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はてなキーワード: 必然性とは

2024-02-17

H&Mの海外広告炎上取り下げの件などを見ていると、必要なのはロジック、格好良く言えばクリエイティブ必然性があること、リアルに言えば体の良い言い訳を用意できることが大事だと思う。

ファッション系であれば、ルッキズムジェンダーバイアスでの批判があると想定して、それでもある種の必然性言い訳をもってそのクリエイティブが良いと言えるものを作る。

それは写真家イラストレーターライターだけでなく、企画した企業側も含めた統一見解、芯の通った道筋を見つける必要があり、企画強度の問題でもある。

2024-02-16

anond:20240216124331

これについてるコメントが賢ぶりたいだけの馬鹿ばっかりで嫌になってしまった。増田の言ってることはわたしにはよく分かるし、たぶんそんなに間違っていない。

数学経験から完全に自由になることはできないんだよね。

結局のところ数学普遍の真理ではなく、人間の作った複雑な工芸品みたいなものであって、ア・プリオリに正しいわけではない。

言ってしまえば「数学の秩序はア・プリオリである」という我々の「態度」が数学普遍的で厳密なものに見せている。言い換えれば、普遍であることは数学というゲームに対する我々の要請なんだな。厳密でないところが見つかったら「それは数学ではなかった」ことになるわけだ。

ブーヴレス規則の力: ウィトゲンシュタイン必然性発明』を読んでみて欲しい。

2024-02-13

anond:20240213114736

巨乳って何の必然性もなく出せるからこそ作者も多用してるんだと思うけどね

巨乳好きの作者が手癖で描いちゃってもストーリーには影響しないか編集者スルーする

anond:20240213114736

何か物語を紡ぎたい時に同性愛者を出す必然性がない

何か物語を紡ぎたい時に障碍者を出す必然性がない

何か物語を紡ぎたい時に黒人を出す必然性がない

巨乳キャラが苦手っていうの、「飯食ってる時に下の話すんな」で良いと思うんだけど

好きとか嫌いとかじゃなくてさ

熱い友情展開やってる時に相手が色っぽかったら気が散るだろ?

あと、「相手巨乳から仲が成立しているのでは?」みたいなケチがつく

もっというと何か物語を紡ぎたい時に巨乳を出す必然性がない

そういう話でいいと思うんだけどね

 

こういう属性が時には邪魔になるので、構造だけ同じで属性排除した創作ってたまにあるんだよね

性を排除し、年齢を排除し、地位排除して、ようやくコアが目立ち始めるみたいな

 

ただ反論としては、そういうストイック作品がある一方で

色んな要素を盛り盛りにして「なんか刺さればいい」みたいな戦略を取る作品もあって

それを否定し切るのは難しいってのもあるよね

 

ストイックに1つの要素だけで戦える作品なんてほぼないからね

メディアミックスという毒を喰らわなければならないのと同じで、一部の読者層に媚を売らなきゃならないのはどこでも同じ

巨乳じゃなくていいだろ」は「メディアミックスなんてしなきゃいいだろ」と同じ

パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と同じ

 

あとは作者が好きでやってんだから嫌なら見るな的な反論もあるよね

作品全体の8割が好きで、一部の要素だけ嫌いみたいな時にはその反論反論たり得ないんだけど、まあしょうがないよね

 

例えばだけど、超うまい飯屋があったとして、そこはしかし半裸の女性が踊り狂うような店で

正直そういうショーは見たくないが、客の何割かはショー目当てで来ていて、何なら店のオーナーもそのショーが大好きである

と言う場合

飯を食いに行くかいかないかは本人次第だよね

ただ「飯食ってる時に踊るな」って吐き捨てたい気持ちはそれはそれで一個あるよね

みたいな話

 

属性盛り問題と名付けよう

2024-02-12

よほど命に関わることでもない限りルール必然性はない

アメリカとか海外見てるとそう思う

同じ事件に対してどういう法律にするかというのは収束しない

収束してるなあと思う事象は大抵どこかが圧力をかけている

圧力拮抗していたり、圧力がない場合は思ったよりバラバラになる

欧米では価値観がうっすら共有されてるからうっすら似通っているが

 

そうだとすれば

じゃあ悪法ができた(と思った)時に、いずれ是正されるだろうなんて淡い期待は打ち砕かれるわけで

じゃあ全力で反対しなきゃならないんだけど

そんな労力かけられないので結局変な法律は罷り通る

あるいはおおよそ耳障りの良い結果に収束するか

 

となるともはや運でしかない

ガチャガチャ時代ガチャだね

ヒロイン巨乳に設定する『必要性

マンガの作者は回転盤にダーツ🎯投げて胸のカップサイズを決めたんじゃあなく

例えば僕ヤバのヒロインの胸を巨乳に設定したのは、必要だったから、と言われたこと。

マンガ乳房議論で、その意見モヤモヤとして頭に残った。

貧乳ではなく巨乳でないといけない必然性があったからこそ、意識的に胸の大きさを決定したんだよ、という説。

必然性

実はワールドトリガーが以前、女性キャラカップ数設定を明確に表記して炎上した事があってさ。

その時にも、キャラ性格に応じた胸の大きさになっている、という意見を見たと思うんだが…。

性格と胸の大きさってリンクするのか? って疑問が自分の中で残っていた。

胸の大きさが必要になる場合があるとして、それって、どんな場合だろう。

みんなは、どう思う?

読者としての意見オタクファンとしての想像でいい。

それで良いので考えを聞きたい。なぜ巨乳に設定するのか、その必要性とは何か。

anond:20240212062755

現状で本人が必然性を感じていないなら痩せないだろうね

肥満は見た目だけでなく健康にも悪いか

メタボ健診問題なくなるまでって条件で家庭内別居というか寝室を別にしたら?

リビングとかで寝袋でも使って寝とけと寝室から放り出していいよ

言葉だけじゃ奮起はしないか環境を変える必要がある

anond:20240212015620

陽キャへの憎しみが込められた映画陽キャに見つかったら陽キャに叩かれる必然性はあるよね

訪問看護の謎

30代〜と若い精神障害者でも訪問看護を利用してる人たちがたくさんいるのが謎。

うつ病とか双極性障害とか統合失調症とか、寛解していて体の持病も無く、家事もこなせて外出もできてる人でも利用してる。

血圧をはかったり服薬をちゃんとできてるか確認してるらしい。

認知機能に異常がなく持病もない若い人の血圧を定期的にはかる意味あるの?

実は私も双極性障害の持病があり、手帳2級を持っているのだが、訪問看護の利用を勧められている。

……来てもらって何すんの?

私は40歳で、血圧は上が102で下が70。体の持病はあるが寛解してるし通院もできているので問題ない。

ちなみに統合失調症年金手帳ともに2級の姉は30代の頃から訪問看護を利用している。

話を聞いてると、どうも「話し相手」として機能しているようだ。ただの話相手としてしか機能していないのなら看護師である必然性がないし、そこに税金を使うのもなんか違う気がするんだけど、これは自分認識が間違ってるだけなのだろうか。

グリーングリーングリーンズはなんでこんなにもAIっぽいのだろうか

全体的にチグハグというか、リレー小説的なんだよなあ。

キルアオやウィッチウォッチは良くも悪くも全体にも個々の話にも一貫性があるんだが、グリーングリーングリーンズは何をしたいのかが明確な感じになってない。

要領よく生きてきた凡人が天才になって世界活躍するという設定に対して、周囲のレベルがいきなり凄い高い。

凡人が天才に食らいついていくという物語は分かるんだが、当の本人がどういう人間なのかがイマイチ見えない。

正々堂々勝負したいのか、勝つためならハンディが欲しいのかも場面ごとにコロコロと変わる。

それが人間臭いテンパリとして描かれるならともかく、作品はさもそこに一貫性があるかのように語ってくる。

なんで?

今週の内容もなんだか、チグハグだ。

「凡人のくせに挑戦した結果、失敗した」という思い出が宿った写真を「変に冒険心を出さない戒め」と語りながらも、それを切り口に始めた話で「俺は本気でやって天才に勝つよ」と口にする。そして、最後には写真を消す。

一見すると話が繋がっているように見えるが、よく考えるとおかしい。

「戒め」の写真を消して冒険に挑むというのは確かに物語としてはそれっぽいのだが、実際にこの写真に写っているのは「凡人だけど挑戦してしまうという気持ちが昔から一貫していた」という部分なんじゃないのか?

100人漫画家を集めたら95人は、この物語の終わりで「挑戦しちゃうんだよな。結構いい顔してるじゃん、俺」と言ってこの写真大事しまいなおす物語を描くだろう。

だってその方が主人公物語一貫性が出るから

グリーングリーングリーンズは凄い漫画だ。

漫画なら絶対にやってしまう「主人公一貫性をもたせる」を放棄している。

第三者の目で見ればおかしく見えるような公道普通に主人公にさせるし、それがおかしいことを漫画世界自覚なく描く。

主人この目から見れば、一貫性のない行動に一貫性があることになっているという思い込み世界を通して我々の目に飛び込んでくる。

漫画というものはどうしても「体を一貫させる*」ということを大事にしてしまう。

起承転結として正しい形を。

チェーホフの銃は撃たなければいけないし、燻製ニシンの虚偽はそれが分かる形にして終わるべきだとされる。

物語として納得の行く着地点を目指して、都合よく全てがトントン拍子に進まなければいけない。

何気ない食事一つから殺人事件のヒントを見つけ、怪しい動きをしていた子供真犯人に口止めされていなければいけない。

そういった窮屈な「納得感」「必然性」の檻の中に漫画はいる。

だがグリーングリーングリーンズはそこを打ち破る。

凡人の癖に主人公が強いのは「めっちゃ努力する天才から」で終わらされており、他の天才も滅茶苦茶努力しているはずなのに追い抜かれていく。

なんで主人公ゴルフを始めたのかの理由は驚くほど薄っぺらいし、主人公自己認識も言ってることもしょっちゅうブレる。

この漫画には自由がある。

枠組みに囚われた人間がついつい「これはこうあるべきですよ」と自縄自縛に陥ってしまう所をすり抜けていく。

これは、まるでAIによる出力だ。

人間常識という壁によって気づかなかった可能性を、ブルートフォースアタックの総当たりで無理やり引っ張り出してくる。

将棋世界AIの力によって新手が無数に産まれ、新手を乱発する棋士はまるでAIのようだと評される。

グリーングリーングリーンズはまるでAIのような漫画だ。

ジャンプという動脈硬化を起こしきった雑誌に吹き込んだ新しい風だ。

皆、読んでくれ。

そして首を傾げてくれ。

「体を一貫させる」ことに囚われないリアル高校生の無軌道さを楽しんで欲しい。

体を一貫させる

この記事から拝借しました。

23/10/21 就活に苦しむインテリの学生に社会の真実を教える - LWのサイゼリヤ

2024-02-10

anond:20240210081650

普通に0回やで

致死率高くないウイルスの知見が集まっていないワクチン打つ必然性微塵もからなかったので

 

あとこれも何度も書いたな

既に在宅勤務ならぶっちゃけ接種する個人的メリットはない

コロナが落ち着くまで今後も定期的にワクチン打ち続けるとかどんなリスクがあるかわからない

ただ接種しないのはフリーライド(他者治験ボランティアさせてる、他者に壁を作ってもらってる)なので
わざわざ口にしないは当然かと思われる

 

なお、ワクチンに対して強硬姿勢をとってるように報道されてる米国企業はお客と接する現場従業員(スーパー店員など)・倉庫作業者に接種を別に義務付けてねーぞ

理由は離職の増加や求職者の減少を防ぐため

義務付けられてるのはまさかオフィスワーカーだけ。ついでに在宅ワーク続けるなら接種の必要無し

▼Some companies are mandating vaccines — but not for front-line workers

https://www.vox.com/the-goods/2021/8/19/22629327/employee-vaccine-mandate-walmart-uber-lyft

 

Walmart, for example, will require all of its corporate and regional staff to be vaccinated against Covid-19 by October 4 unless they have an “approved exception,” namely, a religious or medical reason not to be vaccinated. But it isn’t asking the same of store associates and warehouse workers, to whom it is instead offering a $150 incentive for getting vaccinated (it previously offered $75) and paid time off.

たとえばウォルマートは、「承認された例外」、つまり宗教上または医療上の理由予防接種を受けない場合を除き、10月4日までに法人および地域スタッフ全員にCOVID-19の予防接種を受けるよう義務づける。

しかし、店舗従業員倉庫作業員には同じことを求めず、代わりにワクチン接種で150ドル奨励金(以前は75ドルだった)と有給休暇提供するとしている。

 

But right now your largest ones, Amazon and Walmart, are not mandating it for their line staff. If they were to make that call, my guess is that lots of other companies would follow suit.

しかし、今現在、最大手Amazonウォルマートは、ラインスタッフ義務付けてはいません。もし彼らがそうすれば、他の多くの企業もそれに追随するでしょうね。

As New Variants Emerge, We Continue To Focus on the Safety and Well-Being of Our Associates | Walmart

https://corporate.walmart.com/newsroom/2021/12/01/as-new-variants-emerge-we-continue-to-focus-on-the-safety-and-well-being-of-our-associates

 

We’re pleased that more than 90% of our campus office associates have been fully vaccinated. While vaccines are not required at this time for frontline associates who work in our stores,

コーポレートキャンパスの90%以上の社員ワクチン接種を完了していることを嬉しく思います

店舗で働く最前線アソシエイトには、現時点ではワクチン必要ありませんが、

2024-02-09

anond:20240209123857

てか胸なんて必然性デカくなったりするものじゃなくね?

キャラクター的に必要からちんちんデカくなるか?

anond:20240209011204

ファッションモデルなら服のシルエットに関わるので胸は大きすぎない方が良いし、大食いなら巨乳になるわけでもないので何も必然性がない

2024-02-01

anond:20240201120240

法的には言われるまでもなくパクリの方が問題やで。

メディアミックス(つまり翻案」)の使用許諾(翻案権の使用許諾)には、メディア形態が変わることにより必然的に生じる改変に対しては、著作者の意に反した改変であっても止めることが出来ない(著作権法20条2項4号)。その「必然性」は翻案使用許諾を受けた側に対して著作権者が主張するしかない。

パクリ複製権翻案権の無許諾利用や。法的には論点無くアウト。

オタクはすぐお気持ち司法し出すから困る。

2024-01-31

anond:20240131193659

何股も管理するの学生の頃ですら面倒くさくて無理だった

女を何人もキープする必然性もないし、お気持ち方面の満足も欲しいし、俺も増田と同じく本命セフレくらいの一点集中しないとなんも楽しくないタイプだわ

2024-01-25

anond:20240124202726

もうタイトルの通りなのだが、結論から言うと小学生の頃から20年以上付き合いのある友達と連絡が付かなくなった。かつては毎日のようにLINEをしていたのに、今確認したら最後LINEしてからもう2年経とうとしている。どちらが悪いのかと言えば私が悪いのだが、正直謝るにも時間が経ち過ぎており、どうしたものかと考え続けて今に至る。

あなたの「結論」は最後文章

この年齢で今からA子に変わる人に出会えるとはとても思えないが、この先誰かと友情を結ぶチャンスがもう一度私に訪れたら、その時は間違えないようにしたい。

ですよね? 結論から言っていないのに結論から言うとと書くのはまず止めましょうというかいくらなんでも文章推敲してください。まあ増田なんかに書く文章を一々推敲しねえよというのもわからんではないんですけどね。

私→これを書いてる人。関東在住。28歳。少年漫画ジャンル女性向けソシャゲを嗜む腐女子

A子→今回主に登場する私の幼馴染。小学校の頃からの付き合い。同い年なので彼女28歳。女性向けソシャゲの他、乙女ゲー少女漫画も好む。腐女子

色々と身バレ防止フェイク要素を入れてるんだろうとは思うんですが、ここで年齢を明記するのはなんなんですかね。

あなた自称する執筆歴がガチだと、この辺のディティールについつい拘ってしまうみたいな話なんでしょうか。

もし万が一リアル年齢なら(そうでなくても)、端的に言ってあなた自己顕示欲が高すぎです。何故なら年齢を明記する必要が以下一切無いからです。

●幼馴染との関係について

小学生の頃から幼馴染と作家の真似事のようなことをして遊んでいたが、それを本格的に一次創作として小説にしたりマンガにしたりし始めたのは中学生ぐらいからだったと思う。

最初、A子だけでなく同級生の友人5人ぐらいでやっていたのだが、年を重ねるに連れて一人、また一人と抜けていき結局最後に残ったのは私とA子だった。

主にスクエニ作品テイルズシリーズありがちなファンタジー系の世界観で、各々自分キャラクターを考えて同じ世界の中で他メンのキャラと絡めたり、時にはカップリングにしたりといったことをしていた。

書いた作品pixivアップロードしており、共用でアカウント運用していた。

A子はどちらかというと長い物語の脇で起こったサブシナリオや小話、アニメでいう日常回を考えるのが好きな人だった。

それも、どのキャラでも出来るわけでは無く、彼女の書く中ではレギュラーになっているキャラもいれば、上手く動かせなかったのか初登場から単位名前を聞かないキャラもいた。

逆に私はキャラクター性格と特徴さえわかれば大体誰でも動かせるタイプなので、特に思い入れの無いキャラや出番の少ないキャラでも問題なく話を作ることが出来た。

シリーズ構成…私

一部脚本キャラクター原案…A子

と言う状態だった。

正直に言おう。二人体制になってからはかなりワンオペだった。

5人ぐらいでやっていた時は私の他にも大筋の話を書いてくれる人はいたのだからある程度分散して出来ていたのだけど、二人だけになったらそれはこうなる。仕方のないことだ。

長い説明になって申し訳ないが、そんな感じで友達一次創作をしていたということはざっくりと理解してほしい。

一切申し訳ないと思っていないのに申し訳ないと書くのはやめましょう。

あなた自称作家歴がマジなら読者に申し訳ないと思わせる(と書いた自分として感じる)くらいならちゃちゃっと文章推敲すれば済む話だからです。

結論の話もそうなんですけど基本的あなた一切申し訳ないと思ってないですよね。

●事の発端

正直なところ、私は鬱展開が好きだしエログロ性癖(グロ寄り)だ。痛そうな目に遭うキャラクターに興奮するし、キャラが憎いとかではなく辛くて痛くて可哀想キャラに興奮を覚える。それが楽しい

A子は鬱展開や過激表現に過敏なところがあったが、全くそれらを見られないわけでは無い。普通にゲームではニーア・オートマタとかバリバリ遊んでいるし、鬼滅や呪術にもしっかりハマっていた。なので、私も話の大筋に必要であれば鬱展開も書き、過激エログロ表現(R-18G)を描くこともあった。

A子は当初自分キャラR-18G表現を描くことを許可していたものの、いざ書いてみるとあまり反応は良いとは言えなかった。

褒めてくれてはいものの無理をして言っている気配すらあった。が、許可はあるし書かないでくれとも言われていないので、しばらくR-18G表現を含む作品執筆をつづけた。

「反応は良いとは言えなかった」「無理をして言っている気配すらあった」ですか。そこで何で妙に遠回しな表現をするんですか?

「(今にして思えば)A子は嫌がっていた(んだと思う)」が、つまり正しい表現ですよね? あなたはA子が嫌がっていたことに気付いていたけど自分の好みを優先させたんですよね?

pixivでの反応は過激な回であればあるほど上々だった。

ファンの反応の良さはA子がそれを嫌がっていたのにあなたが好みを優先させたことを何ら正当化しません。

しかしある時、A子から「実はR-18G作品を見るのが辛い。出来れば私の子にはそういう目に遭わせないでほしい」と申し出があった。

やっぱりか、と思いつつ、あまり自己主張をしないA子が自分から意見を言ってくれたことを喜ぶ自分もいた。

本当に喜んでいたんですか?

思えば創作を始めた当時は小学生だったから当然と言えば当然なのだが、元々はグロ表現のない作品だった。元の正当派ファンタジー路線にこの機に戻すのも悪くないか……と思っていたその矢先。

私のプライベートでは祖母認知症になり、深夜にウロチョロ徘徊する日々が始まった。

人は眠れないと物凄く正常な判断が出来なくなる。深夜の2時に家族にたたき起こされて近所を探しまくって、空がうっすら明るくなるような4時とか5時に家の縁側で発見した、みたいなこともザラにあった。日中ブラック企業で働いて、家に帰れば認知症を患った祖母介護(月に数回脱走オプション付き)。

大変でしたね。

流石にストレスを発散する先がないとやっていけない。

それは仰るとおりですね。

5回目ぐらいの祖母捜索から帰宅をした翌日、私はA子に泣きながら電話して、全てのストレスをぶちまけた。

仕事も家もストレスで、今は創作けが心の拠り所で、正直に言うと自分性癖を抑えないといけないのはかなり無理を感じるということ。

A子は黙ってうんうんと聞いてくれ「増田ちゃんの好きなように書いたらいいよ」「何かあったら相談してね、おばあちゃん探すのも手伝うから」と許してくれた。

※この後祖母施設に入り、2年後に天寿を全うしたのでA子に祖母を探してもらうことはありませんでした

この時点で何歳くらいの話なんですかね。全てのストレスをぶちまけるようなことを普通大人はやりません。

というかこの時点であなたはA子に相当な恩義が発生しているのですが、正直なところ感謝している感じが文章からは全く伝わってこないのですが、受けた恩をどう思ってるんですか?

文章生成AIの登場

それからしばらく、私は辛い現実から逃避するように作品を書きまくっていた。

出来るだけA子の好きなキャラクターやA子が考えた子には危害を加えないよう考慮し、それでも話の展開上どうしてもA子の推しやA子宅のキャラを酷い目に遭わせなければならない場合は「どの程度なら問題いか」「もし無理そうであれば展開を変える」などの提案をしてA子の負担にならず、かつ自分の好きな表現が出来る創作を目指していた。

「話の展開上どうしてもA子の推しやA子宅のキャラを酷い目に遭わせなければならない」

その展開を考え執筆しているのがあなたである以上、そんな必然性あなたの心の中にしかありませんし、本当に配慮してるならそもそもそんな展開にしません。

あわよくば、私が自分のありったけの好きを込めて書いた作品を見て、A子の心が動いて、A子も私と同じものを好きになってくれればいいと思っていた。それがモチベーションだった。

世間でChatGPTや文章生成AIが出てくるようになったのは丁度この頃だった。

画像生成AIがまだメジャーじゃなかった当時、小説や詩を作るのに特化した文章生成AI話題になっていた。

私もA子に教えてもらって存在を知り触ってみたのだが、思った以上にちゃんとした文章が作れる。

これなら作品作りがより効率よく出来るようになるのではないかと考えた私たち創作にこれを取り入れるようになっていた。

2年音信不通なんですよね? 文章生成AI自体はありましたけど、ChatGPTって2年前時点で一般ユーザー使用可能でしたっけ?

元々物語を量産できるタイプでなかったA子は、ここから覚醒した。

アイデアを出すためにChatGPTを使い、出てきた案の中から面白そうなアイデア文章生成AIを利用して書いていく、ということを始めたのだ。それまで1カ月に5,000字の話が一本書けたらいい方だったA子は、自分の考えたキャラの話を中心にポンポンと話を量産するようになった。

私も私で作業効率が上がったので、この頃は文章生成AIを使って新たな作品を書いていた。これは分割すると第1部、2部、3部…と大変長丁場になり、最初の2部までは私の推しキャラ推しカプを中心に話を進めていたのだが、3部から過激表現を極力抑えつつA子の推しキャラ達にもスポットを当てようと考えた。その旨を伝えるとA子は喜んでくれた。

しかし、実際に3部を書き始めた時のA子の反応は、予想以上に薄かった。

A子の推しやA子の推しカプを主軸に据えているにも関わらずである。本人は「語彙力ないから良い…としか言えない」とか言っているが嘘つけ。お前が書いているその長文小説はなんだ。

端的に言ってつまらなかったんでしょうね。

さて、そこで思った。

もうA子に私の作品必要ないのではないか?と。

一度そう思ってしまうと段々とはらわたが煮えくり返って、自分でも抑えきれないほど黒い感情が湧きおこった。私は今までA子のために散々頑張ってきたというのに私の書いた物語はもう彼女にとって価値がないのか?文章生成AIの方が私よりも彼女を満足させるっていうのか?

あなた作品がA子にとってつまらなかったという現実を認めるのが嫌でそういう理解に逃避したということですね。

私はA子とのさぎょイプ中にふっと我慢できなくなり、これまでの怒りをA子にぶちまけた。

何がきっかけでそうなったのかは正直会話の前後を覚えていない。

ふっと我慢できなくなるような人は我慢できなくなるキッカケを探すものなので、まあくだらない何かがあったんでしょうね。

が、言ったことは大体こんな感じ。

A子が私の書いた作品を読んで楽しんでいるように見えない。

私はA子の好きなキャラクターを取り入れているのに、反応が薄い。

A子が自分の書いている作品を見せなかったことに対する不満。

私があまりにも感情的にわーっと話したからだろう、A子は通話の向こうで泣いてたようだった。

友達だと思ってる人からいきなりこんなガチギレされたら普通は泣いちゃいますよね。

ちなみに、あなた文章からは泣かせたことに対する申し訳なさみたいなみたいなものを一切読み取れないので、別に申し訳ないと思ってないんですよね?

それでも私は感情が収まらず、追い打ちをかけるように「私が長編を書き終わったらA子の今書いている作品を見せるって言ってたけど、それって私への報酬のつもりなの?」「だったら私の推しカプ書いてよ、私だってA子の推したちを書いてるんだから」と、どんどん思ってもいないことを言って詰めていってしまった。

正直、お互いパニック状態に等しい状態だったのでこの後どうやって会話を終わらせたかまり覚えていないが、流石に翌日になってマズいと思い、私はA子に謝った。

多分ですけどパニックだったのはあなただけでA子は「そんなこと言われても……」と困惑してたんだと思いますが。

てかここに至ってようやく「マズいと思い」とのことですが、「自分がマズいことをしたと思う」のと「相手に対し申し訳ないと思う」との間には雲泥の差がありますが、大丈夫ですか。

A子は気にしていないし、私が悪いからと許してくれた。

しかし、A子が気にしていないわけが無かったし、これがきっかけで私たち創作は着実に終わりへと向かい始めた。

当たり前ですが、気にすべきなのはどう考えてもあなたの方ですよね。

崩壊

最初異変は、このさぎょイプから2カ月ほど経った頃に起きた。

A子が自分の好きだったキャラクター自分作品の中で酷い目に遭わせるようになった。あれだけ私が書いたグロてんこ盛り作品を苦手がっていたのに、自分からA子は自分キャラ達ををぐちゃぐちゃにし始めた。ここに書くのは憚られるような内容だったので敢えて記載は避けるが、少なからず可愛がっていた己のキャラに対する仕打ちではなく、それなのにA子が物凄く楽しそうに自分の生み出した子たちを痛めつける作品の話をしているのが少し怖かった。

A子としてはあなたの方に寄せてみたわけですよね。それに対して内心としては「怖かった」。つまり芳しくない反応をあなたがしたんですよね?

そんな感じの事が3カ月ほど続いた後……A子はパッタリと新規作品を発表しなくなった。

この頃には私も正直飽きが来ていたので、話作りの真似事を始めた頃から換算すると15年近くやってきたこ創作もそろそろ潮時だろうか、と思い始めていた。

この頃、A子と一緒にご飯を食べたり外出する機会も増えていた。このまま昔のように戻れるものだと、この時の私は思い込んでいた。

A子としては恐らくかなりの勇気あなたの方に寄せてみたら芳しくない反応されたんで、そりゃ嫌になって当たり前なのでは。

ある時、別ジャンルに行った友人から「これもしかしてA子?今も創作続けているんだね~」と言ってあるTwitterアカウントスクショが送られてきた。見ると、アイコンはA子が好きだったキャラそっくりだし、絵柄がどことなく特徴的で普段小説を書いているA子がごくたまに絵を描いたときのそれとそっくりだった。

しかHNは違うし、作品タイトルも全く見覚えがない。

他人の空似だと思い、そのスクショを見ながらTwitter垢にアクセスしようとしたが……

ブロックされていた。

見ず知らずの垢に。何の接点もないアカウントに。

は……?と思った。

この辺はA子が悪いというか迂闊でしたね。

そこで、サブ垢として持っていた垢でログインすると今度は普通に見ることが出来たので、現状のこの垢のツイートメディア欄を確認出来る分は全て確認した。

ブロックされているアカウントツイートを見ようとするのは既に異常者の行いなので猛省した方がいいですよ。

結論から言うと、A子で間違いないだろうということになった。

結論が遅くないですか。この流れで「結論から」と書くなら崩壊という小見出しの次では。

その瞬間、自分の中で何かが壊れたような気がして、とんでもない虚脱感に襲われた。

A子は私と創作するのをやめたばかりではなく、ご丁寧にブロックまでかまし自分だけのコミュニティ形成してのうのうと変わらず創作を楽しんでいたのだ。

自分がいなくてもA子が楽しく過ごせている。自分がいなくてもA子は創作を続けられる。

何と言うことはないことのはずだが、その事実があまりにも当時の私には腹立たしく、許しがたかった。

これは正直気持ちわからんでもないんですよね。そりゃ腹立ちますよね。

今までどれだけ時間を費やしたと思っているんだ。

別に勝手創作するのは良いとして私をブロックした意味は何だ。

こんなことをしといて、現実ではヘラヘラ笑いながら私と友達のふりをしていたのか。

当たり前の話なんですけど、共同創作を止めただけで友達友達だとA子は思っていたわけですよね。

どういうことなんだ。A子と言う人間がさっぱりわからない。

共同創作であるということが友達必須要件なわけないので、異常なのはあなた感覚です。

私は自分SNS、そしてA子と共同運営していたpixivアカウントを全て削除した。

A子が認識できる限りインターネットから姿を消し、A子の出方を待った。A子はまさか昔一緒に創作していた友人経由で自分のもう一つのアカウントがバレたとは夢にも思わなかったのだろう。

数日後、アカウント削除に気付いたA子は慌てた様子で連絡を寄越してきた。私はSNSを消したのは新しいジャンルを見つけて心機一転しようと思ったかであることと、pixivはここ最近生成AI問題であったり個人情報管理の面で心配から一旦別サイト移転させようと思って取り急ぎ削除した。相談無くやってしま申し訳ないと伝えた。

A子は物凄く色々言いたいことがあっただろうが、それ以上何も問い詰めてこなかった。

A子の対応は迂闊なんですけど、それに対してカウンターでそんなことをしたあなたにはもうA子の対応非難する権利はありません。

だが後日A子に会う機会があり、そこでA子はTwitterpixivの削除について改めて尋ねてきた。当然だろう。私の個人アカウントはさておき、pixivに至ってはA子も共同で運用していたアカウントだ。普通に考えてA子にはこの事について物を言う権利はある。

私はA子にこう言った。

「人気が出て良かったね」

この時のA子の表情は多分私は一生忘れられない。多分犯罪を犯したり、絶対にバレないと思って不倫をしたり、そういう人は自分悪事が一番知られたくない人にバレた時にこういう顔をするんだ、とどこか冷めた頭の中で思った。

A子を完全に一方的悪者にして自分正当化している言説なのですが、これは無意識なんですか? 意図的なんですか?

私は極力感情的にならないように「リアルで接点のある人のアカウントブロックすると、逆に特定に繋がるからやめた方がいいよ」とだけ伝え、その話題はそれきりにした。

こういう感じで自称する人はだいたい自分で思ってるよりよっぽど感情的に振舞っていますので気を付けてください。

文字数制限に引っかかったので続き→anond:20240125103028

anond:20240125010739

巨乳である必然性なんてないんだからアジア人の体型で描くのが政治的公平性だよな?wwwwwwwwwwwww

anond:20240125010739

創作における必然性なんて犬にでも食わせとけ

2024-01-23

パルワールドポケモンパクリではない事をデザイナー解説する

パルワールドモンスター「パル」がポケモンパクリではないか任天堂法務部が動くのではないか話題になり例によって「比較画像」などが作られ拡散されている。

(「パルワールド 比較」などで各自検索してもらいたい)

並べて見ると誰でも確かにと思うかもしれない。

しかしこれは悪意のある誘導デマなので騙されないでほしい。

モチーフが同じならデザインは似る

ポケモンデザイン現実動植物などをモチーフにしている。

パルワールドもそう。つまり元ネタが同じ。

元ネタが同じでデフォルメテイストも同じなら見た目が似るのは当たり前。

動物の毛並みをトゲトゲした形にデフォルメする、草花モチーフなので花びら状のパーツをつける、ふわふわした毛をつけて可愛らしくする、トサカで獰猛な印象にする、こうした表現ポケモン専売特許ではない。

モチーフゲーム的な必然性から配色も決まっている

パルとポケモンの一部はカラーリングも一致するがこれも当たり前のこと。

植物属性ならメインカラーは緑。そうなるとアクセントカラー必然的補色の赤やピンク

ペンギン本来黒いがキャラクター化されると氷属性に設定されやすく色は青。必然的にクチバシなどは黄色

こういった具合に配色は決まるので色は同じになる。

その他、お腹の部分だけ明るい色になっているとか脚の先だけ色が切り替わっているとか鳥の足が黄色いとか羊の顔が黒いとか、これらも全て現実の生き物の特徴であってポケモン独自のものではない。

そもそも比較チェリーピッキング

比較画像を見ると全てのパルがポケモンに似ていて「丸パクリ」かのように感じられる。

しかしパルの一覧を見ればどのポケモンにも特に似ていないものもいる。

比較画像は多数のパルの中から似て見えるものだけを選んだり動画から似て見える瞬間を切り取って作られており、パルワールドを貶めたい人間や騒ぎにしたい人間が作った恣意的ものなので真に受けてはいけない。

絵師のトレパク冤罪捏造と同じである

まとめ

パルワールドポケモンは似ている。しかし「似ている=パクった」ではない。

専門的には著作権侵害の成立には類似性依拠性が必要で、今回で言えば類似性はあるがそれはモチーフ作風の一致からくるものであり依拠性は確認できない。

開発側が法的に問題ないと断言しているのも納得できる。

ネットデマに乗せられて「パルワールドパクリ」という空気が前提になってしまっており擁護の中にすら「デザインパクリ」と軽々しく口にする者がいるが、名誉毀損訴訟リスクがあることは承知しておいた方がいい。

以下は私見だが、新規IPを作る時は今回のような騒ぎを避けるためだったりオリジナリティへのこだわりから既存IPにできるだけ似ないようにわざわざ手間をかける。

パルワールドはそれをやらなかっただけではないかと思う。

言わばポケモンに似せているのではなくポケモンに似ないようにすることにリソースを割かなかっただけ。

その理由は分からないが他者権利侵害していないならそんなゲームがあったっていい。

追記

これと似た危機感を感じた事があるのを思い出した。

東京五輪ロゴ盗作疑惑だ。佐野研二郎デザインのT字エンブレム海外ロゴに似てるとされた事件

あれもデザイナーならパクリではないのは明らかだったが世論パクリパクリの大合唱に押されて撤回されてしまった。

過去作の模倣問題が出てきた脇の甘さはあったが事実無根パクリ認定制作物を取り下げさせられた佐野研二郎は悔しかっただろうなと思う。

あの時撤回を成果のように誇った人達の事は軽蔑している。

法的にもなんら問題のないもの空気私刑にかけて人の権利を奪っていいはずがない。

パルワールドは幸い今の所とてつもない勢いで売れている。

ここから新しい文化を築いていって欲しいと思う。

anond:20240123113715

ゲームシステムを真似る場合必然性はそのアイデアが優れているからだろうけど

ポケモンデザインを真似る場合必然性ポケモン代用品として使いたいからで

どちらかというと二次創作エロゲみたいなものだと思う

それが良い悪いという話はしていない

2024-01-17

配信サイトTwitch」の抜け穴

1.ADHDシールド

Twitchには配信タグがあり、タグの内容に則さな配信にはペナルティが課されたりするが

その中で「ADHDタグをつけて配信を行った場合

不適切発現や表現をしてしまってもBANではなく警告処分になるという噂が出回り、

ADHDタグをつけて違法配信を行う、ADHDシールドという手法が広まった。

 

2.プール雑談

Twitchでは過剰に肌を露出したりセクシー服装での配信は推奨されておらず、警告対象となっているが

プールやお風呂、ビーチなど、水着配信することに必然性がある場合においてはその限りではないとされている。

その結果、エロ売り配信者がこぞってプール雑談配信をする抜け道を編み出した。

しかし、広告主側が「弊社の広告セクシー配信にはふさわしくない」として広告を剥がすことが起きるようになり

配信者側からTwitchプール配信する自由侵害している」とクレームがつく。

Twitch側は「プール、お風呂、ビーチ」タグ作成し、住み分けを推奨するようになった。

2024-01-09

anond:20240109145612

必然性なんかないやろ、なんの打ち間違い?

相手の主張を覆さな言及不要という君の主張に妥当性がないね

2024-01-04

ゴールデンカムイってめちゃくちゃインターネット向けの漫画だな

https://ynjn.jp/title/92

ゴールデンカムイが全話無料だったので読んだけど、めちゃくちゃ面白いと同時に読んでて「狂気計算で演じててネット評価をハックするのに最適化されてる〜!」と感じた漫画でもあった(実際には一般人気もあることは前提として、あくま作風の話)

一見トンチキだけど実は真面目に読んでも面白いんです!」みたいな、「不良がたまに犬助けるとめっちゃ褒められる」理論本来優等生をやれるスペックのある奴が再現して人気を最大化しようとする手付きを感じた

例えば作中屈指の異常者である宇佐美の異常性は主に「例え親友であっても腹が立ったら躊躇なく殺す殺人への抵抗感の無さ」と「精子探偵や門倉のケツを叩きたがる性的倒錯」の2つがあるんだけど、前者は鶴見殺人理論確立や尾形との対比の説明として重要なのに対して後者は作劇上必然性が全く無いんだよね

「作劇的な意図関係なく作者の狂気勝手漏れ出てきたのでは?」という可能性もなくはないけど、少なくとも描写的にはウケ狙いに見えるというか作者が射精する男性フェチを感じている可能性は低い

でも「アイヌの金塊を巡る真面目に面白い群像劇」みたいな紹介より「アイヌの金塊を巡る、精子飛ばし合いで犯罪者と戦う奴が出てくるけど真面目に面白い群像劇」の方が注目を集めるのみならず真面目な部分の面白さも引き立つわけだ

このやり方って特にインターネット受けを重視する上ではめちゃくちゃ効果的で、ギャップによる魅力の上昇を狙えるだけじゃなくて「自分この作品きじゃないわ」みたいな評価に対しても「まあ精子飛ばすような作品だし人選ぶよなw」で作品本質的欠点から批判をそらしてダメージ軽減することも出来るのよ

インターネット評論家に受けやすいのは本質的欠点が目立たない漫画なんだけど、「本質的欠点が少ない漫画を愚直に作る」という選択肢の他に「表面的な『人を選ぶ要素』を散りばめてそっちに批判誘導+真面目な面白さのギャップのためのトリガーとしても利用する」というクレバーな別解もある(そしてゴールデンカムイはかなりの精度で後者成功させている)

から作者は相当真面目で読者とネット評価に目配せしまくってんな〜って印象だったんだが破天荒作家扱いされてるのが結構不思議だった

別の漫画だとハイパーインフレーションもそういうハックをするタイプ作品に見えたし(そしてこちらも癪なことに面白い)、こういうあえて突っ込みどころを作ってギャップ評価の最大化+批判誘導を狙う作風は今後一つのジャンルになるかも知れないな

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