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2022-02-12

医学生だけどもう自粛しない

ここ最近で言いたかたことを吐き出したいです。自分は「白饅頭」氏のマシュマロ投稿した国立大学医学部生です。詐称を疑われるといけないので特定されない範囲所属を明かせば、東医体の参加校だけど北医体の参加校ではない国立大学学生です。

昨日は悲しいことがありました。公衆衛生(講義名は公衆衛生ではないが、実質そういう講義で、講義名を明かすと身バレするのでそういうことにしてください)の講義で喋っていた先生質疑応答の際、生活のために営業継続することと感染対策に協力することを天秤にかけた上で前者を選んだ人々のことをどう思うのか,どう対処するのかという説明に対して「そういう人たちは小さい頃勉強しなかったからねえ〜」と発言しました。その後に続いた言葉と合わせて推測するに、明らかに受験勉強学歴を得てコロナの影響を受けない職業につかなかったことが悪い」旨を含意していました。自分実家は決して大きくはない観光関連の会社をやっていることもあり、意図的ではないにしろ向けられた悪意に感じるところがありました。

留保なく「コロナはただの風邪」とは言いません。しかし、自分はすでに3回目のワクチンを接種していますし、日本では8割近くがコロナワクチン必要回数接種していますコロナによる死亡者の平均年齢は79歳で、一方で国立社会保障・人口問題研究所が公開してる22/2/7時点のデータによれば10代の死者は4人、20年代の死者は27人です(出典1)。基礎疾患があった人や事故で亡くなった人にPCR検査を施したら陽性だったようなケースを除いて、「基礎疾患のない市中の若者感染し死にいたる確率」は取るに足らないほど小さいでしょう。特にミクロン株については感染状況で先行した沖縄県専門家会議座長ですら「致死率0.006%」「入院は必ずしも必要ない」と言っています。中高の同期と医学科の同期を合わせて6,7人ほど今年に入ってオミクロン感染した直接の知り合いがいます例外なく鼻水のみか37.5度程度の熱で収まっています。翻って2回目のワクチン接種の副反応では自分を含めて体感で2/3程度が40度近い熱と悪寒体験しています。同年代若者無知ゆえにコロナを恐れていないのではなく「ワクチン副反応>オミクロン」を経験則的に知り、先述のデータもこれを裏付けています。こうした背景がある中で、飲食観光イベント業に従事する人たちが自分家族を養う義務コロナの(ワクチンによって小さくなった)リスクを天秤にかけ、また若者が今この時にしか楽しめないことと天秤にかけ、感染対策に協力しないことを選ぶことは全く責められるべきではないし、少なくともミクロ領域では合理的でしょう。

ツイッターで「医クラ」という医師集団フォローしています最初は志望科に迷っていた中で生の先生の様子が垣間見えることでフォローしていましたが、彼(女)らの言動に対する違和感が拭えなくなってしまいました。「東京10代が亡くなった」と彼らが大騒ぎしているのを見たら事故で亡くなった人にPCR検査を施したら陽性だったケースだったり、基礎疾患があったケースをなんら健康問題がない若者が死亡/重症化したかのように言い彼らも当初言っていた「正しく恐れる」態度からかけ離れた発信を度々行っていました。仮に基礎疾患のない市中の若者感染し亡くなるケースだったとしても、レアケース中のレアケースを取り立てて発信することは彼らが蛇蝎の如く嫌う「反ワク」と全く同じように思えます。それ以上に目立ったのが他業種に対する蔑視です。先ほど述べた弊学の先生みたいな先生マイノリティーだと信じたいですが、「商売人にはモラルがないので規制は緩めるな」「不要不急じゃない居酒屋なんてあるの?w」「成人式不要不急」みたいな発言しょっちゅう見かけますコロナ禍で縮小する景気の中で額面収入20パーセント近い社会保険料医療の原資として納める市井の人たちや自分達にとって限りなく低いリスクながら利他心で感染対策に協力する若者にあまりにも礼を欠いていると考えます

こうした医師の多くは「日本経済鎖国ダメージはない、未来永劫鎖国して内需で食っていこう」「若者にとってもコロナは死の病」みたいなことをどうやら本気で考えているらしく、少しでも疑義を挟む人間は反ワクと同じカテゴリーに見えてしまうようです。しかし、はっきり言えばこのようなバランス感覚が欠如した人間の訴えは全く若者には響きません。厚労省の「医療給付実態調査からライフネット生命計算したデータによれば若者が年に病院に行く回数は5回に満たない程度です(出典2)。自分のような慢性鼻炎持ちが通院回数を押し上げているので中央値もっと低いでしょう。若者にとっては病床よりもバイト先の飲食店のシフト自粛で削られることの方が切実な問題なんです。鎖国したまま日本経済は回りませんし、自粛で失った若者青春は戻ってきません。医師先生方も中高での行事医学部での部活東医体での経験人格を涵養されたと思うのでわかっていただけると思います

若者感染対策の取り組みに動員したいなら何がなされるべきでしょうか? それは僅かなリスク針小棒大煽り立てて脅したり、事情があって十全に感染対策に協力できない人々を蔑視し劣情に駆り立てることではありません。少なくとも「ワクチンを2or3回打った基礎疾患のない若者にはコロナ風邪に近い」ことを認め、それでも協力してくれる利他の心に感謝してお願いすることです。それと共にハイリスク層へのブースターや経口薬の流通を進めることです。兎にも角にも、ワクチンを打った若者にとって「未接種の高齢者重症化するから自粛しろ」は効かなくなりつつあることを認識すべきです。

出典1:https://www.ipss.go.jp/projects/j/Choju/covid19/index.asp

出典2:https://media.lifenet-seimei.co.jp/2020/10/12/21457/

2021-12-08

anond:20211208133155

専門家でも難しい問題なので市井の人間が考えても仕方ないとは思う

2021-12-02

読みかけの本。

 第9回BL小説大賞に出品したせいで先月は自分創作(出品作の直し作業)が忙し過ぎて、本を読むとかいう気分ではなく、読みかけて積んでしまったものが多かった……。

読みかけ挫折or挫折しそう。

アンタッチャブル』(馳星周

 馳星周先生作品って、少年漫画青年漫画二次創作BLを覚えた人間にはヒャッホー! な、ヒリヒリとした男同士の関係性を描いたものがちらほらある。私は『生誕祭』が好きだなぁー。けどここしばらく馳作品を読んでなかったなと思い、バディものだというし面白そうだなと思って本書を手に取ったのだが……。

 冒頭がすごくダルい。今まで読んだ馳作品の中でここまでダルいと思ったものはなかった。うぅ……なんだこれ。でも作者あとがきには楽しんで書いたって書いてあるんだなぁ。作者が楽しんで書いた作品駄作法則発動か、それとも中盤から急に面白くなるのか。わからないけど、十分の一くらい読んで脱落した。


私立探偵麻生龍太郎』(柴田よしき

 BL字書き仲間から、「柴田よしき作品BLだよ!」と教えられて、どの作品BLなのかわからないまま、とりあえず目に留まった本作を読み始めた。しかし、最近の私にはBL貧乏神でも憑いているのか、これもいきなりダルくてくじけそう。某BLレビューサイトマンスリーくじも外したし、散々な気分だ。



遅々として進まないけれど、頑張って読んでいる。

武漢日記』(方方)

 中華BLかぶれて中国に興味を持った私、感染症がどうかというよりかは、中国市井の人々の暮らしぶりを知りたくて、本書を読み出した。これは興味深い。封鎖下の武漢の人々の暮らしぶりもよくわかるが、中国一般市民暮らしや考え方も見えてくる。ステイホームするしかないので、著者のだしてくる話題ネットの話多めなんだけれど、中国ブラックジョークとか、漢詩パロディーとかが興味深い。

 中国といえば言論の自由のない国というイメージだけれども、それでも人々は完全に右へ倣え(いや左へ倣えかな。)している訳でもなく、動画血気盛んに行政批判地方自治体disくらいなら意外と大丈夫だったりするの?)や罵倒をしていたり、ユーモアを交えて上手く規制を交わしつつ本音吐露しているようだ。

 ちょっと意外だなと思ったのは、中国人達プライバシー大事にしている。自由感染症対策を天秤にかけてどっちを取るかっていう議論が出てきたりとか。また、感染症対策大事だけれども経済を回すのも大事でしょう、とかい意見も出たりして、完全に共産主義なのではなく、資本主義的な考えも取りれているようだった。いや、資本主義というよりは現実主義なのかな。

 著者の方方先生基本的当局を支持し信頼していると繰り返し述べつつ、極端な思想極左)は人々の暮らしに悪影響をおよぼすとも主張している。そしてよくネトサヨから攻撃されたりブログサイトからアカウントブロックされている。

 思い切った都市封鎖で徹底的に感染症対策をしたにも関わらず、なかなか感染者数が減らなかった武漢。本書は日記なので、リアルタイムにその状況を体験して書いている方方先生や、一般武漢市民にはどうしてこんなに長く閉じ込められなければならないのか、分からなかったようだけれども、この翌年に俯瞰で見れる読者の私には、さもありなんと思える記述が所々にある。一般市民の多くはステイホームをしていたものの、当時の武漢にはホームレスもいれば貧民街も一部にあったらしく、それらの困窮生活者は生きる為にいつも通りの暮らしをしていたようだ。また、物資の配給に従事していた人々……多くは市の職員ボランティアだ……の感染症対策情報不足物資不足から万全とはいかなかったようで、それが感染拡大に影響していたのではないかと私には思える。

 日本でも他山の石とすべき所は、役所というのは日常仕事様式から、どうしてもフレキシブル対応が苦手となってしまう、という点かなと思った。こればかりは国の主義とか関係ない感じがする。全体主義・強権主義的なところのある国は感染症のような問題には強いと、外の我々には見えたけれども、現実にはそれでもかなりの苦労があったことが本書にはありありと書かれている。

 ……とまあ長々と書いたけれども、まだ半分ちょっとしか読んでないので、頑張って続きを読む


女性の生きづらさとジェンダー 「片隅」の言葉と向き合う心理学』(心理科学研究会ジェンダー部会

 BL関係ないけど。読んでみれば、一般社会から顧みられることのない、普通から脱落した女性たちの暮らしものの考え方、世界の捉え方が書かれていて、興味深い。のばらあいこ先生の『秋山くん』『寄越す犬、めくる夜』の登場人物(こっちは主に男性だけれども、所属階層はほぼ同じだろうな)の日常とかを思い浮かべつつ読んだりとか。

 性的逸脱行為を繰り返す少女が、自らの価値を「需要」のある無しで語るくだりとか、衝撃を受けた。しかし、そこまで荒れた生活を敷いられているわけでなくても、自他を使える使えないで見ている人というのは世の中にはとても多いというか、ただそこに存在することさえ許されない、役に立つの義務であるかのような圧が社会全体にのしかかっている気はするよなあ。そういう圧が、社会の中の一番弱い人々を押し潰してしまうんだろうね。

 非行犯罪少年院に入れられた少女達が、更生教育を受ける中でやっと自分存在肯定することを覚えるということ。世間的には少年院に入るなんて罰だとしか思われていないけれど、そこが人生の根幹の部分を学ぶ唯一の場所であるという人も世の中にはいて、必要場所なんだなあ。しかし、女子少年院を出てから数年後に悲惨な姿でまた戻ってきた女性の話しは重く辛かった。せっかく自分を大切にすることを覚えても、彼女ゴミのようにしか扱わない人しかいない世界に戻っていくんだね。ネンショー出だということで……。

 まだ四分の一くらいしか読んでない。辛いけど最後まで読むぞ。


から読むBL

『飛行少年ズ』(野火ノビタ

 唐突に、紙の同人誌なんか家に一人で居られる昼間しか読む暇ないじゃん! と思って宝箱から発掘してきた。幽遊白書同人誌、なんだけど、表紙からして誰おま。これが野火ノビタクオリティ。だが読めばなるほど蔵飛……そしてエモい

 実を言うと蔵✕飛は特に好きではないが嫌いでもなく、しか野火ノビタ先生作品に限っては超好きなので本を買ったという。私自身は幽白の最推しカプは男女カプなので、表向きには蔵飛読むなんて言えない。腐に媚びてんじゃねぇと陰口を言われるので。BLのカプでは仙水✕樹が好きだな。推しても誰とも喧嘩にならないし。



という訳で、今日は久しぶりに読書の日と割り切って、ひたすら読むぞ。

2021-11-06

最近読んだBL

今回は短編小説1冊、単行本1冊、雑誌1冊。

夜の眼(ジョシュラニヨン)

あらすじ

 事件記者パーカーは、連続殺人犯リッキー正義感から助けたが、恩を仇で返され殺されかけた。

 再び収監されたリッキーだったが、ある日刑務所を脱走して行方不明となる。リッキーから報復を恐れ、警察に付き添われつつ逃避行したパーカーだったが、護衛に着いてくれたスッタッグ警部補に好感を持ちはじめ……。

増田感想

 すごく面白い訳じゃないけど、つまらなくもない。終盤、もしリッキー復讐に訪れたら、その時パーカーはスタッグ警部補に何をしてもらいたいと願っていたのか、その胸の内を白状するところが、人間臭くてよかった。

秋山くん』第4巻 (のばらあいこ

あらすじ

 柴からプロポーズを受けて、結婚するのもいいかなと思った、秋山くん。だが、自分と柴がふわっふわしていて地に足が着いていない有り様を仲間達に指摘され、自分がしっかりしないと、と決意したのだった。

増田感想

 進路選択を機に我に返って現実を見る、というのはあるあるだけれども、世間に歩調を合わせて妥協するのではなく、「結婚する」という目標はブレないまま、それぞれ成長していくところがよかった。

 柴と秋山くんだけでなく、柴の友人のじおんくんやちえちゃん秋山くんの悪友達も彼らなりに考えて成長し、互いに影響を与え合っている様もいい。

 そして、地方ヤンキー底辺高校生達の人生を回すスピード感リアル。彼らは都会の大卒アラサーで悩むような事に、高校在学中に悩み決断するんだよなぁ。

 BL漫画を描くような人が、こんな感じの市井の人々にスポットを当て、「ヤンキー」という形だけでなく彼らの暮らしぶりのリアル肯定的に描くのは意外な感じがした。

 第1巻の、かなり酷すぎる性的虐めからまさかの展開の時点では想像もつかなかった、大団円。よかったわねぇ、皆……と近所のおばちゃんの気分でほろりとしてしまった。

ボーイズラブアンソロジーCanna vol.80』

 記念すべき第80号。飛ぶ鳥落とす勢いの人気小説家、凪良ゆう先生作品コミカライズ! というスペシャルな感じがあるんだけど、寄稿者の人数が今月も少なく、大丈夫なの……? と一読者の私は若干心配になるのだった。朝田ねむい先生の『スリピングデッド』が2話分一挙公開! さもなければ雑誌もっと薄くなってしまったよね。私は電子派だからリアルに本の厚みに一喜一憂は出来ないのだけれども。

 ちなみに、『Canna』のテイストエロ大人しめで、青年漫画に近い感じかな。変わった作風のものが多いと思う。じっくりストーリーを楽しみたい人向け。

 ではでは作品ごとに感想を書いていくぞ。順番は掲載順。文章量があからさまに思い入れに比例してて御免。

『積み木の恋』第1話漫画 黒沢要/原作 凪良ゆう)

 昨今はあまりにも小説が売れないが、ストーリーを作れるのはやっぱり小説家、ということで、小説コミカライズがお盛ん。しか小説コミカライズを読む度に、大体原作の方が面白いなって思う。やっぱ、漫画には漫画の、小説には小説のやり方があるんじゃないかな。

 という訳で、この作品もやっぱり原作読んだ方がいいんじゃないかなという感想私自身は凪良ゆう先生作風が好きだけど、『積み木の恋』は未読。原作の方が好きになれそうと思った。

 凪良先生の良いところは感情表現ユーモアで、ユーモアの方は台詞に出がちなのでいいとして、感情表現地の文に出がち。しか行間を読ませるというよりは分析的な文章なので、漫画の余白とか空気感表現しづらいんじゃないかなと思う。

 コミカライズ担当者がまずいという訳ではない。漫画化との相性がいい原作を選んだの? と疑問に思うだけ。

 現在、他誌でも凪良ゆう先生作品漫画化されているんだけど、そちらは近々ドラマ化される『美しい彼』で、コミカル台詞回しが多く、少女漫画セオリーを綺麗に踏襲しつつたまに強烈な逸脱を見せる作風で、より漫画向きな感じがする。



『MADK』第17話(硯遼)

 すごく評判のいい作品なのだが、私はつい最近(4、5号前かな)から読み出したせいで、話がさっぱりわけわかめ最近までは悪魔Jの過去話で、現在主人公マコトちゃんがなんか生首持ってJの家に来たところ。

 まあ、よくわかんないけど、マコトとJのどろどろの愛を楽しむ漫画なの? 今回はやばやばエロ回。Canna漫画っておかし性癖エロはあまりない感じなんだけど、本作の今回は若干アブノーマルかなぁ。最中台詞を読んで、それ奴隷商人痴皇(@『幽遊白書』)が言ってた台詞のやつじゃん、とツッコミを入れたりなど。

 読後の感想としては、今回もよく分からなかったなと。


逃避行じゃあるまいし』前編(タクアン)

 ストーカー?×恋愛の美味しい所だけ味わいたいグラスハート のおっさんずラブみたいな感じ。画風がサラリーマン向け雑誌みたいだが、エロはがっつり腐女子好み。エロシーン多め。「×」というよりは「VS」が似合う関係性のようにも思ったが、受けの人は粘着されて嬉しそう。まじかよ。


『青い人の主治医』第2話(hagi)

 第1話掲載した後数回休むってすごいな! と、これまで読んできた漫画雑誌といえば有名少年漫画少女漫画雑誌くらいの私は思うのだが、Cannaにはよくあることなのかもしれない。

 別にBLでなくてもよくないか? と思った。まあ、こういうBL好きな人もいるさ。


ベルガモットサニーデイ』第5話(キタハラリイ)

 相変わらずタイトルの響きが最高だなあ、ベルガモットアンドサニーデイ! 声に出して読みたいタイトル

 働く大人女子向け漫画っぽいもだもだした恋愛もの別にBLでなくてもよくないかという気がしないでもない。


『嘘つきな愛を買う――オメガバース――』第4話(ポケラふじ子)

 オメガバースって、二次創作においては行きつく所まで行ったニッチ性癖感あるけど、オリジナルBLにおいてはネタ範疇妊娠出産も一応入る為に社会派の側面もあるよねー。ということで、これもうっすら社会派っぽい雰囲気のある作品

 とはいえ、大概のオメガバースはαとΩのやり過ぎエロとかΩの業の深さを楽しむものだとも思う。本作も社会派っぽい面はあくまでおまけかな。


スリピングデッド』第6話&第7話(朝田ねむい)

 イエーイ今回一番楽しみにしていましたイエーイ!! 2話ぶん一挙掲載にしても凄い分量がある。全部で80ページ越えだもんな。

 ネタバレをしながら書くので、ネタバレ無しで読みたい人は読み飛ばしてください。


 今年の8月末日に刊行された第一巻の続き。殺人事件に巻き込まれ理不尽な死を遂げた佐田が、マッドサイエンティスト間宮に拾われ理不尽にもゾンビにされ、これまた理不尽にも食人をして生きることになったのが、第一巻までのストーリー

 巻末辺りで、間宮が実は顔見知りだったことを佐田は思い出す、という謎めいた展開に。

 今回は、佐田記憶結構ぼこぼこに抜けがあるのが判明しつつ、視点佐田から間宮に移る。

 これまでもっぱら佐田視点物語が進み、佐田の人となりを読者は佐田自己認識という形で知ってきた。ところが! 間宮記憶に残っている佐田人物像がとても意外。いや、表向きは佐田は昔から非の打ち所のない、ほどほど善良な人物だった。それを間宮スクカー最底辺のひがみ根性から偽善者」と決めつけていたのだけれど、あることがきっかけで、佐田邪悪な一面を垣間見たのだ。

 一巻までは、クレイジー科学者間宮翻弄されるごく普通の善良なスパダリ佐田、という構図だった。けれども一皮剥けば、間宮科学的探求心に突き動かされていない時には案外まともな感性を持っているのに対し、佐田無意識ながら自身暴力性を発揮する隙を窺っているようにも見える。

 理由も無しに暴力を振るわない間宮と、理由さえあれば嬉々として暴力を振る佐田。彼らは似ているようで根の部分は真逆

 佐田仮面を剥がすと現れるのは、過去間宮を虐めた奴らと同じような気性で、間宮佐田に惹かれるのはストックホルム症候群のようなものに思える。お、これって同作者の『マイリトルインフェルノ』じゃん? 『マイリトルインフェルノ』のあとがきに、最初はいじめられっ子が悪魔の力を借りていじめっ子復讐する話だったが暗くなりそうだからやめた、と書いてあったと記憶しているが、今回はそのテーマに再挑戦するということなのだろうか?

 間宮佐田過去編にはBLなのに若干百合みを感じる。陰湿×陰湿からかな。

 感情を表情や言葉で表すのが大の苦手な間宮の、一巻までの言動伏線は全部一巻内で回収(あーこいつ実は佐田のことかなり好きだな、と。)されたものだと思っていたが、そのなかでの特に重要台詞や表情の一つ一つが、実は二人の過去しか佐田には綺麗さっぱり忘れられている)に掛かっていた、というのにはやられた。なんてすごい構成力なの……。

 ここまで見てくると、間宮佐田に対する一方的な想いが実にエモーショナルに感じられ、間宮佐田に対する言動の一つ一つが愛らしく思えてくる。間宮佐田の死顔を見、「……あまり変わってないな、キミは」と呟き佐田の頬を撫でるシーンにはちょっと涙が出てしまうな。一巻収録ぶんを未読な人には、変な人の変な行動にしか見えないかもしれないけど。いまだ紆余曲折の真っ最中にあり見た目にまで苦労の滲み出ている間宮が、昔のまま歪みなく順風満帆大人になり夢も叶えた佐田に対し、羨望と嫉妬以上の眼差しを向ける、名シーンだ。

 ところで、佐田が肝心の所をまるで覚えていなかったのは、何かの影響による障害にも読めるし、加害者被害者記憶ギャップにも読める。佐田間宮を虐めた人ではないけれど、佐田の心根にはいじめっ子的な所があるというか。間宮佐田のことで強烈に記憶している部分というのが、佐田にとっては他人に対する悪意を解放した部分である佐田本人はスカッといい気分)であるから、そりゃ覚えている訳はないか

 間宮佐田過去と二人の関係性、そして間宮佐田に対する想いは明らかとなった。だが、ゾンビ化が佐田に与えた影響という伏線はいまだ回収去れていない。これが今後どのようにストーリー関係していくのか。ゾンビものの定石として佐田人格を喪い人食いモンスター化し暴れ出すとかいう展開も予想出来る流れだし。

 次回が待ち遠し過ぎる。


BLACK BLOOD』第5話(琥狗ハヤテ

 えっ、この漫画もう第5話なの? あらまあ! 時の経つのは早いなあぁ。そういえば、私が初めてCannaを買ったとき、ちょうどこの漫画が新連載として載っていたような記憶がある。

 ハードっぽい作風と画風で、日本漫画という由りは海外の、フランスとかの漫画っぽい雰囲気なのだが、やっぱりBLBL。急速に恋が始まり、油液が飛んだ。(←何かの隠喩ではない。)ここまで一応事件はあったものの凄い急展開が起こった感はないのだけど、もう5話。一巻以降も続く感じかな。次号とかで終わったら、何だったのかよく分からない漫画になってしまうし。


『ジャルディニエの愛した毒花』第12話(椛嶋リラコ)

 娼館ものでかつ猫耳獣人ものという欲張りセット。連載が長く続いているのもあり、私にはさっぱりストーリーわけわかめ

 この間まではなんか過去の話をしていなかったか? 攻めの人がどっか遠い所に行っちゃうような話では? と、前回までの話を把握していないまま今回を読んでも理解出来るはずもなく……。絵が綺麗。しかし、何故レディコミではなくBLなのだろう? という疑問もなくはなく。まあ、こういうBL好きな人もいるさ。


シャングリラの鳥』第14話(座裏屋蘭丸

 イエーイ、これもすごく楽しみにしていましたイエーイ!! だが、ストーリーはそんなに進まなかったので、ネタバレのしようがない。

 前回までの色々が解決も進展も後退もせず。フィーは子供時代に犯した過ちがシャングリラに及ぶことを恐れて怯え続けれており、一方アポロといえば、輝く白さのホワイト労働のはずがまさか自身性質によって馴染むことが出来ずに進退を考える局面差し掛かっていた。

 アポロが試情夫として正規雇用されて依頼、なかなか接点を持てないふたりは、それぞれの悩みを一人で抱え込んだまま、ひたすら悶々とし続ける。

 精神的に詰みそうになったタイミングで、運良く二人きりになれたとこまでで次回を待て!

 なんとも言いようがない。ただ、座裏屋蘭丸先生の描く、男子達がより集まってあーだこーだ言い合うシーンは最高だなあ、ということくらい。

 絵柄がすごく綺麗なのに、背景を真っ裸で歩くフィーの超遠目に映ったおちんが白抜き修正されてしまうのが、地味に悲しい。全身クローズアップ絵では脚とかで隠し切っているのになぁ。


『つむぐ婚』第4話(黒岩チハヤ)

 別にBLでなくてもいい気がするのだが、BLじゃなかったらこのモフモフが観れなかったので、BLでよかった。

 つむぎの狐Ver.の口元のふにゃふにゃさと狐らしいお手々の感じが癒し。だが今回は人間姿でこってりエロ回。モフモフしっぽガードがよかった。


ひだまりが聴こえる――春夏秋冬――』第5話(文乃ゆき

 この作品はかなり人気があるようで、Canna代表作といえばこれ、みたいな扱いをされているけど、私はあんまりきじゃないんだよなぁ。BLなんだけど、少女漫画特有のねっちりさがあるところが、あまり好みではない。そういうのが良ければ少女漫画を読むよ。しか世間ではこれが王道綺麗めBLなのかもしれない。知らんけど。



***

 個人的に、「BLなのに百合みがある」は正直な感想でありつつ褒め言葉でもある(と言いながら、私はあまり百合は好き好んでは読まないのだが)のだけど、「BLでなくてもよくないか?」は明確にdisりとして使っている。

 せっかくの増田。何もしがらみのない場所なので、そりゃ忌憚のない感想をかくさ。

 では今日はこの辺で。

2021-10-17

自民党主食で言うところの「米」

保守的な親(60代)と田舎暮らしてるんだがそんな親を見ていて思ったことを書く。

この人たちにとって自民党を選ぶということは、主食で米を食べているのと同様なことなんだと感じている。

まり他の党を選ぶということは主食で米以外のものを食えと言っているのと同義

普段主食選択肢自然と米を選んでいる人たちに、どうやったらパン等の米以外のもの主食とさせることができるかという考え方をすると

もう少し自民党票を切り崩せるんじゃないかという印象を持った。

から何気なく「いつもの米」を選んでいる人たちに敢えて別のものを選んでもらうとき

米はまずいかパンを食えとか健康に悪いから別の主食しろって言っても、実感が湧いてないことには何言ってんだこいつしか思われないと思う。

制度的にも米と相性のいいものが多いから、そこをパンに変えたところで食い合わせが悪いようなところとか。

親子丼の米の部分をパンにしたってそりゃ相性悪いでしょって具合でさ。

米の供給が減るとかパンしか味わえない料理とか、明確に米が原因で健康診断(その個人が気にしている指標)の結果が悪いってのがないと

中々米以外のものを選ぼうってならないんじゃないかなって。

ちなみに親は立憲民主党代表自民党批判している場面の度にめっちゃ反応するんだが

自分たちとき原発ときに何もできなかったのに文句ばっかりよく言う」と。

他の十数年を無視して、あのときの当たり年の突発的な状況だけみてそれかーって思うんだけど

「いつもの米」の代わりに別のもを主食としてあえて食べたときに、滅茶苦茶苦まずかった場合もう二度と食わんという心境と同じかもしれないと思った。

ちなみに今回のコロナ関連は「政府の言うことを聞かない市井の人々が悪い」とのことです。

田舎の人の視点だと都市圏の人が減っている状態でも人が溢れているように見える為みたい。

ちなみに個々の政党政策比較しているような感じはしない。

あくまでも一例だけど田舎はこんな具合なので都市圏の人は投票頑張って欲しい。

自分個人としては同じような政策の中身でも人の流れが滞ると腐るからグルグル回ってって欲しい派。

2021-09-08

正統性お笑い

初めて国体という言葉を知ったのは中学社会高校社会か。

もちろん戦後天皇制の維持に関する点で出てきたように覚えている。

子どもながらに、天皇がいようといまいと、日本土地があり、そこに日本人が住んでいて、生活をするのであれば、天皇制が続こうが続くまいが、そんなに市井の人には関係ないのではと思った気がする。

なんとも腑に落ちない国体について、京大の友人に尋ねてみた。彼女は言った。

「もし明日から強制的東大の全職員学生京大に異動となり、京大の全職員学生東大に異動したらどうなると思う?」

「うーん、研究するのも教育するのも結局は人だから京大東大っぽくなるし、東大京大っぽくなるんじゃない?」

「そうだね。じゃあ、その京大東大って言える?」

「うーん、人が中心って言ったけど、安田講堂赤門だったり、キャンパス周辺のお店やこれまでの歴史もいろいろ含んで東大って感じだから京大にある東大東大かと言われれば微妙な気がするなぁ」

「そうだね、東大にある京大っぽいもの京大とは言い切れないよね」

「今回の場合キャンパス建物、周辺の雰囲気東大京大っぽさを意味づけするものとして機能してるわけ。だから京都にある東大はこれまでの東大とはほぼ同じなんだけど、連続的に繋がっているものか?と言われるとなかなか悩ましいね。それの国バージョン国体。」

「あーなんかわかってきた」

「当時、大日本帝国戦後日本連続的なものだとみんなが捉えられるもの必要だったわけで、そのマクガフィン天皇制だったって考えると理解やすい」

「なるほどなー、日本はこれまで長い間、天皇の輔弼機関実質的国家運営者という歴史があるし、そうすることで政府正統性が保たれるってわけね」

「その通り。まぁ、専門家から言わせるとこんな雑な話じゃないだろうけど、異なるもの連続的に繋がっていると錯覚させるための何か、みたいな理解いいんじゃない京大生がわざとアホなことやるのもアホなことをやる京大生という歴史を引き継いだ我らこそ正統な京大生ですよってイキってるわけ」

「あ~東大生がやたら東大ブランドを使って本を出版したがるようなもんね。」

「そうそう、我こそは東大生なり~ってやってるわけよ。当時の日本は我こそは日本なり~ってやるための天皇制維持だったってこと。」

で、ふと思ったんだけど、お笑い第7世代とかそういうのも同じなんだな、と気づいた。

もちろん霜降り明星せいや冗談で言ったのが広まったというのもあるけど、

そこには我こそはお笑いメインストリーム後継者なり~っていう宣言だったわけ。

もちろんお笑い場合天皇制のような聖杯はないので、有吉のようなどう位置づけたらいいのかわからない人もたくさんいるし、

言ったモン勝ちなところがあって、結果として機能している。

会社でもそういうところあるな。

あの部署を経由すると出世コース、みたいな言説も

我こそは出世コースなり~という正統性マクガフィンなんだ。

から、たまに異端児が現れて、正統性をめぐる社内政治に繋がったりするんだな。

国体正統性って見方社会を見ると面白い

2021-08-23

anond:20210823004405

朝日新聞記事出してたし2ch.scでもポツポツ出てたがどうやら自民への辛辣評価ってよりもとにかく絶対IRやらせたくない豪族級の有力者が号令かけたっぽい

市民の声ってよりもデカい思惑同士の殴り合いでぶっちゃけ市井の人間は置いてかれてる可能性すらある

2021-08-11

かつて、「キャンセルカルチャー」と呼ばれる社会運動があった

かつて、「キャンセルカルチャー」と呼ばれる社会運動があった。

それは、多くの人々がある人間不正に声を挙げ、その是正を求める運動のことである

その「キャンセルカルチャー」が進んだある時期の我が国では、首相になる人間が居ないことが大きな悩みであった。

なぜなら、首相候補となった人間が立て続けに、他人を傷つけるような過去所業週刊誌やらインターネットやらで明かされてしまい、

社会的地位が失われるほどに叩かれ、ことごとくスキャンダルとして立候補を取り辞めてしまたからだった。

そこではもはや、与党野党無所属もなかった。どの政治家立候補しても、批判となる種は必ずみつかった。

また、人々の批判候補者日常生活についてもその対象だった。交通関係特にそのターゲットとされた。

速度規制を守らない、赤信号無視して渡るなどが、今の時代でも理解できる例であろう。

それはいくら微細と言えど、政治に関わる者が法を犯すというのは、やはり人々から批判を受ける事項だったのだ。

もちろん、違反金を払うなど法の裁きを受けたものノーカンではある。

ただ、1キロ、2キロの速度オーバー、人が見ていないだろう歩行者信号無視などは、候補者自身でも罪を認識していなかったりする。

しかし、防犯カメラとその記憶容量の増大、そして人々同士で高まる監視の目は多大な効果を発し、

それが仮に交通による違反でなくても、ほとんどの候補者法令違反となる事項がみつかってしまった。

先に述べたとおり、他人を傷つけるような過去所業への批判と合わせると、批判をかわせる政治家は誰も居なかった。

その過程では、政治家ではなく市井の人間を首相とすることも試みられた。

○○団体会長、○○社の代表取締役など、そうそうたるメンバー候補となったが、

首相になるどころか、元々の社会的地位まで失うはめとなり、地位の高い人ほど、そのリスクから立候補忌避するようになった。

そして、候補対象一般人に至る。有象無象の様々な人間候補となったが、

自分と同じような人間首相になるのが気にくわないのか、その批判ますますエスカレートした。

その結末は文章にするのも憚られるほどだが、しかし、一般人立候補可能となることで、ようやく批判の嵐を掻い潜る候補者がみつかった。

それは、「生まれから一度も外に出たことの無い」人間だった。

しかし、その人物スペックはわからない。首相にもなった人間なのに、その人物が何者だったかもわからないのだ。

いわく、名前も年齢も性別も人々を傷つける情報になりうるから、とのことで不開示とされたようだ。

ただ唯一、人々の批判対象とならないことを明確に示すために、その「生まれから一度も外に出たことの無い」という情報けが明らかにされたのだ。

そのように名も知られぬ首相による政治は、人々の批判が求めるとおり、より「正しい」ものとなった。

まり、そんな人々の批判となる事項を市井の人間のやりとりにとどめずに、立法司法行政の取り扱う対象としたのだ。

いくら昔のことと言えども法による裁きを受けさせ、いくら些細なことと言えどもやはり法による裁きを受けさせることにしたのだ。

よって、多くの人々が罰金刑もしくは懲役刑対象となった。罪を受ければその所業は許されるため、より「正しい」世界が実現したことになった。

しかし、当時の人々の反応は違った。罪を受けた人々はもう批判対象となる事項はなくなったので、

巻き添えとするように、別な他人批判されるべき事項をインターネット上で明らかにするのがますます流行った。

立法司法行政は、それらの情報もことごとく法令違反として扱う。

もはや、人々は普通に生活を営むには多大なコストを強いられた。

例えば、会社に勤務するにも、給料よりも多大な罰金覚悟しなくてはならなくなった。誰も働きたくなくなる。

すると、人々は外に出なくなるようになる。その名も知られぬ首相と同じ状態となってしまったのだ。

そうして日本社会は穏やかに崩壊し、政治の立て直しが必要になった。

しかし、人々の批判は止まない。そんなあまりにも窮屈な社会情勢に反旗を翻した人々が居た。

実際に居たのだ。しかし、その人々がどのような行為を行ったかについては詳しく述べない。

なぜなら、たしかにその反旗はその時代必要ものではあったものの、「正しい」行為ではなかったからだ。

それは、当時の人々の批判に晒されるべき行為、実際に晒されていた行為であるからだ。

それなのに、その批判を無理やりねじ伏せることでクーデターは成立したのだ。それは「正しい」ことではない。

から、その内容には触れぬこととして、その名も知られぬ首相クーデターにより姿を消した。

いや、反旗を翻す中で何らかの刑を与えられ消えたというわけではない。純粋に姿を消したのだ。

そう、驚くべきことに、クーデターを企てた誰もかも、その首相の姿を見ることはなかったのだ。

そして、政治家大臣を含め、首相とのやりとりは通信を介してのものだと判明し、

結果として、その首相の正体を実際に見たものは誰ひとりとして居なかったことがわかったのだ。

現在も、歴史資料集にある首相一覧でひとりだけ、写真名前も載って居ないのはそういう理由だったのだ。

それでも、私はかつてあった「キャンセルカルチャー」と呼ばれる運動が正しかったと信じている。

そのクーデターによって、人々の批判は抑えられ、たしかに人々の生活は安定したものの、

その反動で、皆が知るとおり、現在他人を傷つけ合うのが当たり前の世界になってしまった。

私はそんな世界に耐えられない。

その復興を願うために、いや、一度失敗した「キャンセルカルチャー」をより合理的な形で実現するために、

その失敗に至るまで歴史を明らかとした。それを反省し、人々に支持される「キャンセルカルチャー」を実現したいと思う。

参考文献:https://togetter.com/li/1755429

2021-07-24

anond:20210724140202

現代の高度情報化社会において、名声は最大の資産である

オリンピック聖火ランナーは注目を集めて自分自身宣伝するのに格好の場

上級国民がこんな美味しいポジションを名もなき市井の人間に渡すはずがない

2021-07-11

みんななんで無観客五輪イヤなの??

無観客といいつつ関係者席はあるんでしょ?

まりバッハとかスガとかアベとかアソウとかタケナカとかスポンサー企業の上の連中とか電通とか上級国民とか、ああいうのがみんな一同に会して新型変異株に感染しようの会でしょ?

願ったり叶ったりじゃん。

世界中から新進気鋭の新型株が大集合なんだから、奮って感染させまくって欲しいよね。

もはや競技選手より断然応援ちゃうよ。

がんばれコロナワクチンに負けるな!がん細胞どもを葬り去ってくれ!!

気の毒なのは仕事生活範疇で関わらなきゃならない市井の人たちだよ。医療従事者とか会場近くに住んでる人とかね。本当にかわいそう。気が気じゃないだろうね。

2021-05-28

"SARS-CoV-2研究所起源説"とは?

"SARS-CoV-2研究所起源説"が盛り上がっているけれど、詳しい人は少なさそうなので説明しよう!

用語説明

SARS-CoV-2: COVID-19の原因ウィルスCOVID-19は病気名前で、SARS-CoV-2はウィルス名前であるSARSの原因ウィルスであるSARS-CoVと一応は近縁なので-2がついた。

RaTG13: コウモリ由来のコロナウィルス2013年中国雲南サンプルから発見された。ゲノムベースではSARS-CoV-2に発見当時もっとも近縁で、96%以上が相同であるとされる。後に日本タイカンボジアコウモリ試料から類似ウィルスが検出されている。

ACE2受容体: 動物側の細胞膜上の受容体の一つ。SARS-CoV-2などのコロナウィルス感染では、ここにウィルス側の受容体結合ドメイン(receptor-binding domain, RBD)が結合することで、細胞内に侵入(融合)できるようになる。ACE2受容体(に限らないが)の構造宿主動物の種によって違うため、ウィルスのRBDの構造によって宿主への感染し易さが違う。

最初にちょろっとだけ、ウィルス人工合成説の紹介と否定

SARS-CoV-2は人工的に合成されたという説がある。生物兵器説と呼ばれることも。

これはSARS-CoV-2がユニーク過ぎて、ゲノム切り貼りして作成するのがまず無理ということで否定された。新規ウィルス作成にはコピペ必須だがそのコピペ元が無いというわけだ。

主な根拠はACE2受容体のRBDの構造2019年時点でSARS-CoV-2のRBD配列は他の既知のウィルスとは全く異なり、仮にコンピュータ構造解析してゼロから生み出そうにも計算上"理想的ではない"ため難しい。

その上、2020年に初めて発見されたセンザンコウ由来のコロナウィルスのRBD配列SARS-CoV-2と共通していた。

人工合成したと仮定するなら、既知のウィルスを参考にしたわけでもなければ構造解析の結果から導いたわけでもないSARS-CoV-2のRBD配列が、ウィルス合成時点で世界中の誰一人その存在を知らない野生ウィルスのそれと一致するという、あり得ないレベルの偶然を想定しなければならない。

それ以外にも、SARS-CoV-2はフーリン塩基切断部位とO-結合型グリカンを持つが、当時既知だった近縁のコロナウィルスにそれは無かった。一方で2020年に見つかったコロナウィルスRmYN02とSARS-CoV-2はフーリン塩基切断部位を持っている。合成時にコピペ元が無いのに何故かフーリン塩基切断部位を組み込んで、実は偶然にもウィルス合成時点で世界中の誰一人その存在を知らない野生ウィルスがそれを持っていましたと考えるのはちょっとね。

故にこの説は否定され、今では頭にアルミホイル被ってる人くらいしか取り沙汰していない。

研究所漏洩

人工的に作ったんじゃなくて「野生のコロナウィルス培養研究してたらSARS-CoV-2ができちゃった。そいで漏れちゃった」or「野生のSARS-CoV-2をこっそり研究してたら漏れちゃった」という説。

証拠は無いけどなんか怪しいにゃー」くらいの立ち位置。対抗馬(野生動物起源説)が強すぎるけど、一蹴するのは時期尚早、的な?

肯定材料

武漢ウィルス研究所コロナウィルス研究が盛んで、コウモリSARSコロナウィルス切り貼りしてキメラウィルスを作ったり、新たな機能を獲得させるような研究を行うなどしていた。

SARS-CoV-2に近縁なRaTG13というコロナウィルス発見したのはこの研究所

2019年12月研究所研究室(武漢CDCラボ)の移転があり、その際に漏洩があり得たのではという疑惑

2019年11月職員3名がCOVID-19感染症ともとれる症状で入院。 ←New!

否定材料

① 前駆ウィルスの不在:SARS-CoV-2はユニーク過ぎて、既知の近縁種を培養しても得られない。また最初から研究所SARS-CoV-2そのものを秘匿していたと主張する場合、水掛け論にしかならない。

培養の困難性:SARS-CoV-2は培養細胞での培養では失われるはずの構造を持っており、マウスにも感染しにくいため実験動物による継代も困難。

普通に感染した説:3人の職員感染だが、WHO調査では1011月92コロナ様症状の患者武漢確認されてるので、この3人も同じように感染してたのではないか

前駆ウィルスの不在

ウィルス培養して研究しようにも、故意しろ事故しろそれを流出させるにも、元となる"モノ"が必要

候補として人気なのはRaTG13だ。武漢ウィルス研究所は以前からコウモリコロナウィルス研究をしてきたからだ。RaTG13を発見したのも研究所メンバーである

しかし、最近縁と言っても96%程度の類似度。分岐年代計算した研究があるが、RaTG13とSARS-CoV-2は40~70年前に共通祖先から分岐したと推測されている。

この2つは既に分岐した別種で、チンパンジー進化してホモサピエンスにならないように、RaTG13を培養してもSARS-CoV-2にはならない。

他には?SARS-CoVだろうか。猛威を振るったSARS病原体なのでよく研究されており、中国では流出事件が起きたこともある。しかし遠縁過ぎる。これを培養したら進化してSARS-CoV-2になったというのはRaTG13以上にあり得ない。ミュウ進化してミュウツーにはならない。

培養したら殺人ウィルスできちゃった♥」というストーリーでなければどうだろう。

最初からSARS-CoV-2に極めて近縁な未知のウィルスSARS-CoV-2そのもの」を研究所が秘匿して研究していたと主張するのは?

これはやったやってないの水掛け論にしかならない。不毛

培養の困難性

ラボでのウィルス培養は多くの場合培養細胞を用いて行われる。

SARS-CoV-2の持つO-結合型グリカンは宿主免疫機構への防衛機能であると知られているが、培養細胞免疫機構は無いため、培養細胞SARS-CoV-2を長期培養すればO-結合型グリカンは失われる。

故にSARS-CoV-2は培養細胞を用いた培養を経たウィルスではないことが示唆される。

必然ラボ培養されていたという説に固執するなら、それは実験動物を用いた継代ということになるが、ウィルス培養・維持目的実験動物への接種と継代が行われることはまずない。

ウィルスを保存しておきたいのに、宿主免疫ダメになるかもしれない危険を犯すわけがない(さら動物から取り出すときウィルス単離の手間もかかる)。研究するうえでも不便だ。

ウィルス動物に接種する場合はその病原性を見るためだったり、長期感染時の進化を見るためだったりするが、その場合も元のウィルス株は培養細胞などで維持する。

よしんば動物を用いたin vivo培養を是としても、SARS-CoV-2はマウスへの感染力が低いため、他の感受性の高い動物――豚、猫、コウモリ、ヒト、センザンコウ等――を使わねばならない。

培養細胞マウスも使わずに豚や猫やコウモリなんかを飼育してウィルス培養する理由合理的正当化する方法はない。

ちなみにこのSARS-CoV-2が感染やす動物はいずれも中国の生鮮市場食材として並ぶものである(ヒト除く)。

普通に感染した説

COVID-19感染症の拡大が大本営発表2019年12月より前だったというのは信憑性の高い仮説である

WHO3月レポートでは、2019年1011月武漢COVID-19様の症状を呈した人が92いたことが確認されている。臨床的にはCOVID-19ではなかったと主張されているが、WHO生データ提供されなかったため、詳細データ患者の血清等の試料要求している。ついでに12月以前の武漢血液バンク試料提供要求している。中国側に要求は呑ませたが結局まだ提出されてはいないらしい。12月以降の試料は出してくれるのにおかしいねえ。

また中国外、例えばアメリカでは12月初旬の血液サンプルからSARS-CoV-2が検出されており、中国の発表した感染時系列比較しても早すぎる。フランスでは血清の抗体調査11月採取した試料でもSARS-CoV-2陽性が確認された。

他にも11月23日に中国ツアーをしたギタリストAndy Gillが帰国COVID-19様の症状を呈し亡くなっている。

故に11月COVID-19に武漢在住の人が感染しても別におかしいことではない。中国の発表を信頼しない限りにおいては。

本当にCOVID-19の武漢での最初の発生が12月8日なら、11月職員感染は怪しいが、中国が嘘言ってるなら別に不思議ではない。

まあCOVID-19じゃなくて他の感染症の可能性もある(中国はそう言ってる)けどね。

まとめ

現状、研究所漏洩説を肯定するなら下記のごときストーリーになる。

武漢ウィルス研究所はどこからか「SARS-CoV-2に極めて近縁な未知のコロナウィルスSARS-CoV-2そのもの」を手に入れ、それを秘匿したまま飼育している豚か猫かコウモリセンザンコウウィルスを接種して感染させて維持し、それが研究所から何らかの形で漏洩して市井の人動物感染してパンデミック引き起こした。

このストーリーは超えるべきハードル(エビデンスと言ってもいい)が多く、有力な仮説とは到底言えない。

仮説の直接的な証拠が皆無で核となる主張がSARS-CoV-2の特性により間接的に否定されていることも大きい。

言ってしまえば「怪しさ特化」の仮説であり、中国信頼性の無さに依って立つ仮説と言える。

一部の科学者WHO認識している通り「可能性は低いが、証拠の欠如は欠如の証拠ではないので、引き続き調査必要」という考え方が科学的には妥当である

参考

https://www.nature.com/articles/s41591-020-0820-9?utm_medium=affiliate&utm_source=commission_junction&utm_campaign=3_nsn6445_deeplink_PID100024934&utm_content=deeplink

https://www.who.int/publications/i/item/who-convened-global-study-of-origins-of-sars-cov-2-china-part

https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciaa1785/6012472

https://link.springer.com/article/10.1007/s10654-020-00716-2

2021-04-14

交代制にかまけた年の瀬

突然の事態市井の人々の税金に上乗せ

曖昧法規制はこれ以上ない方向性

マックで語らう女子高生曰くこの失態は政府のせい

2021-03-30

オタクリベラルうんざりするよ

他人の大切にしてるもの尊重しろ

萌え萌えエロ絵にも平等表現の自由

と、オタクは我々に他者尊重押し付け文化相対主義を我々に押し付けリベラル、つまり自由押し付けてくる。

少しでもエロ絵をキモいと叩けば、批判が大殺到

オタクキモイといえば差別レイシストだと市井の人間にポリティカルコレクト発言を求めてくる。

まさにポリコレファシズムとはオタクのことだ。

 

萌え萌えエロ絵は、公共良俗に違反し、公益性がない、まさに百害あって一利なしのものである。それを、相対化して認めろというのは暴力ではないか日本には、古くから、それこそアニメなんかよりもずっと前から挙動不審おかしものに執着するいい歳の独身は気色悪いという文化がある。こういった伝統文化尊重せずに、自らの文化尊重せよというのは矛盾している。

さらに、家父長制という日本伝統的な考え方によって考えても、オタクいくら萌え萌えエロ絵を大事に思っていたとしても、萌え萌えエロ絵好きは卒業するのが本人のためであると言える。妻子を養い家を維持するという伝統義務邪魔となる萌え萌え絵を愛好すべきでない。間違えないで欲しいのは、これは”あなたのために言ってあげている”言葉である。けして、攻撃しているなどと思い込んで、フェミニストのように反発するのはやめていただきたい。

我々は今、オタクとなのるリベラルの一派による激しい攻撃を受けている。日本伝統を守るためにもこうした悪とは戦わねばなるまい。

2021-03-25

anond:20210325124942

からさぁ

そういうのを問題だと思ってるの本当に一部の界隈だけだよ

市井の人なんてほんと全く興味ないんだから

2021-03-11

無題の追悼

木走正水さんがお亡くなりになった。

今はもう廃刊となったJANJANデビューしたのは2002年か03年頃でしたでしょうか。

はてな活動の場を移されてからも、ご縁があって、いくつかご意見を交わさせていただきました。

時にはちょっと熱がこもってしまたこともありました。時に本当に失礼なことも言いました。申し訳ありません。

懐かしく思い出されます

僕のほうは、Bewaadさんがブログをおやめになった2010年から

自分ブログにも実名を詮索する動きが活発になってきたこともあり、うんざりして

自分自身もはてなダイアリでの発言を控えるようになっていました。

2000年代初頭、JANJANは、創成期のネット言論空間を多少なりとも担っていました。

JANJANは、実名匿名のはざまで安定した言論空間確立できず、数年で消滅してしまいましたが、代わりにはてなが登場し、

匿名ブログという媒体に期待を抱かせるようになりました。

その原点は、JANJANでの体験があったからです。

しかし、僕の中で、市井の人ネット空間で発信していこうという熱い思いは少しずつ変質していき、

いつしかすっかりなくなってしまいました。

はてなとの付き合いも、はてブガス抜きするだけになり果て、そのことに気が付いたときに、

ついにはそれもやめてしまいました。

ブログからフェイドアウトし、平穏な日々を送りながら、木走さんがアゴラでご活躍になっているのを時折、拝見していました。

ある日、木走さんの記事のなかのふとしたヒントから、木走さんの素性に気が付いてしまいました。

意外なことに、実世界人間関係仕事につながりがある人だったので驚きました。詳しくは書けませんがニアミスどころの話ではありませんでした。。

木走さんのほうは、多分ぼくの存在には全く気が付かなかったと思いますが。。

なので、その後は、木走さんの実社会での環境の厳しい変化も風の噂程度に耳に入るなか、

記事を拝見させていただいていました。

訃報を受けたときに、思い出したのは、JANJANの頃のフレッシュで熱い木走さんです。

そのことを懐かしく思い出すのが、ぼくにとっての木走さんへの追悼です。

2021-02-08

えっち画像遺伝的アルゴリズムの偉大さを突きつけられた

インターネッツの片隅、ここはてな匿名ダイアリーにまで訪れるみなさんならご存知だろう。

最近ネットを騒がせている「遺伝的アルゴリズムえっち画像を作る」サイトを。ランダムに配置された色とりどりの「無意味な」図形から乳房が現れ、顔が現れ、肢体が延びゆく様には目を見張るものがあった。

多くのネット民が

ジャパニーズ変態すごい

・こんな技術が現れるなんて凄い時代

と驚嘆していた。

「どちらの方がえっちか」という2択は実に単純明快だ。しかし、その2択の無限試行から導き出された解は、実に「非直感的」で我々を驚かせたのだ。

ランダムな図形と色彩という無から裸婦という有が生み出されていく様は、何か超常的なーー「神」とでもいえば良いのだろうかーーものを感じさせた。

指数関数人間には直感的に理解し難い概念だ」と言うが、それと同じだ。遺伝的アルゴリズムは、私たち人間には理解し難い概念なのだ

ダーウィンが主の起源を発表したとき、多くの人が取り合わなかった。キリスト教的な神が私たち生命を作り賜うた(インテリジェント・デザイン説)という考えが広まっていたからというのもあるだろう。が、何より進化論理解を阻んだのは進化アルゴリズム理解し難さだったのではなかろうか。

それは仕組みとしては難しいものではない。中学生でも聞けば成る程と頷ける概念である(とはいえ正しく理解している者は少ない)。が、そのような単純な仕組みで、ーー例えば葉っぱそっくりの蛾のような個体が出来るとは俄かに信じ難い。過去種の起源への否定や、現代での(特にアメリカでの)進化論否定は、進化機構直感との乖離に起因するのだろう。

遺伝的アルゴリズム進化論と同じアイディアで動くアルゴリズムであるランダムな変化と淘汰を何度も繰り返すことで、より適応度の高い解(形質、遺伝子)を割り出す。「遺伝的アルゴリズムえっち画像を作る」プロジェクトは、今まで接したどんな教材よりも、どんな説明よりも、本来直感的な進化の仕組みを「直感的に」理解させてくれるものであった。それも、「えっち画像を作りたい」人々に向けてだ。あれこそ、遊びが学びになる素晴らしい例だろう。

たった10000世代で、抽象画から裸婦が生まれるなら、波に揉まれて生まれた小さな核酸分子が、増殖し、変異し、増殖しーーーその21億年の繰り返しで人間という生き物を生み出してもなんら不思議ではない。さらに偶然生成された乳房進化分岐点となり、乳房遺伝子が受け継がれ続ける様などは、中々理解され難い「進化の偶然性・必然性」をあまりによく表していた。

遺伝的アルゴリズムえっち画像を作る」プロジェクト市井の人間に、進化をより身近にわかやす理解させたという点でも、素晴らしい意義のある取り組みであると思う。

2021-01-20

インターネットによってもたらされたのがルッキズムの強化という皮肉

から30年前、初めてインターネットに触れた人たちは新しい世界がやってきたと感動したことだろう

個人メディアとなり情報を発信できる、それは信じられないくら革命的なことだった

それから時が経ち誰もがインターネット自然に親しむようになって、世の中はますます便利になった

そうしてもたらされた最終的な結果が、見た目こそ正義世界だった

どんなに努力して技芸を磨いて発信をしても、顔の良い素人女の投稿にあっさり負けてしま

インターネットによって解放されるかに思われた個人可能はしか

見目麗しいルックスによってより強大な権力を手にしたインフルエンサーの台頭によって終わりを告げた

あの時、インターネット理想郷見出しオタクたちはもういない

有名人テレビ画面の向こうにあるファンタジーのように認識できていた頃が懐かしい

今は市井の人々の中にさえ、胎児の頃から定められた遺伝的なルックス格差が決定的に存在するようになってしまった

こんな地獄が訪れるとは、あの時インターネットに感動した人たちの誰が想像したのだろう

そして残酷なことに、この地獄は今始まったばかりであり、これから永久に続いていくのだ

2021-01-05

まさか韓流ドラマにハマった話【追記あり2023年12月追記

俺用メモです。

韓流なんか見てたまるか、と思っていた基本韓国嫌いの俺ですが、ステイホームでうっかり「愛の不時着」を見てしまい、以来すっかりハマってしまいました。

良いものは良いと認めざるをえない。

というわけで俺のおすすめするトップ10+くらいをできるだけネタバレしない範囲で紹介したいと思う。

無人島ディーバ

1話、3話、最終話ラストシーンは涙。全編を通して人生訓にもなるような考えさせられる深い名言の宝庫。どん底から這い上がるたくましい生き方共感する。「強く願えばいつか叶う、意外な方法で」 パク・ウンビンの歌唱力に脱帽した。

恋慕

ウ・ヨンウ弁護士を好演したパク・ウンビンの魅力全開。韓流時代劇にはハズレなしだと思う。数奇な運命により、女であることを隠して王となり名君として良政を行う。女として生きたいが生きられない悲しみ。そして最後にたどり着く女としての幸せ。「欲しいものが一つだけありました。かんざしです。」最終話歴史に残る名作といってよい。

いつかの君に

君の名は。に大いにインスパイア()されたタイムリープ恋愛サスペンス恋愛物だがサイコサスペンスと謎解きがあり、時系列人間関係を立体図に書いてメモっていかないと頭の中がこんがらがるくらい複雑に絡んだストーリー。数々の伏線ラストで見事に回収されていくとても練り込まれ脚本。終わり方が本当に切なくて美しい。君の名は。オマージュ?というかそのまんまだけど。

紳士お嬢さん

76話もあって見終わるまで骨が折れるが、バカバカしくも続きが見たくなるよくできた秀作で結局最後まで飽きずに楽しく見られた。長かっただけに終わってからのロスが激しい笑

ウ・ヨンウ弁護士天才

心優しい、優しい世界の話。自閉症スペクトラム障害で人の心がわからないが写真記憶能力を持つ天才弁護士となって活躍する。ウ・ヨンウ弁護士がとにかくかわいい物語がとにかく優しい。心救われる映像物語現実的じゃないとかやぼったいことは言わない人へ。

私の開放日誌

なんかタイトルからして北朝鮮から逃げてきた人の話かと思ったら全然違った。人生なんてろくなことない、ただ心を無にしてやるべきことをやるだけ・・・という諦観の境地に達してしまった不遇な女性が、心を許せる「ヤクザ」と知り合って、互いに惹かれていく。自分こころ解放していく日誌をつける。人生がつまらないと心を閉ざしてしまったあなたへ贈る、こころが救われる物語主題歌が耳に残る。

王になった男

「恋慕」が明らかにインスパイアされてそうな、恋慕より数年前に制作された似たような作品こちらは女性男性と入れ替わるのではなく、庶民である道化師王様と瓜二つであったこから数奇な運命に巻き込まれていく。最終回はいろいろあったが一応のハッピーエンドでホッとする。

マイディアミスター私のおじさん

ラブコメみたいなタイトルだがコメディ要素が一ミリも無いとても重い話。不幸な生い立ちのせいで社会底辺で生きてきた少女が、人生に生きる意味を失っているものの誠実で心優しい「おじさん」と出会い、互いの人生に影響を与えていく。ヒロイン韓国トップアイドル歌手と知って驚いた。演技力素晴らしい。最終話は観ながら一時間ずっと泣いていたくらい。誠実な二人の幸せ未来を感じさせるラストが素晴らしい。

椿の花咲く頃

私が人生で一番泣いた作品かもしれない。登場人物の全員(ただし犯人を除く)に深く深く共感できる心理描写にとても優れた作品

不遇な人生のせいで自己肯定感どん底に落ちた未婚のシングルマザーが、苦労して苦労して子育てをする中、褒めて褒めて褒めまくるスーパーポジティブマン警官出会って立ち直っていく話。身近にありそうな人生ドラマであり、恋愛ドラマとしても素晴らしく、サスペンスドラマ殺人事件を軸に話が展開していく)としても秀逸。笑いもある。主人公の男女がとにかく魅力的。子役も魅力的。演技力凄い。最後まで視聴した後の読後感(余韻)が素晴らしい作品

梨泰院クラス(イテウォンクラス

ビジネスドラマであり不遇な青年人生をかけた復讐劇でもある。その点でよく半沢直樹っぽいと言われるが半沢直樹オモチャに見えるほど脚本が素晴らしい。群像劇なので登場人物それぞれの人生が並行して描かれるが、どの人物もとても魅力的。恋愛ドラマとしても秀逸。

貧乏な男との結婚はイヤ。だから好きな男は私の手で成功させる。私が努力してあなた金持ちにして差し上げます。」という恋愛観が衝撃的であり新鮮であり新しい女性像を描いていると感じた。

トランスジェンダーや肌の色の違う外国人への差別問題を扱った社会作品でもあり、彼女ら/彼らへの応援歌でもある。これも読後感(余韻)が素晴らしい作品。泣けるシーン多い。

スタートアップ 夢の扉

ビジネス恋愛ドラマIT系スタートアップ企業が生まれて成長していくさまがわりとリアリティをもって描かれている。恋愛ドラマとしても秀逸。笑い多め(3話ラスト死ぬほど笑ったw)恋愛ドラマとしてはラストの切なさが半端ない。結末には賛否両論あるようですが私はあれで良かったのだと思っている。メインキャストの一人、ジピョンは名前文字並べ替えると「手紙」になるというアナグラムになっているそうだがそういう緻密で心優しさに溢れる脚本が素晴らしい作品。あとシャレオツ音楽がとてもいい。OSTサウンドトラック)は必聴。

愛の不時着

クッソしょうもない笑いあり、シリアスあり、派手目なアクションありの総合エンタメ作品基本的には恋愛ドラマですが北朝鮮生活などが興味深く描かれておりエンタメ作品として極めて優秀。笑えるシーン多め。登場人物みんなに愛嬌があり魅力的。メインキャストではない二人のサイドストリー悲恋号泣。このドラマ音楽がとてもいい。Flowerという曲の和訳を読んで泣いた。サントラ欲しくなるドラマNo.1でもある。

ストーブリーグ

ストーブリーグとはプロ野球世界オフシーズンの冬の間の公式試合のない期間のこと。万年最下位で荒れたチームが門外漢ゼネラルマネジャーを迎えたことで劇的に変化していく。マネジメントとは何か、リーダーシップとは何かを考えさせられる。世の中の企業トップ経営者やチームのリーダーとなる方々に是非見てほしい作品

グリーンマザーズクラブ

サスペンスあり、子育てに悩む母親の姿あり、嫉妬あり、多くの要素が絡み合った複雑なドラマだが根底にあるのは女同士の真の友情と思いやり。前半は子育て中の、あるいは子育て経験のある男女ならとても胸にくるものがあるのではないだろうか。子役迫真に迫る演技もすごい。韓国ドラマはどうしてこれほどまでに心理描写に優れているのだろうか。

ラストまで展開が読めない見事な脚本で、終わった後の余韻も良い。41歳のイ・ヨウォン(ウンピョ)が美しい。音楽も良い。

39歳

人生の大半を共に過ごしてきた3人の女友達友情物語。三人のうちの一人が病気余命宣告されてしまう。親友っていいな、というお話

二十五、二十一

フェンシングスポ根物語かと思ったら、友情あり、恋愛ありのごった煮青春群像だった。いろいろ設定が非現実的だけど心理描写がうまくてとにかく泣けるドラマラストハッピーエンドではない。後味が必ずしも良くないけどドラマが終わって振り返ってみると色々なことがあった約20年間の出来事が一つ一つ思い出深く、本当にこの5人の若者たち自分も一緒に青春を過ごしてきたかのような思いに駆られる。記憶に残る作品青春ていいな。

注:韓国では数え年のようで、実際の年齢はマイナス2歳して下さい。(23歳と19歳)

ミスターサンシャイン

これは極端な反日感情描写を含むので日本ではあまり宣伝されないが、大河ドラマなみの超大作だと思う。完成度の高い傑作。朝鮮の「ザ・ラストお嬢様」と、偶然に彼女人生にかかわってしまった3人の男たちを中心に、李氏朝鮮崩壊していく時代の流れに翻弄される数奇な運命を描く。切ないお話

キム秘書はいったいなぜ?

笑いに全振りした恋愛コメディサウンドエフェクトの使い方が面白くて笑える。泣けるシーンもある。全編楽しんで見ることができ最後まで飽きない。悪人が一人も出てこない。登場人物みんながそれぞれとても魅力的。

その年、私たち

幼馴染の男女の成長の物語。7話くらいまでかったるいけど8話あたりから面白くなってくる。最後まで見てとても後味のよいドラマハッピーエンドなのもいい。そして音楽がほんといい。サウンドトラックを買いたくなるレベル

気象庁の人たち

キム秘書ことパク・ミニョンさんはもう完全にコメディ女優になってしまった笑。基本コメディ貴重の恋愛ドラマラストハッピーエンドだけどあんまりスッキリしないなあ。ミニョンちゃん可愛いだけのドラマ。まあ見ていて飽きないしドラマとしては面白くはある。

ミセン(未生)

ビジネスドラマ。「未生」とは囲碁用語で、まだ安全が確定されておらずいつ死ぬ相手に取られる)かもわからない碁石のこと。囲碁棋士を目指して挫折した青年(学歴ナシ)が26歳で初めて一般企業インターンとして勤め、ボロボロになりながらも人間として、ビジネスマンとして成長していく様子を描く。社会経験のある人なら涙なしには見られない真面目なドラマ韓流には珍しく笑えるシーンはあまりないド真面目一本勝負就活を控えた学生達にはぜひ見てほしい作品最終話は完全に蛇足で無いほうが良かった。

ヴィンチェンツォ

ヴィンチェンツォとは人名ビンセント」のイタリア発音と思われる。イタリアマフィア一家コンシェルジュ(最高相談役)として上り詰めた弁護士韓国に隠した財宝を取り戻すため帰国し、市井の人々と巻き起こすドタバタ劇。基本的にはコメディで泣ける要素はあまりないがサスペンス要素もあって面白い。

mineマイン

韓国財閥一族の熾烈な権力争いを描くドロドロの昼メロサスペンス。泣ける要素はあまりないが面白かった。

刑務所ルールブック

プロ野球チームでエースピッチャーだった兄が、暴漢に襲われた妹を助けたものの過剰防衛犯人を殺してしま刑務所に投獄される。プロ球団から解雇され引退か、となるが刑務所内で地道に練習を続け、最後プロ野球に復帰するという物語淡々と進むストーリーで退屈な部分もあるが、いいドラマだった。

秘密の森

検事ドラマ。腐敗した検察庁の悪を暴こうとする若い検事女性刑事シーズン2は退屈でイマイチだった。

番外編

評価高いものイマイチだったのは以下の作品かな。

トッケビ

トッケビとは韓国に伝わる妖精妖怪?みたいなもの輪廻転生を超えた普遍の愛を描いたファンタジー。一大ブームを起こした作品のようですが私には合わなかった・・・

サイコだけど大丈夫

人気があるみたいですが私には合わなかった。登場人物にあまり魅力がない気がする。共感できなかった。

まぶしくて - 私たちの輝く時間 -

25歳の女性が浜辺で拾った古い腕時計を巻き戻すと自分だけ時が進みおばあちゃんになってしまう。見た目おばあちゃんの中身25歳が繰り広げるドタバタ劇。ネタバレになるので書かないがラストであかされる真実はとても重い話だった。

とりあえずこんなところで・・・

anond:20210105013158

はてブから党派性がなくなる日なんて来るのかね

インテリぶって偉そうにしてるダブスタだらけでうんざり

あなた市井の人々がプランBを考えなくていいと言ってくれてるけど

普段からプランAしかいから駄目なんだ云々いってる人達

党派性ありきで一本槍の主張をしてる姿も

指摘されたらスネて言い訳してるところも

わたしは醜いと思ったよ

[]2021年1月4日月曜日増田

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2021-01-04

anond:20210104173827

市井の人たちにB案を考えるべきと思ってるわけでもないよ

・長期戦の覚悟をした方がいいよ、と書いてるだけなのにこんな斜めの方向からコメントがいっぱい来るとは思わなんだ。

まり気にしない方がいい

たいていの人は、「わかってるけどどうしたらいいかわからんないんだよ!」って時にキレ気味になる

そして具体的施策を言える人は非常に少ない

ワイは分割換気(個席ダクト)と、アクリル板の改良とかを考えた あとはもちろんテレワークの整備な 

主を完全支持してる人もおるから今後も言論を発信していってくれ

anond:20210104173827

追記野党は対案〜とか書かれてるけど、別に政権擁護でもないし緊急事態宣言に反対!というわけでもなく、緊急事態宣言発出を急ぐ人たちに一旦立ち止まって欲しいだけだよ。

 

追記2:ウッこれは自分の書き方が完全に悪いのだけど市井の人たちにB案を考えるべきと思ってるわけでもないよ

 

追記3:B案はより強制力のある外出規制に決まってんだろ的なコメントについては、

 

・娯楽とか会食は潰せても、エッセンシャルワーカーを中心に現実的に篭るわけにはいかない層は生じる

 

・それで終わりが見えなかった時/規制解除が即再拡大に繋がるような状況になった時の対策をすべき

 

と思う(ていうか本文で書いてる)

 

ただ冷静になって長期戦の覚悟をした方がいいよ、と書いてるだけなのにこんな斜めの方向からコメントがいっぱい来るとは思わなんだ。

 

いや、これは記事タイトルの書き方が悪い。

追記のような読み方は必ずしもできないから。

緊急事態宣言が効かないことに対するプランB(対案と解した)は、

緊急事態宣言をやめること、も指す。

 

気分を悪くされるかもしれないが(俺のブックマークコメントも含め)

誤読は、読者の理解問題から生ずるのみならず、

執筆者文章コミュニケーションからも生ずる場合があるよ。

 

貴方のように、「斜めの方向」と言うことで、

ああ、こいつはまともにコミュニケーションを取る気が無いんだな。

相手にして損した。と受け取る読者だっていないとは言えないよ。

緊急事態宣言が効かなかった時のB案はあるのか

なんだかまた4,5月頃の、具体的な根拠や明確な基準がないまま緊急事態宣言出そうな雰囲気あるけど、個人的にはもうそういう段階じゃない気がしていて、世間空気モヤモヤしている。

しか医療は切迫していて何かしら手を打たないといけないのは確実だけど、ハンマーダンスとかは初期の話であって、現実的ワクチンじゃ終息しなさそうな気配あるし、そろそろもっと長期戦に備える準備をすべきじゃないのと思う。

何より、GoToオリンピックに対しては「失敗した時のB案を考えろ!」と憤っている人たちが、緊急事態宣言や一斉休校については、それをしてもなお感染が収まらなかった時のB案を全く考えていなさそうに見えるところが引っかかる。

で、エッセンシャルワーカーとか含め、あらゆる人が一斉に引きこもるのはあまり現実的じゃないとした時に、変異株の感染力とかも考えると、緊急事態宣言出しても感染まらない、さてどうする?となる可能性が高い気がしてる。

そうなったとき緊急事態期間の延長や三度目の宣言みたいな話になると、もう世間ほとんどはついてこないと思う。クラスターが影に隠れるだけなのが目に見えてるし、海外郊外違法レイヴ感染増えたりしてるのと同じ道をたどりそう。

はてなーの皆さん方とは違って、世間の人って長期的な禁止とか制限に耐え続けられるほど強くないよ。

じゃあ何をすべきなのというと、制限補填ではなく、もう社会需要供給バランスを変えていくしかないと思ってる。

恐らく新型コロナウイルスはもう、今年中にワクチンとか自粛で終息するといいね、というレベル災害ではない。何をやってもたぶん2019年以前に戻ることはない。

となると、みんなもう忘れてるけど本気出してニューノーマルのための仕組みを作っていくしかないと思う。

具体的には、自宅で仕事とか娯楽が楽しめるような製品サービステイクアウトなどに対して支援金出すとか、宿泊観光業に関しては、止めてる間の補填というよりもむしろ、店じまいや別業態へのシフトチェンジに対してお金を出すべきじゃないかな。

北風と太陽的にいうと、外に北風吹かせ続けるより、家の中での生活を充実させて温めた方が人は籠るよ。

印鑑廃止のためにハンコ屋にお金払い続けたってキリがないのと同じで、今後ガッツリ変わるであろう需要供給バランスを変えていく最初ステップに対して支援補填した方が、長期で見ると現実的だと思うけどなあ。

なんか、政治グダグダへの不満が募ってるのはわかるけど、緊急事態宣言を出させることが最終目的になってる人が多くなりすぎてる気がして不安しかない。

これでダメだった時、あの時法改正をサボったからだ!とか、GoTo失策だった!とか過去への文句に切り替えて何も進まなくなる未来しか見えない。

追記野党は対案〜とか書かれてるけど、別に政権擁護でもないし緊急事態宣言に反対!というわけでもなく、緊急事態宣言発出を急ぐ人たちに一旦立ち止まって欲しいだけだよ。

追記2:ウッこれは自分の書き方が完全に悪いのだけど市井の人たちにB案を考えるべきと思ってるわけでもないよ

追記3:B案はより強制力のある外出規制に決まってんだろ的なコメントについては、

・娯楽とか会食は潰せても、エッセンシャルワーカーを中心に現実的に篭るわけにはいかない層は生じる

・それで終わりが見えなかった時/規制解除が即再拡大に繋がるような状況になった時の対策をすべき

と思う(ていうか本文で書いてる)

ただ冷静になって長期戦の覚悟をした方がいいよ、と書いてるだけなのにこんな斜めの方向からコメントがいっぱい来るとは思わなんだ。

いくつかのコメントについて:https://anond.hatelabo.jp/20210105013158

2020-12-29

anond:20201229110445

市井の人間の生活態度の話してるのにこういう風に筋違い政治の話始める奴いるよな

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