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はてなキーワード: 必然性とは

2024-01-04

ゴールデンカムイってめちゃくちゃインターネット向けの漫画だな

https://ynjn.jp/title/92

ゴールデンカムイが全話無料だったので読んだけど、めちゃくちゃ面白いと同時に読んでて「狂気計算で演じててネット評価をハックするのに最適化されてる〜!」と感じた漫画でもあった(実際には一般人気もあることは前提として、あくま作風の話)

一見トンチキだけど実は真面目に読んでも面白いんです!」みたいな、「不良がたまに犬助けるとめっちゃ褒められる」理論本来優等生をやれるスペックのある奴が再現して人気を最大化しようとする手付きを感じた

例えば作中屈指の異常者である宇佐美の異常性は主に「例え親友であっても腹が立ったら躊躇なく殺す殺人への抵抗感の無さ」と「精子探偵や門倉のケツを叩きたがる性的倒錯」の2つがあるんだけど、前者は鶴見殺人理論確立や尾形との対比の説明として重要なのに対して後者は作劇上必然性が全く無いんだよね

「作劇的な意図関係なく作者の狂気勝手漏れ出てきたのでは?」という可能性もなくはないけど、少なくとも描写的にはウケ狙いに見えるというか作者が射精する男性フェチを感じている可能性は低い

でも「アイヌの金塊を巡る真面目に面白い群像劇」みたいな紹介より「アイヌの金塊を巡る、精子飛ばし合いで犯罪者と戦う奴が出てくるけど真面目に面白い群像劇」の方が注目を集めるのみならず真面目な部分の面白さも引き立つわけだ

このやり方って特にインターネット受けを重視する上ではめちゃくちゃ効果的で、ギャップによる魅力の上昇を狙えるだけじゃなくて「自分この作品きじゃないわ」みたいな評価に対しても「まあ精子飛ばすような作品だし人選ぶよなw」で作品本質的欠点から批判をそらしてダメージ軽減することも出来るのよ

インターネット評論家に受けやすいのは本質的欠点が目立たない漫画なんだけど、「本質的欠点が少ない漫画を愚直に作る」という選択肢の他に「表面的な『人を選ぶ要素』を散りばめてそっちに批判誘導+真面目な面白さのギャップのためのトリガーとしても利用する」というクレバーな別解もある(そしてゴールデンカムイはかなりの精度で後者成功させている)

から作者は相当真面目で読者とネット評価に目配せしまくってんな〜って印象だったんだが破天荒作家扱いされてるのが結構不思議だった

別の漫画だとハイパーインフレーションもそういうハックをするタイプ作品に見えたし(そしてこちらも癪なことに面白い)、こういうあえて突っ込みどころを作ってギャップ評価の最大化+批判誘導を狙う作風は今後一つのジャンルになるかも知れないな

2023-12-27

案の定社会的善悪判断する知能のないネトウヨジャニーズ松本が叩かれ始めてるのは何かの陰謀だと言い始めてる

こういう人たちって社会的ルール必然性因果関係理解できないからそうなっていく

まともな人が3つくらいの情報レイヤーを同時に処理できるのに対してこの人たちは一つのレイヤー理解するのも難しい人たちなんだろう

趣味」は必然性がなくなったので「宗教」に格上げすべき

下剋上だZE

2023-12-26

宗教必然性がなくなったので「趣味」に格下げすべき

二世なので言う資格はあると思う(10代で疑問を感じ始めて抜けた)。

そもそも宗教って必要か?(天国の確率)

宗教はかつては人類の拠り所だった。

それはわかる。

不思議現象理不尽災害や辛い現実に人々は目に見えない力で説明をつけてくれるものを求めた。

統治教育のためという側面もあった。

でも科学医学が発展して全て解明される時代になった。

神様妖精幽霊存在しないと分かってしまった。

今まだ分かってないこともこのまま行けばいずれ解き明かせる。

こうなるともはや神様を信じることの方が難しい。

昔は必要だったけどもう違う。

今の宗教はただの趣味

下げる意味で言ってるのではない。

高尚なものでも特別ものでもないということ。

繰り返すが二世なので実感を込めて言ってる。

あれは好きな対象があって同好の士と集まってみんなでわいわいやるサークル活動

アイドル推し活や生け花教室や車好きの人が集まってるのと何も変わらない

(唯一違うのは本人たちは高尚で特別ものだと思い込んでいて「上」に位置付けてるところ)。

かつてはみんなが参加していたけど減ってきた。

多くの人が長年信じてきたものからそこには敬意を払いたいとは思う。

まだ信じている人もいる。

もも斜陽

宗教は役目を終えた。

これから社会から特別視も宗教法人の優遇措置なども一切やめるべきだと思ってる。

2023-12-20

日本コンテンツが元気なのは偶然?必然

Netflixなどの配信サービスが増えたことでアニメが伸び、副次的漫画が伸びつつあるが

これって偶然なんだろうか

 

日本は大体自国で楽しんでいたところに、アメリカが突然コケて結果海外バズるみたいなケースが多くないか

アタリショックことなんだけど

 

基本的にはアメリカの後追いから始まってるんだよ

で大体2番手にいつもつけてて、アメリカコケると自動的に抜き去ることもある

まあアメリカが復活すると追い抜かれるんだけど

人口差も資本差も段違いだからしょうがいね

 

人口と言えば中国は伸びているものの思ったほどではなかったよね

10年前は中国もっとコンテンツ業界でも席巻するんだと思ってたが

まだそうなっていない、俺にリーチしていない

逆に韓国はこの20年ですごく伸びた

雑な考えだけど、人口よりも文化醸造時間がかかるのかもしれない

 

日本幸運すぎるのはやはり漫画市場だと思う

たくさん出るし作家性を残している、売れたらメディアミックスしていくみたいな仕組みはオーディション的でありリスクをかなり減らしている

ラノベでもそれは起きたし、エロゲでも起きた、それらは一定文化規模が拡大した(頭打ちになったけど)

もったいないのはスチームが日本でできなかったことだね、あの仕組み作られたら負けるよ(と思ったけど案外負けてないのがまた意外)

 

今って過去遺産も使って海外侵食していると思う

マリオ世代ポケモン世代大人になってきているし

ボーナスタイムに入ってる、これはあと10年は続くだろう

そっから先はわからん

日本コンテンツが伸びる必然性があるなら伸び続けるのかもしれん

 

そうだ、実写界隈って明らかにハリウッドの影響でしぼんだ説あるよね

強いところが現れるとほかがしぼむ可能性はあるね、俺は逆だと思ってたんだけど

 

欧州ってどうなってるんだろう?若者は何して遊んでるの?

2023-12-16

乳首が性感帯である必然性がない

授乳ができればいいのに、なぜ性感帯にした?

人間の体はおかしいよ

クリだって別になくていい

お尻だって気持ち良くなくていい

穴と竿さえ気持ちよければ用を足せるのに

人間の体がそもそも淫乱にできていると思う

2023-12-09

和ゲーと比べて洋ゲーってラスボス適当だよな

洋ゲーラスボスってあんまり主人公

因縁がないというか、戦う必然性があまりない

奴が多い気がする。

エロ漫画でもラブコメでもなくて入浴を描く必然性すらないのに突然風呂シーンで女の乳首を丁寧に描き出す漫画家さんは何考えてるんやろ

2023-11-23

anond:20231123103536

それをいうなら事実じゃなくて真実だろ

 

 

 

 

 

2023-11-14

anond:20231114100637

あっこれ「必然性がないならホモキャラを出すべきでない」論と地続きなやつだ

2023-11-11

[]かわぐちかいじ ぼくはビートルズ 再読

現代ビートルズコピーバンドやってた4人組が1960年くらいにタイムスリップして、

ビートルズが曲だすまえに出してかわりにヒットするって話

俺TUEEというかもろチートやって成り上がってくとこ、起承転結の承くらいまではおもろいけど、転結がいまいち よわくてつまらない

イエスタデイって映画もあったみてーだけど

結局ビートルズの曲がない世界ビートルズの曲つかって名を上げるってだけで、

それを利用したオリジナリティ部分が弱すぎてつまらなくてインパクトにかける

もtっとビートルズの曲を利用した意味だとか必然性かに意外性とか面白さがあればいいのに

ビートルズの曲で約束されたヒットを飛ばすだけでほぼ終わってしまってるのがほんまあかん

言うなればバックトゥザフューチャー1のマーティギターとチャックベリーのほのめかしだけを取り出してふくらませまくって1本つくっちゃいましたみてーなもんだしなあ

ほのめかし程度でにやりとさせる程度だからこそよかたものをメインにしようとしたらそらそうなるよっていうね

ドラマ部分もほんま・・・ジョンポジキャラタイムスリップした後にバンドに入るのをずっとしぶってるけど結局普通に入ってそのあと何もないしさ・・・

最後はやっすい恋愛ものみたいにするのもイエスタデイと同じ安易さに堕している

このマンガを読むくらいならビートルズアルバムを1枚きいたほうがましだわ

2023-11-10

anond:20231110210737

細部の解釈描写がいいかげんで線の歪んだ車体とキャラか良くてゴリゴリCGキャラMMD()なアニメでやる必然性あるんか?

サーキット観戦しといたらええやん

2023-11-07

マナー講師嫌悪する奴ら

正直言って俺も胡散臭いと思っているし、信用もしていない。

大方の意見ネット民と同じだと思っていい。

しか提言するべきことがある。

重要なのはマナー講師を何故胡散臭いと感じるかだ。

理由簡単マナー講師の奨めるマナーというもの一般的ではないように感じるため。

まり恣意的なんだよ。

マナー講師独自マナーを作ってそれを流布しようとしている。

けどそれって、あなたルールですよね?というわけだ。

だが少し待ってほしい。

恣意的ものというのは果たしてマナー講師マナーだけだろうか?

本題に入ろう。

ここから言語の話だ。

日本人であれば当然「てにをは」のことは知っているだろう。

掻い摘んでいえば助詞の使い方についてであり、文法規則のことだ。

例えば、次のような文章があるとしよう。

1.私は増田が好きである

2.私は増田は好きである

一般的に正しいのは1。

では2はどうだろうか?

違和感を覚える?そうだろうね。

でも、2が間違っているわけではない。

それはただ読み難いというだけに過ぎない。

しか試験で2のように書けば×をもらうだろう。

そもそも我々が「は」を「が」と同様にしない理由はあるのだろうか。

はっきり言おう。

そんなものはない。

そこに必然性はなく、あるのは恣意性のみだ。

馬鹿を言うな。そんなことを是としてしまえば世が混乱する。

ええ、その通り。だからこそ世の中のルールというのはおおよそが恣意的である

にもかかわらず、恣意性であることに気づいていない人が大半なのは悲しいことだ。

しかしこれは悪いことではない。寧ろ必要なことであり通念がなければ社会は成立しない。

要するに、社会というのは洗脳されなければ成立しない。

からこそ必然性のない恣意性を我々は教育として受け入れ、それを是として正しいと認識する。

緩やかな洗脳必要悪。それは洗脳と呼べばそうであろうし、常識と呼べば好まれる。

からこそマナー講師糾弾するというのは同時に、自分洗脳に対する嫌悪でもあるはずなのだ

世はSNS全盛期。

人々は情報に踊らされ、偏った情報洗脳されている人々を笑う。

洗脳されている奴らを洗脳されていることに気づいていない奴らが笑う。

人生喜劇である

巷でたまに聞くこの言葉意味は、そういう意味なんだよ。



追記

拙い文章ながらブクマコメントいただきありがとうございます

初めての増田投稿のためドキドキしながらも嬉しいです。

そしてコメントにおいて何点か気になるものがあったため追記しました。

君は自分が思ってるほど頭良くないし作文も上手くない。もってまわった言い回しを全部切って文量を半分にすると頭良くなるし作文も上手くなる。騙されたと思ってやってみな。

まず、これは頭が「良い」や「悪い」の話ではありません。

そのため本文の内容を理解できたのであれば感想として「頭が良い」「頭が悪い」といったものは出てきません。

何故なら本文が示す意味準拠するものを問うからであり、意味理解したなら「そもそも頭が良いとは何か?」といった感想になるはずです。

まり「分かりやす文章を書けた方が”頭が良い”のならば、その分かりやすさはどの程度の知能を基準とするのか?」という問題です。

本題と言いつつ本題ではない部分だけど、文法的に通じることと同じ意味として通じることを混同している。愛の告白をする時に「僕は君は好きだ」なんて言ったら十中八九「じゃあ誰が嫌いなの?」って返されるよ。

あえて混同させています

その上で「じゃあ、どうしてそれを”混同”と呼び、差異を認めるのか?」といった話です。

ただ例として出した文章が分かり難いといったことは否めず、それは完全にこちら側のミスと言えるでしょう。

すみません…。

格助詞「が」と副助詞「は」は同じではないよ。

問題は、それら「が」と「は」が同じではないとして、では何故同じではないのか?という話です。


本文を書くきっかけは、部下と言語についての話をしたことでした。

私は言語学や記号論を学んでおり、当時はそれらが時代の潮流に乗り、栄えた時代でもありました。

部下は著名な大学を出ており、専攻は文学と聞いていました。

そこで私がジェラール・ジュネットマリー=ロール・ライアンを持ち出して話をしたところ、ポカンとした表情を見せられ、

じゃあロラン・バルトについてはどう思うのかと聞きました。

すると彼は「それってガンダムキャラクターですか?」と笑って尋ね、私は愕然とし、構造主義としての思想はもはや廃れてしまったのか?

憂慮する思いを抱きつつ、多少の啓蒙目的で本文を書き記した次第なのです。

2023-11-04

anond:20231104124548

性犯罪被害告発に対しては、セカンドレイプという主張が濫用されすぎだと思う。こんなん「時と場合による」としか言いようがないよね。

被害を疑ってはならない場所心療内科の診察室やカウンセリングルームなど

この場では、とにかく「被害者」の言うことが真実であるという前提で接するべき。仮に「被害者」の言うことが疑わしいのだとしても、ダイレクトに伝えるのではなく、治療者として適切な言葉遣いで伝えたりそれとなく適切な治療に繋げたりすることが求められるだろう。カウンセラーは知らんが、医師国家資格があるわけで、そういう配慮も当然要求されるだろう。「嘘なんじゃないですか?」とか直截に言うような心療内科医やカウンセラー看板を下ろすべきだ。

被害を疑って構わない場所法廷や取調室など

刑事裁判は、圧倒的強者である国家権力が、無力な弱者である市民被告人)に対して、罰を科すかどうか決める場である。当然、被告人は、全力で自らの身を守る権利がある。被告人は身を守るために、「その日はアリバイがありました」とか「そんなことをする動機がありません」とか「踏み間違いではなく車の欠陥ではないでしょうか」とか「ドラえもんに助けてもらおうと思いました」とか「被害者の証言はここがおかしいと思います」とか、ありとあらゆる反論国家権力に対して行うことが許されるべきだ。

実際、今回の事件会津若松虚偽告訴事件のように虚偽の被害を訴えた事件だけではなく、「本当にレイプ事件はあったのだが、被害者が被告人犯人勘違いした」事件もある(氷見事件)。「本当の被害なのだから、その証言を疑ってはいけない」などという原則採用することは、刑事裁判原則から考えてありえない。たとえどれだけ悲惨被害に遭い苦しんだ被害者の証言であったとしても、疑われてしかるべきなのだ。なぜなら、被害本当にあったのだとしても、被告人犯人ではないのかもしれないのだから

ケースバイケース:一般社会

たとえば、仲の良い善良な女友達が泣きながら被害に遭ったという話をしてるときに、何の根拠もなく「それほんと? 嘘なんじゃないの~?」と言うのは割と人の心がない所業だと思うし、周囲のやつらからドン引きされ絶交されたりしても、まあ仕方ないだろう。

逆に、隣近所では評判のウソツキ女が被害に遭ったという話を吹聴していたら、何の根拠もなく「それほんと? 嘘なんじゃないの~?」と言っても、まあ、仕方ないだろう。日頃の行い、オオカミ少年、ってやつで、こういう場合被害を疑うのは社会で生きていく上でなんら問題ない。

もちろん、善良な女友達が実は痴漢冤罪カツアゲ犯であり、評判のウソツキ女が実は本当にレイプ被害に遭っていたということもあり得るわけだし、実際の社会にはこのあいだに広大なグレーゾーンが広がっていて、「新聞で短く報道されたヨソの県のヨソの市での性犯罪」なんて、実際のところはどうだか全くわからないだろう。というか性犯罪だけじゃなくて、殺人だって詐欺だってだってそうであって、つまり本当に大事なのは「それ、わざわざ話題に出す意味ある? あなたコメントする意味ある?」ということだろう。友達や近所の人なら意味必然性もあるかもしれない。友達が泣き崩れてる横で「僕はノーコメントで」とか言うのは(よほどの事情がない限りは)人でなしのすることだ。しかし、「新聞で短く報道されたヨソの県のヨソの市での性犯罪」にあなたコメントする意味はあるのか?

さらに言えば、そのコメントを公開の場でする必然性もあるのか? もし「草津町ってひどいところだよね~」とか「絶対草津には行きたくないわ~」みたいなことを家族や友人のあいだでだけ喋っているなら、たとえばSNS発言をめぐって訴訟リスクを抱えるようなことには基本的にはならない。草津町長は名誉毀損で何人もの人たちを訴える意向だと聞いているが、彼ら彼女らが身内の飲み会でそういうことを言っているだけだったら、町長は何の手出しもできなかっただろうし、フェミニスト学者の人たちが謝罪を求められることにもならなかったはずだ(cf. anond:20221117054344; anond:20221118212515; https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/okisayaka/status/1592551751072509953)。

もちろん、自由社会には「表現の自由」という大原則があり、意味必然性もなくとも表現自由であって、それを否定するとあいトリエンナーレクジラックス弾圧される世界になってしまうからSNSなどのオープンな場で自分にとって縁の薄い場所で起きた犯罪についての論評を行うのは自由であるべきだ。だが、天皇アートロリ漫画と違って、実在犯罪への言及には「冤罪に加担してしまう」というリスクが常につきまとう。「七色のおっちゃん」である(単なるざまぁ物かと思って読み始めたら期待値よりは面白かった)。義憤を燃やすはいいが、それは後に訴えられるリスクを負ってまで燃やすべき義憤なのか? はよくよく考えた方がいいだろう。別に黙れとは言ってない。たとえば加藤智大のように現行犯で取り押さえられた人物については、冤罪危険はそこまで大きくないので、言及しても比較安全かもしれない。しかしもちろん、四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件のように、現行犯であっても冤罪があり得、取り返しのつかない結果が起きていることも忘れるべきではないだろう。そういうリスクを織り込み済みで、公的な場で義憤を表明したい、というならそれはもちろん表現の自由なので、どんどんX(旧ツイッター)で呟かれたりはてなブックマークブクマコメントを残されたり、たまに裁判を起こされたりすればよいのではないかと思う。

2023-11-03

すみっコぐらしの新作映画が、超絶がっかり作品だった

俺、昨晩仕事が終わってからマジでうっきうきだった。

今日公開される、すみっコの映画『ツギハギ工場のふしぎなコ』のチケットを予約してたからだ。

   

俺がすみっコの魅力にやられたのは、妻の影響。

1作目・2作目はアマプラで視聴し、その可愛さと感動のストーリーに悶絶した。

それなのに、妻からは「映画館で観るとまた格別やから」と聞かされた。

アマプラでさえこんなに可愛くて感動するんだから映画館で観ちゃったらもう幸せすぎて宇宙まで飛んでいっちゃうんじゃないかな、と心配してた。

   

でも、そんな心配無用だった。

公開初日今日映画を見終わった妻と俺は、2人とも言葉を失っていた。

感動のせいじゃない。あまりにも期待外れすぎたからだ。

せっかくのすみっコの映画なのに、しかも69分しかない短い映画なのに、途中で「はよ終わらんかな・・・」とすら思ってしまっている自分ドン引きした。

『ツギハギ工場のふしぎなコ』は、本当に残念な作品だった。

   

個人的に、なぜ今回の映画がこんなに残念だったのかを考えてみた。

もちろん、本作を観て心から満足した方もいるだろうから、以下はあくまでも俺の主観

Xの投稿を観る限りでは「感動した」「かわいかった」っていう声が大多数だから、俺の感覚が正しいとは思わない。

俺と同じように本作にモヤモヤしたっていう人にとっては、多少なりとも共感できる要素があるのではと思う。

  

【残念ポイント1】要所要所の必然性希薄である

まず、ストーリー必然性を感じられなかった。

すみっコに必然性を求めるなと思われるかもしれないが、そういうことじゃない。

1作目・2作目はファンタジー要素がありつつも、ストーリー全体として「なぜ物語が始まるのか」「なぜこんな展開になるのか」がはっきりしていた。

   

●1.ぺんぎん(本物)がぬいぐるみを持ってきた背景が謎

本作の主人公は、しろくまだ。

しろくまのもとに、ぺんぎん(本物)がぬいぐるみを持ってくるところから、話は始まる。

ぬいぐるみは、しろくま実家で大切にしていたという設定になっている。

   

俺が記憶している限り、ぺんぎん(本物)がしろくまのもとにぬいぐるみを持ってきた動機がはっきりしない。

いや、まぁ「しろくま大事にしていたぬいぐるみからしろくまの元に届けてあげよう」と考えたんだろうとは思う。

ぺんぎん(本物)としろくま親友のような関係であることは、にわかすみっコファンの俺にでもわかる。

   

けど、なんでぺんぎん(本物)がしろくま実家に行ったのか、なんでしろくまの親御さんや兄弟からぬいぐるみを預けられたのかが、全然からない。

このぬいぐるみは本作の中でけっこう大切なポジションなのに、そのへんの背景がわからいから、ストーリーにいまひとつ没入できなかった。

●2.すみっコたちが文句を言わず働き続ける理由が謎

それから工場おもちゃ作りに励むことになったすみっコたちが、なぜ文句を言わずに働き続けるのかもわからない。

最初のうちは、純粋おもちゃ作りが楽しかったんだと思う。

企画会議でも活発に意見を交換し、新商品の開発に積極的に取り組んでいた。

生産目標数を達成することに満足感を得ていたようにも思う。

でも、数日経った頃から、様子はまったく変わっていた。

くま工場から課せられるノルマは日々増え続けていき、持ち場を少しでも離れればロボットアームで定位置強制連行される様は、お世辞にも楽しそうには見えなかった。

   

すみっコたちがおもちゃ作りを頑張る明確な理由は、なにひとつなかった。

一応、食べ放題社員食堂があったり、豪華な寝室が用意されていたりと、福利厚生は充実していたように思う。

でも、別にすみっコたちって食いしん坊でもなければ、住処に困ってるわけでもないじゃないか

第一工場すみっこにあるソファでみんなで固まって寝てたから、寝室に関してはほぼ使ってないし)

   

たとえば、「すみっコらんどに帰れなくなっちゃった・・・!」的な理由があるなら、工場で頑張って働くのもまだわかる。

けど、そもそも徒歩でたどり着いた工場なんだから、帰りだって徒歩圏内のはずだ。

なんでくま工場長の言いなりになって働き続けているのか理解に苦しむ。

   

ひょっとしたら、「仕事が苦しくても辞められない日本人」的なところを投影しているのかもしれない。

でもそれなら、「苦しいけど、くま工場長に悪いから辞められないね・・・」的なすみっコたちの葛藤があってしかるべきだ。

そのへんが描かれていないので、すみっコたちがあたか自分意思なくただひたすら奴隷のように働いているように見えてしまった。

俺はすみっコの可愛い姿を見たいのであって、可哀想な姿を見たいわけではなかった。

   

【残念ポイント2】とってつけたような展開が続く

必然制の希薄さ、という点と少しかぶるが、とってつけたような展開が続いたことも、映画に没入できなかった理由ひとつだ。

   

●1.とってつけたようなアクシデント

途中、何度かアクシデントが発生した。

たとえば、とんかつ大量発生したり、おもちゃがすみっコらんどを席巻したり。

でも、各アクシデントが次の展開につながることはなかった。

アクシデント解決して、ホッと一息ついたら、また次のアクシデント・・・という感じで、脈絡のない小話が延々と続いているような印象だった。

とんかつの増殖については、ロゴマークを消すとおもちゃが命を失う・・・という設定が明らかになる伏線になってはいるが、このロゴマーク設定もけっこう雑だった。

   

●2.とってつけたようなロゴマーク

おもちゃ工場ロゴマークをつけると、おもちゃに命が吹き込まれ自分意思で動くようになる。

で、そのロゴマークをこすって消すと、動かなくなる。

この設定はけっこう大事な気がしたが、割とあっさり無視されていた。

   

たとえば、くま工場長が実はおもちゃだった・・・という衝撃の事実が判明するシーン。

くま工場長は動かなくなってしまっていたが、ロゴマークははっきりと印字されたままだった。

なんでロゴマークがあるのに、急に動かなくなったの・・・

   

かいところでは、しろくまが持っていたぬいぐるみにもロゴマークがはっきり印字されていたのに、なぜ動かなかったのかという謎も残る。

まぁしろくまぬいぐるみに関しては、経年劣化で動かなくなったという見方もできるけど。

でもそれなら、ロゴマークが薄れてしまってるなどの工夫は必要なのではと思う。

   

●3.とってつけたようなラストシーン

おもちゃ作りを放棄したすみっコたちに激おこになり、工場暴走する。

で、その暴走が実は苦い過去の思い出によるものだったと判明する。

そのとき、すみっコたちは「役に立たなくたって仲間だよ」と言い、工場笑顔にする。

なんつーか、唐突な流れすぎて感動が追いつかなかった。

ありがちな感動展開でうまくまとめようとした感じが拭えない。

てか工場に対して仲間意識を持つなら、くま工場長への心配があってしかるべきだろと思うが、すみっコたちは全然くま工場長のことは忘れているようだった。

そのあたりのアンバランスさも、すげー気になった。

   

【残念ポイント3】すみっコたちが楽しくなさそう

そして何より、すみっコたちが楽しくなさそうだった。

これは俺の主観かもしれないが、少なくとも俺はそう感じた。

本作のすみっコたちは、楽しそうじゃなかったのだ。

   

自分たちがやりたいから、これをやる」っていう、前向きな雰囲気が感じられなかった。

もしかして、くま工場から褒め言葉に縛られているのでは・・・?と心配にすらなった。

   

くま工場長は、すみっコたちを工場スカウトする際、みんなのことを一人ひとり褒めた。

だけど今思うと、すみっコたちを思い通りに働かせるために操作しようとしているようにしか思えない。

っていうネガティブ感情をもってるわけだが、映画館の来場者特典として「くま工場長のほめスクラッチカード」ってのがもらえる。

硬貨でこすると褒めのセリフが浮かび上がってくるという代物だ。

俺のカードは「だいじょうぶ!みんな、すごいから!」、妻のカードは「サクサク!」だった。

サクサク!がなぜ褒め言葉になるのかは、映画を観た方ならお分かりになると思う)

いや、この話の流れで、このカードもらって喜ぶお客さんっているんだろうか。

このあたりの細部の手抜き加減も、すげー残念だった。

   

2年後に4作目が出たら、また映画館に行くだろう

とまぁ、今回の映画は本当に心底残念だったわけだけど、俺がすみっコ好きなのは変わらない。

今のところ2年周期で映画が出ているから、また2年後、2025年に4作目のすみっコ映画が公開されたなら、俺は間違いなく公開初日に観に行くだろう。

そのときには、妻が言っていた「映画感で観ると格別やで」を実感できるとうれしいな。

2023-10-27

anond:20231027111741

逆に作劇上まったく必然性のない友情要素ってある?

そんなもの用意するほうが難しくね?

anond:20231027102335

必然性のない恋愛描写いらんなら聞いたけど

恋愛抜きの男女を描けなんてそんな求められてたか

2023-10-25

面接志望動機を聞くのはメンバーシップ型の雇用からって理屈、やっぱりよく分からないんだよな

人柄を重視するならば自己紹介自己PRでいいし(好きな本や映画とか子供の頃に楽しかった出来事とかのプライバシー侵害にならない程度の)

業界研究出来ているか知りたいならばクイズでもすればいいし

売り込む能力が見たいならば1分間プレゼンテーションみたいなロールプレイングでもやってもらえればいい

あるいはお試しで何日か働いてもらってそれで決めるとか。

どう考えても志望動機である必然性がない。

結局、聞きたいのは志望動機のものというよりも「体」に沿ったそれらしい嘘が付けるかのようだし

メンバーシップ型ならそういうのって本心を偽る事になって寧ろマイナスだろと思うよ

2023-10-23

女児に成人女性は含まれないけれど女性には自動的女児も含まれるんだから

わざわざ「女性女児安全を守れ」と言う必然性を感じない。

女性」だけでよくない?0歳でも100歳でも女性女性だよ。

女性スペースにおける女児安全を守りたければ、単に女性スペースを守れと言えば十分だと思うんだけど…

2023-10-18

anond:20231018125234

本当に必然性が皆無ならもう廃れてると思うんだよな。

三国志とかの時代からなんやかんや宴会が続いてるってことは何かメリットがあると考えるのが妥当で、それを考えてみようとしないのは、元増田が言うところの思い上がりなんじゃないかと思う。

言った手前自分でも考えてみるけど、まぁ単純に飲食とかのイベント絡めないで2時間とか喋るのって大変、っていうのはあるだろうね。

酒を飲むことで「プライベート雰囲気あなた交流する意思がありますよ」ってポーズを(実際の意図はどうあれ)表明する効果もあるのかも。

ボードゲームカフェで親睦を深める会みたいなのに参加したことあるけど、飲食じゃなくてそういうのでもいいのかもしれない。

ゲーム機持ち寄ってモンハンやったりとか、昔ながらのゴルフとか草野球とかも同じような効果はありそう。

でもそれって飲み会より面倒だったりしないかな。

テレアポベテランをぶっちぎって圧倒的な結果を出す未経験新人

秘密が知りたい。業界経験者いたら教えてほしい。

私の同僚で長年テレアポ(正確には契約を取る仕事なのでアポではないが)をやってる部署内で成績1位のベテランがいるのだが、新しく入った新人(未経験素人)がそれを上回った。

入って3カ月間連続で、月ごとの成績で毎月新人ベテランの1.3〜1.7倍の件数をあげている。

やっていることは全く同じ。かけ先のリストの中身も同じ。

比較できるものは声質、喋り方、伝え方、知識経験電話をかける母数。あとはモチベーションか。

どれをとっても新人のそれはベテランの足元にも及ばない。

新人は蚊の泣くような声でただポソポソとトークスクリプト台本通りに読んでいるだけ。

何がそんなに違うのか?なんでそれで契約が取れるのか、苦心して取ってる様子もなく、ただただ従順な客を引き当てているとしか思えず、間近で見ていると本当に奇々怪々である

対面での営業と違って、検証できる要素はごく限られている。乱暴に言ってしまえば声だけだ。

新人いくら聞いても、本人自身が解っていない。

正直、目に見えない何らかの必然性が絡んでいるとしか思えない。

一体何が起きてるのか?

この業界に詳しい人、長くいた人、似たような人を見てきたことがある人はぜひ教えてほしい。

そういう人たちには何か共通点があるのか、再現性のようなものはあるのか。

マジで運で片付けるには不思議すぎる。

2023-10-16

「頭が良い」とは何か

世間一般では”物を知らない=頭が悪い” と思われがちだが、これは間違っている。

そもそも知らないことはイコール頭が悪いということではないからだ。

例えばアウフヘーベンという言葉がある。

日本で言えば「止揚」だ。

多少哲学を嗜んでいれば誰でも知っている言葉だが、逆を言えば哲学に興味関心がない人にとっては馴染みの薄い言葉でもある。

そこで「アウフヘーベンを知らない」という人を「頭が悪い」とは形容しないだろう。

だってそれは単にアウフヘーベンを知らないだけなのだから

要は言葉問題だ。

いたことのない言葉意味を知らないのは当然だし、知っていて当然という必然性はない。

なのに世間では物を知らないと馬鹿にされるという強迫観念があるために質問をしない。

知らない言葉に対してスルーをする。

そんなことはないんだよと言いたい。

知らない言葉出会うのは馬鹿でもなければ無知でもなく、単に接する機会がなければ意味を知らないのは当然なのだから

故に俺が〇俗で嬢に「〇〇二して」と言われて意味が分からず戸惑ったのも、決して自分馬鹿ではなく今までその言葉に接する機会がなかったからに過ぎないのだと言っておきたい。

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