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はてなキーワード: パートとは

2021-03-19

4STEPが今だにゴリゴリ現役で学校で使われてて驚いた

15年ほど前に受験経験し、最近パート講師として塾で教え始めた。高校生の生徒がこれが分からないと持ってきたのがあの数学問題集4STEPだ。

先に断っておくと、4STEPは決して悪い問題集というわけではない。ただ解説があまりにも「無」であり不親切なので、初学者に全く向いていないのである。例えば証明問題なのに、巻末の解答ページには「解答略」とだけ書かれているといった具合だ。

基礎は反復が大事だというが、4STEP解説がこのように「無」であるので自分で解答解説を探す作業に追われる。別売り解説専用冊子(これも解説としてはやはり不親切)もあるにはあるが、学校許可がないと買うことすら禁じられ手に入らないという始末である意味わからん。こんなことをしているから多くの生徒が数学を嫌いになり、諦めてしまう。

こんなものを初学者=高校数学を習ったばかりの高校生にやるよう指示するなど、15年前でとっくに終わったと思っていた。ところがまだゴリゴリの現役で本当にビックリした。うちの県だけかと思いきや、どうやら全国的にも(自称進学校で使われているようでさらに驚く。なぜこんな悲しい歴史が繰り返されるのか……

2021-03-18

エヴァ劇場版、本当にこれで終わりなの?(ネタバレあり)

Yahooはてなブログでの高評価を見て期待して劇場に足を運んだ

でも自分としてはこれは単なる未完成か投げっぱなしENDにしか思えなかった

本当にこれがあの好きだったエヴァシリーズ最後映画なのか?

納得がいかなかったのでここでぶちまける事にする

後半になるにつれて意味が分からなくなる

前半の村パートは分かりやすかったのに対して後半のネルフとの決戦は半分以上意味不明だった

知らない用語が次々と出てきては、はい次と進行していきぽかんと置いてきぼりを食らった

本当に熱心なファンであれば設定を熟知してなるほどと理解できているのかもしれない

でもTV版と旧劇と新劇を見た程度の自分にはとんとついていけなかった

ゴルゴダオブジェクトがどうのこうの希望の槍カシウスがとか一体何のことなのか

最終的に劇場の中で理解は諦めてなんとなくのストーリーを追うしかなくなったのである

勿論TV版や旧劇場版にもこういう訳の分からない用語と言うのはあったがこれほど酷くは無かったように思う

アスカの扱いが悪い

綾波アスカ、どっちが好きかと言えば自分は断然アスカである

それを差っ引いて聞いて欲しい

アスカシンジに対して投げかける言葉は始終辛辣な物であった

ケンスケやトウジが年齢を重ねて落ち着いており、シンジに対して優しさを示したのに対する対比かと思えるほどの当たりの強さだった

シンジが突然未来世界に目覚めたのに対してアスカはその間も生きていた訳である

ならその分の成長と言うかシンジに対する心情の軟化があっても良かったのではないか

シンジ親友二人の成長に対してアスカはよく言えば昔のまま変わらずであり悪く言えば何も成長していないと感じられた

セリフでは先に大人になったのとか言っていたが全くそうは思えなかったのである

そして最終決戦で使徒化してまで13号機を封印しようとしたのに失敗し、逆にゲンドウに利用されて取り込まれ

その後シンジに助け出されてしゅぽんと脱出する

旧劇の様な八面六臂の活躍を見せる訳でも無く、本当にえっと思うような退場であった

その上シンジの事は好きだったと過去形ケンスケといい関係になっているのである

これはもう半分NTR物を見せつけられている気分になったしとてつもないショックであった

エヴァと言うのは極端に言うとシンジ綾波アスカ物語である

100歩譲って加持さんならまだ分からなくもなかったが何故ここでケンスケなのか

ぽっと出の奴とまでは言わないがケンスケとそういう関係になったアスカは見たくは無かった

その上最後シンジを迎えに行くのは綾波ですらなく謎の人物マリである

マリって一体だれなんだよ?

本当にマリって言うのは誰なのか

言うまでもなく新劇場版から登場人物である

しか最後重要役割を果たす割にはこのマリという人物の人となりや目的バックボーンなどの殆ど不明なのである

綾波クローン命令だしアスカは親に見捨てられて褒められたいと言う動機というかキャラクター性がマリにはない

最終盤でなぜかユイや冬月やゲンドウの近くに描かれていたりはしたが何故年を取っていない様に見えるのかの説明もなく余計に謎が増えただけである

分かる事と言えば何やら突然出てきてシンジ臭いを嗅いだと思えば若干寒いセリフを言い続けるエヴァパイロット

この掘り下げも何もない様なキャラが最終盤でシンジを迎えに行く重要な役に割り当てられ挙句に成長したシンジと仲睦まじい様子を見せられてもぽかんとするしかなかった

アスカマリの事をコネメガネと呼んでいたがそのコネが何なのかすらも判明しなかった

そして最後に駅のホームでのシーンからの実写ENDである

これで納得しろと言う方が無理ではないか

最後

残ったのは喪失感と大きな不完全燃焼感であった

そしてもう一度見ようだとか考察しようだと言う気力が湧いてこないのは何とも言い難い感情であった

何にせよこれで四半世紀続いたエヴァは終わったらしい

と言う訳で次は予告でもやっていたガンダム映画を見に行く事にする

エヴァロボットアニメじゃねえよ

特撮アニメだよ

ガンダムマクロストップをねらえとの違いを一言で表すとしたらそうなる

ちなみに、エヴァアクションパートクオリティを感じ取れてない人は、話の土俵からこぼれ落ちてるのでお引き取り願いますクリストファー・ノーラン作品でもみましょう。

2021-03-17

https://anond.hatelabo.jp/20210316232303

増田氏が貼ったBBC記事では以下のことにも触れられている。

「一方で、同性愛関係には「前向きな要素」があると述べた。」

教皇フランシスコ1世は昨年10月に上映されたドキュメンタリーの中で、同性カップルにも婚姻関係に準じた権利を認める「シビル・ユニオン」を認めるべきだとの考えを明らかにしていた。」

「また昨年のドキュメンタリーでは、「(同性愛者)は神の子であり、家族の一員になる権利がある。誰も見捨てられたり、惨めな思いをさせられたりしてはならない」と述べた。」

かに最後には

ローマ教皇庁はこのドキュメンタリーの上映後、教皇発言文脈から引き離されて引用されたものであり、同性婚を支持するものではないと説明した。」

とも書かれている。

以上から教皇自身同性愛者の存在自体神の子として認めており、迫害対象であってはならないと考えている。またローマ教皇庁公式見解も「同性愛関係には「前向きな要素」がある」と述べることによって、同性愛者の存在を受容する方向を示している。と同時に、あくまで「婚姻」という制度概念において教義的に「祝福できない」と言っているのだ。

増田氏は「キリスト教同性愛忌避歴史的同性愛者への迫害差別の一番大きい要因だった」と言ってるが、少なくともそのようなことを繰り返してはならないという意志は、公式見解教皇過去発言からははっきりと読み取れる。しか教義上、子孫を残すための男女間の関係を「婚姻」として神が祝福を与える制度としているため、子孫を残さな同性愛者のパートナー関係を「婚姻」という制度と認めて祝福することができないとしているのである

もちろんその教義自体が既に差別じゃないか、と言われればそうかもしれないが、そもそも古い価値観で石頭になってるのは、クリスチャンでも宗教的でもない、世俗価値観で生きてるつもりの、増田氏も含めた現代人もそうなんじゃないだろうか?つまり婚姻」という制度概念自体に頭を縛られ過ぎなのだ

婚姻」という言葉に基づく制度は、「子孫を残すための男女間の関係」に限定したままでも別にかまわない。それとは別に世俗法制度では性別関係なく生活を支え合うパートシップ関係に法的保護を与えればよいのだ。その点教皇は「シビル・ユニオン」というパートシップ制度を認めるべきだと言ってるわけで、宗教的教義とのバランスにおいて、実質的権利のあり方に踏み込んでるのである

また「子孫を残すため」という点では、あくま出産子育て支援制度として、パートナーシップ制度とは別に親権者へ法的保護優遇措置を与えればよい。実子がいない夫婦養子縁組親権者になれるのだから同性愛カップル親権者になって孤児を育てることだって可能だろう。ヴァチカン公式見解も、このような方法否定するものではない。

というわけで、増田氏が望むような炎上を今更されるようなもんじゃないのである

2021-03-16

庵野最初ゲンドウをクズとしてデザインしたはずなんだよね

でもそれが段々と「でもコイツ気持ちも分かるよな」にゆっくり変化していく。

自分目的の為に他人犠牲にするクズから人類自分なりの価値観で救おうとする救世主、人の愛を理解するけど人付き合いの苦手な大人、想い人のために人類を天秤にかける愛の人へと変わっていく。

これが庵野の心変わりの影響だと思うと非常にやるせない。

「妻のために人類犠牲とかエゴじゃん?」から「わかる〜〜」になってしまった庵野の手により作品が書き換えられていく。

とても辛い。

俺の愛し憎んだキャラクター庵野の主張のための手駒?

それでも一度生まれたらずっと自分意志ゼンマイ仕掛けに動くのならそれでいいんだ。

どこまでも操り糸に追いかけられているのは見ていられない。

俺の見ていたのは結局作り話?

ありきたりなメタフィクション構成されたお決まりラストパートよりも、庵野の気分次第で変わる世界様相こそが、俺にこれはただの絵なんだと思い知らせた。

庵野完璧だったよ。

今回のがじゃない。

これまでの20年、その全てが、俺に所詮アニメは絵でしかないと教えてくれた。

お前の変化がゲンドウの心すら書き換えていくことが、俺にコイツラはただの役者が演じる人形だと突きつけてくれた。

書きかけのラフ画は、ただ書きかけのだけて、やがては命が吹き込まれると信じられた。

でも、吹き込む命の方向性が既に存在するキャラクター人格さえ無視できると突きつけられ続ければ、俺も諦めがつくさ。

聞き分けのいいゲンドウ、人を思いやるゲンドウ、誰かを愛するゲンドウ、シンジを愛していたゲンドウ、俺の知らないゲンドウが沢山、沢山、後からから作られ、歴史は塗り替えられていく。

いい加減俺も覚悟を決めたさ。

新海誠CMみたいな爽やかさなんかより、ゲンドウの悲しそうな顔が、俺に全てを諦めさせた。

これは作り話で、そして、監督私物なんだ

2021-03-15

anond:20210315131736

ほんとに家事育児って休みないの?

手抜きに使える家電サービスはたくさんあるし

子供だって小学校に上がれば大分手は離れる

パートだってフルでやってる人は少数派だって統計あるし

暇な時間増えない?

https://www.google.co.jp/amp/s/www.newsweekjapan.jp/amp/stories/world/2020/10/30-46.php

anond:20210315131537

既婚女性のうち専業主婦が1/3で残りの2/3はパートで十分ってことになると、ほぼ100%の既婚女性はイージーってことになるね

anond:20210315131537

専業主婦になれる人間は今はほぼおらず、家事育児という365日休みのないの仕事に「加えて」パートまでせにゃならんのだぞ 愛がないと無理

anond:20210315131117

女の場合配偶者の稼ぎにタダ乗りできるから

日本では共働きか否かは関係なく財布を握るのは女性という風潮だから経済DVを受けることは稀

2/3の既婚女は結婚生活精神追い詰められるレベル不快な思いをせず、ユルいパート時短仕事を続けても何も文句言われず暮らせる訳だ

anond:20210315114637

そうだな

40代男性年収中央値が500万だっけ?

妻が週3パートして世帯年収600〜700万前後

子供2人なんとか大学に行かせられるレベルだしな

anond:20210315111532

統計たことないでしょ

フルタイムパートは少数派

そして女はフルの正社員で働く人ほど専業主婦志望が高い

anond:20210315111152

そこが間違っていて80パーセントくらいはパートで十分だぞ

絶対に働かないといけない方が少ない

ネットでは声が大きいので多く見えるだけ

anond:20210315105900

かに

あと、仕事のできない女は若いうちは愛嬌さえあればドジっ子として可愛がってもらえる。

そういう女の過半数自然結婚し、歳取っても専業主婦orゆるいパートさんとして簡単仕事しながら生きていける。

男はそれが許されない辛さがある

(若くても仕事できない男はゴミ扱い、歳とって単純労働してる男は底辺扱い)

ただ、愛嬌のないブ…な女で仕事できないと、男以下の悲惨状態になると思う

そこは同情する

anond:20210315105540

ガツガツ働いたりしなくても(週3パートとかでも)生活できるって言うのは

一生パワハラ上司社内政治メンタル削られながらガッツリ働き続けないとクズ扱いされる男性からすると羨ましいんだろうな

実際は家庭で、モラハラ旦那の世話や手がかかる子供育児認知症の義両親の介護ハードモードだとしても、それは男性には見えてない

自分男性女性両方にそれぞれ辛さはあるとは思ってるよ

2021-03-14

fff -フォルティッシッシモ-』〜歓喜に歌え!〜 第10-12

anond:20210314001312

ネタバレ

10ボヘミア地方プリッツ庭園 実況

ゲーテ(歌)「ようこそボヘミアへ」

謎の女(歌)「ようこそボヘミアへ」*単純な輪唱でなく

!謎の女は通訳役だったの⁈天才すぎる上田先生。謎の女無駄に歌うまいなぁ。ふた言ほど通訳した後はハミングに切り替えて実際は通訳していることを表現しつつ、劇中のゲーテベートーヴェン普通に会話をする。

この発音自分が知ってる発音と違うー。

ゲーテ「ほんとうにあなたの歌うべきことを歌っていますか」「まだ見つけていない真実がある。そんな気がします」

実際はベタ褒めだったようだけど、なるほど。

有名なエピソードきました。劇中では皇帝皇后カール大公ドル大公メッテルニヒもいたけれど、史実で目にしたのは皇后マリア・ルドヴィカとその取り巻き

皇后史実では1807年に2番目の妻マリア・テレジアが亡くなって、1808年にマリア・ルドヴィカになっているけど、劇中では千風さんが通しで演じている。だからこそ配役の名前も「オーストリア皇后」でぼかしてるんだな。

謎の女「過激なことを言わないで」

ゲーテ「(ベートーヴェンがまだ拷問も投獄もされていないのは)ナポレオンのおかげだ」

青木やよひ氏の著書によると、ゲーテベートーヴェンを直接諌めるようなことはしていなかった。

ベートーヴェン「奴は、負けない」

ナポレオンを完全に否定しきれていないというのは、かげはらさんの記事と同じ。

ベートーヴェンあなたには、失望しました」

実際はその後和解してた模様。

1812、1814。

葬送行進曲は、若干不吉さを増すオリジナルパートが加えられているか

流刑地はセントヘレナ島百日天下は飛ばされてる。

10場まとめ

11場 実況

A ウィーン会議

百日天下飛ばされたけどウィーン会議きたなあ1814年、退団の煌羽さんがメッテルニヒだしな。

青木やよひ氏の著書では、ゲーテナポレオン後継者メッテルニヒ見出したとも言われるらしいが、イェナ大学監督官の職を固辞。それは事実上監視であることを察知したからでは、と書かれている。これや。

メッテルニヒ音楽はただ美しく、民衆を慰めよ」

あぁ、上田先生京大講義パンとサーカス」だ…。

ふむ、ベートーヴェンの2歳下。彼の窮状を救うようメッテルニヒに訴えたという話を見かけたからそれ絡みかなあとも思ったけど、単純に宮廷側。(なおサリエリ も、ベートーヴェンの《ウェリントンの戦い》1813の演奏会打楽器だかで出演という話もあったけど、単純に宮廷側の模様。)実際ロッシーニウィーン会議はいなかった、かな。ウィーンロッシーニ人気が吹き荒れるのはウィーン会議後か。

テレマン会議は踊る

されど進まず。

実際は何曲か作曲して大活躍だった模様。

監視社会。

史実ではゲーテはテプリッツの時点でベートーヴェンの耳のことを知っていたよう。

メッテルニヒ「彼らはただ腹を満たし、あたたかいベッドで眠りたい。そのためなら革命大義も唱え、それでも不満なら変節して皇帝を支持する。彼らにとっては、革命でも、皇帝でも、音楽でもいいのだ、楽になれたら。さあ曲を書きたまえ、国民が日々の憂さを忘れるような」

痛烈。

謎の女「イギリスへ行きましょうよ」

お?

ベートーヴェン「なぜお前が俺の心配をする?」

うん。家政婦と通訳するうちに情が湧いたのかな。

ベートーヴェン疫病神。失せろ!」

ああ、才能から疫病神に戻ってしまった。

ウィーン会議で《運命》か!

「ほんとうに、聞こえてないのか」

「彼は終わりですな」

映画『不滅の恋』ではピアノ協奏曲第5番が崩壊し、アンナマリー・エルデーディが助けるシーンがあるけど、曲がなんだったにせよこんなことあったのかな。

去っちゃうのー⁈最後まで援助してたルドル大公も。とことん追い込むやつね。

B 過去の幻影

夢白さん美しい。耳が聞こえない怖さを感じたシーンはこっちだったかな。

11場まとめ

12ブロイニング家の居間 実況

おう、帰るんか。ほんとは一回も帰ってないらしいけど。

3拍子かと思ったら4拍子。オリジナルか。

  • レオノーレお産で死亡

おおーー、うーん、これもとことんベートーヴェンを追い込む設定か。実際はベートーヴェンより後に亡くなってる。じゃあさっきベートーヴェンに話しかけたエレオノーレは過去の幻影というよりも天国に行く前だったか

さな炎の健気さ、好き。

プリッツから戻った1812年の秋から6年ほど、"傑作の森"期を抜けたベートーヴェンはまた孤独期に入る。《ウェリントンの戦い》やウィーン会議での成功も彼にとってはなんでもなかった模様。交響曲については1812年7番、8番ときて、次の9番1824年完成までは10年以上開く。

不滅の恋人Aとの破局ナポレオン失脚、急激に悪化する耳(1812年時点ではまだ道具に頼らずとも会話ができていた)、パトロンたちが亡くなり経済的に困窮。甥カール親権問題なども。これが劇中では、ナポレオン失脚は同じとして、ゲーテとの決別、難聴を暴かれ演奏会で失敗、ルドル大公も去り(パトロンがいなくなるという点では一致)、そしてロールヘンの死(不滅の恋人との破局にあたるか)、になってる。

12場まとめ

最後の(最初の?)よりどころであった救済の記憶大事な人も失う。

anond:20210314214730

再就職しろと言われて再就職しても、出世して一家を養えるくらい働けとまでは言われないだろ?

責任感の低い、パートだろうが時短マミトラだろうがやはり文句は言われない

男はそのプレッシャーをずっと背負わなくてはならない。独身であっても出世できない奴はうだつの上がらない野郎扱い

さらに昨今は家の事もやらないと女性からクズ呼ばわりされる。どんなに身を削って働いてもだ

これでも男が生き辛くないと言える?

追記母親養育費請求しなかったせいで大学に行けなかった

追記。今までずっと漠然と不満に想い続けたことを言葉にし、区切りをつけたいと思って増田を書いた。

小さい頃から常に、うちは貧乏なのだと思い知らされながら生きてきた。母や祖母が、他の親がしてくれるようなことをしてくれないことにずっと、子どもらしい、幼稚な不満をずっと抱えていた。中学生ぐらいになって、だんだん母の苦労や世の中の「仕方なさ」みたいなもの理解出来る様になってきても、どうしてもその不満は消えなかった。どうして俺だけ、と考えないようにしても考えずにはいられないのに、それを口にすることの無意味さもわかっていた。嫉妬や幼稚な不満への対処法は、そういった負の感情を出来るだけ抑え込み、「仕方ない」と自分に言い聞かせて現実を受け入れること以外になかった。

大学に行けなかったことを残念に思っている。今更行きたいとも思えない。高3のあの時から何年も、行きたくても行けず悩み続けていた頃のことを思うと悔しい。

大学に行けなかったのは「母のせい」ではきっとない。母が父親養育費請求していたとして、みんな言う通り、父親は払わなかったんじゃないかと思う。きっと1番悪いのは無責任父親だ。でも、払われなかったとしても、母が養育費請求したという事実だけでもあったらよかったのにと思う。

島の外のどこにいるかも知らない父親に、どんな感情を抱いても仕方なかった。手当の額も、母子家庭のあり方も、政府や世の中が決めたことで、自分達には仕方ないないことだった。でも、母だけは仕方ない存在であってほしくなかったと未だに思うのは甘えかもしれない。

母には、何を言っても仕方ないと思う。母は視野が狭く頑なだ。自分の考えたくないことは考えない。島ではそういう人間でいた方が生きやすい。世間的に見てもあまり頭の良い人ではないんだと思う。でも、気配りができて集団に溶け込むのがうまい仕事を辞めて余裕ができてからは近所付き合いも良好だ。

父親みたいな人間を恨むより、たった20万に感動したほうが幸せだと思う。

でも、そんな母を残念に思う自分もいる。自分と同じ怒りをほんの少しでもいいから持っていて欲しかった。20万で許さないで欲しかった。

ずーっと、金がなかった。暮らすのがやっとの生活で、大学受験を目前にし、やっと貧乏を抜け出せると思ったの矢先に現実に引き戻されてさらなる貧乏で。貧乏が辛かった。

父親が俺の養育費を払わないことを、俺に貧乏させるのを許す人間でいて欲しくなかった。

 

 

本文

 

10数年前の話だ。

母子家庭だった。生まれた時から父親は居なかった。

母は俺を妊娠した経緯について語らなかったが、俺は中学に上がる前には、親戚やご近所さんなどからの噂話からだいたいのことを知っていた。母は専門学校に通っていた頃に避妊に失敗し、彼氏に逃げられたらしい。そして1人で産むと決意し、実家(離島でど田舎)に帰ってきた。

田舎だったから、そういったことはかなり噂された。「増田くんのお母さんは……ねえ?」とうすら笑いを浮かべながら言われたこともある。自分以外にも、片親家庭はいくつかあったが、それでも居心地の悪さは感じた。

当然のように、学もない母と仕事もない田舎で、うちは貧乏だった。祖母の僅かな年金母子手当とスーパーパート家族3人で暮らしていた。建てた時は立派だったんだ。大工だった曾祖父さんが建てたんだとたびたび祖母に自慢された家は、台風で半壊した後ろくに修理されておらず、ボロくてとても恥ずかしかった。

俺が10歳の頃に、父親がひょっこり母に会いに来たことがある。本土にいた頃の母の友人の友人を辿って、連絡先を得て会いに来たらしい。ある日学校から帰ったら知らない男がリビング自分のコップを使って麦茶を飲んでいた。俺の父親だという男はいかにも育ちが悪そうな、ピアスをつけたスーツの似合わない男だった。

そのとき俺は既にそいつ妊娠した母と、お腹の中にいた俺を追いて逃げたことを知っていた。その意味はまだきちんと理解していなかったが、いい感情は持っていなかった。男は、今は結婚して子供もいると言って写真を見せてきた。「ほら〇〇くんの兄妹だぞ。かわいいだろう?」と猫撫で声。男の子女の子で、3歳?と1歳だったと思う。小学生の俺には、怖そうな見た目なのに子煩悩丸出しな男が奇妙で気持ちが悪かった。父と息子の感動の再会なんてことになるはずもなく、その男はその日隣町のホテルに一泊して、島を離れた。

から聞いた話では、子供を持つようになって過去の行いに反省し、謝りに来たらしい。元ヤンキーにしては立派なことなんだろう。母は当時それに感動していたらしい。「俺も家族があるからこれぐらいしか出せないけど」と20万円包んでくれたらしい。

中学卒業して島を出る日に、そのお金を見せられた。島にも高校はあったが俺は本土高校に通った。同級生より少し勉強ができたからだ。祖母は金がかかるから島の学校に通えと言ったが、母や担任の説得あって島を出ることができた(祖母年金の一部は俺への仕送り代になった)。

本土高校の側には、島や遠方から学生の住む下宿があった。昔は賑わっていたという下宿だったが、当時から既にガラガラで、オンボロだった(今はもうないらしい)。例の20万円は高校入学新生活スタートに使った。高1の冬に、そのお金の残りから抜いた諭吉友達バッセンに行った覚えがあるから、全部は使わなかったんだろう。まあ、20万円はそうやって高校1年のうちに使い果たした。

進学校で周りも勉強に打ち込んでいたお陰で、高校生活殆どはうちが貧乏であることは忘れて過ごせた。一部の模試受験料を捻出できなくて諦めたことはあるが。忘れもしない3年の冬、母に胃がんが見つかった。奨学金を借りて大学に行く予定だった俺の予定は見事に砕け散った。正直その頃既に母の頃はあまり好きではなかった。それでも、知らないふりするわけにはいかなかった。普通に「なんで今なんだよ」とめちゃくちゃムカついた。いっそ治療がいらないぐらい進行してろよとも思った。

仕方なく、高卒本土で働き始めた。島から近い港の仕事だ。母の癌治療は2年で終わった。手術と抗がん剤治療を終え、再び働けるような体力はなかったが、一応治ったのだった。それでやっと、3浪したのだと思って受験に精を出そうと思っていた矢先に、祖母が倒れ介護必要状態になった。母子手当も母の収入もなく、祖母の少ない年金でやってくのは無理そうだった。仕事先で正社員にならないか?と持ちかけられていたのもあって大学進学を諦めた。

良い職場だったし、仕事も気に入っていた。今は同業他社転職したが、収入大卒と遜色ない。もう大学進学への未練もさほどない。

ただ最近になって、異母兄妹の兄の方と偶々飲む機会があった。大卒だった。それも自分の行きたかった学部だった。妹の方は海外大学に進んだらしい。どうやらあのピアス男は自分の子供には金をかけたようだった。家族旅行の話なんかもチラリと聞いたから、なかなか余裕があったようだ。

うちが母子家庭貧乏に苦しんでる間に、そう思うとかなり複雑な心境だ。

避妊に失敗したのも仕方がない。1人で産むと決意したのも怒っちゃいない。稼げないのも頭が悪いのも責めるつもりはない。ただ、どうして父を逃したのか。認知させなかったのか。養育費請求しなかったのか。そして、のこのこ謝りに来た父を何故ほいほい許し、たった20万円で逃したのか。腹が立って仕方がない。養育費は俺の権利だった。母には俺の代わりに養育費請求する義務があった。今まで父親の方も金がないのだと諦めていたが、あったじゃないか。母がきちんと養育費請求していれば、18歳からの俺はあんなに苦しまずに済んだろう。

もう遅いし、今更母に何か言う気にもなれない。悲しきかな、基本的に話が通じる人ではないのだ。

からここに吐き出す。どうか子供養育費はきちんと請求してくれ。きちんと払ってくれ。親戚や友人にそういう親がいるなら説教してやってくれ。

俺の言いたいことは以上だ。

バナナマンのせっかくグルメコロナ禍における貢献

お取り寄せグルメとして紹介されるとサーバー落ちるし瞬時に売り切れになる。

パート雇って増産体制を取っている店があったとしたら、店単体じゃなく地域的にもかなりの貢献になってると思う。

もちろん一過性だけど、コロナ禍の雇用は貴重だし。

追加要望としては地元名物だったら、どうせ似たようなお取り寄せをやってる店もあると思うからそっちもサジェストしてくれるような番組になって欲しい。

父に母との仲を取り持つように頼まれたが無理だと断った話

これでおそらく私の育った実家はめちゃくちゃになるのだろうなと予想している。

 

母は敵がなければ生きていけない人だった。

母の幼い頃は、それは妹である私の伯母だったという。二つ年上の伯母は母とは折り合いが悪い。私が見ていても顔を合わせるたびによそよそしさがあったし、ごく最近あった親戚の葬式で同じ場所にいたときほとんど顔も合わせず会話もしなかった。

叔母は要領が良いため、母は自分が使われているように思えたのだろう。

 

私が小学校低学年の頃は、母の敵は私だった。

ちょっとしたことで怒られて家の外に出された。

うちは東北の雪深い地方だ。寝ずに外で反省していろと言われ、ダウンジャケット一枚で外に出て立たされた。アパートの他の階の人たちが憐れむような目を向けてきていた。翌朝は足の爪の色がおかしくなった。

かになにか言われたのかベランダに出されるようになった。寒さで足踏みをするとうるさいといわれた。

 

私が小学生高学年の頃は、母の敵は同じアパートの上の階の人だった。

洗濯機の水を溢れさせて我が家にこぼしたその人を、母は何度も責め立てた。傍から見ていてどちらが被害者でどちらが加害者かわからないほどに責め立てていた。我が家アパートの二階で、母の声は大きい。そのため母が玄関先でその人を責め立てるたびに上の階へ行く人が気まずそうに階段を昇っていくのを見ていた。

とはいえ、その人は二回洗濯機の水を溢れさせた。しかも初回の一ヶ月後だった。

 

私が中学生になった頃は、母の敵はまた私に移った。

理由は何だったのか覚えていないが母は私を無視し始めた。

なにか話しかけても無視される。食事は出してもらったし洗濯もしてもらった、ごく一般の家庭である世話はしてもらったが、会話だけは完全に無視された。何を話しかけても無視された。そのくせ授業参観の提出物などを出さずにいれば独り言の体をとりながら文句を言われた。しか文句いくらこちらが否定理由を口にしても無視された。一方的文句を言い、気が済んだら母は自室のドアを閉めた。

 

そして私が大学生になった頃から今まで、母の敵は父だ。

何が原因だったのかは知らないが、母は父を無視し始めた。具体的な内容は、私に行った会話無視食事を作らない、洗濯をしないなど一切の父に関するあれこれをしなくなった。父は自分シャツアイロンを掛け、食事を作り、洗濯をするようになった。

母は父がいる部屋に立ち入らない。父が居間にいるとき自分は不機嫌ですよと伝えるように勢いよく自室のドアを閉め、なかでわざとらしくこちらに聞こえるように邪魔者がいると言う。他人不快感を持たせたいのだろう。

 

こんな母との仲を取り持つように父にいわれた。

父は、私が大学生になって二年目ぐらいで単身赴任をしていた。それが3月定年退職となり、実家に帰ってくる。今までは単身赴任からこの程度で済んでいたし父がなるべく母を怒らせないようにしていたし長時間いなかったからなんとかなったが、実家に戻ってくれば今度こそ真正から激突するのは間違いないだろう。

 

正直に言って、無理だと思う。

母親性格上誰か敵がいないと生きていけない。この先も新たな敵が現れない限り、父が敵と認定され続けるだろう。

しかし、私が見ていて母は一体誰の稼ぎで暮らしているつもりなのだろうと思う。こういう言い方はいろんな箇所から怒られそうだが母は養われている立場だ。私の記憶にある限り四半世紀専業主婦をしてきた。最近では自分趣味活動費を稼ぐためにパートをしているが、少なくとも四半世紀はただの専業主婦だ。

ネットの言説を受けて専業主婦給料をもらうべきものすごい金額分を働いていると言っているが、母は高卒専業主婦である

物事に順番がつけられず、私が夕食を完成させるのと母が回していた洗濯機が止まるのが同時だった場合洗濯を干すのを優先して「人のために働いていたら夕食が冷めていた」と恨みがましく言う人である。だったら洗濯物後に回せよ、そのなかみシーツと枕カバーじゃねえか。朝までに乾かなきゃならないものですらないだろ。しかも飯食うの早いから後回しにしても全然濡れたままだろ。ていうかそのぐらいなら全然良いんだけど、掃除機かけるのが忙しいから飯はあとにした、冷めてるって言われたときは流石にムカついた。掃除機こそあとでもいいだろ。今住んでるの一軒家だし時間まだ19時代だが?

基本的にごめんなさいが言えず、外面はある程度良いらしいが、私の弟とは年に一度程度つかみ合いの喧嘩を起こす母である。弟は部活サッカーしてる身長180overなんだがお前は自分の体格を理解してるのか?

離婚するなら自分慰謝料をもらうほうだと豪語する母である伝説92ほどじゃないがどう考えても夫婦生活破綻させてるのはお前なのに慰謝料をもらうと言い張っている。

こんな人が反省するのは無理だし、仲を取り持つの不可能だろうし、性格が今更矯正されることもないだろう。

 

私は確実に実家のなかがひどい具合になるのが想定できていたので半年前に実家を出ている。こんな私に言わないでほしい。

一年から父にはもっと母と話をしろと言ったが母が父を無視している状況のため話し合いはできず、その実家の状況と一年後の状況を想像した私は体調を崩し、体重が約10キロ落ち、このままだと確実に精神と肉体両方を壊すと思い実家を出た。この状況下でも転職先が見つかったのが僥倖だった。

ついでにいうなら涙が止まらなくなる・食事に興味を持てなくなる・趣味が一切楽しめなくなると典型的な鬱の症状が出ている私に、母との橋渡しを頼み、母の住民票を撮ってきてくれと頼むのが父である。私は仕事してるんだが。どうやって区役所に行けっていうんだ? 昼休みに行ける距離じゃないんだが?

そもそも実家を出ている私がどうやって取り持つんだ。

 

せめてまだ実家にいる弟に言ってほしいが、弟は弟で親のどちらとも口をきかない。父の入った後の風呂には入りたがらず、父と一緒に洗濯物を洗わないでほしいという思春期女子中学生のような可愛い可愛いである。私とは年が離れているため目に入れても痛くないし、弟が実家にいたくないというなら私も手取り18万だが弟をこっちに呼び寄せてもいいと思っているぐらいに可愛い可愛いである

とはいえ、この家のなかで母と一番気性が似ているのも弟だ。母とつかみ合いの喧嘩を起こすぐらいにぶつかったら面倒になる。仲を取り持つどころではなくなるだろう。

弟は母と気性が似ていながらもそれを抑え込む術を理解しているので基本的に親とは口を利かないのだ。賢い。家の中でどうすればつかみ合い殴り合い怒鳴り合いの無駄なやりあいをしないか理解している。忍耐力もある。可愛い

  

正直もう実家に関わりたくないんだが、でも親が熟年離婚して実家がなくなるのも嫌なんだよな。これは完全に自己中心的な考えだけど帰る場所ってあってほしいというか、うまく説明できないんだけど実家存在しててほしいし、もし離婚された場合建物がどうなるのかとかそこらへんの面倒くさいのに絶対私が呼ばれる。面倒なので上辺だけでもいいからなんとか暮らして欲しさがある。

父はどうせだったら定年退職後の再雇用単身赴任をするつもりだったらしいが金銭的に無理だろうと諭したのが私なので一応責任はあるといえばある。精神の安定か、金銭的な安定か、そのどちらかを天秤にかけさせて金銭の安定をとらせたわけだ、私が。

つーか金はあるんだよなあ、年収1000万ってなんだよ。私が一人暮らしになるとき保証人である父親年収欠かされたんだけど1000万ってなに? 私はその1/3以下なんだけど? それ知ってたら貯蓄もあるんだから単身赴任でもなんでもしてろって言ったかもしれないけど、それにしたって問題先送りしてるだけなんだよな。

 

母親性格が悪い悪いと言っていたが、父も良いわけではない。上記に書いたとおりの私が小学生の頃や中学生の頃に無視されたり何だりあった頃は、父は私を家にいれてくれるわけでもなかったし、母に喋るように働きかけてくれるわけでもなかった。事なかれ主義なのだ

から私が見捨てても問題ないと言えば何も問題ないんだけど、どうしたらいいんだろうな。

 

かいてみたら少しは頭が整理できるかと思ったが、やっぱ無理だわ。

幼い頃に母から受けたのは教育のためとはいえ虐待だと思っているし、その時に助けてくれなかった父親も恨んでないといえば嘘になる、でも実家は残ってほしい、なんで残ってほしいのか言われてもうまく説明できないかダメなのでここもうちょっと自分でしっかりと掘り起こしたほうがいいんだろうけど、とにかく嫌なんだ。おそらくも間違いなくも自己中心的理由から自分で見つめ直したくなくて逃げてるだけなんだろう。

だとしても仲をとりもちたくないし、でも離婚はしてほしくねーわ。

親のことは親で決めろっていいたいんだけど母親があの調子父親の話全然訊かないままならそれもどうにもならねーし、もうどうしたらいいんだよ。

一回は無理だって断ったんだけど、きっとこのあとまた言われるんだろうな。平然と私に頼んでくる父親性格上そうなると思う。いやだな。

anond:20210313221735

ねとらぼ編集長については

なかなか出会えないんじゃないかと思う。→出会えない

と強い言い方にしてるところがあてはまるということね

勝手に」はともかく「おおげさに改変」とまで言うほど改変してるとは思えない

やわらかい表現から断定にしただけで、言ってる趣旨は同じだし

卒論で指摘されて修正したレベル

ちなみに個人的にはそういった感想を事前に見てたか期待値高めでプレイしたら超絶ガッカリした

428とか街みたいなシナリオロックにしてる意味ほとんどないし、13人分あるけど一人ひとりは2時間程度のうっすいストーリーほとんど記憶に残らない

記憶に残らない内容をロックされて別の話読まされるもんだから余計に記憶に残らないのダメダメスパイラル

ゲームパートガンパレのPS1時代ゲーかよっていうクオリティの低さ

無邪気に大絶賛しすぎ

作る手間はかかってるんだろうけど、それがゲームの出来に結びついてないのに、クリエイター擁護で無理やり絶賛してるような文脈気持ち悪い

クソゲーでも作るのに苦労したのが見えるならそれを評価するとか小学生の成績表かよ

2021-03-13

ネタバレ】シン・エヴァ前半について

シン・エヴァについてはおおむね好評価ではある一方、過剰なまでに攻撃的な批評もみかける。

自分としても手放しで絶賛するわけではないし、批判的な評価についてはなるほどと思わされることのほうが多い。

ところで否定的な論者の大多数が拒絶反応を示しているのが、前半の第三村での描写であることは間違いないだろう。

リアリティのない原始共産主義ジブリマネごと、昭和価値観、お涙頂戴的な黒波の死、等々。

それは分かる、分かるし同意できるところも多々あるのだが、シンジが心的外傷から回復したのは、別に村の温かさだとか人情だとかではない、というところは指摘しておきたい。

村の人と交流し、自ら働きかけ、またそれに呼応した人間関係形成したのは黒波であって、

シンジ最初から最後まで(ケンスケを除いて)村人と一言も交わすことはない。

シンジ回復させたのは、ケンスケの、突き放しにも近い放置と、レイによる徹底した受容である

対比としてわかりやすいのが、ヒカリ父親や、トウジである

彼らはまさしく善人だが、彼らのやり方では残念ながらシンジに変化を引き起こすことはできない。



心の傷、トラウマを癒やすには時間がかかる。

黒波は仕事を通じて他者とのつながりを持ち、様々な感情を知っていく。

そうして少しずつ変化していった黒波が、今度はシンジの変化を引き起こす。

正直自分も観ながら、いつまでこの村のパートを続けるんだろう、と感じた。

この村のパートを削ったり、あるいは途中でWILLEの動きを挟むことで、ダラダラと村のシーンが続いたという印象を抑えることもできただろう。

それでも庵野淡々と同じような繰り返しを提示した。

それは日常というのは同じことの繰り返しで、ただ明日を生きることだけを繰り返していくしかないということ、それでも少しずつ変化が生まれていくということを示した。

凡庸描写で退屈にもなるからこそ、それが必要だったのではないかと思う。


それともう一つ

アスカはこのとき自らも傷を抱えているので、シンジを受容する余裕はない。

それでもシンジエントリープラグから引きずり出して、自分にはできないことをしてくれるであろう人たちに頼ることはできる。

こうして点々とつながることで、いつか回復につながる。

実際に回復したシンジは、旧劇の惣流を癒やす

新劇式波ケンスケに居場所を見つける。

きっとケンスケも誰かに助けられたのだろう。

助けてもらったら、別の誰かを助けることでしかそれに報いることはできない。



(なお、庵野らしいな、と思うのが、綾波タイプ式波タイプシンジ好意に持つようにプログラミングされている、という設定である。このプログラミングされた好意があるからこそ、黒波はシンジを徹底して受容できたのかもしれない(し、それとは無関係な黒波の意思かもしれない)。都合のいいすべてを受容してくれる美少女は結局作られたものかもしれない。小さな毒や皮肉視点を潜ませずにはいられないオタク仕草。)

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