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はてなキーワード: 福利厚生とは

2019-03-11

8年も経ったのに何をしているんだろう

2011年3月

当時、私は都内某所のどこにでもいる大学生だった。


自宅で長く激しい揺れを体感し、すごい地震だったな、震源地関東のどの辺だろうとTVをつけると、何と「東北」とでかでかとテロップで映し出されていた。

私の実家福島県にある。慌てて親に電話を入れるも当然ながら全く繋がらず、連絡が取れたのは結局地震から3日が経ってからだった。

その後も色々と大変なことは大変だったが、家自体津波による被害はなく、近しい親族も友人も全員無事だったので周囲に比べれば幸運な方だと思う。

それでも、震災(と原発事故)は地元を一変させてしまった。避難によって子どもは減ったし、親戚の家は立入禁止区域になった。畑には除染後の除去土壌が山のように積まれている。線路がないので帰省に使っていたスーパーひたちも走らなくなった。


こうした体験を経て、私はぼんやりと何か地元の役に立つことがしたいと思うようになった。

進学したはいもの特にやりたいこともなく、将来を決めあぐねていた自分にとって、地元貢献というのは耳障りがよかったのだと思う。浅はかにもほどがある。

折しも研究室配属の時期であり、ちょうど震災復興支援に関連する研究を開始した研究室があったこから、迷わずそこを希望して卒業まで研究に打ち込んだ。


就職先も当然、研究テーマと似たようなことをやっているところにするつもりだった。

しか就活を始めてほどなく気づく。ないんだよね。復興支援だけをやってる民間企業なんか。

ほとんどはメインでやってる事業があって、そのノウハウ復興支援にも使えそうだからやってみているだけ。当たり前だけどそんなんばっか。

で、面接御社復興支援事業に興味があって~と言うと必ず聞かれるのがこれ。

「それはあくまで弊社の多岐にわたる事業ひとつであって、君の希望するところと違う部署に配属される可能性も十分ある。それでも頑張れますか?」


気づいた時点で就職をやめて、博士課程に進んでテーマを究めばよかったんだけど、残念ながら私にはその度胸がなかった。

金がない。科研費はもらえるかどうかも分からない。博士修了後は行く先がなくてワープアまっしぐらかもしれない。

そもそも博士になれるだけの力が自分にあるのかどうかも自信がない。

研究室ポスドクがいてその悲惨な状況を目にしていただけに、勇気が出なかった。


結局前述の質問には「はい!いつか希望部署に行けるまで地道に経験を積んで頑張ります!」とかなんとか無難な答えをしてメーカー就職を決めたわけだが、予想通り配属先は全く関係のない部署だった。


そして就職して数年。異動の気配、全くない。


修士卒の女の二十代は短い。この数年の間に結婚して、子どもも産んだ。

やりたいことをやれる会社転職しようと思っても、子持ち女(時短勤務、出張不可)を採用してくれるところは少ないだろう。

これから子ども教育費はかかるし家も買う。今さら大学に出戻って博士課程をやるのも難しい。


幸か不幸かうちの会社福利厚生が手厚くて給料も良く、働くこと自体に関しては何の不満もない。

ただこんなはずでは…という気持ちをずっと抱えている。


書いていて過去自分の思い至らなさを認識して恥ずかしいけれど、全く地元に貢献できないままに8年も経ってしまったというモヤモヤを吐き出したかった。

自分勝手ですみません

2019-03-07

会社福利厚生ジムが使えるらしいのでジム通いしようと思う

と言っても運動オンチだし全く運動してなかったんだけど、エアロバイクでひたすら漕いだりしてればいいのかな

2019-03-05

anond:20190305162033

会員登録必要かどうかはジムによる。理由は利用中の怪我昏睡対策

でも1000〜2000円位じゃないか

会員登録無しでDAY利用(ビジター)OKなとこもある

いずれにせよ、機材は置いてるし、タオルシューズも貸し出しはある

あと福利厚生ビジターでもジムが割引になったり結構するので調べとくと良いと思う

anond:20190305120619

そもそも私企業社員提供する福利厚生ってのは「より優秀な人を集めたい」から存在するものだし、

夫婦に補助が出るのは大抵扶養補助であって、これは「夫婦=夫が稼いで妻が支える」という形が当たり前だった時代

独身より妻がいる男の方が会社にとって色々と都合が良い(妻のバックアップがある分より働かせられる、妻の生活を支えているか簡単に辞められない、等)

から独身男性社員結婚を促したい」ってんで出来たもんだからね。

なので今だとそういった夫婦ばかりではなくなり意味が薄れているから、いずれそういった補助も削減されていくんだろう。

後はその企業の考え方だろうな。

同性カップルであっても片方が稼いで片方がそれを支えているのであれば、同じ理由独身者よりは都合が良いか

それを補助する事でそういう同性カップルを集めたい、ってのも人材確保という面で一つの戦略となり得るだろうし

それでそういう同性カップルが増えるなら、独身同性愛者や共働き扶養補助が使えない同性カップルであっても

同性愛者に理解があり、実際に同性愛者の同僚も多い働きやす企業」と言う事で集まってくる事はあるかもしれない。

異性愛者であっても、そういったリベラル企業で働きたいという人はいるだろうし、

その企業商品を買う客にしても、企業のそういった取り組みを評価して購買意欲が増えるという事はあるかもしれない。

勿論逆に「同性愛者がいるなんて気持ちいから働きたくない」異性愛者がその企業を避けたり

同性愛者がいる企業商品なんて気持ちいから買いたくない」と言う客がいて売り上げが下がる、と言う事もあるかもしれないが。

2019-03-03

anond:20190303002857

給料大事だけど、福利厚生の充実さを見ておいたほうがいいよ。結局それが、現金給与中の自由に使える金額につながる。年金退職金ボーナス、手当。あと業界基準給与が高いところが安全転職はいずれするものと考えて、業界内どこに行ってもそれなりの水準からスタートできるように。

2019-03-01

年齢は中年だけど、

全体的にスキル低すぎると恥ずかしいよね。

本人はそれに気づいていない。

悲劇なのは周囲で、年齢だけはいってるので、20代若者と違ってずうずうしい。

仕事遂行有益アドバイスをしても、それをやってみようとしない。

アドバイス通りにやらなくても、きちんとした成果物が出てくれば問題ないけど、まったくの低レベル

新卒入社した4年目の部下の方がスケジュールを厳守し、納品レベル仕事を上げてくる。

年下とはいえ、実務経験指導役の方がずっと上なのだから勉強させてもらう姿勢でいないとダメだと思うんだよね。

年齢で差別するのは良くないんだろうけど、自分も含め、年を経てずうずうしくなるし、「前は」とか自分知識内でしか判断しないって、かなりやっかい

前の会社制度や、身勝手知識判断しないで、今のルールを知って、仕事を覚えて欲しいんだよね。

ブラックっぽい言い方だけど、有給消化率80%以上あるし、残業代は全額支給される。

福利厚生もしっかりしているから、以前在籍したブラック体育会系会社と一緒にされるのも困るんだよ。

年齢と実務経験があまりにもかけ離れていると、やっぱりダメなんだなあって思った。

全部がそうとは言わないけど、心構えがきちんとしていないと、就職氷河期の初期の人たちが、年齢相応の給与正社員になるのは難しいと感じるよ。

仕事をしていれば、いろいろな人に教えを請う必要がある。それは年を重ねても、役職がついても変わらない。

ましてや、実務経験ほとんどなければ、もっと教えを請わねばならない。

そういう意思にかけてる人は、首にはならないだろうけど、満足いく給与をもらうことは難しいだろうね。

anond:20190301004607

お疲れ様です。自分会社福利厚生組合カウンセリング受けた。でもこれはあんまり役には立たなかった。

まず社内組織で異動願い出したら良いと思う、IT下請け現場によって同じ会社内でも結構違うと思う。これはうちが人売りSIからかもしれない。自分場合はガラッと変わった。

会社にはやっぱ心壊す人もちらほらいる。復帰する人もいるけど、半分はギリギリまで傷病による休職を使い切って辞める。2年か3年。もし自分がその立場になったら復職するより転職の方が気持ち的に楽な気はする、けど辞めるにしたって制度としての休みはしっかり取ってからが良いと思う。病んでいる時に就職活動なんてとてもできない。

2019-02-25

anond:20190225121338

実際改革派のような動きを見せてるけど実際やってることは

ごく当たり前のこと+支持母体自民公明の老人票だよ

例えば憲法改正とかアメリカ安保理守らなくなってきたか賛否無しに自前の軍隊持つしかなくなった

さら安保理を破るってことは日本仮想敵国自作自演に使われる可能性も出てきたので

今は通信を何とか抑えようと法整備しようとしてるけどガバガバ突っ込み入る当たり無能すぎる

老人票は欲しいので結局増税して福利厚生は削らないままでいこうとしてる

これで改革派だと思ってる層からも老人からも票を集めてる

anond:20190225120449

>正直、若者投票率やすか、

これは若者の主張がまるで受け入れられない長期的な計画の成果だから

ちょっとやそっとじゃ変更できないと思う

よしんば投票率が上がったところで政治知識がないから「とりま自民で」みたいな行為になり兼ねない

もちろん考えた末での投票ならいいけど

 

年寄りをとにかく減らすかしか無い

普通福利厚生に出せる金がないなら徐々に減らすところなのに

なぜか増税国債発行してるってことはこれからも続けるってことで…

anond:20190225115710

ためになるならないじゃなくて、参政してないのが問題から

別に若くても福利厚生考えてもいいよ俺は嫌だけど

居るか居ないかじゃ話が違う

2019-02-22

anond:20190222132237

というかGAFAを越えるか匹敵する福利厚生給料を両立した企業あるのか?

世界中探しても多くはなさそうじゃね

NTT福利厚生が充実してない理由

NTTにいた頃には「あんまり福利厚生を手厚くすると調子に乗る」「権利を主張する前に義務を果たせ」といった呪詛を繰り返し耳にしていたので、Googleがそれとは全く別次元の戦いをしているという事に気づくのに時間が掛かった。

http://kumagi.hatenablog.com/entry/ikukyu

こんなこと聞いたことないし、さすがにこれはないんじゃないかなーと思ったので書いておく。

もちろん部署によっては呪詛を繰り返し耳にするかもしれないけれど、それは単に呪詛を唱えてる人が知識足らずなだけである

まず、NTT福利厚生日本一般的大企業と同程度には充実している。

中の人も知らないことが多いけど、健康保険とかは凄まじく手厚い。

あと、昔は社宅を申請したらボロくて遠いところが割り当てられて一ヶ月もしたら放り出されたりしたけど

最近は借り上げマンションが割り当てられるようになってきて、下手すると新築マンションに月3万ぐらいで住める。

とはいえGAFA(GとAぐらいしか知らんけど)と比べたら見劣りするかもしれない。

それは手厚くすると調子にのるとかじゃなく、単純に原資が足りてないっていうだけだ。

福利厚生ってのは「社員全員に平等に」支給されるものなので

研究所トップクラス天才研究者も、窓際で新聞読むしか能がないダメ社員でも平等支給される。

から食堂無料にするには数万人レベル食堂無料にしないとダメだし

育休を手厚くすると不正利用しようとする輩が少なからず出てくる。

からトップクラス社員を確保するために福利厚生を充実させるってのは無理っていうだけだ。

あと、給与が低いか転職します、とかいう人がいるけど

お前ら採用の時にそれこそ呪詛のように「給与は高くない」って聞いてたのになぜ就職したの?としか思えん。

大半の優秀な学生給与じゃなくてやりたい研究に没頭できる環境があるからだったり

大企業ならではのパワーを動かすためだったり、そういうので就職していて

やめる時は「給料が安い」っておかしいだろう。

大半のやめる理由は「思ってたんと違う」っていうだけであって

それは経営者側も十分に反省すべきだと思うけど、待遇をよくしろってのはなんか違うよ。

まぁ、給与を上げて欲しいのはそりゃそうだけど、そんなことしてもやめる奴はやめるよ。

2019-02-21

石橋を叩き過ぎる人

ネット上のファイナンシャル相談で、年収900万弱かつ貯金もそこそこあって退職金もそれなりにもらえそうな人が、「55歳になると給料が上がらなくなるので、どうせなら退職して自由になりたい」とFP相談していた。

が、FPの答えは「年金支給開始が遅くなることが予想され、それまでに貯金を食いつぶしていくことになるのでなるべく長く働き続けましょう」だと。

このご時世、確かに年金退職金も当てにならないので間違いではないのだろうけど、これだけ恵まれた条件の人でも「早めにリタイアして悠々自適生活」ができないというのはどういうことかと。

まぁFP立場としては積極的に早期リタイアお勧めして、相談者が経済的に困窮したら立場がないのでそう答えたんだろうけど、あまりにも慎重過ぎないか。こんなことを言っていたら誰が早期リタイアして自由生活を楽しめるのかと思う。

自分も同じような夢を持っているけれど、年収が冒頭の相談者より低く、従って退職金も安くなるであろうことを思うと「やっぱり辞められないのか…」と絶望的になる。わりと経済面福利厚生に恵まれ職場だとは思うけど、好きな仕事を選べるわけではないし、異動が多くて特定仕事プロフェッショナルになれないところが気に入らない。

仮に早期退職したとしても、完全無職ではなくて、今の仕事のつながりで週4日ぐらいは働こうかと思っている。ただ、それだと食べていくのにぎりぎりの給料なので、趣味とか旅行に使うお金貯金を取り崩すしかない。

やっぱり今の仕事にしがみついているのがお利口なんだろうか?せっかくそれなりに給料のもらえる仕事をしてきたのに自由になれないのは悔しい。

anond:20190221100358

中小企業福利厚生グーグル並みにできないのはグーグルのようなグローバル大企業が税逃れをしているから。

その税を適正に回収するには暴力装置必要

そのために自衛隊員国税局職員の出向を受け入れさせる。

ここまで説明しないとわからないのか。

2019-02-19

anond:20190219093535

ひとつ社会常識を得れたようで何よりでしたね

これが昨今で言われている「企業コンプライアンス」です

ゆうて大企業は、大金福利厚生に目が眩んで入ってくる人が後を絶たないので、

大事件 (殺人因果関係が誰の目にも明らかな自殺者/明らかな安全配慮義務違反による重度の障害児童搾取) でも無い限り、屁でもないですし、

零細企業も「金ないで〜〜す、会社をたたみま〜〜す」で 逃げられますので、やはり屁でもないです

クリティカルなのは、中堅〜中小規模の会社でしょう

裁判に掛かる費用時間負担の大きさは元より、

判例記録で社名があちらこちらに出る、社内士気採用活動に影響が出る、助成金に影響が出ることは、

とても無視は出来ません

パワハラするアホを採用する/放置した自己責任(会社責任)といえばそうですが、

人事(とその周囲)はもう少し真面目に仕事をしてもバチは当たらないと思います

2019-02-12

anond:20190212224409

それはひどい

会社福利厚生カウンセリングしか使ったことないけど

それは良かったよ

ちょっくらどういう基準採用かけてるか見てくる

2019-02-10

リケジョ(笑)就活の話

ぜんぶ愚痴、失礼しま

情報系の大学3年、

エンジニアになりたくて就活中。

ありがたいことに売り手市場な上に

どの企業女子を採りたいと仰っています

本音を言わせてもらうと、

なんでそんなに女子が欲しいの?

一部の学科女子なんてテストカンニングして講義は寝るために来てるのに(地方国立なんてこんなもん)。

理系女子からっていい子しかいないわけじゃないですよ。(高学歴しか採用しないとこにも言えることだけど)

ま、もちろんそんな人は就活してないんだけどね!

就活してて思います親会社バカかいとこの子会社には絶っっっっっっ対に行きたくない

何故なら子会社上司は親のとこに長く勤めたおっさんが大半だから

インターンシップ行って、こんな人とは働きたくないし仕事の話もプライベートの話もしたくないなあと思いました。

いくら福利厚生がよくたって昇給の幅が大きいからって氏ね氏ね連呼するおっさんとは誰も働きたくないよなあ…

インターン自体はいろんな会社があって楽しいですね。スーツ着て、ごついバッグ持って、働く練習してるみたい。もうそろそろ終わっちゃうけど。

自分が本格的に就活し始めたのが昨年末で、

その時期にもう内定ゲットしてる学生結構いるんですね。全然知らんかった

OBとか企業の人に、どんな感じで就活しました?って結構聞くんですけどあんまりためにならない、

というか就活のやり方って人それぞれで合う合わないの差がすごい激しい…

私自身やりたいことがまだしっかり定まってなくて

メーカーいいな!オフィス綺麗だな!雰囲気いいな!人が若くていいな!とか

超難しい~~~~~~~~~~~~

もうほんとに何を決め手にしたらいいのか全然わかんない

わかんなさすぎる

以上

2019-02-06

とある会社退職エントリが少ない理由

ここ数年でソフトウェアエンジニアを大量に採用した某社。入社していく人たちのブログエントリはよく目にするのに出ていく人の退職エントリほとんどない。あれだけの数がいれば辞める人もそれなりにいる。しかしなぜ退職エントリが少ないのか?知っている情報から考察してみる

退職エントリが少ない理由と辞めづらい理由が混ざっちゃった。けど実際にひっそりと、声をひそめて辞めていく人を数名観測しているので、そんな感じなのではなかろうか

2019-02-01

新入社員女さん流石にそれはないわ

お前、妊娠してるの分かって入社してきて

研修もそっちのけで産休とかアホかと

一万歩譲って復帰して頑張るならいいよ

早々に育休もとってある程度したらそのままフェードアウトってどういうことだよ

会社福利厚生フリーライドする為に入社しただろお前

単なる泥棒だぞ

2019-01-31

9ヶ月勤めたNTTグループ退職しました

タイトルの通り2018年入社したNTTグループの某社を退職しました。

2019年1月中旬正式退職したので、約9ヶ月間働いたことになります

記事では非常に主観的かつ局所的な話を書くつもりであり、一般性には欠けますのでご承知ください。

自己紹介

NTTグループの某SIer企業2018年度の新入社員として入社しました。

前年度までは大学院に在籍しており、情報系の研究を行っていました。

入社してから立ち位置としては一応システムエンジニアに分類されるはずですが、あまりシステムエンジニアらしい仕事は行いませんでした(これについては後述しています)。

退職までの流れ

2018年4月入社し、最初の2ヶ月間は新入社員研修を行っていました。

研修内容は大手企業あるあると言った感じで、挨拶練習名刺渡し練習ビジネス文章の書き方等を行いました。

周りは「研修が手厚くて良い」と言っていましたが、個人的には退屈なだけでした。

今振り返ってみると、この研修間中が最もつらかった様に思います

しかしながら研修自体は退屈であったものの流石に大手企業と言うべきか入社同期には優秀な方が多く、変な人間も少なかったため人間関係の面ではこれといった苦労はありませんでした。

6月になって研修期間が終わると正式部署配属が行われました。

この時配属された部署退職するまで在籍していたことになります

部署自体の詳細についてはこのエントリでは伏せますが、元々配属を希望していた部署であったため、配属当初は安心した記憶があります

退職理由

何か1つこれが決め手になってといった明確な退職理由はありません。

インターネットで言われるようなSIer業界の悪評についても内定から知っていて、実際に入ってみての感想としても「噂は真実だったんだな」くらいのものだったので特に入社したことに対する後悔もありません。

入社して詰まらない・つらい仕事であったら適当なところで辞めようと思っていましたし、その結果として詰まらない・つらい事象がいくつか重なったため退職するに至りました。

それらの事象を細かく挙げていくと切りがありませんが、そのうち幾つか分かりやすもの(且つ社内機密や違法行為に当たらないもの)を以下に挙げます

仕事の内容がほとんど雑務に分類されるようなものばかりだった

少なくとも自分想像していたシステムエンジニアとしての業務殆どありませんでした。

いわゆるSIerへの批判的な記事に挙げられるようなこと(Excelスクリーンショットを貼り付ける作業、何に使われるのか分からない謎の資料作成etc.)や、電話番等が主な業務でした。

新入社員に対して雑務を割り当てるというのはある種合理的な部分もあるとは思うので批判は控えますが、個人的には特に学ぶべきこともなく時間無駄に感じました。

一方でExcelスクリーンショットに関しては批判するべき部分があります

Excelスクショは「エビデンスを残す」という名目で行われることが多いと思いますが、システムが正しく動作たか顧客証明する目的であれば、結果ではなく検証をする方法提供するべきではないかというのが私の意見です。

スクリーンショットなんてものはいくらでも改竄可能もの(WebページなどであればDeveloper ConsoleHTMLを書き換えれば良い)であり、普通に考えればエビデンスとしての効力はないと考えられます

特に学べることがなかった

これは主にシステム開発・運用まわりについてです。

周りにはそれなりの年齢の方も多く、また社会インフラの構築を担うことの多い会社であるため、技術的な知識に造詣の深い方が多いと考えていたのですが、そのようなことはありませんでした。

大きな会社なのでそういった人も社内のどこかにはいるのかもしれませんが、少なくとも自分の周りでは観測できませんでした。

詳細は避けますが、技術的な知識に関してはその辺の情報学部生の方が理解していると思います

Linuxコマンドが分からない方向けにコマンドの打ち方をまとめた手順書(ターミナルエミュレータを立ち上げて、どこにユーザ名・パスワードを打ち込んで、どのボタンを押して...をスクリーンショット付きでExcelにまとめる)や殆ど問題を丸投げしている様な質問表等を作っていた時の心中は決して穏やかなものではありませんでした。

ファイル名の末尾に日付を付けるようなバージョン管理方法も噂では聞いていたものの本当に実在しているとは思っていませんでした。

また部署としては今後コンサルタントとなるような人材を増やしていきたいような雰囲気がありましたが、システム殆ど理解していない人にコンサルが務まるのかはよく分かりません。

個人的コンサルタントという肩書懐疑的なのもあります

環境に満足できなかった

主に常用していた端末周りの環境についてです。

使用しているコンピュータスペックがあまりにも低く(メモリ2Gハードディスク50GB、32bitOS)、まともに作業ができるような環境ではありませんでした。

Excelを開いたり、酷い時はIMEの変換機能使用した時にもコンピュータが固まっていました。

上で雑務殆どと書きましたが稀に開発をすることもあり、そういった場合特にスペックの低さによるストレスを感じていました。

私自身そこまで気合を入れて仕事をするような人間ではなく、むしろできることな仕事せず遊んでいたい人間ですが、やるべき仕事がくだらない原因で阻害されるというのはそれはそれでストレスが溜まるものだなと思いました。

自分だけでなく周りの人達環境でもそういったことは起こっていましたが、周りの人達はこの現象について好意的に感じている(コンピュータが固まるのを理由仕事をしなくても済むため)ようでしたので、その辺りの温度差も退職理由になっています

計算すれば高スペックコンピュータを導入するコストよりも、低スペックコンピュータを使うことにより生じる人件費無駄の方が大きいと分かるような気がしますが、あまり計算が得意な人がいないのだと思います

全体的な会社方向性に疑問を感じた

これは主にセキュリティ施策についてです。

昨今セキュリティ重要視され、セキュリティに関する施策予算が付くようになったのは良い点だと思っています

しかしながら、実施される施策的外れものと言わざるを得ないものばかりでした。

的外れならまだ良いですが、それはセキュリティリスクを高めるだけなのでは?と言った理解のない上の人間が思いつきで実施したとしか思えないものもあり大変疑問を感じました。

意味のない施策業務環境が不便になるのも見てる分には面白いですが、その中で仕事がしていきたいとは思えませんでした。

パスワードの定期変更や、暗号化zipファイルメールで送り続いてパスワードメールで送る等のバッドノウハウが未だに存在していることも知りました。

たこれはSI業界全体に言えることだとも思いますが、RPAとかDX(Digital Transformation)とか10,20年前に言うならともかく、今更言っても時代錯誤感が強いです。

良かった点

退職理由として不満点を挙げることになってしまいましたが、良い点もありました。

残業ほとんどなく休みが取りやすかった

これは部署プロジェクトに依る部分もあるみたいですが、少なくとも私の所属部署では早く帰ったからと言って咎められるようなことは殆どありませんでした。

最近労働時間に関する制限がかなり厳しくなっているようで、残業が多い部署は上から注意されているようでした。

有給休暇についても申請して拒否されるようなことはなく、むしろ消化が推奨されていました。

休んだことにより後から文句を言われることもありませんでした。

周りの人が良い人ばかりだった

上司や同僚から理不尽な扱いを受けるようなことは殆どありませんでした。

入社前のイメージパワハラモラハラは当たり前といったものであったため、非常に驚かされた部分です。

また少なくとも自分観測範囲では人種国籍性別による差別は行われていないように見えました。

福利厚生が充実していた

流石にNTT系列と言うべきか、福利厚生は充実していました。

色々ありすぎて私も全てを把握できていませんが、恐らく福利厚生に関しては国内企業ではトップクラスに充実していると思います

年収が高かった

少なくとも1年目の年収としては比較的高い方であったと思います

業務内容の割に高いとも思いました。

日本人の平均年収程度は貰えていたはずです。

私の場合残業殆どありませんでしたが、役職のない若手が残業をした場合残業手当が付くため(役職がつくと裁量労働制になる)、残業をした場合は更に貰えると思います

もちろん残業手当は働いた分だけしっかり付くようでした。

ただどうやら年収の伸びはそこまで良くはなく、聞いた話では20~30年勤続し管理職になってやっと1000万程度らしいです。

また国内大企業らしく厳格な年功序列制があるようでした。

まとめ

入社してから退職までの約9ヶ月間を振り返りました。

ただ勤務中はかなりささくれ立った心境であったため、こうして比較的穏やかに振り返ることができて良かったなと思う次第です。

巷ではSIer崩壊説みたいなものもありますが、個人的にはSIerは今後も続いていくと考えています

環境改善していって数十年後に「あの時辞めなければ...」と後悔することになると面白いですね。

今後の身の振り方については決まっていて、ソフトウェアエンジニアとして転職をすることにしました。

具体的な企業名や待遇等について詳細を書くことができませんが、年収については前職であれば20~30年勤続し管理職になった場合と同程度になります

最後になりましたが、読んでいただきありがとうございました。

追記ホワイト企業辞めたけど質問ある? みたいな何か(18:05)

をやってみたかったがやらないと思う。

プラットフォーム違いは承知の上で。

追記質問言及もらったので回答する


寒いからちょっと遅くなってしまった。申し訳ない。


  • 業種は何?

=> 製造(多分) 業種ってこれで合ってる?

大規模グループ傘下のひとつにいた。

  • なんで辞めたの

=> 体力・体調的な問題で。

業務面や人間関係はほぼ問題なく、これまで在籍したことのある組織の中ではホワイトホワイトすぎた。

本当にこんな組織があるんだなと思ったくらい。

=> ニート!/(^o^)\

というか、返答待ち状態。時期がよくないっぽい。

そもそも職場運が底辺なので、この数ヶ月は貴重な時間だったと思う。

割とよくあることなので、どうにかなるかどうしようもなくなるかだと思ってる。


=> 給料普通にきちんと支払われる。

これ、まっとうに就職して長く組織に在籍している人からすると「は?」という感じだと思う。

残業も法定通り支払われる。なんなら定時で切ってからちょっとしたこと確認して自席に戻ったら「もったいないから何もかも終わっていちばん最後に勤怠つけないともったいない」「修正申請出そうか?」とまで言われた。

勤務時間帯はちょっと短めに設定されていて、端数はおまけされている。

給料は周りの話をちらっと聞くと「高くはない」、「安い」という感想もあったが、環境やいる人の安定感からすると気にならなくなるレベル

福利厚生面も、中の人たちからするとまだまだ改善余地があり、改善していくつもりとのこと。

だが、今日日ここまで大昔認識していた「企業で働くとついてくる」と思っていたものが揃っているところはないと感じた。

何より時間の流れが違った。

作業を覚えるまで数回はつきっきりで対応され、仕事ができるようになるまでにある程度時間がかかるという前提が行き渡っていた。

在籍している人に対してもなんかすごかった。

肯定的ものすごく。人としてのレベルが高い人ばかり、少なくとも自分が主に接していた人々についてはそう感じた。


  • 辞めたことは後悔している?

=> 正直まだよく分からない。

もったいないと周りからは言われたが、仕事自体よりも仕事場にたどりつくまでのコストが高すぎた。

何か成果を出していたかと聞かれると、自分認識としては何もしていないと思う。

注意されたりはしなかったし、できそうなことはやっていたがこの辺はなんとも言えない。

配属先の人に最終日に言われたのは、忙しい時期だったので教えられなかったのに作業してくれていたので助かったみたいなことは言われた。

長い目で見たり、これまでの生活から見るともったいないくらいのところだったと思うが、ご縁がなかったんだと思う。

企業側はできる限りの配慮しますと提案してくれていたけれど、あれこれ対策しようとしたものがどれもこれも実を結ばなかった。

ぼんやりと少しばかり悲しいとか悔しいとかもあるのかもしれないが、巡り合わせがもう少しばかり前向きなものであったらなとは思わなくない。

自分状態がどうなんだろうと思って、「やらないと思う」と書きながら質問に乗って回答してみた。

2019-01-29

スカウトメール○ね事例

スカウトメールノルマ達成のためだけに俺のメールボックスを汚すうんこ人事○ねって言いたい

経歴を拝見して一度お話を…時間泥棒死ね

  • どんな理由があって貴重な時間をお前らに消費しなければいけないか説明すらなくて気軽に人を呼びつけようとすんじゃねえ
  • ○ね

フリーランス謳歌してるやつがいさら正社員に戻るわけねーだろ

受託事業会社経歴のやつが受託に戻るわけねーだろ

自分語りばっかしてくんじゃねえ

同じ業界でまた働きたいと思うわけねーだろ

SNS使って連絡してくんじゃねえ

深夜に連絡してくんじゃねえ


「話聞いてみようかな」と思うのは、その会社開発者だったりPOだったりする。

こういうクソみたいなメール送ってくんのってほぼ100%会社の人事担当()

お前らはもうクソひねり出して自社の評判を積極的に落とすのやめて、会社便所でも掃除してて下さい。

2019-01-21

anond:20190120210836

ていうか、ZOZOアルバイトでも産休とれたり、よそに比べて福利厚生しっかりしてる方なので

叩かれるのがわからない

ブラックというわけでもない

[] #68-6「ブラックホワイト

≪ 前

そうして数週間が経ったある日。

「マスダさん、おかしいと思いませんか」

いつもと同じように仕事をしていた時、センセイはそう疑問を投げかけてきた。

漠然とした質問に、母は何のことを指しているのか尋ねる。

「何がです?」

「何が……ってこの会社がですよ」

センセイはさも当然のように言ったが、母は要領を得なかった。

「この会社のどこがおかしいんです?」

母はこれまで、経営だとか雇用だとかいったものとは直接の縁がない人生を送ってきた。

世間一般的異変を察知することは出来ても、詳しくないものについては勘が鈍る。

母もその自覚はあったので、センセイが何を問題にしているのかは素直に気になった。

「この会社は、労働者にとても優しいんですよ」

しかし、センセイから返ってきた言葉は、これまた要領を得ないものであった。

「完全週休2日制で、祝日休み給料が良い。労働時間は厳守。働いているときも割と自由がきく。休憩は頻繁にできる」

母は理解に苦しんだ。

ブラック企業問題は未だ根深い。

そんな中で労働環境が快適だというのは歓迎すべきことだ。

なのに、センセイはそれがおかしいのだという。

「2階を見ましたか? 雑貨屋があって品揃えも多い。自販機もやたらと色んなものがある。自社オリジナルといっていますが、それにつけても安い。いや、食チケで払えるから実質タダですし。労基を大事にしているのはまだしも、福利厚生まで充実している。私たちのようなパートタイマーにまで、です」

しか福利厚生まで良いとセンセイは言い出した。

ますますからない。

「それの何が問題なんでしょうか」

福利厚生社員満足度を上げたり、モチベを維持させたり、労働力の向上が主な目的です。あったほうがいいのは間違いないですが、費用対効果が不確かなので会社によってピンキリなんです」

結構なことじゃありませんか。つまりホワイト企業ってことでしょう?」

「その“結構なこと”を、多くの会社はしたくても出来ないんですよ。最近できたばかりの会社がここまで厚遇なのは経営として異常なんです。経営は常にコストとの睨み合いで、どこを削れるかいつも考えていますから

この「コスト」には“人材”も含まれている。

主にこの人材を安く、雑に扱う企業を「ブラック」と呼ぶことが多い。

それに対して、この『256』という会社人材に金をかけ、丁寧に扱う。

ホワイトといっても過言ではないのだが、センセイはそれをやりすぎだと主張していた。

「それだけ余裕があるってことでは? 急成長している会社らしいですし……ん?」

そう擁護しかけたところで、母は不審な点に気づいた。

「どこからそんなお金が、儲けが出てくるのかしら……」

コストをかけるにしても元手がいる。

コストが嵩めば、それ以上の儲けをどこかで出す必要がある。

だが『256』という会社は、その点が不明瞭だったのだ。

「そうです。この会社……十中八九“何か”ありますよ」

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