彼(名前は伏せておく)は周りから心配されるほど優しい人間で、声も良く、よく笑い、愛嬌もよく、頭もとてもとてもよくて、日常の一ページを心のそこから楽しめるような、そんな人だ。
気を使いすぎて滑ってしまったり生放送中微妙な空気になってしまうこともあるが、そこがまたいいと私は思う。見ているだけで楽しいし、面白い。
そんな感じの、なんというか、私の推しはどこにでもいそうで親しみやすい凄く素敵なおじさんだ。
皆に愛されてる中学校のおじさん先生を想像してもらうとわかりやすいかもしれない。
(ちなみに初期はあまり露出がなくてミステリアスインテリみたいな扱いになっていた。それもまたとても良い)
彼はとにかく優しすぎる。故に弄られキャラになっちゃうのも、まあ当然と言えば当然だ。
大抵放送中は「滑ってるよ」「面白くなさ過ぎて聞いてなかった」「玉の部分まで毛が生えてる」などなどいつも笑い半分で弄られている。本人も楽しそうに笑っている。
滑ってしまうのは、恐らく気を回しすぎてテンパってしまったり、独自のワールド観で語ってしまうからいまいち通じないのかもしれない。
「頭が良すぎて一周まわってお花畑」って言われるような人だし。仕方ない。
閑話休題。
所謂DTネタ弄りだ。弄る側もプレイボーイ的キャラクターなので、そういう弄りを持ちネタにしているところはある。(最近全裸になった)
まあそれに対して推しは笑いながら、
「そうだよ俺童貞だから」「君みたいに出来たらいいのにね」「後で君の家に行くから」
なんて、茶化して返すのが定番だった。
推しがあまりにもアベックやパリのピがイチャイチャするイベントを憎んでいたのもある。
何故か街コンで助演男優賞を取っちゃってたという話をしていたのもある。
他にも色々理由はあるのだが、愚かにも私は「○○さんは童貞なんだね!そうなんだ!」と何故か信じ切っていた。
この推しは私たちに嘘をつかない!となんとなく思っていたのだ。
けれども。
先日、先週の土曜日、彼は言った。
「▽▽さんって、その日に行った風俗の反省会を電車の中でするから(おまけに声も通るし)恥ずかしいよね」
要約するとこんな感じ。▽▽さんは手コキ授乳の彼だ。
目をひん剥いたし一瞬息が止まった。手に持っていた水筒は手から滑り落ちた。なんならその後の流れも耳に入ってこなかった。
頭の中で響くサイレン。私の困惑をよそに彼は楽しそうに画面の向こうで笑っている。元々そういうネタをポロリしやすい人だから、今のも無意識だったんだろう。
彼のまさかの衝撃の告白に動揺しっぱなしのまま、その日は静かに床についた。寝て夢をみて起きても『風俗に行くのか。あの人も男だったのか。そうか。そうか…』とか、なんとなくわだかまりが残っていた。
などなど、このように誰しもアイドルや俳優など、自分の推しているものにフィルターをかけてみてしまうものだと思う。
かくいう私もそうだった。
「○○さんは良心だからそんな、AVなんて見ないやろ。下ネタも言わないんだろう」
慢心だった。幻想だったのかもしれない。
正直今思い返すと、「ピロートークってなんだか苦手なんだよね」って言ってた時点でか~~なり怪しかった。
なんで童貞なのにピロートーク苦手なんだろう?エアプかな?って思った。その時点で気付くべきだった。
ついでに言うなら「個室ビデオで寝るのおすすめだよ」って書き込みしたときも疑うべきだった。「AVは借りるけど見ない」っていう時点で嘘だと気付くべきだったのに、頭クルクルな私は「へ~。そういったところで寝るだけなのって珍しいな」としか思っていなかった。普通借りたら見ると思う。
こうしてみると「正気か?」と疑われるほど騙されていて笑ってしまった。
でも私にとって、本当になんというか、天使的な存在だったのだ。本当に聖人で頭が良くて、たまにちょっと、暴走しちゃうところもあるけど、基本いい人のはずなのだ。
だから正直今もあんまり実感できていない。風俗に行ったのは本当だったとしても多分AVは見てないんじゃないかなって。
AVと風俗の違いって何?って言ったら何もないとは思うけども。
本人が「見ていない」と言っているならそうなんだろうと思えてしまう。そうやって信じ込ませてくる彼が好きだ。
そう、今回の件で私は別に怒りを感じたわけでもないし、推しのファンをやめようという気持ちも毛頭ない。
推しが非童貞だったことは私自身の日常に何らかかわりがあるわけでもないし、別に。
ただ、なんか、育てていた花がちょっと枯れたような、そういえば今年は恵方巻食べてないなと思いだしたけどもう三月になっていたような、昔から見知った建物が気が付くと防音壁で覆われていたようなあれだ。喪失感と言えばいいのか。なんだかよくわからないものに襲われている。
他人から見たらおかしいかもしれない。まだ恋も知らぬ学生の身分からの戯言だと是非笑ってほしい。
これからも彼らのアイドル商法に乗らされてしまうのだろうか。なんだかんだ乗っちゃうんだろうなあ。
一月の暮れは推しの性癖が手コキ授乳なことで苦しみ、二月の暮れ?は推しが非童貞だった事実にものさみしさを覚えているなんて。
きっとその内推しにも彼女が出来たり、ゆくゆくは結婚していくかもしれない。そうやって日常を知ってもだえ苦しんでいみ、それを乗り越えていくのが三次元ってものなんだろうなと実感した。
それなら仕方ない。そういうものなら仕方ない。どんとこいぶっちゃけトーク。
あ、もしかしたらワンチャン素人DTの可能性もぬぐえないが…それはそれで美味しいと思う。
父親の検索履歴に風俗のサイトを見てからというもの、風俗というものにあまり良い印象を持っていなかった。
だからこんなに落ち込んでしまうのかもしれないと思って調べてみた。
手コキやすまたやローションベッドなど色々あるのが面白くて笑ってしまった。ビュッフェみたいだなと思った。性的サービス
いいのかもしれない。こういうのも彼にとっては素敵な日常の一ページなんだろう。なのかなあ?(笑)
どうせなら30万の高級なところに一緒に行ってみたらいいのに。うーんそれはそれで笑ってしまうかもしれない。
元気出せよな!それが男ってもんだろ!
風俗は基本本番ないから童貞でもおかしくないぞ
本番無いならまだ純潔は保たれたままですね(?)よかったです…
普段女に(性的に)相手にされない感じの天使なんかな。年に一度か二度くらいは女の肌の感触を確認したくなるよな。 前テレビ見てたらKinKi Kidsが「どんなウンコするんや!」とか「ウ...
多分あの感じじゃ「いい人止まり」なんじゃないかってもっぱらの噂です笑 キンキキッズがうんこをするなら私の推しが風俗行っててもおかしくないかもしれないです…うごご…