はてなキーワード: 同棲とは
絶賛喧嘩中
原因は相手が「登録してるが触っていない」「興味もない」と言っていたTwitterを、おそらく先月喧嘩した際にコソコソログインし、いろんなツイートをいいね(おそらく異性への連絡も取っていたと予測している)していたのを発見したというガチでくだらないもの。
でも、恋人のその行動で元々低かった自己肯定感がガクンと下がってしまった。
実はこのようなくだりで喧嘩になるのは3回目で、
本当にしょうもないことだとは思っているのだが。
何度も同じことをして自分の自尊心を悪気なく傷つけてくる恋人も、それに対して寛容になれない自分にも疲れてしまった。
そもそも喧嘩が起きるのは、アルコール依存気味な恋人が普段より多く酒を飲んだ時で、自分はお酒に飲まれる恋人ももう見たくない。
でも、恋人がその気にならない限りは別れる気はない。
この感情が、愛情だったとしても、ただの依存だったとしても自分の中ではまだ恋人に向けている物は「愛」だと自認しているから。まだ一緒にいたいと思うから。
これからも努力を惜しまないから、自分だけを見ていてほしい。異性と連絡を取らないでほしい。
喧嘩した時の一時的な寂しさで他人を求めないでほしい。喧嘩した時こそ私と向き合ってほしい。
女々しい、メンヘラ女のようなことばかり考えてしまう。そもそも誰か特定の1人とずっと一緒にいたいと思う自分はおかしいのかもしれない。
ここに支離滅裂な文章を書き込んだのは、持っているどのSNSアカウントにも書き込むことができず、辛いからです。
思うままに書いていたら少し落ち着いた気がする。
ただ、幸せだと胸を張って言えない。
おそらく結婚して家族を持つことが幸せだという洗脳に近い教育のせいだろう。
今でこそ晩婚化や一人◯◯のようなシングルに対して許容する社会になってきてはいるが、それでもまだ未婚者は未熟者、という風潮はある。
正直、未熟者である自覚はある。責任を負いたくないのだ。結婚相手や子供と人生を歩んでいく責務を、まだまだ想像できないし、したくない。
自分は一人暮らしをしているだけの“子供部屋おじさん”なのではないか。
Wikipediaによると子供部屋おじさんの定義は40歳以上とあるが、予備軍・潜在性は十分にそれである。
鍵っ子だったせいもあってか、一日に必ず自分の時間と空間が欲しい。親族の集まりがあっても早々に切り上げて自室に戻る事が多かった。
同棲なんて考えられない。
そして、昨今SNSやWebエッセイであまりに多くの不倫話や旦那への愚痴を見る機会が増えた。
ただ、諦めきれていないのも事実。
一つはその家族を築く=幸せというような思想が染み込んでしまっている事。
もう一つは、両親。自分の中で理想の夫婦像となってしまっている事だ。お互いを尊敬し合う、人生のパートナーに見える。そして、その両親を安心させたいという願いもある。
どこぞの上手くいかなかった夫婦の話より、一番身近で敬愛する両親を参考にすべきなのは分かるが、あの境地に至るまでの甲斐性が自分にはやはり無い気がしてならない。
その人は彼氏の友人であり、今では私にとっても大切な友人である。
詳しくは書かないけど、色々な都合があって彼氏とは別れられないので3年くらい私の中で誰にも打ち明けずにひっそりとあたためている。
その友人は傍から見るととても変わった人だけど実はとても素敵な人で、それはある程度仲が良くならないと分からない魅力である。
友人はもう気持ちが落ち着いたからと半年くらい前に彼女と別れた。
あまり詳細は触れなかったけど、その元カノとは元カノからの猛烈アタックだったらしく、
友人はあまり強い気持ちを抱いてなかったそうで恋人らしいことはほぼ何もしていなかったらしい。
今でも縁はあるそうなのだけど、たまに連絡するかしないか程度の距離感の程よい友達と言っていた。
私は彼氏と付き合い始めてから友人と出会ったのだけど、付き合い始めはこんなことは微塵も思わなかった。
今は彼氏と同棲しているのだが、人として未熟で生活力の全くない彼氏に呆れ、私の気持ちが落ち着いてしまったのはもう1年ほど前になる。
最近、友人とゆっくり2人で話をする機会があり、お互いいい歳のため今後の話になった。
その時にポツポツと話していた価値観がとても一致しており、今までは自分の中に一生懸命しまいこんでいた感情がフツフツと戻ってきてしまった。
ちなみに、お付き合いで〜って飲み会行っておっパブ行って貯金もできないような男は、同棲しても結婚しても子供が産まれても変わらない。
お付き合いで飲み会行って他の女の体ベロベロなめ回して射精して帰ってきてその口で子供のほっぺにキスするよ。
そこまで考えて、全然OK!じゃないなら本当に、今すぐ別れた方がいいよ。
今が一番若いんだよ。
そんな男の子供産みたいんでなけりゃ1分1秒でも早く別れた方がいいよ。
3歳下の妹が結婚した。
妹は23歳、短大卒、今は派遣をしている。美人でもブスでもない。たまにヘラるし何考えてるのかよくわからんが、基本良いやつだ。
相手は40歳、大卒、フリーター、はっきり言ってしまうが不細工の部類である。だが都会の男だからか、見た目に気を使っているのはわかる。
俺自身、相手の男と何度か話したことがある。流石に生きてきた年数だけの余裕や気遣いは感じだが、物凄く性格が良いとか優しいとか面白いとか頭が良いとか突出したものは感じなかった。
どうして。どうしてなんだ。わからない。まあ妹の選んだ人だし、色んな人との付き合いも人生経験だからと特に口を出すつもりはなかったが、流石に結婚してしまうとは思わなかった。
正直、付き合った時からやめとけよと心の中では思っていたし、お付き合いの報告を受けたとき良い反応ができた記憶もない。相手の男と俺の両親の方が歳が近いんだぞ。そりゃ微妙な顔になるだろ。
半年前までは「相手は結婚したがってるけど、さすがにきちんと働いてもらうまでは結婚しないよ」と笑っていたのに。大学生に混ざっての飲み屋バイトは「きちんと働く」に入るのだろうか。
一人で地元を出て上京し、相手と同棲しているから、コロナで生活が苦しくなったのはわかるが、だからといって何故結婚という急ハンドルを決めてしまったんだ。一旦地元に帰ってもよかったじゃないか。まだ若いんだから。
当然、料理は下手である。けれど、レシピを見ながらその通りに作ることはできるので、壊滅的ではないと思っている。
そこそこの企業に受かり、一人上京してきた。そこで彼氏と出会い、同棲している。
はじめは金がかかってしょうがなかったため、節約のためにもやし炒め生活をしたし、もやし炒めを脱却してからも自炊の方が金が浮くと思ってしばらくは自分で作っていた。
しかしそのうち、せっかく安い野菜や肉を買っても消費期限内に使いきれないことに気がついた。彼氏は仕事の関係で家を長く開けるので、基本私用の自炊だが、私は食が細い上に食べること自体そんなに好きではないので、一度に消費する量が少ない。
まあそれで、食べきれなくても大量に作っておいて冷凍保存とかしとけばいいのだろうが、それは手間である。面倒臭いな、と思ったのだ。慣れない仕事で残業して帰ってきて疲れてる中、わざわざ拘ってもない、口に入ればいいご飯に手間をかけることが。
なので試しに一ヶ月間、昼はコンビニ、夜はスーパーの惣菜やらで生活してみた。
めっっっっちゃ楽だった。
その頃には収入は安定し、月五万貯金&コンビニスーパー生活しても金には余裕があった。むしろ忙しい一日から料理という工程を減らすだけで気持ち的にも余裕ができ、手間を買って余裕を得るとはこういうことかと感動した。むろん材料費と比べてしまえば高くつくが、毎日の料理の手間を工数換算すると安上がりとすら言える。
「いつもコンビニ弁当だけど、女の子なんだからさ、自分で作ってきなよ」
ぶん殴ろうかと思った。おっさんが手に持ってるのは愛妻弁当である。おっさんが毎日自分で弁当作ってきてるならまだしも、専業主婦の奥さんの弁当食ってる男がそれを言うのか?女の子だからって何だよ。料理なんて生活力なんだから、そのスキルに男女問うな。専業主婦なんてさらさらなるつもりはないし、料理しない男がいるなら、料理しない女がいて何が悪い。おっさんの事情なんて私は知らないが、それはお互い様である。口出すんじゃねえ。
一緒にコンビニ弁当生活していた女の先輩は、おっさんに何度もそれを言われたおかげで、クソ忙しい中弁当を持参してくるようになった。私は今日もコンビニ弁当である。
すっかり料理しなくなった。彼氏よりは私の方がまだ料理できるので、彼氏からリクエストがあったら何か作るが、そのくらいである。
料理をする事は偉いが、料理をしないことは罪ではない。料理をする女もしない女もいる。
以上。
SNSで反感買わないようになのか、気を遣って同棲相手や旦那のことを「同居人」って呼ぶ女、そんなに気を遣うならそもそも「同居人」の話しなきゃいいのに。それでもするってことは心の底では匂わせたいからだよね?
同居人って言ったらルームシェアや同居してる友達のことかも〜ってごまかせるから〜みたいな理由で使ってるかもしれないけど、もしそうなら「ルームメイト」とか「友達」って言うから、99%「同居人」は「交尾相手」なんだよ。
ちょっと前に流行った「相方」って言い方もそうだよね。でも相方も99%恋人だったんだよ。嫌らしい言い方だよね〜気取ってない呼び方のつもりだったんだろうけど、読む側からすると「普通に彼氏か旦那って言えばいいのに…」って感じだったよ。相方って呼び方を惚気に使われて、本職の芸人さんも可哀想だな〜って思ってた。
久々に彼氏の携帯を拝借して、LINEやら検索履歴やらを確認。
先輩に付き合いでキャバクラ行かされたと言っていた日、おっパブにも行っとるやないかい。
今日セッしたが、罪悪感はないのか?
知らん女のおっぱいを触ったり舐めたりチューしたり、気持ち悪くないのか?逆に彼女が仕事の付き合いだから仕方なく知らん男のちんこしゃぶってたら許せるのか?
【追記】
彼氏がそういうお店に行くから飲み代()がかさんで、節約しなきゃね〜って言うから、お金作るために土日だけソープやろうと思ってんだけど、それも彼氏は許すべきだよね?仕事だし、お金のためだもん。
お金を払ってサービスを受けるだけなのに、何故責められなければならないのか。男女差()とかトラバつけた奴、全員答えろよ。大好きな彼女が仕事でお金のために性的サービスを提供するのは、責められるべきことではないんだよな?
【追記②】
すみません、深夜に見てしまって怒り狂ってたけど冷静になった。
携帯を見た罪悪感はないのか?についてですが、罪悪感があるから本人に言えずこんなところに書き殴ってるんですよ。
お金がない〜に関しては、彼氏の方から提案してくれた同棲をいよいよ始めるので、引越し費用にしようと思ってたお金が会社の付き合いの飲み代に消えたから、暮らし始めたら一緒に節約しなきゃね。って意味です。
彼氏がおっパブに行くことの何が嫌なのか考えたけど、大好きな彼氏が知らん女のおっぱい吸ったりチューしたりしてるのを想像して気持ち悪くなった。に尽きる。ちなみに連れて行った先輩も彼氏も医療従事者です。コロナの近くにいるはずなのになんでそんなところ行くんだろう。
デブス女への恨みで生きてきた
デブスは私より5歳年上
五年以上恨みを抱いていたほどのことをされた
私は泣き寝入りせず、デブスを見下せられる立場になることを決意し、
まずダイエットを始めた
デブスは絵を描いていたので
デブスよりも良い立地にあるアパートを借りて一人暮らしを始めた
そんなこんなをしていたら良縁に恵まれ、
つい先日入籍した
正直私も生涯独身だろうと思っていたので
自分で言うのもなんだがかなり仲が良い
私の手元にお金が二倍溜まっていった
収入が低いことを清貧だ、仕事を減らすことで自由時間を得ていると
自慢していた覚えがある
親元離れているのに援助を未だに受けているくせに
入籍と同時に学生時代からコツコツと貯めてきた一千万ちかい額を頭金にし
土地を買い、ローンを組んで憧れていたハウスメーカーと契約を終えたところだ
つい最近、ほっといていたハングアウトを見たらデブスの連絡先が残っていた
五年前のデブスのアカウントはハンドルネームと漫画キャラのアイコンだったが、
デブスのTwitterアカウントを見つけた
デブスは失墜していた
よりデブになり、
下手な絵は斜め上に成長し一層歪みを増し、
いいなわんちゃん
でも私は新築を動物の糞尿で汚されたくないから飼わないと決めている
現にデブスの部屋着は汚かった
私は脱力した
五年前のデブスと同い年になった私はデブス以上の立場になったことが分かったからだ
こんな形でデブスの現状を知るとは思ってもいなかった
それからというもの、私は勉強や仕事に身が入らなくなってしまった
何を目標にすればいいのか
私はデブスの二次創作アカウントのブロックを解除して覗いてみた
デブス、あの下手くそな漫画の制作動画をYouTubeに公開していた
うそだろ
本人は気づいていない
絵も前述した通り、お世辞にも上手とは言えない
再生数も一桁がざらだった
私もニコ動にうpっていた動画を移植しただけの動画を挙げていたが、
勝ったとは言えないな、と思った
頑張る意味をまた見つけた
・縁切り寺に行け
そうしたい。
他にも縁切りしたい物あるし
でもそれでデブスがタヒったら私のせいになりそうだしやだなぁ
・ストーカーだよ
そうだよ
自覚している
これで自覚なしだったら怖いわ
・なんで結婚できたんだ?
・愛
やめろ気持ち悪い
・癒えていない
全部の行動がデブスにつながって辛い
・デブスに何されたんだ?
多少私にも否があるのだが、
・百合
いいぞマンガにしてくれよ
俺の名前は蒼太。ごく普通の家庭のごく普通の男子高校生だ。今日も退屈な授業を終えて自分の部屋に戻って暇潰しする、何の刺激もない普通の一日を過ごす。部屋に帰ったって特にすることはない。趣味は動画鑑賞とゲーム、フリー小説の読書くらい。
「紙で買ってる本も動画で有名になった小説のコミカライズか。本当にどこにでもいる普通の男の子って感じだね」
そういうこと。って今誰がしゃべってた?
「はじめまして!私アカネ!いずれキミと結婚することになるから、今から同棲始めるね。ヨロシク!」
と、いきなりまくしたてる目の前の少女。外ハネの栗色の髪とクリっとした丸い目が印象的な、見た目も喋り方も快活そうな同年代の女の子だった。
※ ※ ※
「ちょ、ちょ、ちょっと、母さん、何で俺の部屋に女の子がいるんだ?!!!」
「アラ、言ってなかったかしら。婚約者のアカネさんよ。今日からここに住むことになったの」
1階で在宅の仕事をしていた母さんが部屋から出てきて何事もなかったかのように話す。昔からこの人は重大なことを何もなかったかのように受け流しちゃうんだよな。寛容というか大雑把というか……
母さんの話はこうだ。去年から施行された政府によるAI婚約者マッチングサービスで、俺とアカネは92.6855%というとんでもない高い数値を叩きだしたらしい。まだ高校生ということで結婚は卒業してからの話になるけど、どうせ結婚するなら善は急げということで早速家に来たんだという。
「AIが結婚相手決めるって何か変よね。ただAIの決定に必ず従う必要はない、選択肢が増えるだけだから問題ないって話だったから気にしてなかったんだけど、まさか自分の息子が影響受けるとはねぇ」
そう言うと母さんはリモート会議のために部屋に戻った。何のフォローもなしかよ……唖然とする俺を横目にアカネは「汗かいちゃったからシャワー借りるね」とずかずかと風呂場に入っていった。
その後も俺が状況を理解する暇もなく事態は進んでいった。アカネはあっと言う間にわが家に馴染んで一緒に晩御飯を作って食べ、夜はうちの家族とテレビを見ながら盛り上がった後、「今日は疲れちゃった」などと言って俺のベッドでさっさと寝てしまった。
俺は……これどこで寝ればいいの?
母さんは「一緒のベッドで寝ればいいじゃない」なんて言うけどそんなわけに行かない。今夜は居間のソファで寝ることにしよう。
※ ※ ※
その疑問はすぐに解決した。もううちの学校に転校する手続きは済んでいたのだった。自己紹介でいきなり俺の婚約者だと公言して教室中をざわつかせたものの、持ち前のマイペースさと人の間合にグイグイ入っていく積極性であっという間にクラス中に友人を作っていった。ただ昼休みになると友人の昼食の誘いを全て断り、今俺の隣席でお弁当を広げている。
「AIで結婚相手を決めるなんてねえ……それって正しいのかしら」
今そこで別の弁当を開きながらぶつくさ言っているのはミドリ。保育園からの俺の幼馴染だ。サラサラの黒髪と色白の、まあ客観的に見ると美少女だな。ただ子供の頃からつきあっているから特別な感情は湧かないかな。いつも一緒に昼食べてるけど。
「だいたい結婚って人生経験して、相手のことを知って、十分考えてからするものでしょ。こんな相手の選び方なんて不自然。人間味がない」
箸を振り回しながらミドリが熱弁する。
「その人生経験と相手への理解を肩代りしてくれるのがAIじゃない。事実私最初に会って直感したわ。蒼太と私は相性抜群だって。例えばこのお弁当、私が朝作ったんだけどどう?昨日会ったとは思えないくらい好みピッタリだと思うんだけど」
アカネが俺のお弁当を指して言う。これアカネが作ったのか。卵焼きにソーセージにサラダ、オーソドックスながら彩りも栄養も考えられててこれはなかなかの……って思わず評論してしまった。隣でミドリがジト目で見てる。俺じゃなく弁当を見ろ。
「お弁当くらい私も持ってるけど」ミドリが対応する。いや持ってきてることを対抗してどうする。自分が作ったんじゃないのか。案の定アカネに「作ったのお母さんでしょ?」とツッコまれてるし。
「とにかくこんなの不健全よ!私は反対だわ!」食べ終ったミドリはプリプリ怒りながら席を立って行った。
この昼の出来事はアカネの興味を引いたらしく、帰り道でも晩御飯でもミドリの話題を振ってきた。家族ぐるみの付き合いだったから親は色々エピソードを語っていたけど、そういえば俺はミドリのことをどれだけ知ってたんだろう。
保育園の時からとにかく頭がよく、俺と違ってSFとか社会問題とかの難しい本をいつも読んでるイメージあったな。あとは……
※ ※ ※
次の日、あんなに怒ってたはずのミドリはいつもと変わらず俺の席の隣に座った。いつもと違うのは自分の鞄から二つお弁当を出してきたことだ。二つ目は俺が食べるように言ってきたけどそんな話聞いてないぞ……というかその絆創膏だらけの指は何だ。空けてみると黒焦げの卵焼きに生焼けっぽい豚肉がぎっしり、これ食えるの、、?
「いや、蒼太のお弁当なら今日も私作ってるんだけど」アカネが横から口を挟もうとしたが、今日のミドリは負けてない。
「作っだん゛だがら゛食べでよ゛……」涙目になりながらものすごい迫力で弁当を俺の目の前に突き出す。これは断れない。今日はこれを食べよう。
「あのー、私が作ったやつ、そのまま残されるのもショックなんだけどー」
ミドリの覇気に押されながらもアカネも引き下がらない。しょうがない、こっちも食べよう。こうして2人前の弁当を無理矢理腹に詰めこんだ俺は--
--5限目の途中で腹を壊して倒れた--
「ずい゛ま゛ぜん゛、早退ざぜで下ざい゛……」
「おう、わかった。それにしても随分顔色悪そうだな、何があった?」
授業中でも喧嘩する二人。そんなことはいいから早く家に帰らせてほしい。
「「私が付き添いで帰ります」」
ミドリもアカネもそう言って引かないので、しょうがないから三人でバスに乗って帰った。
家に戻った俺は自分の部屋で寝込んでいたが、どうもミドリが家に居座っているっぽい……
※ ※ ※
「ミドリちゃんの話もわかるけどアカネさんも自分の意思でこっちに来たからねえ……」
「とにかく!私はAIに人生決められるなんて認めません!これ以上AIなんかに頼りすぎたら、就職も、出産も、個人の意思というものがなくなります。そんな社会は健康とは言えません」
「別に私は構わないわ。それに昨日も言ったけど私はAI任せなんじゃなくて蒼太
「会って2日で呼び捨てしないで!それにアカネさんの意思はいいとして蒼太自身の気持ちはどうなのよ!」
「そういえば蒼太の方の結婚相手の相性って調べてなかったわね」
「そこは心配ないですよお母さん。92.6855%なんてなかなか出ない数値ですよ。相性AIの相性指数の平均は……」
「平均値 42.8632、中央値 28.95、最頻値 29.5!」ミドリがスラスラ答えるので若干アカネが引いてる。
「じゃあ念のため蒼太から見て相性のいい人も見てみましょうか。まさかアカネさんより高い数値は出ないとは思うんだけど」
そう言うと母は診断サイトに蒼太のマイナンバーを打ちこみ始めた。緊張の面持ちで画面を覗きこむミドリにアカネが話しかけた。
「そう言えば昨日から気になってたんだけどさ、」無視するミドリに構わずアカネは続ける「あなた蒼太のこと好きで私に嫉妬してない?」
「そうよ」ミドリは俯きながら絞り出すように答えた。「黙ってたけど、ずっとずっと蒼太が好きだったの。だからこんなAIなんかに出された数字なんか信じない。蒼太と結婚するのは私なんだから!」
検索結果が表示される。先頭に出てきたのは相性値92.6855のアカネのマイナンバー。決定的な結果だった。
しかしその直下、同じ相性値92.6855のナンバーが出力されていた。
「え?」アカネは大きな目を更に大きく見開いて画面を見つめる。「こんな値2つも出ることって……」
「というかこれ誰……?」母も困惑していた。
その直後、マイナンバーカードを見ながら呟いたのはミドリだった。
「この番号……私だ……」
※ ※ ※
居間のテーブルを五人が囲んでいる。アカネ、ミドリ、母さん、仕事から帰ってきた父さん、地獄の腹痛から生還した俺だ。
脅威の高相性値を2つ、それも同値で叩きだした事実にどう対処するか、みんな考えあぐねていた。
「あ、そうだ」父さんが呟いた「いっそのこと三人で結婚すればどうだ?」
何を言ってるんだこの父は。呆気に取られていた俺を置いてきぼりにして父さんは続ける。
「数年前くらいから結婚は二人でするもんだけじゃないって運動が盛んになってるじゃないか。もうそろそろ日本の法律も変わってね、蒼太が結婚するくらいの頃には三人で結婚できるはずだよ。こういうの、選択肢が増えるだけだから問題ないって気にしてなかったんだけど、まさか自分の息子が影響受けるとはねぇ」
「アラいいわね。オープンな世の中になったわぁ」母さんも呑気に賛同してる。いいのかこの展開。
「いいんじゃないそれ。まあ家庭的な私が居れば家のことはだいたいできるし、ミドリさんの役割ないかもしれないけどね」
「へぇ~、そんなこと言うけどアカネさん、あなた今日の英語の小テスト、15点しか取れなかったみたいじゃない」
「ん゛!何でそれ知ってるのよ!」
「そんな調子じゃ子供の教育は無理ね。私が家庭のことを見てないとどうなるかしら~~?」
そんなことを気にせず目出度いと呑気に盛りあがる父さん母さん
俺、これからどうなるの?
都内の職場で恋に落ち、しばらくして同棲し、時々どちらが皿を洗うかでケンカしながらも、それなりに暮らしている。
1人で抱え続けるのも少し疲れたのでちょっと聞いていって欲しい。
兄弟姉妹に障害を持つ人がいる人のことをきょうだい児と呼ぶらしい。
私は2人兄妹で、5歳上の兄が生まれつき軽度〜中度の知的障害を持っている。
簡単な読み書きは出来て、なんなら私より綺麗な教科書通りの字を書く。
電車が好きで、休みの日には色鉛筆を駆使して私鉄の電車の絵を描く。
普段は一般企業の障害者雇用枠で働いていて、実家から毎日電車に乗って通勤して、多くはないが毎月給料を得ている。時々会社から製品の割引クーポンが送られてくると家族に分け与えてくれる。
父とサッカー観戦に行き、(隣以外には聞こえない声で試合と無関係な独り言をぶつぶつ言いながら)観戦しては帰ってきて手洗いとうがいをこなす。
家族に対してすらめったにボディタッチをしてくることもないため、危害を加えられない限り他害はしない。
様子だけ見るとちょっとコミュ症なだけに見えるのだが、会話してみるとかなり幼さの残る受け答えや落ち着きの無さが如実に現れる。
"ちょっとのんびりした子"どころでは無さそうだぞ?と気付かれるわけだ。
まぁそれでも親や親戚、ご近所さんや支援級の他の親御さんに可愛がられながら、アラサーになった。
彼は自称"お兄ちゃん"だが、私にとっては今でも"落ち着きのないデカい弟"である。
さて、先述した「きょうだい児」で検索すると「きょうだい児 結婚」というのがサジェストされる。
世のきょうだい児は、結婚において大きな不安を抱えているのだ。
自分たち家族だけで暮らしていくならこれまで通りの暮らしが続くだけだ。
しかし結婚となると話が変わる。バックグラウンドの全く異なる結婚相手とその家族が登場する。
「家族に障害者がいるんだ」と言った時にまず恋人はなんと言うだろうか?
この人なら受け入れてくれそうだと思っても、その瞬間を想像するだけで内臓が口から全部出てきそうなぐらい緊張感が高まってしまう。
どれだけお互い愛し合っていても、そのリアクション次第で2人の関係が終わってしまうかもしれないのだから。
もしかしたら相手は「そうなんだ!どんな性格?」なんて"普通の"きょうだいの話を聞くみたいに受け止めてくれるかもしれない。
しかし、そうでなかったら。
「えっ?あ、そうなんだ…」なんて言われたらもうおしまいだ。
近いうちに別れ話をすることになる。というかその日のうちに別れ話をされたこともある。
でもこれは仕方がないことだ。
相手の育ってきた環境によって培われた価値観はそう簡単に塗り替えられるものではないことを私たちは知っている。
もしかしたら何か危害を加えられたことがあるのかもしれないし、そうでなくても困らされたことがあったのかもしれない。
異性の、あるいは同性のでも他人の介護をする可能性があることに不安感がある人だって当然いる。
きょうだいの存在をカミングアウトする事は、両親に結婚相手を紹介するときの何倍もリスキーで、何倍も恐ろしい。
偏見かもしれないが、中高年の世代は若い世代に比べて差別意識を隠さない人が多いように思う。
差別しているという意識がそもそもない人もいるのかもしれない。
ゆえに大切に育ててきた我が子の恋人にそのようなきょうだいがいると知った時、おそらくショックを受ける人が多いだろう。
「孫に遺伝するのでは?」「両親が歳を取ったら夫婦できょうだいの面倒も見なければならなくなるのでは?」「今は良くてももし関係ない人にも迷惑をかけるようになったら…」など、たくさんのネガティブな想定が頭に浮かぶはずだ。
きちんと両親ときょうだいの老後のプランを考えてプレゼンすれば納得してくれるかもしれない。
それでも、叶わぬ恋になってしまうことは往々にしてある話だ。
「きょうだいに障害があることで恋人を振るような相手ならその相手の存在がきょうだいにとって良くないものなんだから別の相手を探せばいいじゃないか!」という意見を見たことがある。
そういうことではない。そういうことではないのだ。
自分のきょうだいのことを好きな人も嫌いな人もいるが、その恋人との将来について考えているのは、自分の将来について思い悩んでいるのは、まぎれもないきょうだい児本人なのだ。
障害があろうとなかろうと、子の面倒を見るのは親のはずだ。決してきょうだいではない。
自主的にケアをしようとする場合以外は自分自身の将来のことだけを考えれば良いはずなのに、どうして本人の結婚にきょうだいがこんなにも影響するのか。
どうして自分が産まれたのかについてかなり悩んだことがある。なんなら今も悩んでいる。
もしもそうだったら、私は結婚せずに実家にいて、家族が全員旅立つ日まで世話をし続ける想定だったのだろうか?
まだ怖くて親には聞けていない。
まぁ聞いても本当のことは言わないだろうが…
親が年老いた後も障害を持って産まれた我が子の面倒を見てくれる存在がいれば助かる。
我が子が"普通に"成長していく姿も見てみたい。
まぁ、なんというか、そういうことなのだろう。
私って何のために産まれたんだろう?
実は、恋人には「良い奴なんだけどちょっとトロくて話し下手な兄がいる」ということしか伝えていない。
そろそろ話さなければと思ったが勇気が出ないのでここに吐き出した。
正直に言うと同居して面倒を見たりするつもりはない。もう若くない両親が裕福ではない実家で面倒が見切れなくなったら、グループホームか施設で暮らしてもらう予定だ。
私とケンカしながら暮らすより、それなりのお金を払ってスタッフにケアしてもらったほうがきっと彼も生きやすいはず。
もちろん、兄にも兄の人生がある。
ずっとそばで見守ってはあげられないけど、できる限り楽しく生きていて欲しい。
子供がいる友人たちは「産めば可愛く思うようになるよ」と言っていたが、私のように苦しむ子供はこれ以上増やしたくない。
何十年か後になって、これまでの苦しかった気持ちが癒されたら、「それでも子供を産んでおけば良かった」と思うのだろうか?
…多分思わないと思う。
彼氏から初めて「結婚しよう」と明確に言われたのは、去年の6月だったと思う
付き合ってすぐの頃に同棲を決めたから、お互いの親には挨拶は済んでいた
私は自分の親に、今の彼氏とそうなると思うという話はしたが、彼は彼の親御さんには伝えていないように思う
今年に入ってからも、なんら状況は変わらず、結婚をしたいとは言うものの進展はなかった
少し前、彼氏から「増田の機嫌が急降下することがあり、そこが不安で結婚を考えてしまう」と言われた
午後やっと起き上がって犬と散歩に行って、洗濯機を回し、昼食の食器を片付けた
休日は彼氏が家事をやると聞いたのになぁ、気付いた方がやればいいじゃん理論って気付いた方が負けだよなぁってなんだか悲しくなった
30歳になるまで、あと7ヶ月。私自身は子供は欲しくないけど配偶者の意向も汲みたいとは考えてるので、リミットの35歳まで逆算すると、そろそろ決断しなくちゃならない
期待だけ持たせて、呑気にゲームして、この人は私とのことをどう考えてるんだろう
夜、酒を飲んだ勢いで言った
「結婚しないなら、別れることも考えてる」
返事の期限は、3月とした
もうずっと深く寝れてない。
同棲してる恋人が超ショートスリーパーだから、先に寝て秒で熟睡してる。
でもって起きれば寝てるこっちに手を出してくる。そして目覚めざるを得ない。
寝たい。随分深く寝てない。辛い。
会社のささやかな休み時間にとる睡眠と、座れた時の通勤時間、たまの実家での睡眠で生かされてる。でも、深くは寝れなくて、何度も目が覚めるし、ずっと夢を見る。
ただただ寝たい。
卒論締切まであと1ヶ月を切った。が、まだ一文字も書けていない。書けてないどころか、先行研究も資料だけ集めて読んでないし、決めたテーマもあやふやで何を調べていいかも分からない。
ほんとうにヤバい。締切までに卒論が提出できなければ、留年確定だ。年間130万円もの授業料だって余分にかかるし、同棲中の彼氏にも見限られて捨てられてしまう。内定はゼロなので、そこは安心。安心することじゃないけど…。
そのヤバさは理解できるのに、卒論に取り掛かることはできない。頭では焦燥感に駆られながら、体は全く動かせない。
ヤバいと分かりつつ、何処かで提出を諦めているせいだろうか?どうしようもなくなったら自殺すればいいやと普段から思っているせいだろうか?危機感も向上心も無さすぎる。自己肯定感が無いせいか?
こんなことダラダラ書いてる暇があったら、論文のひとつでも読めただろうに。ほんとバカ。
発達障害の診断は降りなかったし、ただの怠惰なクズ人間だった。
こうやって言い訳ばかりして、自虐で感傷に浸って、何もせず流されるまま、ゴミみたいな人生を終えそうだ。でも、それがお似合いだし仕方ない、当然の結果だろう、と考えてしまうせいで、すぐにでも行動して未来を変えてやる!とか思えない。
卒論を書くってことだけなのに、自信がどうだ、性格がどうだ、環境が、って現実逃避してるにすぎない。さっさと、資料を読んで、考えて、文章を書く、これだけなのに、これだけの事ができない。
これが隠すんだなぁモラは
俺の元嫁は入籍したとたん「私が嫌いだからスポーツ中継見るなゲームするな」と言い渡してきて、通電中のPCのケーブルぶった切るなんて荒業かましてきたぞ
以後の結婚生活はお察し
あんなにいい女だったのがああ変わるのならだれも信用できない
「家を追い出される」とかはされてみて分かったけど一生恨むレベルだった。
その決定的瞬間のシーンが延々とフラッシュバックするし、つらすぎる。
猫には絶対にしないと誓うよ。
今どんなに仲が良くても、生活となるとまた違うかもだしね。
でもそんなに不安になるって事は、彼女とずっと今みたいに仲良くありたいってことだよね。
ただ、もし私が彼女さんのご両親なら、同棲して結婚が面倒になってなあなあになる事を恐れる。
3年とか5年とか同棲した挙句「他に好きな人ができました別れて下さい」なんてなったら、おばさんと言われる年齢になった娘さんは一から婚活しなきゃいけないわけで。
ある日娘に紹介されただけのよく知らない男を信頼できるわけないし。
婚約するほどの覚悟がないとなると、やっぱり「娘の一番綺麗な時期を吸い尽くして捨てるつもりなのかな…」って疑っちゃうのは仕方ないと思う。
やっぱり一番は婚約すればいい。やっぱりその方が信頼できるよ。
あとは同棲期間を1年とか決めておくとか。1年間同棲して、お互い問題なければ籍いれようと思ってます、みたいな。
そうすれば「まあ1年なら…」ってなるかも…?
あと考えすぎかもだけど、彼女さんも両親と同じ心配をしてそう。
でも言ってあなたに嫌われるのが怖くて「両親が言ってた」ていにしてる可能性。
考えすぎだといいけど。