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はてなキーワード: 白ワインとは

2023-03-22

anond:20230321205707

アサリの酒蒸し

蛤の酒蒸し

あさりと鯛の白ワイン蒸し

...

料理名に「蒸し」が付くのなら幾らでもあるな。

2023-03-20

anond:20230320173425

マイタケ風味はけっこう感じるけどよく考えたらマイタケを使う量にしてはそんなに強くないかもしれん。

風味というよりキノコの持つグルタミン酸?的なものを大量に獲得する&ペーストの基材としてのモッタリ感の優秀さで採用した。

オリーブオイルにんにくコショウチーズ白ワインとかと和えるからマイタケ単体の味がガツンとくるってよりそれら全体の味をまとめる土台にしてる感じやな。

2023-02-12

トイレットペーパーが無い

さっき無くなった。

わかっていた。昼、買い物中、トイレットペーパーないなーってわかっていた。

でもすでにリュックには先に買ったワインビールなんやらが入っていて、やや重かった。

今日土曜日

シチューを作ろうと思って前日からじゃがいもとかたまねぎとか買ってあった。

材料はそろってるけどシチューなら白ワインが飲みたいなぁ、ビールも買っとくか、と思って買い出しにでたんだ。

トイレットペーパーも買おう、そう思ってでたんだ。

しかし重かった。買ったのは白ワインビール4本、あとウイスキーリュックはずっしり重かった。

トイレットペーパーはいいや、はやくこの荷物を降ろしたいとそのときは思った。

ぁぁ~あ、買っておけばよかったトイレットペーパー

シチュー食べてビール飲んで白ワイン飲んでウイスキー飲んで、今。

おしっこぱんぱん。

2回分のトイレットペーパーはあった。

でもそれじゃ足りない。

おしっこぱんぱん。

どうしよう。

セブンいこうかな。

でもこんな時間に?完全におしっこしたいのバレる。

だって一時だぞ。わざわざトイレットペーパー買いにくるなんて、おしっこぱんぱんがバレる。

とか書いてるうちにどんどんぱんぱんになってきた。

どうしよう。

ウイスキーまで飲むべきではなかったな。

2023-02-06

今日食べたチーズ記録と、食べ方の相談

タレッジョ DOP

★★⭐︎⭐︎⭐︎

ウォッシュチーズ

イタリア産

生乳、塩

白く、端がピンクカビの色

味:クセが強い。柔らかい。塩気は弱め。臭い乳という感じ。リピート別に良い

お酒と合わせても特に美味しくない

ロックフォール AOP

★★⭐︎⭐︎⭐︎

青カビチーズ

フランス産

生めん羊乳、塩

白く、青カビが散っている

味:白い部分はクセがすごくクリーミーちょっとご遠慮したい気にはなったが、柑橘系チューハイに合わせると美味しい。カビ部分はアミノ酸結晶がジャリジャリする部分もある。塩気は強め。これ食べるならゴルゴンゾーラで良い気はする。

気付いたが、白いチーズで塩気以上のクセがあるのは嫌いなのかもしれない。

追記

コンテ AOP

★★★★★

ハードチーズ

フランス産

生乳、食塩

アイボリー〜淡いベージュ

味:まろやかな旨味。乳成分のクセはあるが、臭みはない。塩気は強くない。水分が良く飛んでいると口の中で溶けていく。ワインならば白。純粋に味が美味しい

サンモールヴューポーシェ

★★★★⭐︎

シェーブルチーズ

フランス産

生山羊乳食塩

アイボリーの筒状のチーズに、白色のチーズが包まれている。外側は白カビで覆われている。

味:クセはあるが臭くない。旨味が強い。クリーミー。酒に合わせると甘味が立つ。

臭い系のチーズを美味しく食べるにはどうすれば良いのか諸兄諸姉に教えていただきたいです。たすけてせんぱい。

用意した酒:シャルドネ白ワインと、シークヮーサーチューハイ

2023-01-30

久々に深酒

めっちゃ飲んだ

下痢気味イボ痔なのに

白ワインとビアボールストレート)のシャンポン

毎日酒飲むわ

ウコンかってるからなぁ〜?

ワインが好きっていう人に

最近だとイタリアの〇〇おもしろいですよね!

って話振ったら、

あ、銘柄とかはちょっとからないですーと返されちょっと引いた

しかも好きなワイン聞いたら

白ワインって言ってた

二度とワインが好きとか言うなカス

anond:20230129232532

2023-01-11

気がきかない

気がきかない自覚がある 例を挙げると枚挙にいとまがないが、今は若いからまあ許されてる(と勝手に思ってる)のがどんどんシビアになっていくと思うと恐ろしい

例えば、12月職場でチームの忘年会があった 私はあまりお酒が強くなくて、特にそのときイタリアンワインだったんだけど、ちゃんワインを飲んだ経験がほぼない だからまり飲めないかもしれないですとは伝えつつ白ワインのグラスはもらってた そうしたら、カジュアルイタリアンでお店の人のサーブカジュアルな感じだったので、有無を言う間もなく赤ワインも人数分グラスに注がれて出てきてしまった

私は白で十分だったので、最後まで赤ワインには手をつけられず、でも誰かにこれ私飲めないので飲んでください、とも言えず、結局そのグラスを手付かずで残したまま会は終わってしまった

できれば他の人に譲りたかったけど、自分より目上の人ばっかりでそれも憚られる気がしてできなかった どうするのが正解だったの?

ひとつひとつは細かいんだけど、ちょっとした正しい立ち居振る舞いが一生わからない

2022-12-19

anond:20221218185421

ダシダ使うとかなり本格的になると聞いてこのレシピ参考にして作ってる(味の再現度より作りやすさ重視で)

https://cookpad.com/recipe/2911636

味はかなり濃くてうまくて満足度がある

作るにも単純で時間からんのがいい

つゆだくがいいひとは水と調味料部分を増やした方がいいかもな

業務スーパーで売ってる牛だしの素を使うのがオススメ

https://www.gyomusuper.jp/product/detail.php?go_id=109

味はダシダとほぼ同じで値段は半分で買える

これあるとチゲ作る時にも便利なので俺は常備してるけど、新たに買ってもそんな重い出費ではないだろうから買ってみてくれ

ちなみに白ワインじゃなくて料理清酒で作っても普通にうまいのでマジで家にある調味料でほぼ作れる、牛だしを用意する手間だけだよ

2022-12-03

anond:20221203141950

何でキャンティ白ワインになってまうんや・・・

赤白の2択外しとるやんけ

anond:20221203141151

イタリアの美味しいワイン教えて


イタリアには数多くの素晴らしいワインがあります。お好みのタイプ予算に応じていくつかおすすめのものをご紹介します。


イタリア北部位置するトリノ地方バルベラをはじめとするピノ・ノワールは、有名なフルボディの赤ワインです。

チャンティは、中央部位置するユーラシア大陸のみで生産される洋梨を主原料とした白ワインで、柔らかくフルーティな味わいが特徴です。

ブルネッロ・ディ・モンテのモンテ・プルミエ・クリュは、ピューリッツァー賞を受賞したことでも知られる、非常に評価の高い赤ワインです。

これらはおすすめのものですが、イタリアにはまだまだたくさんの魅力的なワインがあります。是非、お試しください。



ワインピューリッツァー賞受賞しとるんやが

無茶苦茶やんけこいつ

2022-11-09

既婚者によるホストクラブ体験レポート(長文)

結婚して初めてホストクラブに行ったので、記憶の整理のために書いた。同じ空間にいた人なら一発で誰か分かる内容だが、果たしてあの空間はてな匿名ダイアリーを読む人はいるのだろうか? 

Too Long; Didn't Read.

【忙しい人のために】支払総額10万。閉店後のデート同衾を誘われて逆に萎えた。キスはされたがセックスはしていない。既婚者が行ってはならない場所だと痛感した。

スペック結婚10年目、子なし、レスだが仲は良い、アラフォー田舎在住、普通体型、不美人。性欲はあまりないがときめき欲(?)はある。田舎すぎて職がないのでオンラインで小銭を稼いでいる。

【本文】

ある日東京に行き、用事を済ませた後一人でホストクラブに行った。結婚前は都内在住で、メンズキャバクラ(今は廃れつつある時間ホストクラブ)に1年ほど惰性で通った苦い経験がある。最近ホストクラブホスト個人YouTubeチャンネルSNSアカウントを開設しているので、店に行く前からホストクラブ雰囲気ホスト個人のことを知ることができる。あるチャンネルを通じ某大手グループ所属ホストXを知り、声と顔が好みすぎて会ってみたくなった。配信で「既婚者がお店に行ってもいいですか?」という質問に、「全然OK! 人のものっていいよね」とあしらっていたのも決め手になった。

行く日の夜、インスタのDMで「Xさん初回指名今日お店に入れますか?」と連絡すると、しばらくして「ありがとうございます顔写真付の身分証明書必要なので持ってきてくださいね」という旨の返事。初回指名とは指名するホストを予め決めて初入店すること。普通、初入店時は指名ホストを決めるために1人5~10分くらいでホストが入れ替わり立ち替わりやってきて、これを初回と呼び、1時間3千円〜と安い。初回指名は2回目以降の来店と同じ扱いで、予め指名したホスト接客し、だいたい2万〜。

上品そうに見える服にハイブランドスカーフ金持ちを装った小さい鞄をひっさげ、軍資金として独身時代貯金から15万おろす。店の付近で迷ってしまい、恐怖と緊張が高まる中、なんとか店を見つけてエレベーターで昇り、震える手で店の扉を開ける。YouTubeTikTokで見たままの店内、見たままの美丈夫たちが目に入り、テンションと緊張と恐怖が最大値になる。受付で身分証明書を見せる。コピーはとられなかった(たぶん)。書き物もなし。ホストに呼んでもらう下の名前(偽名可)を聞かれて本名で答えると、若手ホストに席へと案内された。

21時少しすぎに行ったが店内はまだガラガラホストクラブは通常19時開店だが幹部(売り上げの多いホストたちの呼称。毎月売り上げ上位をキープするなど、条件がある)は21時に出勤するところが多く、同伴(出勤前に姫(=客)とデートすること)してから来るためと思われる。

若手ホストメニューを見せてもらう。発泡酒や缶酎ハイは2本セットで2000円。水商売では明記された値段に消費税と、TAXという名目の法外なサービス料約25~45%が加算される。グラスワイン1杯3000円、有名日本酒4合瓶3万円〜、スパークリングワインボトル5万円〜など。すでに高い。この店の場合消費税とTAX入れて支払額は書かれてある値段に×1.5しなければならない。

飲み物を迷っていたら担当指名したホストのこと)となるXが登場。わー! ばり好みの顔! YouTubeでの印象より背が高い! 身体つきが思ったより男らしい! 超好みの顔! いい声! 上品な色味の上等なスーツ! ほのかないい匂い! 感極まって思わず立ち上がりペコペコするキモいムーブかますと「その反応めっちゃ嬉しい!」とリップサービス。並んで座ると膝の先を触れ合わせてくる。既に刺激が強すぎる。

「来てくれて本当にありがとう! SNSとかで『行きます!』って連絡来ても9割来ないからさ〜」といった会話を至近距離でする。顔が近い! すごく目を合わせて会話してくる! カラコンで目がちょっと充血してる! リップが淡いピンクでぷるぷる! マットなお肌! 化粧品または香水のいい匂い! 脳内麻薬が瀑布のように分泌され、体がじんわりと変な風に麻痺してくる感覚に陥る。

担当から店の料金システム説明される。席料は固定であとは飲み物代が加算されるだけ、とのこと。予算は5万円と伝え、とりあえず自分担当白ワイングラス、ヘルプ指名ホスト以外で席につきお喋りしてくれるホスト)に缶酎ハイを注文。時々膝に手を置かれつつ、「どうして俺指名なの?」「YouTubeを見て……」「いつから?」「初めてYouTubeチャンネルができたときから……」「えーすごい! 古参じゃんw」みたいな会話から入るが、一杯目を飲み切らないうちに内勤(ホストをどの席につかせるか等を指示する裏方)に呼ばれていなくなった。

ホストクラブ売れっ子になればなるほど自分以外の指名客(被りと呼ぶ)も来るため、高いお金を払っているのに自分の席についてくれる時間が少なくなるので、席についてもらうためにはより高額の酒を入れなければならない、という鬼畜商売である。高額な酒を入れると、「[ホスト名]の姫様より[酒名]が入りました〜!」と被りを煽るようなクソデカ店内放送が入り、シャンパンコールとなる。

担当がいない間は卓を挟んだ向かいに他のホストヘルプについてくれる。主に若手や新人がついてくれるが、数分だけ幹部もついてくれた。「隣座ってもいい?」と聞かれるも「あなたの姫に悪いか大丈夫です」といい人ぶって断ると「優しいんだね」とにこり。幹部は纏う空気が柔らかく、ドキドキするというより癒される感じがして話しやすく、なるほどこれが売れっ子なのかと思った。

3人くらい新人ホストが入れ代わりヘルプについた。そのうちに他の席も埋まり出し満席になる。他の席に担当がいるのが普通に見えるし声が通ってよく聞こえる。被りの姫がエレベーターに乗るときに肩を組んでいるのがちょっと見えて気になってしまう。姫たちは水商売風の人もそうでなさそうな人もいて年齢は2040代くらいだろうか。可愛い人や綺麗な人ばかりで背筋が伸びる。

新人ヘルプでも会話に困って気まずい、ということはないが、店には他の席の会話を聞かれないために大音量音楽が常に流れており、大声で喋り続けるので喉が枯れてくる。龍角散ダイレクトを持参すればよかったな、とこぼしたら、ヘルプの一人が龍角散のど飴をくれた。いい子~! 

やたら長く感じて正確には分からないがたぶん40分くらいすると担当が戻ってきた。酒が進み、白ワイン2杯目を自分担当に追加。スカーフを巻いてもらうなど戯れあう。この辺りからディタッチがあからさまに増えてゆく。膝に手を置くほかには腕を回したり肩や頭を寄せ合ったりふくらはぎスカート越しに揉むなど。小中高と容姿で虐められていた私のような不美人にもけっこう触れてくるんだなと思ったが、手慣れているというか、勢いがありすぎるというか、誰にでも同じようにやっていそうな雑な感じがした。確かこの辺りでLINEの交換をしたと思う。最新型のiPhoneの画面は少し割れていて、LINEはウケ狙いのような画面で萎えた。非現実的空間現実に引き戻させないでおくれ。

グラスが空いたものの、「そろそろ予算に達しそうだけどどうする?」と言われ、「1、2万なら超えても大丈夫」と答える。赤ワイン担当自分に追加。チェイサーがわりにジャスミン茶も追加。

赤ワインが来たあたりで担当に仕掛けられている感覚があった。抱きつかれたりキスされそうになったり、今後通わせるためか艶めいた色を滲ませるような会話内容になってくる。今日初めて会ったのに早すぎないか? 田舎在住で頻繁には通えないか最初からフルスロットルなのだろうか。「いつ東京出るの?」「明日」「えっ、じゃあ今夜がラストナイトじゃん! そうしたらさ、……店が終わったら、一緒にどこかへ行こうよ」閉店後にホストデートすることをアフターと呼び、これがあの聞きしに勝るアフター……! とちょっと感動。しかし既に23時を回っており、眠気と疲れでそろそろ宿に戻りたかった。けっこう渋ったのだが全く諦めてくれる気配がなかったので「じゃあ[歌舞伎町にある一部に有名なスポット]に行きたい」と言ってアフターを約束した。いま思うとここで無理にでも帰っておけば、よい思い出だけが残っただろう。しかし、店に着くまでの緊張や恐怖、美丈夫たちに囲まれてちやほやされる高揚感、薄暗い店内、馬鹿みたいにうるさい音楽と店内放送、美しい姫たち、昏く煌びやかな装飾、服越しに伝わる担当の体温と質感に飲まれて断れなかった。そのままずるずると奈落の底へ導かれてゆくような心地だった。

赤ワインが空いてラストオーダーの時間が迫ってきて、どうしようか……となり、つい雰囲気に負けて「10万円までなら出せて、それ以上は物理的に無理」と言ってしまう。「じゃあ俺の好きな日本酒頼んでいい!?」と担当の目と纏う空気が突然ぱっと明るくなる。10万円という額は一般人からすると大金だが、ホストクラブにしてみれば雀の涙。そんな額に対してこのぱっと嬉しそうな表情になったのが演技なら、けっこうすごいなと思った。

日本酒の4合瓶が来る。ジャスミン茶を飲み干す。幹部が数分席についてくれたり、日本酒の話などをしたりして2合くらい飲んだあたりでシャンパンコールをする時間になり、天井からスモークが出たり赤や青のライトが点滅したり始める。まぶしい。担当ヘルプコールのために席を外す。私の席の左側には壁があって、その壁を挟んだ反対側でコールしていた。様子は見えなかったが、オールコールホスト全員でコールするレベルのとても高額の酒が入ったようだった。席で一人になり、ここぞとばかりにアイスペールに入った氷をひたすら食べながらコールを聞いていた。酔っているのに頭の中はだいぶ醒めていて、帰りたいなあ、アフター行きたくないなあ、明日何時に起きなきゃ、こんなにボディタッチされるとかえって萎えるな、などと考えていた。内勤が伝票を持ってくる。会計99000円也。ちゃん10万に収まってよかった。バインダー現金10万円を挟んでおく。

シャンパンコールが終わって担当が戻ってきた時には、動いたせいなのかすっかりベロベロで、やたらと抱き着いたり抱き寄せたり私の頬に鼻や唇をつけてきたりする。もはやホストというよりもいい匂いのするばか犬に懐かれているような気分だった。ばか犬に失礼か。ただあまり酒の匂いはせず、抱き着かれるたびにいい香りがした。その秘訣は知りたい。お会計でおつりの千円が返ってくる。

閉店時間が近づいてきて、初めのうちは「余ったお酒持って帰っていい?」と言っていたのが何かスイッチが入ったのか飲み干そうとしていて、ヘルプも呼んで飲ませようとしていたがなかなか減らず、残り一合くらいになったあたりで母校の下校時刻に流れていたのと同じ曲がかかり始めた。ホストクラブでもこういう曲ってかかるんだねと笑いながら、仕方ないのでテキーラを飲むような飲み方で日本酒を片付けた。ごめんよ。担当は私のグラスが空くたびに自分のグラスに入った日本酒そっくり私のグラスに入れることで自分も飲んでいるようなふりをしていた。汚いわんこそばスタイルはやめろ。

閉店時間間際になってやっと飲み干せたので店を出る。「エレベーターの前で待ってて!」と担当に言われて待つ。担当千鳥足で、本当にアフターに行ける状態なんだろうかと不安になる。早く帰りたい。担当が戻ってきて(吐いたのかな?)エレベーターで一緒に降りて外に出る。風が冷たくて寒く、少し酔いが醒める。

歩きながらそれとなくホテルに誘われる。これがあの「初回枕」……! (初めて来店した客とセックスすること)本当にあるんだ! と思いつつ「いや結婚してるから無理」と答える。「えっ、結婚してるんだ! いいなー」「いいだろー、結婚はよいぞ」などと大変ふざけた会話をしつつ担当自販機の水をねだる。アフターは基本的に全額担当持ちである担当も水を飲めばいいのに矜持があるようで、この日見る限り一滴のノンアルコールもとっていなかった(裏では飲んでいたかもしれないが)。歩きながら500mlを飲み干す。ゴミ箱がない。道路が汚い。担当寒い寒いと言って首元に手を突っ込んでくる。冷たい。やめろ。

歌舞伎町にある一部に有名なスポット]に着いて少し戯れたあと、一軒目の居酒屋に入るが色々あってすぐに出る。この時の担当セリフ店員への不満)にドン引きして逃げたくなる。走って振り切れるか? と思ったがヒールだし転ぶかもと思って諦める。歌舞伎町から出てしまうと、25時過ぎという時間のためか新宿の街には本当に誰もいない。担当はとても酔っていて突然大声を出したり歌いだしたりする。人がいなくて本当によかった。「今日最後の日なんでしょ」「旦那さん家なんでしょ」と色々な言い回しで何度もホテルに誘われるので行く気がないことをセリフと態度で示すと「は? うざ」と何度も言われつつ、誰もいないのに妙に明るいビルの中へ入ってゆき妙に大きなエレベーターに乗る。

エレベーターが開いた先はアクアリウムダイニングで、これ見よがしに淫靡雰囲気が漂っていた。かなり広い店内だったが時間時間なためか客は数組しかおらず、わかりやすいかがわしいカップル席に通される。店内はホストクラブよりもやや暗く、蛍光がかった瑠璃色水槽の中で熱帯魚がけだるく泳いでいた。グラスビールを二杯注文する。眠さのピークは越えたが倦怠感がひどく、早く帰らせてくれと心から思った。

担当も意地になっているのかなおも枕に誘ってくるので、そんなに飲んでたら起つものも勃たないだろと思いつつ、なんとか諦めてもらえる話題を……と性病の話などをする。「いや実は昔クラミジアうつされて……(嘘)」「えー、小陰唇見なきゃ信じない。小陰唇見せろ(嘘つくな)」今日初めて会った人間同士でする会話ってこんなだっけ? 結婚前知り合いにレイプされてそのせいか不明だが後日HPV高リスク型と診断された話、その知り合いが肺がんになって死んだ話などをする。意外と否定せず聞いてくれる。梅毒流行っているか絶対に夫以外の人とセックスしたくない、会ってちょっとときめきたかっただけでセックスがしたいわけではない、刺激が強すぎる、もう充分楽しんだからもう帰りたい、ということをひたすら言い続けたら、さすがに担当も嫌になってきたのか目を見ながら「はいはい梅毒梅毒」とか「ガキが」とか言ってくるようになる。一回りくらい年下の男子にガキがと罵られてもかえって滑稽である。それでも抱き寄せられて頭を大きな手で優しく撫でられる。どの客にも同じことをしているんだろうなと思って全く嬉しくなく、もはや触られすぎて全くドキドキもしない。終電前に帰ればよかったな、でもそれだとかえっていい思い出しか残らなくてまた行きたくなってたかもしれないから逆に最悪な場面が見られてよかったかもな、それにしても色々ドン引きだな、こんな接客される被りの姫たちがかわいそうだな、ホストクラブなんぞ二度と行かないな、私みたいな人間が行く場所じゃなかったな、早く終わらないかな、宿に帰って風呂に入りたいな、と色々なことを考えながら撫でるに任せていたらマスクを外されてキスされた。気持ち悪かった。顔と声は本当に好みなのだが、本当に好みでも気持ち悪いと感じたことにほっとした。独身時代だったら、あるいは夫と仲が悪かったら、あるいは自分の性欲がもっとあったら、ここまで行きつく前にすっかりやられて身も心も崩れ爛れ落ちて二度と引き返せないところまで一瞬で行ってしまっていたかもしれない。担当の顔は暗い店内で定かではないが能面のような顔をして笑っていた……ような気がする。

もう行こうか、と担当が言って、ビールを飲み干し(担当はやはり汚いわんこそばスタイル自分ビールを私のグラスに注いでいた)店を出た。そのまま新宿駅のタクシー乗り場まで一緒に歩く。「次いつ東京来るの?」「LINE返信してね」みたいな会話をしたような気もするし、「はーうざ」と言われたような気もするがあまり覚えていない。タクシーに乗る前に最後ハグされたのでハグし返す。酔って匂い全然からない。これでやっと帰れる! と開放感でいっぱいだった。

タクシーの中ですぐLINEブロックし、インスタの捨てアカウントを削除する。部屋に帰った時には27時だった。水を700mlくらい飲み風呂に入ってさっさと寝た。(幸いなことに二日酔いにはならなかった)

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振り返ると、なんだか夢か幻かのような朧気な記憶しかなく、つらつら書いてみたが本当にあったことなのか少し不安になる。写真も撮っていないし、連絡手段も断っている。不美人だし、何十、何百万も使うような客には見えないだろうから色恋営業かけられることもなかろう、楽しく飲んで帰れるだろうと思っていたらこんな目に遭うとは思わなかった(昔通っていたメンズキャバクラ担当とは、艶めいたこともなければアフターや同伴をしたこともなかった、というのもある)。至極当たり前なのだが既婚者が行く場所ではなかった。なお夫への罪悪感は悲しくなるほどない。もしもセックスしていたらあったかもしれない。

次に東京へ行く機会があるとすれば半年以上後なので、物理的に距離を取れる環境でよかった。もしも都内在住だったら、通ってしまっていたかもしれない(逆に、田舎在住で通えないからこそ一度店に行ってみようと思ったのはある)。中村うさぎの著書やネットに転がるホスト体験談ねほりんぱほりんホスト回などは履修済だったが認識が甘すぎたようだ。

担当が酔うまでは、べたべた触りだす前までは、本当に楽しくてドキドキして理想的ホスト遊びだった。あんなにひどい目に遭ったのに、店内でのよい思い出が脳みそのどこかに楔を打ち付けたみたいだった。薬物中毒者気持ちがわかる気がした。もしも万が一、もう一度担当に会いたくなったら、遅めの時間帯に何か大事な予定を入れて早い時間入店するか、財布の中に免許証現金3万円だけ入れて入店して酎ハイだけ頼むか、とにかく自分意志を信じないで行動するしかないと思った。こんなことを考えている時点でもうだめかもしれない。もしもまた店に行くことがあればまたレポートしようと思う。その時は嘲笑ってほしい。そんな日が二度と来ないことを祈っている。

2022-11-07

anond:20221107110536

チーズと共にワインを楽しみたいのであれば、赤ワインではなくてむしろサンセールやプイィ・フュメのようなソーヴィニヨン・ブランから出来た白ワインにする

  ← むしろこっちの方が一般的選択では?  俺はチーズにはドライめの白ワインが合うと十代の頃から思ってたよ。好みは正にSauvignon系。チーズは白カビ系のカマンベールとか。カリッとしたバゲットなんかと合わせると最高だね。

anond:20221107105955

ロバート・パーカーJr「ところで、ワイン料理の組み合わせで根も葉もない神話ひとつ赤ワインチーズが良く合うというものがある。だが、真実赤ワインチーズと良くあうケースはめったにないということだ。特にブリーやクリームチーズ脂肪を非常に多く含んでいるので、赤ワインに合わせるとワインの味が酷く損なわれてしまう。もし、読者が客にこれはひどいと思わせながらもあえてチーズと共にワインを楽しみたいのであれば、赤ワインではなくてむしろサンセールやプイィ・フュメのようなソーヴィニヨン・ブランから出来た白ワインにすることを薦める。」

2022-10-22

[]10月21日

ご飯

朝:なし。昼:なし。夜:サイゼリヤ(小エビサラダプロシュートバッファローモッツァレラ、柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダアマトリチャーナ白ワイン500ml)

調子

むきゅーはややー。お仕事は昼飯食えないぐらい忙しい。

忙しいけど、午後からは僕より偉い人が忙しくなるので少しひと段落

ワールドリッパー

突然だけど僕が実装して欲しいキャラ五選を発表します。

アニバかクリスマスユキ。リンネ暮らしてる家の話が知りたい。親とかはどうしてるのかなあ。

クリスマスミラーカ。吸血鬼にはクリスマス、プリコネにも神バハにも書いてある。

正月リョウキか正月クグイ。クグイとリョウキの関係性が大好きなので。

ナーサシスエコーの憧れの人ね。なんかあっさりしたシナリオだったのでもう少し濃いのがみたい。

チャルアの新衣装クリスマスだけは寂しい。かなり初期の方のキャラなのに出番が少ないからそろそろ欲しいなあ。

2022-10-17

[]自分で飯作ったほうが美味い(ことが多い)

牛丼

吉野家で448円(松屋で380円)

具は牛と玉ねぎのみ

牛100~200gに玉ねぎ半分(レシピによる)

牛100g200円ぐらいとして、玉ねぎ1個50円ぐらいだから普通の量で作ると自炊でも外食でもそんなに変わらない

自炊の良いところは余ってるキノコ類や糸こんにゃく豆腐などを好みで入れれること

あと玉子格安でつけれる。サラダ漬物も家食のほうが安い

味も正直そんなに変わらない(隠し味に白ワイン入れるとか頑張っても美味しくならなくただ高くなるだけ。いつか最高の醤油味醂砂糖酒の割合にたどり着けるはず)

牛丼屋の牛丼が美味しいのは、脂身バランスのよい牛肉をうまく仕入れてるからということに気付く(そこさえクリアできたら店の牛丼は超えられる、少なくとも並べる)

玉ねぎについては自分の好みで煮込み時間調整したほうが絶対美味い

牛丼作りながら途中で他人丼に変化させられるのも強い

牛丼食って帰るなら(時間があれば)自炊しろ

大量に作って余ったら冷凍するのもよし

ハンバーグ

ガストで659円(そんなに高くなってるのか380円の印象だった)

びくドンレギュラー150でも795円

サイゼが399円

サイゼ以外で食うなら絶対自炊した方が安い

合い挽きミンチだと100G200円切る(玉ねぎとかパン粉とか調味料とか入れて400円ぐらい?)

ただハンバーグ自分で作るより外で食ったほうが美味い

家庭で簡単に出来るガストびくドンマクドのパティですら)を超える美味いハンバーグの作り方はまだ周知されていない

とんかつ

外で食べると600円ぐらいする

とんかつ用の豚ロースだと300円ぐらいでも買えるので、キャベツ入れても自炊したほうが安い

ただ、松乃屋とかのクオリティですら自炊では無理

1500円超えるとんかつ我慢するメリットはあるかもだが、普通に美味いとんかつを安く食べたかったら松乃屋で590円が正解かもしれない

中華

餃子の)王将おかし

不味くはならないが安い材料を大量に仕入れつつ、調理力がすごいので、コスパ太刀打ちできない

大人しく持ち帰りで頼んだほうが良い可能性が高い

原材料費考えたら、天津飯などは外食したら負けなのだが(卵数個と申し訳程度の具材)、あの味は出せない

あと、家で餃子作るより生餃子買って帰ったほうが安いし手間いらずだし美味い

色々狂ってる



ここまで自炊が負け続けてるから卍解挽回

ラーメン

これは我が家の家訓というか、標語なのだが、

しょうもないラーメン屋のラーメンよりもマルタイ棒ラーメンのほうが美味い」というのがある

これは事実そうで、実際に色んな店でラーメン食った結果として、

2割ぐらいがマルタイよりも美味く、3割ぐらいが同程度で、残りの5割は下回ってる

流石に100円以下で2食入りのマルタイ棒ラーメンを買える時代ではなくなったが、

まだ2食で150円ぐらいなので、400円ぐらいはトッピングに振れるからラーメンはよほどひいきの店が無い限りはマルタイ棒ラーメンでよい

皿うどん

九州特に長崎)の人からしたら、あんもの皿うどんではないという味なのかもしれないが、普通に考えて

マルタイ皿うどんシリーズ死角はない

麺とスープがついて2食で100円ちょい(値上げされてて200円だったとしても安い)

味については完璧

豚肉と余った野菜もやしが多めでも美味さが崩れないのがよい)で作れる

某チェーン行って似たような味の皿うどん食うのが馬鹿馬鹿しいと思わせる

2022-10-08

[]10月7日

ご飯

朝:なし。昼:カロリーメイト。夜:サイゼリヤ(ミラノ風ドリアリゾット牛肉シチュー、柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダプロシュートバッファローモッチャレラ、白ワイン)

調子

むきゅーはややー。お仕事はそれなりー。

酒飲んでベロベロ。

シャドウバース

ハンドレスでローテラクマ

MP4700ぐらいと、もうそろそろ折り返し。

デッキ変えたい気持ちはあるけど、アグロが好きだからなあ。

ゴーストネクロとかやれんのかなあ。

2022-08-03

あん肝テリーヌ

同僚が彼女に連れられてフランス料理に行ったと、久しぶりの焼き鳥屋で頼んだうなぎの肝を食べながらいった。

その時食べたあん肝テリーヌが美味しかったが、テリーヌが何なのか未だにわからないお前わかるかと聞かれた。

からないと答えた。

僕と同僚は予想をした。テリーヌについて。

まず最初に出たのが照り焼きだ。テリーヌという語感から思い浮かんだ何の根拠もない予想。

シェフあん肝照り焼きテリーヌと呼ぶ姿滑稽で、僕達は笑ったが、これが答えでないことはわかっていた。

真面目に考えた結果、その昔フランスの片田舎に住んでいたテリーヌさんが、あん肝を食べる際に臭みを消す為に白ワインにんにくネギオリーブオイルに入れて煮詰めてソースにしたものと、結論づけた。

僕達はググった。

「えーと、テリーヌとは、テリーヌ型という型を使って調理したもの

僕達は笑ってホッピーを頼んだ。

テリーヌ乾杯!」

2022-06-29

夏に冷たいビールって本当にそう思ってる人多いのかな?

わいはチューハイとか白ワインのほうが爽やかで好き。

逆にビールが合う季節って秋くらいのイメージかな。

2021-12-24

よったんごりら

いえで、赤ワイン飲んで白ワイン飲んで。もうだめーだんだん

 

最近金欠禁酒してたけど、クリスマスから久々にのんだんごりら。

さけのんふつう電車乗って帰ってたのが信じられん。よく家までかえっってこれたもんやにやな。

2021-11-13

スペアリブを焼いた日の記録

 スペアリブを焼いた。正確に言うと昨日焼いて、今日はその残りを食べた。その幸福度があまりに高くてこれはどこかに記しておかねばなるまいと思ったので、この日記を書いている。

 そもそもスペアリブ調理しようなんて普段なら思わなかった。見るからに面倒臭そうだし、分厚い肉もでかい骨も、どうして良いかよくわからいからだ。しかたまたま好きな料理人YouTuber二郎https://www.youtube.com/channel/UCP2gnyy_-ToZeIDw6qeI6HA)のレシピを見ていてスペアリブという食べ物のことを思い出したので買ってみた。ジップロックに入れて、醤油みりん蜂蜜と、すりおろしニンニク生姜、あと白ワインマスタード適当にかけ、揉みまくって30分くらい漬けてフライパンで焼いた。付け合わせは薄切りにしたニンニクジャガイモチョリソー。このあたりは城二郎氏のレシピ参考である最後スペアリブに火を通すところだけ少し火加減に迷ったけれど、白ワインと水で蒸したらなんとかなったような気がする。多分。

 そしてこれがとんでもなく美味しかった。びっくりした。スペアリブってこんなに甘いのか。

 なんというか、脂身ものすごく甘くて、肉質もやわらかい。骨を持って噛みちぎるこの爽快感。骨の限界まで肉を剥がしながら、そういえば太宰治の「斜陽」に「お母さま」が肉に直接かぶりついても可愛くて貴族っぽい、みたいな記述があったようななかったような、みたいなどうでもいいことを思い出した。あれはスペアリブだったんだろうか。わからないが美味い。

 ここにさらに、宝酒造焼酎ハイボールレモンを開ける。極楽である

 昨今のコロナ対策による自粛で、私が住むトーキョー帝都ライフは暗澹の日々が続いている。残業後の豚骨ラーメンもも深夜喫茶レイトショーも取り上げられ、だいぶ憂鬱になっていた私の心をしかし、スペアリブ宝酒造が救ってくれた。大袈裟ではない。だからこそ今この文章を書いている。ありがとう二郎ありがとうスペアリブありがとう宝酒造

 人生はまだまだ知らないことばかり。絶望するにはまだ早い。

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12月になったら死にたいという気持ち匿名ダイアリーを開いたら、9月日記の下書きが出てきた。スペアリブを焼いた日、私幸せだったんだな。

2021-09-18

京都西側、予定になかった日の日記

起きたら11時25分で、そのまま布団で二時間ごろごろしていたら、かつてこの地で一緒に学生生活を送り、遠くに住んでる友達からLINEが来た。

しまむらオンラインと一部店舗で、ちいかわのピアス3組セットがゲリラ的に販売開始したらしい。

オンラインはすでに品切れ…ピアスをあつめていてちいかわが好きな友達はずいぶん悔しがっていた。

いま住んでる県内に「一部店舗」もないそうだが、調べてみたら、私は自宅から自転車で30分くらいのところに「一部店舗」があるらしいので、急遽出かけることにした。

いかわのピアス在庫確認に行く、予定にない一日がはじまった。

ごろごろ至上主義者なので、本来なら生まれるはずのなかった一日が生まれたのだ。

まず、半年ぶりに自転車に乗った。

しかしまたがった瞬間、前輪の空気が全ぬけしていることが発覚、慌てて家の斜め前の自転車屋さん(私の自転車故郷でもある)に空気を入れてもらう。

ここにこの自転車屋さんがなければ、はじまったばかりの私の一日は終了していただろう。

半年のらないと空気もぬけちゃいますよね」と言いながら、放置状態が長くて汚れていた私の自転車クリーナーで拭いてくれ、大変恐縮する。

出際には「気を付けていってらっしゃい」と言ってくれた。

予定になかった一日の、予定になかった言葉で、とてもうれしくなる。

縁あってここに住んではいるけれど、地元ってわけでもないので道がよくわからない。グーグルマップを頼りによろよろと自転車こいでいく。

ミリオンタウンという場所の、二階にしまむらがあるらしい。

行ったことがないところにグーグルマップ頼みで行くと、めちゃくちゃ唐突に着いた感じがすることがあるが、今回は最上位のそれ。

ほんとうに唐突についたので、友だちに「なんか着いた」と、ナガノ的な言い回しで到着を報告した。

ミリオンタウンのエスカレーター、びっくりするほど遅い。

普段地下鉄エスカレーターにばっかり乗っているので、その遅さに驚く。高齢者子どもがよく乗るからだろうか?

予定にない一日の、予定にないエスカレーターの遅さだ。

いかわのピアスは売り切れていた。ピアス売り場の広告の品のポップの下がごっそり空いていて、ああ、ここにちいかわがいたんだな…と感じられたけど、

念のため、モップ掛けをしている店員さんがいたのできいてみようと後をついていく。

しか彼女しまむら通路予測不能な経路設計で進んでいくのでなかなか追いつけず、期せずして謎のダンジョン感が出た。予定外のダンジョン

やっとおいついた店員さんに、申し訳なさそうに「ちいかわもうないんです」と言われ、友達に「ちいかわもうないんですって言われた」、とLINEで報告したら

「ちいかわもうないんです」とLINEで復唱された。

しかちょっとジワる言い回しだ。ちいかわもうないんです。

することもなくなったので、そのままイオンモール京都五条に行ってみた。ミリオンタウンのすぐそばにある。私は行ったことがなかった。

自転車をとめて入口に向かっていると、入口そばいきなりステーキがあるのが見えた。

まったく予想してなかったので、ちょっとはっとした。店名に恥じないいきなりステーキぶりだなと感心する。

中に入ったら今度はカルディがあった。今日は22時からオン飲みだからここでお酒を買って帰ろう。オリジナルチューハイがおいしいとちいかわの友達が前言っていた。

カルディの前には生ジューススタンドがあって、カラフルジュース広告キラキラしている。

これもいい、あとで買ってみようと思いつついったんスルー。なにも食べてないのでお腹がすいている、まずはごはん

3階のレストラン街で一番最初に目に入ったバ~ミヤンに入る。

大学生だったころ、一回だけ北大路ビブレのバ~ミヤンに行ったことがある。それ以来だ。

予定外のバ~ミヤン思い入れもなにもまったくなく、とてもすがすがしい。オーダーはタッチパネルで非対面ぶりが徹底されている。

かに玉とよだれ鶏小籠包ドリンクバーを頼んだ。

どれも、びっくりするほどおいしいわけでもなく、顔をしかめるほどまずいわけでもなく、とても安らいだ。

ドリンクバーオリジナルウーロン茶(冷)は、ちょっと茶葉を煮出しすぎたときのあの雑な渋みがあってとてもいい。

わたしはこの、煮出しすぎた茶の雑な渋みが好きなんだ…と気づかされて感慨深く、気持ちよくごくごく飲んだ。

予定外のいい発見があった。

食後には、凍頂ウーロン茶と仏手ウーロン茶を、それぞれポットでゆっくり飲む。

そんなことをしていたら、一階の生ジューススタンドのことがどうでもよくなってしまった。あるあるだ。

せっかくモールに来たんだしなとそのまま一周することにする。

イオンカードポイントが、専門店で買い物すると10倍とあるのにつられて、秋の靴下を6足買った。3足いくらのやつを二組。

鞄屋さんで、地元にいる母が好きそうだなと思いながら赤い革の鞄を眺めていたら、控えめに「あててみてくださいね」と店員さんが言ってすぐ離れていく。

コロナシフトという感じ。

モールキラキラしてるし、靴下も買えたし、ひとりでに「たのし~」と口から出てきた。予定にないことはなんでも楽しい

京都田舎だけど地元もっともっと田舎で、イオンモールもっと身近だった。どこのイオンモール構造は同じ、期せずして故郷を感じる。

母と二人で行くと、思わずきゃっきゃとしてしまって楽しいんだよな。ゆっくりお母さんに会いたいなあ、などとしみじみ思う。

実家から離れて暮らす多くの人たちが、そんな気持ちでいる連休なんじゃないだろうか。

ジュースはどうでもよくなったけど、カルディには寄った。

レモンお酒と、白ワインサングリアを買うつもりで並んでいたら、5倍希釈レモネードのもとが並んでるのをみつけて、ついついそれも買ってしまう。

この前NHKの「ストーリーズ 事件の涙」で、バス停にいた路上生活者女性が急襲されて亡くなった事件を扱っていた。

そのとき生前、すでに路上生活者となっていた彼女大林さんが、ショッピングモールエスカレーターそばキャリーバッグを持ってうなだれている写真が出てきた。

今日とても楽しかたから、帰る前に振り返ってもういちどモールの中を眺めていたら、頭にその写真が浮かんできた。

彼女は私だと思う女性はたくさんいて、私もやっぱりその一人だ。

今は買い物をしている側だけど、結婚仕事もしているけど、それで安定しているというわけでもない。

家も会社も、いつどうなったっておかしくないと思う。

大林さん、何かひとつボタンを掛け違えていた自分なんだ、あるいはこの先の自分なのかもしれないな、そういうことを思いながら自電車を漕いで帰路に就く。

もう夕方になっていた。

古い美容室の前を通りかかったら、女性のお客さんが出てきて、そのあと店内の明かりのトーンが少し下がった。

ああ彼女最後のお客さんだ、髪色が明るく、ぱりっとしたパーマがかかったご婦人彼女リニューアルした髪の毛を、美容師以外で最初に見た他人は私だ。

彼女大事な人でもなく、ほんの通りすがりの私だ。

これも、ほんとうならなかったはずの今日の、全然予定にないことでちょっとうれしい。

わたしなんかでよかったのかなあと思いながら、似合ってますよと心の中でいって自転車をこぎ続ける。

ガソリンスタンドの前を通りかかる。私が通ろうとしているので、スタンドから出ていこうとする車を、店員さんが手で制している。

今日私がちいかわ探しにいかなかったら、この車はここをすんなり出て行ったんだろうなと思いながら、店員と車に会釈をして通り過ぎた。

ガイドブックにも載ってない、小さな神社の舞殿が、橙色の献灯で照らされいて美しい。

いつも電車の中から裏側を見ている整骨院の、表側を通り過ぎて行く。

「○○施術院」とだけ看板の出ている普通の民家、「どんな施術を…」と、なぜかちょっとエロい妄想をしてしまう。

空気を入れてもらった自転車屋はまだあいていて、お礼が一言いいたかったけど、店員さんは奥にいたから声をかけるのはやめて通り過ぎた。

そうして家に帰って自転車しまい、買ってきた酒とレモネードのもとは冷蔵庫しまい、匿名日記を書いて、書き終わった。

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