はてなキーワード: 検索履歴とは
正直、こわい。
画面のキャプチャとかに、スタンプおしたりしてSNSにあげている。
鍵付きだからいい、という想いなのかもしれないけれど、
関係ない人のものだったとしてもタイムラインに流れてくるのは抵抗がある。
「この間帰りが遅かったのは先輩とご飯だったみたい〜LINEで判明(はーと)」とか、
などとおっしゃっているのだが、これをSNSにあげるってどういう心境なのだろう。
し、正直、最低だなと思ってあまり仲良くしたくなくなってしまった。
これ、SNSにあげて誰が得するのだろうか。
そして、多分だけどこういうことをしている女性は多いんだろうなと思う。
私は元彼の携帯を見たことはあるけど、元彼が倒れて救急車読んだときに使って、
友達に「ひとまず大丈夫」って連絡するときに見たぐらいだったな。
彼(名前は伏せておく)は周りから心配されるほど優しい人間で、声も良く、よく笑い、愛嬌もよく、頭もとてもとてもよくて、日常の一ページを心のそこから楽しめるような、そんな人だ。
気を使いすぎて滑ってしまったり生放送中微妙な空気になってしまうこともあるが、そこがまたいいと私は思う。見ているだけで楽しいし、面白い。
そんな感じの、なんというか、私の推しはどこにでもいそうで親しみやすい凄く素敵なおじさんだ。
皆に愛されてる中学校のおじさん先生を想像してもらうとわかりやすいかもしれない。
(ちなみに初期はあまり露出がなくてミステリアスインテリみたいな扱いになっていた。それもまたとても良い)
彼はとにかく優しすぎる。故に弄られキャラになっちゃうのも、まあ当然と言えば当然だ。
大抵放送中は「滑ってるよ」「面白くなさ過ぎて聞いてなかった」「玉の部分まで毛が生えてる」などなどいつも笑い半分で弄られている。本人も楽しそうに笑っている。
滑ってしまうのは、恐らく気を回しすぎてテンパってしまったり、独自のワールド観で語ってしまうからいまいち通じないのかもしれない。
「頭が良すぎて一周まわってお花畑」って言われるような人だし。仕方ない。
閑話休題。
所謂DTネタ弄りだ。弄る側もプレイボーイ的キャラクターなので、そういう弄りを持ちネタにしているところはある。(最近全裸になった)
まあそれに対して推しは笑いながら、
「そうだよ俺童貞だから」「君みたいに出来たらいいのにね」「後で君の家に行くから」
なんて、茶化して返すのが定番だった。
推しがあまりにもアベックやパリのピがイチャイチャするイベントを憎んでいたのもある。
何故か街コンで助演男優賞を取っちゃってたという話をしていたのもある。
他にも色々理由はあるのだが、愚かにも私は「○○さんは童貞なんだね!そうなんだ!」と何故か信じ切っていた。
この推しは私たちに嘘をつかない!となんとなく思っていたのだ。
けれども。
先日、先週の土曜日、彼は言った。
「▽▽さんって、その日に行った風俗の反省会を電車の中でするから(おまけに声も通るし)恥ずかしいよね」
要約するとこんな感じ。▽▽さんは手コキ授乳の彼だ。
目をひん剥いたし一瞬息が止まった。手に持っていた水筒は手から滑り落ちた。なんならその後の流れも耳に入ってこなかった。
頭の中で響くサイレン。私の困惑をよそに彼は楽しそうに画面の向こうで笑っている。元々そういうネタをポロリしやすい人だから、今のも無意識だったんだろう。
彼のまさかの衝撃の告白に動揺しっぱなしのまま、その日は静かに床についた。寝て夢をみて起きても『風俗に行くのか。あの人も男だったのか。そうか。そうか…』とか、なんとなくわだかまりが残っていた。
などなど、このように誰しもアイドルや俳優など、自分の推しているものにフィルターをかけてみてしまうものだと思う。
かくいう私もそうだった。
「○○さんは良心だからそんな、AVなんて見ないやろ。下ネタも言わないんだろう」
慢心だった。幻想だったのかもしれない。
正直今思い返すと、「ピロートークってなんだか苦手なんだよね」って言ってた時点でか~~なり怪しかった。
なんで童貞なのにピロートーク苦手なんだろう?エアプかな?って思った。その時点で気付くべきだった。
ついでに言うなら「個室ビデオで寝るのおすすめだよ」って書き込みしたときも疑うべきだった。「AVは借りるけど見ない」っていう時点で嘘だと気付くべきだったのに、頭クルクルな私は「へ~。そういったところで寝るだけなのって珍しいな」としか思っていなかった。普通借りたら見ると思う。
こうしてみると「正気か?」と疑われるほど騙されていて笑ってしまった。
でも私にとって、本当になんというか、天使的な存在だったのだ。本当に聖人で頭が良くて、たまにちょっと、暴走しちゃうところもあるけど、基本いい人のはずなのだ。
だから正直今もあんまり実感できていない。風俗に行ったのは本当だったとしても多分AVは見てないんじゃないかなって。
AVと風俗の違いって何?って言ったら何もないとは思うけども。
本人が「見ていない」と言っているならそうなんだろうと思えてしまう。そうやって信じ込ませてくる彼が好きだ。
そう、今回の件で私は別に怒りを感じたわけでもないし、推しのファンをやめようという気持ちも毛頭ない。
推しが非童貞だったことは私自身の日常に何らかかわりがあるわけでもないし、別に。
ただ、なんか、育てていた花がちょっと枯れたような、そういえば今年は恵方巻食べてないなと思いだしたけどもう三月になっていたような、昔から見知った建物が気が付くと防音壁で覆われていたようなあれだ。喪失感と言えばいいのか。なんだかよくわからないものに襲われている。
他人から見たらおかしいかもしれない。まだ恋も知らぬ学生の身分からの戯言だと是非笑ってほしい。
これからも彼らのアイドル商法に乗らされてしまうのだろうか。なんだかんだ乗っちゃうんだろうなあ。
一月の暮れは推しの性癖が手コキ授乳なことで苦しみ、二月の暮れ?は推しが非童貞だった事実にものさみしさを覚えているなんて。
きっとその内推しにも彼女が出来たり、ゆくゆくは結婚していくかもしれない。そうやって日常を知ってもだえ苦しんでいみ、それを乗り越えていくのが三次元ってものなんだろうなと実感した。
それなら仕方ない。そういうものなら仕方ない。どんとこいぶっちゃけトーク。
あ、もしかしたらワンチャン素人DTの可能性もぬぐえないが…それはそれで美味しいと思う。
父親の検索履歴に風俗のサイトを見てからというもの、風俗というものにあまり良い印象を持っていなかった。
だからこんなに落ち込んでしまうのかもしれないと思って調べてみた。
手コキやすまたやローションベッドなど色々あるのが面白くて笑ってしまった。ビュッフェみたいだなと思った。性的サービス
いいのかもしれない。こういうのも彼にとっては素敵な日常の一ページなんだろう。なのかなあ?(笑)
どうせなら30万の高級なところに一緒に行ってみたらいいのに。うーんそれはそれで笑ってしまうかもしれない。
その上でいっぱい英語物を読む。
そして、最近読んだ英語物でわからない単語を例えば、通勤なら通勤時、昼飯後なら昼飯後に覚えると決めて反復して覚える。習慣づけすることが大事。
英辞郎は、クラウドで、スマホで検索した検索履歴をパソコンで見れたり、その逆もできる。
話すのは、フィリピン英会話というのがある。フィリピンは英語ネイティブだけど賃金が安いから、skypeでそちらの英語教師に教わるというもの。一回30分のレッスンで200円ぐらいだね。
そういう単語や話す習慣づけができた上で、どの英語コンテンツが好きだというのがついてくる。まずは話す習慣と単語を覚える習慣をつけてからかなと思う。
3つ要素があると思う。
1)反復すると覚える
2)単語を覚えるということは脳を疲れさせる。
3)習慣にするとよい。
英文ひたすらいっぱい読んで、英辞郎の有料プランで検索をかける。
英辞郎の有料プランは、スマホ、ブラウザどれでアクセスしても検索結果が出る。
それに加えて2の脳を疲れさせるという要素がある。なおかつ、脳はつかれると集中力が落ちる。
疲れさせるということは頭の酸素不足という側面もある。なので、ひとつの単語を読んで、スペルを目を閉じて一度なぞる。
10個ぐらい覚えたらだいぶ頭が疲れてくるから、深呼吸3回ぐらい、頭への脈動30回ぐらいというのを4サイクルやる。
10個と限らず集中力が落ちてきたなとか、他のことが気になるなと思ったら、その上のサイクルをやり始めたほうがいい。
・個人の好き嫌い、分類てきとう、長いので寸評は省略、他の方との被り御免、年間まとめ乱立ごめんなさい、ちょっぴりタイトル修正
・2016.12中旬~2017.2中旬は、はてブやってなかったので含まれない
・大変すぎるので来年は自分も何人かの方を真似して「2018増田」タグを使おうと思いました。
【男女・夫婦・性】
ぼくはきみの服の中のオッパイを見たかった anond:20170313221100
元カレの童貞を貰った anond:20170505013342
昔の話だけど、後に夫になる人と付き合いだしたとき anond:20170427125940
恥ずかしい話、夫以外に anond:20170508185252
夫の誕生日が今までと全然違います。 anond:20170513124105
どこまで入ったかメモ anond:20170807175858
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父の日に、高校生の娘とカービィオーケストラを観た親父の内緒日記 anond:20170619135108
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見よ!これがアラサー独身男の検索履歴だ~ anond:20171030224021
今までで一番腹立った煽り anond:20171027134228
人を殺してはいけない理由 anond:20171119231254
知らない人の自転車の鍵を閉めたら怒られた anond:20171204231829
(参考)
その後が気になる増田 2017 anond:20170801030340
好きな増田 2017 anond:20171217083142
2017年:印象に残った増田10本 anond:20171218111341
2017年好きな増田(5ブクマ以下) anond:20171218212227
俺はあの子のことが、本当に、本当に大好きだった。
でもあの頃はそれの正体がよくわからなくて、なんて言ったらいいのかもよくわからなくて、結局、俺は最後まであの子に自分の気持ちを伝えることができなかった。
中学1年の夏休み、あの子は家庭の事情で突然住んでいた街から引っ越していくことになって、終業式の日に教室で見た姿があの子についての最後の思い出になった。
あれからずいぶん時間が経って大人になり、人生の大きな選択みたいなこともいくつかあったけれど、事あるごとに「もしも」「あの時ああしていたら」というようなことを考えることがあると、真っ先にあの中学1年の終業式の日のことを思い出すんだよね。
あの時、あの子に「好きだ」と言えていたらって、その頃の中学1年生によくありがちっぽい、そんなささやかな出来事を考えてしまうんだよ。
別に、もしそのもしもが叶っていたとしても、きっと何も変わらないんだとは思う。あの子は何も変わらずあと何日かしたら遠くへ引っ越していくし、そのあと何ができたわけでもないんだろう。でもあの時、俺はあまりに幼くて、かっこ悪くて、無力だったよ。
あの子は小学校の真ん中くらいの時に転校してきて、それからずっと同じクラスだったんだ。
あまり女の子の友達がいなかったけれど、あの子とはその時からとても気が合ってよく一緒に遊んだ。俺の小さな世界にいる数少ない女の子だった。
きりっとした綺麗な顔立ちで、ちょっと気が強くてお姉さん肌の明るい女の子だった。実際、同級生だったけどほぼ1年誕生日が早かったあの子はいつも少しだけオトナで、俺はよく背伸びをしていた気がする。それこそ13歳のときの奥菜恵みたいな誰から見ても完全無欠な美少女、というわけではなかったとは思うんだけど、間違いなく、俺にとっては世界で一番の女の子だったんだよね。
そうこうしているうちに中学生になったんだけど、入学式に行って最初に確認したのは、あの子がどこのクラスにいるのかだったのを覚えている。
あの子は俺と同じクラスだった。その頃地域のマンモス校だった中学校で1学年9クラスもあるのに、同じところに一緒に名前が載っていて、嬉しかったのもあるけど、なんだかとても安心してしまったのも覚えている。ああ、これから不安もあるけど、きっと、2年生になっても、3年生になってもまた一緒のクラスになるんだ、なんてなんとなくぼんやりと思ってた。
1学期の間、あの子とは隣同士の席になった。なんだろう、子供だった俺はその状況に満足して、当然のように思って、そしてそれ以上何かをするということは無かった。学校に行って、好きな漫画やアニメの話なんかを話して、ずっとこの席にいられたらいいななんて思ってた。
俺があの子のことが好きなことは、おそらくクラス中にバレていた。同じ小学校から来た友達もいたし、何より俺がずっと隣の席を見ていたからだ。
でも、そんな日は長く続かなかったんだよね。
あと一週間で夏休みだ、となった7月の半ば、俺はあの子の様子がなんとなくおかしいことに気づいて、とんでもなく不安な気持ちになっていた。
急に態度が冷たくなった、とかそういうことは一切なくて、その逆のことが起こっていた。終業式の数日前からいつになくいろんなことを話しかけてきた。初めて会ったころのことや、小学校の林間学校のときのことを話した。何か、とても嫌な予感がした。
終業式の前の日の放課後に家に帰ろうとしていると、掃除当番だったあの子が後ろから
「掃除、一緒に手伝ってよ!」
一瞬時間が止まった気がしたよね。あの感触を、今でもありありと鮮明に覚えている。
絵に書いたようなお約束の少年だった俺は、たぶん嫌だよヘヘーン、みたいなことを言って、あの子から逃げた。
クラスの他の女子からなんかヒューヒューと茶化された。廊下に出ると、心臓がバクバクしていた。
俺は教室の前の廊下で前の入り口と後ろの入り口の間を5往復くらいウロウロして、やっぱり教室に戻れなくて逃げるように帰った。
そんな日々はその次の日に、映画みたいな出来事もなく、あっけなく終わった。
終業式のホームルームで担任の先生はあの子を黒板の前に呼び出して、突然ですがご家庭の都合で転校することになりました、と紹介した。
本人の希望があって、今までお知らせしていませんでした。
なんとなく薄々様子がおかしいことに感づいていたから、動揺はしなかった、フリを全力でした。
あの子のことを見ることができなくて、礼が終わった瞬間隣の教室にやっぱり逃げるように入った。特に用事は無かったのにね。頭が真っ白だった。
隣の教室でぐだぐだしていると、小学校のとき一緒のクラスだったちょっとおませなお節介焼きの女子がやってきて、俺を見るなりあんた何やってんの、あの子にちゃんと自分の気持ち伝えて来たんでしょうね?ちゃんと告白してこいよ、後悔するぞとかなんとか言いやがった。12歳の世界において、女子は男子よりもだいぶオトナだと思い知らされたね。
その時俺が口走った言葉を思い出すと我ながらひどすぎて死にたくなるんだけども、確かこんなことを言った。はぁ!?ばっかじゃねーの!?やめろよ、そんなんじゃねーよ。
って、漫画かよ。今でも死にたくなってくるよ。
でも、それもそうかとなんとか思い返して、人影もまばらになってきた自分の教室にエイヤーと戻った。
が、それとあと2人くらい、普段あまり話したことのない女子が何やら残念だねと話していた。
そこで俺は黒板の前にバン、と立って、ちょっといいか?今日は俺と一緒に帰ろうぜ!
と言い放つ妄想をあとから何度もしたのだけれど、現実の俺はそんなことはなくて、2人の女子に怯んでまた廊下に出てしまい、やっぱり前のドアと後ろのドアの間をウロウロウロウロとしていた。
そうしていると、友達が通りかかって、何やってんの帰ろうぜ、と言った。
お、おう、そうだねみたいなことを言って、学校を出た。
帰る途中、意味もなく遠回りをした。また、とんでもなく受動的なバッタリに一縷の望みを掛けていた気がするけど、すぐに忘れようともしていた。
その友達が、ああそういやあの子転校するんだろ?と言ってきた。ああ、そうみたいだね。と答えたら、ふーん、と返ってきた。そいつになぜか無性に腹が立った。彼は別に何も悪いことしてないんだけども。
歩きながら、無理やり色々なことを考えて納得しようとした。そうだよ、そんなどうせあと何日かでいなくなるのに、今更何か変なこと言ったって迷惑だ。俺の自分勝手だ。そうだ、どうにもならないんだから、何も言わないのが正しいのだ。だから、これでいいんだ。とかなんとか。
何もできなかった。あまりに子供で、勇気が無くて、情けなくて、後悔とも無念ともなんとも言えなくて、ほろ苦いというか、苦かった。
あの時こうしていれば、って何度も何度も繰り返して、何パターンもの別ルートを妄想した、そんな10代の時間だったよ。
大したことじゃないってことはわかってるんだよ。誰にだってあることで、よくあることで、ちっぽけなことだよ。
でも、12歳の心の風景っていうのはとても、とても不安定なものなんだよね。オトナでも子供でも無くて、気持ちだけそこにあるけれど、どうしていいのかわからないんだよね。イマドキの中学生はまた違うんだろうなっていう気もするのだけれど、少なくともあの頃の12歳はそんな感じだった、きっと。
別にとんでもない大事件なんか起きなかった。宇宙人も、未来人も、超能力者も出てこないし、況してや隕石が落ちてくるようなことなんてないし。
でも、12歳の世界にとって、好きな女の子に「好きだ」って言えるかどうかっていうのは、時に隕石が落ちてくるよりも大きな問題だったりすることもあるんだな。
あの頃の、あの「純度100%の『好き』のカタマリ」って一体なんなんだろうな。
なぜそうなのかという理由も問わず、えろい下心もなく、ただただ純粋な何かだった。あの頃のあれと同じ気持ちって、一生戻ってくることは無いんだろうな。
そんなことを考えていた。
インターネットの普及した現代のせいだ。俺はムクムクと出来心が湧き上がって、ついFacebookを立ち上げて、検索窓にあの子の名前を入力してしまった。
便利な社会は残酷だ。ものの10秒だった。この長い長い時間は何だったんだっていうくらいあっという間に、あの子がそこに存在しているのが見つかった。
どこからどう見ても、間違えるはずもなく俺が知っているあの子の顔がそこにあった。
あの時の歳の何倍もの時間が経って相応の歳の女性になってはいたけれど、変わらずちょっと気が強そうな美人だった。
その写真を見て、今まで薄々感じながら自分に気づかないフリをしていたことにやっぱり気づいてしまった。
俺はどうやらその後の人生において、好みのタイプだとか、好きな芸能人だとか、そういった気持ちの基準が、すべてあの子になっていて、いつも面影を追いかけていた。
そんなことをしていたらハッと我に返って、今度はとても自分が気持ち悪くなって、そっとその画面を閉じ、Facebookの検索履歴を消した。
子供の頃、初めてあの子の家に遊びに行った時に一緒にコースを作って遊んだエキサイトバイクのプイーンというBターボの音と、出してもらった麦茶の味と、あの日グイッと引っ張られたシャツの裾の感覚がぐるぐると回って、それからゆっくりと消えていった気がした。
もう、検索することはきっと二度と無いだろう。
そんなこんなで挙動不審になりながら「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を3日連続で観に行こうとしていたら、今年中学1年生の息子が、あーあれ俺も観たいんだ、一緒に行くわとかなんとか言ってついてきた。
映画を観終わったら、息子が
「何だよ、めっちゃいい映画じゃんか。何で評判イマイチなんだよ。俺すげー好きだよこれ。」
と言った。
オッケー、わかったよ。
君がそういうなら、俺はもう、それでいいよ。
最初はその日の気分とかを一行二行書き殴ってハイおしまい、といったような使い方だったが、そんな駄文以下の文字列にでもコメントをくれる人がいるもんで、コメントをもらうと嬉しくなってくるのが人情である。扇動による木登り速度が豚よりも速いと評判の俺はすぐさま調子に乗って色々書き始めた。
だが、俺自身にはさしたるバックグラウンドがない。名家の出身だとか、幼少期に大事件に巻き込まれたとか、大病を患ったとか、同級生にスゴいやつがいたとか、猛勉強して東大に入ったとか、その手の「他人とはちょっと違う体験」などが、圧倒的に無かった。
そうなると自分語りのネタなぞ三日やそこらで尽きる。かと言って創作増田を書けるような文才もなく、「〇〇と言えば」系のお題も思い浮かばない。そもそも他人が下着のことをパンツと呼ぼうがパンティーと呼ぼうがどうでもいい。
だが承認欲求は満たしたい。そんな浅薄な俺が選んだのは「自作自演」だった。互助会も魅力的だったが、いちいち他人のブログをチェックしてコメントを残さないといけないと知って止めた。
俺が増田を投稿する。その増田に俺が返信をつける。さらにその増田に俺が返信をつける。そんな事を繰り返していくと、ブコメやスターがチラホラとつく。「おああーーーっ。あーっ。いけない。いけないやつだこれ。」などとコメントするだけで800以上のスターをもぎ取っていく大物ブックマーカーからすれば、俺の自作自演につくスターやブコメはまさに塵芥に等しかった。自作自演してその程度だったが、それでも俺は結構満足していた。
変化があったのは先週だ。いつものようにクソ下らないやりとりを増田で自作自演していた俺のスレッドに、全く関係ないやつが割り込んできたのだ。
はた目から見れば、おかしいことなど特にないように見える。だが、そのスレッドのアホみたいなやりとりをしているのは、俺と、誰かも分からない奴の二人だけなのだ。しかも俺の書き込みが大半を占める中、「俺ではない何者か」の書き込みは1件だけ。
例で言うと、ちょっと前に「零戦が飛ぶのが不快」っていうホッテントリがあったと思うが、あの長いやり取りをしているのは9割俺で、たったひとつの書き込みだけ「俺ではない何者か」っていう状態である。
いや、確かに今までも自作自演エントリ中に俺以外の奴が書き込んでくる事はあった。ただ、今回の書き込みは、何と言うか、その・・・俺のことを知っているんじゃないかと言うか、見られてるんじゃないかと言うか、自作自演がバレてるんじゃないかと言うか・・・。単純に言えば、気味が悪かった。シュタインズゲートってゲームの中で、主人公がいきなり「お前を見ているぞ」ってメールを受信する場面があるが、今俺が抱いている感情はあの場面に近い。
この前の土日は、「えっ、もしかして自作自演ってバレてる?って言うか、俺の個人情報漏れてる?って言うか、俺の住所知ってる?」などの考えが脳裏をよぎりつつ、不安と恐怖に苛まれながら週末を過ごしていた。
そういう事を考えているうちに、ひとつの映画が思い浮かんだ。表題にある「トゥルーマンショー」だ。この映画を知らない人向けに簡単に説明すると、映画セットの中で何も知らずに暮らしている男の話だ。男は普通に人生を謳歌しているが、実は無数の監視カメラで24時間撮影され続けており、その様子は全国放送されている。家も、街も、友人も、妻さえもすべてが造り物であり、男だけがその真実を知らない。
映画の続きが気になる方は直接本編を見てもらうとして、ここでは俺の抱いている不安の話だ。一瞬でも「もしかすると、はてな匿名ダイアリーにまじめに投稿しているのは俺だけで、俺以外の増田は全部はてな運営が書いている」「俺の個人情報は全国に晒されていて、俺が増田に投稿すると通知が飛ぶ」「それを見た一般大衆は『またクセエ自作自演してるな』とニヤつきながらスマホやディスプレイを眺める」といった場面を想像してしまうと、もう脳裏にこびりついてしまって振り払う事ができない。
少し前の俺なら、「そんな事あるわけねえだろ」とタカを括っていられたが、あのエントリが、あのコメントが、あの増田が、俺を呪縛から解き放ってくれない。あれは絶対に俺の事を知っている奴にしか書けないコメントだ。
昨日は会社のPCで仕事そっちのけで「増田 正体」「はてな 自作自演」とかのキーワードで検索していた。だが、俺の知りたいような情報は一切ヒットしなかった。当たり前だ。このPCも監視されていて、俺に都合の悪い情報は遮断されているに決まっている。昼休みに、同僚にスマホを借りて同じようなワードで検索してみた。こっちでもヒットしなかった。クソ、手が込んでるな。だが俺は見た。俺が「スマホを貸してくれ」といった時の同僚の怪訝な顔を。いけしゃあしゃあと「いいけど、何に使うの?」等とのたまっていたが、お前のその怪訝な表情は一切隠せてないからな。しかし今思えば、あれは失敗だった。俺が世界の謎に気付いているという無用な情報を渡してしまっただけではないのか。いや、どうせPCの検索履歴から過去の女性経験から全部赤裸々になっているんだ、今更引き返せない。
決意して、上司のLINEに「申し訳ありませんが、本日より2日~3日程度有休を頂きたいのですが、よろしいでしょうか」と送ったのがついさっきだ。上司からは「えらく急だね。いいよ、了解」というすっとぼけた返信が届いたが、そんな態度でいられるのも今のうちだからな。俺は必ず世界の真理、人類の根源、至るべき場所に到達してやるからな。これはこの増田を見ているお前たちへの宣戦布告でもある。首を洗って待っていろ。
父(50代前半、会社員)
…インターネット上に違法アップロードされている、乃木坂46の出演する番組「乃木坂って、どこ?」及び「乃木坂工事中」のアーカイブ(合計約280本×30分)のイッキ見に挑戦中。ここ数日、在宅時間のほとんどを費やしているが、先程「もうしんどい」との発言。修行の粋に達している。また、PCのマイビデオには秘蔵AVが保存されている。たまに増えている。
…スマートフォン及びタブレットにてYouTubeを視聴。なんだか怪しい動画を見ている。タイトルに【衝撃!】とかついてる文字読む動画とか。機械に弱く、リテラシーが壊滅的なので、とても危なっかしい。この前はタブレット(家族共用だが主に母が使用)の検索履歴に「イケメン動画」と残っていたのを見つけたので、履歴が残らないように変更しておいた。我ながらGJだが、母はおそらく気づいていない。Googleアカウントも未取得。
…ニコ厨歴10年くらい。ランキング巡回は欠かさない。いまだにYouTube嫌いが抜けていない。
…YouTubeで流行りのバンドのMVとか見てる。ツイ廃なので、情報がやたら速い。中高生に人気みたいな動画とかは、だいたい妹から教わる。ピコ太郎もテレビに出る前に妹から教わった。
私と妹がスマホばっかりいじってるのは、随分前からだが、最近は家族全員が各々画面を覗き込んでいる。それぞれの趣味嗜好や生活時間の違いが、スマホ文化と上手く合致したのだと思う。それを特に悲観するつもりもないが、食事中の気まずい間を繋ぐBGMマシーンと化している我が家のテレビを、たまには家族団らんのツールとして使ってあげたいようにも思う。最近、みんなでテレビ見るなんてこと、めったにないもんな。
別れたっていうかこれから別れるというか、私の部屋にはまだ彼の荷物(楽器)があるから取りに来てもらわないといけない。
1年くらい付き合っていたけれど結局何も分からなくなってメンタルもやられてボロボロになった。
私は29歳で彼はひとつ歳下。
彼が定職に就いていないことや、私もフリーで仕事していて不安定でふわふわしていて、お互いに将来が見えないという問題もあったけれど、結婚願望が特にない私にとってそれは別に問題じゃなかった。
一緒にいられて楽しければ、とりあえずはそれで良かった。
彼はセックスの時アナルを触るのも触られるのも好きで(ちなみにアナルセックスはしてない)、「オナニーする時何見るの?」ってふざけて聞いても絶対に教えてくれなくて「墓場まで持っていく」って話していたから、何か特殊な性癖があるんだろうとは思っていた。
付き合い始めてから4ヵ月めくらい、彼の部屋にひとりでいる時に調べ物をしたくてPCを借りたくて、それまでにもネット検索するくらいなら貸してくれたから、軽い気持ちでPCを開いた。PWは掛かっていないし。
彼はいつもsafariを使ってるのに、その時はfirefoxが立ち上がっていて、開いてるタブが全部ニューハーフとか女装とか男の娘もののアダルトサイトだった。
結構な衝撃を受けてすぐPCを閉じたと同時に、「なるほど、これか」と納得して、見なかったことにしようと決めた。
それからわりとすぐ後だっと思う、家から近いドンキにふたりで買い物に行った時にアダルトコーナーに入って、彼が私のアナルにディルドを入れたいって言い出したので、私も興味を唆られてアナル用のディルドを購入した。
それを使って何度かセックスしてるうちに、彼が普段からディルドを使って前立腺オナニーしていることが分かった。確かに私用に買ったディルドは彼には余裕で入った。
嫌な予感がしてきていた。
でも、他人の性癖を否定するような人間でありたくないという私自身の理想から、彼の性癖になるべく付き合おうとがんばっていた。
それなりのカップルらしく普通に喧嘩したり、私がもともとメンヘラだから突然死にたいとか言って迷惑掛けたりもしながら、なんとか関係を続けていた。
PCを見たことは言わないままでいた。
ある夜一緒に眠っている時に彼のスマホが鳴って、LINEの通知が出ていたのでチラ見したら、制服を着た女の子のアイコンだった。
なにこれって思って内容を見てしまったところ(その当時はスマホにもPWを掛けていなかった)、出会い系サイトか掲示板か、そういうので連絡先を交換したっぽかった。
会う約束をしていたので、なんでネットで女子高生と知り合って会おうとしているのか問い詰めた。
彼曰く、「性癖は性癖で別、ちゃんと○○(私)が好き。ニューハーフの子と会おうとしたのは、○○との関係が上手くいかないことを相談しやすそうだったから」とのこと。
納得したふりをするしかなかった。
でも私は確実におかしくなっていったと思う。
彼は結局そのニューハーフの子とは会わなかったと思うけれど、私はそこから彼のスマホを覗き見るようになった。
私に悪い部分が多くあるのは認めるけれど、彼はいつも彼の友人に私の悪口を言っていて、でも会うと好きだと言ってくれて、メンヘラ特有の無理な要求にも応えてくれて、何度も別れ話になった。
先々月、一度距離を置こうと彼が言い出して、私も了承したのに、2日足らずで「やっぱり会いたい」と言われたことがあった。
後で彼のスマホを見たら、ゲイ専用掲示板というところで約束をした人と会った後だったみたい。
ゲイの人と会って、何か上手くいかなくて嫌なことがあったから、私のところに戻ってきたんだ、と今も思っている。
先月、彼の部屋で喧嘩になり、彼が私を置いてひとりで出ていった時に、またPCを見た。
「女装 アプリ 出会い」、「掘られたい デビュー」、「性転換したい」、「性転換 28歳」
などに完全にやられた。
そこから記憶が無いのだけれど、彼の愛用ディルドをライターで燃やしたりハサミで切ったり、私がプレゼントしたものを壊したり、グラスを割ったり部屋をぐちゃぐちゃにしていた。
何を思ったのか、閲覧履歴の一部を、自分のスマホカメラで撮っていた。
帰ってきた彼にめちゃくちゃ怒られて、めちゃくちゃ謝って、その時は許してもらった。
でも先週、LINEで彼からイラっとする内容が送られてきた時に、酔っていたのもあって、私は全部知ってるんだからね、という気持ちで、スマホに残していた閲覧履歴の写真を彼に送信してしまった。
そこから数日、お互いに何も連絡しなくて、昨日「荷物を取りに来て」とだけ連絡した。
これを書いている今、返信が来て、2週間後くらいに取りに来るらしい。
この数日でだいぶ気持ちは落ち着いてきている。
お互いにとって、もっと早くに離れていた方が良かったのだと思う。
さっさと別れてしまえば良かったのに、どうしてこんなに執着してしまったのか、よく分からない。
彼は私だけが好きだと言ってくれたけれど信じられなかった。
大事にしてもらっていると感じられることは沢山あった。
本当に好きだったと思うし今も好きだと思う。
でも大切にできなかった。
2週間後に会う時は冷静でいられるだろうか。