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2016-08-03

シン・ゴジラいまいちだった派としてシン・ゴジラ批判批判しておきたい

ネタバレがっちり含みますので嫌な人は見ないように。

シン・ゴジラいまいちだった派の全員がこのような意見だと思われるのは心外なので批判しておきたい。

絶賛されている『シンゴジラ』が個人的に58点の映画だったので海に身を投げたい | 二十日・de・おぼーん | note

とにかく登場人物にまったく感情移入できない

登場人物感情移入するつくりではないのだから当然のこと。

政治描写に絞り込むために背景はあえてオミットされていると見るべきだ。

かと思えば「大統領になりたい」だの「総理になりたい」「幹事長になりたい」だの政治的野心をのぞかせる台詞ポンポン出てくる

これはナイチンゲールなどが言う「構成員自己犠牲のみに頼る援助活動は決して長続きしない」と同様のことではないかと思う。

政治家は、名誉欲や出世欲、あるいは「国を守りたい欲」といった個人的欲望によって仕事をしている。

それは「人のために働く」ことと相反しない。

あえて「無私無欲な英雄的人物」を描かないことがリアリティを生んでいるのである

現場にいる主人公たちが簡単に「スクラップビルド」みたいなことを口にするのもどうかと思う。

これもつまり政治家という「キャラなのだと思う。

廃墟となった町を前に、ことさらに嘆いてみせるのはニュースリポーター仕事であって、政治家のやることではない。

終わったことは終わったこととして、いかに立ち直るかを考える。

という割り切り、切り替えの早さを描いているのではないか

カタルシスを生むはずのヤシオリ作戦

前段の「感情移入」もそうだが、「主人公には感情移入させねばならない」「物語カタルシスを描かねばならない」という観念に囚われすぎている。

こういう物語だったらこう描くべきだよね、という気持ちが先行しすぎているタイプ批評家であるように感じる。

シン・ゴジラは「リアル政治ドラマ」と「フィクション特撮映画」を描いた物語なのだ

からこれだけ綿密に取材して政治家官僚キャラ作りをしてきたくせに、

フィクション側の画面へ行った途端に「無人在来線爆弾」なんてものが出てくる。

その構造批判こそすれ、ヤシオリ作戦のもの荒唐無稽さに突っ込むのは野暮である

主人公作戦チームってあれだけ人数いるのにマキ・ゴロー博士暗号解読して凝固剤の生産を手配しただけで実は大したことしてないよね

その二つだけでも十分なうえに、ヤシオリ作戦立案したのはあのチームでしょう。

解析したゴジラ遺伝子データから放射能除染できる

あれはゴジラ放射性物質半減期が短かったという話で、ゴジラ遺伝子データから除染できるという話ではなかったと思うが…

全然ハーフに見えない高圧系女子石原さとみが「40代大統領になるのがドリーム」とか言ってるけど、アジア丸出しの顔でなれるわけないだろとか

女性アジア系で若年、というハンディを乗り越えたいからこそのドリームなんじゃないですか。

この人、10年前にも「黒人がなれるわけないだろ」とか言ってそう。

「本当に怖いのはゴジラじゃなくて人間」とか言わすなよ

まったくだ。

ゴジラの造形は最高

腕が小さすぎない?

曲もいいし

冷静になるとああまで過去作をオマージュする必要もなかったんじゃないかという気が。

特撮だっていい

放射火炎以外のCGがしょぼかった…

2016-07-30

シン・ゴジラ感想

まり映画は見ないし、映画批評なども出来るような人間ではないのですが、

大学で多少「核のイメージ」の歴史について勉強したことで、「ゴジラ」について関心を持ちました。

そんな折に、ちょうどシン・ゴジラが公開されると聞き、せっかくなので、見てみることにしました。

主に、核や戦争ゴジラについて意識ながら見ました。

特に印象的だったのは、最後のシーン。

ゴジラ血液凝固剤を流し込み、ゴジラを凍結させることに成功させました。

また、ゴジラ放出した放射能半減期は2~3年程度だったため、除染スムーズにいきそうだと希望が湧いてきたときのことです。

主人公矢口が語ったセリフは「我々はゴジラ共生するしかないんだ。」だったのです。

これは、ゴジラ第1作目(1954)の古生物学山根の「水爆実験が今後も行われるなら、またゴジラが現れるかもしれない。」というセリフ比較すべきでしょう。

1954年版のゴジラは、おそらく「反核」のメッセージが強いものだったと言えます。明らかに第五福竜丸事件被害にあったような、水爆実験などを批判しています

一方、今回の「シン・ゴジラ」を反核映画と捉えることは難しいでしょう。(少なくとも最後セリフからは。)

「核と共生せざるを得ない」ということがメッセージなわけですから

確かに、現実を考えると、核(ゴジラ)と我々の生活は切っても切り離せません。

ほとんど稼働していないとはいえ、原発は残っていますし、放射性廃棄物もたくさん残っている。

冷戦は終わって、おそらく核戦争危険はないといえども、今もアメリカなどは大量の核兵器を持っている。

反核」の想いを抱えている方々であっても、核が0になる世界を作り上げることは出来ないということはわかっていると思います

そのため、「反核」ではなく、「核と共生」というメッセージの方が現実味に即しているように思えました。

少なくとも、ここから1954Verとの差は読み取れます

2016-03-15

セディールの良い体験談を書いておきたかった

セディールという、精神科系のお薬がある。

一般名はタンスピロクエン酸塩で、1996年に発売された大日本住友製薬抗不安薬である

このセディールはggったらわかるのだけれども、びっくりするほど評判が悪い。

探しに探したけど、ほとんど見つからない。

効果が実感しづらいのが主な原因らしい。

私はセディールに丸2年ちかく、1日3回世話になり続けた。

途中何度か油断して断薬したりもしたが、

その度に「やっぱりセディールがないとだめなんだ」と反省して飲み直した。

どれくらい飲んだんだろう。700日間飲んだとしたら2100錠だから、21箱?

私はセディールが好きだ。人生を救ってくれたと思っている。とても感謝している。

大日本住友製薬ファンレターを書きたいくらいだ。

できれば1日3回の用法煩雑なので徐放とか開発してくれないかと思っているのだが、

まりモテない薬では難しいか。薬価高いしね。

というわけで、ネットセディール万歳記事が見当たらないと悔しいので、

大海に砂粒を投じたい気持ちだけでこの記事を書くことにした。

どうせこの記事も埋もれるんだろうけど、それでも書きたい。自己満足です。

長くなるけど自己満足っていうことで許してほしい。


セディールの話をしているからには、私は抗不安薬を飲まなくちゃいけないような人間だ。

いわゆる鬱病PDではないが、生き辛いアスペさんである

幼い頃はADHDクラスメイトとセットで爪弾きにされて、彼女の失禁の面倒ばかりみていた。

その後不登校になって自殺未遂して、……まあ波乱万丈に鬱々と生きてきた。

学生時代の話でちょっと自慢できることなんて、

受験生ときに、駿台模試数学偏差値103とったことがあるくらい。

他人にはほぼ無関心を貫いていた私も、さすがに驚いた。

「こんなに簡単な問題を解けない人がいるらしい」という方向に。

……ちょっと話がずれたかな。

別に数学自慢をしたい訳ではなく、抗不安薬の薬効を褒めるに当たって

どういったバックグラウンド患者であるかを説明したいのだが、

自分語りというのは難しい。冗長申し訳ない。

数学ができそうなことを書いてみたが、私は基本的テストが苦手だ。

知らない場所へ行くのも大嫌いで、場所が変わったらただ硬直するだけの人になる。

たまたま前述の模試は知っている予備校の知っている部屋で開催されただけで、

別の部屋で開催していたら多分偏差値なんて40とかその程度に落ちていたと思う。

スケジュールノイズが入るのも苦手だった。

たとえば「月末に試験がある」とか、いつもと違う予定になってしまったら

もう月末まで機能不全に陥るのは確定事項のようなものだ。

食事も食べられないし、部屋の片隅でずっと猫のように丸まっている。

障害がわかる前から私が非常に神経質なのは判明していた。

両親はいつも「私に物事意識させない」ように気遣ってくれていた。

幸か不幸か、観察眼もないし日付や時間もよくわからない人間だったので

騙し騙し手を引けば、何にも気付かずいつも通りに過ごしていた。

明日テストだよ」なんていう特別っぽいことを言わず

今日は一緒に出掛けよう」←よくあること

「この席に座って問題を解いてね」←よくあること

で、誤魔化すことが可能だった。

子供だましのようだが、子供だましが看破できないからASDなので仕方がない。

しかし、そんな風に一から十まで他人に面倒を見させる訳にもいかないだろう。

大学受験の段階で、かなりムリがあったと思う。

それでも幸いにして大学に入ることはできた。薬学部だった。

どうして薬学部だったのか自分はさっぱり覚えていないのだが

(そもそも薬学部なんて受験したっけ? 状態だ)

勉強だけできて、勉強以外なにもできない私が、

一般企業で働くのは無理だと気づいて、手に職をつけさせようとしたのだと思う。

という訳で、向不安薬の存在をはじめて意識したのは、大学教科書の上だった。

そのとき、私はまだ精神科心療内科の世話になったことはなかったのだが

セディールが、セロトニン5-HT1A自己受容体に部分アゴニストとして作用するとか、

受容体が脱感作してダウンレギュレーションを起こすことは何となく印象に残った。

他の多くの抗不安薬はGABAa受容体Cl-透過性をどうの、という作用点なので

「あー全然違うのが混ざってる、へー」程度だったと思うが。

実際にそれらに世話になったのは、社会に出る時である

あいろいろあって、職場を追い出され、実家でもちょっとトラブルが起き

元々神経過敏であった私は、あっという間に鬱っぽくなった。

あくまで「鬱っぽく」だ。

適応障害と言われたが、私の問題適応障害云々とは別のところにあった。

そりゃ何もなくても泣き出したりしたりしたけど。

ご存知の方もたくさんいらっしゃると思うが、

まず発達障害ストレス状態が悪い方向に傾くことが多い。

物音も人間の気配も何もかもが耐えられなくて、

外出してみたものの、机の下に隠れて出られなくなるような有様だった。

強迫行動などはあまりなかったはずなのだが、

コントロール方法が急にわからなくなって暴走した。

ちなみに、この時点でカウンセリングテストを受けて、ASD正式に発覚した。

また、これもよく知られていることだが、

ASDADHDに、薬に感受性が高すぎるタイプがいる。

私もその系統で、鬱や適応障害に投与される抗不安薬がほぼ使い物にならなかった。

たとえば、メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)という薬がある。

成人なら1回2mgで1日1回服用の、長時間作用型の穏やかな抗不安薬だ。

高齢者などで1mgで投与されることもある。

1mg飲んだところ、2日間に渡って朦朧状態、ほぼ40時間ぶっ通しで爆睡した。

メイラックス比較コントロールできるので今も世話になることがあるが

初日に0.5mg(1mg錠を半分に割る)、以降1日おきに0.25mg(1/4に割る)。

この使い方は、自分体感を頼りに半減期などを考慮して自分計算して決めたものなので、

他の薬の感受性が高い人が同じ容量で効果を得られることなどを保証するものではない。

他の抗不安薬も概ね似たようなもので、

飲んだら千鳥足から爆睡半日以上目が覚めない、そればっかりで、

とてもじゃないけれども、外に出ることを前提に使えたものではなかった。

なお、三環系や四環系、SSRISNRIなどは未経験である

で、それらの事情から、私の状態は非常に悪かった。

かろうじて大学だけは卒業したものの、卒業したところで私は立ち止まった。

そのまま部屋の外に出られなくて引きこもって終わる可能性も覚悟した。

そんな時に処方されたのがセディールだった。

効果は薄いかもしれないけれど、と抑肝散と共に処方されたそれを見て、

「あー、学校で習ったあの変な作用機序の薬かー」と、思った。

そして、こいつに即効性はないはずだ、と引きこもりの頭で考えた。

受容体の脱感作にどれくれい時間がかかるんだろう。

知らない。知らないけど、俗に作用発現に2週間と言われているということは、

とりあえず長く見積もって1ヶ月、高コンプライアンスを維持しよう。

とかなんとか。

目標は抗不安効果ではなく、セロトニン受容体を殴ることだと割り切り、

効果体感がほぼない分、服薬忘れに細心の注意を払ったと思う。

で、2ヶ月くらい飲んだ頃、正直、「あんまり効果ないな」と思った。

依然として不調な時は不調だったし、

爆睡前提でベンゾジアゼピン薬を使うしかないこともあった。

そこで面倒になった私は、薬のなくなるタイミング勝手断薬した。

適当なことをするなよ薬剤師、と思われそうだが、

断薬で変なことは起きないと自分で調べて自己責任で辞めた。

2週間くらい放ったらかして、何だかイライラする頻度が増した。

落ち着かない感じというのだろうか。

その時にはすっかり忘れていた強迫行動がぶり返した気がした。

ベンゾジアゼピン薬の消費が増えかけたので、

まさか……と思いながらセディールを飲み直した。

その時即効性を感じた訳ではないが、数日後にぴたりと強迫行動は止まった。

おかしいと思った私は即座にカレンダーメモした。

日付感覚がないので、カレンダーメモする癖がついていたせいだ。

そして、しばらくして十分に安定した頃合いに、

今度は故意セディールを飲み忘れてみた。

その直後はなんともないのだが、

数日するとまた覚えのある強迫行動がぶり返す。

この現象を、私は副作用や退薬症状ではないと判断した。

タンスピロンという薬の構造をよく観察してそう考えたし、

退薬症状でいきなり強迫行動のような特徴的なものが発現したら、

もっと話題になるのではないかと思ったからだ。

何度か間をあけて飲んでは止め、を繰り返し、

たまに本気で飲み忘れる日も挟んで

カレンダーに出来上がった記録を見て、思った。

セディールめっちゃめちゃ効果あるやん!」

たまたま私は卒業研究で、

薬の効果は、信じるとより大きくなる(プラセボの増幅効果

なんていう内容をやっていたので、熱心に信じることにした。

バイトを始めて、そのバイトは続いた。

同僚ときちんと会話しているし、電話応対や来客応対もできる。

たまにベンゾジアゼピン系の抗不安薬必要になったが、

頻度は減り続け、今では月に1度も必要ない。

そのうち周囲の環境が変化してよくなったこともあってか、

セディールを中断しても強迫行動が出なくなった。

こだわりも飛躍的に軽減した。

もちろん、今日も私は時計が読めないし、日付はよくわからない。

試験とか言われると倒れそうにはなる。

喧騒がある場所では会話できなくて困ることもある。

数字が大好きで、統計データを眺めてひとりでテンションを上げている。

でも、もしかして……?と思うことがある。


何となく、とても漠然としていて申し訳ないのだが、

今日は晴れている」とか、外へ意識が向かう頻度が

数年前より格段に増えた気がする。

時計を見ると17:12と表示されているのだが、

その意味がいまひとつピンと来なかったとしても

「今は『じゅうしちすなわちごじじゅうにふんという時間』なんだなあ〜」と素直に受け入れて、

気にせずスルーすることができるようになった。


思えば、私はずっと怖かったのかもしれない。

歩く時は地面しか見ていなかった。

ものがたくさんあって動いているのが嫌だったからだ。

理解できない時間なる単位に急かされるのが苦手だった。

気づいたら増えていて、気づいたら減っている変なものによって

他人に叱られたり、待たされたりするものからだ。

から見なかったし、感心を払わなかった。

そんなものよりも数字とか、生物学とか、化学構造式とか、

機械っぽいものとかが好きだった。怖くないから

難しいストーリーアニメは嫌いだったから、

何歳になってもずっとポケモンを見ていた。

ポケモンは、30分の中でいつも自己紹介からはじまって、

主人公は死んだり折れたりしないし、敵にも真の悪人もいない。

必ずわかり合って、平和になって終わるから怖くなかった。

私はたいへん臆病だったのだ。

ところが、その恐怖心が、なんだかこの数年でスーッと、静かに

砂の山がいつの間にか溶けてなくなっているような感じで、小さくなっていた。


全てセディールのおかげかもしれないとまでは言わない。

ASDだって大人になるし、変化する環境の中で生きている。

私が単純に成長しただけかもしれない。図太くなったのかもしれない。

それでも、セディールを忘れるとなんとなくそわそわする、

世の中に怖いものが増える、という感覚はやっぱり戻ってくると思う。

最近の私が服薬を忘れる時というのは、何かに熱中している時だ。

だいたい、とっても楽しい気分の時に、薬の存在ごと忘れる。

そして、楽しい気分であるにも関わらず、

慣れ親しんだ恐怖心が平行するように顔を覗かせるのだ。

もし、薬効が100%気のせいであるなら、

楽しい気分の時に忘れた時なんて、完全に意識の外へゆくはずだ。

でもそうじゃない。

ということは薬効は100%気のせいではないのではないか、と思う。


私はASDで、薬物過敏だし、普通抗不安薬で昏倒する体質なので、

ベンゾジアゼピン薬を飲んでも普通に起きていられる人には、セディールは弱すぎるのかもしれない。

でも別に薬物過敏の人は、世界に私ひとりではないと思う。

セディールは、私のような誰かにとって救世主になり得る良い薬だ。


というわけで、この気持ちをどこかに書き残しておきたかった。

読んでくれた人がいる気がしないが、もしここまでスクロールしてくださった方が

いたのだとしたら、ありがとうございます


大日本住友製薬さん大好きだよ。

2015-04-13

anond:20150412183532

人間の体のアクチュエータ部分を筋肉と呼ぶ。

筋肉を育てることには勝敗はない。

すくなくとも日本において筋肉ダルマは「ちょっときもい」が共通認識

そしていずれ必ず来る耐用限界アクチュエータにも半減期がある。

これを積載するアクチュエータの総数をどこかの時点で増やしておくことで対策すれば、

人間は若く長生きすることができる。

メタボロコモ回避できる。

 

スポーツにはアクチュエータを動態保存する作業が常に含まれている。

よってプロテイン飲ませて筋トレさせときゃいいじゃん(投げやり)(陸上部ではない)

2015-03-31

今でも知的財産高裁とかには神が居るんだよな

1

平成27年3月11日判決言渡

平成26年(行ケ)第10187号 審決取消請求事件

口頭弁論終結日 平成27年2月25日

判 決

原 告 東芝ライフスタイル株式会社

訴訟代理弁護士 三 山 峻 司

同 松 田 誠 司

同 清 原 直 己

訴訟代理弁理士 蔦 田 正 人

同 中 村 哲 士

同 富 田 克 幸

同 夫 世 進

同 有 近 康 臣

同 前 澤 龍

同 蔦 田 璋 子

被 告 パ ナ ソ ニ ッ ク 株 式 会 社

訴訟代理弁護士 岩 坪 哲

同 速 見 禎 祥

主 文

1 原告の請求を棄却する。

訴訟費用は原告の負担とする。

事 実 及 び 理 由

2

第1 請求

特許庁無効2012-800008号事件について平成26年6月24日

にした審決を取り消す。

第2 事案の概要

特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)

被告は,平成22年8月10日に出願(特願2010-179294号。

平成15年12月22日に出願された特願2003-425862号の分割

出願。優先日同年8月5日)(以下,この優先日を「本件優先日」という。)

され,平成23年12月9日に設定登録された,発明名称を「帯電微粒子

水による不活性化方法及び不活性化装置」とする特許第4877410号

(以下「本件特許」という。設定登録時の請求項の数は6である。)の特許

権者である

原告は,平成24年1月31日,特許庁に対し,本件特許の請求項全部に

ついて無効にすることを求めて審判の請求(無効2012-800008号

事件)をした。上記請求に対し,特許庁が,同年8月2日,無効審決をした

ため,被告は,同年9月10日,審決取消訴訟を提起した(知的財産高等裁

判所平成24年(行ケ)第10319号)。その後,被告が,同年12月7

日,特許庁に対し,訂正審判請求をしたことから知的財産高等裁判所は,

平成25年1月29日,平成23年法律第68号による改正前の特許法18

1条2項に基づき,上記審決を取り消す旨の決定をした。

被告は,平成25年2月18日,本件特許の請求項1及び4を削除し,請

求項2を請求項1と,請求項3を請求項2と,請求項5を請求項3と,請求

項6を請求項4とした上で各請求項につき特許請求の範囲の訂正を請求した

(以下「本件訂正」という。)。特許庁は,同年5月8日,本件訂正を認めた

上で無効審決をしたため,被告は,同年6月14日,審決取消訴訟を提起し

知的財産高等裁判所平成25年(行ケ)第10163号),知的財産高等

3

裁判所は,平成26年1月30日,上記審決を取り消す旨の判決をした。特

許庁は,同年6月24日,「訂正を認める。本件審判の請求は,成り立たな

い。」との審決をし,その謄本を,同年7月3日,原告に送達した。

原告は,同年7月31日,上記審決の取消しを求めて,本件訴えを提起し

た。

特許請求の範囲の記載

本件訂正後の本件特許特許請求の範囲の記載は,次のとおりである(甲3

4,39,40。以下,請求項1に係る発明を「本件訂正特許発明1」,請求

項2に係る発明を「本件訂正特許発明2」などといい,これらを総称して「本

件訂正特許発明」という。また,本件特許の明細書及び図面をまとめて「本件

特許明細書」という。)。

請求項1

大気中で水を静電霧化して,粒子径が3~50nmの帯電微粒子水を生成

し,花粉抗原,黴,菌,ウイルスのいずれかと反応させ,当該花粉抗原,黴,

菌,ウイルスの何れかを不活性化することを特徴とする帯電微粒子水による

活性化方法であって,前記帯電微粒子水は,室内に放出されることを特徴

とし,さらに,前記帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,スーパーオキサ

イド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのいずれか1つ以上のラジ

カルを含んでいることを特徴とする帯電微粒子水による不活性化方法。」

請求項2

大気中で水を静電霧化して,粒子径が3~50nmの帯電微粒子水を生成

し,花粉抗原,黴,菌,ウイルスのいずれかと反応させ,当該花粉抗原,黴,

菌,ウイルスの何れかを不活性化することを特徴とする帯電微粒子水による

活性化方法であって,前記帯電微粒子水は,大気中に放出されることを特

徴とし,さらに,前記帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,スーパーオキ

サイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのいずれか1つ以上のラ

4

ジカルを含んでおり,前記帯電微粒子水は,粒子径3nm未満の帯電微粒子

水よりも長寿であることを特徴とする帯電微粒子水による不活性化

法。」

請求項3

「霧化部に位置する水が静電霧化を起こす高電圧を印加する電圧印加部を備

え,当該電圧印加部の高電圧の印加によって,大気中で水を静電霧化して,

粒子径が3~50nmであり,花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れかと反応

させて,当該花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れかを不活性化するための帯

電微粒子水を生成し,前記帯電微粒子水は,室内に放出されることを特徴と

する不活性化装置であって,前記帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,ス

ーパーオキサイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのいずれか1

つ以上のラジカルを含んでいることを特徴とする不活性化装置。」

請求項4

「霧化部に位置する水が静電霧化を起こす高電圧を印加する電圧印加部を備

え,当該電圧印加部の高電圧の印加によって,大気中で水を静電霧化して,

粒子径が3~50nmであり,花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れかと反応

させて,当該花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れかを不活性化するための帯

電微粒子水を生成し,前記帯電微粒子水は,大気中に放出されることを特徴

とする不活性化装置であって,前記帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,

スーパーオキサイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのいずれか

1つ以上のラジカルを含んでおり,前記帯電微粒子水は,3nm未満の帯電

微粒子水と比較して長寿であることを特徴とする不活性化装置。」

3 審決の理由

審決の理由は,別紙審決書写しのとおりである。本件訴訟の争点となる部

分の要旨は,① 本件訂正特許発明の粒子径の記載はいずれも明確である

特許法36条6項2号の要件を満たす。),② 本件訂正特許発明の粒子径

5

に関し,発明の詳細な説明に記載されていないとすることはできない(同項

1号の要件を満たす。),③ 本件訂正特許発明の静電霧化の意味は明確であ

るほか,本件訂正特許発明の静電霧化手段に関し,発明の詳細な説明に記載

されていないとすることはできないし,発明の詳細な説明には,当業者が本

件訂正特許発明実施ができる程度に明確かつ十分な記載がなされていない

とすることもできない(同項1号及び2号並びに同条4項1号の要件を満た

す。),④ 本件訂正特許発明1及び3はいずれも,I.Wuled LEN

GGOROら「静電噴霧法による液滴およびイオンの発生」粉体工学会誌V

ol.37,No.10(日本,2000年),753~760頁(甲10。

以下「甲10」という。)記載の発明(以下,審決が本件訂正特許発明1と

対比するに当たり認定した甲10記載の発明を「甲10発明1」と,本件訂

特許発明3と対比するに当たり認定した甲10記載の発明を「甲10発明

2」という。)に,特開平11-155540号公報(甲5。以下「甲5」

という。),特開平7-135945号公報(甲6。以下「甲6」という。)

及び「ラジカル反応・活性種・プラズマによる脱臭空気清浄技術マイナ

空気イオンの生体への影響と応用」(株)エヌ・ティー・エス発行,20

02年10月15日,218~231頁,363~367頁,389~39

2頁(甲7。以下「甲7」という。)に記載の技術を組み合わせても,当業

者が容易に発明できたものではない(同法29条2項の規定に反しない。),

⑤ 本件訂正特許発明1及び3はいずれも,特開2002-203657号

公報(甲11。以下「甲11」という。)記載の発明(以下,審決が本件訂

特許発明1と対比するに当たり認定した甲11記載の発明を「甲11発明

1」と,本件訂正特許発明3と対比するに当たり認定した甲11記載の発明

を「甲11発明2」という。)に,甲5ないし7記載の技術を組み合わせて

も,当業者が容易に発明できたものではない(同上),というものである

上記 ④の結論を導くに当たり,審決が認定した甲10発明1及び2の内

6

容,甲10発明1と本件訂正特許発明1及び甲10発明2と本件訂正特許

明3との一致点及び相違点は以下のとおりである

ア 甲10発明1及び2の内容

甲10発明

「液体を静電噴霧して,粒子径が数nmで幾何標準偏差が1.1程度の

イオンを含む液滴を生成する方法

甲10発明

「導電性の細管の先端に位置する液体が静電噴霧を起こす高電圧を印加

する高圧電源を備え,当該高圧電源の高電圧の印加によって,液体を静

電噴霧して,液滴径が数nmで幾何標準偏差が1.1程度のイオンを含

む液滴を生成する静電噴霧装置

イ 本件訂正特許発明1と甲10発明1について

一致点

「液体を静電霧化して,粒子径が3~50nmの帯電微粒子の液滴を生

成する工程を含む方法

相違点

a 相違点10a

「本件訂正特許発明1は,水を静電霧化して帯電微粒子水を生成し,

帯電微粒子水を花粉抗原,黴,菌,ウイルスのいずれかと反応させ,

当該花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れかを不活性化する不活性化

であるのに対して,甲10発明1は,帯電微粒子の液滴が,花粉

原,黴,菌,ウイルスのいずれかと反応し,それらの何れかを不活性

化するか不明である点」

b 相違点10b

「本件訂正特許発明1では,大気中で水を静電霧化し,帯電微粒子水

は,室内に放出されるのに対し,甲10発明1では,大気中で液体を

7

静電霧化するのか,また,液滴が室内に放出されるのか明らかでない

点」

c 相違点10c

「本件訂正特許発明1では,帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,

スーパーオキサイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのい

ずれか1つ以上のラジカルを含んでいるのに対して,甲10発明1で

は,帯電微粒子の液滴が,そのようなラジカルを含んでいるか不明

ある点」

ウ 本件訂正特許発明3と甲10発明2について

一致点

「霧化部に位置する液体が静電霧化を起こす高電圧を印加する電圧印加

部を備え,当該電圧印加部の高電圧の印加によって,水を静電霧化して,

粒子径が3~50nmである帯電微粒子の液滴を生成する装置

相違点

a 相違点10d

「本件訂正特許発明3は,水を静電霧化して帯電微粒子水を生成し,

花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れかと反応させ,当該花粉抗原,黴,

菌,ウイルスの何れかを不活性化する帯電微粒子水による不活性化

であるのに対し,甲10発明2は,帯電微粒子の液滴が,花粉抗原,

黴,菌,ウイルスのいずれかと反応し,それらの何れかを不活性化

るか不明である点」

b 相違点10e

「本件訂正特許発明3では,大気中で水を静電噴霧し,帯電微粒子水

は,室内に放出されるのに対し,甲10発明2では,大気中で液体を

静電霧化するのか,また,液滴が室内に放出されるのか明らかでない

点」

8

c 相違点10f

「本件訂正特許発明3では,帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,

スーパーオキサイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのい

ずれか1つ以上のラジカルを含んでいるのに対し,甲10発明2では,

帯電微粒子の液滴が,そのようなものであるか明らかでない点」

前記 ⑤の結論を導くに当たり,審決が認定した甲11発明1及び2の内

容,甲11発明1と本件訂正特許発明1及び甲11発明2と本件訂正特許

明3との一致点及び相違点は以下のとおりである

ア 甲11発明1及び2の内容

甲11発明

空気中で水を静電霧化して,0.001μm(1nm)程度の大きさ

である,小イオンを生成し,集塵する方法であって,前記小イオンは,

室内に供給され,さらに,前記小イオンは,水の分子に極小イオンが結

合して水分子クラスターを核としている,小イオンによる集塵方法

甲11発明

放電電極を兼ねる水管の先端から滴下する水滴がコロナ放電により微

細な水滴となって霧散する高電圧を印加する高圧電源とを備え,該高電

圧の印加によって,空気中で水を静電霧化して,0.001μm(1n

m)程度の大きさである,集塵するための小イオンを生成し,前記小イ

オンは室内に供給される装置

イ 本件訂正特許発明1と甲11発明1について

一致点

大気中で水を静電霧化して,帯電微粒子水を生成し,室内の空気を清

浄化する帯電微粒子水による方法であって,前記帯電微粒子水は,室内

放出される方法

相違点

9

a 相違点11a

「本件訂正特許発明1は,帯電微粒子水の粒子径が3~50nmであ

るのに対して,甲11発明1は,小イオンの大きさが1nm程度であ

る点」

b 相違点11b

「本件訂正特許発明1は,帯電微粒子水を花粉抗原,黴,菌,ウイル

スのいずれかと反応させ,当該花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れか

を不活性化する不活性化方法であるのに対して,甲11発明1は,小

イオンによって集塵する方法である点」

c 相違点11c

「本件訂正特許発明1では,帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,

スーパーオキサイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのい

ずれか1つ以上のラジカルを含んでいるのに対して,甲11発明1で

は,小イオンがそのようなラジカルを含んでいるか不明である点」

ウ 本件訂正特許発明3と甲11発明2について

一致点

「霧化部に位置する水が静電霧化を起こす高電圧を印加する電圧印加部

を備え,当該電圧印加部の高電圧の印加によって,大気中で水を静電霧

化して空気清浄化するための帯電微粒子水を生成し,前記帯電微粒子

水は,室内に放出される装置

相違点

a 相違点11d

「本件訂正特許発明3では,帯電微粒子水の粒子径が,3~50nm

であるのに対して,甲11発明2では,小イオンの大きさが1nm程

である点」

b 相違点11e

10

「本件訂正特許発明3では,帯電微粒子水が,花粉抗原,黴,菌,ウ

イルスのいずれかと反応させ,当該花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何

れかを不活性化するためのものであるのに対して,甲11発明2は,

イオンが集塵するためのものである点」

c 相違点11f

「本件訂正特許発明3では,帯電微粒子水が,ヒドロキシラジカル,

スーパーオキサイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのい

ずれか1つ以上のラジカルを含んでいるのに対して,甲11発明2で

は,小イオンがそのようなラジカルを含んでいるか不明である点」

第3 原告主張の取消事由

以下のとおり,審決には,粒子径に関する明確性要件判断の誤り(取消事

由1),粒子径に関するサポート要件判断の誤り(取消事由2),静電霧化手

段に関するサポート要件及び実施可能要件判断の誤り(取消事由3),甲1

0を主引例とする進歩性の判断の誤り(取消事由4)及び甲11を主引例とす

進歩性の判断の誤り(取消事由5)があり,これらの誤りは審決の結論に影

響を及ぼすものであるから,審決は取り消されるべきである

1 取消事由1(粒子径に関する明確性要件判断の誤り)

審決は,本件訂正特許発明における「粒子径が3~50nm」とは,凝集

していない個々の粒子のほぼ全てが粒子径3~50nmの範囲分布してい

ることを意味することが明確である判断した。

しかし,審決は,甲10において静電霧化により生成する液滴の粒径分布

が非常に狭く単分散性が高いことを前提としているが,本件特許特許請求

範囲には,粒子のほぼ全てが上記範囲内にあるか否かは何ら記載されてい

ない。

そして,「粒子径が3~50nm」と幅をもって表現された場合に,その

上限,下限の値が,平均粒子径の幅を示しているのか,D50(頻度の累積

11

が50%になる粒子径〔メジアン径〕)の幅を示しているのか,ピーク値

(最大ピークとなる最頻出値)の幅を示しているのか,様々な解釈があり得

るところ,本件特許明細書には,どのような幅を示しているのかの説明はさ

れておらず,本件特許明細書の記載を参酌しても,上記の幅は不明である

現に,本件特許明細書の記載を参酌した場合,粒子径の範囲解釈につい

ては,その記載箇所に応じて,ピーク値の幅と解釈したり(【0024】,粒

子のほぼ全てが範囲内にあると解釈したり(【0038】)する余地があり,

特許請求の範囲画一的に把握することができない。

そうすると,「粒子径が3~50nm」との記載については,本件特許

細書の記載を参酌しても,複数意味解釈される余地があるから,本件特

許の特許請求の範囲は明確とはいえない。

よって,審決の前記判断は誤りである

2 取消事由2(粒子径に関するサポート要件判断の誤り)

審決は,本件特許明細書【0013】,【0024】及び【0052】の記

載等から,帯電微粒子水の粒子径の上限は,粒子の空間内への拡散性や人の

肌への浸透性の観点から100nmが好ましく,抗原の不活性化の作用や空

気中の湿度に影響を与えないという観点から,50nmが好ましいこと,ま

た,粒子径の下限は,粒子の寿命と抗原の不活性化の作用の観点から3nm

が好ましいことが把握されるから,本件特許明細書に実施例として示された

ものが,20nm付近をピークとして,10~30nmに分布を持つ帯電微

粒子水のみであったとしても,粒子のほぼ全てが粒子径10~30nmの範

囲に分布している帯電微粒子水であれば,室内への拡散性が良いことや,長

寿命であること,抗原の不活性化の作用を奏しつつ,空気中の湿度調整に影

響を与えない等の作用効果を奏することは,当業者が明細書及び図面の記載

に基づいて理解できる事項である,と認定判断した。

しかし,審決の判断

12

上記判断は誤りである

そして,「粒子径が3~50nm」の意味はピーク値の幅と解釈する余地

が十分にあり,そのように解釈した場合,本件特許明細書には3~50nm

のうちの20nm付近の粒子径についてしか長寿命化と不活性化効果が示さ

れていないのであるから(【0042】,【0045】~【0048】),かか

実施例を本件訂正特許発明の全体まで拡張ないし一般化することはできな

い。

「粒子径が3~50

nm」との数値は,本件訂正特許発明課題を解決する作用効果に直結する

重要な数値であるところ,本件特許明細書の実施例には,粒子径3~10n

m未満の部分と粒子径30nm~50nmの部分のいずれについても,長寿

命化という効果裏付けデータの記載はない。また,3nm及び50nm

をそれぞれ下限値及び上限値とする不活性化効果については記載されている

ものの,それを裏付けデータも記載されていないし,帯電微粒子水の長寿

命化についても記載されていない。

したがって,本件特許明細書の具体的な実施例をもって,「粒子径が3~

50nm」の全体についてまで長寿命化と不活性化の各効果存在するもの

理解することはできない。

よって,審決の前記判断は誤りである

被告は,粒子径3~50nmという数値限定につき,帯電微粒子水の粒子

径を本件発明課題目的に沿って最適化したものであって,当該上限,下限

値が課題目的を達成し,顕著な作用効果を奏する臨界的意義を有する数値と

いうわけでないから,具体的な測定結果をもって裏付けられている必要はな

い旨主張する。

しかし,本件訂正特許発明の出願時の技術常識に照らすと,本件訂正特許

発明の特徴的な部分は,静電霧化で発生させて殺菌等に用いるラジカルとし

13

て,粒子径が3~50nmの帯電微粒子水に含まれたラジカルを用いる点に

あり,かつ,上記粒子径は,長寿命化と不活性化の双方の技術課題達成の

ために不可欠な特徴であるから,粒子径3~50nmの数値限定は,単に望

ましい数値 Permalink | 記事への反応(0) | 14:35

2014-05-02

http://mainichi.jp/select/news/20140502k0000e040190000c.html

ブコメ母乳アンチが食いついてるのが痛いなあ。

母乳なんて殆どが「楽だしタダだから」程度の理由で選んでるのに信仰とか言っちゃうのが思い込み激し過ぎ

しか離乳食で魚や卵を栄養が取れるくらいにがっつり摂取出来る月齢になれば、母乳飲んでいたとしてもメイン栄養源ではなくなっているし

ミルクだとしてももう飲んでない筈だけども(それともフォローアップミルクを飲ませてる前提の話?あれ別に必須じゃないよね)。

それともビタミンD鉄分みたいに長期貯蔵されるもの母乳だと貯蔵量が足りないとかそういう意味か?と思ってぐぐったが

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3D

人の体内に貯蔵されているビタミンD半減期20から29日である

だそうで。こんな短期間じゃあまり関係なさそうだ。

母乳云々よりむしろ後半に書いてある

食物アレルギービタミンDを多く含む卵や魚などを取るのを制限している

と言う方が遥かに影響強そうだけども。

変な記事。

2014-03-12

http://anond.hatelabo.jp/20140312162614

この不安自分もそうだったから詳しい人がどんなコメントするのかけど気になってたけど残念な結果になってしまった。

口にする物が安全かどうかって本当に心配だ。

子どもだって小さいし。

検査して今のところは安全ってなんでそうなるのかわからない。

検査の数値を信じていないのではなくて、ちゃんと廃炉にもできていない、汚染水漏れ続けている状態なのに数値が低いのがよくわからないのだ。

半減期があるから

それともこれからじわじわ出てくるものなのか。

そのあたりについての説明ってほとんど目にしないと思うのだ。

未来が誰にも読めないのはあたりまえだけどこれほど予測できないことも怖い。

こどもの甲状腺についてもそう。

そもそも今まで測ってなかったから数が多いのか少ないのかって現段階ではわからない。

時がたってデータが出るのを待つしかない。

なにもできずに待つことはとても不安だ。

そしてそういう数値を読んで行くのは難しい人にとっては本当に難しい。

危険だとわかりやすく書いてある本や文章は簡単に見つかるが、その逆はまず見つからない。

かくいう自分野尻先生早川先生の文章、実際に測ってみたtweet追ってるけど意味がわからないものもたくさん。

わかる人に取ってはとっても簡単なことなのだろう。

そして簡単だと思ってる人たちが不安だと思ってる人に丁寧に説明をする義務などない。

どこがわからいかすらわからないかもしれない。

2014-02-18

↓ここのレス番136は電力会社社員丸出しだろ?



649 :ソーゾー君:2014/02/16(日) 17:58:52 ID:wkFlx6KQ

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/lifeline/1385552507/l50 

↑ここのレス番136は電力会社社員丸出しだろ?

体内被爆している事実を教えただけだろ?核廃棄物の飛散の被害者が「こっちくんな」と言ってるだけだ。

福島汚染された瓦礫が近所に運び込まれたら誰で嫌がるだろ?

ここで少し考えろよ?「何が原因で福島の人々は被爆したの?」

こうやって偽善者面で虐め問題にすり替え福島汚染された瓦礫日本全国に撒き散らして

二次被害を拡大させてるんだぜ?


被爆した人は隔離」←これ世界共通の常識だよ?二次被害を防ぐ為にね・・

偽善行為は止めてくれよ?屁理屈言うなら福島瓦礫撤去作業やってろ・・

虐めてる連中が原因じゃねーだろ?虐められる原因を作ったのは誰だよ?

何で福島家族名古屋引っ越してきたの?原因は何かな?

非難されるべきなのは誰だ?償いをするべきなのは誰だ?

二次被害を恐れて汚染された人や瓦礫を受け入れない人が悪いのか?

受け入れたら解決するのか?半減期が何年か知ってるのか?」




中央銀行・発行権】黒幕銀行家4【信用創造

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/10043/1387207762/

中央銀行・発行権】黒幕銀行家37【信用創造

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1343051395/

2013-11-28

http://anond.hatelabo.jp/20131128150019

ヨウ素134の半数半減期からしたらむっちゃ長いよ。

生物より不安定なシステムなんていくらでもある。

2013-11-11

ロングテール

しかし おもしろい こと いう ひと が おいでる よな。 「ロングテール」。

価格決定論 で 第一位の価格の2倍 まで しか 実際の収益は ない と 決定つけられてる という 社会現象論 が あるんだけど。

まりひとつ100円 なら 2つぶん 200円 が 「永年の収益」 当然 業務を存続している 赤字 が はるかに大きい。

200円 を 超える から ロングテール。 高校化学で「半減期」とか いったりする。

噺 は 変わって。

ある地域ある所在における電力消費。 これも 質 八百 に おける ロングテール と いえなくもない。

当然 症候群 も ヒト各々の記憶がFleeに創り出す ロングテール だ と いいかえることもできなくもない。

記憶が、電力契約 と 電力コンセント の 継続的な接続によって もたされている という点 で、 電子ネットワーク は ごく 興味深い。

鉄労組 が 退職金 1200万円 を 若干超える金額 を 目指す と 今年4月1日の新聞各紙面1面トップ に 掲載して あった。

合衆国の ここ100年あまり の 物価上昇 は、 平均20倍、不動産100倍 通信100分の1 なんだそうだ。

退職金1200万円 って 奨学金1200万円 の こと 「だろ」

以上、「電力債」の 御話 「でした」。(まる)

2013-10-06

欧州銀行家がなぜ大農場化を推奨するのか?


Farmers REFUSE to Eat their OWN Food & feel GUILTY Selling it! FUKUshima

http://www.youtube.com/watch?v=FIyn0qgkqtk

916 :ソーゾー君:2013/09/04(水) 21:11:50 ID:fEBeKBCA

そしてその動画を見ると「欧州銀行家がなぜ大農場化を推奨するのか?」も解るよな?

農家の兄ちゃんが「自分達も食べる。」と言ってるよな?

日本農家は基本的に自分達も食べる。

特に農家はな・・


「大農場のオーナは自分の畑で取れた作物は絶対に食わない・・」

食える分けねーわな・・「どうやって作ってるか知ってるから・・」


その動画を見るともう一つ解るよな?

全然復興してねーのが解るよな?」

「戻って初めて復興だぞ?福島原発爆散以前の状態に戻って初めて復興なんだぞ?」

ウラニュウムやプルトニュウムの半減期は何年だと思ってんだ?

福島が本当に復興したならチェルノブイリは跡地になり幼稚園か建ってるぜ?

現実を見ろ・・何処見てんだお前らは・・」





雑談

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/10043/1360877904/l50

中央銀行・発行権】黒幕銀行家37【信用創造

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1343051395/

2013-09-08

カルト主催チャリテイーで「復興」アピール



916 ソーゾー君 [] 2013/09/04(水) 21:11:50 ID:fEBeKBCA Be:

その動画を見るともう一つ解るよな?

全然復興してねーのが解るよな?」

「戻って初めて復興だぞ?福島原発爆散以前の状態に戻って初めて復興なんだぞ?」

復興もしてねーのに電力会社=行政府=カルト主催チャリティーやりまくって

復興」アピールしてたけど戻ってねーだろ?

戻る=復興出来るわけねーだろ?

ウラニュウムやプルトニュウムの半減期は何年だと思ってんだ?

福島が本当に復興したならチェルノブイリは跡地になり幼稚園か建ってるぜ?

現実を見ろ・・何処見てんだお前らは・・」

















雑談

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/10043/1360877904/l50

中央銀行・発行権】黒幕銀行家37【信用創造

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1343051395/

2013-03-09

甲状腺癌の早期発見のために、今後も検査を続けなくてはならない。

子ども甲状腺検査 福島県以外と同じ というニュースが出た。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130308/k10013054841000.html

 甲状腺癌には、若い女性に多い「高分化癌」と高齢者に多い「未分化がん」「悪性リンパ腫」がある。原爆事故との関連があるのは「高分化癌」で、30-50歳程度の女性で起きやすい。半減期8日の放射性ヨード131大量摂取リスク高まる

 チェルノブイリ事故の後で甲状腺癌の発症が増えたが、これは

  1.放射能が降り注いだ場所の牧草を食べた乳牛から牛乳を飲み続けた

  2.若年女性

 で発症が増えたと言われている。

 だから甲状腺癌が増えてくるのは、恐らく今の子供たちが20-50歳前後になったときだ。

 今、しこりが増えていない事はもちろん喜ばしい。しかし、甲状腺癌が増えてくるのは何年も経ってからだ。

 今後も検査を続けなくてはならない、おそらく何十年もの間。

2012-12-28

http://anond.hatelabo.jp/20121228143325

蒸し返すつもりはないけど、ウランプルトニウム半減期単位は億年だから、一度地球上に落とされたら、我々が想像付く範囲では消えない。

原発放射性ヨウ素とか、セシウムとかとは比べ物にならん。

だが、蒸し返したくないから、そもそも、反論もスべきじゃない。

ちなみに、セシウムは30年ぐらいだが30年で半分でまだ、半分残ってるから。60年で1/4

2012-07-18

http://anond.hatelabo.jp/20120718020917

長い歴史スパン生物進化スパンものを考えても良いのでは、と思うのです。

なーんだ。生物進化スパンで考えていいんだ。じゃあ、半減期数万年の放射性廃棄物バンバンだして問題ないじゃん。

だが、何十年、何百年住めない土地を作っている

これも全く問題なし。誤差の範囲。

あれ?まさか生物進化が数十年、数百年で起こるとか思ってないよね?

それがどのような生産性に繋がるのでしょうか。

こっちこそ聞きたい。現実にそぐわないファンタジーを積み重ねることで、自己満足以外の何が生産できるというのか?

「ぼくのかんがえたすばらしいみらい」という、ゴールだけを掲げて連呼するだけでは何も変わらない。

頼むから現実を見てくれ。

2012-01-20

http://anond.hatelabo.jp/20120120171740

あー、なるほどな。恋愛要素はもう最初最後だと思うけどな。

恋愛要素ってやだね。未だにまだ尾を引いてる。ヨウ素と違って半減期が長いね

2011-11-18

http://anond.hatelabo.jp/20111118095624

幽霊がいる いない の話ではなくて

無いものを有る と考える人間と付き合うのが疲れる

というハナシ。

で、当然「実際放射線放射性物質ともに検出されてるんだからあるんだろう」

という返事が帰ってくるんでついでに

放射性物質拡散具合や濃度・半減期を考えれば、避なければならないもの・場所はおおまかに分かるはずである

問題は、知識が足りないので判断がつかず、恐れすぎるあまりに過剰に放射性物質放射線に反応して大騒ぎする。

その大騒ぎをなだめたり付き合うのに疲れる というハナシ。

さて、一つ質問。3/12以前に 放射性物質 放射線 放射能 電磁波 波長 α線 ベータ線 ガンマ線 半減期 同位体 原子量 中性子 核分裂 臨界 臨界

このうちの一つでもきちんと説明できないのに原子力発電に反対していたのなら

信号が赤で止まれ の意味すら知らず交通安全の話をするのと同じぐらいの無知である

「そんな難しいこと普通の人が分からないだろ!」

あなたはいま むずかしいはなしをしてるんでちゅよ。

今、このうちの一つでも分からず今回の事故の話をしているのなら・・・・。

ま、そうやって生きていけばいいんじゃない?でも俺にかかわらないでくれよ。馬鹿の相手は疲れるんだ。

2011-10-14

http://anond.hatelabo.jp/20111014123749

直接放射能とか(正確には放射性物質だけど)

単純にここだけ。

放射能は「放射線を発する能力」だから別物の概念

ざっくり書くと、ベクレル放射能の強さで、シーベルト放射線の強さ。

野外でシーベルトを気にするのは、その場の放射線の強さが問題になるから

食物だとベクレル表記になるのは、内部被ばく場合、体内に取り込む「放射能」が問題になるから


もちろん実際には、「どのような放射性物質に由来する放射能であるか」も問題にはなる。

ヨウ素であれば甲状腺への蓄積が問題になるが、半減期が短いから食物を寝かせれば大丈夫かもしれない。

ストロンチウム場合、骨への蓄積が問題になり、かつ半減期が長いため、大量に検出した場合致命的。

さて、セシウムさんはどうなんだろうな。

ハッキリとした悪影響(体内に長期にわたり留まって、組織破壊する)ってあったっけ?

2011-10-03

*[放射能][科学]口にできるセシウム137を考えたら意外に多かった

一体何Bq食べたらアウトなの!? と私は思ったので、もろもろネットで得られる情報をもとに、今現在放射能汚染の主役セシウムについて計算してみます。 (といってもかけ算割り算だけですけどね)

現在使用されているセシウム137の暫定基準値を逆算すると

(→本文下の計算1を参照)

  • 年間の許容できるセシウムの上限が38万Bq(=生涯5mSv被曝する数値)。

まり

毎日クリアすれば安全だと厚労省は言っている。結構高いよね。

子供場合セシウム137に対して大人の1.6倍感受性があるということなので、

に納めれば毎日同じものを食べても健康上の問題は出ない(と言っている)。

どうでしょう?高いですか?低いですか?

毎日毎日660Bqを越える食事が続くようなら注意が必要……でもそんな汚染されまくった食事しか手に入らない毎日はきっと来ないので、普段はそんなに神経質にならずに食事をしても大丈夫だと思う。

皆さんが気を使っている、塩分中性脂肪カロリーを気をつけるのと同じ要領でいいと思うのです。普段からそこそこ気をつけて、ちょっとカロリーオーバーしたっぽい日があったら、何日か粗食を続けてみて、普段通りの生活に戻す。そんな感じでベクレルもなんとなく年間38万Bq越えてなければいいんです(まず越えないと思う)。毎日毎日気にする必要は無いと思う。

そうはいっても放射能はちょっとでもこわい。私も怖い。じゃあ

  • 1日平均50Bq上限

ってのはどう? 多分基準値ギリギリの汚染食品が1品混ざったらオーバーするかもという値(500Bq/kgの牛肉100gが50Bq)。たまに失敗して基準値オーバー食品を食べたとしても後日数日気をつけてならせば平均50Bqは結構達成できるんじゃないかな? 仮に最悪この平均50Bqの食事が20年間(0歳が成人するまで)毎日繰り返されたとしても36万Bq(約5mSv以下)。これなら子供に何か起きることも無い。安全なラインだと思うな。うるさい某T先生も納得してくれるはず(いやしないだろうな)。

たまには数百Bqくらいオーバーしても大丈夫なんですよ(そもそも1日1000Bq毎日摂取しても安全だと言っている人(厚労省)がいるんですから)。少し長い期間で総Bq数を調節すればいいのです。どうですか。少しは安心材料になりましたかね?ならんですか。

========== おまけと計算(読まなくても良い)==========

※おまけ1

長期的な低線量の被曝考慮する時は1食のBqを気にするより、何年間とか一生のようなある程度長い期間で、延べ何Bqくらい摂取たかの方を重要します。昨日○○万Bq食べちゃったから即アウトとは、現状なり得ません。頭に置いておいてください。

※おまけ2

物理学者が「1週間分でもまとめて毎日全ての給食を全品ミキサーにかけてできるだけ精密に放射能測定を」と呼びかけています。もし実現すれば我々の食事がどれだけ汚染されているのかいないのか目安にはなると思います。1週間で検出せずとか○○Bq検出とかわかれば、我々の食事ももっと気をつけた方が良いとか、いやいや気にする必要ないじゃんとかがわかると思うんだよね。実現に期待しましょう。

計算1)

暫定基準値の計算の元になっている放射性セシウムの上限値は年間5mSv(←これは一生=70年間の被曝量)。セシウム137の1Bqあたりの実行線量0.000013mSv/Bq(これも70年の被曝量)で年間上限被曝量を割ると年間385,000Bq。1日当り1050Bq。これがセシウムベクレル換算した被曝上限基準値。

年間の被曝目標が一生=70年間の被曝量というのがちょっとややこしいかな? 今回のセシウム場合、仮にある日385,000Bq一気に経口摂取して70年経ったらその70年の間にこれだけ被曝していると予想できますよ。という値。もちろん70年の間にセシウム半減期のペースで減少するし体からも少しずつ排出される。それも見込んだ被曝です。……難しいか

厚労省は1日当たり摂取してよい放射性セシウム食品項目別に分けていて

飲料水は330Bqまで

牛乳乳製品は40Bqまで

野菜類は300Bqまで

肉魚卵などは250Bqまで

=計920Bq(<1050Bq=年間5mSv以内)

と言っている(これが基準で暫定基準値ができている)

なのでこの中から1品暫定基準値を上回る食品毎日食べたとしても、年間の目標の上限値5mSvには、はるか届きません。基準値ってそうやってできているんです。基準値を超えたからアウトというわけじゃないんですよね。

口にする食品が全部基準値を超えて毎日食べたら抑えたい目標被爆を超える心配がある。と、こういうことなんですね。

オマケが長くなりました。失礼。

引用もと

「緊急時における食品放射能測定マニュアル厚生労働省)」 

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r98520000015cfn.pdf

放射線放射性物質の基礎知識」

http://www.mcfh.or.jp/rensai/shinsai/part2_4.html

原子力資料情報室CNIC) 」

http://cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/13.html

2011-08-28

ちと古いが これでも読んどけ

プルトニウム半減見届る」 首相、辞任に条件追加

 菅首相は25日、自らの退陣のめどとして「今年度第2次補正予算案の成立」など3条件を掲げていることについて、さらに「原発から放出されたプルトニウム放射能半減を見届けたい」と周辺に話していることが明らかになった。この発言に対し与野党双方から政権の延命を図る露骨な後付け」との批判が噴出しており、今後さらに首相への退陣圧力が強まりそうだ。

 25日夜、首相は都内の料亭で自らに近い議員数人と会食。その中で「『退陣3条件』と言ったな。あれは嘘だ」と話すとともに、「一国の主(あるじ)として、原発事故を終息まで見届ける義務がある」として、3条件成立後の続投に意欲を見せた。また、「終息」の定義については、「放射性物質の中でもひと際毒性の強いプルトニウム239の放射線量半減が一つのめど」と語ったという。

 一般にプルトニウム239の半減期は約2万4000年とされており、首相の発言通りなら、菅政権は今後さらに2万4000年間続くことになる。

 この発言が報道されると、まもなく与野党の双方から不満が噴出。ある与党議員は「日本国民がどこまで首相に我慢できるかというストレステストのつもりでやってるのではないか」と話した。また野党幹部も「プルトニウムが半減される頃、菅氏は2万4065歳。どこの閣下だよ」と憤りを見せている。

 首相の発言を受け、与野党幹部は同日深夜、非公式に接触。「ここまでしぶとく政権にしがみつく首相は、わが国の憲政史上最も醜態をさらしている」との認識で一致した。また今後の政治日程として、退陣3条件の成立後さらに首相が続投の意思を見せた場合、「そもそも菅政権はなかったことにする」として、首相を土に埋めて中国式に在任の証拠を隠ぺいする予定だ。

 埋める場所については、首相官邸庭園にあるソメイヨシノの根元が有力。官邸筋によると、ここにはすでに鳩山由紀夫首相と名乗る人物が埋まっているとのことだが、この人物の詳細について前述の官邸筋は「この人もなかったことになっているのでよく知らない」と話した。

by虚構新聞

2011-07-18

内部被曝に関しては生物学半減期が1年もない放射性セシウムより何十年もある放射性ストロンチウムのほうが問題な気がするんだけどどうなんだろう

2011-06-25

http://anond.hatelabo.jp/20110625123858

です

福島のあと、温泉地で「うちの放射線は安全です」って言ってるところあったけど、放射線はαβγ・・・など決まったものしかいからねぇ。

核種での違いは半減期の違いと、体内に取り込まれる容易さの違いだけ。

そういう意味じゃ、ラドン温泉とかで働いてる人は、日常的に今現在と同等かそれ以上の被曝をしてることになる。

あぁ、それらとはまったく別に放射能とは関係なく、撒き散らされた微粒子の重金属毒性とかも気にはなるけど、量から考えてダイオキシンほどじゃないな。


で、結局何を言いたいかって、問題ないって人は福島にすんで経済活動すればいいと思うんだ。

「問題ない」のだから

まぁ、いろいろと理屈こねて行かないと思うけれどさ。

大元増田みたいな口先だけのヘタレは、「安全」を口にしちゃいけないと思うんだぜ。

福島に居る人らに失礼だ。

2011-06-23

http://anond.hatelabo.jp/20110623164745

つくば在住だけど、別増田の言う通り、線量はまったく問題なし

ホウレンソウとか水菜とかは一旦規制値超えてたのもあって気の毒なほど値崩れしてるけど、

その原因になってたヨウ素に関してはもう大丈夫ってことで、普通に食ってるな

ただ、もっと半減期の長い物質による土壌汚染は気になるところ

2011-05-12

http://anond.hatelabo.jp/20110512144808

真面目に聞くけど、「再臨界可能性がある」状態で、「再臨界可能性は低い」と見積もられてるならそもそも冷却する必要もない

君は事故可能性が低いからといってシートベルトをしないタイプか?

そもそも再臨界可能性がなくても冷却する必要はあるだろ。そのままにしといたら原子炉が溶けちゃう。

温度が上がっている件だが、これは3号機の給水ノズルのことだと思うが、理由なんていくらでも考えられる。断続的に部分臨界してるかもしれない。センサーが脱落して他の部分の温度を示しているのかもしれない。配管に新しい穴が開いて、水が漏れてるかもしれない。小人さんドライヤーで温度センサーを暖めているのかもしれない。などなど。

まあ、再臨界が悪化しそうと言ってみたり、崩壊熱ヨウ素半減期の関係を云々してるあたり、原発に関する知識が充分じゃないんじゃないかという印象を俺は抱きました。君のアプローチは「誰かが知っているはずだ!ちゃんと答えろよ!」的なものに感じられるけど、知識を得るという意味ではあまり有効な方法ではないと思う。ニュートンの今月号がわかりやすいので読んでみるといいんじゃないかな。ニュースを見て不安になるのはそれからでも遅くない。

最後に、状況が悪化しているように見えるって、俺には見えないよ。水棺に失敗した以上、燃料棒が溶けて下にたまっていたほうが空焚きしなくてすむじゃん。

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