2024-04-14

落合陽一のちょうど良い評価が無い

はてブを含むネット上で落合陽一は過剰に持ち上げられるか過剰に貶されるかのどちらかで、バランスの良い評価が無い気がするので、なるべく色眼鏡を外すよう努めつつ個人的見解を書く

メディアアーティスト落合陽一

作品評価好き嫌いはあると思うが、世の中の「メディアアーティスト」たちとポートフォリオを並べた時に上位にいることは間違いないんじゃないか作品が貶されてるところも割と見るけど、メディアアートって良くも悪くもこんなもんでしょ。個人的に彼の作品は割と好き

研究者落合陽一

発表文献リストは長いが、アカデミアで「業績」にカウントされる査読つきフルペーパーは少なく、いわゆるポスター発表・デモ発表の類、査読なし会議競争率の低い論文誌での発表が多い。したがって「研究者として膨大な実績がある」というような評価は明らかに誤り。ただ、トップレベルではないとはいえ、世の中の「准教授」の標準くらいの業績はあると思う

教育者落合陽一

彼の研究室学生に話を聞くと、先端的なイベント企画に参加させてもらって得難い経験をしているようで、面白そう。ただ、研究指導ほとんどされてなさそうで、勉強研究が苦手な人が学位を取りたい場合は辛いかな…

TVコメンテーター落合陽一

これは明らかに向いてない。瞬発力があるタイプではないのか気の利いたコメントが出てくる事がない…というか、むしろ何を言ってるのか分から司会者が困ってるシーンに良く遭遇して見てて辛い。滑舌も辛いので、この仕事を続けるつもりなら最低限ボイトレは受けてほしい

文筆家落合陽一

論文以外の彼の著作を読んだことがないのでパス1。

有識者落合陽一

政府系の会議体の構成員などの仕事、これは便宜上有識者」と言われるが実際のところ特に有識ムーブは求められてない事が多い。ぶっちゃけ私もやったことあるけど「各界の声を聞きました」という証拠を残す目的が主で結論は初めからだいたい決まってる。彼は名前が売れてるし似たタイプ人材がないので、特に裏の事情などが無くとも政府から声が掛かりやすいのは理解できる。

まとめ

こう見ると色々やってて素直に凄えと思うが、個人的にはメディアアートに集中してほしかった

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