はてなキーワード: リアリティとは
最初に断っておくと、これは個人的なリアリティラインと制作側の演出のリアリティラインが合ってない、結果として「嫌なら見るな」でしかない話。ちょっと期待してた分のガッカリした気持ちを吐き出したいだけだ。
ガールズバンドクライは、何らかの問題を抱えた少女たちが出会いバンド活動を通じて自己実現していく系の作品だろうと思って視聴し始めた。まあそこは実際どうだかはおいといて
といったことからも、バンドにまつわる描写にはとくに本腰入れてリアリティ出そうとしてるんだと思った。音楽周り中心に周辺事情はちゃんと描くからこそ、ぶっ飛んだキャラ設定などのフィクションならではの部分に対して嘘くささを忘れられてドラマ性が高まる、そういうもんだと思ってる。
が、実際には1〜2話では逆の、とくにバンド関連の嘘が、演出だとしてもひどい印象だった。
なんかこの辺、要らん嘘って感じで、ストーリー展開のための嘘にしか思えず、演出だとしても筋が悪いように感じられて、視聴のノイズでしかなかった。
1話で仁菜のギターの扱いが酷いのは単にど素人だから別にいい。仕方ない。「他人の」「楽器」ってだけで大事に扱う常識的な感覚、を持ち合わせていないキャラで構わない。あと1話は、仁菜の住む予定の部屋の隣、そんなアパートに小さな子いる家族で住む?みたいのも気になったがあり得なくはない。2話での、壊れたシーリングライトをスイッチもブレーカーも落とさず着けるシーンは危ないのでやめて欲しいが、そこが無知なのは仕方ないというか全然有り得る。ちょっとした家電の知識すらない大人も現実にいる。そういうのよりスマホリテラシーの偏りの方が不自然に思える。ストーリー都合過ぎる感じがとてもした。
3、4話ではノイズになる嘘が減ってきた。3話の歩いてない鳩の首リズムも嘘だが、ストーリー展開が絡まないギャグ演出みたいなもんなのでそこは許せる。
冒頭にも書いたけど結局は個人のリアリティラインと作品のリアリティラインがズレてるだけの話。気にならない人には気にならない。
こういうこと書くとダブルスタンダードっぽいが、例えばバンド活動を主軸に扱った作品でも、以下のようなものはフィクションとして気にならない。
少なくともガールズバンドクライという作品で描きたいであろうテーマからすれば、上記に挙げたようなところはフィクションで構わないと思える。まあチートというか。例えば「バンドって金かかるし貧乏生活になるよね、そこをどうあがいて脱していくかを描きたい」ってんなら話は別だけど。なんか「いないパートの楽器の音が鳴る」のはチートじゃなくて、シンプルに嘘なんだよね。
花田作品は結構、ストーリー都合の「付かない方が世界観の品質維持できてよかったろうにという嘘」が多い印象はある。でも全部が全部自分に合わないわけじゃなくて、監督やどの辺に監修入ってるかとか、何題材にしてるか(→見る側のリテラシー変わってきてリアリティラインも変わる)などで結構変わる。
友情・努力・勝利の方程式を単項で解くとインフレする、というだけの話
同時期のバトル漫画でも雑誌が違うと「友情・努力・勝利」ではなかったりするので
一方でジョジョは明確にインフレとは違っていて能力バトルになっていった
ドラゴンボールに対するアンチテーゼとしては同じジャンプのジョジョになるんだと思う
「友情・努力・勝利」を単純に見せたいだけなら別にインフレして問題無い
ゲームで映像のクオリティを上げれば面白い、というのはちょっと違っていて
例えばオープンワールドだとそもそも映像のクオリティを上げないとゲームとして成り立たない
これは写実的かどうかというだけじゃなくて膨大なアイテムやクエスト、敵をちゃんと表現できるかどうかによってゲーム性が変わる
例えばマイクラって写実的ではないけれどレンダリング範囲が狭いと全然ゲームとして成り立たないのでSwitchだとクソゲーになってる
8番出口も現実と見紛うほどのリアリティがあるからこそ違和感に意味があるのであって
昔はCGクオリティを上げるのにめちゃくちゃ資金と技術が必要だったけど
今だと環境が充実しすぎてて割と簡単に高クオリティの映像が作れてしまう
ただ、それをゲームにどう活かせるかが重要、というのは昔から一緒
そして今も昔も「映像が凄い」というだけで名作扱いされるようなことは一切無い
そもそも映像に金がかけられるようなゲームはゲーム性やトータルバランスをちゃんと考えていることが「多い」のでそう思われてる
リアリティに振るなら自分の体験をベースに膨らませてください。
聞きかじりのリアルで構成されたリアリティはペラペラの張りぼて感がつきまとい、継ぎ目や綻びからそれが剥がれて読者は冷めます。
・射精直前に玉は持ち上がるのか
・射精の感覚の第一波第二波第三波、第二波第三波は激減してたいしたことがないものなのか
・寸止めはマゾ男性向け特殊性癖なのか一般男性にとっても良いものなのか(自分目線で言うとイキそこなったままになる可能性が高いので女体に対する寸止め描写クソ萎えるし大嫌いです)
・一晩に四発してると普通無理だろとか思うけど男性は読んでて冷めないものなのか、自分は四発だの五発だの無理な体でも小説のなかの登場人物が強いと気分が良いものなのか
不自然だけど所詮娯楽だし、何よりNHKの中でも保守的であろう枠でああいうのやっちゃうのがそれだけで面白い
(朝ドラでフェミニズム匂わせるのは珍しくないって?いや民放やNHKでもマイナー枠ならもっと普通にそういうのあるだろ
朝ドラだから「それとなく匂わせる」くらいしか出来なかったんだろ)
あんなセンシティブな題材と展開なのに概ね好評ってのも作り方が上手すぎる
「所詮賢くて金持ちのお嬢様たちの話」と言われたくないがために、貧農の娘のよねや頭悪い主婦の花江も加える
いかにも都合良いハッピーエンドな創作に見える最初の事件(DV夫から着物取り返す裁判)もちゃんと元ネタ判例ありで都合良い創作ではない
最初こそテンプレバカ男を女が成敗!なキャッチー展開をやったがそればっか続けたくないので
モブではないメイン男子学生はもうちょい脳みそ入ってる(が、当時の男としてリアリティある男尊女卑思考の)造形
他の良さげに見える男たちもやっぱ根本は男尊女卑で、時代を超越した平等志向の・女に都合良い王子様はいまんとこいない
今んとこ「当時絶対いねーだろこんなやつ」はよねくらいだ(あれはやりすぎだが男装してるのも含めてあいつだけ二次元から来たキャラなのかもしれない、
見た目からして「こんなやついるか!という突っ込みは無用ですよ」ってアピールしている)
男を主人公を引き立てるためのテンプレバカばっかにもしたくないが、王子様に助けられる展開にもしたくないのが分かる
それ避けたら話作るの大変だろうに
あれ作ってる人相当考えてるよ
「レスバばっかり意識しすぎ」というけど、アンフェ相手にレスバしてたってあんな設定生まれてこないだろ
SNSウケは狙ってるだろうなとは思うがそんなもん他のドラマもドラマ以外のエンタメも全部そうだろう、今時SNSで話題作るのを狙うのは当然だ
朝ドラの制作スケジュールは詳しく知らんが、ちむどんどんが爆死した後から作ってるだろうしあれで大反省したのかな、と妄想している
ちむどんがあまりにもひど過ぎたので以降朝ドラ見てなかったんだが(なんでらんまんとやらも知らん)
あの、女も沖縄も料理も戦争も視聴者に対しても全部見下してるか悪意でも持ってたのか?という内容と比べると格段に良くなっていて驚いた
それと比べたら少なくともスタッフの良い仕事をしようという気概は感じる
同じNHK東京制作だけどちむどんとはスタッフ違うよね多分(同じだったらスタッフに何があったのかそれこそ謎過ぎる)
これがどこまで続くかは知らないんだが(最初は良くても長いから段々グダグダになってくるってのもよくあるみたいだし)頑張ってクオリティ保って欲しい
どんなファンタジーも無茶苦茶も「だってその方が性癖が刺激されるじゃん」で作者と読者が同意すればオッケーになる。
男向け漫画の場合はそれがエロ漫画の世界に限定されていて、エロ漫画の世界になると突然なんでもありでIQが低くなる。
男は辻褄が合う合わないに対してやたらこだわってしまう部分があって、だからこそエロ漫画は荒唐無稽を極めることで「これは辻褄が合わなくてもいいんですよ」というお題目を示しそれによって話の不合理に対してつじつまを合わせようとさえしているわけだ。
そんな自分を男は合理的だと思っているが、実際には「この世界は理屈どおりに動いている。たとえ物語の中でも」というファンタジーの中に生きているわけだ。
対して女向けの場合は一般向けのどんな漫画であっても無茶なファンタジーを平気でねじ込んでくる。
その癖してエロ漫画で意味不明にIQが下がることもそこまではない(たまにアナルで生け花したりはする)。
これは結局のところ女の方がよっぽど合理的で「どうせ作り話なんだから屁理屈とかいらなくないか?面白ければどうでもいいだろ。つーかはよイケメン出せ」と考えているわけだ。
だから男の作った漫画みたいにわやくちゃになって見せることで「この漫画はカオス!ナンセンス!なんでもありだよ!」とアピールする必要性もないわけだな。
この違いが分かってない男女が「ジャンプの漫画は読みにくい」「ちゃおの漫画は意味が分からない」みたいなことを言い出すわけだよ。
漫画なんぞに対していちいち小理屈を並べて筋が通っているかのように見せかけたがるのが男漫画で、イケメンやスカっとジャパンをするための舞台装置でしかないと割り切って整合性をしょっちゅう度外視にするのが女漫画なわけだな。
漫画を読む時は今目の前にあるのがどっちなのかを把握しておく必要がある。
最初に大きな嘘を一発かました後はおおむね理屈が通っているわけだからただ淡々と読めば良い。
女漫画の方はエモが優先なので、話としての筋が通ってない部分がチラホラとあることに対して意識をそらす技術が必要になってくるが、慣れている人間でも漫画のジャンルを間違えて読み始めるとコレに失敗する。
まとめサイト経由でなんJ?から怪文書が伝わってきたが、個人的に納得できない部分があってのでつっこみを入れて行こうとおもう。なお、なろう専用ルールではなく俺が好みのフィクション全般としてのルールを意識した。
なろう作者が読者に読んでもらえるように気を付けてる事がこれ
・序盤はテンポよく進めろ
・主人公は惚れる側ではなく惚れられる側
・方向性を決めて読者にその魅力をアピールしろ(読者を惑わすのはNG)
・現実の固有名詞を使うのは極力避け、実際の事件や事故をネタにしてはならない
・独自の固有名詞や用語を連発するな(ファルシのルシがコクーンでパージ等)
・パロネタをやるな
・導入は出来る限り短くしてさっさとキャラを動かせ
評価〇△
いや最初期はなくていい、開始5分?10分?15分?以内に主人公は「仮の」目的と、「大まかな」設定をみつけろ。ミステリー・サスペンス・スリラーならアクション作品より曖昧でいいが、でも方向性は提示しろ。そしてストーリーが進むと共により鮮明になる形になるのがいい。逆にこの作品はどうしたいんだ?どこに向かってんだ?みたいなのはちょっと嫌
□序盤はテンポよく進めろ
評価△
物語の序盤の流れは重要だ。するする進むストーリーも快感だが、2,3話かけて徐々に話を盛り上げてくるメイドインアビスみたいな話作りもありだ。
でも主人公に設定を語らせるな。昔の下手くそなチュートリアルみたいに設定を長々語らせたり、
評価 ◎
スーターウォーズー程度の設定文章詰め込みは我慢してやるけど、全部をまとめて流し込もうとするな。分割しろ。提示方法を考えろ。
最近のゲームのチュートリアルで考えろ。30分間手をマウス/パッドから手を放した状態で設定垂れ流しを'受講'したいか?JRPG始めて、最初の戦闘まで30分かかりたいか?
評価△
そりゃ読者は主人公の活躍を求めている。ただし活躍の定義=常に大成功や努力無き大勝利、つまり楽勝ではなく積極的に動く事。活動性、積極性。失敗してもいい。間違えをしてもいい。途中まで地に服していい。
活動的な失敗の方が動きがない事よりいい。と思ったけど状況にもよるか。昔の漫画の馬鹿主人公の漫画のあまりに何も考えていない猪突猛進ぶりもそれはそれできついか。
「危機的状況だぞ。どうするんだ?」
「どうにかする」
「考えはあるのか?」
「その場その場で考える」
「・・・・」
みたいなね
□主人公は惚れる側ではなく惚れられる側
評価✘
いや惚れる側がいい。惚れるが最初は感情が届かなく一方的、時間をかけて徐々に勝ち取るのがいい。
そもそも量産型なろうアニメは恋愛要素ない奴の方が多い事から、やっぱりこの一二箇条は根拠ないでっち上げじゃないのか。
評価◎
能動的な主人公の方が見ていて楽しい。でも受動的な主人公を相方がサポートするとか、もしくは受動的な主人公が激動の人生を流されているが、途中から自分で歩み出すのもいいか。
□現実の固有名詞を使うのは極力避け、実際の事件や事故をネタにしてはならない
評価✘
いや別にいいよ。ただ、歴史上の英傑オールスターズが一同に会してアリーナでトーナメントは無制限の厨二病すぎて個人的に無理。例えば終末のワルキューレやFateや文豪ストレイドッグス。
厨二病濃度を加減し、調整し、洗練させて欲しい。スプリガン、屍者の帝国、啄木鳥探偵處とかならあり
というか、現実の事件うんぬんするなは完全に噓だな。だって織田のっぶーやジャンヌダルク、サスケ、ヒットラー、ホームズ・森アティ等、パロでぃ孔明、銀河英雄曹操伝などの歴史上の人物をベースにファンタジー要素や創作でふくらませて話作りまくってるし。
え、もしかして「別世界に現世の言葉を持ち込むなってリアリティライン/フィクションとしての統合性の話?」それは説明の仕方がずれすぎてない?
□独自の固有名詞や用語を連発するな(ファルシのルシがコクーンでパージ等)
評価✘
程ほどにオリジナリティある用語は入れて欲しい。あと、なろうやラノベのキャラの名前はつまらん。厨二病のナス先生や虚淵みたいな方が面白い名前を考える。ただし上で述べたように、徐々に覚えるようにしてほしい。1話で別世界ジャーゴンを20個とか垂れ流しされたくない
□パロネタをやるな
評価✘△
使い方次第。センス次第。ぽんのみちのパロは寒かったが、ごちゅうもんは鰻ですかは許容範囲だった。つまらんけど。あと作品性とリアリティラインは意識して個々に調整して欲しい。
□導入は出来る限り短くしてさっさとキャラを動かせ
評価✘
なろうの超ダイジェスト構成は下品で大嫌い。ただ早くすればいいというものじゃない。5分で死んでチートスキル貰って、復活するとか味気なくて酷すぎる。キャラのバックグラウンドは大切にするべきだし、その設定は後々まで何度でも展開や設定に積極的に絡ませていかすべき。
メイドインアビスや無職転生、すかすか、ガルパン、僕だけがいない街、カバネリ、ナウシカとかは良い塩梅だった気がする。
□読者は複雑な設定や重厚なストーリーより魅力的なキャラクターを求めている
評価✘✘
キャラを魅力的にすれば簡単に作品の見栄えがよくなるけど、それは他の事をおざなりにしている言い訳のように感じる。
もっと複雑な設定や重厚なストーリーに力を入れて欲しい。ただし、それをマシンガンみたいに口の中に叩きこむのではなく、【程よく】、【程よく】切り分け咀嚼し、食べれるサイズや柔らかさにする必要があるし、12話でできる事できない事、魅せる事魅せれない事は意識して欲しい。
職場の食堂行くとテレビのチャンネルがNHKでちょうど「ちゅらさん」と「虎に翼」やってる時間に飯食うことになるんだけどさ、どっちも笑えるぐらいレベル低いよな。
説明ゼリフの連続みたいな脚本、それを棒読みしてるだけの俳優、リアリティもなければ面白みもない動き、学芸会とはこのことだなって感じ。
確か「ちゅらさん」って朝ドラの中では評価スゲー高かったよね?
でも改めて見てもこの酷さよ。
皆して沖縄風を装おった変な喋り方するのに精一杯でほぼ棒読み。
演技に感情が全く籠もってないんだよね。
指先の演技みたいなのも全く出来てない。
狭いスタジオの中の狭い価値観で狭苦しく合格を貰うだけの内容。
まあそもそも脚本やストーリーテリングが全く持ってお粗末というかさ、奥行きというものがないんだよねえ。
1話15分って短さを活かしてワンテーマを確実にこなしていくような作りにすればいいのに、半端なクリフハンガーを繰り返して細切れにしていって、そんで1週間分全部つなげても結局しょーもない話にしかなってない。
NHKが視聴料徴収して低レベルなドラマ作ってるのはもうしゃーないけど、こんなものを評価してる日本人が大勢いるってことに絶望しかないわ。
「ちゅらさん」「が今見たら駄目駄目に感じるのはしゃーないと思う。
でも、「虎に翼」の出来は2024年にお出しするにはショボすぎる。
「虎の翼」の何が終わってるかって、語りたいテーマについての掘り下げが足りてないんだよね日本ドラマ全般がそうだけど。
「女性の社会進出」ってお題目を掲げてそこで満足して、毎話毎話思い出したように「そうだ。このシーンでそのテーマ言及してみませんか?」と思いつきのように脚本に入れてキャストに棒読みさせる。
ひえぇ~~~~~~恥ずかし~~~~~~~~~海外ドラマがとっくの昔に卒業してることをまだやってる。
これじゃ小学生の作文だよ。
テーマに沿ったことをそれっぽくやって「それっぽいことしてるでしょ?」をアピールして花丸貰おうとするだけじゃ駄目だよ。
最初の段階で全体の構想をしっかり練って、全体の背骨をまず一本通し、それぞれのキャラクターにも設定や物語としての背骨を一本一本通していく、そういう最低限の下準備をせずにその場の思いつきだけで見切り発車はプロの仕事じゃないって。
「視聴者の反応を参考にしてある程度フレキシブルに動かしていきましょう」みたいな言い訳でもして最初の作り込みをサボりまくってることを会議で誤魔化してんのかもだけど、そのやり方じゃ世界水準じゃ話にならねえっての。
ほんまありえんぐらいに程度が低いなあ。
そして昔からずっとそうだった。
映画はそこそこ作れてるけど、それは黒澤明みたいに映画監督としての映画監督が作った時に面白いものが出来てただけ。
ドラマの技法を取り入れるに従ってどんどんしょーもないものばかりになっていった。
日本のドラマはレベルが低くて、ドラマ業界が作った映画は酷いものばかり。
映画業界はレベルが高い部分もあったけど、ドラマ業界の連中に毒されることによってどんどん駄目になった。
つまりさ、日本のドラマ業界は昔から今までず~~~~~~~っと学芸会しかしたことがないわけ。
ほんましょーもないよ。
あれだけ画が上手いのに、怒るか驚くかしか印象に残る表情がなくて(もしくはそれらが強すぎて)、もっと微細な感情がいまいち読み取れない部分があると思う。
自分が昔から不満に思ってたのは、AKIRAのクライマックス前、ケイが禊のあとに金田と話すシーンで、金田が察してしまったときのケイの表情とか。すごいいろんな感情が流れてるはずのシーンで、もっと悲しみとか不安とか様々な葛藤が読み取れる表情になっていると嬉しんだが、残念なことに鉄雄が◯◯化して呆然としてるときと同じ驚き顔にしかみえない。(金田はわりと他のシーンで見たこと無いタイプの怒りの表情してた気がする。)
クライマックス前に人間関係が一度解決を迎える一番の読みどころなのに。
書き手もそれをわかってて珍しくアップの連続で畳み掛けてるのに。
これまでの作品と違ってわかりやすいアクション作品でボーイミーツガール部分のクライマックスなのに。
読む側として、ここにリアリティなんてもはや求めていられないのに。
なんか金田の表情もケイの表情もこれじゃない感じを受けるのは自分だけだろうか。
数コマあとではケイがそれなりに不安げな表情で飛び出す金田を見送ってた気がするが、そのときはもうカメラが引いちゃってる。読者がはっきり観たいのはそっちの表情なんだよ。。。
それほど色々読まないので偉そうには言えないが、最近でこういうのが上手いのは岳の頃の石塚真一だと思う。ほとんど脚本として成り立ってないような「山で人が死んだ。完。」みたいなエピソードを、三歩の複雑な表情だけで受け止めて読ませてた。すごい。
どうやらキャラクターの性格が面白く、ランキングも上々みたいだ。
しかしながら、軽音部の面々の選曲が古いのが気になって仕方がない。たしかに名曲に違いないものの、中年さしかかりおじさんホイホイみたいな曲を女子高生が演るだろうか?
いや、親の影響でとか言えないぐらいに皆がナンバガやらアシッドマンやらあの辺りのバンドの曲をやっている。これはおかしい、そう思ってXを検索すると「あれは10年ぐらい昔の話だと思った」というポストがありやや納得しかけるも、「シンデレラボーイ」を演る話もあり、これは間違いなく現代の話なんである。
現代の話なのに、(中年さしかかりおじさんなのでチョイスが微妙に古いとは思うし全部読み切れてないため出てるものもあるかもしらんが)セカオワも米津もYOASOBIもワンオクも白目も前々前世もVtuberもクリーピーもBishも出てこなくて赤橙を歌ってる女子高生はってのは存在するんだろうか?
逆に昔の話って言ってくれたほうが納得できたのに…。
こんなの気にしないほうが楽しいに違いないんだけど、やっぱり気になって仕方ない。
「はいはいどうぜいつものなろうノベルでしょ」と思って観たら、思いのほか面白い。
その理由はあまりのテンポの良さと、無駄を一切省いたノンストレスさにあるのだと思う。
主人公がレベル99で最強、なんていう擦られ過多のテンプレを厭味ったらしく見せつけないのも良い。
なろうものの「こういうのでいいんだよ」を詰め込んだ作品で、それ故に希薄な感じも否めないものの万人受けしそうな感はある。
あとEDが秀逸で、EDに関していえば今季一かもしれない。モンキーダンス!!
展開もジャンプらしい王道かと思いきや、色々と捻りを利かせている。
原作を読んだことがないので意外な展開に「おっ」となることも多く、意外と凝った作品。
ただ難点は前回の振り返りの長さと引き伸ばし。
作画は悪くないでテンポが良ければバスったのでは?という印象。
それも納得というか、90年~00年に見られた懐かしいノリを繰り広げる作品。
暴力系ヒロインに謎のギャグが節々に挟まれ、シュールとシリアスがごっちゃになっているような。
人によって好みが非常に分かれそうではあるが、個人的には結構好き。
ただ全体的には馴染みのある設定と展開ばかりで目新しさには欠け、そこまでインパクトは感じず。
まったりした雰囲気の作品で、ほろ酔い加減に観るのがちょうど良い。
戦隊モノの悪役の休日を描く作品で。物語としては起伏に乏しく、だからこそ安心して観れる感も。
今期の癒し枠。
自分は男なのでBLには一切興味がないものの、それでも楽しめた作品。
なんだろう…この作品を一言で形容するなら「懐かしさ」かもしれない。
一昔にあった少女漫画の純愛系といった感じで、今ではテンプレ化し過ぎていて普通の男女物ではあまり見られなくなったような。
だからこそ形が”男×男”になっても楽しめたというか、変な技巧もなく、ここまで真っ直ぐな好意をアニメでは久々に見た気もする。
恋愛ものしては昨今、「素直に好きになったら負け」みたいな風潮が多い中、ストレートに愛情を示すシーンの多さが逆に新鮮に思えたりも。
作画も丁寧で、評判通りに面白い。膨大な設定が売りの作品でもある。
安定した面白さで、主人公と共にゲームを進めている感覚も味わえる。
独特な悪ノリが特徴的で人によっては大いに嵌りそうではあるけど、自分の場合はそれほどでもなかった。
ネットでは色々言われていたようだけど、普通に面白かった印象。
原作は少し読んだことがあり、比べると確かに間延びしている感はある。
ただ原作の緩急を抑えていることで逆にリアリティを感じられ、ハマれば場末スナックの退廃感が心地よくなってくる。
今季では1,2位を争う傑作。
作画は美しく、動く所ではぬるぬる動き、カット割りも素晴らしい。
動く鎧を調理して食べる、といった一見して「無理だろ」というものを合理的に描く想像力!
往年のファンタジー好きにこそ観てほしい作品で、目から鱗が剥がれ落ちるであろう作品。
世界観も秀逸。もしダンジョンが存在したら?といったことを社会的・経済的にシステムとして描いている点もシニカルで良い。
おすすめ。
拷問と銘打つもののグロテスクさは皆無で、こんな世界観だったらグリフィスも蝕しなかっただろうなという世界観。
基本的にはくっころ姫と可愛い拷問官ちゃんとのイチャイチャを観るような作品。
あと魔王様が今季一の聖人で、魔王軍は絵に描いたようなホワイト企業。うらやましい。
今の日本に足りないものを描いているような作品で、ただただ癒される。
・ぶっちぎり?!
オリジナルアニメ、ということで注目があまり高くなかったように思える作品。
しかし個人的には思わぬ掘り出し物。というか普通に面白かった。
確かに主人公のダメダメっぷりは鼻につくものの、その分周りのキャラクターが魅力的。
幽白好きとしては佐々木望さんのヤンキー声が聞けるだけでも楽しめた。
ギャグとシリアスのバランス、テンポも良くて、個人的にはもっと話題になってもいいんじゃないかなぁと思ったアニメ。
・魔法少女にあこがれて
えっど。
正直馬鹿にしていた感はある。
「安易なエロで客引きとか下品」、そう思っていた時期が俺にもありました。
ただストーリーは思いのほか作り込まれて、後半になるにつれエロがおまけに感じられるような展開は素晴らしい。
うーん…でもなぁ…。キャラ同士の掛け合いも悪くないし、個性も立ってる。こりすちゃん可愛いし。
それでも同人誌をアニメ化したような、二次創作感を払拭し切れなかった印象も。
けどアニメは綺麗に終わったのでヨシ!
熱い。熱すぎる作品。
王道かつ傾いているという、一つの作品内で矛盾を体現するようなアニメ。
ネットでも大いに話題となり、気持ち悪い巨大ロボということで評判になったほど。
ストーリーとしては主人公が巨大ロボと邂逅して、それに乗り、敵を倒してヒーローになるというまさに王道中の王道。
それに同性愛の要素をひと加えwみたいなノリの作品。ほんとそんな感じ。
でもこれは現代の性の多様性について語った作品でもあると思うんだ。
「本当の性の多様性とは?」そう自らに問いかけ、これが日本が世界に誇るアニメ文化の答えだ!と言わんばかりに突っ切った愛の多様性に、視聴者は驚愕し、感動すること間違いなし。