はてなキーワード: 正攻法とは
Windowsの標準ニュースアプリのヤバさ
anond:20211110184109
うん、そうだ、いいところに気づいてくれた。
ただ、そもそもの問題は、ニュースアプリではなく、アプリが表示しているニュース供給元のmsnニュースやBingにある。
https://www.msn.com/ja-jp/news/
msnはInternet Explorer登場初期から運営されているマイクロソフト版Yahooにあたるポータルサイトだが、現状ではほぼニュースサイトとしてしか機能していない。
もともとmsn立ち上げ時からmsnニュースの編集部は産経などマスメディアから天下りしてきたような外人部隊による編集であまりモラルも質がいいとは言えなかったのだが、現在は機械学習をベースとしたエンジンで動作しているようだ。
"新聞社が作るニュースサイト"という葛藤 - MSN産経ニュース編集長に訊く (1) | TECH+
https://news.mynavi.jp/article/20071121-sankei/
矢口真里さんがMSN特命編集長に就任、Twitterで「特ダネ」投稿キャンペーン - BCN+R
https://www.bcnretail.com/news/detail/100915_18147.html
MicrosoftがAI編集者を“雇用”、MSNニュースの編集スタッフ数十人は契約終了へ【やじうまWatch】 - INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1255985.html
広告やフィッシングの問題に関してはBingとその広告エンジンに問題がある。そして、日本語版Bingは米国と比べて機能は少ないし、検索結果の品質も酷い。
とはいえ、それが放置されている最大の原因は、すでに多数指摘されているように「だれも読まない・使わない」「使っているのは情弱だけ」だからだろう。
そして、それを運営している日本マイクロソフトにしても、これらのサービスを提供する動機が、Windowsの機能として米国で提供しているものはカウンターパートとして日本でも用意しなくてはならない、という義務的なものであるからと考えられる。必然的に意識は低くなるわけだ。そもそも、米国本社はともかく、日本マイクロソフトでAppleやGoogleを吹っ飛ばしてやろうと質を向上させるような高い目的意識や技量・発言力を持っている人材はそう多くない(いないとは言わないが)。
というと、この増田のように周りから油を注いで燃やしていくのもアリではあるのだが(じゃんじゃんやってほしい)、マイクロソフトの場合、実は正面から指摘・報告するためのフィードバック窓口がほとんどの場所に用意されているので、気づいたら片っ端から報告していくのが本来の正攻法となる。
Windows10以降には諸問題を報告するための「フィードバックHub」アプリが同梱されており、ほとんどの標準アプリにフィードバック送信ボタンが用意されている。
ニュースアプリの場合は、左側のハンバーガーメニューの下にある😀のボタンがフィードバックボタンになっている。
ここをクリックすると、フィードバックHubが立ち上がり、自動的にニュースアプリの既存のフィードバック一覧画面になるので(もしかすると初回は規約の承認画面かなにか出るかもしれない)、右上の[+フィードバックを送る]ボタンを押下すれば、入力画面になる。
あとは、問題を報告するだけだ。
報告内容は機械翻訳されて米国本社でまとめられるので、日本語でいいのだが、一文一文は短く、平易な日本語で書くことを心がけてほしい。
また、ついカッとなって「フィードバックの要約」に罵倒や見下すような乱文を書くのはご法度だ。
正直、使い勝手は良くないが、問題を報告し、賛成票を投じ、マイクロソフトに対して問題をエスカレーションできるシステムが用意されていることを知ってほしい。
なんなら、送信したフィードバックのリンクを共有してSNSなどで組織票を集めることもできる(これも使いにくいが…)。
ただし、注意すべきなのは、このフィードバックHubは、「一般ユーザー」と「Windows Insidersユーザー」では、データベースが分離されているという点だ。それぞれのユーザーからは自分たちが属している集団のフィードバックしか見ることができない。
msnニュースやBingにも直接フィードバックを送信するフォームが用意されている。
https://www.msn.com/ja-jp/news/
https://www.bing.com/search?q=test&pq=
それぞれ右下フッター辺りにリンクがあるので、おかしなニュース記事や検索結果に遭遇したら報告してほしい。
Edgeにも…メニューの中にフィードバック機能がある。EdgeのフィードバックはフィードバックHubではなくEdgeから送信した方がEdgeチームに直接届くそうだ。
最近は、新しく「フィードバック ポータル」というサイトも用意された、製品ごとにフィードバックをWebから送信できる。Edgeから送信したフィードバックもここから状況を閲覧できるようになった。
Feedback · Community
https://feedbackportal.microsoft.com/feedback
Windows Insidersなどマイクロソフトのフィードバックコミュニティーに参加していると、マイクロソフト社員から頻繁に口に上るのが「日本人はフィードバックが極端に少ない」という点だ。(あと、「ポジティブなフィードバックがほとんど無い」)
この世界は声が大きいものほど有利に動くようにできている。シャイで発言しない日本人は損をしてばかりなのだ。
「こんな当たり前のことわかってるだろ?」というレベルのことが当事者や責任者には全く伝わっていないことがままある。あなたが声を上げなければ世界は何も変わらない。
正攻法では人気が出ないから、禁止されてる18禁絵をあげてでも注目されたいんやろうな。
あるいはもともとアングラでやっててそういうユーザーを捕まえたいか。
おそらく、サイゲのゆるふわっとしたガイドラインの意味がよくわかってないんだと思う。
KusotaroSmile
という絵師さんがいるのだが、ものすごい勢いでウマ娘のエロ絵をPixivに投稿している。
しかも普通にレベルが高い。よくよく見てみたら日本人ではない。
※一般的な意味でのえっちな絵は載せてないので安心してご覧ください。
◆人類には早すぎた
https://www.pixiv.net/artworks/94061056
◆ライスシャワーになんてひどいことを
https://www.pixiv.net/artworks/94048470
私の作品の表現にR-18的な要素(性的表現やグロテスク)が含まれていない場合もありますが、私の作品は18歳未満に対する閲覧を認めておりませんので
◆第三の目が開ける奴
結局これは「選挙なんてどこにいれても一緒」って言ってる人と同じよね?それがどういう意味か理解しているだけマシとは思う。
完全におれが思うだけの話なんだが、おれは上に書いた「どこにいれても一緒」みたいな主張をする人間が嫌いだ。
他にもあるな「こんな勉強将来なんの役に立つの?」とかが代表例だ。いろんなことでこういう主張するやつはいるな。
これ系の主張の根本理由は「ただ自分が嫌なだけ」だ。それに対してもっともらしい理屈をつけているだけ。こういう理屈をこねる人間が基本的に嫌い。
増田もそう。長々と書いているが、要約すると「選挙なんて行くだけ面倒。それくらいなら自分の体力回復につとめたい」ってことだ。
そうだと言うことをはっきり言えてる分まだ好感はもてるが、最初の方に書いてある、そうは思っても不満を持ったりはするって主張。それはやっぱおかしい。期待してないし精神的なマイナスは被りたくないから選挙には行かないというなら、不満も飲み込んどくべきだとは思うな。
こういうタイプのひとを、選挙に行きたくさせる方法なんてのは正攻法じゃむりだと思う。
ほんとに数票の差で当落が分かれるようなこともあるんだけど、それを言ったところで、じゃぁ今回そうなるとは限らないし、そもそも政治に期待してないんだから誰に投票したいもなにもないわけだしな。
こういう政治に対する無気力者は、もうそれはそれでしゃーないと思うわ。どうせ「期待しなくなったのは、そうさせた政治のせい」って主張にずっとしがみつくだろうし。
別にその主張は否定しないし、間違ってるわけでもないだろう。それでもおれは自分が生まれてからいまも生きてこれてるのは国があるからだもんなって思うし、その恩恵も少なからず受けてもいるって思う。みんな、病院に一度は世話になってるだろ?国民皆保険の恩恵は被ってるわな。教育や食べ物、交通、なんだっていいけど国が整えてくれた環境のなかで生きてきたわけだ。なら、選挙くらいは行くべきだって、おれは単にそう思う。
だからおれには増田の主張は、ただ拗ねて駄々こねてるように見えちまうんよな「期待したって無駄だもぉん。いーやーだー」みたいな。
とは言え、上にも書いたが別に否定はしないし、まったくわからんとも言わん。だから好きにすりゃええんじゃないかな。駄々っ子なんぞどうでもいい。
フェミによる戸定梨香の言論弾圧が盛り上がっているが、本筋とは無関係な山田太郎議員・荻野稔議員らと統一教会との繋がりについて問い詰める輩が相次いでいる。
しかしこれに対し、多くの我々の仲間から擁護の声が上がっている
@omanuke omanuke / 統一教会とかどっから出てきたんだ。ていうか必死だな感
@ishtarist 馬の眼ウマの顔@「アキエゲート」執筆中 / むしろ、全国フェミニスト議連の主張の方が統一教会と親和性高いんだけど、なぜそれがわからないのかといえば、雑に「バックラッシュ」って括るからだろw
@homu17162033 ほむさん(とある議員様に迷惑をおかけしました) / まず統一教会が関わってるって言う話しがほぼ都市伝説なんだよ
@kaerujp0014 例のアレ / この運動に大々的に反対しているのが女性より男性、しかも漫画家やラノベ作家みたいな"オタク側クリエイター"みたいな人が多い気がする。さらに唐突に統一教会ネタみたいな陰謀論めいた話まで持ち出して。
@losusu ろすす / フェミ議連擁護の人たち、さすがに正攻法では分が悪すぎると気づいたのか、統一教会がどうこうとかナンタラアノンみたいなこと言い出したので、「もういい、もう休め…」みたいな顔になってる。
@4mainislands 追いかけ亭雪国 / そこまでくるともうやばい。結局戸定さんの仕事は保留という形で、いつ契約が破棄されてもおかしくないフェーズには入ってるので、一人の人の仕事をこういう事で奪ってしまったという部分は反省してほしいけど、無理やろなあ
@IsidaIori 石田伊織 / 統一教会は漫画やアニメの性表現の禁止を訴えてるんだけど、フェミ議連の性表現禁止と全く同じなんだよね。今のフェミニズムは統一教会に乗っ取られてると思われる。
仮に統一教会が関係あったとして、安倍前首相もトランプ前大統領もイベントに顔を出すイベントに出て、何が問題なのか。ソースも提示できず、自分たちの都合のいい解釈で統一教会への誹謗中傷まで始めるのだから、もう救えない。一生黙っててほしい
だがフェミは能無しの思考停止だからそれすらも分からない。山田議員はフェミニスト規制法案、もしくは人権剥奪法案でも提案すべきなのではないかと思う
年明けというのはひとまずワクチンが国民全員に行き渡ったであろう時期を見越して。
そうなると、ワクチンを接種していない人は、自分の意思でしていない人ということになる。
そんな人達のために、これからも税金で治療費を払い続けるのは絶対に嫌だ。
今でさえ、自分が感染したくない気持ち以上に感染を広げないために様々な対策を続けている。
ワクチンだってなかなか自分の年齢層まで順番が回ってこなかったが、ずるもしないで正攻法で最短で予約をした。
それなのにワクチンを打たないとか、生活を変えないとか言っている人間が、重篤化して医療を圧迫しているだなんて、福祉のフリーライダーも甚だしい。
全部皆さんの税金ですよ。腹が立ちませんか?
とりあえず国民全員にワクチンを接種するチャンスが一回りしたら、その後の治療費は有料にすべきです。
打たない自由は侵害しないから、その代わり治療費くらい自分で出しなさいよということです。
ワクチンパスポートなんていらないから、感染したい人はすればいい。
アホな人間を無理やり接種しなさいと説得するより、もうこれでよくない?
寝取られ物を見ると、
「自分よりも性的な魅力で勝っている相手に正攻法で寝取られる」
「心の隙間につけこまれてやや強引に関係を持つことになったものの、主人公よりも経験豊富な間男の振る舞いにヒロインがほだされてしまう」
本当にこうなった人っておるんやろか……ってなる。
「自分よりも性的な魅力で勝っている相手に正攻法で寝取られる」とか、「心の隙間につけこまれてやや強引に関係を持つことになったものの、主人公よりも経験豊富な間男の振る舞いにヒロインがほだされてしまう」とか、「クズ男の善良な外面にまんまと騙されてヒロインが食われてしまう」とか、そういうのが好き。
キリスト教は良い。なんと言っても「神がマリアを寝取った」うえに、処女受胎という告知を「わざわざ大天使まで」使って本人は出向かずに、神は「その責任すら取らずに」結婚を継続させて、しかも「ヨセフは自覚した上でイエスを育てた」という NTR を人類は信じている姿は本当に尊い。ニーチェは「神は死んだ」と NTR を嫉妬したのもわかるし、ヒトラーが NTR を再現するために第三帝国を作ろうとしたのも納得だ。そりゃ、ルシファーが堕天したのも NTR が嫌いな人がいるから仕方なし、って思うとキリスト教が好きになるだろ。入信はしないだろうが。
寝取られ好きなんだけど、エロ同人でよくある催眠とか脅迫での寝取られはそれほどでもないんだよなー。読むけど。
「自分よりも性的な魅力で勝っている相手に正攻法で寝取られる」とか、「心の隙間につけこまれてやや強引に関係を持つことになったものの、主人公よりも経験豊富な間男の振る舞いにヒロインがほだされてしまう」とか、「クズ男の善良な外面にまんまと騙されてヒロインが食われてしまう」とか、そういうのが好き。
ヒロインが浮気だとか、肉欲に流されるのを自己正当化している姿に興奮する。
しかし、もう一歩進んだ自己分析をするに、これって自分の性的なコンプレックスつうか、男性としての自信のなさとか、「自分のことを貞淑だとか善良だとか思っている女も一皮剥いたらただのメスだぜ」的なミソジニーから来る趣味だよなと。
そう考えると、「俺って醜いな」とつくづく感じてしまう。
普段そういう気持ちをおくびにも出さずに、セクハラだとか、男女差別の話題での、インセルたちのどうしようもない発言に顔をしかめているのにさ。別にその気持ちも嘘ってわけではないんだけど、俺だってそいつらと本性は五十歩百歩なんだ。
あーあ。
いまいちだよね。
対戦チームは、ほかのスポーツから転向してきた選手がそのスポーツのテクニックをバレーに活かすとか、異常に身体能力の高いアタッカーいてそいつに全部ボールを集めるチームとか、変則的なチームばかりでそれをいかに攻略するかって展開だけど、決勝のチームは奇策は使わずに王道のバレーをやって強いってやつ。
アイシールドも、たしか全国一をきめる試合は、全部のポジションの能力が高いってチームだったし。
はじめの一歩のリカルドマルチネスも、なにか特徴的な能力があるってわけじゃなくてただの完璧超人だし。
まあそのほうがラスボス感はでるけど、試合が始まると「絶望的な差があるようだけど、主人公チーム、わりと戦えてるじゃん」って肩透かしになる。
白饅頭氏のnoteを読んで感慨深くなり勢いでツイートしてしまったので深掘り
https://note.com/terrakei07/n/n0024690e307c
助けられなかった友達……。10年近く音信不通の後に帰って来たことがあった。「助けてくれようとしたのはわかったけど、惨めな姿をお前らに見せたくなかった。でも、あの励ましがあったからみんなから逃げた後に気持ちを入れ替えることが出来た」と
ヌルいMMOのほうが女性PLが多いという話しだったし、有名な「FFは遊びじゃない」発言の出る前だったと思うけどUOやFFは殺伐としすぎていてついていけないと思ったので。ぬるオンライン(仮)を始めた。
初めてしばらくはギルドを渡り歩いたりでプラプラして、後にPSOから落ち延びてきた面子を中心としたギルドに入った。そこに、ぐだ男とするか、がいた。ぐだ男は高校生の頃からPSOをやっていたらしくみんなにかわいがられていた。
ウェイなギルドで最盛期には50人(女性約30%)くらいになったのかな。やたらオフ会が多く、飲み会、カラオケはしょっちゅうで、ギルド内でバンド始めた奴らのヘタクソなライブを見に行ったりもしたし、フットサルとかもした。俺も社会人になってからこういう集まりは貴重だと思って良く参加していた。アルファードを買ったアルファオス、アルファ氏に便乗して平日でも関西の徹カラに出かけたりした。もちろん、全く出てこない人もいた。
今で言えば縦の旅になった。パーティーリーダー勢は、アルファ氏はもちろん、本職税理士のギルマス、俺もそうだけど金に余裕があって彼女がいる独身男性、もしくはガチゲーマー男性。女性陣は絶対にリーダーシップは取らないけど半分は中二病、イラスト描けたり声優志望だったり。販売やコールセンター勤務、あとはシンママも。ポスドク東大女子とかもいた。
やがて、ちゃんと定職がある男性と、働いていたり無職だったりの女性ギルメンがくっついたりするようになった。俺らのモテ指導の成果だと楽しかった。
で、問題になったのがパッとしない男性陣である。バイト生活だったり、底辺大学を退学になりそうだったり、そもそも高卒無職だったり。資格試験を勧めたり、就職先を斡旋したりもした。ここで壁にぶつかったのである。パッとしない勢は能力が低いのである。
ぐだ男もその一人で、そして強権的な父が進路を勝手に決める系の毒親家庭環境だった。バイトは家門の恥と言われて三流大は出たものの無職だった。そこまで息子の進路に介入するなら、仕事斡旋しろよとか、もう解放してやれとかギルマスとアルファが説得に出向いたこともある。
さて、正攻法で就職させようと言うことで資格試験の勉強をさせた。手始めに基本情報技術者試験資格、俺らはまがりなりにも全員パソコン大先生なわけで、教科書3冊買って3日で1冊、計9日集中して勉強すれば大丈夫だろうと踏んだ。
一日12時間 × 9日 = 108時間と言うことだ。長めのRPG一本分だ。
しかし、ぐだ男はどんなにつついても一日30分も勉強できなかった。それじゃ、216日かかる。忘れるしサボる日も入れると一年かけても基本情報取れないだろう。ゲームなら一日12時間できるのにだ。
が、よく考えたらパーティーリーダー勢は同じゲームを遊ぶにしても、ギルドの運営に奔走し、攻略情報を集めたりしているのに、ぐだ男は指事に従ってついてくるだけの奴だったのだ。
どうにか俺らにできたのはぐだ男の親を説得して、ぐだ男に運転免許を取らせたことくらいだった。
そうこうしているうちに年月は経ち、ギルマスは当時ゲーム外で付き合っていた彼女と結婚してギルドにはあまり顔を出さなくなった。
と同時に空前の結婚ブームが巻き起こり、5~6カップルが爆誕して披露宴企画が忙しくてぐだ男にはあまり構ってられなくなった。俺もギルドメンバーと結婚した。前の彼女と別れた顛末は俺を十分女嫌いにさせるものであったがそれは別の話しだ。
それはさておき、ぐだ男は誰の結婚式にも来なかった。
その頃には、ぬるオンラインも完全にマンネリ化していてゲームはしないで、SSやイラストを交換しボイスドラマを作ったりと課外活動中心のギルドになった。マビノギやアラドに乗り換えた奴もいれば、スパロボしか遊ばなくなった奴もいる。
ぐだ男は俺たちの前から消えていた。
ネトゲの人間関係は薄いと言うけどそれからもしばらくは関係は続いた。mixiにログインしなくなってからはだいぶ消えたけど。ツイッターに乗り換えたときについてきた面子とはまだつながっているし、産まれた子供同士を遊ばせたりもしている。
今から5年ほど前だったと思う。当時はそれなりにモテていたが今では低収入過ぎて婚期を逃した奴を交えてオフ会をしていたらぐだ男の話になった。
「あ、俺まだぐだ男とlineつながっているよ。あいつはもうお前らには会いたくないって、でも一応毎日働いているし家も出たみたい。『助けてくれようとしたのはわかったけど、惨めな姿をお前らに見せたくなかった。でも、あの励ましがあったからみんなから逃げた後に気持ちを入れ替えることが出来た』だってさ」
少し酒がうまく感じた。
おまけ
学生時代まで巻き戻すと、
助けようとしてみんなで世話を焼いたけど後足で砂をかけて愛想を尽かされた奴とか
いっぱいいるけど彼らはそれなりに居場所を見つけてそれなりにやっているようだ。
俺が代わりに卒論を書いてやったのに教授発表会の前に逃亡した先輩なんか今では医者だ。
おまけ2
ギルドでダンナや彼氏について愚痴を通り越して悪し様に言っている女はヤバい。姫である自分を快適にさせてくれないダンナや彼氏をなぜか見下す存在ばかりだった。
ここ1ヶ月、図らずも『結婚』について考えることがとても多かった。
本当に偶然色々なところから結婚とかそれに関係するものを見せつけられたというか、「目を逸らすな」と言われている気がした。今までも度々結婚に関して否定的なことも確かに書いてきたけど、手放しに「結婚なんてクソだ、絶対したくない」と思っているわけではない。
ただあまりにも「結婚=幸せ」の価値観を、全くの思考停止で受け入れている人間が多すぎることに辟易としていることは事実。それへのアンチテーゼというか、警鐘というわけではないけど「あんたらそれちゃんと考えて言ってんの?」と言いたかっただけ。
結婚にはメリットもデメリットもあると思う。今の自分にとってはデメリットの方が大きいような気がする、というだけで否定的なこともつらつら発信してきたのもまた事実なので、しっかり言語化して考えないとな、と思った次第であります。
まあメリットデメリットと言ってもそれらは結局表裏一体で、扱う人間やタイミングによって良くも悪くも簡単に変わってしまうもの。まずその良し悪しは考えずフラットに、恋愛から結婚に変わることによる影響を挙げてみる。
…あれ、こんだけ?って感じだけど、マジでこんだけ。この二項の中に色々な面が潜んでて複雑に入り組んでいるだけだと思う。
強いて言えば、⑶ 社会的立場の構築 ってのも追加できるけれど、自分にとってそれは全くメリットでもデメリットでもなければ、何かアクションを起こすに当たって原動力になるものではない。一緒にいることの周囲への説明が楽になるぐらい?
結果としてついてくる分には勝手にしろって感じだけど、社会的立場のために何かをしたりしなかったり、という判断はしない。それは結婚云々に限らず。
てことで⑴⑵について順番に書いていくけど、既に長丁場になりそうな予感がプンプンする。
それによって生まれるのは①安心感と②義務感。この時点でも善玉と悪玉に分かれてそうだけど、実はもう一つ階層がある。
①安心感
安心感がもたらすのは、文字通り “不安が取り除かれた心地よさ” ともう一つ、あらゆる人間関係において最大の敵 “馴れ合い” だ。
文字通りの意味については書くまでもないけど、やっぱり本能的に人間が自分以外の人間に求めるものってこれしかない。「愛されている」っていう実感が欲しいし、そこからの変化が一番恐ろしいものだと感じる。
つまり愛し愛されていると思っていた人が目の前から消えてしまう、という最も恐るべき状況に陥るリスクを最小化してくれる正攻法として、婚姻届という書類を提出して認められる結婚という契約が、最も手っ取り早くて一般的な手段であるということ。それによってお互いがある程度心地よく生活できるし、信頼にも繋がってくる。するとパートナーにも自由を与えることが容易になる。
それが一つ。厄介なのはもう一つの馴れ合いというやつで、先述の通り男女中に限らずあらゆる人間関係において最も脅威になるのがこいつ。
これは交際前と交際後という比較的浅い次元の関係性の変化でも猛威を振るう。「付き合ってから冷たくなった」だとか「もっと誠実だと思ってた」だとか、こういった類のパートナーに対する愚痴って全て馴れ合いから来ていると思うのだ。それは言う側も言われる側も同じこと。
言われる側からすえば、付き合う前だったら「この人に好かれたい、嫌われたくない」という一心でどんなことでもできてしまう。親切にするし、優しく受け答えするし、浮気な様子は見せない。けれど付き合い始めて「この人は自分が好きだ」と認識できた途端、「これぐらいいいだろう、許してくれる」という感情が生まれて、それまでとは違った対応や行いをしてしまうようになる。
言う側からすれば、付き合う前であれば「自分はこの人の何でもないし、相手にされなくて当然」という謙虚な気持ちでいられるのに、付き合い始めると「自分はこの人に大切にされて当然、自分のために動いてくれて当然」という傲慢さが顔を出して自分の勝手な期待を相手に押し付けて、それが叶わないと裏切られたような感覚になる。だから上記のような愚痴をこぼす。
言う側と言われる側は固定された立場ではなくて、どちらともがどちら側にもなりうる。こうしてすれ違って、ある日プツンと切れて、もうバイバイ。これがよくあるカップルの破局パターンなんじゃないかと思う。し、自分もこれまでほとんどそうだったような気がする。
浮気、冷たい、優しくない、好きじゃない、…どこにでもありふれた別れの真因としてこの馴れ合いがある。
人と人との関係を良好に保つには、「それぞれの人間だ」と認識できるほどの距離感が常に必要だ。
付き合う前のような「好かれたい」「嫌われたくない」というある種の緊張感が、その最たるものだということ。それがあるからこそ気遣いや思いやりが生まれるし、欠けてしまったところも受け取る側がカバーできる。
交際前から後への距離感の変化を乗り越えられたとしても、結婚前と後ではまた違ってくる可能性は大いにある。それは交際という口約束とは異なり、婚約というものが法的拘束力を持つからだ。
これが安心感がもたらす負の側面。乗り越えるには所謂「親しき仲にも礼儀あり」という先人の智慧を、片時も忘れないよう脳裏に焼き付けておくこと。しかない。
②義務感
さっきの安心感に比べればこちらはシンプルなもので、「この人を幸せにしなければならない」とより強く思うことができれば、そのおかげで仕事のモチベーション向上に繋がる良い面がある。
その代わりに、義務感という言葉に強制的な印象を持ってしまうと一気に嫌悪感を覚えてしまうことが大いにある。
人間は何でも強制されるものが嫌いだ。「好きだった物事も、強制されると嫌になる」なんてのは世の中にありふれた陳腐な言葉だが、それだけ多くの人に当てはまってしまう内容でもあるということだ。
できちゃった婚、なんてのが存在することからも分かるように、一般的に真っ当に子どもを育てようとしたらその両親は夫婦であることが望ましい。
とされている、と言った方が正しいのかもしれないけど。
まあともかく、「子ども作るなら結婚するでしょ」「子どもできたなら結婚するでしょ」という発想が当然という世の中であるということ。それが⑵の文意だから、必然的にここで議論を進めるのは、子どもを作る・子どもがいることによるメリットデメリットになる。
子どもが家庭の中で担う役割はやはり二つあると思っていて、一つは①家族の一員としての役割、もう一つは②夫婦の間に生まれた子どもとしての役割、というこの二つ。
これはやはり一般的に幸せとされていること。「家庭を持つことが全人類の夢」とでも言わんばかりの勢いで押し付けられがちな価値観だけど、確かにそれも一理ある。
正常に機能している家族であれば、そこに帰属する幾人かの繋がりはとても強くて、無条件に愛し愛され、外敵からの攻撃から守ってくれる居場所になるはずだ。そこに血縁関係が有るか無いかなんてそこまで重要な問題ではないとも思う。これが家族であることの幸せ。
ただ、現実問題そのように理想的に機能している家族は少ない。と思う。そんなことないのか?いや、きっとそうだと思う。そうだと思いたい。良いな、と思う家族は知り合いの中でも一握りだし、実際SNSなんかでも家族に対する愚痴ばかり流れてくる世界。
そして自分が育った環境もあまり良いものとは言えなかった。育児放棄だったりアルコール中毒者による虐待だったり、そんなような何か明らかに大きな問題を抱えていた訳ではないけれど、家族であることの決定的な意義でとなる、愛されているという実感や安心感、自己肯定感を育む教育、そんなものを一切享受することはできなかった。
それに、世間一般の家族における父親に対する風当たりというのは、相当に強いものがある。自分も父親が大嫌いだし、母も姉も、だ。家族から愛されている父親なんてパーセンテージでみたらほんのわずかだろう。
ほとんどの家族で見られる構図として、まず夫婦仲は良くない。子どもたちはずっと面倒を見てくれている母の味方につき、母を攻撃する存在である父を敵とみなす。ありふれた構図だ。
それだけならまだいいのだが、何故か、いくら育児に協力的であっても、家事をこなしていても、父親というものは基本的に孤立するようにできているらしい。悲しい習性だけど。
世の母親が「腹を痛めて子どもを産んでよかった」と答えるのは、そういうことだと思う。そこに綺麗なものは何もない。
もし自分が父親になったら、と考える。先述のように「愛されたい」という欲求を家庭で満たされることなく育ったがため、自分はこうも恋愛依存的になってしまったのだと確信している。他にその欲求をぶつける対象として友人や集団帰属などの手もあったにはあったんだろうが、自分にはそのどちらも受け入れられなかった。
まあともかくそうやって、ようやく見つけた「自分を愛してくれる人、肯定してくれる人、守ってくれる人」と結婚したとして、その人との間に子どもができれば、それがまた全て奪われて無に帰してしまう。
子どもにとっては母である自分のパートナーを奪われ、挙句の果てに家庭という場所から孤立する。そうなるとまた生まれ育った悪夢のような家族に逆戻りだ。それを恐れている。
「子は鎹」という言葉がある。
こんなクソみたいな言葉はこの世にないってぐらいクソみたいな言葉だと思う。鎹がなければ離れてしまうような関係の人間と一緒に過ごさざるを得ない上に、それに子どもを付き合わせるなんて最悪だ。
けれど皮肉なことに、その離れる原因はほとんどが子どもだったりもする。
子どもができることによって夫婦の関係は父母という関係にもなって、彼氏と彼女、夫と妻、という1:1の関係性ではなくなる。その変化の中で上手く2人の間を擦り寄せていかないと、育児や教育や家計の問題でやっかみ合うようになり、関係は悪化する一方だ。そうして子どもが原因で離れていった2人を、繋ぎ止めるのもまた子どもなのである。
…とまあ、長々と書いたけど今の自分で考えが及ぶ範囲はこれぐらいだ。
あとはもっと歳をとったり、独り身になったり、自分が結婚してみたりして見えてくるものもあるのだろうなとも思う。それはその時にならないとわからないし、とにかく今はこう考えている。
という記録。