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はてなキーワード: 張り紙とは

2020-12-29

ネット行為で訴えられたけど、日本裁判制度がクソ過ぎる

ネット行為で訴えられたんだけど、

日本民事裁判制度がクソ過ぎるので投稿する。

経緯としてはAIネットのあるジャンル写真自動収集して一覧の検索サイトのような情報にしてたんだけど、

そのうち1枚を著作権者と名乗る人物が見つけたのが始まり。(※訪問者0のページだったが、エゴサで来たらしい)

相手は開示請求裁判サーバー会社に起こした後にメールで連絡をしてきて、

「30万円振り込め。さもないと訴訟を起こす」という主張で、

減額は一切受け付けないと言うので、こちらは払わず裁判を選んだ次第。

まず相手から訴状が届いたんだけど、

それがコロコロコミックぐらいの厚さだった。

訴状と陳述書、その他資料など、合わせて数百ページである

完全にネット内での出来事なので元は電子データの筈なのに、

どうやら日本制度だとxevraさんもビックリの全てプリントアウトして紙で提出しなきゃならんらしい。

その訴状に対してこちら側(被告)は「答弁書」を提出しないと一発負けになるので用意しなければならない。

答弁書とは相手の言い分に対して認めるか認めないか知らないかを書いていくもので、証拠資料なども用意する。

それらはWordテキストで書いたり、Wordキャプチャした画像データをチマチマと貼っていって、それをプリントアウトして、紙で3部ずつ用意して、

表紙にハンコを押した上で、裁判所と相手に送らないといけない。

動画での参考資料を出したいときは、それを場面場面でキャプチャしてWordに貼り付けた上で全てプリントアウトして紙にして郵送しないとならないというクソ無駄作業

メールなら一瞬のところ、半日がかりの作業印刷と郵送料で数千円という、無駄過ぎるコストが発生する。

試しに民事裁判がどんなものか傍聴しに徒歩15分のところにある地裁に行ってみたが、

ひたすら紙をガサガサやってる昭和世界だった。

印象に残ってるのが、

裁判官「資料の●●ありますか」

弁護士「(ガサガサ・・・10分ほど探す)」

で、結局資料が見つからなかったらしく、

「次回は忘れずに●●の資料もってきてください。次は●月●日でいいですか」と

何も進まずに終わってしまった事。

令和の時代なのに、傍聴した裁判ではひたすら紙をガサガサ探しているという、昭和ノスタルジーを味わえた。


・・・で今回は相手相手の近所の裁判所で裁判を起こしたので、

その地裁まで自分の住処から1000キロの遠方という不利な条件である

不法行為であれば原告の近い所で裁判を起こせる」という理由原告の有利な場所に決まったらしいが、

そもそも不法行為かどうかをこれから裁判するのにそれっておかしくね?と思った。

あと裁判が終わるまではずっと自分の住所変更や移動のたびに裁判所へ変更届けを紙で出さなきゃならない。

控訴された場合なんかはそれこそ2~3年長引くので、その間は都度、確実に受け取れる住所を裁判所へ届ける必要があり、

それらもすべて紙で送ったり、紙で受け取ったりしなければならないらしいのだ。

なお今回の同じ相手示談金を払った人がたくさんいるらしいが、こんな昭和裁判制度だと示談合理的なのだろう。

原告本人訴訟で同じような資料金額根拠とする資料が大半)を使いまわし出来る上、裁判所も近場のところなので、圧倒的にコストが低い。

一方被告側は弁護士費用だったり相談時間だったり紙の資料の用意だったり会社休んだりの高負荷が掛かるが、そのすべてを30万円で回避できるなら、示談もある種合理的なのである

ついでに言うと、一度でも開示請求がとおってしまうと、相手はもういつでもこちらの住民票を取得できるという危険住民票設計がある(こちらが一切知らない間に住民票を取られる&いつまでも追われる)。

仮にそれが嫌でこちらが住民票登録を避けた場合は、公示送達役所の前に張り紙して相手に届いた事とする、江戸時代みたいな仕組み)を使われてしまうと、知らないうちに裁判が終わって100%負けると言うクソ仕様である

また、そもそも原告サーバー会社との開示請求裁判結果に全く納得がいってないのだが(こちらの行為は完全に合法根拠があるが、サーバー会社がおそらくそれを主張していない)、

その裁判の内容を確認するためには、このコロナ禍の中、「当事者なのに1000キロ離れた地裁に直接行って、紙で閲覧」しなければ読めない仕組みなのだ

ガチで1ミリたりとも電子化されてなくて、色々とクソ過ぎるだろ日本裁判制度

(※念のため一部記述フェイクあり)

追記

こういうのって弁護士にまるっとお願いすることはできないのかな?そのほうが高コストになるからやらないの?

法テラスを含めて合計4人の弁護士相談したけど、ネット著作権まわりにどの弁護士も詳しくなかった(or経験が無かった)のと、着手金最低10万+諸々の費用などを考えると、本人訴訟の方がトータルの金銭期待値がマシっぽかったので、本人訴訟選択した。

てか法律相談が終わる時間くらいに、「引き続き相談したい場合はどうするのか」を弁護士に聞いたら、仕事を請けたくなさそうな嫌そうな顔をしてきたしw、

別の法律事務所は相談概要メールで送ったら無視されたw

まぁ著作権のケースでは反訴してもおそらく取れないし、「勝ってようやくプラマイ0円」の案件なので、弁護士的にはメリットがないから嫌がるのは仕方ないと思う。

普通弁護士離婚とか相続とか交通事故賠償みたいな、定型業務で高額成功報酬GETできそうな案件をやりたがるんじゃないかな、知らんけど。

追記

今後、裁判の進捗はここで公開するかも。

2020-12-27

草津温泉は今後どうなるか

草津は今後どうなるか

旅行関連に務めているので草津の性被害リコール問題について

結論を先に言うと、草津はどっちに転んでもなかなか厳しい。

以下その事について

被害があった場合

みんなも分かっていると思うけどこれはもう草津ブランドは丸つぶれだし日本イメージも下げる大事件になる。

被害にあり、それを不当なリコール解雇させた。

世界から批判されるし、旅行客も落ちてしまう。

これについては皆さん分かっていると思うからこれくらいで。

被害がなかった場合

それでも草津ブランドは落ちる。

なぜというとそもそも力がどうしても男性より劣る女性にとって、「性被害があるかもしれない」と少しでも思わせたこ自体そもそも草津の悪手。

議会のみの話にしとけばまだマシだったのに。

一人旅の人にはわからないだろうけど、旅行の決定権は未だに女性の方が多い。

旅行関係者にとって女性ウケが悪い観光地は勧めにくいのよ。

んでさらにアホなのが貼り紙を貼ってしまたこと。

あん実名入りの貼り紙を堂々と載せたら明らかに草津町長草津私物化している」と思われて当然だし、観光客の目にも悪い。

それを見た観光客が帰った後にその張り紙についてどう思うか、友達家族になんて言うかなぜ考えなかったのだろう。

それを分からずに貼ることを許可してしまった町長はなにを考えているの?と思う。

んで、イメージが悪くなった観光地が目に見えてわかるのってすぐじゃない。

5年後とか10年後なわけ。

騒動をよくわかってない人もわかっている人も「草津はやめとこう」っていう気持ちはいつの間にか旅行先の選択肢から草津を外してしまう結果になる。

ちなみに今来てる人達騒動から草津に行こうとしていた人たちだからね。

目減りした観光客を取り戻そうと草津町は町民の税金を使って膨大な広告費を打たないといけない。結果自分の首をしめることをしてしまったんだよ草津は。

草津は人気だから関係ない、って人もいるだろうけど人のイメージって本当に簡単だよ。

今でも騒動起こした会社製品とかなんとなく避ける人いるでしょ。

もし可哀想、というならぜひ草津に行ってあげてください。

あ、ちなみに身綺麗でお願いします。

観光客の質が悪いのもイメージを下げる要因なので。

2020-12-16

駐車場でクソ男に体当りされたんだよ!

「ゆゆっ! ゆっくりいそぐよ!」

ここは駐車場

東京ベッドタウンであるこの湯栗市ではよく見られる、比較的広い駐車場を持つ総合スーパー駐車場である

とうに秋は終わり、冬の寒気が辺りを覆っている。

その一角、乾いたアスファルトの上を小汚い饅頭がエッサエッサと動いていた。

ゆっくり——俗にれいむ種と呼ばれる品種だ。

冬はゆっくりにとって死の季節。

よほどの無能でない限り巣穴にこもって春の訪れを待つ。

そう、よほどの無能でない限りは……。

「ゆっ! こんなところにくそにんげんがいるよ! れいむがはしってるんだからどいてね!」

溜まっていた有給を一日だけ取ったが、既に半分以上を無為に過ごしていた。

せめて酒でも買い足しておこう。そんな軽い気持ちで家を出る。

午後2時。穏やかな冬晴れの昼下がり。スーパー駐車場

市内の食品工場に勤める鬼威氏は困惑していた。

既にオンボロの類に入る軽自動車から降り、ドアを閉める。

と、視界の隅に動くものが。

ゆっくりどいてね! いますぐでいいよ!」

そう叫びながら向かってくる汚饅頭

「どいてねって……俺に言ってるのか?」

ゆっくりは通常、人間を恐れる。

それなのに突っ込んでくる饅頭

何が目的だ? いたずら? 食べ物? 車でおうちせんげんか?

鬼威氏の脳裏をいくつかの考えが流れ、それから消えた。

(いや、こいつらの考えを予測するだけ無駄か)

そう思い直して、饅頭を見下ろす。

薄汚れたボディ、ボサボサでカピカピの髪の毛、生ゴミよりもみすぼらしいリボン

典型的野良ゆっくりだ。

それでも血色は良い。スーパーの周辺を縄張りとしているのなら、冬でもそれなりに良いものを食べているのだろう。

ぽいんぽいんと、人間ゆっくり歩くほどのペースで跳ねてくる。

先程「どけ」と言っていたが、このままの進行方向ならそもそもぶつかることもない。

彼は、立ち止まったまま行き過ぎるのを待つことにした。

から離れていたずらでもされたらつまらない。

数秒が経過し、ようやく饅頭が通り過ぎようとした、その時だった。

「ゆゆっ! やっぱりくそにんげんにはゆずりあいっのせいしんさんがないんだね! れいむはゆっくりよけるよ! れいむやさしくってごめーんグエッッッ!!!

急に方向転換した饅頭が、鬼威氏にぶつかってきた。

吹き飛ぶ饅頭れいむの口から漏れた餡が、鬼威氏のスニーカーに付着する。

(油断した! 当たり屋目的か!)

ハッと我に帰った鬼威氏をよそに、件のゆっくりは上を下への大騒ぎをしていた。

「い゛た゛い゛ィィィィ―――!! れいむのようきひっさんもしっとするうつくしいおかおがあああ!!! くそにんげんにけられたあああ!!!

叫ぶ饅頭へと向けられた視野の端に、スニーカー惨状が映る。

お気に入りスニーカーが、汚物による生物化学攻撃を受けていた。

鬼威氏の血圧が上がり、血管が浮き出た。

「おいクソ饅頭、お前、なんてことを……」

そう言いつつ、深呼吸をする。

アンガコントロール文明国に生きる人間なら当たり前のスキルを試みる。

まず靴を拭いて、れいむが落ち着いたら一言二言文句を言おう。それでいい。相手ゆっくりだ。

しまずはウェッティを……

くそにんげんンンン!! あやまってね!!!!! ばいっしょうはあまあまさんやまもりでいいよ!! れいむやさしくってごめーんね!」

勝手にぶつかってきた上で、なんという物言い

いくら下等ナマモノといっても、許されない限度というものがある。

いやしかし、鬼威氏の理性はなんとか持ちこたえた。

「ゆっ、なんのさわぎなのぜ? れいむ、どこいってたのぜ?」

まりさ!!」

そこに突如として現れた第三者

今まで気付かなかったが、鬼威氏が車を止めたすぐ隣にみすぼらしい段ボールが置かれていた。

ゆっくりの巣だろうか、中々上手く擬態してある。

その中から、声の主、まりさが現れる。

クソ饅頭はこれで勝ったと思ったのか、さらに横柄な態度になった。

一方まりさは鬼威氏を見てとると、目を丸くして驚いた。

「ゆゆっ、にんげんさん!? ま、まりさなにもしてないのぜ! えっと、えっと、ゆっくりしていってね!」

くすんだ銅のバッジ帽子に付いている。元飼いゆっくりだろうか?

なんにせよ、多少は話が通じそうだ。目元にも怯え以外に、知性の光が見える。

ゆっくりしていってね、まりさ。このゆっくりがぶつかってきたんだ。僕の靴が汚れたんだけど、何故か逆に謝罪を求められて困っているんだ」

まりさは鬼威氏が指差す先を見た。白玉の瞳に、番のれいむが映る。

同時に感じる戦慄。ここで判断を間違えれば、死ぬ

いや、もう既に死は確定しているかもしれない。

そう思えるだけの知性を、まりさは保持していた。

からこそ

「ごめんっなさいなのぜ! そのれいむはまりさのおくさんっなのぜ! まりさはたらくのぜ! おくつをべんっしょうするのぜ? だからいのちだけはゆるしてほしいのぜ!」

全力で頭を下げる。ゆっくり生命など、人間の前では塵も同じ。

息の一吹きで消し飛ばされるものしかない。

「なにあやまってるのおおおおお!! ばかなの? しぬの? このくそにんげんをせいっさいしてね!! いますぐでいいよ!!」

しかれいむは目の前の理解しなかった。

自分を守り、戦い、そしてこのゆっくりしていないクソ人間をぶち殺してくれる存在

まりさをそう捉えていたのに、実際はいきなり頭を下げる始末。

怒りのあまりまりさに飛びかかる。

が、まりさはひらりとかわし、れいむは地に伏した。

別に生命までは取る気はないよ。ただ、れいむには謝ってほしかったんだけど、もういいよ。君が謝ったしね」

鬼威氏はまりさの俊敏性に驚きつつ、そう答えた。

「そういうわけにはいかないのぜ! いま、れいむにもあやまらせるのぜ! すこしだけまっていてほしいのぜ?」

「いいよ。じゃあ、ここで待っているから、話がついたら教えてくれ」

鬼威氏は今日、特段やることもない。

それに今真っ先にやることは靴をきれいにすることだ。

ドアを開け、運転席に横向きに腰掛ける。

ドア裏のポケットからウェッティを取り出して、慎重に餡を除去し始めた。


一方、こちらは巣穴の中。

二匹のゆっくりが向かい合っていた。

「なんでおそとにいったのぜ? えっとうできるたべものはあるのぜ! ふゆさんはさむいさむいであぶないのぜ? あとおちびはどこなのぜ?」

まりさが詰め寄る。

まずは時系列に沿って説明させ、頭を冷やさせようという戦略だ。

れいむはくささんなんかたべたくないから、おちびちゃんとかりさんにいってあげたんだよ! かんしゃしてね!」

「おちびと? で、おちびはどこなのぜ?」

「そうだよ! おちびちゃんがうんうんもらして、あにゃるさんがくさいくさいだからまりさをよびにきたんだよ! おちびちゃんのあにゃるさんをきれいれいしにいってあげてね! いますぐでいいよ!」

まりさは呆れた。馬鹿馬鹿だとは思っていたがここまでとは。

勝手に狩りに連れ出して、そして置いてきたのだ。この馬鹿は。

しかしその子供はれいむの連れ子だ。その上親譲りのあんこ脳。

まりさにはそこまでの情はなかった。

「そんなのじぶんでやればよかったのぜ。まりさはさむいさむいのなか、でかけたくはないのぜ」

冷たく言い放つ。

「どぼじでそんなこというのおおお! れいむはこんっそめさんをたべたかったのになかったんだよ? ぼせいあふれてるんだよ?」

コンソメを見つけられなかったことは今なんの関係があるのだろう?

まりさは困惑しながらも、仕方なく最後の手段に出た。

「わかったのぜ。まりさにさくせんさんがあるのぜ。れいむがあやまったら、そのすきにまりさがにんげんさんをせいっさいするのぜ?」

れいむの顔がパアッと輝く。

まりさは吐き気を抑えるのに必死だった。


ところかわってここはスーパー駐輪場

置き去りにされたまりちゃがぽつねんと立ち尽くしていた。

なんと、れいむはここに食べ物があると思い込んでいたらしい。

当然見つかるはずもなく、無為時間を浪費した後、ここに置き去りにされたというわけだ。

「あにゃるさんくちゃいくちゃいなのじぇ……ぽんぽんさんぺこぺこなのじぇ……さむいのじぇ……くるしいのじぇ……? おとーしゃ、おかーしゃ、どこなのじぇ?」

寒さ、空腹、それから孤独と心細さがまりちゃの身体を蝕んでいた。

冬になってから外になんて出たことはない。それも一人でなんて。

寒空の下乾いた風が吹き抜け、甘やかされたまりちゃの身体を震え上がらせる。

そして寒風は悪魔をも運んできた。

「あ、ちびゆっくりがいる! しかうんこしてる!」

人間の子供。

それも小学3年生くらいの。

即殺ではなく、嬲ることの面白さを知る年頃。

冬休み前の午前授業。解放された野性。

500円玉を握りしめ、お使いに来たのだろう。

なんにせよ、ゆっくりにとって最悪の相手が目の前に立っていた。

しかしそんなことはまりちゃには分からない。

「ゆ! ちびにんげん! ちょうどよかったのじぇ! まりちゃのどれいにしてやるのじぇ!」

決まった。完璧に。

まりちゃの威厳ある宣言に、人間の子供は震え上がり、威儀を正して土下座をしていることだろう。

その姿を想像するだけでしーしーがもれる。

まりちゃは想像現実の一致を確かめるようにゆっくりと目を開く……。

「ゆじぇああああああ!? いたいのじぇええええ!!!!?!?

小学生は指先ほどの小石を拾い上げると、まりちゃの額に押し込んでいた。

特段鋭利というわけではない小石だが、相手饅頭

いとも簡単に肌を切り裂き、餡へと至る。

激痛にまりちゃの意識が飛びそうになる。

が、

「おぼうしさん! かえしてええ!!」

本能はその叫びを優先した。

ゆっくりにとって命よりも大切なお飾り。

それを小学生は持ち上げる。

そして、ビリビリと引きちぎる。

「おぼうしさん!? ゆっくりなおってね!? ぺーろぺーろ……? ぺーろ…ぺーろ……?」

ぼろぼろになったお飾りを治そうと舐めるが、そんなことでは当然治りはしない。

もう二度とゆっくり出来ない。

そう悟った時、まりちゃの餡子の底から、悲しみ、絶望それから怒りがこみ上げる。

「ゆるさないのじぇ……ぜったいゆるさないのじぇ……! ないてもゆるさないのじぇ? ぶっころしてやるのじぇ……おそらっ!?

小学生がまりちゃをひょいとつまみ上げる。

「良いよ別に、許さなくても。でも」

まりちゃを掴む手が離れる。

まりちゃはとりしゃん!」

500円玉カッター!」

500円玉まりちゃの左目を切り裂いた。

そのままボトリと落ちるまりちゃ。

その衝撃で、真っ二つになった眼球がポロリとまろび出た。

「どちらかというと、恨むべきなのはここに一人にした親じゃない?」

小学生とは思えないような慧眼。

が、その着眼の素晴らしさはまりちゃには分からない。

「どぼじで……こんなことをするのじぇ? まりちゃだって……ゆっくりだって……いきてるのに!!」

ドン!!

そんな効果音を心のなかで響かせて、まりちゃの決め台詞が炸裂する。

これで、このクソ人間も改心しただろう。

まりちゃの目を潰した罪を背負い自らの目を潰して、まりちゃに献上するに違いない。

一生かけて罪を償うに違いない!

そんな期待を込めて、再び目を開ける。

「ねえ、まりちゃ? ゆっくり自転車で引っ張ったら……どうなるかな?」

小学生の目に宿る好奇心の光。

まりちゃは自らの運命を感じ取り、震えた。

が、まだまりちゃには奥義——ぷっくー——がある。まだ勝つシナリオはある。

その希望がある限り、まりちゃは非ゆっくり症という救いを得ることは出来ない。

まりちゃはまだ、地獄の一丁目差し掛かったばかりだ。



場面は再び戻って駐車場

一人の人間と、二匹のゆっくり対峙していた。

「ほられいむ……あやまるのぜ?」

まりさがれいむに謝罪を促す。

れいむはまりさが後ろ手に聖剣えくすかりばーさんを持っていることを確認すると、頷いた。

このクソ人間の終わりは確定した。

「にんげんさん……にんげんさん……」

「なんだい、れいむ?」

鬼威氏はニコリと微笑みかける。

幸いなことに、スニーカーの人工革の部分に餡子が付着していたため、きれいに取ることが出来た。

もう許すも許さないもないのだが、まあ謝罪を受けたほうが収まりが良いだろう。

「しねえ! このくそにんげん!! まりさ! いまだよ!このくそにんげんをせいっさいしてね!!」

「……わかったのぜ」

まりさは聖剣を握りしめ、思い切り振り払った。

「ゆんやああああああああ!! れいむのかもしかっさんのようなあんよさんがああああ!!!! い゛た゛い゛いいいいいいい!!!!」

聖剣が切り裂いたのは、れいむのあんよだった。

餡子ボトボトと溢れ出る。

まりさ……どうしてそんなことを?」

鬼威氏は困惑した様子で、問いかける。

れいむは、もうにどとおうちからでないのぜ……。だからいのちさんだけはゆるしてあげてほしいのぜ……! まりさはどうなってもいいのぜ」

それを聞き、鬼威氏はまりさに微笑みかけた。

まりさ、ちょっとこっちに来てくれ」

「わかったのぜ……」

迫りくる巨大な手。

まりさは生命の終わりを予感し、目を閉じた。

が、感じたのは柔らかな感触だった。

「ああ、やっぱり! まりさ、お前汚れているだけで金バッジじゃないか!」

鬼威氏の手にはウェッティがあり、それでまりさのくすんだバッジを拭ったのだった。

流石のまりさも、状況想定外過ぎて理解が追いつかない。

「お前、迷いゆっくりじゃないか? このスーパー張り紙見たぞ」

「えっ……?」

「だから、お前の家、湯ン矢町じゃないのか?」

「そうだよ……! でも、まりさは捨てゆっくりなのぜ。帰る家なんて」

「捨てられたわけじゃないみたいだぞ? お前の飼い主は、お前を探してる」

「そう……なのぜ……?」

まりさの目には涙が浮かぶ

鬼威氏の穏やかな目に嘘はなかった。

「家まで送って行ってやるよ。助手席に乗りな! 安全運転GOだ!」

「わ、わかったのぜ!」

鬼威氏がドアを開ける。

急いで助手席に乗ろうとするまりさの後ろ髪を、何かが掴んだ。

まりさ……! なにやってるの? れいむをおいていかないでね?」

れいむのもみあげだった。

「ごめん……なのぜ!」

まりさはれいむの手を振りほどくと、車に飛び乗った。

「おいてくなああああ!! くそれいいいいいい!!!

「やっぱり、どれいしかおもっていなかったのぜ?」

その目に光るものを、鬼威氏は見逃さなかった。

「よっしゃ出発だ!」

からこそ陽気に、鬼威氏はエンジンをかけると、オンボロの軽自動車ゆっくりと湯ン矢町へと向けた。

彼は酒を買い忘れた事に気付いていない。

このミスから野良ちぇん出会うことになるのだが、それはまた別のお話

今はただ、まりさの心だけを……。



夏の終わり。

蝉の声、陽炎それから日差し

「あついのぜ……まりさは……じぬのぜ?」

夏はどの季節にも増して、ゆっくり生命をいとも簡単に奪う。

「ゆ! おみずさんあげるよ?」

口元に添えられたペットボトルキャップ

まりさはひといきに飲み干すと、少しだけ息を整えた。

ありがとうなのぜ……きみはだれなのぜ?」

「ゆん! のんだね? いまのはけっこんのちかいのおみずだよ!」

後光が指す。

捨てられたと思い込んでいたまりさは、それを受け入れた。

「(ゆふふ、どれいがてにはいったよ!)」

野良はそんなものだろう、と思っていた。

それからは無心に働いた。奴隷のように。心はなく。

冬の審判の日は、まだ遠い。



「ゆ……ゆ……」

3日前より少しだけボロボロになった段ボールの中に、不気味な影が一つ。

なんとか這い戻ったれいむが力なく横たわる。

まりさは手加減をしていた。

それは致命傷にはならなかった。

が、二度と歩くことは出来ない。

れいむはにんげんをせいっさいしてやったよ……! にんげんをあやまらせてやったよ……!」

うわ言が響く。

死のうにも、まりさが冬ごもりのために蓄えた食物は三匹分ある。

本能の勝つゆっくりでは、まだまだ死ぬことは出来ない。

生死の境で、あんこ脳が記憶を次々と書き換える。

人間を吹き飛ばしたこと。人間謝罪させたこと。人間からあまあまをぶんどったこと。人間奴隷したこと

少しでもゆっくりするために、書き換える。

ゆふふ、れいむはステイサムさん!」

半ば死体となったれいむのまわりに、ハエが飛び回る。

フェミーン。フェミーン。

その羽音とうわ言だけが響き渡る異常な空間で、れいむはゆっくりと死んでいった。

2020-12-15

マンション自転車置き場とモラルについて

うちの分譲マンション自転車置き場が狭い。

このため、使用したい人はその旨を申し込みをしておき

空きが出たら抽選を行う。使用可能車両にはステッカーをはって明示した上

使用料も別途請求される。

最近管理人自転車置き場の整理を行い、

使用していないと思われるパンクしたままの車両などを1箇所にまとめて

使用者に撤去の注意を促している。

これに合わせ、一台の自転車のカゴに張り紙をした。

ステッカーが貼っていないです。ルール違反なので撤去してください。

それには確かにマンションステッカーは貼っておらず

何たら科学高校かい学校ステッカーが貼ってある。

あぁそうか、これは無許可で置いてるんだな、と誰の目にもハッキリわかった。

しかし、そこから一週間ほど経つがその自転車を移動させる気配もない。

学生服を着た高校生がその自転車にまたがって、携帯電話をしようしているのを見かけた。

あぁ悪びれないってすごいなぁと思った。

自分高校に通うような子供

そんな張り紙をしてあったら、それこそこの世の終わりのような恥ずかしさにとらわれるだろうに。

自転車は親が買うのだろうし、親も恥ずかしくないんだろうなぁと思う。

教育って何のためにあるんだろう。

個人的に何かもう一度気の利いたことを書いた張り紙をするとかした方が

面白いかなぁ等とも思うけれども、

正義マンにはなりたくないけれど

トラブルもごめんだ。

2020-12-14

anond:20201213235939

実家強制で帰った人たちは、

もう「ネットどころじゃない」って状況なのかも

そう思うとちょっとかわいそう感と恐怖が有るよなあ・・・

自分都内結構若者とか多い街に住んでると思うんだけど

やっぱカーテンがついてない空き室増えてる気がするで

いつ通り過ぎても夜電気がついてない部屋とか

あとチェーン店かにバイト急募!(助けて!)」みたいな張り紙をよく見る

2020-12-13

コンビニ行ってトイレ使おうと思ったら店員声かけてくださいとか書いてあったから遠くから小声で声かけ

まじで毎回思うんだけどなんでトイレの扉にそういう張り紙してるわけ?店の入り口に貼れよそうしたらすぐ店員声かけれるんだから

バカマジで

トイレの扉から引き返してわざわざカウンターまで行くかよバー

声かけろって言うから声かけたが?おめーの耳が悪いからきこえなかったみてーだが

アホくさまじで

2020-12-12

~ Only は使わない方がいいのかもね

https://www.kanaloco.jp/news/social/article-332926.html

「LOCAL ONLY」の張り紙差別? その意図は…

「『SORRY LOCAL ONLY』。葉山町スーパー店頭に、見慣れない張り紙があります」─。葉山町女性から「追う! マイ・カナガワ」取材班投稿が寄せられた。「Jリーグサポーターが『JAPANESE ONLY』という差別横断幕を掲げた事件に似たヘイトなのではと思ってしまい、憂鬱(ゆううつ)になった」という。来年1月のオンデマンド調査報道スタートを前に、「マイカナ・プレビュー編」として、女性の疑問を調べてみた。

外国人人権問題に詳しい師岡康子弁護士は「英語を使うことで外国人に向けたアピールになってしまい、ポスターを作った人の意図はどうあれ、外国人排斥メッセージになってしまう。行政企業がそれに気付かずにお墨付きを与えて、放置していたことは問題」と指摘した。

たまに公共交通などで"Women Only"と記載されているのを見て、一瞬ヘイトではないかと誤解することがある。

あれも女性保護名目だけど止めたほうがいいのかなあ。

難しいね

2020-11-24

anond:20201124223814

あー

近くの耳鼻咽喉科なんて、休みの日なのに1人も客いなかったよ

いつもならその時間帯は2時間待ちなのにね

信じられなかった

発熱風邪気味の人は来ないでくださいって張り紙張ってたから、副鼻腔炎の人とかも多分来てないんだと思う

音楽フェスに言ってきたレポ

真夏の屋外オールナイト開催のフェスが今年は10周年!のはずがやはり一旦は延期になり、昼から夜まで×2days開催@屋内となったのが先日三連休の話。

色々考えたけど行きたかったので行ってきた。(2日目のヘルシンキフジファ。)

密集、密接対策としては、ふつうタンディング席であろうところの半分以上を椅子の席(ちどりに使用禁止張り紙)にしてあり、スタンディング席もバーでこまめにエリア分け&ひとりぶんのエリアグリッドが線引きされていて、近接は無いようにしてあった。後述するが観客側のマナーとしてもも大きい声を張る行為は一切なかった

ケバブ等の軽食はあったけれど、飲食用のテーブルは無し。アルコール類も無し。通路や物販列も空いていて、端的に言って日々のJRの方がよっぽど密接密集している…。

ドアノブ等もダスキンがまめに拭いているらしい。換気の具合ばかりはわからないが、ちょっとしかったし酸欠感も無かったしで、きっと良いのだろう。

総じて、「これで駄目ならもうどうしようも無いだろう」「首都圏近場でのおでかけや外食、日々の勤務よりも安全だろう」という印象だった。

会場入りした時にやっていたのはヘルシンキラムクラブのリハ。「しゃれこうべしゃれこうべ」、たぶんそういう他意はなくただヤンデレっぽい歌詞だと思っているけど、それでも「死なないで」「地獄ワルツを踊りましょう」に乗せて客席がビジョンに抜かれ、2mピッチで棒立ちな観客や一面の背もたれの「使用禁止」のチェック模様を突きつけられると、失われたものを突きつけられるようだった(このご時世にそもそもフェスなんてまるごと失われるべき、という意見もあるだろうけど。)

いざ本番が始まると、色んなことを忘れさせてくれるような素晴らしいステージだった。

ドミコ、リーガルリリー、オーサムシティークラブのあたりがそうだろうか、バンド世界観がしっかりしていて、それを垣間見て味わうようなタイプだと、純粋に生音やステージに熱中させてくれるようだった。

ただ、フロンティアバックヤードが「こっちから見ると異様な景色で、おじちゃんびびってるよ」みたいなことを言っていたが、ステージから客席を見た光景こそが異様なのだろう。しかし、客席からステージを見る限り、無心に熱中できる瞬間もあった。

モノノアワレはMCで飄々と状況を受け入れていおり、らしく、面白かった。

「今回、私達は発声できる形で、皆様は発声できない形でやらせていただいており、人間は声に出さずとも心で話すことができ、それが悩むと言うことですが、人間生物で唯一悩むことができるといわれており、それは置いておきまして、…」から早口言葉ソング

モノノアワレは完成度高かったな…ただ曲間の沈黙の瞬間に何度も隣のリハのドラムスなっちゃってたのだけが邪魔だったけど、最後のそういう(曲間で一瞬シンとなってとなりのリハの音がにわかにとても響く)タイミングボーカルもっとおっきい声で「せーのっ!」て叫んで最後の曲に入ったの格好良かった。

 

四星球音源ではなくライブこそが本番のお祭り屋、盛り上げ屋なので、どうするんだろうと思っていた。いざステージが客席から堪えきれないしのび笑いを誘い、内心を盛り上げ、(腿上げは息が上がるのでグレーだと個人的には思うけど…まあ短時間か)盛り上がりを表明できずもどかしい観客に「みんなが心で一緒に歌っているのが、心でわかります」「フェスなんか来て罪悪感はんぱないでしょ?」「でもその罪悪感が皆を守ってるんです」「皆が守っているのはガイドラインなんていう堅苦しいものじゃない、エンタメ業界です」の語りはアツかった。

冷笑したくなる陳腐な熱いセリフを、本気のように聞かせる、本物のアツい思いに感じさせる四星球は、これを言うのは恥ずかしいしなんだか負けたような気がするけど、やっぱりすごい。四星球が言う「10周年おめでとうございます」はなんだか重く聞こえる。

で、ヒリついたタイマンバトルのような、いっそ客席を無視してるようなマジで痺れるドミコを挟んで(なんだこの順番は。)ポリシクスも盛り上げ屋だけど、対称的だった。

「みんな〜盛り上がってるか〜い!」みたいな問いかけに返ってくるのは、どこまでも、拍手。いつもだったら客席からマイクアンプに負けないくらいの歓声が上がるのに。

声が裏返ったボーカルの絶叫コール、アンド、キャパティ50%未満の歓声も口笛もない拍手レスポンス、は何度か繰り返された。

ステージの上は「新しい生活様式」を噛み締めているようにも打ちのめされているようにも見えたけれど、本心はわからない。

正直言って四星球がいなかったら我慢ならなくなって叫び返してたやつが出たと思う。隙のない三密回避(&ノンアルコール)の運営四星球演説があって、やっと、何度呼びかけられても拍手けが返せたのだと思っている。

途中からステージに「観客のレスポンス」のSEボタンが登場して観客はジェスチャータイミングよくボタンを押そうぜ、となった。「このボタンいいね、いつでもアリーナ級のレスポンス返ってくるんじゃん」と笑いを誘ったけど、こっちはちょっと泣きそうだった。

フジファの途中で帰ってしまったけれど彼らも「マイペース世界観を見せつける」というよりは真摯に受け止めて寄り添って悩んでみせるタイプ。初代ボーカル急逝しているのでどうしても古参ファン的にはシリアスな色が強い。(11年前なので知らない・実感のないファンも多いだろうけど…今回ポリシクスとストレイテナーの間では年齢層高そうだ。)

初参加、夏にやりたかったなあ、という話からの夏のノスタルジーどまんなかソング若者のすべて」はしんみりした。盆踊りのような振り付けの曲があり、これが良かった。いちばん動けたし、夏だったし。しっかり楽しめたし、揺さぶられて、良いステージだった。

全体として、三密回避で無発声だとどうしてもお祭り騒ぎはそりゃあできなく、内心ムチャクチャ盛り上がってるのに地蔵化させられているように思う瞬間もあって、仕方がないけどももどかしかった。いまヤバくなってるこの思いをステージに返したいのに…みたいな。

熱狂できない、集団催眠みたいにヤバくなることはない。仕方がないけれど…

良い点として、立ち位置や座位置を工夫すれば、過去最高にステージが良く見えたのと、私も年なので座って見れたのはラクだった。大きめのカバンのままでも邪魔にならないのも楽ちんだった。

光る棒とか公式アイテムであったらまた少し発散できたかな? マックスのぶち上げ盛り上がりは盆踊りのような動きになるので、お祭りタイプバンドにはそのつもりでステージ組み立てて貰えたら新しい楽しさがあるかも知れない。

最後になるけれどもあらためて、日頃の暮らしよりもよっぽど三密回避フェスを開催してくれて感謝。叫んだりたむろったりも無かった観客に感謝ライブってやっぱ良いね

anond:20201124180734

自宅の前でうんこしたらいけないですって張り紙の話みたいだな

何で泥棒に警告しない人がワルモノになるんだろう

2020-11-22

休日なんだけど会社に届けないといけない資料があって届けてきた(平日テレワークなので行く暇がなかった)

帰りに駅前焼肉をたべた

食べ放題(並)100分コースで3000円。+ドリンクバー

2020-11-17

anond:20201117200039

から悪いことするなよ?って話じゃん……

そのへんの張り紙全てダメになるでしょ

2020-11-13

anond:20201113115757

疑問4:じゃあ、その人が1時間その作業にかかる場合は後ろの人は待たないといけないの?

こういうATMは共有物みたいな認識そもそも間違いで

時間がかかる作業は止めて」みたいな張り紙もついてないかぎり

大量の入出金処理は正当な権利から

後続のやつが待つか他所行くのがスジ

2020-11-09

大使館で見た光景

かつて留学のためにVISAをとるべくある国の大使館に行ったとき、そこでひとモメ起きているのを目撃した。

おばちゃん職員の受付に、そこそこ日本暮らしの長そうな外国人おっちゃんが並んでいたんだけども、書類に不備が複数あったみたいだった。

おっちゃんの方はあんまり攻撃的な感じでもなく、○○がないと言われたらあっそうなんですかというようなリアクションを返してたのに対し、おばちゃん職員は全ての言葉にトゲがあって超怖かった。

「○○がないなら駄目ですね。もう一度来ていただくしかないです」みたいなことをスゲー冷たい口調で言っていた。まあ口調が優しかろうと冷たかろうと不備があったらダメなことに変わりはないんだけど、それにしたって言い方!言い方!と思って俺は見ていた。

おっちゃんは出張学会?か何かのために外国に行こうとしているが、発行にかかる時間的に間に合わないということがわかったらしく、けっこう絶望している雰囲気背中から伝わってきた。

でもおばちゃんはとりつく島もなく(仕方ないけどさ!)、「とにかく、それは発行できません」というようなことを言って話を打ち切った。

おっちゃんは受付の前で立ち尽くしていた。俺でも立ち尽くすと思う。

ここからいちばん心が痛んだパートで、おばちゃんはそこに追撃をかけた。

「ですから発行はできないので、そこに立たれていても無駄です。邪魔になりますからどいてください」

マジでこんな感じのことを言った。完全に正論ではあるものの、まったく関係ない俺の肝も冷えるくらいに怖い言い方だった。

おっちゃんはスゴスゴと横にズレようとして、そこで財布の小銭を床にぶちまけてしまった。おばちゃん職員はそれをみてため息をつかんばかり、というか実際ついていたような気もする。心底ウザそうな顔をしていた。

全体的に張り詰めた空気のなか、小銭拾いを手伝いに行く勇気も出ず、背中丸めて床を探るおっちゃんの姿を見て俺は他人事ながら泣きそうになった。

そのあたりで自分の順番が来て、俺は俺でちょっとした不備があったりしたか記憶が飛んでいる。

ただ覚えているのは、外務省公式サイトに載っていた「手続き必要書類」のなかにあった封筒を忘れていたことに手続き終了後に気付いて、わざわざ買ってもう一度大使館まで行ったのに、件のおばちゃん職員に「封筒必要ありません。知らないんですか?」みたいなことを言われてスゲー冷たく追っ払われたことだ。

実際手順が変わっていらなくなってたみたいなんだが、サイトにそれは反映されてなかったし、張り紙もなかった。なのになんでそんな言い方すんの?外務省ホント嫌い!全員死ね!と思いながら帰った。

東京に行ったのはそれが初めてで、赤坂チョーお高くとまった雰囲気・クソ嫌なおばちゃん職員電車内で耳に入る東京弁の不快な響きなどが相まって俺は東京すらすっかり嫌いになってしまった。

 

 大使館は最悪 

   赤坂ゴミ

    東京カス 

  

  

2020-11-07

今日の悲しい出来事

イオントイレの個室に入ったら「飲食禁止」の張り紙があったこと。

便所飯は確かにそこに存在したのである

どこの誰か分からないが1人便所で飯を食べていたのである

2020-10-30

マンションベランダたばこについて

管理会社に言えば、張り紙とかしてくれるもんなのかなあ

くさくてかなわん

2020-10-28

anond:20201028104001

自分言及したその某書店は入る前にどういう店かわかるようにしてあるし、

誰が対象でだれが対象でないか入口に大フォント張り紙もしてあるよ

書店という名のアダルトグッズショップだしね

 

新宿の、一日何十万人が確実に通る通路にある献血所前に「明らかに性的な強調がある巨乳女子高生ポスター」を貼るのと違うよ

でもそんな特殊本屋じゃなくて、それよりも不特定多数人間が立ち寄れる、

特にゾーニングもされていないエロエロより漫画コーナーに全く同じ絵柄の表紙のその漫画が売られていることは規制対象になっていないわけだろう

2020-10-27

どうせなら『レトロ韓国ショップ!とか

オーサカの何故かおしゃレトロ(ワイに苦笑)な中崎町で、半日研修で定休日つぶされたあとにブラついてたわ

・・・あの「たま」のツイター!を店先で久しぶりに聴かされてイタタまれなさに中年小太り腹をモジモジさせつつ、さあて最寄り駅どこや?てフラフラしてたら、中崎町の賑わいより外れたとこに、やたら現代的なシャープタピオカチーズティーカフェがあった。近寄って目に止まった張り紙を読むと、今月で閉店して、年末からは『韓国バー』!として再出発するらしい。。。

2020-10-23

anond:20201023132805

隠しカメラ系は一通り調べて気をつけてるけど、見てもわからないわ

うちで多いのはスマホで上or下から盗撮らしいが、せいぜい物音に気をつけるぐらいしか対策がない

というか、んこ中に見つけたところでどうせいっちゃうねん

しょっちゅう張り紙更新されるくせに、誰も盗撮で捕まってないのも怖すぎる

胃腸いか死活問題だわ

9割男性職場なのに

いや、だから

女子トイレにめちゃくちゃいっぱい盗撮注意の張り紙があって心休まらない

誰も信用できなくなる

それに何をどう注意すればいいわけ

いっそトイレの前に監視カメラ付けて、トイレも一階の以外IDカード必須にして欲しい

更衣室とかそうだし、トイレもそうしてほしい

2020-10-21

anond:20201021124324

外で小便してはいけません

外で唾や痰を吐いてはいけません

タバコは所定の場所しか吸ってはいけません

ズボンポケットに手を入れたまま廊下を歩いてはいけません

そんな張り紙が無いだけマシだろ

2020-10-20

anond:20201020154442

使用者は、労働者に対して安全配慮義務があり、コロナ感染しないようにそのリスクを少なくする法的義務があり、また、来店する他のお客さんの安全も図る必要があるからです。なお、「体温37.5度以上の方の入店お断り」も、合法になるでしょう。

そして、店舗入り口の見えるところに、「マスクをつけないと入店できません」と張り紙がある場合には、「マスクをつけていないので、退店して下さい」と言って、退店させることが可能です。

anond:20201020131449

田舎かどうか分からないけれど、

どこかの県でコロナ1人でたら

実名顔写真つきの張り紙されたりとか、

家に落書きされたりとかしたんじゃなかったっけ。

怖いよね、そういう暴徒。

長のいう事をやらなきゃ、リンチされそうまである

2020-10-13

月曜日しか開かない(はずの)カレー屋にストーカーしてる

西武新宿線大江戸線中井駅近くに週1回、月曜日しか開かないカレー屋がある。

お店の存在を知った当初、月曜日のみ3回ほど訪れたが開いてない。

もしかして開店する曜日を変えたのかもと思い、月曜日以外に何度か伺ったが、開いてない。コロナで夜の営業をやめたのかと思い、昼に伺ったが、開いてない。

以前は、開店日を知らせる張り紙があったようだが、今は貼られていないのでいつ何時に開くのか不明

食べログなどグルメサイトにお店の電話番号メールアドレス掲載していないので、店主への連絡不可。

ここまで来るとカレーの味(甘めの牛スジカレーらしい)よりもお店の中に入ってみたいという思いが強く、まさにストーカー状態である

さすがに法を犯す勇気は無いので、毎回シャッター閉まっていることを確認して帰るのを繰り返している。

いつか、あのカレー屋で腹一杯カレーを食べるのが僕の夢なんだなぁ。

門や塀が無い家でガーデニングをする人

カレー屋の植木鉢が張り紙とともに盗まれ事件最近知った。

それがきっかけで、車を運転してるときに町の家並みを見るようになったわけだが、

門や塀が無い家が思った以上に多い。たいていは比較的新しく建てられたきれいな家。

そのくせ歩道近くの玄関や縁側の周辺に植木鉢をたくさん置いたりしている。

いやそりゃ盗まれるだろ。

ガーデニングが好きなくせに、なぜ門や塀が無い家に住むのだろうか。

自慢の鉢植えを見せたいという気持ちがあるのかな。ならそれに伴うリスク覚悟しないとな。

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