はてなキーワード: 別離とは
神は天にいまし すべて世はこともなし
もとは「ピッパの歌」という詩で、ピッパという少女が「朝露がきれいで雲雀が飛んでいて蝸牛が這っていて天には神様がいる、なんて平和なんでしょう」と歌いながら街を歩くと、その純真さに感化された悪人たちが改心していく、という内容らしい。
巷に雨の降るごとく わが心にも涙降る
かくも心に滲み入る この悲しみは何やらん
天才美少年詩人アルチュール・ランボーと同性愛関係にあったヴェルレーヌが、痴話喧嘩からランボーの手をピストルで撃ってしまい、収監されたときに獄中からランボーに捧げた詩、ということだそうで、ひたすら悲しみをうたっている。
ナンシー・ウッド
「めっちゃ穏やかで幸せだからいま死ぬのが最高だね」という内容の詩。ネイティブ・アメリカンと交流していたウッドが、彼らの言葉を詩のかたちにしたものという。どこまでウッドの意図が混じっているのかわからないが。
于武陵
直訳すれば「人生に別離は多い」だが、この井伏鱒二の訳が広まっている。元の詩は、友人との別れの席で酒を勧めながら、花が風雨に耐えて咲くように、人も多くの別れに耐えて生きるものだ、と慰めている内容のようだ。
汝ら強き者どもよ 我が業を見よ そして絶望せよ
砂漠に崩れ落ちた石像があり、その台座にこの言葉が刻まれている。冷酷な王が自らの業績を誇る内容だが、その石像の周りにはもはや何もなく、遥か彼方まで砂漠が続いているだけだ。というような内容の詩だとか。諸行無常ですね。
この門をくぐる者は一切の望みを棄てよ
叙事詩『神曲』で描かれる、地獄の入り口にある門に掲げられた銘文。「この門をくぐれば悲しみと痛みと亡びがある。この門を造りしは神の力と智慧と愛である。この門は最初に造られ永遠に立っている。この門をくぐる者は一切の望みを棄てよ」といったようなことが書かれているらしい。
なんか他にある?
○○坂の新メンバーを披露するときに使ってるけど、なんか気持ち悪い。
「御披露目」じゃ駄目なの?
https://www.weblio.jp/content/amp/%25E3%2581%258A%25E8%25A6%258B%25E7%25AB%258B%25E3%2581%25A6
お‐みたて【御見立】
〔名〕 (「お」は接頭語)
① 見て選び定めることをいう尊敬語。
*雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下「己れもお前の内で二三度深谷に逢ったことがあるが、兄さんの御見立は些と間違て居る様で」
② 近世、遊里で客が相方(あいかた)としての遊女を選ぶこと。
*洒落本・南閨雑話(1773)「『御初会だ』『どふせふの』『お見たてが能ふ、ござりませふ』」
③ ある所まで見送って別れの杯をくみ交わすこと。
まずは本当にお疲れ様。読んでいるだけで胸がしめつけられた。増田は日々めちゃくちゃしんどい生活を送っていると思う。少しでも自分を労ってほしい。
残念ながらこれは離婚したほうがよい案件だと思う。私は2016年ごろ、同じようにモラルハラスメントに苦しめられた友人(35歳・女性)の離婚を心理的に支えた経験がある。そのときのことも踏まえて以下、書く。
こういう案件になると必ず「なんでそんな男と結婚したの?」などと無邪気な二次加害をしてくる人が登場するのだが、あなたは悪くない。モラルハラスメントをしてくる人間は外面がよく、社会的には評価され信頼されているケースが多い。また結婚当初は良き夫だった男性が、仕事その他の躓きによって自信を喪失し、パートナーを虐めることで欠落を埋めようとだすことも普通にある。人間とはそれ自体が複雑なもので、相手の内面を読み切るのは未来予知と同様不可能だ。あなたは悪くない。
モラルハラスメントをしてくる人間との離婚は容易ではない。彼らは概して自己肯定感が低く、パートナーとの別離が現実化してくると極度の不安に駆られこちらにしがみついてくる。「愛してる」「俺が全部悪かった」「悪いところは全部直す」「もう一度やり直させてくれ」などと泣き言を言ってきて、残念ながらこれを信じて元鞘に戻り、また延々とモラハラをされるケースも多い。離婚の最中は当事者はなかなか冷静ではいられず「私が我慢すればいいんだ」というような自暴自棄な発想に陥りがちになる。
この局面において必要なのは、冷静に背中を押し続けてくれる味方だ。あなたに信頼できる親族、もしくは友人はいるだろうか? いる場合はひとりでも多くに相談してほしいし、いない場合は自治体のDV相談窓口、民間シェルターなどを当たってほしい。とにかくリアルの味方を作り、精神面や情報処理の面で自分のコンディションを保つことが大切。
ブコメでも同じような意見があったが、33歳バツイチの女性はまだまだ全然モテる。
これは自分の目で確かめたほうがよいと思うので、30代女性の多い婚活アプリ(ゼクシィ縁結びやMarrishなど)に登録してみるといい。日々山のように申込みがくることがわ分かるし、なんならマッチングしてメッセージのやり取りをしてみてもいいかもしれない(不倫は離婚の場で不利になるのでNG。メッセージのやり取り程度)。自分の婚活市場における価値の高さを実感できると思う。
ここまででエントリへの返答は終わりだが、以下もう少し踏み込んで書く。ここから先は具体的な作戦の話なので、メンタルが元気になり、味方ができたあとに読んでほしい。
離婚の提案をしたのち、相手が素直に協議に応じてくれれば楽でいいのだが「離婚しない」とゴネだすと戦いになる。家庭内で起こるDV・モラルハラスメントは客観的立証が難しく、いざ調停や裁判に移行した際に離婚事由として認められない場合もある。
ここで効いてくるのが証拠だ。相手の暴言の音声を複数録音できればそれがよいし、録音が難しければ暴言の記録を日記としてつけておくだけで有効になる。このへんはシェルターやDV相談窓口で聞いてみてほしい。また、資金に余裕があるならサクッと弁護士を入れてあとはお任せにするのがよいと思う。それ以降先方と話さなくていいので、心理的に大変楽になる。
相手が資産を開示してくれるといいのだが、いざ離婚となった際に相手の財産状況が分からないと財産分与が取れないので、相手の所持している財産を把握しておく。通帳のコピーだけでなく、車や不動産など大型資産の掌握、積立型の生命保険・小規模企業共済、株・投資信託の把握なども忘れずに。具体的な金額がわからないなら、口座がどの銀行や証券会社にあるのかを知るだけでもよい。
また自分はこっそりとネット口座を作っておいて、資産を引きだしてそちらに移しておくとさらによい。財産分与の際、相手に財産を知られなければ取られない。別居後にこれらのことを行うのは大変だし、分割する資産は別居時を基準とするので、同居しているいまがチャンス。
あなたと夫の収入格差が分からない(共働きなので同程度かな?)のだが、別居開始後から婚姻費用の分担請求というものができる。別居後、資金的に不利な側が別居前と同程度の生活水準を送れるようにするための制度だ。
例えば……
ならば、毎月4万円程度の婚姻費用を夫から受け取ることができる。詳しい金額は算定表(https://www.courts.go.jp/tokyo-f/vc-files/tokyo-f/file/santeihyo.pdf)を参考にしてほしい。これは離婚成立時まで延々ともらえ、私の友人のモラハラ元夫もこれに音を上げて離婚に応じた。この辺もシェルターや弁護士に教わってもらいたい。
人生はまだ長い。私は虐待由来の人間不信からずっと独身のワーカホリックとして生きてきたのだが、38歳で結婚して去年41歳にして初子が生まれた。第二子妊活もしているのだが、なかなか難しいとも思う。私なんぞに比べればあなたははるかに未来が開けているし、いくらでも可能性がある。よい選択になることを祈ってる。
>https://tsubuchan.blog.jp/archives/27899717.html
「スピリチュアル系毒親」に苦しんだ私が、「逃げる」以外の選択肢を知るまで
> https://gendai.ismedia.jp/articles/-/84558
似てる。
でも細部が違ってて、別人? とも思う。
でも両方ともに虚言? と感じてしまうのだ。
じつはそれよりNHKがこういう中途半端でちょっとどうかなあという有名人を
「ねほりんぱほりん」に出演させてることに、
驚いているのである。
思い出してどうしても書きたくなったので書く。
ベストセラー「十二国記」シリーズのエピソード0なのだけれど、独立して読めるのでこれにした。
この作品に魅了された理由は二つある。一つは、二つの異世界が出会うことで起きる惨劇がSF的に面白いということ。こちらの常識が向こうには全く通じず、逆もまたしかり。ホラーではあるが、コミュニケーション不全の悲しみもある。作中の大量死の原因は、たった一つの誤解が原因なのだ。
もう一つは、主人公の未熟さが残酷なほど明らかになっていくことだ。ある意味、ファンタジーに逃避しようとする読者に喧嘩を売る態度で、後述するが僕は作者に喧嘩を売られるのが好きである。
貧困による家族との別離、恋愛のもつれや政治的立場の相違によってばらばらになっていく幼なじみ、人妻による少年の誘惑、昔の知人との思いがけぬ場所での劇的な再会などなど、個人的に好きな要素が濃密に詰め込まれている。それは安易な娯楽に堕しそうでいて、何とか踏みとどまっている。
カミュの小説では背景に過ぎなかった人々を主役にしているのもいい。「異邦人」のアラブ人はまったくの他者というか、理解できない原理で動く人格を描かれない、あるいはそもそも持たない存在だったように記憶している。
同著者の「カブールの燕たち」も面白かった。イスラーム原理主義者により公衆の面前で恥をかかされたことで、妻は夫を軽蔑し、憎むようになる。タリバン政権下の苛烈な描写は読んでいて苦しく、告発の書としても読めるのだが、同時に、ストーリー自体はオペラのように派手なのだ。わざとだろうか?
壮大な時間と空間の中で行われる追跡劇で、歴史改変やタイムパラドックス、進化の階梯など、テーマのスケールが大きすぎてこの長さでそれをやろうとするのは完全な蛮勇なんだけど、でもたぶん小松左京の作品では一番好き。この作品にはエピローグが二つあり、そのうちの片方は比較的序盤に現れる。失踪していたある登場人物が帰ってくる場面だ。これを、小説の最後まで読んでからもう一度読むと、深いため息が出る。本当に果てしない旅を経て、帰ってきたのだなあと。
扱われた科学技術は古びるかもしれない。未来世界の女性観や社会の描写も今では受け入れられないかもしれない。でも、表現しようとしたテーマは古びていない。SFはいつだって宇宙と時間の果てに手を伸ばそうと愚直なまでの試みなのだ。
冒頭で、パリのどこを歩いていてもお互いに出会ってしまう恋人の話で始まったので、どんなロマンチックな話になるのかな、と期待したのだが、友人が服毒自死未遂したり恋人の赤ちゃんが死んだりしてもひたすらマテ茶や酒で飲んだくれている、こじらせ芸術家(ワナビを含む)たちのお話だった。
しかし、この作品には仕掛けがある。通常の順番通りに読む「第一の書」という方法と、著者に指定された順番で、巻末にまとめられた付録の章を挟みながら読む「第二の書」という方法、この二通りで読めるのだ。第二の書では章の番号が飛び飛びになり、まさに石蹴り遊びのようになる。そこでは第一の書で省かれていたいくつかの事実や、登場人物の秘めた行動原理が明かされる。そればかりか新聞からの脈絡ない切り抜きや、この本の著者と思しき人物の晦渋な文学論を含んだ独白が含まれ、そこでは一貫性を過剰に求め、受動的にしか読もうとしない者が批判される。要するに読者に喧嘩を売ってくるわけだ。
読者に喧嘩を売る芸術が好きだ。なぜなら偉大な作家と同じ土俵に立てた錯覚を持てるから。
「ダフニスとクロエー」並にこっぱずかしいイチャラブもの。誰だって一緒に育ってきた少年少女が迎える性の目覚め的なシチュエーションに萌えてしまう時期があるのだと思う。もっとも、村上春樹作品の場合、一緒に育ってきた幼馴染の男女は不幸な結末を迎えるのが常套なのだけれど。
少年が人妻に誘惑され先に性体験をするというのも、王道でいい気もする。とはいえ、昨今は少女が先に目覚めるパターンも読んでみたいと思うのである。
北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」とか妹尾河童のインド旅行記にしようかとも思ったが、終着地のロンドンについてからのオチが笑えたのでこれにした(興味があったらこの二つも読んでください)。
元々はデリーからロンドンまでバスで行けるかどうかという賭けが旅のきっかけだが、「一人旅の海外は二十六歳くらいがちょうどいい、それよりも若いと経験値が少なすぎて、あまりにもすべてを吸収してしまおうとする」なんて趣旨のくだりがあり、初めての一人旅を読んでそうかもしれないとうなずいた。
少し前の時代の旅行記は面白い。今では身近なフォーやケバブがすごく珍しいものとして書かれているし、天然痘が根絶されていない時代の怖さもある。一方、アフガニスタンもイランが今ほど物騒ではなく書かれており、政変を身近な危険として感じることができる。
それはさておき、ほんと、スマホができて一人旅はずいぶんと楽になった。
強くてかっこいいことや、くじけずに挑むことに背を向けていた自分が気に入った数少ない強い人間の物語。「星の王子様」が気に入った人は、ぜひぜひこちらを読んでほしい。いや、星の王子様が子供向けに感じられた人や、表現が簡潔すぎたり抽象的過ぎたりしていると感じた人にこそ読んでほしい。あの物語の背後にあった、サンテグジュペリの飛行機乗りとしての経験がそこにある。
はるか未来の、中国の影響下にあるロシア。そこでは文豪のクローンに物語を執筆させることで、謎の空色の物質を生成する、錬金術的プロジェクトが稼働していた! この神秘の物質をめぐって繰り広げられる陰謀の周囲には、ロシアの文豪の文体のパロディあり、フルシチョフ×スターリンのイチャラブセックスあり、ナチスと同盟を結んだ並行宇宙のソ連あり。
筒井康隆と高橋源一郎と矢作俊彦を足して三で割らずに、ロシアの権威と文学を暴力とセックスでぶっ飛ばす。ちなみにラストは爆発オチ&ループオチだ。
章が進むごとに使える文字を一つずつ減らしていく趣向で、たとえば最初の章から「あ」の含まれる言葉を使えなくなっている。表現の自由と不自由について体を張って考える作品であり、使えない文字が増えるにつれ、新しい表現を開拓しなければならない。その中で語られる文学論や自伝は、片言だからこそ重い。また、使える文字制限がある中での官能表現も、表現の自由について鋭く問う。
筒井康隆のすごいところは、狂っているように見える文章を書く才能だ。それがなんですごいのかっていうと、正気を失った人をそれらしく演じるのがとても難しいからだ。というのも、精神を病んだ人のなかにも、本人の中では一貫した理屈があり、全くのでたらめではないからだ。また、倫理観の壊れた人間を書くのがめちゃくちゃうまい。かなりグロ耐性のある自分も「問題外科」だけは気持ち悪くて読めなかった。これも、人間の常識についてかなり深く考えないとできないことだ。
ちなみに、ジョルジュ・ペレックの「煙滅」はイ段の文字を一回も使わないで翻訳された小説で、これもただの遊びにとどまらない。語りえないホロコーストという事件をモチーフにしていて、あるべきものが不在なのにそれが何かわからない居心地の悪さをテーマにしている。これが気に入ったらオススメしたい。
ドストエフスキーはヤバいやつだが、トルストイもそれ以上にヤバいやつだ。家庭を顧みずに財産を国に残そうとする狂信者だ。正直、妻や子供たちがかわいそうだ。後期の「光あるうち光の中を歩め」もはっきり言って宗教の勧誘パンフレットであり、読んでいて内容が完全に予想できる。ヤバい新興宗教のパンフレットのほうが何が書いてあるか予想できなくてある意味でまだ興味深い。
しかし、そんな将来そこまで頭の固くなる人間が不倫の話を書いたのだから面白い。確かに、清純な愛を貫くいい子ちゃんなカップルと不倫カップルの対比はわざとらしい。けれども、まじめカップルの愛情の細やかさと、一時の感情に負けた罪のあるカップル、どちらも美しい文章で書かれている。物事は正しくあるべきと考えている人間が、罪を犯してしまう悲しみを描いているのがいい。
これは、プロットを道徳に完全に屈従させてしまう前のトルストイのすばらしさが詰まっている(そういうわけで好きな長篇の順番は年代順に「アンナ・カレーニナ」、「戦争と平和」、「復活」)。
あ、今思い出したけど、ソルジェニーツィンも好きだったんだった。
作品の根底には人間性への諦念が横たわっているのだけれども、初期の頃はそれが明確な暴力となって描かれていた。表現は淡々としているが、殺人や人類滅亡なんてよくある話だった。けれども、このころになるともっと表現が静かになっていった。悟りを開いた、というのとは違う。間違いなく諦念はある。けれども、苦い絶望とはまた別の感情がこもっている気もする。非SF風のものが多いのも面白いので、星新一の芸風に飽きた頃に改めて手に取ってほしい。
恋人に既婚の兄弟がいるかどうかで話が変わりそうだなって思う。
恋人の親にしてみれば自分たちの介護や墓守に関わってくる話なので、恋人がokでもその辺がokでないこともあるだろうなって思った。恋人の兄弟がすでにそういうポジションにいるなら、親としては目の色を変えて介護要員を確保しないでよいので元増田の結婚にそんなに反対しないと思う。
その場合も恋人の両親の性格によるだろうな。口では「子供の世話にはならない」と言いながらも本心では「子供が自分たちを世話するのは当然」と思っている親はいるもので、その場合は相手のすねに傷があると「子供のため」という耳聞こえのいい文言でとことん別離を迫ってくる。
ただね、世の中に脛に傷がない奴なんかいないんだよ。遺伝性の病気があるとか、問題のある兄弟や親せきがいるとかの条件は多かれ少なかれある。それを完全に取っ払いたかったら、独身でいることだねって思う。
世間体を気にしたとして世間が何をしてくれるんだろうね。親や兄の介護を丸投げすることで批判する人がいるかもしれないけれど、その人たちはじゃあ何してくれるの?困っていて大変だからってお金くれたり、手伝ってくれたりするわけ?そういうこともせずにただ他人を批判することで満足している連中の相手をすることが時間の無駄だと思う。
別にショックを受けてもいいのよ。
それで訴えてもいいけど、作者にしらばっくれられたら別人の死にダメージ受けてる人になっちゃうのよね。
第一、これは私だ!と思うならまだしも
これは私かもしれないけどもう一人の友達かもしれないって思ってる時点で、いろんなエピソードが交わって作られたキャラクターじゃないの。
そうしてそのキャラクターとの別離としてその死を描いて、それが主人公の成長の一助となった。じゃもう扱いが違うじゃない。
「お、私はコイツの糧になったのか」じゃん
そして主人公のセリフも「素敵な漫画家になったよ」なら勝利宣言でもなんでもなくもう二度と会えない人に対する餞の言葉じゃん。
意味合いを持たせるにしても「これから先君たちと会うことはないけど、素敵な漫画家になれるよう頑張るよ」にしかならないじゃん
一部の人にしか伝わらない勝利宣言じゃなくて、一部の人が勝利宣言と曲解して怒ってる。じゃん。
これは元増田じゃないよって言うのよ。
私は有名漫画家と友達だった?ああそうなの。それで私がモデルにされて殺された?そうか〜、じゃあ今日はあったかいお風呂に入って早めに寝な、なのよ。
だからめんどくさがらずにアレは私なのか?って聞かなきゃわからないし、めんどくさがるから早めに寝た方が良い人にしかならないのよ。
世間的には新型コロナウィルスがそれなりに騒がれてきたころだった。
そのあとはもう抗がん剤治療がすぐはじまり、8月頃に手術をしてひと段落かと思った。
全然そんなことはなかった。
腫瘍マーカーの数値はだんだん悪化していて、本人もそうだし俺もめちゃくちゃ落ち込んだ。
落ち込むというより、混乱と不安と恐怖と悔しさだな。
これは早期発見すれば乳がんは治る!って広告を見て、早期発見できなかった人の話も書くかと思って書いた話。
でもできない。
まず俺(28)は同居してないし、400kmくらい離れたところで働きながら一人暮らしをしている。
親は二人で田舎に住んでいる。しかも近隣の県では新型コロナウィルスに感染した一家が自殺に追い込まれたりしている。
病院側も神経をとがらせていて、GWに息子さんが帰省するなら、息子さんとの接触を控えてくださいとまで言っていた。
そんな場所だから、親も帰って来いなんて言えるわけがなかった。
今年の三月に会って以来、現時点では一度も顔を合わせていない。
実はすでに、乳房に良性腫瘍があると10年前の時点で判明していた。
それ以来、良性腫瘍の存在は毎年のことであって、今年の1月の健診でも問題がなかったとして放置していた。
それが3月になり、乳房が少し痛むというので病院に行き、針で生体組織を採取する、いわゆる”生検”を行った。
タイトル通り乳がんであり、タイトル通り早期発見には程遠いステージⅢだった。
ステージⅢの中にもaとかbとかあるが、もう覚えていない。
とにかく乳がんはすでに組織内に留まっておらず、その先のリンパ節まで転移していて、すでに体の血管にがん細胞が散ってしまっていた。
しかも乳がんには種類があって、その中でも治療できる方法が少ないトリプルネガティブという種類だったらしい。
簡潔に言うと、増殖が速くて、効く薬もなかなかなくて、すぐ再発してすぐ悪化する性質を持つ。
最悪だった。
確実に親の死を意識した。いまもしている。
というか統計データ上では1~2年以内の再発発生率が高い(転移も含め)のと、ステージⅢのトリプルネガティブ乳がん患者の5年生存率は40%切るんだよな。
しかも転移したらステージⅢどころかⅣに移行するし、そうなるともう完治は激難しくて、基本的にがんの進行を遅らせながら、痛みを少なくしてQOLを維持することに方針がシフトするんだよね。
もう無理じゃん・・・
でも心のどこかで、(俺が死ぬまで親は生きているんじゃないか・・・)みたいな、祈りに近いような考えはあった。
でもやっぱり義務教育を修了しているので、そんなことはないってわかる。
じゃあいま、何が一番苦しいかって言ったら、母親の気持ちを考えることだよね。
言ってたんだよ、退職したらお父さんの車を車内泊できるように改造して、いろんなところ行こうねって。
俺のところにも旅行に来て・・・弟のところにも行って・・・いろんなところに行こうねって。
やべ少し涙出てきた。
抗がん剤は肉体の免疫を落とすので、人込みとかはそもそも避けなきゃいけない。
これがなかったら俺は今すぐ母ちゃんのところ行って安心させたいし安心したい。
親もいろいろなところに行って、不安はありながらも気晴らしにはなったと思う。
でもぜ~んぶできなくなっちゃった。
親が死ぬこと自体は、まぁ悲しいといえば悲しいけど、それは前から想定していた悲しみだからもう受け入れてる。
受け入れられないのは、やりたいことすらできないまま、とどまり続けているうちに何もできなくなってしまうこと。
その状況に母ちゃんが置かれていること。
その気持ちを想像しただけでめちゃめちゃ悲しくなるし、やりきれない気持ちでいっぱいになる。
不安でいっぱいの母ちゃんを思うだけで俺の気持ちも心細くなる。
親父も頑張っているし、母ちゃんも親父と結婚してよかったとまで言ってたけど、俺は母ちゃんに死んでほしくないよ・・・
彼女もまだ紹介してないし(まだいないから)、孫の顔も見せてないんだよ
4~5年以内にはこっちで家建てて親を呼ぶつもりだったんだよ
80くらいになったら(そろそろかな・・・?)なんて嫌な想像もしつつ親の死を受け入れると思ってたんだよ
なんでそんなに早いうちからなんだよ
本当になんでしか口にできない。
予想以上に叱咤激励いただいて、本当にありがたいと思う。
既に家族を亡くされた方や、現在進行形で闘病中の家族がいる方、さまざまな方からのコメントは非常に悲しかったが、また慰めにもなった。
悲しいというよりは、悲しみが伝わってきたというほうが正しいのかもしれない。
やっぱり誰の死でも、予想以上に速い別離は非常に悲しいものだと改めて思った。
昨日、思いきって母に病状のことを聞くことにした。
トリプルネガティブ乳がんと聞いてから、あまりにも怖くて病状のことを聞くのを避けていた節があったのは事実だ。
でも多くのコメントに(このままではいけない)と背中を押され、聞くことにした。
実は10/1からCT検査やMRI、追加で多くの検査を行っていたらしかった。
追加の検査を受けることになった際には、さすがに転移を覚悟していたらしく、気分の落ちようがすごかったと話していた。
結果は転移なしだった。
冗談抜きで、痛みや悲しみ以外の感情で泣くということを経験した。
でも冷静に考えれば安堵もできないんだよな、状況は好転したわけじゃなくて並行移動したままなんだから。
今日も仕事中にTNBC(トリプルネガティブ乳がん)について調べていた(許して)。
依然として今後も楽観できるような情報はなく、やはりというか、暗い思いになった。
それでも、コメントしていただいた方のおかげで、後悔しない選択をしていきたいと、そう思えるようにはなった。
まずは手紙を書きたいと思う。
この間手紙に関する映画を見たばかりだし、思いを伝えることは大事だなって思ったから。
コメントでもいただいたが、やはり父親もつらいようで酒の量が増えたらしい。
少し調べてはいるが、アルコールのがんへの影響は「確実」としている結果と、「影響あるかはわからんね」としている結果がある。
健康にもあまり良くないし、毎日飲むのは良くないんじゃないかな?とは思う。
参考になるかはわからないが、以下に勉強になった本を記録しておく。
同じような状況の人が少しでも気が楽になるように(気を楽にすることくらいしか他人にはできない)。
アマゾンのリンクしか貼っていないが、特に私自身に何か還元されるものでもないし、リンクトは別に調べて買っていただいても結構です。
がんに関する情報は虚実さまざまあり、当事者にとっては非常に選択に迷うと思われる。
確固としたエビデンスをもとに書かれた本を購入するのが一番確実と感じた。
そのため、以下には基本的に学会の名前で出している本や、がんセンターの院長が著者の本を挙げた。
この中の一つでも、わずかな情報でもあなたの救いになったら、私も救われる。
<非当事者として読む本>
・親ががんになったら読む本 主婦の友社 \1540
http://www.amazon.co.jp/dp/4074380153/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_G0dGFbYY3ME2H
・身近な人ががんになったときに役立つ知識 ダイヤモンド社 \1650
http://www.amazon.co.jp/dp/4478069212/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_S2dGFb0P29WM5
・国立がん研究センターの乳がんの本 小学館 \1980
http://www.amazon.co.jp/dp/4778037936/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_.3dGFbGX8B6NX
・患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2019年版 金原出版 \2540
http://www.amazon.co.jp/dp/4307203992/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_94dGFbJZ9EDN9
タイトルの通り。
約13年前に父親の部屋で読んだ漫画について、場面はやんわり覚えているんだけど、どう検索しても見つからない。探し方が下手なのかもしれない。
読んだ漫画について
・約13年前、小学四年生の時に読んだ。(読んだというよりパラパラ流し読みした感じ)
・内容は宇宙空間みたいなところが舞台?あとは猿人が人間の脳を食べているシーンがあったことを覚えてる。それ以外は覚えてない。
・↑の内容が強烈で、しばらく頭から離れなかった。
・検索ワードは「漫画 猿 人の脳食べる」「猿人 脳食う」とか「宇宙 猿 脳」で探してみたけどそれっぽいのは引っ掛からなかった。
以上になります。
父親は別離な上に他に家庭があり、現在連絡を取ってません。自分だけだと探しきれなさそうだなって思ったので、ここで聞いてみました。
はてな匿名ダイアリーはたまにTLに流れてきて目を通すくらいだったので、あまり詳しくないです。
読みづらかったり慣習から外れていたらごめんなさい。