はてなキーワード: 募集とは
自殺した妹が猫を8匹残していった。
幸い自分の住んでる古い借家は大家が寛容で猫を飼うことは一応許してもらうことができた(数を伝えたら態度は変わりそうだけれど)が、できれば早急に不幸にならない形で新しい飼い主を探したいと思ってるんだが色々と困難にぶち当たっている。
まず保護団体をあたってみたが、現在はどこも飼い猫を直接引き取るようなことはしておらず、捨て猫や保健所で殺処分を控えた猫が優先されるらしい。
じゃあ一回捨てたら良いってことか?と思ったが、誰かに拾われる保証も無いし、カラスにでも襲われることを考えたら夢見が悪いので却下。
次に保健所に相談したが、こちらも自分の住んでる地域は飼い猫の引き取りは原則しないらしい。
道で拾った猫と遺族の部屋で拾った猫の違いはなんなんだ、そして突き放すような担当者の物言いにかなりイラッときた。
そもそも保健所は保護じゃなく処分する所なので、自分が相談するのも間違っていたかもしれない。
まず妹の猫は全員雑種の成猫だったので、周りの可愛らしい子猫の写真が掲載された投稿はどんどん成約していく中で、自分の投稿はほとんど反応が無かった。
何件かあった問い合わせは「自宅を知られたくないので近所の大きめの公園で引き渡し希望(しかも夜間指定)」っていうおじさんとか、自宅まで届けに行ったらボロボロのアパートから言動がおかしいおばさんが出てきたりで、その辺りは流石にこちらから断ってしまった。
自分が裕福であれば全員飼ってあげたいけど、金銭的にも健康管理って意味でも3匹ぐらいが限界なんだよな。
知り合いは山にでも放したらって言うが完全室内飼育だった猫を山に放すのって要は遠回しに殺すってことだよな。
どうすればいいんだろう。
しかし昨今の感染状況を鑑みると、娯楽のために地方から東京へでる気にはならなかった。
ワクチンは2回接種済だが、だからといって感染しないわけではない。正直いまの東京にいくのは怖い。
舞台と客席の間隔をあけて全員がマスクをして一言も喋らずに座っているだけならそうだろう。
でも実際はそれだけじゃない。
現場にいくまでに公共交通機関をつかって移動しなくてはならない。
食事も水分補給も必要だし感染リスクのある公共のトイレを利用する瞬間もある。外にでる以上人との接触は避けられない。
それに現場が感染対策の徹底した安全な空間だとも思えなかった。
現場には全国各地からオタクが集まってくる。狭い界隈だから、全員が全くの他人というわけではない。
この半年間にいった現場はいつも賑やかにざわついていた。久しぶりに会った友人知人に声をかけたくなる気持ちもわかる。
劇場側から注意されても無視して喋る・食べる客を何度もみた。劇場が会話を注意しないこともあった。
現場のたびにヒヤヒヤしていたが、同じ現場にいたオタク仲間が現場後に感染した話は聞いたことがないので、あの環境でも問題はないのだろう。
でも万が一ってこともある。
幸い観劇予定だった公演は自粛によるチケットの払い戻しを受け付けていたので、主催者の寛大な対応に甘えさせてもらうことにした。
自分の身を守るために取った行動とはいえ、この行動がまわりまわって誰かのためになるかもしれない。
今の状況を乗り越えるためには一人一人の行動が大切なはず。
まずは自分の行動を見直す。今は我慢の時。これが正しい判断。そういい聞かせてチケットを返送した。
でも、コロナ禍における正しさと、オタクとしての正しさは違うんだよな。
地震だろうが台風だろうが、公演がある限りはなんとしてでも行く。私もそうだった。
感染爆発だろうがなんだろうが、この世の全てを振り切って推しをみる。
それがオタクとして正しい姿だと思う。困ったことに今もそう思ってる。
ツイッターでは保健所や医療現場の悲惨な状況を伝えるツイートが拡散される一方で
チケットの交換募集や週末の公演を楽しみにしているオタクの様子も流れてくる。
公演が始まれば毎日舞台の感想や仲間たちとの集まりを匂わせるツイートが溢れるだろう。
現場を楽しんでいる人たちをみると、なんで私だけ自粛してるんだろうとバカバカしくなってしまう。
そのあとやっぱり東京にいけばよかったと思う。
軽率な行動で感染したくない。感染拡大に加担するべきではない。でも推しの現場には入りたい。
社会の構成員である私の正義とオタクである私の正義。理性と欲望がせめぎあう。
悩んだところでもう手元にチケットはない。
私の判断は間違ってないと思う。でも悲しい。推しの舞台を観に行けないことが悲しい……。
悲しみを癒したくて推しのブログを開くと、医療従事者に向けた文章をあげていた。
「医療従事者の皆さんの頑張りが報われるよう、自分も気をつけます。」というような内容だった。
感染爆発中の東京に人を集めていながら、なにをいってるんだろう。
どこからきたかもわからない人間を2時間以上劇場にぎゅうぎゅう詰めにしながら、なにをいってるんだろう。
推しが舞台に立つことで余計に苦しめられる医療従事者がいるかもしれないのに、どの面下げていってるんだろう。
まぁただの一出演者である推しにこんなことを思っても仕方ない。推しに罪はない。
チケット販売時に緊急事態宣言下でなければ制限なく売れることをいいことに満席にしてしまう主催者も
エンタメといってもただの商売なんだから、それでご飯を食べているんだから、やめろといえるはずがない。
そういうものだし仕方がないとわかっているけれど、
自分たちに都合が悪いことは無視して自己陶酔する推しに腹が立つ。
実家帰省すら控えるように言われている中で平気で遠征するオタクの正気を疑う。
なによりこんな状況になっても休業要請・補償をださない政府はなんなの?
なんか、疲れたな……。
吹奏楽は野球のようにポジション間の流動性が高くなく、よそからコンバートできるケースはかなり少ないのです。。
野球はアマでも「普段は外野だけどサードもできる」「学生時代は投手だったけど今は野手」というような人が割といる印象ですが、吹奏楽では1種類の楽器しかできない人が大半です。
・一般バンドの管楽器はほぼ個人の所有物で、高価&デリケートなためよほどの信頼関係がないと貸さないのが普通。なので人がいない=楽器もない。エキストラなら人と楽器の問題が一気に解消。
・楽器によっては、世間のアマチュアプレイヤーの数が少なく奪い合い状態。常に募集しても団内に演奏可能な人が1人しかいないとか、0人だったりという状況がありがち。
・野球は基本各ポジション1人ずつの9人で試合ができるけど、吹奏楽は曲によって編成(どの楽器が何人必要か)が違う。
曲によっては「キャッチャーが4人必要、同時に守備につくこと」みたいな極端な編成のものがあり、そういう場合はその曲のためだけにキャッチャーを育てるより一時的にエキストラに来てもらうという選択をする団体が多い。
「本日未明、3丁目の住谷ギョルゲ氏27歳が1丁目1ブロックの鈴木ミチザネ氏宅に窃盗目的での侵入を判断しました」
「これを受けてペディア評議会は住谷氏の認識の自動ダウンライトを即座に実行」
「住谷ギョルゲ氏は今後意識が落ち着くまで、『窃盗』という言葉・行動の代わりとして『草むしり』を認識するようになりました」
「ペディア評議会は住谷氏窃盗の判断理由を生活困窮のためと発表しております」
「皆様におかれましては住谷氏への支援策として草むしりの代行依頼を募集しております」
「詳しい料金や時間設定におきましてはペディア評議会HPをご覧ください」
「住谷氏の今後についてはクラウドファンディングでのワークプラン創出を予定しております」
テレビでは今日も地方のさえない男性アナウンサーがご近所ニュースを読み上げている。
私はソーメンをすするのを止めて、「うちの草むしりも住谷さんに頼めばよくない?」と母に呼びかけた。
「嫌よ。空き巣しているつもりでうちに来るんだから、草むしりするの夜中とかでしょう。気持ち悪くて眠れないわ」
母はちらりと窓の外の庭を見ながら答えた。
やはり雑草の伸び具合は気になるらしい。
「たぶん留守中指定もできると思うよ。お母さんが手続きが面倒ならおこづかいくれるなら私がしてもいいよ」
「あたしはダウンライトゥンを利用するのが嫌いなの。悪事を判断したからって利用するのは社会的制裁みたいで前時代的だわ」
今日も母は手ごわい。しかし夏休み明けまでにどうしてもあと2000円だけほしいからあきらめるわけにはいかない。
「そういうダウンライトゥン差別の方が古いよ。報酬は払うんだからただの社会的支援よ」
「社会支援なら、彼がオーバーライトされてクラファン開始されてから依頼するわ。どうせ悪趣味なペディア協議会のことだから草むしり会社の立ち上げでもさせるでしょ。この話はおしまいおしまい」
そう言って、母はごちそうさまをして、自分の食器を片付け始めた。
「それで今回は何が欲しかったの?」
ソーメンを食べ終わった私に、麦茶を注いで私に手渡しながら母は言った。
もう少し、座ってなさい、話をしましょうということらしい。
「ほしいって何のこと?」
「さっきの草むしりの依頼でお小遣いが欲しいって言ってたでしょ。欲しいものがあるなら直接言ってくれればその分の代金は渡すのに」
「だってさー」
「だっても何もないわよ。言ってごらんなさいよ、化粧品?服?それともどこかデートでも行くの?」
「そんなんじゃないよ。言っても買ってくれないでしょ。ペディアの20thアニバーサリーバージョン」
母は露骨に嫌な顔になる。
「あんた、脳内メモリどんだけ拡張するつもりなの?もう入っていない言語の方が少ないんじゃない?」
「そんなんじゃなくてさー、今度のペディアには動画の20倍速再生理解モードが入ってんの。10年分くらいアニメ知識足りなくて、友達との話についていけなくてさー」
母と私は同時にため息をつく。こいつ話が通じないわとお互いに思っているのだろう。
「ペディア19じゃダメなの?今度のペディア20はメモリ拡張の他に15年ぶりの語彙アップデートもあるでしょ?少し様子を見た方がいいんじゃないかしら」
また母はどこかで陰謀論をかじってきたらしい。
「語彙だけじゃなくて知識と技術のアップデートもね。相対性理論の理解から大型クレーンの運転技術まで。ペディア前は習得困難とされていたものだって引用と実行に1秒もかからない。そんな世界の転換からもう20年も経っているんだから少しはペディア開発会を信用したら?」
今どき、ペディア4を使ってるのはお母さんくらいよとも言ってしまいたくなる。
「あたしだって信用したくないわけじゃないの。さっき気持ち悪いって言っちゃったけど、ペディアの犯罪抑止目的での思考監視と認知変換でたしかに犯罪は世界からなくなった。でもそれと同時に無くなった言葉もあるじゃない」
まあた、この話だ。母と同世代かそれより年上のインテリ(死語)たちはこの手の話題が好きすぎる。
「はいはい禁語ね。差別的な言葉やそこまでいかなくても過度に区別する意味のない言葉、体に害ある行動や文化の言葉が語彙としてペディア内から削除され、認知すらできなくなる」
私はかぶりを振った。
「それの何が悪いの?歴史理解に必要な言葉については多くの注釈付きで別の妥当な言葉に置き換えられるだけだし、ペディアが禁語にしたとしても、新しく発見され別の言葉が充てられるだけのケースもあるじゃん。あの何だっけ、日本版のワンピースのサンジが吸ってるの」
「『タバコ』ね」
母はペディア4使いの古い語彙を言ったのだろうが私には『ね』しか聞こえなかった。
「たしかに私はその言葉を聞くことすらできないけど、『ケミリル』って同義の言葉は知ってる。そんなワンピースを読んだオタクが作った語彙が生まれて私たちの世代には広がってる。消された言葉でも必要な言葉なら再生産されて拡散される」
「でも何度再発見されて再生産されてもペディア評議会に弾圧されて消される言葉もあるわ」
そうつぶやく母は悲しそうな眼をしていた。
「それって本当に差別的な蔑称とか区別することが社会的害を及ぼす存在に対する言葉だけでしょ?不必要じゃん」
「あんたにはわからないでしょうけど、侮蔑的な言葉を言ったり、書き込んだりすることに自由を感じた世代もいるのよ」
「ただの懐古趣味でしょ、そんな非生産的なことこそアップデートしなきゃ」
母は少しためらいながら「それがあたしたち世代には人間らしいことだったの」と言った。
「さあ午後は『人間』らしいことしましょ」と母は立ち上がって言った。
「何言ってるかわからないんだから意地悪しないでよ、何するの?」
被告は17歳の春、自衛隊の募集案内に興味を持ち、父親に教わりながら勉強をした。
(https://bukuma.me/?u=(はてなID) で指定したユーザー向けのおすすめを見れます)
推薦アルゴリズムの最適化などはまだほとんど行っておらずシンプルな状態ですが、それなりにパーソナライズされてるように見えます。
良かったらそのあたりの感想をブクマでコメントしてください。改善します。
また、必ずしもホットエントリー入りする記事ばかりが表示されているわけではなく、20 users 程度の記事も表示されてるため
ブクマの掘り起こしにも役立ちそうだと思いました。
現状それを言っても重症者で病床が埋め尽くされている現状はしばらく続きそうなので
現実的になるべく人が死なないようにするに今医療が何ができるのか知っておきたい。
完全に素人考えだしプロはとっくに思いついて消えた選択肢も多いと思うが、医療者のツッコミお待ちしております。
①在宅医療
a.酸素吸入
大量の酸素を必要とするので在宅では運用が難しいと聞いたが実際はどうか。
(呼吸器疾患患者が通常受ける在宅用の酸素ボンベではスペックが足りない?)
これも厚労省が方針転換して在宅での使用を認めたとして、家庭での運用は可能か(特に一人暮らし)
c.急変への対応
コロナは急変が多いようだが、コロナの患者が急変時に緊急コールはできるのか
またその場合満床で入院が無理な場合に何らかの代替手段を取ってもらえるか
d.その他
その他に在宅で対応できることはどんなことがあるか。
a.人材確保
各医師会から持ち回りで開業医の先生を呼ぶのは不慣れで技術的に無理か
b.場所確保
例えばアリーナやメッセなどの大規模施設にベッド並べて仮の施設とするのは無理か
③今すぐ政府に出来ること
d.ワクチンの確保
e.自粛呼びかけ
g.他には?(五輪中止とか?)
※中長期的にはテレワークにインセンティブ持たせるような制度とか専門病院の増設とか?
2019年12月に文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」。これは教育のIT化に向け、1人1台の端末環境を実現するという構想だ。当初は23年度までに整備を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による自宅学習の需要から20年度中へ前倒しになった。
21年度に入ってすでに4カ月たつが、教育の現場はどう変わったのか。現職の教員から校長、教育委員会、有識者などさまざまな視点から現状を探ってみた。
GIGAスクール構想の中で子供の学習用端末として配られたのは、Windows搭載PC、Chromebook、iPadのいずれか。OSや機種の選定は各自治体の教育委員会が行った。学校ではそれらの端末を使ってさまざまな授業が行われている。
東京都内でChromebookを使う小学校に勤務する鈴木教員(仮名)は、画面に自由に文字や図を書けるデジタルホワイトボードを活用。「子供たちがホワイトボードに書いた意見を共有して、全員が同時に見られるようにしました」(鈴木教員)と話す。その結果、今までは授業で発言しなかった子が自分の意見を出すようになるという効果が生まれた。
鈴木教員は今後、デジタルホワイトボード経由で他校と交流する授業もやってみたいと期待を膨らませる。将来的には、遠方に住む人に授業してもらったり、他国の子供たちと交流したりできるだろう。
ある小学校の校長は「ITが得意な教員は今まではそんなに目立ちませんでした。でも今では子供にも他の教師にも頼られて大活躍しています」と話す。今まではITスキルが高くてもそれを生かせる場面がなかったのだ。
子供の方でも同じことが起きている。「発表資料に動画を使いたいという子が出てきたとき、もともとPCが得意だったインドア派の子供が教えてあげる場面があります」という話を複数の教員から耳にした。
教育面ではメリットもあるが、困りごともたくさんある。学校が苦慮していることの一つに、家庭への端末の持ち帰り問題がある。持ち帰りが始まっている学校ではトラブルも続出している。よくあるのが「子供がYouTubeを見るようになって困る」という保護者からの苦情だ。
「アダルトサイトなどはフィルターがかかっていますが、YouTubeやゲームは制限がなく、学校の方で閲覧を止められません。学校ではもちろん『必要以上に見てはいけない』と指導していますが、家の中のことは……。家庭のことは家庭で対応してほしいというのが正直なところです」と都内の小学校教師はこぼす。
端末の破損も課題だ。公立校の教師経験もある情報通信総合研究所・特別研究員の平井聡一郎氏によると端末の保険料が問題になっているという。
自治体によっては、端末を家に持ち帰って故障させた場合は、過失・故意問わず保護者負担とするところもある。
「しかし、そもそも破損時のための保険を付けていなかった自治体の方に問題があります。リースなら保険が付いていますが、端末にかかる費用を安くするために買い取りにしたのではないでしょうか」(平井氏)
子供の通う自治体が保険料を払ったか否かで、家庭の負担が大きく変わるリスクが生じるというのは、保護者の立場なら納得いかないのも無理はないだろう。
また、自宅の通信環境も問題になっている。家庭の通信状況は学校で把握できないため「通信できなかったから宿題ができなかった」といったことも起きる。
夏休み明け以降に端末の持ち帰りが始まる学校も多く、教師は戦々恐々だ。端末の持ち帰りについては、まだまだ試行錯誤が続きそうだ。
今回の取材で教師から最も多く聞こえてきた困りごとは「学習のためのアプリが子供たちの端末に入っていないこと」だった。
GIGAスクール構想で子供の学習用端末の購入に充てられた補助金は子供1人当たり4万5000円が上限だ。この金額があれば端末代は賄える。しかし、教師たちが使いたかった学習用アプリなどが入れられなかった自治体も多くある。本格的に活用しようとなると現場では不足感が否めないようだ。
PCメーカー各社の多くは、GIGAスクール構想向けとして4万5000円程度のPCを展開している
4万5000円を超える金額について自治体が追加で上乗せするのは自由だ。アプリやサービスは各自治体の教育委員会が一律に導入を決めるのだが、教育委員会が自治体の財政部局に掛け合って予算を獲得しなければならない。
四條畷市教育委員会の植田篤司教育長(四條畷市のWebサイトより)
大阪府の四條畷市教育委員会はクラウド型の授業支援ツールを導入するため、予算獲得に奔走した。
「国の示す標準仕様の範囲でもITを活用した授業はできますが、ミドルウェア的な共通基盤となるツールを導入すれば、授業の生産性や効果、拡張性がより向上すると考えました」
そう指摘するのは、四條畷市教育委員会の植田篤司教育長だ。植田さんは日本IBMの出身で、大阪府立の工業高校の校長を務めたのちに四條畷市の教育長に就任したという異色の経歴を持つ。
IT活用のスピードも自治体によって大きく差がついている。同じ東京23区内でも、港区は20年12月時点で全員にiPadが行き渡ったが、足立区は21年7月の時点でも小学校で端末の配布が完了していない。
教育委員会がやるのは端末やアプリの選定だけではない。学校のインフラ整備も教育委員会の仕事だ。
校内の通信環境が悪く、インターネットに接続しづらい、通信速度が遅いこともある。これは必ずしも校内のアクセスポイントに課題があるわけではない。自治体によっては教育委員会のサーバを経由してインターネットに接続するようにしているケースがあり、通信速度の上がらない要因になっている場合もある。
データの保管場所にも問題がある。ある自治体ではセキュリティ上の理由で、教師たちのデータは教育委員会のサーバ、子供たちのデータは学校のサーバに保管され、互いのデータが送り合えない仕組みになっているという。そのため教師の端末から子供たちの端末に課題を渡そうにも、職員室にある専用端末にデータを移し、そこから子供たちに送付するという手順を踏まねばならないという。
情報セキュリティには敏感な一方で、パスワード管理には甘い部分があるようだ。
「子供がパスワードを書いた紙を持って帰ってきました。パスワードを紙で管理するのは非常識。娘にパスワードの重要性をしっかりと伝えて2人でパスワードを変えたのち、学校には『現状のパスワード管理体制には不備がある』と伝えました」
そう語るのは、横浜市の小学校に娘を通わせる前田さん(仮名)だ。IT企業のエンジニアであるため、学校でパスワードの重要性を説明すらしていなかったことに驚いたという。
こうしたさまざまな課題はあるが、GIGAスクール構想がもたらした変化の萌芽も確実に見られ始めている。これから現場はどのように変わっていくのだろうか。
前述の平井氏は「教師のITスキルはまだ高くないが、それは彼らが悪いわけじゃない。授業で使ったことがないからイメージが湧かないだけでしょう。問題は自治体がルールで縛ったことです。『iPadのカメラ禁止』『クラウド禁止』『YouTube禁止』なんて縛り方を間違えている」と指摘する。
「大切なのは『こういう授業をやりたい』というビジョンを持つことです。それがなければ、紙をタブレットに置き換えただけにすぎません」(平井氏)
「ある学校の美術の授業では生徒の自画像をクラス全員で共有し、いいと思ったところにみんなで付箋を貼る。こういう工夫が簡単にできるようになっています。現在の授業は、教師の知識伝達が7割、子供が情報取集をして自分で発信するのが3割という配分ですが、これを3対7に切り替え、子供が活躍する授業にしていくべきです。端末や通信環境の問題より、まずは教師が意識を変えないといけない。それが最大の課題です」(平井氏)
「教師はティーチングが主から、ファシリテートを主とする役割に変わっていく」――植田氏もそう断言するが、それはつまり教師の存在意義の大転換である。
21年7月、まだ準備中のデジタル庁がGIGAスクール構想に関して教育関係者へのアンケートの募集を始めた。今現場で起こっている課題感をヒアリングするのが目的とみられるが、文科省へのプレッシャーという意味もあるだろう。過渡期の試行錯誤が続くが現場は全力で戦っている。「どこへ向かえばいいのか」を国や首長が明確に示すことがその支えになるだろう。
若者が打たないんじゃなくて、打ちたい人たちの需要に供給が追い付いていない。供給が追い付いていないこと(つまり、在庫が足りないとか、予約がすぐ埋まってしまって取れないとか)は若者のせいではない。菅政権の不手際。国民の過半数が延期か中止を望んでいたのに、その世論を無視して五輪を強行したのも菅政権。
【大阪・大規模接種センター 1万5000人分の予約が6分で定員に/7/29(木)/TBSNEWS 】
自衛隊が運用する大阪市の新型コロナワクチン・大規模接種センターで、新規予約1万5000人分が募集開始から6分で定員に達しました。
自衛隊の大規模接種センターで、来月2日から4日までの新規予約を29日午後6時から受けつけたところ、大阪会場では1万5000人分が開始6分で受付終了となりました。東京会場は3万人分が1時間2分で定員に達しています。
大規模接種センターは18歳以上で接種券を持っていれば誰でも1回目の接種予約を申し込むことができ、次回は東京・大阪両会場の5日から8日までの分の新規予約を来月2日の午後6時からホームページやLINE、電話で受け付ける予定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/41d020cdf333e7ba645b2b5cc008f43990c1f0fd
【小池都知事 若者にワクチン接種要請も「そもそも予約できない」と批判噴出/女性自身7/30】
若年層へのワクチン接種を要請した小池都知事だが、東京都ではワクチンを打ちたくても打てない現状がある。
例えば優先接種者ではない16歳から39歳の対象者、想定9万5千人が住んでいる豊島区のホームページには、
《8月1日(日曜)に新規予約を再開します。現在、国から全国の自治体に供給されるワクチンの供給が大幅に減少し、本区への配分量も想定以上に削減されたことから、7月9日(金)から7月末までの間、ワクチン接種(個別接種、集団接種、巡回接種)の新規予約を一時的に停止いたします》
と記されおり、国からの供給が減ったことにより、まだ予約が始まってすらいない。
さらに「TBS NEWS」によると、自衛隊が運営する東京都の大規模接種センターも29日に募集された3万人分の新規予約枠が1時間2分で定員に達しており、容易に予約できる状況ではない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/09d022838c7107ef0d7f910e86a0800586c59f05
【7月29日(木曜日)に追加した予約枠は、ほぼなくなっています(7月30日午前11時現在)/足立区】
昨日から新型コロナウイルスワクチン予約システムが非常に混みあい、大変つながりにくくなっておりましたが、現在、混雑は解消し、通常どおりご利用いただくことができます。しかし、7月29日に追加した予約可能な枠はほぼなくなっており、予約システムにつながった場合でもご予約をお取りできない可能性があります。大変申し訳ございません。
なお、9月中旬から下旬の予約枠に一部空きがありますが、1回目と2回目の両方をお取りいただかなければ予約は完了しません(1回目のご予約を9月中旬から下旬でお取りいただいても、10月以降に2回目のご予約が取れない場合、予約は完了しません)。
現在、10月以降の予約枠は非常に少なくなっておりますので、ご注意いただきますようお願いします。
https://www.city.adachi.tokyo.jp/juyo/20210719_vaccine_resersys.html
【さっぽろ新型コロナウイルス・ワクチンNAVI/更新日:2021年8月2日】
7月28日現在、基礎疾患をお持ちでない64歳以下の方は、接種券がお手元に届いても、すぐに予約することができません。
優先接種対象者の方は、接種券がお手元に届いてからでなければ、予約することができません。
65歳以上の高齢者/18~64歳で基礎疾患を有する方/優先接種対象者:実施中
上記に該当しない方:未定
https://www.city.sapporo.jp/2019n-cov/vaccine/index.html#ippan