はてなキーワード: 勢力とは
「なぜ揺れるのが嫌なのか」
わざわざ「胸を揺らす」というフェティシズムの発露に透ける作り手のねちっこい情念と、それを喜ぶ受け手の欲望を幻視するから。要するに「オタクキモい」というのが論理よりも先立ってるとは思う。個人的には「胸が揺れるからなんだ」と思わないでもないが、一方でこういう騒動があるたび「胸を揺らすこと」に並々ならぬこだわりを持つ人たちが顔を真っ赤にしているのではないかと思えるほどの必死さで胸揺れを擁護し、抗議者を悪し様に罵っているのを見るにつけ「これは子供の教育によくない…」という感情も生まれてくる。
てなことはさておき、現代において「揺れる胸」というのは「揺れる髪の毛」より性的な含意がある。だいたい自分の娘の髪の毛をブラッシングしたりで触れることはあっても、胸を触ったりはしない。「女性の胸」はそういうパーツであり、その延長線上で「胸が揺れる女体」を「いたずらに性欲を興奮または刺激させ、かつ普通の人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反する」と見做す方向の社会的判断はありうる(主に「女体を保護すべき」という家父長的思考と、「女体を男の性的欲求に利用すること許すまじ」という側面のフェミニズム的思考と、「えっちなのはいけないと思います」という付和雷同的大多数といったところか)。社会ではそういう綱引きがあり、現状どちらかといえば、胸を揺らしたがる勢力のほうが劣勢にある。
なんにせよそれは「創作が悪意によって不当なレッテルを貼られている」ということではない。そういう時代なのである。いま我々はミニスカートの女性を見ても特段なにも感じないが、過去にはそれで神通力を失った仙人すらいたという。いつか胸揺れに誰すらも心乱れなくなり、胸が揺れた揺れないといって相争うことのない日が来れば………そのときはそのときで別のトピックで大騒ぎするんだろうね。
アフガニスタンの女性の未来のためには、一度タリバンに徹底的に抑圧させてみる以外にないと思う。
近代のアフガニスタンはイギリスやソ連、アメリカといった「西洋」の侵略者に苦しめられてきた歴史を持つ。アフガニスタンの国家形成には常に「西洋」からの介入が伴っていた。彼らはここ数十年、自分たちだけで国を作り運営し改善していくといった「ふつう」の国作りをできたためしがない。
それは、子供が新しいことに興味を持つたびに介入しやめさせようとする親のもとで育ったようなものだ。
子供時代にアニメやゲームを禁止された反動でディープなオタクになった、という話はネットでよく見る。もしも子供時代に望むだけアニメを見られていたら、そのひとは途中でアニメに飽き、そこまでアニメに執着することもなく、ほどほどにアニメを楽しむ「ふつうの人」になることができたかもしれない。親の介入と強制が子供をアニメに執着させたのだ。
きっと、タリバンにとっての「イスラムに則った国作り」というのは、一部のオタクにとってのアニメと同じだ。かつて奪われたものだからこそ彼らは執着するのだ。
この気持ちは、日本人にはわからないだろう。日本人は、西洋人にさんざん脅され屈辱的な不平等条約を押し付けられたりしたが、国家運営の自主性までは奪われなかったし、内戦に介入されることもなかった。アメリカに占領されたのも、自主性を発揮して精強な近代軍を育て上げ外国を侵略した末のことだったから、因果応報だと納得することができた。
それに比べてタリバンはどうだろう。ソ連の侵略に立ち向かう中でパシュトゥーン人の民族運動として誕生し、全国に勢力を広げ、いよいよ統一政権を樹立する間近まで行ったところでアメリカの侵略を受けて敗北した。一度も祖国を自分たちの力だけで統治する機会を得ないまま、外部の侵略者によって権力を奪われたのだ。「権力を持っていたらやれたはずのこと」に執着するのは当たり前だろう。
現在アフガニスタンにおいて「女性の権利」が危ういのもそういう心理を考慮する必要がある。彼らにとってそれは侵略者が押し付けてきたものなのだ。武力で押し付けられたものだからこそ反発される、というのは、しごく当然の心の動きだと思う。女性の権利が重要なことは否定しないし、アフガン女性の権利は守られるべきだが、問題は、「侵略者によって押し付けられた」と感じているうちは、アフガン人が「女性の権利」の重要性を納得なんてできるはずがないということだ。
薩長が戊辰戦争に勝ちかけていたのに、イギリスあたりが介入して無理やり旧幕府軍を勝たせて新政府を作らせたと想像してみてほしい。どちらの側にとっても納得できないだろう。現実には、会津が落城し函館に逃れた幕府軍の残党が降伏したことで、つまり、両勢力ともに力を尽くして戦い勝敗を決したことで戊辰戦争は終わった。それは特に東北の人びとにとっては悲劇だったかもしれないが、少なくとも、「本当は私たちが勝っていたはずなのに」という未練と執着を生み出すことなく、日本を新しい国作りへと導く結果になったといえるだろう。
私たちはタリバンに機会を与えるべきだ。アフガン国民自らの手で国を建設し、統治し、人びとに納得させるという新事業が必要であり、各地の武装勢力が降った現状で、それをする資格があるのはタリバンだけだ。アフガニスタンから未練と執着を消し去ることで、ようやく女性の権利を「侵略者による押し付け」ではなく「アフガン社会の課題」として見ることが可能になる。そしてそれは、武力介入によっては決して成し遂げられないことなのだ。
嫁が楽をしようとすることに無条件に反対する勢力が居るんだよ。
2020年11月3日、秩父鉄道の「ちちてつ秋まつり~SL転車台公園オープン記念イベント~」が開催された。
鉄道ファンの山添拓参議院議員(日本共産党、東京選挙区選出)は趣味の鉄道写真撮影のため、埼玉県長瀞町を休暇を利用して訪れた。
前後関係や時刻は不明だが、他の鉄道ファンと一緒にいわゆる勝手踏切を1秒間で横断したところを埼玉県警に発見され、捜査を受けた。
2021年9月18日、山添議員は自身のツイッターで本件が書類送検されたことを報告した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2209ae8d6fb1456e1666abef529571a11e576e0
秩父警察が長瀞町の踏切で点数稼ぎをしていたという情報あり。山添議員に限らず撮り鉄を検挙していたとのこと。秩父警察の警察官が山添議員の顔を知っていた可能性は低く、いち撮り鉄として扱われた可能性は高い。公安が共産党議員を見張っていた、というのはまずあり得ないだろう。
https://twitter.com/asawapanhadayo/status/1439213663231963140?s=21
点数稼ぎの検挙であれば罪の重さは関係ないだろう。右折禁止の交差点を知らずに右折した瞬間、目の前にパトカーが止まっていることがあるのと同じ。捕まった側は悔しい気持ちになるし同情するが、違反は違反。
刑事訴訟法246条で「司法警察員は、犯罪の捜査をしたときは、この法律に特別の定のある場合を除いては、速やかに書類及び証拠物とともに事件を検察官に送致しなければならない」と定めているので、書類送検(送致)は必ずされる。
重大事件ならともかく、このような軽犯罪がなかなか送検されないのはよくあること。半年から1年かかってもおかしくない。時間がかかることの是非は議論があるが、本件だけわざと遅らせたのでは?という批判は弱い。
https://legal.coconala.com/bbses/3597
もしかしたらあるかもしれないが…政権が共産党の勢力を削ぐために埼玉県警に指示したかというとどうだろう。そもそも山添議員は参議院議員で次の改選が来年なので、来年6月に送検した方がダメージは大きい。
県警が読売にリークした可能性はある。現職の書類送検はそこそこニュースバリューあるし。なんでこの人だけ実名報道されるのかというと、国会議員だからだよね。
そもそも、多数の撮り鉄の中で山添議員だけが検挙されているなら本人から不当だと異議申し立てがあるはず。鼠取り的捜査手法に文句はあると思うが、外形的には犯罪を犯したことは明らかなので、大人しく書類送検を待っていたのではないか。送検の連絡が来たとき、マスコミにすっぱ抜かれる前に発表したという判断はあっただろう。本来は昨年警察に捕まったときに報告しておいた方がクリーンなイメージは作れた気もする。
ハロはご存知?
しかしですねレース用の車ってのは屋根がない車もたくさんあるんです。
Formula-1とかって知ってますかね?
ああいう車。屋根がなくてドライバーの頭部が外へとむき出しとなっている車。
そういう車、当たり前なんですが屋根がないのでドライバーの頭部へものが飛んできたら直撃します。
もちろんヘルメットはかぶっていますがヘルメットでは防ぎきれない衝撃は多々あるわけで。
大昔によくあったのはレース中のクラッシュでタイヤが飛んでくる、とかですね。
それによる死亡事故も昔はしばしば起こっていました。
あとレースの車って軽いから衝撃で浮き上がったりするんですね。
そういう飛んだ車が運悪くドライバーの頭部へと突撃してくパターンなんかもあります。
だから割と昔からこれは危険だから保護装置をドライバーの頭部を守るフレームのようなものをつけねばならないでしょうと
提言はされていたわけです。
ところがこれは長きに渡り反対勢力によって保護装置の導入は見送られてきた歴史があります。
曰く、ドライバーの頭部周辺にフレームを配置したりしたらFormulaカーの見栄えが悪くなるから、Formulaカーの伝統に反するからってことで。
すったもんだの末にハロが導入されたときにも、かっこ悪いと一部では大不評でした。
すぐに見慣れるよ、との声も多数ありましたが、それでも皆本音では格好悪いよね安全には変えれないけど、と思ってました。
とはいえとはいえ、ハロが導入されてからの数々のクラッシュでハロの有効性が証明されます。
レース中に浮き上がったマシンのタイヤがドライバーの頭部めがけて落下する、なんて場面でも
ちなみにハロの強度はロンドンの2階建てバスが落下してきても耐えうる強度らしいです。
あとレース中のマシントラブルでちょっと考えられないような角度、猛スピードでガートレールへと車が突進したときにも
車が衝撃吸収構造により文字通りバラバラになりつつガードレールを歪めながら車が突き刺さった際にも
ハロのおかげでドライバーの生存空間が確保されたおかげで死ななかったねということが起こったり、
そういう事例に枚挙にいとまがないです。
今年のiPhoneに指紋認証を搭載しなかったAppleという会社はCOVID-19をどのように考えているのだろうか?
マスクをつけているときにiPhoneのロック解除をするにはパスワードの入力をするか
(AppleWatchとの組み合わせで顔認識の挙動と近い感覚でロック解除できるらしいがiPhone所有者すべてがAppleWatchを持っているわけではない。)
生体認証を経験してしまっている我々にとってパスワードの入力というのは非常に面倒に感じる。
だから中にはロック解除するときだけマスクをずらす人もいるだろう。
そのような行動はCOVID-19の感染拡大に寄与することに繋がる。
また、そもそもマスクを付けていなければ顔認証が普通に使えるのだからマスクを付けない動機にもなりやすい。
指紋認証をつけなかったのはアップル社の利益を考えての行動であるはずだ。
世界で一番資産を保有している企業がこの非常事態に自身の利益のみを考えて行動している。
皆さん、顔認証が出来ないのが不便?
真にCOVID-19の流行を憂いているのであれば事業計画に支障が出ても指紋認証を搭載するべきではなかったのか?
デルタ株の流行に少なからず寄与している可能性があることを考慮しなかったのだろうか?
残念でならない。
Appleという会社はもちろん利益を追求するのは当然だが、しかしどこかで社会を良くしたいということを考えて行動する企業と期待があったからだ。
しかし、その期待は裏切られたように思う。残念だ。
政治家の失言は時に致命的なダメージを政権または政党そのものに与える。酷い時には、党そのものが消えてなくなりそうになるほど大きな傷跡を残してしまう。
そんな失言が致命傷となった政治家のうち、2000年~現在までで失言王ベスト5を選んでみたい。
後に詐欺とまで言われる大胆なマニフェストを掲げて政権交代を果たした民主党政権だったが、財源の疑問などは当初から囁かれており、政権担当能力に疑問を持つ人は、自民党支持者を中心に少なくはなかった。
そうした中で、米軍普天間飛行場の返還合意から14年目。民主党の鳩山由紀夫が発した「最低でも県外」の言葉をきっかけに、移設計画が問い直されることになった。
この一連の流れの中で、鳩山自身が同盟国であるアメリカから「ルーピー」と呼ばれてしまうなど、交渉は迷走を極めてしまい、政権担当能力の無さを日本の内外に喧伝する事となった。
その後に続く菅直人政権、野田政権も、東北震災時に失言などがあり、イメージを挽回するどころか悪化させてしまったのだが、民主党は駄目だという印象を決定づけた一言が「最低でも県外」であったと言える。
鳩山の場合は、現在の彼を見ても「最低でも県外」発言がなかったとしても、別のどこかで民主党政権を終わらせていたに違いないのだが、それにしてもだ。
失言の多い首相だった麻生なので、取り立ててこの発言が致命的な失言だったとは言わない。この言葉自体は、今から振り返ってみれば若者に向けるには常識的忠告であるようにも見える。
だが、2009年ころは、麻生おろしでメディアというメディアが騒いでいた時期だったから、あらゆる言葉が失言であるように扱われてきた。麻生の言葉尻を捉えてあらゆる批判が行われ、
挙句の果てには、ほっけの煮つけを食べたと言った(ほっけに煮つけ料理はないので庶民感覚が備わってないという批判)、カップラーメンの値段を知らない、ホテルで高級なカレーを食べた、と言った批判を受けるに至った。
国会では、漢字を読み間違う麻生に対する漢字クイズが繰り返され、異常ともいえる麻生おろしによって自民党は壊滅的なダメージを受け民主党政権が誕生したのだが、一連の流れの象徴として冒頭の失言を挙げたい。
狂想劇ともいえる麻生おろしによって誕生した民主党政権が後に悪夢と呼ばれるものであったことがトラウマとなり、メディアの民衆への影響力が大幅に小さくなる事にも繋がった。
後の安倍政権があれほどの攻撃を受けても、まったく揺るがなかった最大の理由には、メディアが自らの信頼を「麻生おろし」によって失っていたことが挙げられるだろう。
2017年の衆議院選挙を前にした9月25日に小池百合子は希望の党を結党した。結党当初、民主党への失望、長く続く安倍政権への批判の声を背景に、政権交代が実現するのでは?と言う勢いを示すことになる。
小沢一郎率いる自由党、民進党(民主党から名称変更)との連携や合流が囁かれると、民進党は希望の党との合流を決定し、事実上の解党を選択する等、巨大政党誕生の流れは着実に出来ていた。
もしも、民進党との合流を果たしていたら、政権交代は決して白昼夢ではなかった・・・だが、小池は民進党との合流を問われると「様々な観点から絞り込みをしていきたいと考えております。全員を受け入れるということはさらさらありません」と答える。
排除するのか?と問われ、排除いたします、とまで答えた。この発言が、排除の原理と呼ばれマスコミの強烈な批判を受けるに至って希望の党の勢いは大幅に失速し、排除される予定の議員たちが結党した立憲民主党にも獲得議席数で及ばずに衆議院選挙を終えた。
民主党への失望を背景にした発言だったのだが、「排除いたします」とまで言った小池の発言は、彼女の生涯における痛恨の失敗だろう。
民主党政権を打倒し、希望の党の危機をも跳ねのけて快勝し、株価を上昇させ、今日の外交・安保の基礎となる多くの重要法案を通し、大きな成果を挙げ得意絶頂にあった安倍晋三が、森友学園の土地売買に関与していたのでは?との疑惑を向けられた際に行った発言。
事実として、今日に至るまで首相夫妻が関与していた証拠は何一つなく、首相夫妻の関与を訴えて来た籠池夫妻が有罪となり「安倍犯罪がとか、私らも(安倍政権打倒勢力に)乗っかかって、そうやなぁと思ってました。」と答えるほどでもあり、
安倍本人には何もない事が分かっていたのかもしれない。だが、この発言によって野党側に火をつけることとなり、のちに続く加計学園問題、桜を見る会へと終わりのない追及の流れが続くことになる。
安倍を犯罪者のごとく扱おうとする野党やメディアの言動への対処の為に、安倍政権は予算委員会の質疑応答で多くの時間を浪費する事となり、世論が厳しさを増す中で以降の安倍政権は以前ほどの強さを見せられなくなった。
余計な一言を言わなければ、悲願だった改憲への道筋も立てられた可能性もある。それだけの成果を残した政権だった安倍政権だが、安倍の悪癖が出た一言によって改憲と言う100年先に残るレガシィを作ることは出来なかった。
無能も侮りすぎれば致命傷になる、という教訓が安倍には残ったかもしれない。
2000年以前には自民党と堂々と渡り合い、与党として政権をも担当した経験を持つ社会党が壊滅する切っ掛けとなった発言が 「拉致などない」だ。
北朝鮮と深いつながりを持っていた社会党は、ずっと以前より「拉致などない」という姿勢を貫いていたので、正確には2000年以降の発言ではないかもしれないが、社会党が壊滅したのは2000年代初頭なので、ここに挙げたい。
2002年小泉政権において、安倍晋三官房副長官の尽力によって、小泉首相の電撃的な訪朝が実現した。
この際、金正日総書記は首脳会談にて、横田めぐみさん、田口八重子さん、市川修一さん、増元るみ子さん、原敕晁さん、有本恵子さんと、松木薫さん、石岡亨さんの計8人の死亡を主張。
一方、地村保志さん、(浜本)富貴恵さん夫妻と、蓮池薫さん、奥土祐木子さんに加え、日本政府が把握していなかった曽我ひとみさんの計5人の生存を伝えた。これによって「拉致などない」と言ってきた社会党の立場は瓦解する事となった。
死亡した有本さん、石岡さんは生前、北朝鮮から家族に宛て手紙を出しており、その手紙を元に社会党を頼ったものの、土井たか子から冷たくあしらわれた事が知られている。そして、家族が手紙を受け取った二か月後に有本さん、石岡さんは亡くなってもいるという。
社会党は従来の態度を改めて謝罪したが、こうした事実が明らかになる中では無意味でしかなく、2005年に行われた選挙では党首である土井たか子すらも落選する程の大敗を喫し、社民党として名を変えた今日では、党として存続すら危うくなっている。
かつて2大政党を期待された社会党だったが、「拉致などない」と言い続けて来た一言によって、そのすべてを失った。土井たか子は、政治史にのこる女傑でもあるが、同時に最悪の裏切り者としても記憶される事となった。
印象深い失言を犯した人を並べてみても、その歴史において相互に関連があり、政治の歴史と言うのは面白いもんだなと感じさせられる。
仙谷官房長官の「暴力装置」、柳澤 伯夫の「産む機械」、松本龍の「知恵を出さないやつは助けない」など、味わい深い失言は多くあっても、ダメージの深さではどうかなと個人的には思っているのだが、
皆さんの中には、他に印象に残っている大きな損害を招いた失言はあるだろうか?
はてな村にお住まいの野党支持者・与党支持者の皆さん、こんにちは。今秋の衆院選と政権交代に向けて、いかがお過ごしでしょうか。おそらく衆院選で一票を投じるまでは、とくに何もしていない方々が大半だと思います。もちろん投票所へ足を運んで一票を投じれば、それで十分に有権者の務めを果たしているとは思います。
以下に長々と記すことは、仕事や育児にお忙しい皆さんには負担となるものです。私も仕事と育児に追われて日々忙しいのですが、ちょっと現状を放置するとまずいなと危機感があり、筆をとった次第です。
長くなるので3行にまとめると、こんな感じです。
さて、今月に入ってから毎日のように、はてな匿名ダイアリー(以下 増田)には、野党に批判的な投稿が続いています。
菅政権下では野党候補の勝利が続いていたことを考えると、この増田の傾向というのは必ずしも世論と連動している訳ではなく、一部の熱心な与党支持者による活動であると考えられます。「一部」と書くと、立憲の支持率のほうが一部だろ、などと瞬時にコメントする輩も現れるのですが、いったん無視しますね。
たとえば2017年頃には野党叩きの記事の量産依頼が、クラウドソーシングに載っていたと報道されたのは記憶に新しいところです。
https://buzzap.jp/news/20170922-anti-opposition-party-blog-movie-crowdworks/
今回の増田大量投下が、同様の組織的犯行かどうかは分かりません。一部の熱心な与党支持者が忙しい仕事の合間を縫って懸命に記事を書いているなら、ご苦労様と思いますし、あるいは今回もクラウドソーシング等による仕事なのであれば、やはりご苦労様ですと労いたい気持ちも少しはあります。決して公言できない仕事には誰もお疲れ様・ご苦労様と言ってくれないだろうからね。
しかし気をつけなければいけないのは、一見して無意味にも見える増田大量投下が、長期的には大きな影響力を持ってしまう可能性があることです。莫迦の一つ覚えのように安倍晋三が繰り返した「悪夢の民主党政権」が、サブリミナル効果のように人々の意識に刷り込まれ、震災や原発事故のマイナスイメージとも重なって、たしかに悪夢だったなと広く信じ込まれています。民主党政権の具体的な政策を一つ一つ検証したうえで批判するよりも、ひたすら「悪夢の民主党政権」と繰り返すことが効果的に働いています。
テレビで坂上忍なんかが「野党はだらしない」と連呼していたのも同様です。本来、与党・野党は固定的なものではなく、政権交代によっていつでも入れ替わるものですが、それを「野党はだらしない」「野党は政権を担えない」「野党は永久に野党」のように印象付けることで、政権交代なんて論外だと人々に刷り込むことに成功しています。
このような勢力に対抗して野党が支持を伸ばし、政権交代するには、どうすればいいか。
何の答えにもなっていないのですが、まずは政権交代することが必要です。野党を与党に、与党を野党に入れ替える。そうすれば自民党支持者たちが連呼していた「野党はだらしない」が封じられます。野党はだらしないから野党は無視していいとは言えなくなる。いつでも政権交代によって与野党が入れ替わることを前提に、建設的な議論が始められます。もしも野党の自民党が議論を拒否すれば、今後こそ「野党が国会をサボっている」のブーメランからは逃れられないでしょう。
そして今回の選挙で政権交代するために、たとえば、ひたすら念仏のように政権交代を唱えるのでもいい。ツイッターでも増田でも、政権交代が実現したらどんな社会になると思うか、どんな社会を実現したいかを大量に投下する。精緻なロジックを考えるよりも、まずは自分の願望を下手でもいいから文章にしてみる。2行や3行の短い文章でもいい。数が集まることで、政権交代の実現を願ってい大勢の人々の存在にようやく世間が気付く。言い換えれば、おとなしくしていると現状維持を望む人々の大きな声にかき消されてしまう。どんなに面倒でも声をあげなければならない。どんなに忙しくても、どんなに時間がなくても行動しなければならない。
文章を書く時間が本当にまったくとれない人は、ツイッターでいいねを押したり、増田をブクマして応援コメントをつけるのでもいい。少しでも注目されるように、自分のできることから始めてほしい。この記事に対しても応援コメントをお待ちしていますよ。
たとえ罵倒コメントが100個ついても、応援コメントが20個くらいあれば、なんとか心のバランスは取れるものです。かれこれ14年も増田を書き続けてきた私が言うのだから間違いない。いや、個人差はあると思うんで、もちろん応援コメントの比率が高いに越したことはない。
長くなったので3行にまとめますね。最初に書いたのと同じです。
衆院選は、与党支持者と野党支持者の戦いではありません。私は野党支持だけれど、与党を支持する友人は多くいるし、こんなことで対立するつもりはない。
しかし現在の与党による政治は、あまりにも野党支持者を切り捨てている。政権交代が実現したときには、自民党支持者が切り捨てられることは絶対にないと断言できます。なぜなら東日本大震災のとき、自民党の谷垣禎一へ副総理として入閣を要請したのは、当時の民主党です。あるいはコロナ禍の現在、臨時国会での議論を呼びかけているのが立憲民主党です。常に建設的な議論を呼びかけている民主党・立憲民主党と、それを拒否している自民党という構図があります。
これを読んで書いてみる
「なんでモリカケ・桜が?」という疑問に対して「それを最優先に考えているごく一部の特殊な人達しか見ていないから」という分析をしている人が圧倒的多数だったけど、なんか違う気がしている
個人的に立民所属の国会議員と話す機会があったんだけど、マジで彼ら「モリカケ・桜問題で自民党政権に対する国民の怒りは頂点に達している」と思ってるっぽいんだよね
国民の最大の関心事はモリカケ・桜がダントツで、新型コロナ対策とか景気対策とかは二の次だと思ってる
で、俺や同席した知人がちょっと引き気味な反応をすると、明らかにこっちを憐れむような目で見てきた
「あ、こいつら何もわかってないな」という視線だった
何だろうね、このやるせなさ
明らかに世間から分断された、向こう側の世界の住人に見えてしまった
https://anond.hatelabo.jp/20210912144128
単純なABテストならそれも重大なのかもしれんけど、新型コロナ対策や景気回復よりも優先度高く設定してるあたりに、彼らが市民の声を全く聴いてないのが透けて見えるんだよね
あと俺が会った議員は民主党政権発足前からのベテランだったけど、鳩山由紀夫の「故人献金」の時とか、菅直人の外国人献金問題の時に何やってたのかちょっと気になった
https://anond.hatelabo.jp/20210912145320
よく見かける文言なんだけど「政策以前の問題」って、要するに「モリカケ・桜が完全に解決するまで『政策』する必要ない/自民党政権に『政策』させない」って事でしょ
俺みたいな庶民はそれじゃ困るんだわ
今の政府にはスピード感をもって「政策」してもらわないとマジで困るし、それを妨害する勢力、妨害を良しとする勢力には全くシンパシーを覚えない
やっぱりね、こっちをなじってくるような、攻撃的なトラバばかりなんだよね
こういうところなんだろうな
明治維新がタリバンと似ているというのがホッテントリに上がっていて思ったのだけど、
確かにもうその時点で古すぎるはずの尊王思想を掲げて、外国の支援を得て支配を維持しようとする現政権を、別の海外援助を得つつ打破したという構図は似ていなくもない。
(でも、違うところも多いので総体としては似ているというべきものではない気がする)
明治維新の要人の偉かったところは、尊王攘夷を掲げたはずなのに攘夷の方はサラッと投げ捨てて、積極的に欧州に学びに走ったところだろうが、
所詮付け焼刃でイマイチ国民もレベルがついてきていない中でなかなか富国強兵とはいかないところ
「だったら徹底的にだましてしまえ」とばかりにカルト洗脳をしてまで軍備を増強し、アジア界隈で欧米から植民地を切り取りにかかったのは無謀でしかなかった。
当時の列強諸国は兵器レベルの圧倒的な差を恃みに遠隔地で植民地拡大を進める一方、列強同士はケンカしすぎないようにしていたわけで、
言ってみれば欧州内でのこれまでの関係性の積み上げがあって遠隔地支配がやれていた面があるはずである。決して急に地球上に表れて好き放題していた勢力というわけではない。
その辺が対外的なプレゼンスがそれまで皆無だった日本軍とは違うところだと思う。
全然別な意味合いのパワーだけど、ユダヤ人脈が国際的に大きな力を持っているというのがよく言われるのも、結局は世界各地に地道にコネクションを張り続けたことの成果だと思うので
ある領域で持続的に勢力を維持するためには、その領域で地道に積み上げられてきたものを如何に活用できるか、というのが重要なんだと思う(本当に新しいドメインでの競争を除く)。
その意味では日本軍は全然使えるものがなく、一発屋的に消える以外の展開はなかったと言うべきだろう(一撃して講和に持ち込むとか戦国時代の発想だと思うし、そもそも本拠地にアタックかけられない相手に通用する筈がない)。
だから、「欧米列強の支配に抗してアジア独自の勢力を築く」というお題目は立派だったけど、それを成し遂げるための材料が圧倒的に不足していたために結局なすすべなく打破された、という日本軍の失敗事例(マジでこれは失敗事例でしかないのに本邦では何故か称揚する言説が後をたたないが…)を他山の石として、中国共産党は実にしたたかにやってきていた。今にして思えば欧米が中共に妙に甘かったのも華僑ネットワークを介して誘導してきた結果なんじゃないかと思ってしまうほどだ(本当にそういう事実があったかどうかはともかく)。
なので、本邦のインテリジェンスのアレさを反省することなく中共を蔑視して明治維新を持ち上げる人は何も分かっていないんだなぁと、つれづれ思う。
アフガニスタン | 幕末・明治維新 |
---|---|
タリバン | 長州 |
イスラム原理主義 | 尊王原理主義 |
外国人排斥 | 攘夷思想 |
オマル師が作ったイスラム神学校に集った学生らが中心メンバー | 吉田松陰が作った松下村塾に集った若者らが中心メンバー |
欧米に支援された政府が敵 | 外国と条約結んだ幕府が敵 |
一度は実権握るも米国にイキった結果コテンパンにやられ逃亡しテロリストとしてお尋ね者に | 一度は倒幕派が藩の実権握るもイキった結果禁門の変でコテンパンにやられ朝敵としてお尋ね者に |
かつて戦争したアメリカと交渉し対政府戦を優位に進めたタリバン | かつて戦争したイギリスと交渉し対幕府戦を優位に進めた薩長軍 |
各地の軍閥と戦ったり味方に入れたりしながら進軍 | 各藩と戦ったり味方に引き入れながら進軍 |
戦わず逃げ出したガニ大統領 | 戦わず逃げ出した徳川慶喜 |
タリバンの仇敵、北部同盟のドスタム将軍も降伏して逃走 | 長州の仇敵、会津の松平容保も降伏 |
首都カブールの無血崩落 | 江戸城の無血開城 |
反タリバン勢力がパンジシール州に結集して抵抗 | 反新政府勢力が北海道の五稜郭に結集して抵抗 |
大河ドラマにならんかなぁ