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2024-09-01

小池都知事関東大震災朝鮮人犠牲者追悼文中止に至るまで-2 項目説

前編はコチラ 

https://anond.hatelabo.jp/20240901181941

 

2009年衆院選幸福実現党候補応援

スポニチスッパ抜いて失笑を誘った。池袋の裏手で聴衆もほぼ無くビールケースに乗って面白カルト候補応援する姿が写真掲載され面白画像として出回った。

記事は削除されてこれくらいしか残っていない。https://matomame.jp/user/20yama20/86adf5030479d91ccee5#9c0b66168507bff3b75a

 

2009年11月twitterで「事業仕分け日本解放第二期工作要綱による日本弱体化の為の施策」の由発言

日本解放第二期工作要綱とは1972年日本右翼活動家によって中国にて発見されたとされる、中共による日本赤化工作の指針文書。要するに中国版の32年テーゼだ。因みに1972年田中角栄による日中国交正常化があった年だ。それに伴って国府台湾政府)とは断交した。

 

32年テーゼというのはコミンテルン1932年に定めた日本共産党の革命指針の綱領で、日本は2段階革命のどこの段階かの判断に始まり天皇制の打倒、小作廃止、7時間労働などを定めていた。後半の2つは奇しくもGHQが実現している。

日本解放第二期工作要綱は、この32年テーゼと同じもの中共が作っていた!とするものだ。だから日中が国交を樹立すると共産主義になるぞ!と。

だがコミンテルン中共立場は全線違うからそんなもんはあり得ないし、そもそも効果が無い。日共過去コミンテルン下部組織だったが中共とそういう関係であった事は無い。

 

しか右翼活動家が偶然発見しただけで、他にはその文書を見たものは居ない。という事で、これは嘘だと考えられている。

 

もう一つの文脈が、西尾幹二2007年頃?に発表したコミンテルン史観で、これが受容されるうちにドンドントンデモ化して行った。

例えば、満州事変コミンテルンが画策した、日米開戦コミンテルンの策略、GHQコミンテルンだった!、などなど。杉田水脈は「コミンテルンは今も存在しその活動が活発になっている!」と言っている。大企業学者中央官庁で経歴をいくら積んでも比例代表制で党の票は回して貰えないが、コミンテルンが生きてると言うと比例上位に就けて貰えるのだな。あれもこれもコミンテルン!と仲間内で「議論」(陰謀論)を活発に言い合うと、コミンテルン活動が活発になった事になるのだ。

田母神幕僚長がこのコミンテルン史観論文開陳して馘首された。

このコミンテルン流行の後に小池はこれに引っかかっているのである杉田水脈小池が同じ程度と思う人は少なかろうが、少なくとも同じ程度だった事はあったという事だ。

 

初登庁と共に特別秘書民族派極右野田数就任する事が報じられる

山本一郎記事をどうぞ

https://archive.is/9EaDx

 

喜多ら2人の親小池議員には発言権を与えずパシリにして議席が無い野田が牛耳る院政

最初自民党に叛旗を翻して離党し反都議会自民議連を旗印にしたので初登庁には音喜多都議二人以外がお迎えをしないアウエイ状態であった。

しか希望の塾を発足するとそんなコアの2人には発言権はロクに無くて議席の無い野田秘書が全部仕切るパシリ状態

たこの頃の野田歌舞伎町で豪遊している所を週刊誌に撮られている。

 

舛添全都知事独断で話をつけてきた市ヶ谷商業高等学校の跡地を韓国人学校転用する約束反故

市ヶ谷商業高は牛込柳町近くの新宿区矢来町にあったが廃校になり、土地活用方を探していた。当地人口減少が続く都心の坂と狭隘路の中にある土地で、高層ビルなどへの転用が難しい。また住宅街の奥にあってランドマーク的な使い方も無理がある。

そこで舛添は韓国訪問した際に韓国人学校への転用約束をしてきた。これに右派は大反対して反舛添の声を上げた。

舛添が金の問題で失脚して小池都知事就任するとこれを反故に。

これも極右ゴロとの付合いが影響していると思われる。

 

それでは転用方の代案は?と問われた小池は当時問題になっていた保育園転用すると答えた。

だがこれは相当トンデモな解答で、保育園電車で行くものではない。更に柳町渋滞の名所で朝夕に送り迎えするのは困難だ。しか付近人口減少地帯で、保育園の立地としては完全に不適だ。また保育園としては施設が大きすぎる。

故に当地保育園転用考慮もされず放置状態となっていた。最近になって、付近中学校の建て直しに伴い新宿区特養ホームを建てる計画を立て、ようやく土地活用が進みつつある。

 

2017年希望の党結成。「排除します」発言 音喜多らコアメンバー政治手法批判して叛旗、小池の元を去る

2017年衆院選希望の党大敗 小池知事大人しくなる

小池は元々リベラルだった。また、芦屋出身兵庫民で選挙区兵庫だったが、郵政選挙小泉政権刺客として東京10区に飛ばされた落下傘候補である

まり風や波に乗って立場を変えてきた人物であって、思想史とか戦後政治史とか全然頭に入っていない。戦後政治史というのは自民党史でもある。

一方、小池都知事都民ファという潮流に乗ろうとした前原誠司は逆に90年代保守エリートみたいな経歴を持つ。松下政経塾にも行っていて、更に京大高坂正堯ゼミ出身だ。高坂正堯門下生という事は、猪木正道戸部良一らの防衛校長らの系譜でもあり、それはオールドリベラリズムリアリズム系譜でもあるという事である吉田茂海洋国家論にも影響を受けているし憲法九条問題も、その護持は日米安保との合わせ技で安全保障経済発展の安定土壌を手に入れる吉田らの施策理解している。その結果、戦後日本常軌を逸した経済発展を遂げ、戦争に負けたのに極東の中心となった。

国際的立場が上がったので安全保障の美味しいトコ取りは出来ないというのが当時の課題であっし、9条改正問題はその為のものであった。

しか小林よしのりブーム以後の保守論壇というのはバカが出来る人をパージする場となってしまい、9条は亡国の策略とかGHQコミンテルンだとか言うのがまかり通ってしまう。

小池後者代表で、高坂正堯の本なんかも読んでないだろう。

前原は焦っていたのだろう。自分が確りとした思想地盤にのっているのにポピュリズム駆逐されてその地盤が無くなり、保守政治との接点が無くなってしまった。一方、コミンテルンが未だに活動盛んと言えば政治的に重用される。

そこでポピュリスト権化である小池に接近して合流する事で党勢を伸ばせると考えた。

ところが調子に乗りすぎた小池は「排除します」発言をしてしまう。前原はこれを説得できると思ったようだが、何せ前提の知識経験が違う。小池の「保守思想」の全てがネトウヨっぽい天ぷらだとは考えていなかったようだ。しかしそこに至るまでの経緯を見れば天ぷらというのは明らかだ。

 

その後希望の党大敗して党勢ほぼゼロとなってしまう。ずっと時代の風と波に乗ってやってきた小池にとってここを起点にマスコミバッシングが始まり7つのゼロも含めて問題にされ一つ一つの発言施策根拠ガチ詰めされる流れになるというのは恐怖だったのではないかと思う。

そこでそれまでのイデオロギー的振舞いは全部止めた、というところじゃないか?ずっとその後は本当に大人しくしていた。

2020年コロナ流行し、当初安倍総理が甘く見て放置し、国民の怒りが上がってきた辺りで感染防御に切り替えた。この流れに乗って「3密」や移動抑制を呼びかけたところ、ポピュリストの才能がいい方向に作用して過去のヘマは忘れられて今に至る。

 

まあそれは良かったが、やっぱりロッカーの奥に仕舞ったままのマルチ商材は反省して処分すべきだと思うよ。

2021-06-06

旅行記

数ヶ月アジアを旅したことがあり、旅の前後に何冊も読んだ。その中から

深夜特急/沢木耕太郎ベタだがそれでも外せない。文庫でいうと3巻くらいまでが面白い

漂蕩の自由/檀一雄:たしか上記の本経由で知った。この人、どうやら人格はかなりアレ。しかし話は味わい深い。メシの描写も良い。

チベット旅行記/河口慧海読みかけ。坊さん大冒険RPGかと思うレベル体験連続

いつも旅のなか/角田光代:色んな国での話を少しずつ。次は何が出てくるのかな?とサクマ式ドロップスでも舐めるように気軽に読める。

行かずに死ねるか!/石田ゆうすけチャリで何年もかけて世界一周した人の。段々たくましくなっていく。

人生の100のリスト/ロバート・ハリス好き嫌いが分かれそう。ヒッピー?旅とドラッグセックス本が好きオッサン旅行記というか半生記というか。

自己啓発/似非科学/特定政党の考えを強く押したもの、これら以外】

新書のくくり無し。ここ数年で読んだ比較的カッチリした本の中からおすすめの著者を挙げる。

歴史宮崎市定、井波律子高島俊男川北

国際政治高坂正堯

仏教:魚川祐司

投資ウィリアムオニールマーク・ミネルヴィニ、ジムロジャーズ

エッセイ

まり読まないのでパス徒然草とか好きだが、鎌倉時代だし。

anond:20210605222034

2018-03-06

自称 歴史に詳しいおじさんへ

週末、居酒屋歴史に詳しいと自称する中年男性に会った。 色々話すもんだから大学一般教養で読まされた下記の論文リストの中でどれが好きかと聞いたらどれも読んだ事がないという。 これ読まずに戦争云々、文化云々 成長云々とか万死に値する。基礎的な教養を身につけないで社会に出た大人が多すぎないか

中央公論』64年10月号

戦後日本を創った代表論文特集より

1. 堕落論 坂口安吾

2. 超国家主義論理心理 丸山眞男

3. 日本社会家族構成 川島武宜

4. 第二芸術 桑原武夫

5. 原子宣言 渡辺慧

6. 中国近代日本近代 竹内好

7. 近代日本人の発想の諸形式 伊藤整

8. 真実は訴へる 広津和郎

9. 平和論の進め方についての疑問 福田恒存

10. 前世代の詩人たち 吉本隆明

11. 文明の生態史観序説 梅棹忠夫

12. 自由主義者試金石 鶴見俊輔

13. 資本主義は変わったか 都留重人

14. 共産主義のすすめ 大宅壮一

15. 革新勢力の構想力 佐藤

16. 「独占資本」と所得再分配政策 小宮隆太郎

17. 現実主義者平和論 高坂正堯

18. 核時代日中関係 坂本義和

2017-12-16

https://anond.hatelabo.jp/20171206232459

文明衰亡するとき/高坂正堯

未来の年表/河合雅司

どちらも読んで損はない。社会の動態を巨視的に捉える面白さが味わえると同時に、日本の将来が本気で心配になり、自分の身の振り方を考えるきっかけになる本。18歳の今読むべきと思う。

2014-12-23

はてなーの血肉となった本でAmazonレビューが5つ星の本のリスト

http://anond.hatelabo.jp/20141207214956

個人のブログに書いてもアクセスなんてないので増田に放流。

はてなーの血肉となった3冊を教えて欲しい」

http://anond.hatelabo.jp/20141207214956

ブックマークで挙げられていた本の中からAmazonレビューで5つ星のものだけをピックアップしてジャンル別に並べ替えもの

正月暇になりそうだから読む本を探している人の参考になれば幸いでございます

絵本児童書

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2009-06-27

あの亡命中国人パイロット医師らはいま

パラオ諸島はウィグル人兵士の身の安全を保障できるのか?

中国からの刺客に無防備、米国はなぜ安全方面を考慮しなかったか

▲あの亡命中国人パイロット医師らはいま

政治は風向きが変わると、その渦中にいた人間は、その運命右から左へ、上から下へと突如翻弄されることになる。

 

台湾国民党独裁の時代、中国大陸から逃げてきた亡命者を「投奔自由」と比喩し、国民党系のメディアは英雄扱いした。

私は中国からの亡命者のなかでもミグ・パイロット京劇俳優作家医者(周恩来主治医もいた)、物理学者(中国の核物理学者もいた)、通訳など八十数人にインタビューし、『中国の悲劇』という本にまとめたことがある。

ただし国民党宣伝となってはいけないので米国へ逃げた人々も追いかけ、拙著の最後の場面は、台湾人作家北京へ逆に亡命し、はては米国へ再亡命した奇異の存在、陳若儀をサンフランシスコに訪ねて「それでも中国希望ありき」という談話で掉尾を飾った。

80年代前半まで、台湾には「同胞救済協会」のような支援組織もあり、亡命者台湾にあらわれる度に、大きな記者会見を開催し、ミグ・パイロットには黄金数キロという懸賞もつけて賛美した。

80年代後半から台湾は、この政策を止めた。

第一に中国からの亡命者台湾ではなく、欧米を目指し始めたこと。

第二に台湾は自由化を驀進しはじめ、とくに亡命者を賛美する風潮が掻き消えたこと。

第三に台湾社会亡命者を疎んじ、邪魔者視しだした。

どこかの国の状況と似ている。ベトナム戦争の英雄は、米国に帰ると邪魔者扱いされたように。

タリバン兵士らもまた政治に翻弄されている

既報のようにグアンタナモ基地に八年間、「タリバン」の容疑者として拘束されていたウィグル人兵士13名は、パラオ諸島に移送される。

最初は17名と言われたが、すでにそのうち四名はバミューダで暮らし始めたことが分かった。

ウォールストリートジャーナル(09年6月23日)は、「はたしてこれらのウィグル人らはパラオ諸島で身の安全が保障されているのか」とする疑問を報道した。

まともな軍隊警察もないパラオ人口わずか二万。二百数十の島嶼国家台湾外交関係があるため社会インフラ建設と整備には台湾がおおきく貢献してきた。

その台湾中国と接近している政治境遇の大変化も手伝い、中国の代理人や刺客の侵入はわけもないこととなる。

「しかし」と米国医者コメントしている。

「南洋ののんびりした島で休養がとれることは彼らのメンタル回復に役に立つはず。なにがしか働き、貯金し、かれらの人生の夢は最後にメッカ巡礼なのだから」と。

パラオ諸島が、かれらタリバン兵士被疑者を受け入れたのは、米軍の二億ドルの援助であり、人道的理由は二の次だろう。

もしヒューマニズムが最大の動機というのなら三年前の米国の打診開始の時点で受け入れる筈だから。

▲両天秤外交も挫折の時代へ

さて中央アジアイスラム国家キルギス政府は「米軍継続駐留を認める」と百八十度逆転の決定を『平然と』行った。

明日(6月25日)、キルギス議会は正式に決議する。

驚き桃の木山椒の木。

簡単に経過を振り返ると、アフガニスタン空爆の拠点としてキルギスマナ空港米軍の集荷流通センターのごとき兵站拠点としてきた。

昨年からキルギスでは「米軍は出て行け」という運動が(ロシアに支援されて)組織化され、ことし二月、キルギス議会米軍の撤退を正式に決議した。

米軍2010年8月をメドに撤兵する予定となった。背後にはプーチン政権の援助(水力発電プロジェクトなど20億ドル)があった。

この直後、或る米軍高官に聞いたことがある。すると、かれはにやりと嗤って「いずれ逆転がある」と意味深長に言った。『米軍の出費拡大がキィですよ』と。

両天秤外交は嘗てマレーシアなど新興アジア諸国でも顕著だった。当時は米国ソ連に援助合戦を競わせた。

 

政治とは不条理で成り立つ

キルギスは米ロに援助を競わせ、まんまと両国から援助拡大の約束を取り付け、米軍には空港使用料の値上げを認めさせた。

そこには倫理が介在する余地がない。私は嘗て高坂正堯氏が言ったことを鮮明に思いだした。

宮崎くん、そうはいうてもやな。外交道徳をいれたらややこしくなるで」。昭和四十三年春、セミナーが終わって大阪中之島から北新地二次会場へ向かう電車のなかだった。私は外交道徳について質問したのだった。

冒頭パラオのことに戻る。

太平洋存在する島嶼国家十二のうち、六カ国が中国寝返り、六カ国が台湾との外交関係を続けている。

いずれも激しく両天秤外交で成果を味わい、とくにキルバスなどは、二転三転。援助の多寡で自由自在に外交関係を切ったり繋いだり。同様のことは中南米諸国とアフリカで顕著である。

変化の予兆は中台の「雪解け」「一中市場」「国共合作」からである。

政治的潮流の大変化とともに、中国台湾も、援助合戦無意味さを認識し始めた。

もとより札束により外交関係を維持するという外交戦術を選んだのは台湾国民党時代であり、その台湾国民党政権復活により、みずから始めた援助外交を終息させる。

不条理! 

いや、政治とは不条理そのものではないか。 

 
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