はてなキーワード: 黄禍論とは
この概念の形が定まったのはいつ頃のどんな作品群によってなのか
世界征服を目的とした組織で自分がまず最初に思いついたのは仮面ライダーのショッカーだな
こういうときニコニコ大百科にだいたい独自研究がまとまっているから助かる
おっと、仮面ライダーとサイボーグ009のどちらも石ノ森章太郎の作品じゃないか
じゃあ「石ノ森章太郎の作風に影響を与えたものは何か?」のような路線で掘っていけば何か見つかるかもしれないな
ファンタスティック・フォーに登場するヴィランのドクター・ドゥームも世界征服を目的として掲げている?
ドクター・ドゥームの方が早いが……
ファンタスティック・フォーを読んだことないんだよな
判断できない
しかし興味深いな
確かドクター・ドゥームってのは何かの組織の首領みたいな感じではないんだったか
ヴィラン個人で掲げる世界征服と悪の組織として掲げる世界征服という違いがあるのだなあ
サイボーグ009(というか石ノ森章太郎)が影響を受けている可能性がある作品として007シリーズがあるか
いるわ
スペクターですね
さて、これの初出は?
なんかこの時代らへんって世界征服をもくろむキャラクターが登場する有名作品が沢山誕生しているんだな……
冷戦下のスパイ小説とかが世界征服をもくろむ悪人キャラクターの源流なのかしら
ナチスの崩壊の1945年あたりまで遡れるかも、という勘がある
当時の人にとって「世界征服」はフィクションではなくREALに起こりうる危機という感覚があったのかしら
核戦争による終末はREALの感覚があったかもしれないけれど世界征服はREALだったのかNOT REALだったのか
こういう「当時の人がどのような意識でこれを読んでいたか」という肌感覚を知ることができたらなあ
石ノ森章太郎の自伝だかルーツをたどるみたいな本は予想通りあるみたいだな
国会図書館デジタルコレクションで「世界征服」で検索するとだいたい1890年~くらいの資料が見つかる
けれどモンゴル帝国の世界征服だったりナポレオンの世界征服だったりどこぞの国が世界征服をもくろんでいるので我が国も富国していこう(←これ正しく読めてないかも)みたいな文脈での用例になる
あー、「世界征服という単語がREALからフィクションでの出来事となったのはいつか?」というテーマにもできるのか
横道にそれた話→現実の話で「世界征服」と言ったとき、「世界」が「地球全土」とか「地球上に存在するすべての地域」とかを意味していない場合がある
石ノ森章太郎はSFの人だから海外SF小説に源流を探しに行くのも面白そうだ
宇宙人による地球侵略も隣接ジャンルだけれど……探す範囲が広範になってしまうな
エンタメとしてフィクションの題材に用いられるような類の陰謀論ネタで歴史が古いモノが何かないか一応見ておくか
ある程度調べたら日記にまとめるか
一旦ここまで
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読む
http://b.hatena.ne.jp/entry/bunshun.jp/articles/-/5906
をみて、知ってほしいことがあったのを思い出したので、それを書こうと思う
自殺した遺体を見つけようと富士の樹海にいった外人youtuberが炎上したころあるけど覚えてる?
あいつはわかりやすいジョックス階級で右翼だと思うけどさ、そういう連中だけじゃないんだよね
リベラルエリートが社会的正義という錦の旗を掲げて行う、なげきいじり芸があるのよ
何でもそうだけど、他人を評価すると「お前はどうなんだ!」とかカウンターをくらうでしょ?
だから「私は紹介をしているだけ」というテクニックで責任を外部化するのよ
報道の三店法みたいなかんじ
マックの女子高生論法がもてはやされるのって、ツッコまれた時に逃げることができるからだよね
知り合いでもないからそいつを連れてこいといわれても逃げることができる
redditとかimgur見てる人ならわかると思うんだけど、奇妙なJAPANは欧米で需要あるんだよね。
そして奇妙な部分を楽しむだけ楽しんで上から目線で「日本は変わらないでね」という意味でNever change Japanっていうのが決まり文句なんだよ。よく見る文言なんだよこれ。
自分から奇妙な部分を見に行っといて、JAPANはなんでいつも奇妙なんだ?とかまじめに議論してて
まさにそれが欧米の奇妙な行動なんだけど、連中はマジでやってるわけ。
色眼鏡って便利な言葉があるけど、連中はそれをまじめにやるわけよ
東京のメディアが大阪特集するときにわざわざ道頓堀でパーマな虎柄のおばちゃんを好んで取り上げるのと似てる
エコーチェンバーなんて言葉があるけど、自分からそれ見に行ってるだけでしょって話なんだよね
参考資料
http://blogos.com/article/252158/
日本ってちょうどいいのよ
途上国でこれやったら炎上するけど、連中のなかにあるコンプレックスがこの嘆き芸をやる正当性を強化してるのよ
あのね、意外かもしれないけど、欧米人ってアジアにコンプレックスあんのよ。英語よめるならむこうの掲示板みればわかるよ
正確に言うと脅威に感じてるっていうのかな。アジア人って頭いいからさ。黄禍論みたいなかんじだよね。
そんでそのなかでいじっていい候補がJAPANなのよ。JAPAN相手なら小ばかにしてもいいんじゃねーの?って思われてるわけだよ。
コンテンツ発信能力的にJAPANは便利だよね。中国はまだよくわかってないポジションだよね、経済とか政治とかでネタにはできるけどポップじゃないんだよね中国って。あと北朝鮮もね
ポップという点でJAPANは不動だよね、テレビ番組とかアニメとか漫画とかゲームとか奇妙なものがいっぱいなJAPANは欧米のいじり芸界隈では大人気なのよ
それがリベラル的に許せないものなら待ってましたって感じよ、ヨダレたらしながら社会正義をいいわけにいじれるぜ~って感じ。
奇妙さをいじりたいけど、それには正当性が欲しい、だって僕らは正義のリベラルなんだもーんって感じ。
それで正当化できそうな理由が見つかったらBBC、CNNは奇妙なJAPANにWhy?するわけ。
東京のメディアは大阪はいじっていいと思ってるでしょ?でもほかの地域はいじれる?沖縄とかいじったらポリコレ的にまずいでしょ?
あと、連中は最初散々奇妙だなんだと言っておきながら面白そうだなと思ったらパクるから注意な
素直に最初から評価するなんてことなくて、馬鹿にしてまたJAPANが奇妙なことやってるわとか言って、そんで真似するから
ケータイにカメラが付いた時もおなじような反応してて、あいつら写真ばっかとってて奇妙とか言ってたじゃん、ケータイでネットやってて奇妙とか言ってたじゃん
自撮りって日本じゃ90年代の言葉だけど、英語はセルフィーっていうんだけど2013年に流行った言葉で、オックスフォードの今年の言葉として乗ったんだけど馬鹿にしながら後からしれっとパクるわけ
ども、しがないコンビニ店員です。
先日、表も暗くなった時間におそらくアメリカ人っぽい30代半ばから後半ぐらいのカップルがレジに来て、
「オヤスミナサーイ」
と言ってきた。
それ意味違うよ、と、それはグッナイと一緒だよ、とカタコト英語で返すと、男の方があたまに?いっぱい浮かべて、女性の方が
と言ってくれて、男の方もわかったらしく、
「コンバンハ」
と言い直してくれた。
その後で「言葉をちゃんと知るのは楽しいね」と男の人がどうやら英語で言ったらしく、俺は出来合いの笑顔で、ええ、ええ、と返しておいた。
コンビニ店員やってるとね、特に外人さん来る店舗にいるとね、いろいろ思うところはある。
特に白人さんは日本人のこと内心では見下してるんだろうな、少なくとも黄禍論を超マイルドに希釈した程度に色づき人種は低く見られてんだろうな、とは思う。
本石町さんがFTを日本企業が買収することでイギリス国内で黄禍論が起こるのではないかと書かれていた。そこでThe Economistの本件を扱うニュースのコメント欄を覗いてみた。
記事本文
http://www.economist.com/node/21659831/comments#comments
コメント欄を見るとやはり否定的な意見だらけで、中にはなかなか苛烈な意見もある。ユーザー名をクリックすると過去の当該人物のコメントが読めるようなので特に激しい意見を書いている数人を調べてみたところほぼ中国人(過去のコメント内で自分自身で中国人だと書いているのを確認してる)、他に韓国人1人であった。
例えばこの中国人であるkommonsenses氏はこれまでの過去のニュースでも日本をひたすら非難し中国を賛美する書き込みを続けている。
http://www.economist.com/users/kommonsenses/comments
この人物も同様
http://www.economist.com/users/insidious%2Bwestern%2Bmedia/comments
過去の日本に関するいくつかの記事を見てみたがちょっと尋常ではない激しさの日本罵倒コメントが付いていて、そういうった投稿者の過去のコメントを読むと、不自然なまでに中国は素晴らしいという論調の投稿がたくさん見つかり中国政府が国策で海外の高級メディアサイトで世論操作でもしているのではないかと思ってしまったほどだ。
中国政府がバックにないとしても、流暢な英語で日本は終わった国だ、70年前は世界中で大虐殺を繰り広げた、今も世界を危険に陥れようとしている、ファシスト国家だのとたくさんの人物がコメントをつけまくっているのはあまり日本にとって好ましい状況ではないだろう。それらの意見に対してはRecommend(いいね!みたいなもの)がたくさん付いていて、コメントを付け合っている者どうしで押しまくっているのであろうと思う。
私が危惧するのはこのように自由に英語を扱える中国人は、自国以外の幅広い意見のニュースや記事も読めるはずなのだが、それでもある意味病的なまでの日本叩きをするまでに、反日に凝り固まっている中国人がたくさんいるということと、そのような意見を知的階層的に上位者が多く読むようなサイトで集中的に投稿しまくっているということだ。
確認していないが他のニュース媒体でも同様なことが起きている可能性がある。
英語のできる日本人に同様のことをして対抗しろとは思わないが、このような状況をただ無視しているのも後に禍根を残すのではないかと思う。
面白いな、と思って見てたんだけど、いくつかのブコメが結構危ういなと思ったので、
なぜそう思ったのか、自分の中で整理しておきたい。
kyoumoe
それがどうしたとか言ってる馬鹿は「これは男の性欲を具現化した女性差別の象徴だ!!!!!」みたいなこと言ってるやつを全員黙らせてこいよ。男だからこそ女性差別ができるみたいな考え方の馬鹿は全員死ね。
okbc99
“例えばアメリカの学会誌表紙が黒人や黄色人種の掃除アンドロイドだったらというのを想像してほしい。”これで伝わらない人もいるのか……。
特にこのお二人に思うところはないが、判りやすいポイントだと思ったので。
まず、kyoumoeさんの意見はどちらともとれるので難しいが、
「このイラストレーターがどのような意図で描いたか」を想定して話すのは、酷く危険だと思う。
イラストレーターのバックボーンが明示されていない状況では、話すとしても一般的な仮定を用いて話すべきだ。
つまり「表紙のイラストは発注者の意図に基づいて描くものだし、学会誌の表紙になるイラストは、学会誌の意志決定者が採用の有無を判断する」
こういう仮定を置いた場合、イラストレーターをこの話題の渦中に置くのは、誤っている。
同様に、「人工知能学会に所属している研究者は」と主語を大きくするのも、誤っている。
例えば、この増田を読むのはほとんどが日本人だろうが、「日本をあげての性差別に見える」とされれば異を唱えたくなるだろう。
okbc99さんがどちらの意見かは判らないが、例示に賛同しているようにとれる。
これは、話題が異なるので、同質であると思う場合は、そのポイントを説明する必要がある。
少し判りにくいので、3例を示す。
例えば、1番を批判する意図で3番を例示して「同質だと判らないのは、理解力が足りない」という非難は的外れだろう。
なぜならば、人工知能学会誌には、扇情的なポーズの裸の掃除アンドロイドは描かれていないからだ。
同様に、1番を批判する意図で2番を例示するのであれば、
「日本での箒を持った女性のロボット」と「アメリカでの黒人や黄色人種の掃除アンドロイド」が同じ意味を持つと説明できなければならない。
批判する場合には、暗黙の前提は出来るだけ無くして、同じ前提を共有しなければ、すれ違いになる。
(2番は、暗に「黄禍論や黒人奴隷の歴史を考えれば、政治的な主張以外で米国では表紙になりえない」という前提を置いているのではないか。
後述するが、さらにここには暗に「掃除という作業」が差別的な表現であるという前提をおかなければ成り立たない)
悪意を持たずに解釈した上で、さらに非難/批判する点がある場合には、前提を共有する努力を怠らないこと。
例えば、この人工知能学会誌の表紙は、素直に解釈すれば以下のような意図を示しているだろう。
この場合、本が明らかな作業手順書ではなく、棚に入っている一般的な本(人間の知識)に見えること、
箒を持ちながら読んでいる(作業中に違う行動を取る)ことは、使役される立場から人間と同様に知識を得る、
(もしかすると、好奇心や面白いと思う情動すら)いずれロボットが獲得するであろう、
人工知能学会は、そういったロボットを作り出す基礎研究をしている場なのだ、という自負にも見える。
(個人的に人工知能学会誌の表紙に相応しいイラストだと思っているため、後半はかなり好意的に解釈してしまっているが。だからリストからは外した)
Togetterまとめは攻撃的すぎると思ったため、HUFF POSTの記事から引用する。
saebou @Cristoforou
この表紙むちゃくちゃ気持ち悪い。こういう表紙にするって決めた人たちの中には女性の学会員はいたんだろうか?女性のロボットがつながれてて家事をしてるってヘテロ男性の性幻想丸出しだよね。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/27/artificial-intelligence_n_4506691.html
「ヘテロ男性の性幻想」に触れる前に、差別の話を振り返っておこう
差別には明確な定義が存在しない為、性差別という単語に、どういった意味があるかは、人によって異なる可能性が大きい。
ここでは「ある集団からの除外行為や拒否行為、ある集団に属させようとする強制行為」を指すとする。
このため、「性差別とは、性別や性的指向によって除外/拒否/強制される行為」とする。
こうすると、例えば「女性は男性より力が弱いことが多いので、力仕事を男性に割り振る」ことは区別であり、
「女性だから力仕事を選べない。男性だから力仕事を拒否できない」ことは性差別であると言える。
(あくまでも上記の定義の範囲内であるから、「性差別」と表現する人の全てが同じ意見と推測するのは危険)
この上で、先ほどのsaebouさんの発言を「批判」と捉えるとすると、いくつかの条件が暗に仮定されている。
なぜならば、人工知能学会誌の表紙は、性別によって除外/拒否/強制が行われているイラストではないからだ。
(もちろん批判ではなく、好悪の表明である可能性もある。「私は嫌いだ」と「この表紙は非難に相当する」は異なる)
この場合、「家事をする」という行為が、性差別的であるという前提条件が必要になる。
これは、先に挙げた「アメリカで、黒人や黄色人種の掃除アンドロイドだったら」という表現とも共通になる。
(個人的には、黄色人種でなくヒスパニック系が例示として適当だと思うし、またアメリカではその意見の表明こそが差別的であるとは思うが、別の話になる)
例えば、「南アフリカ共和国で、この表紙を採用した」場合は、白人への侮蔑的な表現だと過激派から攻撃の対象になる可能性がある。
これは、アパルトヘイトで苛烈な人種差別に晒された歴史から、未だ人種差別意識が根強く、またロボットは奴隷を容易に想像させるからだ。
つまり、差別的な表現とは、表現する場所における背景が重要であるし、それは世界中で同質だと捉えて良いものではない。
すると、以下のような前提条件が必要になる。(全て「日本においては」がついている)
3つの前提を置くと、ケーブルで繋がれた女性ロボットが、掃除を行う行為は、性差別を表現している、と推測する事が出来る。
ただし、先ほどの3つの前提は「掃除という作業に対する、職業差別である」とはすぐには言えない。
差別とは背景情報が重要であると前述したとおり、日本における「家事」の背景情報を知る必要がある。
ここでは大枠で振り返るが、1950年代より女性は低賃金で働くのではなく「家事」と呼ばれる家の作業を行うライフスタイルが推奨されだした。
1970年代に入ると、政策も含めてそれは性差別(性別によってライフスタイルを強制される)と言って良い状況になったと思う。
すなわち、日本において「家事」とは「専業主婦に代表する、性差別の象徴」と捉えられる可能性がありうる。
これは、現代において性差によって賃金格差が無く、ライフスタイルの強制がほぼ行われていなければ、職業差別であるという批判に相当する。
しかし、未だ性差による賃金格差がある現状では、「家事とは、性差別の象徴である」という意見は相応の妥当性がある。
すなわち、「掃除をするいかなる人種、性別を描いたとしても、同様に差別と批判されるのではないか」という意見は、
もちろん、上記の前提条件は、暗黙に仮定して良いものではない。明示する必要がある。
(明示しなければならない現状は教育環境が整っていない、という批判はできるが、前提条件を共有できていない相手に対して非難する事とは異なる)
「他に比べて劣った作業(奴隷的な労働)」と書いたのには理由がある。
例えば、「掃除とは、奴隷的な作業だ」と表明することは、職業差別だ。
業として清掃作業を行う人達は、他人の所有物ではないし、売買の対象にもなっていない。
「賃金格差がある」ではなく、「劣った作業である」と表現するのも、差別的な表現と言える。
これは、「家事を女性が行う仮定は、性差別である」と「家事とは、奴隷的な作業である」が異なるという事でもある。
つまり、「家事とは、社会的に尊敬の対象となるし、賃金的にも恵まれている」と仮定したとしてもなお、
「女性だから、家事を強制されるのは、性差別」と言える、という事だ。
「女性だという、性別によって家事を強制される」ことは、性差別と言えるが、
「(掃除を含む)家事は、劣った労働である」という意見は、職業差別と言える。
「性差別とは、性別や性的指向によって除外/拒否/強制される行為」とした場合、
「ヘテロ男性(より穏やかな言い方であれば異性愛を指向する男性と表現できる)」だから、性幻想を持つ、というのは、性差別である。
なぜならば、異性愛、同性愛、両性愛などの性的指向を持つグループは、こうである、という批判になるからだ。
つまり、「専業主婦に代表される家事の性差別を肯定するのは、ヘテロ男性である」という仮定は、性差別だ。
(なお「それが事実である」という反論は、むしろ、差別を肯定していると言える。現に女性は家事をしているじゃないか、という指摘と同質だからだ)
という表現は、
「ロボットが繋がれて」という表現は「奴隷(強制された労働)」を容易に想像しうるし、
性差別を批判する際に、その表現の中に性差別を含んでいるからと言って批判そのものには影響しないが、好ましい態度では無いと思う。
同様に、攻撃的な表現は避けるべきだと信じる。
「バカは」「愚かならば」「カス」と言った表現は、攻撃的である。
「男性だから」「科学者だから」「理系だから」と言った表現は、差別的である。
上記のような、(長くなってしまったが……)前提条件を置いた上で、なお、批判すべき点があるとすれば、
いずれ家電としてロボットが普及する世界で、ロボットは作業機械という意味合いを越え、知識を自ら学習するだろう、
その基礎を研究するのが人工知能学会だという主張を表紙のイラストに持たせたいのであれば、
日本においては、未だ性差別的な意味合いを取られがちの「家事」を連想させるものに「女性」を置かない方が良かった、となるだろう。
(例えば、背景に男性ロボットが同様に働いている様子を描く等、回避手段はいくつか思いつくだろう)
この件で、日本の理系研究者を非難するのは、主語を大きくしすぎだと思う。
自分が嫌いなイラストだという事と、性差別的なイラストだと非難する事とは、異なる。
また「家事は女性がすべきだと思ってるんだろう、若ければ若いほど良いんだろう」という推測は、邪推と言って良いと思う。
ただし「女性ロボットが掃除を行っている表現は、性差別的な「家事」を連想させ、肯定している態度ではないか」という批判は、成り立つ。
「掃除は、奴隷的な作業である」ならば職業差別だし、「ヘテロ男性だから」というのは性差別である。
差別的な表現や攻撃的な表現を含んだ批判は、攻撃と言って良いと思うし、差別を批判する態度として好ましいとは思えない。