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はてなキーワード: 一家とは

2024-04-27

anond:20240427143250

介護職、必要ものから従事している人たちには頭が上がらないんだが、

生活の糧としてはどう考えても割に合わないと思うよ。

少なくとも一家大黒柱人間がやる仕事ではない(介護事業の経営は別)。

可能な限り早く多少なりともキャリアを積める別の仕事転職するべきだと思う。

2024-04-26

anond:20231008203729

たまに現れる不気味な有識者

けどこのタイプの家庭が必ず崩壊するということもないのは、ヒキルナで逃げ切ったご一家NHKを見れば分かるとおり

もっとデカいところを抱き込んで一蓮托生にしてれば、逃げ切れたんだよな

最近じゃないけど家庭イメージ商売といえばのぶみもこの先どうなるんだろ

2024-04-24

女の生きづらさがまじで理解できない

女ってまじで生きづらいこと何一つないよな

一家大黒柱にならないでいいから、進路の自由度も圧倒的に男以上だし

稼げなくても好きなことや楽なことをやって夫の稼ぎに依存してる奴もいっぱいいる

であることがデメリットなんてほんの上澄みの1%くらいじゃない?

あとは絶対女のが人生楽だわ

2024-04-22

anond:20240422220804

なぜ答えてくれないんですか?賃金格差問題視しているなら、その原因や解決策にも一家言あると思うのですが

anond:20240422102755

一家大黒柱になるのは男性とか、家を買うとか結婚してこそ一人前のとか、今でも根強く残っている男性役割から逃れられないのです…

2024-04-21

東京は家の中に文化がない

東京住宅が狭すぎて家の中に文化がない。


まともな本棚を置けない。絵を飾るスペースがない。靴はひとり数足しか保管場所がない。

大きな冷蔵庫を置けないのでヨーロッパ東南アジア珍味を貯めておけない。

ホームベーカリーを置けない。ピアノを置く場所がない。食器一家20枚もない。

子供学校で作った紙粘土の鳩を飾れない。五月人形ひな人形を飾れない。

結婚式で作ったドライフラワークローゼットの奥にしか置き場がない。

ダブルベッドを2つ置ける部屋がない。もう使わないゴルフバッグを念のため置いておける物置部屋がない。


狭すぎて子供を作れない。それでも仕事のために東京にしがみついている。

生殖制限してまで働いているという意味で、本当の社畜だと思う。


それでいて地主バカ高い家賃を払い続ける。

夫婦練馬区に住んでおり上に書いた状況だった。心底気の毒だと思う。


プライベートのかなりの時間は自宅で過ごすのだから、家を文化的にすべきだ。

俺は人口30万人の地方都市に住んでいる。上に書いた程度のことはすべて実現できている。


東京は、家の外は文化的だ。俺も昔東京に住んでいた。

しか美術館博物館は何回も通って飽きた。お気に入り画集を家に置けば十分だ。

飲食店は多いが、どこもすし詰め状態で居心地が悪い。高い金を払って不健康ものを食べたくもない。

図書館の数や取り寄せサービスは素晴らしいが、借り出し・返却の時間が勿体ないのでネットで買えばいい。


文化都市東京にあって粗末な家に住む方々は本当に不思議存在だ。家の中と外とで文化水準が大きく異なることに疑問を抱かないのだろうか。

俺が思う最適解は、東京名古屋大阪あたりに本社を持つ大企業の、地方事業所周辺に住むことだ。

俺が勤務する事業所は3000人以上働いている。近所には大手電機メーカーの1万人近い事業所もある。

こうした町は企業城下町様相を呈しており生活には困らない。しかも家が広くて安い。

2024-04-18

anond:20240418140540

やっぱHouseholdだよね

それ一家でだからちょっとだけスーパーで100万円くらい「パート」とかじゃなくて両方フルタイム共働き普通アメリカで二人分だしなんなら一家でだから爺さん婆さんいたら3人4人だよ

2024-04-16

anond:20240416014851

なるほどなあ

配偶者ゴミ子供ゴミじゃ、家の中にいたくもないよな

で、不倫という逃げ道をしめしたわけだ

一家全員クズじゃん

2024-04-15

anond:20240415183544

クビになる中年世代にも家族がいる上に

日本型雇用では再就職が難しいか一家崩壊するんだわ


新卒就職できないのはたいていの場合新卒1人の人生が悪くなるだけだけど

家族のいる層がリストラに合うのは、複数人が不幸になるんだわ

2024-04-10

次にくるのはガチ中華でもマチ中華でもない「ガキ中華

ガキが作ってくれるチャーハン(なると入り)

そのままだと児童労働になるので子供劇団の公演という体裁

ガキの西遊記をみながら食べるチャーハンたまごスープつき)

公演は土日のみ







追記

おじさん、こんなプロ料理人でもないただの子供が作った中華料理を喜んで食べるんだ? あはっ、ざぁこ♡

ブッブー(警告音)!あのねえお客さん、ウチそういうのやってないから!あんま目に余るようだとムキムキ部屋直行してもらうことになるかんね?(ムキムキおじさんたちとチャーハンの具のムキえびをつくる部屋)

火気注意。子どもなので...

ビッビー(安西監督奥さん)!ウチはそのへんはホットプレートでやってますんで!焼きそば焼いてた街の電気屋一家丸ごとMアンパサンドAしたのでノウハウばっちりよ。




追記

思いのほかトラバブクマあつまったな。みんなサンキュー

これは純粋ビジネスとして成立するか?はたまたNPO法人としてなどと考えていたら

「令和の虎に出てきそう」という罵倒語が頭をよぎったやで!

2024-04-09

貰った中濃ソース保管しててよかった

彼女同棲してて晩飯に揚げ物食べたんだが食べる前に「ソース買わなきゃ!」とか言い出して買いにいこうとしてたけど、冷蔵庫にお弁当で余った中濃ソースの袋があったのでそれを使った

同棲し始めのころ、わさびとか醤油の余ったやつとか残すの否定してたよな

だったら中濃ソース買っとけよ

中濃ソース切らしてたならわかる

買ったことないじゃん

毎日自炊するじゃん

なんか一家言あるやつに限って用意が足りないのなんなんだろうね

俺みたいにどうでもよかったりソースあるなしどっちでもいいやつに限って用意周到だったり

2024-04-08

anond:20240408184701

一家に一台、おたっくす ってCMが流れてた時代は、

どの家にもだいたいファックスがあったんだよ。

2024-04-07

anond:20240406144858

「今は男女共に働くべき」と「家事女性仕事」を同時に持ってる男性は少ない

男は一家大黒柱で大いに稼いで欲しい」と「今時家事は男女共にやるべき」を同時に持ってる女性は大量にいる

女性社会進出男性側の低年収と異性にありつくハードルの高さでこうなった

2024-04-06

婚活最初会合男性が店を選んで云々の話

Zaikabou さんの Twitter(現X)を見てるとちょいちょい出てくるのが婚活話題で、最初会合等で食事する店の件が出てくるのだけど大体女性男性側の選んだ店が雰囲気が良くなかったとかチェーン店だったとか文句言ってるのが多い。

自分は男で婚活やってないしもし本気で婚活やるならその辺の流儀には従って調査とかするだろうけど、男性雰囲気の良い店に連れて行ってあげるべきって考えは旧いジェンダー観だよなって思うんだよね。妊娠とかなら男女間に先天的能力差が明確にあるけど雰囲気の良い店を選んで相手を連れて行くって先天的には男女間に能力差は無いよね。今の社会的女性同士でそういう雰囲気の良い店に行く事が多いだろうからしろ女性の方がそういう店を知ってる事は多い(むしろ知ってるから文句を言うんだろう)。むしろ得意な女性の方が選んで男性を連れて行く方が合理的だと思うんだよな(婚活合理性けが全てじゃないだろうからそうあるべきとまでは思わんが)

これ男女逆に言うと、男が「女性ラーメン屋を選ばせたら幸楽苑とか選んだんだぜ、ありえないよな~」とか言ってるのと同じだよな。こんな文句言ってるの見たこと無ぇ~。まあ普通に家事女性仕事」とか言ってるのと同じような旧いジェンダーだって言いたいって事よ。

んで、男性でこの「男性雰囲気の良い店に連れて行ってあげるべき」ってのを素直に受け入れられている人が居たとしたら、その人って「家事女性仕事」みたいなジェンダー観も持ってる可能性が高いと思うんだよね。女性って全てを決めてあげて用意してさし上げて自分は何もしなくてもいいチヤホヤするみたいな姫扱いされたがってる節があるんだけど、本質的にはそれって主体性というか自己決定権が無い状態でもあるわけで(疲れた時とか時にはそういうのが欲しいのは解るんだけど)、自分自己決定権を取られるのってメチャクチャ不快なんだけど、そういうのに慣れてしまってるならともかく喜ぶまで行くと共感どころか理解も厳しいものであるが。

女性は姫扱いをするべきって思ってる男性って結構ヤバ目な男性だと自分は思うのだけど、女性あんまり危険視しないよね。そういう男性ってモラハラ夫な気がするけど、まあいいや俺は関係ないし。

実際の婚活市場は「今は男女共に働くべき」と「家事女性仕事」を同時に持ってる男性やら、「男は一家大黒柱で大いに稼いで欲しい」と「今時家事は男女共にやるべき」を同時に持ってる女性やらが売れ残ってる地獄らしいが。

なんか乱文になったな。まあいいか増田に投げ捨てだ。

この前ネトフリでふとみた「キャビン」って映画ツボにはまった

謎の組織誘導され、山中の古い屋敷に泊まることになった学生たち

その屋敷には様々な殺意MAXバケモノ召喚するためのオブジェクトが配置されている

吹けば魚人の出てくる法螺貝、鳴らせば少女姿の怪物が出てくるオルゴール、解いたらヤバイブロックパズル、身につけるとヤバイアクセサリー

全部謎の組織が設置したもので、一見ただの古臭い屋敷は最新の技術が搭載されあちこちに隠しカメラがあり

組織の人たちが「今度の奴らはどれを召喚するかな」と賭けをする

シラフならよくわからん屋敷の探索などしない真面目で慎重な学生らだが、

謎の組織による巧みな照明コントロール精神作用する薬物の噴霧により、ホラー映画ありがちな好奇心がやたら強い向こう見ずでバカ若者的行動を取っていく

結局学生らは、「殺人鬼一家日記」に書かれた音読するととヤバイ呪文を読み上げることでゾンビと化した殺人鬼たちを召喚王道ホラーっぽくなる

謎の組織はなんなのかなどに迫りつつ展開が二転三転していきずっと面白かった

ある動作をすることでバケモノを呼び起こしてしまうというのは古典的な設定だが

バケモノを呼び出すアイテム屋敷のあちこちに配置してどれが出るかな~♪って発想がすごい

バケモノガチャ

2024-04-02

anond:20240402162638

どこの欧州か知らんけど徴兵の国も多いしスイスなんか一家に一本アサルトライフルトンネル一個に爆破装置高速道路の上を市民射撃訓練で弾が飛んでるやんけ

2024-03-29

ずんだもんなんて、ニコ動アナル掘られてアヘアヘしてるか、四国めたんに赤玉出るまで手コキされて死んでるか、Youtube政治扇動してるくらいのイメージしかないので、とっくにキャラクタービジネスとして終わってるよ。東北への風評被害が出る前に、東北一家ごと闇に葬られるべき恥のアイコンだよ。

2024-03-28

飼ってたハリネズミが亡くなった

数日前、朝起きると先に起きた妻から亡くなっていることが告げられた。

ショックを受けたことは間違いないが、そこまでの数日でかなり弱っていたことを思うと、ついにかあ…というのが正直な気持ちだった。

明日永遠のお別れになるので、彼女との思い出を忘れないように吐き出させてほしい。

独身時代に一度飼っていた妻の誕生日プレゼントとして、お迎えしたのは2020年の春頃。ブラウンカラーで脇に白い模様があるキュート女の子である

当時、子供はいなかった我々夫婦彼女に一瞬で虜になり、毎月のように写真撮影し、妻はインスタなんか始めたりと、かなり浮かれていた。

比較的温厚な彼女は人が近づいても針を立てることなく抱かせてくるのも魅力の一つだった。

近くの公園に出かけたりもして、近くにいたマダムからひそひそされたりもしたが、その時撮った写真はしばらくPC壁紙として活躍した。

当時借りていた家の更新が来たのにあわせて引っ越しからすぐ妻が妊娠した。

そこからはどうしても子供が優先となり、彼女遊んだ写真を撮ったりすることがめっきり減ってしまった。

子供が生まれからも状況は変わらずだったが、初めて対面した二人はお互いに不審がりつつも泣くことも怒ることもなく興味津々という感じだった。

そんな息子も今ではすっかり走り回り、彼女名前を呼べるようになった。

遊びながら彼女ケージを覗いたり、ハリネズミ絵本を指さして彼女名前を呼んだりと、すっかり浸透している。

異変に気づいたのは1ヶ月ほど前だった。日々の日課となったケージ掃除の際に血痕が目立つようになった。

血の量は日に日に増えていき、不安を覚えたものの、餌が食べれていたこともあって、特段病院に行くということもなかった。

しばらくするとその血が口から出ていることがわかり、おそらく歯周病なのでは?という見立てを立てた。

病院につれていくことを提案したが、その時点でだいぶ弱っていたのもあり、そのままゆっくりさせたいという妻の意見尊重した。

そこから2週間ほどはなんとか餌を食べているという状況だったが、最後の1週ほどは水しか飲めず、ラスト3日間はふらついて歩くのもやっとという状況だった。

彼女誕生日2020年1月なので約4年ほど生きたことになる。いつも考えていたが、彼女果たしてうちにきて幸せだったのだろうか。

他の家にもらわれる世界線もあったはずで、我々としては精一杯やったつもりだが、もっと幸せに長く生きられた可能性もあったかもしれない。

でも、少なくとも我々一家彼女が来てくれてとても嬉しかったし、楽しい4年だった。

自分としても大きく人生が動いた4年でもあるので、それに彼女いたことはとてもいい思い出になるだろう。

さんざん寝ているときに覗いたり、掃除のために起こしちゃったりしてごめんね。お空ゆっくり寝てたくさん遊んでね。今までありがとう

2024-03-26

同じマンション高校生のガキが住んでて、

よく1階の玄関で友だち呼んで喋ってる

友だち呼んで喋ってるときに私が玄関を通ったらなんかジロジロ見てくるし聞こえる声で馬鹿にしてくる

あれお前の姉ちゃん?そんなわけないwwとかうーん50点!!wwww(←これが一番ムカついた)とかなんかカバンデカい!!wwとか

そいつは近所で一番(というか都道府県内で一番)賢い私立高校に行ってて、そんな賢い子でも普段こんなんなんだーと思ってた 勿論嫌いだった

そいつは私の部屋の上の階に住んでるんだけど、

先々週ぐらいからなんか部屋の様子がおかしくて

夜遅くにお父さんらしき人が怒鳴る声とかガキが大声でなんか言ってる声とか聞こえてきて

邪推だけど、受験失敗したのかな〜と思ってた

父親と出かけるときにその子一家玄関で遭遇して、世間話が始まったので聞いてたら案の定受験失敗してた

予備校どこ行くかで迷ってるらしい

うちの父親親馬鹿から、すかさず娘の私の話をして自慢してた

うちの娘は〇〇駅の河合塾浪人して〇大行きましたよ!wwって 特に悪意はなくてただ自慢してるだけなんだけど

そしたらその子の親がすごい感心してて、え〜大したもんやぁ!ってめっちゃ盛り上がってて

あんた、〇〇さん〇大行ってたんやって!あんたも見習わな!ww」って

そのあと話聞いてたら、そのガキは地元国立関大京産落ちたらしい

有名な進学校京産落ちるとかあるんだ 親可哀想過ぎるだろ

一生こいつのこと馬鹿にできるじゃん

うーん、50点!!wwwwwwwwww

あの桜田一家で有名なサグラダ・ファミリア2026年に完成するらしい

福島原発廃炉作業も負けられないな!

2024-03-25

実家の誰からも返事ないと一家心中でもしてんのかな?と思うくらいには全員のメンタルやばいので近づきたくない

2024-03-24

車椅子に乗っていた同級生のお母さん

少し前に車椅子女性話題で盛り上がっていたときに思い出した。

小学生時代、ある同級生母親は、彼女の夫が押す車椅子に乗って運動会やら授業参観やらの行事を観に来ていた。周りの保護者より少し若く見える、痩せた、色の白いお母さんだった。


その同級生子供のくせにそこはかとなく辛気臭いオーラを纏っていて、暗くて友達もいないのに一人で何か喋ってニヤニヤしているようなやつだった。当たり前にずっといじめられていた。仮にOとする。


Oは児童養護施設から通ってきているのに、学校行事はいつも両親が揃って参加していた。休日には家族揃ってスーパーで買い物する姿を度々見かけた。

母親病気のこととか何か事情があって家族で暮らせないのだろう、と今ならば想像するに難くないけど、施設育ち=親がいないという認識の当時のわたしたちの目には、別に居を構えながらも仲がよさそうなO一家の姿は異様なものとして映った。

ひどい話だけど、Oだけでなく家族ごと、クラスメイトから、いや学年中から差別されていた。気がする。

例のごとく車椅子グラウンドにやってきて運動会を観覧し、教室に戻って昼食をとる際、土のついたタイヤのまま校舎に乗り込むO夫婦の姿を、わたしたちは冷ややかな目で見た。ちゃん入り口にそれ用のマットが敷いてあって、踏んできているにもかかわらず。


小学校高学年、思春期にさしかかり不安定な心身をもてあまし、わけのわからない苛立ちやさみしさをお互いに悟られまいと取り繕っていた。障害とか施設育ちとかの事情を抱え、差別されながらも健気に生きているO一家の姿はいじらしく、尖った心を持ち寄るわたしたちの格好の的だった。


ある土曜日の午後、市の陸上大会に向けての練習があった。全員参加ではなく有志の集まりだったので、普段教室であまり喋らないタイプの子とも仲良くなれて、楽しい

練習が終わって、わたしたち麦茶を飲みながらずっと喋っていた。日焼けするからと木陰のところに集まって、実はあの子のことが嫌いとか好きとかキャアキャア叫びながら喋った。

ふと話が途切れ、もうそろそろ帰る?という雰囲気になったところで、一人が「そいえばさー」と口を開いた。

「そういえばさ、どうでもいいんだけど、こないだイオン行ったらOがまた家族でいたんだよ。

でねぇ、これマジだよ?…Oのお母さんが、歩いてた」


わたしたちは、爆笑した。ゲラゲラ笑った。全員で涙を流して、息も絶え絶え転げ回って笑った。

おかしかった。いつも白い顔をして、旦那車椅子を押されているお母さん。そんなお母さんが自立して歩いているなんて、突飛で、シュールナンセンスだった。前衛的な発想のようだった。


おかしい以上に、気持ちよかった。言ってはいけない、笑ってはいけないことなのはみんな分かっていた。

広い校庭にわたしたちしかいなくて、おかしことなんて何もないのに馬鹿笑いして、すっごく悪いこと言ってるのに誰にも迷惑をかけていないか咎められなくて、こんなひどいわたしたちを誰か止めてほしいのに、芝生の上に転がったままどこへでも行けそうな、行ってしまいそうな気がして、怖いけど楽しくて、無敵だった。

曇ってるけど日射しは強くて湿った風が吹いていて、みんな同じ日焼け止めの匂いがしていた。ひざの裏側に芝生が刺さってチクチクしたけど、手で払うとさらりと落ちた。気持ちよかった。


家に帰り、キッチンに立つ母にOのお母さん歩いてんだってーと言うと、「Oさんの奥さんは脚が悪いんじゃなくて病気で体力がないか車椅子なんでしょ。何言ってんの」と返ってきた。つとめて不愛想な母の声になんでか安心したのだった。


数年後Oのお母さんは亡くなったと聞いた。

陸上練習ときメンバーは、中学に入って少しヤンキー風味になったけど、成人後に同窓会をしたときにはごく普通かわいいお嬢さんの姿だった。今ではほとんどの子結婚して親になって、忙しく過ごしていることと思う。

Oが大人になった姿はどうしても想像できない。どんな暮らしをしているんだろうか。


校庭でひどいことを言って笑い転げて、誰か止めてほしいと思った。

その後の人生で、ちゃんと止めてもらえたと思う。元々優しい気持ちの子もたくさんいるけど、意地悪だったわたしたちも、失敗して傷ついて、自分のことが嫌になってもそれでも生きていくという選択をしたとき他人に寛容になろうと努めて、その習慣が体に馴染んだと思っている。

何の罪もないO一家に冷たい目線を向けて嘲笑っていたことを思い出すとき、ひどかったなと思う気持ちは本当なのだけど、あの陸上練習後のお喋りの時間には青春フィルターがかかっていて、思い出すとキュンとする。

キュンとしたあと、でもやっぱり酷すぎるよねと心の中でつぶやいて、少し許されたような気持ちで回想を終えている。

anond:20240324173912

世田谷って一家が襲われたイメージしかいから怖い

致命変えればいいのに世田大谷かに

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