はてなキーワード: パスポートとは
https://anond.hatelabo.jp/20210321032656
の続き。
基本が結局受かっていたので、4月に応用受けました。で昨日、合格してました(午前80、午後79)。せっかくなので、またまとめてみます。
1.やったこと
基本のときには、時間がなくて焦ってあれこれ手を出した結果、散漫になってしまったので、応用に当たっては、
だけを買って通読しました。といっても、あんまりペースがはかどらず、何度か通読するつもりでしたが、それぞれ2回ずつどまり。午前はITパスポート・基本同様、にしむら工房の過去問アプリを繰り返し。
TAC本は、自分には向いてませんでした。この年齢になると暗記力が落ちてるんで、用語がずらずら出てきても覚えられないんですよね。それぞれの経緯とか応用とか、そういったストーリーがないと知識が定着しなくて、でもあまりそういった説明がないんで、読んでも、やった感がある割に残るものがないというか。範囲が広いんで、そんなことまで書いていたら厚さがとんでもないことになるのはわかるんですが(ちなみに723ページ)。結局、Googleで調べなおすことが多かったです。小口本は、過去問解説集なので、試験範囲を網羅しているわけではありませんが、TAC本とは対照的に書いてあることは頭に定着しやすくてよかったです。
なお、基本のときは、参考書はKindleにしていたのですが、合格した後は持っていても無意味なので、今回は紙にして、メルカリに出しました。すぐ売れた。
2.試験(午後)
いわゆる「文系セット」(経営戦略、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査)を選択しました。事務屋だけに。小口本で過去問を眺めていた限り、組込みシステム開発の方がこれらより易しかったので、組込み+文系セット中3問選択を想定していたのですが、今回は組込みが難しかった(試験後の関係掲示板でも話題になっていました)ので、この結果に。
選んでおいて言うのもなんだけど、経営戦略って試験には向いてないと思うんですよ。何が正解かについて、まともな基準がないわけで。今回はポーターのバリューチェーンがネタでしたが、バリューチェーン自体、ポーターが「こうやって企業を分析したらわかりやすいんじゃね?」って提唱しているツール以上のものではなく、エビデンスなどで客観的な妥当性が確認されているわけではありません。となると、正解は出題者の頭の中にしかなく、そんなものを聞かれてもなあ、という気分が否めません。個人的には、せめて会計関連のものであれば、会計基準という確立された体系についての理解を問うということで、もう少し納得感があるのですが。
3.これから
だんだん受験が自己目的化しつつあるのですが、せっかくここまで知識を増やしてきたので、秋にはセキスペを受けようかな、なんてことを考えています(午前I免除にもなったし)。TAC本について書いたように、事項の羅列に向き合うのがしんどいお年頃なので、まだ試験までは時間もあるし、ジョン・マコーミック『世界でもっとも強力な9のアルゴリズム』や結城浩『暗号技術入門』など、直接試験対策になるわけではないものの、試験分野の基礎知識が充実しそうな本を読んでいます。夏休みから試験対策を始めようかな。
平井大臣の「干す」「脅しておいたほうがいい」発言から、文春によるベンチャーへの発注を指示しているのではないかという疑惑を受けて、6月18日の記者会見で説明と記者による質疑の内容を書き起こす。
なお、関連として6月11日の記者会見の書き起こし(anond:20210611202929)、文春で記事にされた音声データの書き起こし(anond:20210617120138)なども参考にしていただければと思う。
今回の書き起こしの元データは政府インターネットテレビ(https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg22838.html)である。YouTubeの「平井卓也(デジタル改革担当大臣)」チャンネルで公開されている記者会見動画(https://www.youtube.com/watch?v=1NH4PkfgIP0)では、質疑応答が大幅にカットされて(ダイジェスト版)いたため、書き起こしに使えなかった。
なお、動画が長いこともあり、記者会見の中の質疑応答の部分のみの書き起こしとしている。
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記者:さっそくですけれども、いま言った企業名の話なんですけれども、まあ名前を出していないとおっしゃるんですけれども、あの一方でその会話の中ではですね、東大の先生のお名前を挙げて、一緒にやっちゃっていいよ、とかですね、彼の抱えているベンチャー、ベンチャーでもないな(平井大臣:まあそれは、学生さんもいるからね、あそこは)、はい、ああ、そういう意味なんですね、で、そこの顔認証ははっきり言って、NECよりは全然いい、という風におっしゃっていますから、具体的な企業を念頭に置かれて話をして
平井大臣:アルゴリズムです。要するに、松尾研究所で、アルゴリズムを研究している若い研究者がやっている、最新のアルゴリズムは、もう相当進化しているよと。だから、今ある技術だけを見るなという意味で言っています。
記者:あの、じゃあ具体的な企業を指して、あのベンチャーっていう風に言っているんですけれども、
平井大臣:ベンチャーも、ベンチャー、あの、ベンチャーも育っているし、ベンチャーの卵もいるし、そして、大手企業にも、どんどん協力しているんですね。松尾研究所は、NECさんにもずいぶん協力していると思います。
記者:わざわざNECをここで、対象に比較に出しておっしゃっているのはなぜなんですか。
大臣:これはさー、オリンピックの話の減額の話なんですよ。前の段階は。その2つの調達を、無理矢理くっつけて、お話になるのもいかがなものかと思います。
記者:えっと、オリンピックの減額の話の中で、デジタル庁の入退室管理の話が出て
平井大臣:まずねー、デジタル庁の入退室管理っていう調達は、まだないんですよ。だから、正直申し上げて、入退室管理は顔認識じゃないんです。現状では。なんで、いずれそういうのを検討するのであればと、いうことです。
記者:で、そこについて、システムを実験的に入れてくれてもいいよと、それで東大の先生の名前を出して、一緒にやっちゃっていいよと、言っているわけですから。これからそういうのを発注しなさいよと、いう風に聞こえます。
平井大臣:それね、本当にそういう風に聞こえるっていうのは、よっぽどそういう風に、なんかバイアスをかけて思わないと、思えないと思いますよ。要するに、みんなその、既存技術にこだわるから松尾先生に聞いて、最新の技術をみんな勉強して、それから、要するに、調達を一気にできないんだったら、いろんなところでいろんなものを実験したらいいんじゃないの、ということです。
記者:それと、オリンピックの減額の話というのは、どうつながっているんですか。
平井大臣:だからつながっていないんですよ基本的には。だからNECの技術だけじゃないよっていう意味で言っているんです。
平井大臣:まずね、ちょっと一つだけ、あの、企業の名誉のこともあるので。企業名は、言っていないし念頭にないし、私そういう企業の名前を憶えていないんですよ。もともと。ですから発言したことは絶対ないと思って、オリジナルの音源を、ありますから。言っていないっていうことをこれ立証できるんです。それを何度も何度も調べているのに。なんで特定の企業の話をですね、どっから、誰かが、無理矢理くっつけているのかがわからない、と、そういう風に申し上げているので。
記者:あのー私が言っているのは、特定の企業名のことを言っているわけではなくて、そこの顔認証という言い方をしていますから、大臣の頭の中には
記者:確認したいこと2点ありまして、まず1点が、音声、元のオリジナルの音声なんですけども、そちらで立証できると大臣おっしゃっているんですが、そちらのオリジナルの音声を、一般公開などすることは考えていらっしゃいますでしょうか。
平井大臣:これは一般的に内部の会議の音声データですから、要するに、公開を前提にしていませんが、今回こういう事態で、今後どのようにこの事態が発展するかわかりませんけれども、また関心を集めるかわかりませんけれど、異例中の異例ですけど、事務方に、法律に触れないんであれば、公開するということも検討するということに、まあ検討をお願いしようと、は思います。ただ現時点では、公開するという気があるわけでは、ないんですね。ただし、こちらで何度も何度も確認をすることができたと。これが、私はデジタル時代だと思います。
記者:ありがとうございます。あともう1点が、先ほど、第3者のコンプライアンス委員会を立ち上げるとおっしゃっていましたが、こちらあの、確認なんですが、この週刊誌に報道された件も、まずあの調査するとともに、いずれはその一般的に、デジタル庁が発足後は、コンプライアンスのこともやるって感じで
平井大臣:違います違います、コンプライアンス委員会っていうのは、まず、9月1日に発足するので、で、デジタル庁がその後引き続いて、責任を持つシステムもいくつかあるんですね。そんなに全部足したって、そんな数はありません。ないとは思います、直接やるものに関しては。ただ、今後やっぱりデジタル庁が関わっていくシステムであるんだとしたら、徹底的に、現時点でチェックできるものはチェックしてほしいなと、思いますが、これはあの、なんていいますか、コンプライアンス委員会はできるだけ早く、私はもう、気持ちの中では来週にでもスタートさしてほしいなと、まあ事務方が悲鳴を上げていると思いますけれども、スタートさしていただいて、スケジュール的に言うと、もうできるだけ早くやってもらいたい。そして、私の発言を対象にするかどうか等も含めて、コンプライアンス委員会に考えていただいたらいいと思います。ですから、はっきり言って、私の気持ちですよ、私の気持ちとしては、コンプライアンス委員会には、徹底的に私自身を調べてもらいたいと、いう風にも思っています。
記者:別件なんですけれども、デジタル庁のオフィスについてお伺いします。今週末にも荷物搬入とも聞きますけども、現状どのようになっているのかまずお聞かせください。
平井大臣:これあんまり詳しくないんですいません、ちょっと待ってください。えーとですね、デジタル庁のオフィスの場所は、東京ガーデンテラス紀尾井町になって、来週21日からIT総合戦略室および番号制度推進室の職員が勤務するということでございます。
平井大臣:あの、詳しいこと知らないんで、これIT室に聞いてください。私自身が引っ越すわけではまったくないんで、細かいスケジュール聞いてません。
記者:改めてその、なぜこの築年数の浅い、2016年にできたところですけれども、都心の一等地のビルに、デジタル庁が入る必要性があるのか、その辺をお聞かせください。
平井大臣:今の入っているIT室の場所も都心の一等地ですよね。虎ノ門もそうですよね。で、これはね、国会や霞が関から近くて、そして官民の人材500人以上が一体的に共働できると、共に働くということで、今もそうですけど、ワンフロアの面積が非常に大きいところを探したという風に聞いています。であの、調達の件に関してはもう事務方に聞いてください。
記者:今回のこの週刊誌報道から始まって、コンプラ委員で検討する話とか、一連の流れと、あと今、策定しようとしている調達ルール、が、今後調達ルールの策定に今回の一連の報道とそれに伴うコンプラ委員の検証結果というのがどういう風な影響を与える
平井大臣:というより、もうずいぶん前のコンプラ委員会とその調達ルールの検討というのはもう、本件起きる前からみなさんには記者会見でお話ししていたと思うんですけど、今回の事案がいろいろと世間を騒がせているので、前倒ししようということです。で、今動いている委員会も最終的には一つに全部統一をされて、デジタル庁としてのコンプライアンスの指針ということでまとまっていくんだろうと、思っています。
記者:これまでの日程のスケジュールを前倒しになると考えていいですか。
平井大臣:ですからデジタル庁を発足してからというよりは、ちょっと早くなるということですね。
記者:今の質問に関連するんですけれども、先ほど大臣できるだけ早く来週にも、っていうその前倒しの時期について思いを語られていましたけれども、現実的には多分外部の有識者をいれるのであればその調整とか、時間がある程度かかると思うんですけれども、その大臣の思いとは別としてですね、現実的にはどれ位の目途になりそうかっていうところ、
平井大臣:もうできるだけ早くです。できるだけ早くやってもらいたいし、世間が初めて調達というものに、一般の方々も含めて関心を持つことになったと思います。これは私は非常にチャンスだと思っていて、このときに調達とはいったいどういうものなのかと、調達に必要な透明性とはなにかみたいなものを、国民の皆さん全体で関心を持って議論していただきたいという思いもあって、このように申し上げたと、いうことでございます。
記者:あらためて確認なんですが、この前倒しして設置されるコンプラ委員会は、民間から来られている職員の方の服務規律の順守っていうところをデジ庁発足前からきちんと研修していこうっていうのが一つ大きくあると思うんですが、個別のそのオリパラアプリですとか、そういったシステム、まああと先ほど大臣がご自身の発言についても、という、そういう個別の事象についても、調査、調べる、チェックするというか、そういった機能も有するという理解でいいですか。
平井大臣:例えばオリパラアプリであるとか、ワクチン接種管理システムであるとか、今後作らなきゃいけないであろうワクチンパスポート、これ報道されているベースですとか、こういうもの、それもうベースにあるシステムがあるわけですから、当然対象になるという風に考えていて、要するに、発注のプロセスを、表に国民の皆さんに説明して説明責任が果たせるかどうかということ、疑念の目を持たれないように、今回私は減額交渉の途中から本件にかかわったということでございまして、私自身も本件が減額されていなければですね、要するに、全然関与していないといいますか、組織は私の関与のもとにありますが、IT担当大臣というのは、調達の決済というのに直接関わるものではございませんので、そういう意味で、初めて今回、いろいろ調達というものに、参加したうえで、いろいろな発言もしてしまったと、いうことでございます。ですから、私の発言が、やっぱりその、言葉遣いということは当然反省すべき点はあると思いますが、なぜその発言をしたかということに関しても、できればコンプライアンス委員会に、調べていただきたいと、いう風に思います。
記者:過去の話になるかもしれないですけれども、オリパラアプリの発注過程についても一応検証するという
記者:まあ今年ですね。
記者:ここに来る前にですね、野党のヒアリングが9時半からあったんですけれども、その場でですね、さっき大臣が、松尾研究室の(平井大臣:ん?)、松尾研究室に聞いてくれっていうか、もう少し時間かかってあれですけれども、そこの顔認証のそこのっていうのは、松尾研究室だっておっしゃったんですけれども、その、野党のヒアリングの席では、答えた方がですね、特定の企業を念頭に置いていると思うって発言をされているんですね。それは違うんですか。
平井大臣:もしね、まず当事者に聞いてください。念頭にあるかどうかは。だから念頭にないって。私に聞いてくれたらいいんですよ、それは。事務方が私の頭の中までわかるわけないじゃないですか。
記者:ということですね。
平井大臣:うん。
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コロナワクチンの接種を証明するワクチンパスポートの話が出てきてるじゃん?
ニュース見てると、市区町村が紙の書面で発行する形式で進められていて、デジタル対応も検討する的な話になってるけど、デジタル対応を先行して、紙は後から検討するってならないのはなぜ?
この状況でワクチンの接種証明が必要な人って、観光ではなく仕事や学業で海外に行く必要がある人の比率が高いはずだから、書面よりも迅速に発行できるデジタル版の需要の方が絶対高いよね?
最近の似たような話題で言えば、ワクチン接種”券”にしても、紙の配布にこだわってるけど、実際の接種手続きに必要なのは番号だよね?
ワクチンの大規模接種会場があまり使われてなくて空きがあるから65歳未満にも接種進めるって話になってるじゃん。
でも、接種券の送付が終わってないから相変わらず活用できない人が多いってネタだよね?
電子化してしまえば、来れる人からワクチン打てるじゃん。大規模接種の企画段階で接種券の電子化議論しなかったの?
それともお役所の業務フローが紙に印刷して配布することが前提で組まれてるから思考停止で進めちゃったの?なんでなの?
去年から保健所のコロナ患者届け出がFAXで行われていて処理が追い付かないとか、10万円の現金給付も手作業で進めて全然終わらないとかとか紙をベースにした業務フローが効率悪化を引き起こして問題になった事例がたくさんあったと思うけど、それから1年経ってるのになんで変わってないの?
疑問に思ってSEやってる友人にお役所系の業務を手掛けたときのエピソード聞いたんだけど、会議の前に人数分の資料を印刷するから、一日の業務のうちのかなりの時間が紙の印刷と順番待ちにとられるとか聞いたけどマジなの?(首都圏の自治体で2年前の話)
民間企業で働いている身からすると、耳に入ってくるエピソードの一つ一つが超絶仕事のできない人を見てるみたいでイライラするんだけど、どうしてこうなってるの?
公務員やってる人、なんでこんなことになってるか教えて!自分が知らないだけで、本当はちゃんとした理由があるとかかもしれないし。
70歳以下の年齢層において、新型コロナウイルス感染症による死亡率は、0% (30代以下)、0.1% (40代)、0.1% (50代)、0.7% (60代) 、 3.2% (70代)
日本ではあまり接種が進んでいないのに、若年層にも複数の死者が出ている。接種すると発熱、頭痛や腕が痛くなって上がらなくなるという症状が出るようだし、
効果が出るのは2週間後なのにどれほど抗体の効果が持続するかが不明瞭。しかも世間にはワクチン関係なくマスクしてないと入場出来ない施設もかなり多い。
もし若年層も多数が打ってしまったらワクチンパスポートなんて面倒な制度が出来てしまって、低リスクな病気を防ぐために移動のたびに手間がかかるなんてことがありえる。
まず、機内で色々と書類を渡されました。日本入国後2週間は隔離すると誓う宣誓書と、チェックシートみたいなもの。後で判明しますが、このチェックシートでスタンプラリーをやるので絶対に無くしてはいけないようです。
飛行機から降りる際、まずは国際線乗り継ぎ便の人が優先的に降機しました。勝手がわからないので、ひょっとしたら全身防護服の検疫官たちが搭乗してくるのではと、ヒヤヒヤしましたが、そんなことはなく、順々に日本入国組も飛行機を降りました。
動く歩道が真ん中にある、空港おなじみの長い連絡路を歩いて移動するのですが、最初に出迎えてくれるのは、椅子です。通路の両脇をソーシャルディスタンシングを絶妙に守って配置された椅子たちは、背もたれの裏に番号札が設置されていて、どうやらここに座って次の指示を待つということは想像できます。それにしてもすごい数の椅子で、そんなに待つのと不安になりましたが、さいわい私の場合は飛行機を降りたのが早く、5番の番号札を振られた椅子に着席しました。
しばらくすると、航空会社のグランドスタッフと思われる方々が、書類チェックに回ってきます。宣誓書のサインのチェック。着陸72時間以内のPCR検査結果が記載された厚労省指定の証明書。チェックシートの必要項目記入などなど。ここで宣誓書の2ページ目の署名を忘れていたことを指摘されました。さすがジャパニーズ品質の目検…
ここで目の前で今まで流暢に日本語を話していた女性の濃緑のパスポートが目に入り、在日コリアンの方と知り、いろいろな人がいろいろな事情で日本に戻ってきているのだなと…
「お姉さん、僕もこのアプリたちをダウンロードする必要があるの?」
耳慣れたアメリカ人の英語が私の後ろの椅子から聞こえてきました。白と水色の横縞のポロシャツの裾をくたびれたジーパンに突っ込み、靴はもちろんスニーカーという、ザ・アメリカンな格好をした黒人男性。どうやらアプリ追跡が嫌なようです。そりゃ私たちだって嫌ですよ。でもルールだから守りましょうね…と思っていたところ、通路を挟んだ反対側の椅子に座っていたもう1人のアメリカ人がこう言いました。
「いや、僕ら大使館のスタッフは、このアプリのダウンロードはしなくて良いはずだ。確認してくれますか?」
こちらの男性はえんじ色のワイシャツに黒いスラックスとピッカピカの黒靴。おまけに黒いフェドラ帽ときてます。お前本当に大使館のスタッフかよ、大道芸人じゃないのと思いましたが、マニュアルに明記されてないであろう質問を訊かれた航空会社スタッフの女性は、慌てて謝り、上司に確認すべく、ついたての奥に消えました。
別の航空会社スタッフの方が、私の前に座っていた女性のもとに、袋を持ってきました。どうやら機内での忘れ物のようです。「本当にすみません、ありがとうございます…」そりゃこれだけイレギュラーな入国プロセスだもん。忘れ物のひとつくらいしますよね…
するとさっきのスタッフの方が戻ってきて、大使館関係者のアメリカ人ふたりに、アプリのダウンロードをしなくて良い旨を伝えました。え?ええええ???いわゆる外交官特権ってやつ?もちろんアメリカ人ふたりは大喜びです。
外交官特権のない我々は、再度書類検査を受けるべく、居心地の悪い簡易椅子から立ち上がり、検疫官たちが待つブースに向かいます。ここでPCR検査の陰性証明書などをチェックされ、先程のチェックシートに「証明書あり」の赤いスタンプが押されました。なんか前進した気分です。次のスタンプラリー地点に向かう途中、別の経路を指したサインが目に入ります。
え、待ってください。米国外交官と軍関係者はなんとなくわかります。でも何オリンピック関係者って。これ多分、今から始まる面倒な隔離とかアプリによる位置確認とかしないでいいやつですよね。オリンピックの関係者もしなくていいの?オリンピックまだ始まってすらいないじゃないですか。どういうこと…
頭をよぎる疑問の数々を一旦置いておいて、自分が確実に入国できるために、唾液採取に向かいます。梅干とレモンの絵を見ながら、全力で唾液を絞り出し、ろうとから試験管に流し込みます。自分の唾ながら、まじでキモい…この汚物を検疫官に渡します。ここで「30分以内に飲食をした方は申し出てください」というサインが目に入り、これ申告すると待たされるのかな、だったらたとえ飲み食いした直後でも誰も申告しないだろうな、などと思いながら、経路を辿ります。見慣れたはずの成田空港のターミナル内が、数ある仕切りとパーティションポールのせいで、迷路状態…
今度はアプリのダウンロード状態の確認です。検疫官の前で、iPhoneにOverseas Entrants Locator(悪名高き追跡アプリ)とMySOS(ビデオ電話アプリ)が入っていることを確認されます。MySOSに関しては、次のステップで登録を確認するから、まだ登録しないでくれと念を押されます。ここで位置情報の共有などのiPhoneの設定もチェックされた気がしますが、よく覚えてません。
そして20メートルくらい歩いたところで、またチェック。今度はMySOSの登録画面で、正しいパスポート番号を記入したかを確認し、検疫官の前で登録ボタンを押します。これでちゃんと隔離しているか、電話で確認できる、というわけです。
もうさすがにチェックはないかな、PCR検査の結果を待つだけかなと思いましたが、もう一度別の検疫官の前で座らさられ、最後の書類チェックがあります。ここで確認されたのは、私のメアドでした。検閲官が、手元のiPadからテストメールを送信するのですが、検疫官も初老の方で、目が悪いのか、最初メアドを読み間違い、パニックに。結局、"i"の小文字を一つ多く空目していたとのことで、無事確認メールがきました。確認メールの送信元がGmailであるあたりに、本プロセスの付け焼き刃感が滲み出ていました。ここで「済」の赤いスタンプがチェックシートに押されます。何が済んだのか、いまだによくわかっていません。
この初老の検疫官は男性だったのですが、ここに来て、私の対応をしてくださった他のスタッフ全てが女性であることに気づきました。そしておそらく3割ほどは、外国人女性。おっさんはテレビに出て「水際対策を頑張っている、だからオリンピックは大丈夫だ!」とのたまってらっしゃいますが、実際その水際対策も、オリンピック関係者は素通りっぽいし、必死に回しているのは殆ど女性というわけです。それもおそらく非正規雇用の。
話が逸れました。最後にQRコードの確認があります。このQRコードは、厚労省が作ったウェブサイトに個人情報を記入するともらえるのですが、私の場合、搭乗前に終えており、スクショをとってあったので、比較的スムーズでした。断っておきますが、ここでの確認は、QRコードを持っている、ということだけです。適当なQRコードを見せても通りそうなザルチェックでした。
そして43-44番ゲートに行きます。ここで、先程のQRコードをスキャンするわけです。搭乗券の確認もここでやる必要があるので、無くさないようにしてください。ここで先ほど前の席に座っていた在日コリアンの女性と再会します。私の場合、関東圏、しかも自宅待機予定なので、割とあっさり終わりましたが、彼女は途中東海地方を経由して、西の方に行く予定らしく、途中泊まるホテルの詳細など、いろいろと確認されてました。オリンピックの関係者は隔離しなくて良いのにね。
諸々の確認を終え、自分の座席番号をもらい、PCR検査の結果を待ちます。待っている入国(予定)者の席はしっかりと2m離れているのですが、43-44番ゲートカウンターの裏の検疫官はそうはいきません。プラスチックの遮断パネルの裏で、常に15人くらいの検疫官がひしめいてました。他人の「密」は不幸の味…というやつでしょうか。いやいや、検疫官の方には本当に頭が下がります。
番号をもらった後、PCR検査の結果を指定の座席で待つのですが、私の席から、先ほどのふたりのアメリカ人が目に入りました。どうやらPCR検査を受けなくてはいけないのは、彼らも同じようです。まあ当たり前…ですよね。そしてぼーっと待っている間に、例のチェックシートでSkype IDとWhatsAppに使っている電話番号の記入を求められたにも関わらず、それらに関して何も確認されなかったことを気づきました。あれはなんだったのでしょうか。
30分ほど待った後、自分の番号が呼ばれ、38番ゲートに向かいます。検査結果は無事陰性。ワクチンも受けていて、72時間前に検査もしていて、ここで陽性だったら再検査を求めたいレベルです。渡された葉書サイズのピンク色の紙には陰性である旨が書いてあります。これを入国審査直前にしれっと立っている最後の検疫官に見せる必要があるとのこと。もうこれで終わりかと思いきや、最後に宣誓書(覚えてますか?)の提出をする必要があったのでした。これをやったのち、晴れてコロナ検疫は終了です。
ここまでざっと2時間くらいでした。おそらく相当速い方だと思います。
私自身、水際対策を強化することは反対ではないです。でもどうせやるのであるなら、システムを自動化して、チェックに必要な人員を減らした方がリスクが減ると感じましたし、なぜか米国政府・軍関係者と、オリンピック関係者が特別扱いされるところに、今の日本のコロナ対策の最悪の特徴である「一貫性の欠如」が表れていると感じました。
隔離生活が暇すぎて、長々と書いてしまいました。これからは、全ての入国者に3日間以上の強制隔離をするとのことなので、今回こそ一貫性を持って、全員ホテルに72時間ぶちこんでもらえると信じています。
今まで片手で数える程度しかESを出さずしかも全部書類選考落ちしていた自分。
落ちる理由も分かっていた。
それもそのはずゲームのやりすぎで留年していて自己PRは旅行云々、ゼミにも入らず資格も皆持ってる第一種普通自動車免許。
TOEICなんて250点で書けるわけもない。自分が採用担当なら当然書類選考で弾くだろう。
それでも就職したかった。理由は正社員になりたかったから。安定が欲しかったから。
そんな中で選んだのはIT企業。選んだ理由は単純でスキルを付ければ将来30代で年収600万とか行きそうだから。
ITとは言えばプログラミングだな!って事で○○〇〇aで勉強とスキルチェックをやってDは余裕。Cもちょろっと出来るようになった。
これなら内定取って今年は勉強してB取れれば来年IT系企業に入っても大丈夫だろう!と思ってた。
そんな中見つけたのはとあるSES企業。住宅手当は無いが別に実家通いで良いし、それを抜いても福利厚生は上々。
年休も120有るし評判もクソでもホワイトでもない普通だった。そもそもSES企業は案件ガチャだから本当に配属されないと分からない。
とりあえずまず内定が欲しいという事でエントリーした。面接1回だし通ればすぐ内定だ!
説明会を聞き、ESを出し何でか通過して無事面接予約。1回だから適当に通してるんだろうと思いつつ。
面接の日が来た。その日は朝から心臓が痛いくらい緊張していた。本番にはめっぽう弱いのだ。
それでもスーツ着て電車に乗って会社の最寄り駅に着いた。着いたのは1時間前。
早く着き過ぎたと思いつつ、といって近くの店に行って時間を潰すのは微妙な時間。
どうせ40分くらいなら立って面接会場で座れば良いと思って駅でずっと立ってた。
空いた時間はうんこみたいな自己PRとか復習したり音楽を聴いて緊張を少しでも減らそうとした。それでも心臓痛いが。
そんなこんなで面接時間。5分前に着いて受付をした。通された部屋でお茶を貰いスゲーって思った。これが世に聞く最終面接で貰う飲み物か!(面接1回)
3分くらい待ってたら人が現れた。この人ネットで見た人事の人だ!!!正直知らない人が現れると思ったからびっくりした。
人事の人は適性検査やるよって言ってきた。適性検査か、今まで書類選考落ちしてきた企業も適性検査を受けてきたしどうせSPIだと思ってた。
始めてみると全然違った。計算は何とかなった。そりゃSPIで多少鍛えられたからね?
2つ目は法則を見つける問題、これが全然分からない。最初に例題が出るが例題もさっぱり分からない。どれが正解なんだ?
そして上部に命令書があって〇をやった場合×になる。これを用いて↓の問題はどうなるかとか出た。いわゆるフローチャートみたいな問題だ。
?????頭がこんがらがる。というも図形を使っており3段階目までこれがこれであれがこーなってこーなるなって感じで何とかなった。
ただ4.5段階目まで行くとどうなってるんだっけ?となる。メモも出来るがそんなことしてたら時間が消える。どうにか答えようとした。
フローチャートの問題をやってる時にこれ実務だったらどうなるんだろうかと考えた。仮に配属されてプログラミング言語で命令書通りに書けるんだろうか?
....無理だ。どう考えても完遂できる気がしない。これで怒られたらどうなるんだろう。....絶対泣くだろうし辞める思った。
現段階でpythonでFizzBuzzくらいしか出来ない自分が成長してYoutubeに転がってるようなプログラミングしてみた!まで行けるか?
暇な時間に一人でアプリを作れるか?そもそも今年中にpython完璧に出来ると思うか?....無理だ。そんな未来が想像つかない。
多分入社1週間で研修に躓いて辞職届を出してるだろう。そう思った瞬間帰りたくなってきたそして終わったら面接せずに辞退しようと思った。
そして適性検査の時間は終わった。終わったし呼ぶべきか?そう思いつつじっとしてたら人が来て移動しますと言われた。
言おうと思ったが声が出ない。そして移動して面接部屋に通された。人はおらず自分は待つらしい。
その間帰りたいと永遠と思っていた。次に人が来たら辞退しますと言おうと。
そして面接官が来て挨拶してきた。ここでも言おうとしたが出たのは挨拶。言えなかった...
その後はさんざんだった。クソみたいな自己PRを聞いてくれる面接官。旅行と聞いてそれは海外旅行?と聞いてきた。国内ですと言ったら、そう...と返してきた。
海外なんてそもそもパスポート持ってねえ...色々質問してきたが失敗例になるような返答しかしなかった。
一番の失敗は趣味。実際聞いてきたのは暇なとき何するかだったが自分の中の想定問答集にはなかった。趣味だったら科学館巡り云々答えたのに...
自分が返したのは「ゲームです」。それだけだった。言った瞬間にやっちまった感がめっちゃ出た。これは堕ちたなと。
長い長い面接は終わり2週間とかで結果を通達すると言ってきた。正直落ちた気しかしないのでその場で不合格通知を出して欲しかった。
面接会場を出て自分に暑い熱い日を浴びせてくる太陽。そのまま蒸発するまで溶かして欲しかった。だが人間はそんなにやわじゃなかった。
沈んだ気持ちで頑張って家まで辿り着き、部屋で天井を見上げた。そして目を閉じた。
世の就活生は何を考えて就活してるんだろう。自分は面接の日まではIT企業でバリバリ働くと思っていた。しかし今考えると無理だ。何も出来る気がしない。
あれから数日経ちちょっとだけ気分は回復したが前まで毎navで探していたIT企業は全く見なくなった。自分に向いてないと気付けただけ良いんだろうか。
しかし時間は動いている。どこでもとは言えないクソ野郎だが働きたい。
来週再来週に申し込んだ公務員試験が有るが就活はIT企業だ!!!と勉強してこなかったので多分落ちるだろう。民法難しいし現時点で完璧なの憲法だけだ。
公務員浪人は多分めんどくさがって放り出すだろう。果たして今年中に就職先は見つけられるだろうか...それともフリーターかニートになるのか微妙な所だ
....仕事の話とかよもやま話をした後、また日本は清潔でルールを守るお国柄という話になった
仏「増田よ、日本でレストランに入って椅子に座って、最初にすることは何だ?」
増「?水飲む?」
仏「水飲む前に!あるだろ、プラスティックに包まれた清潔なティスューが!あれで手ぇ拭くだろ!」
増「全部のレストランがそうなわけじゃn
仏「ほとんど全てといって過言ではない。フランスではまずそんなものはない。日本は清潔だしマスクに抵抗ないし、よく規則を守る。
だからcovidが抑え込まれているんだ。19日水曜のフランスの素敵な有様を俺はお前に既にお伝えしていたっけか?」
増「いんや」
仏「見ろ。https://www.youtube.com/watch?v=sekiCpYASd0」
増「(...絶句)」
仏「増田よ、これがフランスだ。ロックダウンが解除になったことをこのように祝うのが我らフランス人の流儀だ。清潔じゃないしマスクはしないし、規則は守らない。異論はあるか?」
増「...euh..」
仏「フランス人なら顎にマスクを付けててもコロナに罹らないという科学的な統計はあったっけな?だがしかし世の中は皮肉だな。フランスはこんな有様にもかかわらず感染者は減少の一途をたどっている」
仏「今までが多すぎたんだっつーの。それに秋になって見なけりゃわからん。去年だって5月になったら急激に感染者数は減ったんだ。そして去年の秋には激増した。今年の秋に激増しなかったとならなければワクチンのおかげとは言えん。単純に天候に左右されるのかもしれん。まあ政府はこれみよがしに「ワクチンすげえ!ワクチン最高!」とかのぼせてるけどな。ただまあ、正直にいってフランス人も少しは清潔になったのは間違いないだろう。その証拠に毎年冬になれば胃腸炎患者がアホみたいな数にのぼっていたが、去年のノエルは劇的に減った。」
増「すげえじゃん!」
仏「それだけフランス人は今まで不潔だったし公衆衛生の観念が遅れてたってことさ。日本に少しだけ追いついたってところだな」
仏「変異株とか人種の違いなどがあるのかも知らんが確かなことは何もわからない。そう、何も確かじゃないから、俺はワクチンは打たない。アストラゼネカなんざ悪魔に食わせとけばいい」
増「ただそれでも日本はオリンピックに執着しすぎだよ。海外から来た人で隔離期間守らなかった人は罰として公表するとか言い出したし」
仏「むしろ今まで日本政府はよくそれを抑制したと言いたい。今フランスはワクチンパスポートなどで個人の自由制限に絶賛邁進中だ。まあルールが厳しくなってもフランス人は誰もまともにルールを守らないので今のところ美しい調和が保たれているがな。むしろ日本は、政府が公表を伏せてもネットリンチが酷すぎるだろう。ルールを守るのは結構だが、そのフラストレーションがネットリンチに向かってるように思えてならんな」
仏「それはどの国でも同じことだ。清潔な政府なんてのは存在しないんだよ」
増「それな」
quarantaine:40。又は隔離。40だけど隔離期間は14日とか。
s'apprêter:en train deと同じ
en provenance de:~from。地理的なdepuis。反対はà destination de。fromとtoなのに長し。
passoire:ザル。フランスの海外渡航者のquarantaineのこと。
indiquer:指し示すとおぼえていたが、報告するっぽいニュアンスかも。