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はてなキーワード: 国連大使とは

2024-10-11

パレスチナリヤドマンスール国連大使

私たちの血に価値はないのですか。私たち民間人には保護されるほどの価値がないのですか。我たちの命は尊くないのですか。私たちの死に慣れてしまったのですか」

2024-09-19

国連 イスラエルに占領状態終わらせるよう求める決議 採択 | NHK | 国連

アメリカが反対し、イギリスドイツなどが棄権するなか、決議案に賛成した日本山崎国連大使は、法の支配を重視する国として、力による領土の獲得を認めない立場から国際司法裁判所勧告意見を極めて重く見たこと、そしてイスラエルの入植活動パレスチナとの2国家共存による和平の可能性を脅かしているという2点を賛成した理由として説明しました。

アメポチしなくてえらい

2023-02-12

[]バイデンによる検閲は「権力の増強」のためであり「テロ対策」ではない

ラスキンは、委員会は 「大規模なロシアの偽情報ソーシャルメディア上の白人民族主義者の暴力的扇動という真の脅威 に焦点を当てる方が良い」とおかしなことを主張した。

バイデン政権による憲法修正第1条の簒奪と同様に、ラスキン同業者目的検閲とそれに伴う国家権力の増強であり、反対者の議論や主張の真偽を問うことではない。

バイデン政権役人戦時中の修辞学的戦略を使って、反体制派を中傷しているのは周知の通り。そうすることで、彼らは批判者を検閲するために、反対意見公共安全への脅威とわざと混同している。

公衆衛生(コロナ)について議論するとき政権は一貫して 「誤報 」「偽情報 」というレッテルを使う。しかし、政府運営について知れば知るほど、これらのレッテル政権として不都合からレッテル貼りをしているのであって、情報が必ずしも虚偽ではないように思われるのだ。

この検閲戦略は、COVID対応にとどまらない。

ノルドストリーム1・2パイプラインは、2022年9月に爆発した。10年以上前からロシアからヨーロッパ天然ガスを送っており、ロシアは当時2を開発中だった。ニューヨーク・タイムズ紙などは、この爆発を 「ミステリー」 と呼んだ。

この妨害工作は、米国同盟であるヨーロッパに大きなエネルギー危機をもたらした。欧州はガスの40%近くをロシアから輸入しており、ノルドストリーム1はその約3分の1を供給する役割を担っていた。

米国海軍潜水士を使ってロシアパイプラインを爆発物で破壊する「秘密海上作戦」を実行したと報じるところもある。

2022年ロシアウクライナ侵攻に先立つ数週間、バイデンは、戦争になった場合パイプラインに対して行動する意向を表明した。

「もしロシアが侵攻してきたら...Nord Stream 2はなくなる 」と記者団に語っていた。「我々はそれに終止符を打つ」

「具体的にどうするのですか?」と記者は尋ねる。

"I promise you we will be able to do it. "とバイデンは言った。

ビクトリア・ヌーランド国務次官政治問題担当)も同様に明言した。

今日ははっきり言っておきたい」と、彼女2022年1月記者団に語った。

「もしロシアウクライナに侵攻すれば、いずれにせよNord Stream 2は前進しない」

プーチンは、パイプラインに対する「テロ攻撃」について、西側諸国の「アングロサクソン」を非難した。プーチン報道陣に対し「それで利益を得ている者たちがやったことだ」と述べた。バイデンは、プーチン非難を 「偽情報と嘘を流布している」と厳しく非難した。

プーチンの言っていることに耳を貸してはいけない 」とバイデン氏は付け加えた。

「彼が言っていることは、私たちが知っている事実ではありません。」

ホワイトハウス国家安全保障報道エイドリアンワトソンは、バイデンの主張を支持し、プーチン非難を 「ロシアの偽情報 」と言及ロシア国連大使もまた、米国妨害工作に関与しているとほのめかした。これに対し、リチャード・ミルズ国連大使は「陰謀論と偽情報 」と反論

ノルドストリーム・パイプラインに対して行動を起こすと司令官が明言したにもかかわらず、信じた報道陣は、破壊工作に西側が関与しているという非難は「根拠のない」「誤報」「偽情報」「陰謀論」だと政府の話法をひたすらパロっている。

これはすべて、コロナ時代情報戦と同じパターンに従っている。不都合物語が生じると、政府メディアレミングはそれを嘘で危険ものとして中傷し、数ヵ月後に問題の論争が真実(あるいは少なくとも非常に妥当ものであることが判明するのである

自然免疫ワクチン効果マスク実験漏れ仮説、学校の閉鎖、監禁社会的距離の取り方の科学的根拠をめぐる論争は、このような報道のサイクルをたどったほんの一例である

これは、ハンターバイデンノートパソコンに関するニューヨークポスト報道と同じパターンであった。そして今、ビッグテック情報機関関係者連邦政府を巻き込んだ汚職調査する公聴会で、ラスキンとその仲間たちは、おなじみの検閲の策略に立ち戻った。

検閲官にとって、真実ではなく、権力の増強が主な目的であることに変わりはない。この目的を達成するために、彼らは反対意見国内テロ混同している。

たとえば、国土安全保障省の「国家テロリズム諮問サービス」は、2022年2月誤報と偽情報テロの脅威として挙げている。このメモでは、これらの脅威を 「政府に対する国民の信頼を損ねる 」ための取り組みと位置づけている。

COVIDとウクライナの両方について、最も強力なアメリカ勢力は、アメリカ国民に繰り返し嘘をつき、誤解させた。彼らは自分たちの繊細な虚構物語を守るために批判者を検閲し、政府に対する国民の信頼が薄れているとして他人攻撃する。

願わくば、彼らの嘘と温情主義暴露することで、検閲権力のための策略を崩壊させてほしい。

2022-06-12

anond:20220612001316

テレビ朝日ニュースサイトで「ウクライナ 主張」で検索

ヒットした件数297件のうち、4月8日から6月10日までの最新100件のニュース記事をチェックし(*1)、「主張」している主語が何かを調べ(*2)、カウントした(*3)。

主語属性件数
ロシア57件
ウクライナ15件
中国15件
アメリカ1件
NATO1件
トルコ1件
ハンガリー1件
その他(誰かの発言使用5件
その他(名詞3件

 

さらに各国の主語の内訳もチェックした(*4)。

主語件数文脈
ロシア  21件
ロシアプーチン大統領19件
ロシア国防省8件
ロシアラブロフ2件
ロシア国防2件
ロシア裁判所1件
ロシア国連大使1件
ロシアロシア1件
ロシアペスコフ報道官1件
ロシア合計57件
ウクライナゼレンスキー大統領1件
ウクライナマリャル国防次官2件ロシア側が「制圧した」と発表したことに対して
ウクライナマリウポリ市長2件ロシア白燐弾化学兵器を使った疑いがある」と
ウクライナアゾフ司令官1件ロシア側が停戦を破った」と
ウクライナウクライナ3件
ウクライナマリウポリ市議会1件ロシア側が戦争犯罪隠蔽しようとしてる」と
ウクライナ  5件ロシア軍に徹底抗戦」と・「ロシア側が偽旗作戦をしている」と
ウクライナ合計15件
中国  2件
中国習近平2件
中国外務省5件
中国王毅2件
中国国防省2件
中国外交担当1件
中国合計15件
アメリカバイデン1件物価高はロシアコロナが原因」と
NATO 1件
トルコ 1件北欧NATO加盟交渉で「一方トルコは~」
ハンガリー 1件
解説発言兵藤(防衛研)2件ウクライナアメリカは~と主張」「ロシアの主張」
CNN報道映像 1件ウクライナ軍は~と主張」
プーチン発言 1件アメリカは~と主張」
パリ市インタビュー1件大統領候補者らは極右極左中道も主張してるが」
名詞使い 3件ラブロフヒトラーユダヤ系」と発言し「ウクライナネオナチ」という主張を正当化

 

チェックした100件の記事の中には、ロシア側に「主張している」と使っているのに対し、ウクライナ欧米側では別の術後が使われている記事があった。どんな言葉が使われていたか一部を記す。(*5)

主語述語
ゼレンスキー大統領強調しました 明らかにしました 考えを示した
ブリンケン国務長官訴えました
マクロン大統領求めた

そもそも100件のニュース内ではウクライナ欧米側の主張は政府の発表する映像をそのまま使い、述語まで書かれていないケースが多かった。

で、結果は圧倒的にロシアに対して「主張」が使われていた。「ロシア側」である中国ロシアを利していると批判されてるトルコハンガリー記事も含めれば更に差は開いた。

言葉の使い方について音声メディアは影響力が大きい。特にマスメディアであるテレビはまだまだ強いので視聴者の中で「~は主張している」にはロシアとセットで否定的意味合いが上乗せされてることだろう。

使用するメディア側にはバイアスはなくてもテンプレ構文として繰り返される中で受け手には自然バイアスが生まれていき言葉再使用ブレーキがかかるようになる。

 *1 「国連総会が決議 ロシア人権理事会から追放”[2022/04/08 06:19]」記事から「米中国防相会談 中国アメリカけん制[2022/06/10 23:55]」記事まで。日本国会記事が2件ほどあったが排除した(その記事主語国民民主党)。

 *2 「主張して」「主張する」「主張を示した」「主張を行った」等、動詞として使われているケースのみチェックした。「主張が」「主張の」と名詞として使われているケースは除外した。

 *3 同記事に2つ以上「主張」が使われてる場合は同一主語でも全部カウントした。見出しに使われる「主語」はカウントしていない。

 *4 眠気に襲われながらの作業なので厳密でない。ダブルチェックも行っていない。

 *5 「ウクライナ 主張」で検索して出てきた記事100件についてであり、厳密に調べるには「主張」という言葉が使われていない記事でもウクライナ側にどんな述語が使われているかをチェックしなければいけない。

 

追記

一応テレ朝を選んだ動機として元増田の指摘に納得した上で「そういえばウクライナ報道ではロシア側に『主張』使われることが多い」と明確に感じていたので、最初NHKニュースサイトを調べてみたものの、こちらの増田https://anond.hatelabo.jp/20220611230611に書かれてる結果を見ればわかるように『主張』の主語ロシア10に対しウクライナ6とロシアのほうが多くはあるが自分感覚ほど差がない。なぜ感覚と結果が違ってるのか、よく考えたところ、そういえば俺、朝のニュースはだいたいテレ朝つけっぱなしじゃんって気付いてテレ朝を調べてみたらこの結果で感覚は正しかった次第。

2022-05-28

anond:20220527214034

それを言うなら賛成しない、だろ?

https://news.yahoo.co.jp/byline/kazuhirotaira/20220523-00297192

少しでもロシアに有利な論調は読んでないか無視してるだけなんだろう。

西側諸国第三世界の分断はもはや取り返しがつかないレベルになってきている。国連大使が素晴らしい演説によってロシア非難したケニアですらたった数週間で方針を変えてしまった。

そもそも所謂民主的価値観」に基づいた国が世界で少数派である現状を見たら予想に難くない展開で、ロシア中国がうざいから今後国連改革します、と言ったところで果たして西側諸国に有利な展開が待っているかと言われたらそんなことはなさそうな状況なんだが。



現実の積み重ねを奇跡と呼ぶような頭お花畑人間、「思うがね」なんていうフィクションしか出てこないような言い回しを使っちゃうような非現実的な思考人間からウクライナがずっと戦い続けられる(そして勝つ)と信じるしかできないんだろうね。ウクライナ善戦したのは2014年から戦闘経験の積み重ねでしかないし、ロシア欧米ウクライナを甘く見たのも2014年の結果を念頭に置いてたからでしかない。何も不思議ことなんてない。

そして、ロシアだって永遠に学習しない愚かな存在ではないわけだ。それがここ最近ウクライナの苦戦に表れてる。

ウクライナには停戦する理由はないが、果たしてウクライナ以外の国はどうか?という話でしかないのに。

ウクライナ人が虐殺されて、倫理観みたいな上っ面の感情以外で本当の意味で痛みを感じているのはウクライナ人だけ。

民族浄化はいけないって価値観を共有してるのは西側諸国だけ。しか西側諸国だってアメリカフランスを筆頭に右派政権に変わったらどうなるか分からないのが現実なのに。

結局、利害を越えて戦いを続けられるのはウクライナロシアだけってこと。

ウクライナがそうであるなら、ロシア制裁を続ければいずれは止まると考えるのも現実に対する甘い見通しでしかない。

2022-03-05

アメリカってなんでまともに国際社会から制裁を受けてこなかったの?

中東の秩序を破壊して大量の難民を生み出して全世界迷惑かけてんのになんで?

結果としてテロ行為による被害者から私的制裁は受けてるけどさ。

アメリカ国連大使とか大統領が何言っても空虚に聞こえるんだよね。

ロシア侵略行為が許されることではないのは確かだけど、お前らはつい最近のこともまともに精算したわけでもないのに国際秩序を語って恥知らずにほどがあんだろ。

2022-01-27

anond:20220127102254

ほう、興味深い。キューバ発展途上国を中心とする62カ国を代表する立場にあるのかはこのニュースだけでは不明だが。

発展途上国62か国も国連オンライン会合に参加してたのか?

キューバ発展途上国を中心とする62カ国を代表し、中国擁護声明を発表。ウイグル自治区の状況は中国の「内政問題」であり、他国人権を口実に干渉することには反対するとの立場を表明した。

中国の張軍国連大使は。会合後の記者会見では「米国新型コロナウイルスで70万人以上の国民が死亡したこと無視している」と述べ、中国批判する資格はないと強調した。

2021-09-23

anond:20210923160712

ポリコレ準拠した作品が受けるらしいかポリコレを完全に理解しているフェミニストVtuberは爆発的人気を博し国連大使にまでなるだろう

2020-07-08

沙慈・クロスロードは00の一期と二期の変化を象徴するキャラクターだったのかな?機動戦士ガンダム00世界においてソレスタルビーイングを敵視する存在はどうなるんだろう?という話

anond:20200707043149

ソレスタルビーイングアンドレイについて僕が思っていた事は結構書けた。僕が00についてこんな思っていた事を書き出すのはこれが初めてだと思う。まだまだこの作品について書きたい事はあるかもしれない。

沙慈・クロスロードというキャラクターが居る。三大国家群の一つ「ユニオン」に属する経済特区日本で両親の遺してくれた保険金などを頼りに姉と二人で暮らす工学部学生で、日本引っ越してきた刹那のお隣さんでもあった。

彼にはルイス・ハレヴィという仲の良いガールフレンドが居た。スペインから留学生であり、沙慈は彼女のお母さんから公認を受けお付き合いをしていた。沙慈とルイスとお母さんのやり取りは、00の本編には珍しく底抜けに明るい。

視聴者目線の平凡な立ち位置キャラクターなのかな?と思いきや、ルイスが何か事故に巻き込まれたと聞くや否や居ても立ってもいられず単身日本からスペインまで飛ぶなど行動派であるペアリングを渡して愛の告白もする。

ルイスソレスタルビーイングの実働部隊である「チームトリニティ」の襲撃により両親と親戚を失い、自身左手から先を失った。ガンダムビーム兵器に含まれる毒性により、再生医療も受けられない程の障害を肉体に負った。

報道機関に勤務する沙慈の姉であり唯一の肉親「絹江・クロスロード」は、ソレスタルビーイングとその創設者イオリア・シュヘンベルグ」の謎を追いイオリアの追跡取材をする内に真実へ近づいてしまい、傭兵サーシェスに殺害される。

この二つの事件が立て続けに起こった事から、沙慈はそれまであくまでその存在疑問視するだけだったソレスタルビーイングという組織に対して明確な悪意を持つようになる。プトレマイオスチームが直接の犯人という訳では無いけど…。

二期でも彼はメインキャラクターとして登場する。日本を離れスペースコロニーで若き技術者として働いていた彼は、地球連邦政府保安局反政府勢力に加担している嫌疑をかけられある日突然逮捕された。お、Zガンダムみたい。

沙慈は囚人収容するコロニーで反連邦政府勢力を専門に対応する特殊部隊アロウズ」の囚人掃討作戦に巻き込まれ、対人兵器ロボットにもう殺される!という危うい所で刹那に救出される。刹那、生身でロボット倒したよ!

刹那に救出された後、沙慈はプトレマイオス保護されるのだが…刹那ソレスタルビーイングガンダムマイスターであり、5年前から武力介入を行っていた事を知り沙慈は怒る。沙慈の関係者を傷付けたのがプトレマイオスチームではないにしても、同じ組織に属していた相手からしょうがないと思う。一期でロックオン自分家族を殺した仇と同じ組織に属していた、というだけで自爆テロとは直接関わりない刹那に怒ったので、これはもう感情問題だと思う。

沙慈は刹那の同僚であり生まれ付いてのガンダムマイスターであるティエリア・アーデ」に「君は現実を知らなすぎる」と叱られる。プトレマイオスチームで沙慈を叱る事が出来るのがティエリアだけだったのは、彼が沙慈とは真逆に戦いの中で生きてきた戦いしか知らない人間だった事もあるんだと思う。他のメンバーは沙慈のように平和日常の中で生きてきた経験もあるので、大切な人と日常を奪われて怒る沙慈を本気で叱る事は出来なかったんだろうか…?と思った。

ソレスタルビーイング武力介入とその影響で大切な人間を失った遺族の立場から、沙慈はソレスタルビーイング辛辣言葉をぶつける。ソレスタルビーイングが掲げる「紛争根絶」という理念とは全く関わりのない事で親しい人間が傷付いたのだから、当然だと思う。ソレスタルビーイングメンバーもそんな沙慈に「わかってもらおうとは思わない。恨んでくれても構わない」という態度しか取れない。ここら辺はWのヒイロとノベンタ元帥のお孫さんの話を少し思い出すな…。

ところがある時沙慈の立ち位置が変わる。ソレスタルビーイングから反政府勢力「カタロン」の施設に預けられた彼は、脱走を決意する。元々沙慈はカタロンの構成員だと誤解されて死にかけたのだから良い感情なんてある訳がない。

カタロンの構成員に嘘をつき上手く脱走に成功した沙慈は連邦軍に見つかり、カタロン関係者だと思われ連行される。そこで連邦軍屈指の人格者セルゲイ大佐に、自分にかかった嫌疑を解いてもらうためこれまでのいきさつを話した。

そこからカタロンの地下施設情報漏れアロウズ攻撃を受けたカタロンに数えきれない犠牲者が出てしまう。沙慈はこの時、自分がこれまで非難してきたソレスタルビーイングと同じ加害者側になってしまった。間接的にだけど。

これ以降沙慈は自分を責めるようになり、被害者としてソレスタルビーイングを責める事を控えるようになった。それどころか人員不足プトレマイオスの戦力を補うために、ダブルオーガンダム支援戦闘機オーライザー」のパイロットを務めるようにもなる。一期で戦いを傍観する第三者だったキャラが、二期では自分も戦いに加わる当事者になった。これはソレスタルビーイングの起こした変革であり、戦いは誰にとっても他人事では有り得ないというメッセージだと思う。

…けれど。沙慈の複雑なところは当人も勿論ソレスタルビーイング活動による犠牲者なんだけど、一期でソレスタルビーイングの出した名もない犠牲者達の代弁者でもあった事だと僕は思っている。沙慈以外に「自分達は武力行使なんかしていなかったのに貴方達の活動犠牲になった!」とソレスタルビーイングに怒りをぶつけるキャラクターが00には居なかった。ガンダムから出てくるのはどうしても軍人ばかりで、そういう意味でも沙慈みたいなキャラは珍しかった。

その沙慈がソレスタルビーイングに与するようになったので、機動戦士ガンダム00には「ソレスタルビーイング犠牲者」という立ち位置存在が居なくなってしまった。勿論プトレマイオスメンバー達は自分達の行動が多数の犠牲者を生み出している事を重々承知して、戦術予報士の「スメラギ・李・ノリエガ」が半ばアルコール依存症になっているのはそういう理由から、だと僕は思っている。軽く見返すとスメラギさんはいつでも酒を飲んでる気がする…作戦後とか。

ただ沙慈がオーライザーに乗った事で救われた人間あの世界に多く存在するし、黒幕の策略でアロウズ側に付いてしまったルイス最後には沙慈と結ばれたのも沙慈が「ルイスを取り戻すために」刹那達と力を合わせて戦ったからだ。

二期での戦いを終えた後、沙慈はソレスタルビーイングを離れ軌道エレベーター整備士として働いている。アロウズと戦うソレスタルビーイング活躍を称える新政権プロパガンダ映画にも沙慈に相当する人物は出て来なかった。

これは機動戦士ガンダム00という作品において「沙慈はソレスタルビーイングと共に戦った」けど「沙慈はソレスタルビーイングの一員ではない」という表現だったんだろうか?と今になって気付いた。沙慈は戦いをする人ではなかった。

この日記を書くために00を軽く見返していて、「ソレスタルビーイングメンバーには守る物が無い」事が共通点としてあるのかもしれない…と思った。二期の沙慈は姉を亡くしルイスとも離れ離れでもう失う物がないから命懸けで戦えた。劇場版の沙慈はルイスという大切な人を取り戻せたので戦いから離れた。アレルヤマリーという大切な人と再会出来たので一時プトレマイオスを降りた。と考えると何だか僕の中では腑に落ちるような気がする…全く根拠はないけど。

グラハム・エーカーというキャラクターが居た。1話でAEUのスペシャル2000回で模擬戦なエースを倒した主人公刹那を2話のラストで襲う相手で、ガンダム00でアリー・アル・サーシェスと並んで人気が高かった敵役の一人だと思う。

MSに乗らない1話から「失礼!」と断りを入れながら本当に失礼な事をする愉快な人だった。僕は00を視聴する前からこのグラハムという人が人気である事を知っていたし、実際に本編を見てなんと魅力的なキャラだ!と惚れ込んだ。

このグラハムは三つの超大国家群の一つ「ユニオン」の軍隊ユニオン直属米軍第一航空戦術飛行隊通称MSWADに所属する軍人で、ユニオンの最新鋭MSユニオンフラッグ」を与えられたエースパイロットであり、操縦技術も高い。

00に登場したキャラクターの中でも最もガンダム交戦した回数が多いパイロットだろうし、その度にちゃん生還しているので操縦技術だけでなく判断力が優れている事が分かる。登場回は大体善戦してるし流石ですグラハム中尉

この人は幾度となくガンダムと戦いながら一度も仕留めるに至らず、また共にフラッグを駆る「フラッグファイター」であった部下や愛機を改修してくれた恩人ガンダムとの戦いで失った事から、戦う内にガンダムに対して恨みを抱くようになる。同時にMSという兵器を扱うパイロットとして「ガンダム」の圧倒的な性能に心奪われ、魅了された。ガンダムの性能は作中に出てきた台詞から三大陣営の最新鋭機の6倍以上の性能があるらしく、夢中になっても仕方がないとも思う。

ガンダムに対して歪んた愛憎を持ち一期の最期で主役機「ガンダムエクシア」へ襲い掛かる彼を主人公刹那は歪んでいると見なし、断ち切る事を決意した。グラハム自分を歪ませたのはガンダム存在だ、と主張した。正しく愛だね。

結局一期最後の戦いはエクシアフラッグの相討ちという形で終わる。グラハムは亡くなった二人の部下の仇を取れたと満足し、エクシアフラッグは大破した。中の人はどちらも生きてたけど、二期で出番があるからこんな所で死ねない。

二期で再登場したグラハムは周囲からミスター・ブシドー」と呼ばれ刹那の駆るガンダムと戦い決着をつける事にのみ執着する面白いけど歪んだ人物になっていた。一期で生き延びた後他に生きる意義を見つけられなかったんだと思う。

結局グラハム刹那との決闘に敗れ、刹那自分トドメを刺すように求めるが刹那は「生きて明日を掴む事が自分にとっての戦いである」と言い、グラハムにも「生きて戦え」と告げた。グラハムは一期でも二期でも死ねなかったけど、劇場版まで生き延びられて本当に良かったと思う。グラハム地球連邦軍に復帰し、フラッグの後継機でもある可変MSブレイヴ」を駆る強襲部隊ソルブレイヴスの隊長就任し大活躍する。劇場版はグラハムファン必見だと思う!

グラハム劇場版で二期の自分の行いを愚行と呼び、ガンダムではなく刹那を超えたいと言う。そして地球外生命体「ELS」との決戦で刹那通り道を作るために華々しい最期を遂げた。刹那と対になる主人公のような気がしてくる。

ここからが本題で…グラハムだけでなく沙慈もそうなんだけど、一期の戦いでソレスタルビーイングに恨みを持った人間は二期でソレスタルビーイング寄りの立ち位置になっている気がする。そういう段階は二期で終わったからだろうけどね。

機動戦士ガンダム00では対話相互理解重要性が何度も訴えられる。今は敵対していても相手と話し合って分かり合おうと努力した人は何らかの形で努力が実っている。宇宙世紀ニュータイプ達が目指していた物だと思う。

ところで小説版00によると刹那が量子ジャンプを行ってから地球に帰還するまでの50年の間も「世界各地から争いの火は消えなかった。」「大戦に発展しかけた事もある。」とマリナが述懐している。グラハムが主演を務める00の続編もその時代舞台になると言われている。ELSが平和象徴である花になっても争いは無くならなかった。コロニー公社労働者のような問題はELSが居てもどうにもならないだろうし仕方ないのかもしれない。突如現れ地球でも暴走したELSのような存在人類が受け入れるのも難しかったと思う。その気になれば人間を触れるだけで殺せる存在が、地球全土から集められた軍事力の大半を壊滅させた後何か友好の意思を示してきたとしても、怖いだけだと思うし…。

地球連邦軍の損失率は戦いが終わった後には50%を超えていたと思われる。ELSとの戦いで親族を亡くした遺族は、果たしてELSという存在を許せるだろうか。ELSとは関係なく7年前にソレスタルビーイング紛争根絶を掲げ武力介入を行っていた時それが原因で親しい相手を亡くした人間はまだ恨みを抱えていたかもしれない。対話相互理解なんて絶対にごめんだ、という人もひょっとしたら居たかもしれない。作中には出て来ないので僕の想像だけど。

サーシェスやリボンズのように相手と分かり合う気がなく争いをやめる気もない人物世界から排除される。僕は「劇場版の後だとそういう人は最終的に殺されてしまうんだろうな」と00が好きな人の前で言ってしまった事がある。その時は「どうせ00観てないで言ってるんだろうけど」と相手を怒らせてしまった。確かに劇場版にそういう人物は出ていないか勝手想像だし、怒らせてしまたこっちの言い方が悪かった。話に水を差してると受け取られても仕方がないと思う。

グラハムが主演が務める続編では、ガンダムマイスターとしてソレスタルビーイングに加わったグラハムエクシアの改修機に乗り「空白の50年」を戦うと予想されている。ああやっぱり00の続編早く見たいですね!もう楽しみで仕方ない。

追記

ソレスタルビーイングは「人類がやがて宇宙に飛び立った時に宇宙火種にならないように」というイオリアの壮大な願いを実現するための組織…と考えてもいいのかな。実は本編前から結構怖い事もやっていて、ガンダムに搭載するためのGNドライヴは一期が始まる90年くらい前に完成していたんだけど、木星圏で20年以上かけてGNドライヴを作り上げた技術者達を機密保持理由に皆殺していたり…08MS小隊ギニアス兄さんもやってたけど、悪役っぽいかな。

ところで僕はガンダム00の悪役だとチームトリニティ長男「ヨハン・トリニティ」とイオリア計画を捻じ曲げていた黒幕リボンズ・アルマーク」が好きだ。この二人は計画の一部としてやがて死ぬ事が決定されていた。ヨハンは任務以外の何にも興味を示さず狂暴な弟や妹をろくに諫めない人だったけど、ガンダムマイスターとして与えられた使命には誰よりも忠実でストイックな人だったしあの最期にはどうしても同情を禁じえない。リボンズイオリア計画を円滑に進めるために生み出された人造人間だけど、使い捨ての駒として終わるのが嫌だったか計画を乗っ取って自分支配者側になる事を目指すという…冷ややかな性格に見えて実は創造主への反骨心が原動力だったって所がとても良いと思う。

ソレスタルビーイング計画って人類全体の事を考えてはいても個人の事は全く考えてないんだろうなと思うからGNドライヴ製作に携わった人達もチームトリニティプトレマイオスチームもイノベイドも死んで人類のためになってねって扱いなのは正直怖い。だから使われるのではなく自分が使う側になってやるんだってリボンズは悪役だけど「ただ計画に従うだけで終わってたまるか!」ってガッツを感じるのが好きなのかな…と書いていて思った。やってる事は悪役だけど。

ところで機動戦士ガンダム00には「in those days」というキャラクター原案を担当された高河ゆん先生による各キャラクター内面について掘り下げられた漫画作品があるけれど、僕はこの漫画で描かれたリボンズ解釈が大好きだ。ソレスタルビーイングスポンサーでもある国連大使アレハンドロ・コーナー」の小姓をリボンズ結構楽しんでやっていて大使が亡くなった事を本当は少し残念に思っていたり、計画がどんどんズレて次々修整せざるを得ない状況に内心殆ど余裕がなかったり、実は親であるイオリア人間ばかりを見て子供である自分の方を見ず愛してくれなかった事に大変なコンプレックスを持っていたり…アニメの冷ややかな悪役という雰囲気も良いけど、この漫画の実はとても繊細な内面打たれ弱いリボンズ人間臭くて「これはこれでとても良い!」と僕は思うアニメ世界でもリボンズが改心すればまた彼は肉体を作り直して復活できるのだろうか?実際にグラハムは復活したので少しだけ期待しても良いかな。

もしかしてイオリアという人は大切に思える誰か特定個人が居なかったかあんな壮大な計画を思い付き実行出来たのかな?と少し思う。もし居たとしても「世界を良い方向に変革したい」という使命感が勝ったのかもしれないけど。

00の感想を書いている内にやっぱり僕は00が好きなんじゃないだろうか、という気がしてくる。「やっぱり好きな方なんだろうなあ」というこの距離感で00とは末永く付き合っていきたいなあ。

2017-08-09

国連大使としてのワンダーウーマン規制されたのはラディカルフミニズム

だよね?

国連ってなんであんなにラディカル・フェミニズムが主流になっちまったの?

日本ポルノ規制への圧力もそうだし、女子差別撤廃委員会イスラム系女性が主要メンバーとして入ってるのもそうだけど。

2017-07-12

https://anond.hatelabo.jp/20170712054801

国連大使とかやって意識高いのを売りにしていて移民も入れろ!って運動していたジョージ・クルーニーが、奥さんやら子供安全の為に住んでいたイギリスからアメリカに引っ越すみたいな話もあるし。リベラルの目先のカッコ良さの為に利用されるような形になる元々住んでいる人がいい顔する訳が無いし、実際、イギリス人から批判されているみたい。

日本リベラルは…みたいに言われる事が多いけど、海外でも同じような感じみたい。

2013-09-01

シリア化学兵器保有から軍事介入までの私的まとめ

時系列


2012年7月23日

ロイター

シリア化学兵器保有認める、軍事介入への使用示唆も| Reuters

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE86N00T20120724


シリア外務省のマクディシ報道官化学兵器保有と外国軍事介入に使用する可能性についてコメント


2012年8月20日

CNN

大統領シリア化学兵器使用に警告 武力行使念頭

www.cnn.co.jp/world/35020664.html


いわゆるレッドラインについて。

アサド政権に対して通告してきた通り、我々は化学兵器の移動や使用が目に入った時点で、越えてはならない一線を越えたとみなす」(オバマ大統領)


2012年12月2日

NY Times

Syria Moves Its Chemical Weapons, and U.S. and Allies Cautiously Take Note

http://www.nytimes.com/2012/12/03/world/middleeast/syria-moves-its-chemical-weapons-and-gets-another-warning.html

シリア化学兵器使用の兆候か 米情報当局が懸念

CNN

http://www.cnn.co.jp/world/35025181.html


化学兵器使用の懸念を伝える(兆候のみ)


2012年12月23日

IRIB(イラン・イスラム共和国放送 / イラン国営)

シリア、同国のテロリストによる化学兵器の使用について警告

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/34082-%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%80%81%E5%90%8C%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%85%B5%E5%99%A8%E3%81%AE%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E8%AD%A6%E5%91%8A



おそらく、このタイミング最初に使用されたものと思われる。

イラン反体制側の使用と主張。リビアで盗み出された化学兵器は、シリアの暴徒やテロリストたちの手に渡っている、と。


2012年12月25日以前

アルジャジーラ反体制勢力側から情報としてシリア空軍から化学物質を搭載したロケット団を投下と報道


The Voice of Russia

シリア反体制派:政府軍化学兵器を使用した

http://japanese.ruvr.ru/2012_12_25/shiria-hantaiseiha-seifugun-kagakuheiki-shiyou/


2013年1月15日

ロイター

シリア化学兵器使用と米誌報道、米政府は否定的見解

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK830895520130116


この時点ではNSC化学兵器使用を認めていない。


IRIBもこれには好意的な反応。


米、シリアでの化学兵器の使用を否定

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/34575-%E7%B1%B3%E3%80%81%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%A7%E3%81%AE%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%85%B5%E5%99%A8%E3%81%AE%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%82%92%E5%90%A6%E5%AE%9A


このあと、IRIBは度々反体制勢力による化学兵器保有・生産リビアからの入手をほのめかす報道


2013年1月30日

イスラエルダマスカス郊外科学研究施設を空爆


AFP

イスラエルシリア空爆を暗に認める

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2925432/10214232


レバノンへの化学兵器流出を止めるため、との見方。限定的。


2013年2月18日

ロイター

シリア戦争犯罪でICCに付託要請国連調査団が安保理

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE91I00920130219


調査団は、殺害や拷問などの戦争犯罪政権側と反体制派双方に見られる


コメント。ただし、シリア国内での調査は行われていない。化学兵器についてはコメントなし。


2013年3月2日

ロイター

国連事務総長シリア化学兵器保有を懸念| Reuters

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE82101L20120302


3月19日アレッポ北部などで使用したとの情報

ロシアNOW

シリア化学兵器を使ったのはどちらか?

http://roshianow.jp/politics/2013/03/22/42033.html


The Voice of Russia

シリア化学兵器使用

http://japanese.ruvr.ru/2013_03_19/108399085/


3月20日

CNN

シリア化学兵器使用か、政府反体制派が双方を非難

http://www.cnn.co.jp/world/35029732.html

ただし


4月首都ダマスカスなどで使用したとの情報


WSJ

シリア化学兵器を使用か

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324309104578431510694834152.html


5月ごろに化学兵器を複数回使用したとの情報


afp

シリア軍による化学兵器使用、「疑惑が高まっている」 仏外相

http://www.afpbb.com/article/politics/2946600/10792831

ジャーナリストによる証言も。


cnn

トルコ、「化学兵器」被害の患者存在明かす シリア内戦

http://www.cnn.co.jp/world/35031925.html


この辺から、少なくとも使用は間違いない状況。ただしどちらが使用したかは確定的な証拠はない。(シリア国内での調査ができないので)


6月4日


時事通信

化学兵器、4回使用に「根拠」=戦闘は「新局面」-国連調査団

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013060400776


国連が「信じるに足る根拠がある」とする報告書を公表。現地査察は行っていない。3,4月に起きた戦闘で使われたとの報告。


6月13日


cnn

政府シリアは「一線を越えた」 化学兵器使用と断定

http://www.cnn.co.jp/usa/35033394.html


一方でロシアはその情報を認めない。


WSJ

ロシア、米の武器供与に反発─シリア化学兵器使用は「説得力なし」

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323504304578546861074009782.html


国連潘基文事務総長アメリカ反体制側への武器供与決定に反対、現地調査で事実証明する必要と強調。



7月9日

afp

シリア反体制派が化学兵器を使用」、ロシア国連大使が報告書

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2955110/11022598


今度は逆にロシアによる反体制派の化学兵器使用との主張。 西側諸国はこれに反発。この時点で10件の使用を報告。


7月10日

反体制派がこれに反発。ただし、アレッポ北部以外には触れてない。


ロイター

シリア反体制派が化学兵器使用を否定、ロシア報告書に反論

http://jp.reuters.com/article/jp_mideast/idJPTYE96A06Y20130711


7月18日

シリア国連による調査受け入れを表明

IRIB

国連シリア化学兵器調査団が、シリア訪問

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/38715-%E5%9B%BD%E9%80%A3%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%85%B5%E5%99%A8%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E5%9B%A3%E3%81%8C%E3%80%81%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%92%E8%A8%AA%E5%95%8F


7月27日

毎日新聞

シリア:化学兵器調査へ、アサド政権合意国連調査団

http://mainichi.jp/select/news/20130728k0000m030052000c.html


最後段落

在英の反体制組織シリア人権観測所」によると、アレッポ郊外では24日ごろ、反体制派に加わるイスラム過激派投降した政府軍兵士51人を殺害した。

記事の内容的に少し違和感を持ったので抜粋




8月1日国連の現地調査団派遣に合意


AFP

シリア化学兵器使用疑惑国連調査団受け入れへ

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2955110/11022598


12日にも受け入れかとの報道


8月18日

AFP

国連調査団がシリア入り、化学兵器使用を調査

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2962475/11204973


調査団がダマスカス入り。2週間の調査の予定。

19日にも化学兵器が使用された模様。双方とも相手側を非難。


8月21日

CNN

シリア化学兵器使用の情報、1300人死亡か

http://www.cnn.co.jp/world/35036249.html


Huffington Post

【閲覧注意】化学兵器で1300人死亡か シリア反体制派、アサド政権への非難強める

http://www.huffingtonpost.jp/2013/08/21/syria_chemical_weapon_n_3792176.html


今回の流れを決定づけた、重要な事件。ただし、人数については反体制シリア国民評議会による発表


8月23日

AFPシリア化学兵器攻撃」目撃者証言、青ざめた窒息遺体 吐き気や目の痛みも

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2963440/11234526


医療スタッフ二次被害にも触れている。


一方、この時点ではオバマ大統領軍事介入に慎重な発言。

ロイター

オバマ大統領シリアへの軍事介入に慎重姿勢崩さず

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE97M02720130823


米国がいずれ、シリア国内における複雑な宗派対立を解消できるとの考えは行き過ぎだ」



8月24日

産経新聞

シリア化学兵器」に4つの謎 調査団が活動中なのに…政権側優位なのに…

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130824/mds13082408450001-n1.htm


使用されたダマスカス近郊アイン・テルマがどちらの支配地域意見が分かれる。


8月26日

NHK

シリア化学兵器問題 国連 調査は継続

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130827/k10014056831000.html


21日の攻撃について26日から国連が現地調査するものの、向かう途中で銃撃に合う。


8月27日

WSJ

米英仏、シリア軍事介入準備ほぼ完了―アサド政権は対決姿勢崩さず

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324361104579039493731361738.html


23日の時点では慎重だったオバマ大統領もこの時は踏み込んだ姿勢に。


8月29日

議会、対シリア軍事介入認めず 米単独で行動も

http://www.cnn.co.jp/world/35036572.html


当初、英議会を通す前に限定的な攻撃を行うか、との観測すらあったが、結局下院の判断を待つことに。もともと無理筋だったので議会に諮った時点でキャメロン首相は攻撃不参加の腹づもりだったのかもしれない。


8月31日

ちょっとソースが見つからないが、テレビCNNではオバマ大統領が米下院電話攻勢。働きかけを強めてるとのこと。


読売新聞

国連調査団シリア出国…米国議会に説明

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130831-OYT1T01057.htm


CWC 化学兵器禁止条約

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bwc/cwc/jyoyaku/pdfs/05.pdf

9 「この条約によって禁止されていない目的」とは,次のものをいう。

.d 国内暴動の鎮圧を含む法の執行のための目的



メモ

国連査察が正確かつ包括的に行われるかにかかってるといえるが、これに賭けるには少々イノセントか。

通過儀礼にならないためにはスピードの問題が大きい。

双方ともに使用している可能性も。


化学兵器の出どころ、入手経緯

アサド政権側は大規模な生産体制があるとの報道。500トンとも1000トンとも。

反体制側はリビア経由での入手との話も。また、アサド政権反体制側も生産能力があると主張。


誰が使用したか

そもそも反体制側が本当に化学兵器を入手しているのか、というところを含め不明。化学兵器もいろいろあり、扱いやすさや攻撃能力も違う。ただ、8月21日の使用がどちらの手によるものなのかは今後最大の焦点になると思う。それ以前での使用では、政府軍が味方の陣地内に着弾させてしまったとの情報もあり、ミスなのかそれとも。


アメリカは何のために介入するのか

ここが一番良くわからない。確かに去年8月の警告から何度も、使用または移動で一線を越えたとみなすと言っている。イデオロギー保護・拡大という時代でもあるまいが、イスラエル1月30日の攻撃で警告どおりに行動に移したというのは影響しているのかもしれない。

少なくとも、反体制派が一方的な善というのはありえない。また、アルカイダ反体制派に協力しているという奇妙な構図もある。

もうひとつ戦闘が終了したあとも、この中東地域ではアメリカ統治がうまくいかないのは民主党オバマ大統領が良くわかっているはず。(それがある意味危険を伴うにもかかわらず。9.11の遠因を忘れたわけではあるまい)

本丸イランとみるべきか。にしては予定している規模が小さい。

にしても、なぜこのタイミングなのか。

まり遅くなると制裁意味が無いとの観測もあるが、それなら規模が小さくてももっと早い段階で介入すべきだった。

軍事施設を民間人居住区に移す時間を与えないためという側面はあるだろうが。

8月31日になってオバマ大統領軍事行動について議会承認を求めることに。若干軟化か。



ロシアはなぜ安保理決議に反対するのか

シリア同盟関係にあるが、この化学兵器の使用に関しては国連による真相究明が先だと一貫して主張している。もちろん、それは初期にアサド政権自体が国連の調査を求めたからで、その後の反体制側による政権側の化学兵器使用の証拠があるとの報道以降は逆に受け入れを拒否するようになったのだが、ロシアは突き放す発言も目立つ。21日の件に関しては国連の調査が始まったばかりのタイミング政府軍が行うわけがないと主張。

2009-02-11

アフガニスタン麻薬汚職による「カルザイ汚泥」

  米国はカルザイ大統領排除に密かに動き出した様子

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 アフガニスタン攻略の当初、米国が引っ張り出してきたのがカルザイだった。

国連大使アフガニスタン外務次官の顔を持つカルザイは、民族衣装をまとい、米国の代理人のごとく、或いは自由民主の使者、大げさに言えば“希望の星”として世界政治に登場した。

 カルザイをこの日のために育ててきたのはCIA筋と言って良いかもしれない。

 米国事実上亡命時代、カルザイはカリフォルニアメジャーユノカル」の顧問として食いつなぎ、しかもユノカルは当時、トルクメニスタンのガスをアフガニスタンを経由してパキスタンの港までパイプラインを敷設するプロジェクトを進めていた。

カルザイ政権誕生するや、このプロジェクトはすぐに成立、参加国の署名式をすませた。

そして、この1580キロのガス運搬ルートに着目し、ユノカルへの買収をかけたのが中国CNOOC中国海洋石油)だった。

ブッシュ政権はCNOOCによるユノカル買収を回避させるため、コノコと合併させた。

しかし、ブッシュ大統領が簡単に制圧できると考えたアフガニスタンは泥沼だった。

嘗て英軍はアフガン征伐に向い、殲滅され、ロシアアフガンで失敗した。アフガニスタンは強悍な部族が伝統的に収めてきた土地である。

アルカィーダをテロリストと決めつけた米軍911直後から大規模な空爆

米軍制空権の下で北部同盟マスード派)とウズベキスタンに逃げていた部族(ドスタム将軍)との連合タリバンを南へ追いやった。

イラン寄りのヘクマチアルは下野した。

そしてカルザイ政権が成立し、まがりなりの七年間が経過した。

▲カルザイ政権の腐敗は目を覆いたくなる

「より良い状況が、カルザイ治世下で、単に「よい」だけの状態となり、それがやや悪くなり、より悪くなり、いまや最悪の状況が現出した」(アブドラ元外相)。

NATO米軍は数万の軍隊を投入したが、タリバンは逆に勢力を回復した。連合軍はかろうじてカブールの治安を掌握しているに過ぎず、西側の援助は、いったい何処へ消えたのか?

麻薬は撲滅されず、アフガン政府軍は弱体、警察は役に立たず、そしてカルザイ政権の腐敗は目に余るようになった。

バイデン上院議員(現副大統領)は昨年、カブールを訪問した際に大統領官邸大理石を敷き詰めた宮殿のようなダイニングルームに招かれ、ほかの二人の米国上院議員らと食事を執った。

バイデンは「汚職はなんとかならないのか」とカルザイを問い詰めた。カルザイは答えた。

「我が国に汚職はない。政治家は皆、清廉である」。

バイデンら三人の上院議員ナプキンを投げすて「食事会は終わった」と45分で席を蹴った。爾来、この政治家のカルザイへの不信感、不快感は根強く、これはヒラリーに伝播している。

ヒラリーはいまや国務長官。「あの国は麻薬に汚染されている」と発言している。

オバマ大統領も「カルザイは信頼出来ないし、かれのやっている統治は効果をあげていない」と発言している(この三人の発言はIHI,3月10日付け)。

カルザイは、しかし「米国傀儡」を離れて独自の道を歩もうとしているのではないのか。

どの国にも独立自尊精神はあるだろう。あれほど米国傀儡として登場し、西側をこまめに回ってカネをかき集めながら、カブールの治安もままならない境遇に陥れたのも、カルザイの無能によるものではあるが、カルザイ一人の責任ではなく、これはたぶんアフガニスタンの民が内包する長老支配という「伝統」の所為ではないか。

カルザイの任期は五月まで。もちろんカルザイは再選を目指し選挙準備に余念がない。

アブドラ元外相とアシュラフ・ガニ元財務相5月20日大統領選挙に対抗馬として立候補する。

▲「デモクラシー」とは投票箱主義のこと

デモクラシー」なるものはイスラム世界では適応が難しい。その通用しにくいシステムを維持し、それが民主化だというポーズを維持して西側の援助をさらに期待する。それ以外、この国におけるまつりごとは成立しまい。

だからオバマ政権ブッシュとの違いを見せるため、ブッシュが肩入れしすぎたカルザイを、[CHANGE]しようとたくらんでいるわけである。

ウィリアムウッズカブール米国大使は言う。

「カルザイ政権はよくやっている。タリバン政権下ではふたつしかなかった大学が17に増え、600万の子供学校へ通い、女性学校へ行けるようになり、当時なかった軍と警察をカルザイ政権は保持している。」

だが、首都カブールを離れると、アフガニスタンは「タリバニスタン」である。

 オバマ政権アフガニスタンへ三万二千の増派を予定している。

 嘗てバングラデシュ独立戦争で、突如「英雄」として登場したラーマン大統領は直後から一族の腐敗が絶えず、一年か貳年後に、暗殺された。

 なぜかカルザイの不評を聞いて、そのことを思いだした。

2009-02-07

米国の「日本重視」

09/01/29 ライス米国大使「米は日本を重視」 日本国連大使を訪問

09/02/06 クリントン米国長官:初外遊、日本から 同盟重視アピール

意訳「これから貯金箱に貯めておいたお金を取り出します。」

2007-01-24

「天候問題は待ってくれるが、健康問題は待ってくれない」

不都合な真実」という、地球温暖化を描いたドキュメンタリー映画が大変アメリカでウケているそうです。アカデミー賞にもノミネートされ、日本でももう公開中なのですね。

そこで「環境危機をあおってはいけない」で地球温暖化なんて重要じゃないと言っていたビョルン・ロンボルグがこの映画をどう言っているのか気になったので、ちょっと調べてみました。無断翻訳なので匿名ダイアリーに投げてみます。

「天候問題は待ってくれるが、健康問題は待ってくれない」ビョルン・ロンボルグ

http://observer.guardian.co.uk/comment/story/0,,1810738,00.html

500億ドルあれば、私たちは地球をもっと良い場所に出来るでしょう。でも地球温暖化対策に使うのはおそらく無駄です。

ある街に1000万ポンドの余分なお金があって、なにか良い目的に使おうと考えていたとします。十のグループが援助を求めてきました。最初のグループスラム地区の学校のために新しいコンピュータを買うべきだと言っています。次のグループ公園の美化を求めています。それぞれが、達成することでどのような価値が生まれるか、説得力のある案を提案してきました。街の議員たちはどうすべきでしょうか?お金を十に分割して配分するのが一番簡単な答えに思われるかもしれません。しかし、この答えは間違っています。

どのような時でも、幾つかの提案は他の提案より良いものであるはずです。どの提案が最も社会的な価値を生み出すか私達が知っていたならば、それらにお金を回すのが妥当でしょう。

より大きな視点では、各国の政府国連が莫大な、とは言え限りのある予算を用いて、地球上の問題を減らそうと考えています。一方で彼らはメディアうつろ気な注意に引き付けられてしまって、間違ったお金の配分を行う傾向にあります。HIVエイズマラリア栄養不良との戦いに費やされるのは少しだけ。不正や闘争の政治的解決により多くのものが費やされています。残りのお金地球温暖化を抑え、鳥インフルエンザ対策に取っておかれます。

政治家みんなに何かを与えられるなら誰も文句は言いません。しかし余分なお金のあった街の例のように、政府国連にも、どのようにお金を援助するか明確に定めた合理的な枠組みがあった方が良いでしょう。政策立案者にとって、援助候補の並んだリストレストランの巨大なメニューに似ています。しかし、それは価格や量が書かれていないメニューなのです。

現在政府地球温暖化との戦いに加るべきだという、かなりの勢いがあります。元アメリカ副大統領アル・ゴア映画製作者に転身し「不都合な真実」というタイトル映画を作っています。

しかし本当に「不都合な真実」なのは、2004年デンマーク経済学者たちが示したデモンストレーションです。このデモでは、京都議定書に従った地球温暖化との戦いは、費やすお金ほどの社会的価値を生み出さないことが示されました。四人のノーベル賞受賞者を含むこの経済学者たちはコペンハーゲンコンセンサスと呼ばれるプロジェクトに参加しています。人類が表面している複数の問題について、解決策の社会的価値を比較するという試みです。そして彼らが答えようとした疑問は「500億円の使い道で、一番世の中を良くする見込みがあるのはなんだろうか?」です。

HIVエイズ飢餓、世界紛争、地球温暖化政治不正、その他の問題への挑戦について、様々な方法でコストと価値が検討されました。そして特別に任命した研究により、どうすれば政策立案者が一番世の中を良くする見込みがあるかを示した、優先順位付けされた援助先のリスト、「なすべきことリスト」が作成されました。

この結果経済学者たちは、270億ドルをHIVエイズ予防に費やすことが、人類にとって最も見込みのある援助であると分かりました。6年で2800万人以上の命を救い、生産力向上を含む巨大な効果を生むでしょう。

微量栄養素を多く含んだ栄養補助食品を提供することが二番目の優先順位になりました。地球上の半分以上の人間が鉄、ヨウ素亜鉛ビタミンAの欠乏に苦しんでいます。栄養剤のような安価な解決策は費用対効果がとても高いのです。

三番目は貿易の自由化でした。政治的には難しい決定を必要とするでしょうが、これは著しく小さなコスト世界中、特に発展途上国に、価値を生み出すでしょう。自由貿易により毎年2兆4000億ドルという驚異的なGDPの増加が、先進国においても発展途上国においても等しく生じるはずです。

経済学者たちは次に、化学的に処理された蚊帳でマラリアを防ぐことが巨大な価値を生み出すと見込みました。それからリストに並ぶのは、世界で最も貧困にあえぐ10億人のための農業研究公衆衛生の向上、水質管理です。これらへの援助から得られる価値はコストをはるかに上回ります。

HIVエイズ予防については、費やした1ドルあたり、40ドルの価値が生まれるでしょう。言い換えれば、コンドーム1ドル分は、エイズが蔓延したコミュニティにおいては40ドルの価値になるはずです。

みなさんは、それではなぜ、そうしたコミュニティ人間が自分たちでお金を費やさないのか、と尋ねるかもしれません。答えは通常、そうしたお金がより裕福な国や国連など、他の場所にあるからです。リスクに関する情報を得るのはなかなか難しいのです。また、HIVエイズの影響は遠くまで広がります。今日の一つの感染が、将来より多くの感染引き起こし、たくさんの家族コミュニティを壊滅させるでしょう。しかしながら、先に示した個々の援助案については、こうした将来のコストをほとんど考慮に入れていません。

経済学者たちは京都議定書の実行や、二酸化炭素排出への課税を含む、地球温暖化対策に関する提案についても調査しました。結果は全て悪いものでした。世界の限りある資源を地球温暖化との戦いに費して成功するためには、得られる価値よりも多くのコストを支払うことになるでしょう。そのお金は他のところで使うべきです。

以上がコペンハーゲンコンセンサス経済学者たちが「世界が今なすべきことリスト」から抜本的な地球温暖化を外した理由です。

この経済学者たちによって生まれた優先順位付けを、学術的な運動以上のものにしなければなりません。地球上の問題を減らすための決定が高い透明性と合法性を持つためには、政治的運動にならなければなりません。

先月、ジョージタウン大学に、著名な国連大使グループが彼ら自身の「なすべきことリスト」を考えるために集められました。アメリカ中国インドパキスタンを含む、人類のおよそ半分を代表する国の人達がいました。

彼らはどういう選択だったのでしょう?驚くべきことに、それはコペンハーゲンコンセンサス経済学者たちが選んだものと似ていました。彼らは健康、水、教育飢餓に関する問題への援助に世界が最も優先付けを行うべきだと同意しました。また、おそらくはさらに勇敢なことですが、一番に持ってくるべきではないものについても述べました。そこには金融不安への解決と地球温暖化対策が挙がっていました。

世界の意思決定者のために、地球上の問題に優先付けを行うという概念を議題にしたことは、このプロジェクトにとって重要ステップでした。彼らは運動をさらに先へと進めようとしており、秋にニューヨークで行われる同様の運動では、40人か50人の国連大使が参加するよう望んでいます。しかし結局のところ、優先順位はノーベル賞受賞の経済学者が決めるものでも、国連大使が決めるものでおまりません。社会的な討論と、民主的な決定によるものなのです。

様々な援助を求める声が絶えず増え続け、政治家有権者がそうした競争に直面する世界において、コペンハーゲンコンセンサスプロセスは、ただ声の大きい提案者の援助ではなく、最も価値を生み出す援助へと意思決定者の目が移るよう、助けることが出来ます。

このようになにかを決定するための信念を持った枠組みを提供することは、結局のところ世界の限られた資源をほとんど人類のために費やすことになるかもしれません。この選択肢は無視し難いでしょう。

 
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