はてなキーワード: 福利厚生とは
自宅で長く激しい揺れを体感し、すごい地震だったな、震源地は関東のどの辺だろうとTVをつけると、何と「東北」とでかでかとテロップで映し出されていた。
私の実家は福島県にある。慌てて親に電話を入れるも当然ながら全く繋がらず、連絡が取れたのは結局地震から3日が経ってからだった。
その後も色々と大変なことは大変だったが、家自体は津波による被害はなく、近しい親族も友人も全員無事だったので周囲に比べれば幸運な方だと思う。
それでも、震災(と原発事故)は地元を一変させてしまった。避難によって子どもは減ったし、親戚の家は立入禁止区域になった。畑には除染後の除去土壌が山のように積まれている。線路がないので帰省に使っていたスーパーひたちも走らなくなった。
こうした体験を経て、私はぼんやりと何か地元の役に立つことがしたいと思うようになった。
進学したはいいものの特にやりたいこともなく、将来を決めあぐねていた自分にとって、地元貢献というのは耳障りがよかったのだと思う。浅はかにもほどがある。
折しも研究室配属の時期であり、ちょうど震災復興支援に関連する研究を開始した研究室があったことから、迷わずそこを希望して卒業まで研究に打ち込んだ。
就職先も当然、研究テーマと似たようなことをやっているところにするつもりだった。
しかし就活を始めてほどなく気づく。ないんだよね。復興支援だけをやってる民間企業なんか。
ほとんどはメインでやってる事業があって、そのノウハウが復興支援にも使えそうだからやってみているだけ。当たり前だけどそんなんばっか。
で、面接で御社の復興支援事業に興味があって~と言うと必ず聞かれるのがこれ。
「それはあくまで弊社の多岐にわたる事業のひとつであって、君の希望するところと違う部署に配属される可能性も十分ある。それでも頑張れますか?」
気づいた時点で就職をやめて、博士課程に進んでテーマを究めばよかったんだけど、残念ながら私にはその度胸がなかった。
金がない。科研費はもらえるかどうかも分からない。博士修了後は行く先がなくてワープアまっしぐらかもしれない。
そもそも博士になれるだけの力が自分にあるのかどうかも自信がない。
研究室にポスドクがいてその悲惨な状況を目にしていただけに、勇気が出なかった。
結局前述の質問には「はい!いつか希望部署に行けるまで地道に経験を積んで頑張ります!」とかなんとか無難な答えをしてメーカーに就職を決めたわけだが、予想通り配属先は全く関係のない部署だった。
そして就職して数年。異動の気配、全くない。
修士卒の女の二十代は短い。この数年の間に結婚して、子どもも産んだ。
やりたいことをやれる会社に転職しようと思っても、子持ち女(時短勤務、出張不可)を採用してくれるところは少ないだろう。
これから子どもの教育費はかかるし家も買う。今さら大学に出戻って博士課程をやるのも難しい。
幸か不幸かうちの会社は福利厚生が手厚くて給料も良く、働くこと自体に関しては何の不満もない。
ただこんなはずでは…という気持ちをずっと抱えている。
書いていて過去の自分の思い至らなさを認識して恥ずかしいけれど、全く地元に貢献できないままに8年も経ってしまったというモヤモヤを吐き出したかった。
会員登録が必要かどうかはジムによる。理由は利用中の怪我や昏睡対策
でも1000〜2000円位じゃないかな
そもそも私企業が社員へ提供する福利厚生ってのは「より優秀な人を集めたい」から存在するものだし、
夫婦に補助が出るのは大抵扶養補助であって、これは「夫婦=夫が稼いで妻が支える」という形が当たり前だった時代に
「独身より妻がいる男の方が会社にとって色々と都合が良い(妻のバックアップがある分より働かせられる、妻の生活を支えているから簡単に辞められない、等)
から独身男性社員の結婚を促したい」ってんで出来たもんだからね。
なので今だとそういった夫婦ばかりではなくなり意味が薄れているから、いずれそういった補助も削減されていくんだろう。
後はその企業の考え方だろうな。
同性カップルであっても片方が稼いで片方がそれを支えているのであれば、同じ理由で独身者よりは都合が良いから
それを補助する事でそういう同性カップルを集めたい、ってのも人材確保という面で一つの戦略となり得るだろうし
それでそういう同性カップルが増えるなら、独身の同性愛者や共働きで扶養補助が使えない同性カップルであっても
「同性愛者に理解があり、実際に同性愛者の同僚も多い働きやすい企業」と言う事で集まってくる事はあるかもしれない。
異性愛者であっても、そういったリベラルな企業で働きたいという人はいるだろうし、
その企業の商品を買う客にしても、企業のそういった取り組みを評価して購買意欲が増えるという事はあるかもしれない。
勿論逆に「同性愛者がいるなんて気持ち悪いから働きたくない」異性愛者がその企業を避けたり
「同性愛者がいる企業の商品なんて気持ち悪いから買いたくない」と言う客がいて売り上げが下がる、と言う事もあるかもしれないが。
全体的にスキル低すぎると恥ずかしいよね。
本人はそれに気づいていない。
悲劇なのは周囲で、年齢だけはいってるので、20代の若者と違ってずうずうしい。
仕事遂行に有益なアドバイスをしても、それをやってみようとしない。
アドバイス通りにやらなくても、きちんとした成果物が出てくれば問題ないけど、まったくの低レベル。
新卒入社した4年目の部下の方がスケジュールを厳守し、納品レベルの仕事を上げてくる。
年下とはいえ、実務経験は指導役の方がずっと上なのだから、勉強させてもらう姿勢でいないとダメだと思うんだよね。
年齢で差別するのは良くないんだろうけど、自分も含め、年を経てずうずうしくなるし、「前は」とか自分の知識内でしか判断しないって、かなりやっかい。
前の会社の制度や、身勝手な知識で判断しないで、今のルールを知って、仕事を覚えて欲しいんだよね。
ブラックっぽい言い方だけど、有給消化率80%以上あるし、残業代は全額支給される。
福利厚生もしっかりしているから、以前在籍したブラックな体育会系の会社と一緒にされるのも困るんだよ。
年齢と実務経験があまりにもかけ離れていると、やっぱりダメなんだなあって思った。
全部がそうとは言わないけど、心構えがきちんとしていないと、就職氷河期の初期の人たちが、年齢相応の給与で正社員になるのは難しいと感じるよ。
仕事をしていれば、いろいろな人に教えを請う必要がある。それは年を重ねても、役職がついても変わらない。
お疲れ様です。自分は会社の福利厚生で組合のカウンセリング受けた。でもこれはあんまり役には立たなかった。
まず社内組織で異動願い出したら良いと思う、ITの下請けは現場によって同じ会社内でも結構違うと思う。これはうちが人売りSIだからかもしれない。自分の場合はガラッと変わった。
会社にはやっぱ心壊す人もちらほらいる。復帰する人もいるけど、半分はギリギリまで傷病による休職を使い切って辞める。2年か3年。もし自分がその立場になったら復職するより転職の方が気持ち的に楽な気はする、けど辞めるにしたって制度としての休みはしっかり取ってからが良いと思う。病んでいる時に就職活動なんてとてもできない。
実際改革派のような動きを見せてるけど実際やってることは
例えば憲法の改正とかアメリカが安保理守らなくなってきたから賛否無しに自前の軍隊持つしかなくなった
さらに安保理を破るってことは日本も仮想敵国や自作自演に使われる可能性も出てきたので
今は通信を何とか抑えようと法整備しようとしてるけどガバガバで突っ込み入る当たり無能すぎる
NTTにいた頃には「あんまり福利厚生を手厚くすると調子に乗る」「権利を主張する前に義務を果たせ」といった呪詛を繰り返し耳にしていたので、Googleがそれとは全く別次元の戦いをしているという事に気づくのに時間が掛かった。
http://kumagi.hatenablog.com/entry/ikukyu
こんなこと聞いたことないし、さすがにこれはないんじゃないかなーと思ったので書いておく。
もちろん部署によっては呪詛を繰り返し耳にするかもしれないけれど、それは単に呪詛を唱えてる人が知識足らずなだけである。
まず、NTTの福利厚生は日本の一般的な大企業と同程度には充実している。
中の人も知らないことが多いけど、健康保険とかは凄まじく手厚い。
あと、昔は社宅を申請したらボロくて遠いところが割り当てられて一ヶ月もしたら放り出されたりしたけど
最近は借り上げマンションが割り当てられるようになってきて、下手すると新築マンションに月3万ぐらいで住める。
とはいえ、GAFA(GとAぐらいしか知らんけど)と比べたら見劣りするかもしれない。
それは手厚くすると調子にのるとかじゃなく、単純に原資が足りてないっていうだけだ。
研究所のトップクラスの天才研究者も、窓際で新聞読むしか能がないダメ社員でも平等に支給される。
だから食堂を無料にするには数万人レベルで食堂を無料にしないとダメだし
育休を手厚くすると不正利用しようとする輩が少なからず出てくる。
だからトップクラスの社員を確保するために福利厚生を充実させるってのは無理っていうだけだ。
お前ら採用の時にそれこそ呪詛のように「給与は高くない」って聞いてたのになぜ就職したの?としか思えん。
大半の優秀な学生は給与じゃなくてやりたい研究に没頭できる環境があるからだったり
大企業ならではのパワーを動かすためだったり、そういうので就職していて
大半のやめる理由は「思ってたんと違う」っていうだけであって
それは経営者側も十分に反省すべきだと思うけど、待遇をよくしろってのはなんか違うよ。
まぁ、給与を上げて欲しいのはそりゃそうだけど、そんなことしてもやめる奴はやめるよ。
ネット上のファイナンシャル相談で、年収900万弱かつ貯金もそこそこあって退職金もそれなりにもらえそうな人が、「55歳になると給料が上がらなくなるので、どうせなら退職して自由になりたい」とFPに相談していた。
が、FPの答えは「年金の支給開始が遅くなることが予想され、それまでに貯金を食いつぶしていくことになるのでなるべく長く働き続けましょう」だと。
このご時世、確かに年金も退職金も当てにならないので間違いではないのだろうけど、これだけ恵まれた条件の人でも「早めにリタイアして悠々自適な生活」ができないというのはどういうことかと。
まぁFPの立場としては積極的に早期リタイアをお勧めして、相談者が経済的に困窮したら立場がないのでそう答えたんだろうけど、あまりにも慎重過ぎないか。こんなことを言っていたら誰が早期リタイアして自由な生活を楽しめるのかと思う。
自分も同じような夢を持っているけれど、年収が冒頭の相談者より低く、従って退職金も安くなるであろうことを思うと「やっぱり辞められないのか…」と絶望的になる。わりと経済面や福利厚生に恵まれた職場だとは思うけど、好きな仕事を選べるわけではないし、異動が多くて特定の仕事のプロフェッショナルになれないところが気に入らない。
仮に早期退職したとしても、完全無職ではなくて、今の仕事のつながりで週4日ぐらいは働こうかと思っている。ただ、それだと食べていくのにぎりぎりの給料なので、趣味とか旅行に使うお金は貯金を取り崩すしかない。
やっぱり今の仕事にしがみついているのがお利口なんだろうか?せっかくそれなりに給料のもらえる仕事をしてきたのに自由になれないのは悔しい。
ありがたいことに売り手市場な上に
本音を言わせてもらうと、
なんでそんなに女子が欲しいの?
一部の学科の女子なんてテストはカンニングして講義は寝るために来てるのに(地方国立なんてこんなもん)。
理系女子だからっていい子しかいないわけじゃないですよ。(高学歴しか採用しないとこにも言えることだけど)
ま、もちろんそんな人は就活してないんだけどね!
就活してて思います、親会社がバカでかいとこの子会社には絶っっっっっっ対に行きたくない。
何故なら子会社の上司は親のとこに長く勤めたおっさんが大半だから。
インターンシップ行って、こんな人とは働きたくないし仕事の話もプライベートの話もしたくないなあと思いました。
いくら福利厚生がよくたって昇給の幅が大きいからって氏ね氏ね連呼するおっさんとは誰も働きたくないよなあ…
インターン自体はいろんな会社があって楽しいですね。スーツ着て、ごついバッグ持って、働く練習してるみたい。もうそろそろ終わっちゃうけど。
その時期にもう内定ゲットしてる学生も結構いるんですね。全然知らんかった
OBとか企業の人に、どんな感じで就活しました?って結構聞くんですけどあんまりためにならない、
というか就活のやり方って人それぞれで合う合わないの差がすごい激しい…
私自身やりたいことがまだしっかり定まってなくて
メーカーいいな!オフィス綺麗だな!雰囲気いいな!人が若くていいな!とか
超難しい~~~~~~~~~~~~
もうほんとに何を決め手にしたらいいのか全然わかんない
わかんなさすぎる
以上
ここ数年でソフトウェアエンジニアを大量に採用した某社。入社していく人たちのブログエントリはよく目にするのに出ていく人の退職エントリはほとんどない。あれだけの数がいれば辞める人もそれなりにいる。しかしなぜ退職エントリが少ないのか?知っている情報から考察してみる
退職エントリが少ない理由と辞めづらい理由が混ざっちゃった。けど実際にひっそりと、声をひそめて辞めていく人を数名観測しているので、そんな感じなのではなかろうか
タイトルの通り2018年に入社したNTTグループの某社を退職しました。
2019年1月中旬に正式退職したので、約9ヶ月間働いたことになります。
本記事では非常に主観的かつ局所的な話を書くつもりであり、一般性には欠けますのでご承知ください。
NTTグループの某SIer企業に2018年度の新入社員として入社しました。
前年度までは大学院に在籍しており、情報系の研究を行っていました。
入社してからの立ち位置としては一応システムエンジニアに分類されるはずですが、あまりシステムエンジニアらしい仕事は行いませんでした(これについては後述しています)。
2018年の4月に入社し、最初の2ヶ月間は新入社員研修を行っていました。
研修内容は大手企業あるあると言った感じで、挨拶練習や名刺渡し練習、ビジネス文章の書き方等を行いました。
周りは「研修が手厚くて良い」と言っていましたが、個人的には退屈なだけでした。
今振り返ってみると、この研修期間中が最もつらかった様に思います。
しかしながら研修自体は退屈であったものの流石に大手企業と言うべきか入社同期には優秀な方が多く、変な人間も少なかったため人間関係の面ではこれといった苦労はありませんでした。
6月になって研修期間が終わると正式に部署配属が行われました。
この時配属された部署に退職するまで在籍していたことになります。
部署自体の詳細についてはこのエントリでは伏せますが、元々配属を希望していた部署であったため、配属当初は安心した記憶があります。
何か1つこれが決め手になってといった明確な退職理由はありません。
インターネットで言われるようなSIer業界の悪評についても内定前から知っていて、実際に入ってみての感想としても「噂は真実だったんだな」くらいのものだったので特に入社したことに対する後悔もありません。
入社して詰まらない・つらい仕事であったら適当なところで辞めようと思っていましたし、その結果として詰まらない・つらい事象がいくつか重なったため退職するに至りました。
それらの事象を細かく挙げていくと切りがありませんが、そのうち幾つか分かりやすいもの(且つ社内機密や違法行為に当たらないもの)を以下に挙げます。
少なくとも自分が想像していたシステムエンジニアとしての業務は殆どありませんでした。
いわゆるSIerへの批判的な記事に挙げられるようなこと(Excelにスクリーンショットを貼り付ける作業、何に使われるのか分からない謎の資料作成、etc.)や、電話番等が主な業務でした。
新入社員に対して雑務を割り当てるというのはある種合理的な部分もあるとは思うので批判は控えますが、個人的には特に学ぶべきこともなく時間の無駄に感じました。
一方でExcelスクリーンショットに関しては批判するべき部分があります。
Excelスクショは「エビデンスを残す」という名目で行われることが多いと思いますが、システムが正しく動作したかを顧客に証明する目的であれば、結果ではなく検証をする方法を提供するべきではないかというのが私の意見です。
スクリーンショットなんてものはいくらでも改竄可能なもの(WebページなどであればDeveloper ConsoleでHTMLを書き換えれば良い)であり、普通に考えればエビデンスとしての効力はないと考えられます。
周りにはそれなりの年齢の方も多く、また社会インフラの構築を担うことの多い会社であるため、技術的な知識に造詣の深い方が多いと考えていたのですが、そのようなことはありませんでした。
大きな会社なのでそういった人も社内のどこかにはいるのかもしれませんが、少なくとも自分の周りでは観測できませんでした。
詳細は避けますが、技術的な知識に関してはその辺の情報系学部生の方が理解していると思います。
Linuxコマンドが分からない方向けにコマンドの打ち方をまとめた手順書(ターミナルエミュレータを立ち上げて、どこにユーザ名・パスワードを打ち込んで、どのボタンを押して...をスクリーンショット付きでExcelにまとめる)や殆ど問題を丸投げしている様な質問表等を作っていた時の心中は決して穏やかなものではありませんでした。
ファイル名の末尾に日付を付けるようなバージョン管理方法も噂では聞いていたものの本当に実在しているとは思っていませんでした。
また部署としては今後コンサルタントとなるような人材を増やしていきたいような雰囲気がありましたが、システムを殆ど理解していない人にコンサルが務まるのかはよく分かりません。
主に常用していた端末周りの環境についてです。
使用しているコンピュータのスペックがあまりにも低く(メモリ2G、ハードディスク50GB、32bitOS)、まともに作業ができるような環境ではありませんでした。
Excelを開いたり、酷い時はIMEの変換機能を使用した時にもコンピュータが固まっていました。
上で雑務が殆どと書きましたが稀に開発をすることもあり、そういった場合は特にスペックの低さによるストレスを感じていました。
私自身そこまで気合を入れて仕事をするような人間ではなく、むしろできることなら仕事せず遊んでいたい人間ですが、やるべき仕事がくだらない原因で阻害されるというのはそれはそれでストレスが溜まるものだなと思いました。
自分だけでなく周りの人達の環境でもそういったことは起こっていましたが、周りの人達はこの現象について好意的に感じている(コンピュータが固まるのを理由に仕事をしなくても済むため)ようでしたので、その辺りの温度差も退職の理由になっています。
計算すれば高スペックのコンピュータを導入するコストよりも、低スペックなコンピュータを使うことにより生じる人件費の無駄の方が大きいと分かるような気がしますが、あまり計算が得意な人がいないのだと思います。
昨今セキュリティが重要視され、セキュリティに関する施策に予算が付くようになったのは良い点だと思っています。
しかしながら、実施される施策が的外れなものと言わざるを得ないものばかりでした。
的外れならまだ良いですが、それはセキュリティリスクを高めるだけなのでは?と言った理解のない上の人間が思いつきで実施したとしか思えないものもあり大変疑問を感じました。
意味のない施策で業務環境が不便になるのも見てる分には面白いですが、その中で仕事がしていきたいとは思えませんでした。
パスワードの定期変更や、暗号化zipファイルをメールで送り続いてパスワードをメールで送る等のバッドノウハウが未だに存在していることも知りました。
またこれはSI業界全体に言えることだとも思いますが、RPAとかDX(Digital Transformation)とか10,20年前に言うならともかく、今更言っても時代錯誤感が強いです。
退職理由として不満点を挙げることになってしまいましたが、良い点もありました。
これは部署やプロジェクトに依る部分もあるみたいですが、少なくとも私の所属部署では早く帰ったからと言って咎められるようなことは殆どありませんでした。
最近は労働時間に関する制限がかなり厳しくなっているようで、残業が多い部署は上から注意されているようでした。
有給休暇についても申請して拒否されるようなことはなく、むしろ消化が推奨されていました。
休んだことにより後から文句を言われることもありませんでした。
上司や同僚から理不尽な扱いを受けるようなことは殆どありませんでした。
入社前のイメージがパワハラ・モラハラは当たり前といったものであったため、非常に驚かされた部分です。
また少なくとも自分の観測範囲では人種や国籍、性別による差別は行われていないように見えました。
色々ありすぎて私も全てを把握できていませんが、恐らく福利厚生に関しては国内企業ではトップクラスに充実していると思います。
少なくとも1年目の年収としては比較的高い方であったと思います。
業務内容の割に高いとも思いました。
私の場合は残業は殆どありませんでしたが、役職のない若手が残業をした場合残業手当が付くため(役職がつくと裁量労働制になる)、残業をした場合は更に貰えると思います。
もちろん残業手当は働いた分だけしっかり付くようでした。
ただどうやら年収の伸びはそこまで良くはなく、聞いた話では20~30年勤続し管理職になってやっと1000万程度らしいです。
ただ勤務中はかなりささくれ立った心境であったため、こうして比較的穏やかに振り返ることができて良かったなと思う次第です。
巷ではSIer崩壊説みたいなものもありますが、個人的にはSIerは今後も続いていくと考えています。
環境も改善していって数十年後に「あの時辞めなければ...」と後悔することになると面白いですね。
今後の身の振り方については決まっていて、ソフトウェアエンジニアとして転職をすることにしました。
具体的な企業名や待遇等について詳細を書くことができませんが、年収については前職であれば20~30年勤続し管理職になった場合と同程度になります。
をやってみたかったがやらないと思う。
- 業種は何?
=> 製造(多分) 業種ってこれで合ってる?
- なんで辞めたの
=> 体力・体調的な問題で。
業務面や人間関係はほぼ問題なく、これまで在籍したことのある組織の中ではホワイトもホワイトすぎた。
本当にこんな組織があるんだなと思ったくらい。
=> ニート!/(^o^)\
というか、返答待ち状態。時期がよくないっぽい。
そもそも職場運が底辺なので、この数ヶ月は貴重な時間だったと思う。
割とよくあることなので、どうにかなるかどうしようもなくなるかだと思ってる。
これ、まっとうに就職して長く組織に在籍している人からすると「は?」という感じだと思う。
残業も法定通り支払われる。なんなら定時で切ってから、ちょっとしたことを確認して自席に戻ったら「もったいないから何もかも終わっていちばん最後に勤怠つけないともったいない」「修正申請出そうか?」とまで言われた。
勤務時間帯はちょっと短めに設定されていて、端数はおまけされている。
給料は周りの話をちらっと聞くと「高くはない」、「安い」という感想もあったが、環境やいる人の安定感からすると気にならなくなるレベル。
福利厚生面も、中の人たちからするとまだまだ改善の余地があり、改善していくつもりとのこと。
だが、今日日ここまで大昔認識していた「企業で働くとついてくる」と思っていたものが揃っているところはないと感じた。
何より時間の流れが違った。
作業を覚えるまで数回はつきっきりで対応され、仕事ができるようになるまでにある程度時間がかかるという前提が行き渡っていた。
在籍している人に対してもなんかすごかった。
肯定的。ものすごく。人としてのレベルが高い人ばかり、少なくとも自分が主に接していた人々についてはそう感じた。
- 辞めたことは後悔している?
=> 正直まだよく分からない。
もったいないと周りからは言われたが、仕事自体よりも仕事場にたどりつくまでのコストが高すぎた。
何か成果を出していたかと聞かれると、自分の認識としては何もしていないと思う。
注意されたりはしなかったし、できそうなことはやっていたがこの辺はなんとも言えない。
配属先の人に最終日に言われたのは、忙しい時期だったので教えられなかったのに作業してくれていたので助かったみたいなことは言われた。
長い目で見たり、これまでの生活から見るともったいないくらいのところだったと思うが、ご縁がなかったんだと思う。
企業側はできる限りの配慮はしますと提案してくれていたけれど、あれこれ対策しようとしたものがどれもこれも実を結ばなかった。
ぼんやりと少しばかり悲しいとか悔しいとかもあるのかもしれないが、巡り合わせがもう少しばかり前向きなものであったらなとは思わなくない。
そうして数週間が経ったある日。
「マスダさん、おかしいと思いませんか」
いつもと同じように仕事をしていた時、センセイはそう疑問を投げかけてきた。
「何がです?」
「何が……ってこの会社がですよ」
センセイはさも当然のように言ったが、母は要領を得なかった。
母はこれまで、経営だとか雇用だとかいったものとは直接の縁がない人生を送ってきた。
世間一般的な異変を察知することは出来ても、詳しくないものについては勘が鈍る。
母もその自覚はあったので、センセイが何を問題にしているのかは素直に気になった。
しかし、センセイから返ってきた言葉は、これまた要領を得ないものであった。
「完全週休2日制で、祝日も休み。給料が良い。労働時間は厳守。働いているときも割と自由がきく。休憩は頻繁にできる」
母は理解に苦しんだ。
そんな中で労働環境が快適だというのは歓迎すべきことだ。
なのに、センセイはそれがおかしいのだという。
「2階を見ましたか? 雑貨屋があって品揃えも多い。自販機もやたらと色んなものがある。自社オリジナルといっていますが、それにつけても安い。いや、食チケで払えるから実質タダですし。労基を大事にしているのはまだしも、福利厚生まで充実している。私たちのようなパートタイマーにまで、です」
「それの何が問題なんでしょうか」
「福利厚生は社員の満足度を上げたり、モチベを維持させたり、労働力の向上が主な目的です。あったほうがいいのは間違いないですが、費用対効果が不確かなので会社によってピンキリなんです」
「結構なことじゃありませんか。つまりホワイト企業ってことでしょう?」
「その“結構なこと”を、多くの会社はしたくても出来ないんですよ。最近できたばかりの会社がここまで厚遇なのは、経営として異常なんです。経営は常にコストとの睨み合いで、どこを削れるかいつも考えていますから」
主にこの人材を安く、雑に扱う企業を「ブラック」と呼ぶことが多い。
それに対して、この『256』という会社は人材に金をかけ、丁寧に扱う。
ホワイトといっても過言ではないのだが、センセイはそれをやりすぎだと主張していた。
「それだけ余裕があるってことでは? 急成長している会社らしいですし……ん?」
コストをかけるにしても元手がいる。