はてなキーワード: Webデザインとは
絵画とかイラストとか3DCGだと凄い作品見たときは一目見て「すげぇ!」
ってなるじゃん?
でもさ、多分GoogleとかTwitterとかAmazonとか、
多分その界隈だと超一流の部類に入ってる人がやってると思うんだけど、
この手のものを見て「すげぇ!」ってなることはなかなかないと思うのよね。
そもそも生活に馴染みすぎててデザインとか深く意識することすらあんまりないと思う。
最近たまに趣味の範囲で個人で企画してWebサービス作ったりしてるんだけど、
当然だけどデザイナーとかじゃないからデザインで結構躓くんだよね。
本当にびっくりするほどダサくなる。
2000年前後に公開された個人ホームページみたいにならなくするだけでも
難しいんだなぁっていうのと何気なく使ってたWebサービスのデザインって
結構凄いんだなぁって思ったっていう話。
将来はゲーム雑誌の編集者になろうなんてなんとなく思っていた。
ああ、邪魔者がいなくなったな、と思った。
泣いた。
応募したら採用された。
数年勤めて辞めた。
それなりに生活できた。
ある日、恋人ができた。
この人と結婚するのだろうと思った。
酷く落ち込んだ。
追い討ちをかけるようにプログラマから私の感情を煽るメールが届き続けた。
怖かった。
気が狂った。
寝たきりになった。
仕事ができなくなった。
ある日、友人に病院に連れて行かれた。
友人は長年精神疾患を抱えていた。
その友人曰く私は鬱状態とのことだった。
診察を受けて薬を処方してもらった。
貯金は底を尽きかけていた。
仕事を再開しようと思った。
その知人と一緒に仕事をすることになった。
以前と同じレベルで仕事をすることはできなかったがなんとか食いつないだ。
ある日、恋人ができた。
一緒になる将来を考えられないとあっさりふられた。
その通りだと思った。
またある日、恋人ができた。
複雑な環境で育ったとても変わった人だった。
同棲した。
もう少し頑張って将来結婚できるようになりたいと思った。
二度浮気された。
あなたが悪いと何度も言われた。
自分を責めた。
同棲解消したいと言われ振られた。
別れたくなかった。
諦めた。
少し楽になった。
仕事はなんとか細々と続けられていた。
ある日、一緒に仕事をしていた知人が急死した。
知人の持っていた仕事の取引先の一部を任されることになった。
少しだけ生活レベルが上がった。
ぼんやりと日々は過ぎていった。
好きだと言われた。
好きだと返した。
恋人にはならなかった。
リアルで会って遊ぶようになった。
それでよかった。
多分この人もそのうち私から離れるのだと思う。
もう疲れた。
それでいいと思う。
このままだと数年もしないうちに生活できなくなることはわかっている。
それでいいと思う。
明日終わるのも数年後に終わるのも大して変わらない。
おやすみ。
「やるやる詐欺」と言われたWeb制作会社がWebサイトのリンク付きで実名で出された「エレファント・コミュニケーションズ」
前述の記事を書いたアナリストからそもそも取材を受けていない一方的な内容
事実と離れすぎているから不毛な反論はするつもりはない等、および状況の説明がざっと書いてある感じ
しかし怒っているんだろうなとは思いつつ客を特定しかねないとあるキーワードを記載してしまう。これは守秘義務的にやばい
【ネットニュース等に掲載されました弊社を誹謗中傷する記事について】... - 株式会社エレファント・コミュニケーションズ
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=980053998693287&id=204780772887284
客が実質特定される。
企業の裏側を暴くとかいうWeb上のネタ記事が炎上気味のようです(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20150710-00047411/
制作会社側の言い分と事実に齟齬がある、続報を出すべく準備中ということで
その準備中の部分をいくつか掲載していたが、このアナリストは制作会社側が嘘をついていると明言。
エレファントコミュニケーションズ社にまつわる報道について|ドラゴンの抽斗 ブラック企業アナリスト新田龍が語る「はたらく」「しごと」「よのなか」
お客とされるノア・アカデミーは宗教的な観点に近い部分があるもののそこで偏った思考になるのはまずいので
関連Blogからどうやら意匠登録済みのクリスタル製のブレスレットの販売などをしていることからそこに目を付けていくことにした。
クリスタル速報
これを見る限りはデザイナーとしての能力は持っていそうってので、
制作会社が客の要求が過剰すぎたって感じのことを書いてあることから、
デザイナーであれば要求過剰もありうるなってのでその部分で双方の曲解が出てることがありうると想定。
ちょっと重い。
これならデザイナーとしての最終イメージはしっかり持っていてもおかしくはないか?
https://web.archive.org/web/20150214232052/http://www.ly-ra-academy.com/
とある。
「実際に写真とバナー、ボタンの配置イメージなどもデータに起こして渡した」
「(一部略)納品されたデータはイメージと違う仕上がり。透過デザインが黒く塗りつぶされていたり、写真のコントラストが異なっていたり」
とあり、これを見ると制作会社側でスキルを持っていない人が対応していたと可能性が高い。
とあることが、上記について客観的にみると客側の言い分にある程度の整合性があるようにも見える。
「社長」に対して事実を報告していないないし盛っている可能性、
あとは直接Web製作に関わらない部分で問題と別出しにするところはアナリストが取材申し込んだ・していないのどちらかの「嘘」。
従業員を守るためーっていうように見解を出していること自体については理解ができてくる。
ってあるが、FAXないし郵送だとした場合、相手に届いたかの確認はできているのかという疑問がある。
届いたとしてもダイレクトメールないしその類を思われるような体裁ではなかったのかという点も。
それができない方法で仮に送ったことが事実だとしても郵送事故、
アナリストは「送った!」、制作会社は「受けてない!」って双方の矛盾が実は現実的にありえる事象になる。
客と制作会社はいったい「どういう契約結んだんだ?」ということにも結局行き着く。
スルガ銀行の勘定系システム開発失敗、要件定義完了後の費用42億円の支払いを日本IBMに命じる二審判決が確定 | スラド IT
個人的にはため息をつきたくなる
という。
最初は客側が宗教っぽい雰囲気で無意識で偏った見方も生まれたが
一歩引くと制作会社側の立場も問題がありうるんじゃないか、と思える。
作家がヤバい発言して問題になってる沖縄の新聞事情について昔の思い出を書く。
都会に住んでる人はいわゆる全国紙(読売/朝日/毎日/産経/日経)だろうし、地方紙が強い地域もある。
圧倒的に強いなんてレベルじゃないぐらい地元の新聞だらけなのだ。
一時期沖縄にIT企業が集まってた頃がある。2004~06年ぐらいがピークだったかな。ITって言っても儲かってるwebデザイン企業が沖縄支社出したりとか、あとコールセンターとかそういうのね。地価が安いんで一時期沖縄は重宝されてたんです。人材が糞すぎるのと物理的な距離が東京大阪からありすぎるので今は廃れたけど。
オレも一時期沖縄支社で働いてた事がある。初代支社長みたいな立場で赴任したんよ。
で、新聞をやっぱりとらないとなと思って日経と読売だけとることにした。
無難な選択に思えるじゃん?来客用のテーブル近くに置いてたんだけど、ある日地元の商工議会所の人らがうちに見学しに来て、新聞を見て怒りだした。
「これだけですか?なぜタイムスも新報も無いのですか?」って。
新報ってのは琉球新報でタイムスは沖縄タイムスのこと。沖縄の二大新聞だ。
「はあ、本社がこの2つですから」と気の抜けた返事を返したのを覚えている。それが余計に癪に触ったのだろう。
「本当に沖縄でビジネスするつもりがおたくらにあるんですか!?」と、いきなり声を荒げて怒り出した。
その場はもう一人の若い人がうまく取り繕ってくれて収まったんだけど、後日呼び出しをくらって向こうの事務所で説教された。
ありえないと思うでしょ?いや実際ありえないですよこんな世界。日本じゃない。取ってる新聞ごときで一企業に対して説教する連中がいるっていうのはもう日本じゃないですよこれ。
後から調べて知ったのだが読売新聞のシェアは0.1%で朝日が0.2%という異常な数字。
多分これらの全国紙をとっているのは企業、あるいは一般家庭でも日経+沖縄タイムスみたいに2つ新聞をとっているところだけなんだろう。
全国紙だけをとっている家庭なんか無いだろうし、企業や公的機関もほぼ0なんだろう。
だから今回の作家の発言は単に左翼リベラルを刺激したって以上に、沖縄県人からすれば相当精神的なところを突かれてるんだと思うね。
ほとんどの日本人がみそ汁とか天皇とか富士山を外国人から馬鹿にされたらイラッとくるのと同じぐらい沖縄人にとっちゃ地元新聞は大事なんだよね。
心の拠り所みたいになってる。
沖縄に最低1年でいいから住んでみたらなぜみんな基地に反対するのか理解できます。
心の拠り所の新聞が反対してるんだから、そりゃ反対しますよ。そこはもう理屈じゃない。お金じゃない。心の問題。それを政府与党はわかってない。
別にWebデザイナーになるつもりはないんだけど、趣味でブラウザゲームとかWebサービスとか結構作ってるから
同じもの作るにしても「あ、このサイト絶対デザイナーとか全く関わってないダッサいサイトだな!」
って直感で思われない程度にはデザインも洗練されてた方が自己満足にしてもいいと思ってるんだけど、
やっぱデザイン関連って端からセンスない人間だとどうしようもないもんなんだろうかー。
例えば20歳超えてカービィもまともに書けない人間はFateの製作に携わるアニメーターには
努力の大小とか関係なく確実に不可能だと思うんだけど、Webデザインの世界もそんなもんなんですかね。
今年で社会人2年目です。
どうやったら、日々新しい知識や技術を学ぼうという姿勢が持続すると思いますか。
小さい会社でWEB担当が当方一人で、WEB製作のこと以外でも業務はあり、兼任で色々やっている感じです。
全部の時間をWEB製作には使えないので、主要部分のコーディングを外部に委託するなどして、
なんとか日々の業務をこなしています。
DTPデザイナーとして入社して、WEBデザインもこれから学んでいきますという時に
直属の上司(web担当)が辞め、初心者同然の自分が、小さな会社のweb担当として、
自社のHPの製作や他社のHPの製作・管理などを行っている状態です。
デザインしてもコーディングしても、毎回これでいいのかな、正しいのかなと思うことばかりです。
html,
css(animationとか、あいまいな部分も多々あります),
eccube(全体のざっくりとしたいじり方、更新、ページの詳細編集)
×できないこと、これから学ばなきゃいけないこと
PHP、レシポンシブデザイン(ec-cube/wpに対応させるように)、bootstrap等、
WEBの担当者が身につけるべき技術・知識を、恥ずかしながらまだもっていません。
くらいです。見ての通り、知らないことや、できても浅い知識、ばかりです。
もうどこから手をつければよいのでしょう。WEB製作者として一人前になりたいのに、
現実の自分が追いつきません。周りの社員の方々はWEBについて疎いので、
その若さですごいねといわれますが、そのたびに心が痛んで仕方ありません。
もっと技術も知識も積むには、ひとつずつこなして毎日毎日勉強するしかないんですよね?
どれからやっていけばいいんですか?どうやって身に着けていけばいいんですか?時間の作り方は?
モチベーションの保ち方は?
コンペ式のデザイン依頼とかだと提案の一つ一つを非会員のただの閲覧者でも見れたりするんだよね。
Webデザインとかチラシデザインじゃなくて「こういうの作ってくださーい」っていう漠然とした依頼でも画像だけでパパっと提案できるロゴデザインみたいな奴。
こっちは別にデザイン業界の人間でも依頼する側の人間でもなんでもないんだけどさ、
大体の提案はプロ並みのクオリティだし(というか多分プロがやってるし)同じ依頼でもデザイナーによっていろいろ提案の方向性が違ってて見てるだけでも結構ワクワクする。
ロゴデザインも好きだけどキャラクターデザインとかLINEスタンプのデザイン依頼とかだともっとワクワクしちゃう。
起業したりWebサービスとかで一発当てたときはイカしたかっけーロゴとマスコットキャラクターのデザインかなんかお願いしたいなぁとか妄想したりしてる。
広告のクリック率考えるとPCの方がおまけになってしまうかもしれない。
詳細ページに回遊率を上げる仕組みが必要、逆にTOPページとかはアクセスないしどうでもいいっぽい。
もうあきらめた。
Bootstrap使っても自分では無理なのでフリーのテンプレートを使用。
「simple_html_dom.php」最高だと思う。
Librahack事件を忘れないように相手のサーバーを思いやる設定(時間と頻度)にする
無修正サイトなど国内法に触れるもの以外のアダルトサイトはGMO一択だと思う。
前回はDTIを使用していた。
前回は誰にも買われなかった。放置サイトはPPCがよいのかな。
Webデザインには
「はじめにAdobeありき。」
である。
全てのサイト合わせて月5000円以上儲かったら(道のり遠い)買ってみる。
人気Web系ブログ()の記事よりも、本気でデザイン学んでる人のブログの方が参考になるし
海外のトレンド追うだけでデザイナー気取ってるやつが本当に許せない。
美大とか出てなくて自分のデザインにコンプレックス持ってる奴は黙って勉強してるし
常にコンプレックスとの戦いだからクソ上手いデザイン見たら本当に吐きそうになるし死にたくなるんだよ。
一生それの繰り返しだ。
半年前に勉強した情報を最新情報とかほざいてブログに書いたりする頭湧いてる奴とか
そういったクソブロガー持ち上げてる輩も今すぐ滅びて欲しい。
スマホでネット見てると読み込みが遅い原因は大低ソーシャルボタン。
B!とかいいね!とかLINEやTwitterでシェアされた数とか出てるあれ。
どこのサイトでもブログでも記事にこういうボタンが4個も5個も貼られていて
いつまでたっても読み込みが終わらない。
遅さとは関係ないけどWebデザインがどうこう言ってるブログなのにソーシャルボタンのアイコンだけデフォルトでデザイン台無しだったり。
ちょっとググったら解決するためのソースの書き方とか出てきたけど
実行してる人が少ないっぽいのは何かデメリットでもあるのか。
とにかくソーシャルボタンのせいで読み込みが遅くなるのが嫌いです。
30代で制作会社でディレクターとかやってる料理好きのおっさんですが、先月から自分用の弁当を作り始めて色々といいコトばかり起こるので、はてなでシェアしてみます。
1)旨いし、安いし、健康的
週末とかはしょっちゅう料理するんですが、弁当には手を出しませんでした。外食するのも好きだし、正直コンビニ弁当も自分で作った飯もそんな変わらないだろうと舐めてました。
いや、ぜんぜん違う。自分でちゃんと作った飯のほうが100倍旨い。時間は無いから、ぱぱぱっとしたものしか詰めてないのだけど全く違うんですわ。自分の好みの味に調整できるし野菜とかも取れるし、安い。今までコンビニで1000円使ったり中華料理屋の旨くもない弁当に700円も払ってたのバカみたい。
デザイナーの女子とかは結構お弁当作ってる子多いんですよね。今まで昼飯は一人でぷらっと外か、自分の机でコンビニ飯だったんですが弁当作るようになって、女子チームの弁当タイムにご一緒させてもらえることになりました。これが思った以上に楽しいの。お互いの弁当のメニューの作り方のシェアとかできるし、プライベートの話も色々できるので距離感縮まって仕事がすごいやりやすくなりました。
3)デザイン力鍛えられる
お弁当って色彩とかレイアウトとかテーマ設定とか非常にWEBデザインと共通する部分あるんですよね。赤の色入れたほうがいいなあとか、今日は肉テーマだから肉感がよく見えるようにした方がトンマナ的に正解だなーとか、そんなことを考えながら作ってます。最近は自炊系のSNSとかも色々あるので、そのへんに投稿して「いいね!」数で自分の本日のクリエイティブがどんなもんだったかを判断することも出来ます。
4)意外と作るのめんどくさくない
まあ、この業界なので帰宅はだいたい23時過ぎがほとんど。今までは近場の飲み屋で軽く呑んで深夜1時位に帰るか、コンビニで缶ビールとツマミ買ってテレビ見ながら家で呑むか2択でした。今はビール買って家に帰った後、翌日の弁当の具材を料理しながら、それツマミにビールをごくごく。朝はそれを弁当に詰めたら完成。元々キッチンで呑むのが好きだったので、ストレス発散にもなってます。
5)ダイエットになる
30超えてくると極端に痩せにくくなるんですよね。低糖質ダイエットとかやってみたんですが、ある一定の所でピタッと止まってしまいそれ以上落とせない。ところが弁当始めてから、簡単に体重落ちるようになりました。夜のお酒とか全然減らしてないのに、普通に理想体重に向かってスルスル落ちてます。普段食ってる外食って太るんですねー。
6)夫婦仲が良くなる
嫁さんも一緒に弁当にしたので、おかずは2人で共有。基本的にはどっちが作るとかは決めず、少し多めにツマミを作って詰めたいものを適当に自分で朝詰めていくスタイル。相手が作ったものが結構美味しかったり、相手の好きなモノを作ってあげると感謝されたりと中々に楽しいです。平日にLINEで「今日の玉子焼き美味しかった」とか「ブロッコリーの下茹でサンキュー」とかのやりとりが増え夫婦仲良くなった気がします。
A「WEBをリニューアルしよう、外部のBさんにお願いしよう」
B「最新のWEB基準と知見で、専門知識がなくても誰でも楽に更新できるものにしましょう!」
私「いいですねぇ(これでめんどくさい更新から解放される..)」
B「まぁその金額で何とかしましょう!」
A「よろしくおねがいします」
A「これほぼ最終稿なんだけど、どう?」
A「だよなー。でも仕方ないよなー」
B「では、後の更新などはサーバーを観て頂ければわかりますので」
B「え、何のですか?」
俺「えっ」
B「特にブログシステムとかデータベースは使用していないので」
俺「んっ」
俺「("ほ〜むぺ〜じ"みたい..)」
B「ではよろしくお願いします」
俺「(しごとふえた)」
趣味では音楽製作をやる傍ら、プログラミングやWebデザインの仕事を請けてきた。
自分自身の人間レベルがまだまだ足りない、まだ頑張れると思って就活はしなかった。
結果として、私は大学院に進学した。
だが、それが失敗だったのだと思う。
そして、研究室の学生もそれぞれ研究分野が殆ど異なっており、私が決めた研究分野に近い先輩などもすでに卒業して居なくなっていた。
研究室といえば普通先輩が後輩に指導して進捗を報告するようなイメージがあったが、指導するという習慣もなく、報告する会も一切なかった。
それどころか、一部の先輩同士の仲が悪く、両方の先輩からしょっちゅう片方の先輩の愚痴やネガキャンを聞かされた。
その代わりに、週一回合同ゼミが開かれていた。
ゼミでは他の学生の進捗発表が行われ、教授がそれをフィードバックするものだった。
私の研究室の学生は、他の研究室の教授から一方的に攻撃を受けていたし、一方でその教授陣は目に見えて自分の研究室の学生には甘かった。
そりゃそうだ。自分の指導が必要ない、自分の責任の無い学生に対しては何とでも言える。
論文の読み方や先行研究の探し方なども自己流で見よう見まねでやってみたが、全然要領を得ていなくて、どう勉強したら良いかも分からなかった。
そのまま修士2年になった。
仕事は依然として充実していたし、忙しくて断ることもあるくらい困らなかったけど、大学院での生活は本当に苦痛だった。
どうしてこんなに仕事に打ち込んでいたのかというと、ひとつは家計が苦しかったからだ。
他の金持ちの学生と違い、私の実家は田舎にあり、学費を払うのも精一杯、生活費はとても……という状態だった。
ましてや、実家で親が会社と揉めて、最終的に弁護士沙汰になって退職することになった。
だから、そんな状況を打破してやろうと思って、仕事に打ち込んだ。
バイトなんかしなくても学費生活費全部貰って大学に行ってる他の学生が妬ましくて、悔しくて、だけどそれがバネになって頑張った側面もあったと思う。
就職活動は2日で内定が出た。今までの実績と開発したものを見せれば一発だった。ITでは日本で指折りの会社だし、一生働きたければ働ける規模の会社だ。
しかしその代償として、仕事はまぁまぁできるが研究は一切できない大学院生が出来上がった。
「このままじゃ本格的にやばい」
そう思って、僕は仕事でやっていたWeb開発のスキルを活かして、その延長線に研究を持ってくることにした。
みるみるうちに画面ができ、機能もでき、サービスとしても研究としても良い感じだと思った。
「研究じゃなくて開発じゃない?」
「独自性はどこにあるの?」
「サービスとして完成させることに集中しすぎて、研究になってない」
などのコメントを貰った。
全部ごもっともだ。
趣味の目的が逃避になり、創作のようなエネルギーを使うものは一切出来なくなった。
試しに何度か試そうとしたけど、自分が自分で無くなったかのように、何のアイデアも湧いてこなかった。
結果として、私は創作関連のコミュニティからだんだん疎外されていった。
クリエイターとしての私は好きだった人は、私がクリエイターでなくなった時点で興味を無くした。
学部時代の友人は卒業したし、サークルは完全に遠ざかって今更関わることも出来なかった。
人間関係が狭く固定化され、希薄になっていくのがよくわかった。
今まで仲良くしていた人がSNSとかでも全然反応してくれなくなるのが、本当に辛かった。
そして、年明けには修士論文を提出しないといけない。
云われた内容を元に研究っぽく体裁を整えたものの、全然結果が出ないし、そもそもその結果の評価方法が良く分からない。
先行研究の劣化コピーを実装し、偏りまくったデータを元に研究の真似事をでっち上げて、一体何になるのか。
このまま成果出せなかったらどうなるんだろう?
そうなったらもう首括るしかないよね。
どうして研究せずに仕事ばっかりやったんだろう。どうしてこんな研究室に来たんだろう。
全部自業自得だよね。
もう嫌だ。しんどい。やめたい。