことで。
最終的に赤字しか出せないやつは、どんなに面白いものを作っても評価されるべきではないし、アマチュア学生劇団の制作でもやってろ、とか思ってしまいます。
ニコミュについて、色んな情報を総合すると、この赤字の分岐点が他の舞台と違いかなり甘い気がするんです。私は単なるスーパーのレジ打ちなので、詳しい数字なんてわからないんだけど、どう考えても、本来他の舞台では負担している本社固定費用が費用計上されないで計画されているような気がするんです。
これはIT企業によくある初期投資は手厚くするとか色んな特殊要因が絡んでいるのもわかってますし。そういう環境を作るのも大人のいう実力なんでしょうし。
でも、もし、他の人とそもそものスタートラインが違う、勝利条件が緩いってことにはかわりがないっていうのなら、そういうのを誰も知らないことをいいことに口を噤んで、俺は成功した他の奴等は無能っていうのはちょっと違う気がするんです。
だって、そもそも成功条件が他より簡単なら成功して当然でしょ。
どうせなら、金をもってるバックをつけられない奴が悪い、無能と言って欲しい。要領がいいことも実力のうちって言って欲しい。色んな人間騙せるのも実力って言って欲しいです。
もうひとつ納得がいかなくて、ずるいと思ってしまうことをひとつ。
ニコミュで現在発表されている3つの舞台のうち、2つはこのプロデューサーが元役員をやっていた会社で作られてものをもとに作られてます。
その会社では、ちょっと前まで自社のコンテンツの派生商品で儲けると株主総会で言ってたにも関わらず、いつのまにかニコミュという他の会社で儲けられているということになっていて。
なんか、変。でも、大人の世界ってそんなものかもしれないと思ってました。
でも、元の会社を辞めたにも関わらず、いまだに元の会社の人気舞台のプロデューサーの役職にはついていて、その人気舞台で生まれている目にはみえない色んな財産や特権をニコミュに活かしているのは、なんかずるすぎます。
元の会社からみれば、財産の流出であり、会社法でいえば利益相反行為にあたるおそれがあります。元会社は株主総会の質疑応答で弾劾されてもおかしくないですし、そのあたりは日の光のもとで問題ないか議論されるべきです。
でも、誰もそんなことしませんし。調べないとわかんないし、そんなことをしてもお金にならないし、みんな余裕ないですしね。
きっと法律違反の恐れがあることをやるのも、大人の実力なんでしょう。だったら、きちんと言えばいいのに。客は面白いものさえ作れば、法律違反とか気にしない豚だ。グレーゾーンが一番儲かる。それがわからない他のプロデューサは馬鹿だ、くらいに自信満々に開き直ればいいのに。
まあ、きっと株主総会で問題になっても株主全員の同意がある自信があるんでしょう、それだったら問題ないみたいですし。
わたしは何を書いているんだろう。
わたしは何を言いたいんだろう。
きっと今の世の中のキラキラしているもの全てが嫌で
友達です、僕らは仲間です的なCMを流して財布から金を掠め取ってく企業が嫌で
きっとこの文章を書いても、どこにも届かずロゴの底に沈んでいくのがわかっていて
それでも書いた自分が嫌なんだと思います
読んでくださってありがとうございました
B XBOX360によるオンライン対戦
一度本体とソフトを購入すれば、年間4000円ほどの固定費用で遊べる。
人の多い時間帯であれば、相手に困ることは無い。
欠点 海外の相手との対戦では、通信遅延の影響がある。(国内同士ならほぼ気にならないレベル)
時間帯によっては対戦相手がいない。(平日昼間など)
国内の箱○版VF5って3万本くらいしか売れてないじゃん。PS3版の1/3以下だぞ。遅延の心配が要らん日本人同士の対戦を楽しむにはプレイヤー数の規模があまりにも辛すぎる。
「年間4000円ほどの固定費」が安いように思われてるけど、PS3版はネット対戦タダだし。ぶっちゃけ、初期費用が安い(それもせいぜい1万円程度)以外のメリットが全然無い。
古来人間、特に男性にとって戦いとは、興奮の源であり生きることに直結する活動である。獲物を狩る、敵対部族と争う、強い戦士であることを女性に見せ付ける。闘争するための力の行使こそ、男性の活力を最も奮い立たせる活動の一つである。
現代日本においては、肉体を用いた直接戦闘を行う機会は非常に少なくなっている。しかしそれによって闘争に対する本能的喜びが消えた訳ではない。相撲、K-1のように、代理人に自己を投影して直接戦闘を楽しんだり、球技のようなスポーツという形にマイルドに加工された戦闘を行ったり観戦したりして楽しむことには大変人気がある。
戦いとは極めて強い刺激であり、興奮であり、快感である。死力を尽くしたぶつかり合いである。なぜ人はトータルでは負けると分かっているパチンコや競馬に金をつぎ込むのか。それが(少なくとも主観的には)勝負だからである。戦いの興奮を得られるからである。なぜアカギは、命を賭けた勝負こそが人生で、他の事はただの休憩だと言ったのか。なぜ佐々木小次郎は、切り合うことでしか友を作れず、殺しあうことでしか語り合えないのか。それは戦いこそが凝縮された生の煌き、生命の表現、他者との濃密なコミュニケーションだからである。
私は自分の肉体を用いる直接戦闘こそ、最も濃密な戦いの時間を楽しめると思っている。しかし、実際に肉体を用いる格闘技を自分が行う場合、非常に大きなデメリットがある。それは大怪我の可能性である。
怪我をすることによる痛みなどは特に問題ではないのだが、肉体を使う戦いでは打ち所が悪ければ失明、脳への後遺症、最悪死ぬこともありえる。また骨折程度でも、実生活への悪影響はかなり大きなものとなる。これは娯楽のために行うには大きすぎるリスクだ。
自分で戦いをしたい。しかし怪我はしたくない。このような贅沢な要求に応えるもの、それこそが擬似的な自己の分身であるキャラクターを用いて戦う、対戦格闘ゲームである。
また、肉体を用いた戦いにおいては、言うまでもなく肉体の性能が非常に大きな要素を占める。つまり、個人の努力や技術うんぬんではなく、どれだけ肉体的に優れた遺伝子を持って生まれてきたかを競うという側面が強くなる。それに比べて、ゲームでは同じキャラクターの性能はまったく同等である。幼稚園児でも、現役の横綱でも、同じボタンを押せば同じ性能の動きが可能である。よってゲームでは、肉体を用いた直接戦闘に比べて、非常に公平な条件での戦いを楽しむ事ができるようになる。
戦いにおける興奮に近い要素を持つゲームは色々ある。例えばレースゲームやシューティングゲームであっても、ぎりぎりの時間の中に多くの判断と正確な操作が要求され、そのスリルの中に自分の思い通りの結果を得られた場合の喜びもある。しかし私にとっては、そこに対戦相手である人間がいなければだめなのである。右なのか左なのか、前身なのか後退なのか、これまでに得た全ての情報と経験を統合し、一瞬のなかに最大限の思考を巡らし、全霊をもって放たれる相手の一撃をそのさらに裏をかいて紙一重で避けて反撃する。このように互いの精神を喰らい合うようなものでなければ、私の求める戦いにはならないのである。
また、単に対人ゲームであれば、例えば囲碁や将棋であっても、互いの精神の戦いであると言える。しかしこれらのゲームでは、戦いの時間密度が低いのである。これらのゲームにおいては、数分なり数十分単位の時間の中でどれだけ多くの思考を展開できるかを競うことはあっても、1秒の間にどれだけの思考を展開できるかが求められることはない。言わば、精神の持久戦なのである。持久戦には持久戦の良さがあるのだが、それは私が求めるものではない。極限まで高められた精神が一瞬のうちに交錯する緊張感、鳥肌が立つような、胃が痛くなるような、体が震えつつも熱くなり冷たくなるような、コンマ1秒でも油断したらその瞬間に全てが終わるような緊迫感の連続、そういったものが私が求める戦いの時間である。このような、「最大限に時間密度を高めた人間同士の精神の戦い」が最も良く実現されているゲーム、それが対戦格闘ゲームである。
対戦格闘ゲームは大別すると2Dと3Dに分けられる。2Dには、対戦格闘ゲームの草分けであるストリートファイターシリーズを初め、多くの人気ゲームがある。人気があるということはそれだけ対戦相手も多いということであり、それは大きなメリットである。しかし私は2Dゲームには興味は無い。なぜなら2Dは3Dに比べ、相手との駆け引き、思考の読み合い、精神のぶつかり合いといった私の求める要素が弱く、複雑な操作を素早く正確に行う能力のほうが強く要求されるからである。私が求めるのは手先の器用さの競い合いではなく、対戦相手との関わり合いである。もちろん、技術的な要素がまったくなくては困るのだが、そのバランスにおいて、3Dに比べて2Dははるかに関わり合う程度が低く、個人作業の時間が長くなり私にとっては冗長なのである。下の比較の例を見て欲しい。
レースゲームでのタイムアタック勝負<2D対戦格闘ゲーム<3D対戦格闘ゲーム<ポーカー
この4つは全て相手との競い合いになるが、勝敗を決する要素として、左のものほど個人の技術の割合が高く、右のものほど相手との駆け引きの割合が高くなっている。そしてこれらの中で、肉体を用いた直接戦闘に最も近いバランスのものが、3D対戦格闘ゲームなのである。また、視覚的にも3D対戦格闘ゲームは肉体を用いた戦闘そのものであるために、感情移入もしやすい。
3D対戦格闘ゲームを代表するものには、鉄拳とバーチャファイターという2つのシリーズがある。これらはかなり近い性質を持つのだが、私がバーチャファイターを選ぶのは次の点の比較による。
鉄拳は見た目は派手だがバランスが大雑把。バーチャファイターは見た目は地味だがバランスが緻密。
そもそもゲームというものの本質的面白さは何で決まるかと言えば、ゲームバランスがどれだけ高いレベルで取られているかによってである。もちろんグラフィックや音楽もゲームの要素ではあるのだが、それらは本質ではない。見た目は地味で音楽も無い将棋や囲碁が、なぜこれほど多くの人に遊ばれ、プロの競技になっているのか。それはそのゲームが非常に良いゲームバランスを持っているからである。ビデオゲームにおいても、名作と呼ばれるものは全てゲームバランスが非常に良く調整されている。グラフィックがどれほど美しくとも、ゲームバランスが崩壊していればそれは糞ゲーと呼ばれてしまうのである。
もちろん鉄拳もゲームバランスが悪いというわけではないので、あまりのめりこまずに遊んでいる分にはとくに気にならないかもしれない。しかし、私が求める「最大限に時間密度を高めた人間同士の精神の戦い」のためには、ゲームバランスが出来る限り高いレベルで調整されていることが求められるのである。そして実際にバーチャファイターは、鉄拳のみならず他の多くの対戦格闘ゲームと比較しても、非常に高いレベルでバランスが調整されている。キャラクター間のバランス、技同士のバランス、知識と技術と運のバランスにおいて。
こうした理由によって、バーチャファイターは私の戦いたいという欲求を安全に満たすことの出来る素晴らしいゲームなのである。
ここまで読んで自分もバーチャファイターを始めてみようと思った人のために、その方法を以下で簡単に紹介しておく。
バーチャファイターで対人戦を楽しむには、主に2つの方法がある。
A ゲームセンターへ行く
B XBOX360でのオンライン対戦
それぞれの特徴を挙げれば、
A ゲームセンター
最高レベルの相手と戦うことができる。
知り合いが増えたり、大会に参加して楽しむ事ができる。
欠点 小都市のゲームセンターではやっている人が少なく相手が居ない。
大きなゲームセンターに行く為には時間と交通費がかかるし、負けるたびに100円かかるので、初心者ほど出費がかさむ。
B XBOX360によるオンライン対戦
一度本体とソフトを購入すれば、年間4000円ほどの固定費用で遊べる。
人の多い時間帯であれば、相手に困ることは無い。
欠点 海外の相手との対戦では、通信遅延の影響がある。(国内同士ならほぼ気にならないレベル)
時間帯によっては対戦相手がいない。(平日昼間など)
これらのことを考えると、これから新たにバーチャファイターを始める人は、とりあえずXBOX360で遊んでみて、そこで十分に力をつけた後に、ゲームセンターへ行ってみるというのがいいのではないだろうか。もちろん、既にバーチャファイターで遊んでいる友人がいるのなら、その人と一緒に遊ぶのが一番いいだろう。
尚、XBOXでのオンライン対戦で遊ぶために必要なものは下の5つである。
・有線ブロードバンドの環境(無線だと通信遅延が多くなる。通信速度は問題にならず、応答速度のみが問題になるため、有線なら1.5MのADSLでも充分。)
・XBOX360本体(約3万円。HDD内臓だと、インストールしてHDDから起動できるようになる。音が静かになるのでお勧め。)http://www.amazon.co.jp/dp/B001F7AAFW/
・バーチャファイター5のソフト(約2千円。)http://www.amazon.co.jp/dp/B001JEODHM/
・Xbox Live ゴールドメンバーシップ(年間約4千円。XBOXの全てのゲーム共通でオンラインサービスを利用する権利。本体を新品で購入すると、1か月分ほど無料でついてきたかも。)http://www.amazon.co.jp/dp/B000BPJTKG/
・スティック型コントローラ(約7千円~。バーチャファイターは通常のコントローラーでも遊べるが、スティックを使わないとかなり苦しい。どうせならスティック型でやることを強く勧める。)http://www.amazon.co.jp/dp/B001E42H34/
後は以下のサイト等を参考にして、慣れていってほしい。
http://zaizen.aki.gs/syosinnsya.html VF初心者のために VF総回診
http://www7.atwiki.jp/x360info/pages/30.html XBOX360テンプレ@WIKI バーチャファイター5 LiveArena
http://fhp.jp/vf5/ 初心者向けVF5LAのススメ 初心会館
最後に、上達のために大変役立つ手段としてPS2のソフト、バーチャファイター4 エボリューションを紹介する。http://www.amazon.co.jp/dp/B00007L4XF/
バーチャファイターは4も5も基本部分は殆ど同じである。このソフトのトレーニングモードは非常に充実しているので、それをこなしていくだけで大きくレベルアップできるだろう。現在は中古で非常に安く出回っている(千円以下)ので、PS2を持っている人は試してみてはどうだろうか。
いつの日か、最高の戦いが見られることを。