はてなキーワード: 冷凍とは
太平洋のかなたのブラジルの養鶏場で生まれ落ちたタマゴが,ブラジル人従業員の手で育てられて,
また違うブラジル人の手でシメられて,毛をむしられて,精肉に加工されて,
これまた知らない工場で冷凍処理されて,トラック運転手に運ばれて,船に積まれて,
数万キロもの船旅を経て日本に上陸して,無数の倉庫と工場を経てワイのレンジで加熱されて食べられるとか。
アフリカの左上の,ぶっちゃけ地図見るまで場所もわからなかった国の漁師が捕まえたタコが,
それを現地で頭とか除去して足だけにされて,
船に載ったら富豪からテロリスト,宗教家のひしめくスエズ運河を通ったりアフリカ南端の喜望峰を経由したりして,
はるばるインドの沖合を運航してフィリピン台湾を経由して陸揚げされて,
スーパーで陳列して二日目の夜中ぐらいに半額シール貼られているのを俺が買って
引っ越してから全然見なかったので油断してたら3cmくらいのが壁を這い回っててビビった。
住み始めてから虫を見かけなくなってたので虫対策のハエたたきとかスプレーとか一切なかったのでどうしようもなく、掃除機で一時的に捕獲、すぐさまビニール袋を先につけてそこに入れるというイメージトレーニングをして挑むも大きさから掃除機で吸い込むのも失敗して押入れに逃げられてしまった……。
そこで、急ぎ近くのコンビニにホイホイとスプレーを買いに行き押し入れにセットしてひとまずの安息を得たところ、いつの間にか同じ大きさの同個体か別個体か壁を這い回ってるのをまた発見し、冷凍スプレーで弱らせて紙包んでようやく倒せた。
50000円のアパート住みでもなんとか楽しくやってるよ。
ちなみにボーナスは全部貯金だよ。1円も使わないよ。景気いい時で2.4ヶ月しか出ないけどね。今年はもっとすくないよ。
服はユニクロだよ。これで十分だよ。季節の変わり目にだけ服を買うけどおっさん足短いから裾上げはしてるよ。
メガネはJINSかZoffで買ってるよ。消耗品だからあんまり高いのは買わないよ。おっさん20代前半はコンタクトだったけど楽だからメガネに落ち着いたよ、
おっさん自炊派だよ。レシピ調べたりして美味しく作れると嬉しいしおすすめだよ。たくさん作って冷凍しておけば日持ちもするよ。食材余らすリスクは凍らせて回避だよ。
タバコは吸わないよ。お酒はトリスを買ってきて家で割って飲んでるよ。缶ビールより安上がりだよ。ちなみに付き合いで飲みに行くことはあるけど1人でお店に飲みに行ったりとかしたことないよ。酒は毎日飲むと体に悪いから週に2日は休肝日にしてるよ。
車は軽自動車を持ってるよ。地方都市だから必要なんだよ。ちなみに22歳の時に中古で65万で買ってるよ。いろんなとこが痛んできたから自分でちょくちょく直しながら乗ってるよ。
たまに趣味で釣りにいくよ。竿なんか昔に買った安いのだけど釣れたら夕飯にもなるしラッキーだよ。
海近くに住んでるから釣り場にも近いのでガソリン代もそんなにかからないよ。
もちろん独身だよ。
正直なところ29歳なのにそれってどーなの?って言われることもあるよ。
でも景気の良い時代をほとんど知らないし今のまったり薄給な仕事でとりあえずの衣食住に不安がなく毎日を過ごせてることには喜びを感じてるよ。
キャベツの油いため
冷ややっこ
ジャガイモの皮をむいて切る
鍋に水を入れてジャガイモを加熱する
ショウガを出して皮をむいてすりおろす
すりおろしたショウガと豚肉をボウルに入れて、醤油酒みりんで味をつけておく
まな板を洗う
キャベツを食べる分出して洗う
フライパンを火にかける
キャベツの芯をとって切る、同時並行でフライパンに油を入れて温める
キャベツを皿に盛りつける
さっきのフライパンに油を入れて温める
ジャガイモが煮えてきたのでだしの素と味噌を入れて、乾燥ワカメを入れる
豚肉に火が通ったら皿に盛りつける
ご飯が炊けるまで片づけをする
箸や水と一緒に食卓に持っていく
食べる
正確には不老不死ではない。
しかし、確実に、今までより遥か未来を経験することが出来る可能性が高まっていた。
アメリカのとある研究施設が、20名の成人男女の、10日間の冷凍保存に成功した。
このニュースは世界中の注目の的となり、世界中、寝ても覚めてもそのニュース一色だった。
研究施設には「私も」「俺も」という冷凍体験希望者の声が殺到し、研究施設側も更なるサンプルを収集する為、定期的に世界中から20名ずつの「体験者」を募る様になった。
世界中の物好き達がその企画に飛びつき、応募し、倍率は宝くじに当たるよりも高くなっていた。
「まさか当たるわけないだろうけど」
そんな軽い好奇心から、私は、共にノリノリだった妹を同行者として、その企画に応募した。
数日経ったある日、ぼんやりと見覚えのあるアドレスから、一通の英語のメールが届いた。
「うそ…いたずらよね??」
世界中で同様のメール詐欺が多発していたし、まさか自分が当選するなんて。
オフィシャルサイトを開き、慎重に送信元アドレスをチェックした後、本文を開いた。
本文サイトにあるリンクのドメインも、オフィシャルサイトにある記述も、念入りに確認した。
「本物だ……」
google翻訳を駆使しながら、血眼になって内容を確認した。
内容は至ってシンプルだった。
2021年11月〇日~2021年11月〇日までの10日間、あなた方は冷凍保存体験を受ける権利を獲得しました。
・当施設で体験した事に関し、一切の口外を禁じます。違反した場合、1億ドルの違反金を頂きます。
・当体験で発生した事象について、当研究施設は一切の責任を負いかねます。全て自己責任でご参加ください。
なお、当体験の必要最低人数を確保する為、本案内は余裕を持った人数へ送信しております。
「今日、話がある」
それが妹の第一声だった。
「まぁ、準備とか色々あるだろし」
そう答える私の言葉を遮って、妹が畳みかける。
「返事した?」
「や、まだ」
「はよせいや!他の人に取られるじゃん!」
「まじか」
「そうだね。『いつでも放棄できる』て書いてあるし、とりあえず確保しとこ」
心配性の母は間違いなく泣きながら(そしてブチ切れながら)反対するので、絶対に言えない。
10日間、いや、飛行機での往復を考えるともう少し、仕事も休まなければならない。
飛行機の往復チケットも取らなければならないし、聞いたこともない田舎にある研究施設までのルートも確認しなければならない。
「せっかくアメリカ行くんなら観光とかしたかったよね。でも休み取るの限界だしな」
「まぁ、それ以上のすごい体験をする訳だし!」
「てかさ、アメリカまで行って寝てるだけって、冷静に考えたらうけない?」
「まじそれ」
「職場に何て言う?」
「げー、姉ちゃんの会社ユルくていいな。どうしよ。どんな手を使ってでも休むけど」
「お母さんになんて言う?」
「なんて言おうか…」
「…………」
あれこれ画策しているうちに、一年ちょっとはあっと言う間に過ぎた。
なので、私達は一泊旅行程度の、冗談みたいに少ない手荷物を持って飛行機に乗った。
「結局お母さんに言えなかったね。どうする?」
「たった10日だし。『LINEの調子悪かった』とかで乗り切ろ」
「うん…無理あるけど、どんだけ考えてもいい言い訳みつからなかったしね」
妹はとにかく世紀の体験を楽しみそうにしていて、
心配性の私は、どんどん余計な事を考える様になっていた。
「当研究施設は一切の責任を負いかねますって、でもまぁバンジーでもこういうのあるしな」
「生還した、ってだけで、体験者全員健康だとは言ってないよな…いやでも何かヤバイ事があったらこんな実験続いてないでしょ」
「口外したら1億ドル…でもまぁ、うちの会社もコンプラ厳しいし普通かな…」
疑惑と正当化をうろうろしているうちに、飛行機はアメリカに到着した。
事前に入念に調べていたので、乗り継ぎを重ね、研究施設へはスムーズに到着した。
集合時間は午前7時。
研究者の方々からの挨拶、改めて体験内容と契約内容の確認、体調チェック。
体験前には栄養を蓄える為の豪華な食事でも与えられるのかと思いきや、排泄の関係もあるらしく、この日は何も食べさせてもらえなかった。
妹と「クッソ、出る前ちゃんと食べておけばよかった!」「クマが冬眠前に食べ込むのは一体何なの」と軽口をたたき合った。
「では皆様、防護服に着替えてください」
研究員の指示通り、なんだかよくわからない服に着替え、そのままついて行った。
道中、妹はずっとテンション高めにキャッキャとはしゃいでいた。
私は緊張で震えていた。
「ここが先ほどご説明した冷凍室です。皆様は、この中で専用のカプセルに入って眠って頂きます」
みなさまは、ねむっていただきますかー。
色々考えていると、冷凍室の扉が轟音と共に開いた。
中から、顔を真っ青にした大人達が、ガタガタ震えながら、研究員らしき人々に支えられ、ゾロゾロと出て来た。
これから体験する参加者の人達も、英雄を見る様な目で見つめ、共に拍手を送っていた。
え、おかしいでしょ。
こわい、どうしよう、こわい。
こんな貴重な体験が出来るんだから、余計なことは考えたらだめだ。
現に、あの人たちは生きて還って来てたし!
「では皆様、中へご案内致します」
「承知致しました。ではあなたはここで。お気をつけてお帰りください」
もっと怒られるかと思ったのに、研究員は驚く程スムーズに、笑顔で私を解放してくれた。
というか、切り捨てた。
妹も引き戻そうと中に向かって妹の名前を叫んだ。
すると、先ほどの笑顔のまま、研究員は私の前に立ちはだかり、同じ台詞を繰り返した。
「あなたはここで。お気をつけてお帰りください」
冷凍室の扉は、閉じた。
何もない。ここがどこかもよく分かっていない。おなかもすいたし、ひどく疲れた。
何より、妹をどうしよう。お母さんに何て言おう。
妹は無事に出て来てくれるよね?
10日間、どうしよう。
着替えもほとんどない。とにかくきつい。
妹は大丈夫だよね?
10日間どうすれば…
夢で本当に良かった。
汗びっしょりだった。服脱いだ。
妹冷凍されてなかった。よかった。
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コロナが憎い
コンビニが徒歩0分なのが憎い
帰りにコンビニで買った飯を食って生きてきました。
なので自分の家で電子レンジを使う事はなかったのです。驚くべきことに。
今日、ホッテントリにホットクックについての記事が上がっているのを見て、稲妻が走りました。
スチーマーで密閉しつつレンジの扉でも遮断されてますから、宇宙服着てエアロックしてる船内活動みたいなもんです。
これから帰宅して、なんらかの処置を施すのですが、とてもとてもとてもとても気が重いです。
まあでもよくある話ですよね。
【追記】
いろいろな処置が終わった後、はてブを覗いたらこの記事が載っていました。
こういうのよくないと思います。こういう騙し討ちのような恥を晒すことをみんなでワイワイ言うのよくないと思います。
帰宅してレンジを開けましたが、そこには何も入っていませんでした。
そして食器棚を開けると、洗ってあるシリコンスチーマーがありました。
私はほっと胸を撫でおろしました。
食べたことを忘れたのか、小人が処理してくれたのか、知らない人が侵入して見かねて処理してくれたのか。
ホラーでファンタジーですが、私はそんな世界線に住んでいたらいいのになと思いました。
私は帰宅してレンジを開けました。そこには、私の記憶するシリコンスチーマーがシリコンスチーマーのままありました。
換気扇を回しながら、新聞紙を敷いたうえで恐る恐る開けると、びっくりするほどきれいな鶏肉だったものがありました。
綺麗だろ?ウソみたいだろ?死んでるんだぜ?
鶏肉の下に、キャベツを少し敷いていたことが災いし、その部分は変色していましたが、全体的にカピカピになって
サラダチキンというかなんか案外驚くほどの腐敗が起きていないな、という結果でした。
過熱してあったので、確かに缶詰のような役割になっていたのかなと思います。
ちなみにシリコンスチーマーの蓋は開閉式ではなくて、分離して載せる形のものです。
私にはシリコンスチーマーは過ぎた物であって、もっと素敵な方に仕えていただきたいなNot for Me ということでお別れしようと思います。
とかいうの真に受けて200円とか300円するやつ買ってみたけど、いいのは一つだけだった。
それも体感的には300円はちょっと高くて、270円ぐらいな感じのやつね
そんなの買わなくても自分で玉ねぎとかきのこ焼いたりシャンタンとかごま油とか酢とかを適量まぜまぜして、サバ缶とか突っ込んで軽く炒めたやつのほうが美味しいし、安い
面倒だと?ごもっとも、なら160円くらいの冷凍パスタで同じくらい美味しいやつあるから、そっち買ったほうが断然いい。
冷凍パスタ使わないのは冷凍とレンジが無い、みたいな特殊な人だけ。冷凍パスタのほうが手間がかからない上、同じくらい美味しい。それなのに300円ソースは自分で麺を茹でないと行けない上に、+140円なので正直きつい
たしかに味は複雑だし、自分で作ること考えたら300円では無理だけど、ちょっと世界が変わるほど感激したとか言う人は、世界に対する感度が高すぎるか、よほどまずいパスタしか食べてないっぽい気がする。
まぁここまで酷評したけど、300円パスタソースは、レトルトのパスタソースの中では群を抜いてうまい。
でも、冷凍パスタは麺茹でる必要もなくて同じくらい美味しくて、140円安い。絶対に勝てるとは思えない。
パスタソースだけを見ているからこういう変な感想になる。パスタソースが競ってる相手は冷凍パスタであること
視野が狭まっていて周りが見えていないと言わざるを得ない
昨日のキムチ鍋の残り
肉が少ないのでカサ増し。
フライパンを加熱しながら、冷凍してたゴボウ薄切り、人参千切り、玉ねぎ千切り、大根の皮スライス、きのこミックスを順次投入。
豚薄切りも入れて時々かき混ぜながら、キャベツを切る。
冷凍野菜たちが大体解凍され、肉に多少火が通ったら調味料投入。
チーズタッカルビのレシピ見るとコチュジャンと書いてあるが常備してないのでたまたまあった焼き肉のタレを入れた。原材料にコチュジャンは入ってないけどなんとなく韓国風になるじゃろ。
味付けしたらキャベツの千切りを投入する。
これでかなりカサが増えた。
全食材に完全に火が通った時点で少し水分多かったので小麦粉をフリフリ容器で振り入れて強火でとろみをつける。
冷凍してあったピザ用チーズをガーッと混ぜてフタをして火を止め、余熱でチーズをトロかす。
大きな深皿にトロねばの完成品を盛り、スライスチーズ3枚をてきとうに載せておくと、食べるときにはスライスチーズもとけていい感じになっていた。
昨日のキムチ鍋は市販のスープが美味しくて、でも食べきれずにたくさん残っていたので土鍋からステンレス鍋に移して冷蔵してあった。具はそれほど残っていなかったので、そのまま温めて豆腐だけ足して今日の汁物とした。
キュウリの浅漬けは、珍しく3本128円で安売りしてたので2パック買ったうちの1パックを漬けておいたもの。
ネットでのレビューしか見てないけど、けっこう食べれるものが増えた印象。
でもやっぱりメイン顧客はご老人なのか、高齢者向けの毎日の仕出し弁当的なものがほとんどな感じ。
でも異常独身男性だって疲れて帰ってきたときは冷凍弁当食べたいんだよ?
ガッツリしっかり食べれるものないかなとちょっと探してみたが、マッスルデリしかないのかな。でも1食1,000円超えはちょっと手が出ないよ。
我ながら、何とも支離滅裂な夢を見た。
夢とは得てしてそういうものだが、寝覚めの悪さは否定できない。
昨日の疲労、冷凍諸君、エナジードリンクが体に残っているからだ。
“あの時”に限りなく近い、最悪の状態。
「あー……そうだ、これこれ、この感じ」
それが絶不調という形であれ、目論見どおりであることには変わりない。
課題レポートのように掲げるならば『バロメーターとバイオリズムの因果関係・相互作用』といったところだろうか。
まあ、これは超個人的な究明でしかないので、ここでは“マスダメーター”だとか“マスダイズム”とでも呼ぼう。
このマスダメーターは調子の良し悪しを指標する、いわば基準値のようなものだ。
大まかに「身体」・「精神」・「神経」などに分類しているが、これらは相互に作用している。
今の俺が正にそうだな。
疲れているのに重たい料理を食べたから消化不良を起こし、その消化不良とエナジードリンクが睡眠不足に繋がる。
それぞれの要素が絡み合って今朝の不調に繋がり、その不調が更なる不調を生む。
これがバイオリズム……じゃなくて、マスダイズムにも悪影響を及ぼす。
マスダイズムとは、個人的に「何となく気になること」や「何となくやっていること」を概念的に纏めたものだ。
俺が毎日やっている、テレビのチャンネルと音量を10にするというのもコレに含まれる。
気になっても引きずらないし、やらなかったとしても後悔に値しない、そんな些細なものだ。
一瞬、体の中を通過していくだけ。
しかし、マスダメーターが不調だと、この“通過”が円滑に行えなくなる。
どうでもいいことを必要以上に気にしたり、悪い方に考えたりする。
占いを信じてもいないのに、やたらと気にしていたのも、そのせいだろう。
やらなくてもいいことに対して成功・失敗の二元論で判定してしまう。
あの時、俺が「しまった」と思ったのも、それが原因だ。
それに悩んだところで、不調で思考も働かなかったのだから、納得のいく結果・結論なんて出てくるわけがない。
そうして最初に抱えていた不調を解消できないまま不平不満が重なり、負の連鎖へと繋がる悪循環が生まれたってわけだ。
噛み砕いていうなら「調子の悪い人間が何かをやれば、それは悪い結果になりやすい。そして悪い結果を出してしまった人間は、更に調子が悪くなる」みたいな話さ。
そして、結果というものは、結果を出した人間というものは他者にも影響を及ぼす。
それが授業中にやたらと名指しされる因果へと繋がったってわけだ。
つまり俺の思うまま、この日は最悪だったってこと。
「心ここにあらずといった感じだな」
「そんなに悠々としているとは、私の話を聞くまでもなく解答できるというアピール……そう解釈してよろしいかな?」
ボーっとしていたので主語は聞き逃してしまったが、その言葉が誰を指しているかは明白だった。
もちろん、授業の内容は頭に入っていないので答えられるわけがない。
これから俺は的外れな解答をして、先生に嫌味たっぷりの説教を聞かされるのだろう。
しかし気負いはなかった。
馬面教師の宣告と共に、俺は“答え合わせ”を終えていたのだから。
この癖を仲の良いクラスメートは知っているが、いま俺の口元がどのような感情を表しているか、そこまでは分からないに違いない。
だが、それでいい。
この法則と同じで、これは個人的で、誰も共感しなくていいことだ。
だからこそ、せめて自分が納得できる結論を求めなきゃいけない。
それこそが俺の、俺による、俺のための法則と、その証明なんだ。
【この日記はフィクションです。登場する人物・事象・名称等は全て架空であり、実在のものとは一切関係ありません。】
6年間、探し続けていた女の子がいました。
勝ち気で、自信に溢れ、最強を自称し、経験に足り、緊張を度胸と努力で飼いならし、誰より自分に真剣な――
探し続けていた女の子でした。
夏の終わりに出会って、冬。
春。夏。冬。春。秋。春。秋。春。秋。夏。
長いのか短いのか、判断がつかなくなる程度の時を過ごして、
初めて振り返ってくれた彼女は、
想像とは少しだけ違う形姿をしていました。
その日から、寝る時以外はずっと彼女を見て、彼女の言葉を聞いていました。
仕事をしている合間、お風呂に入っている間、食事をしている間、家事全般、日常の可能な全ての時間で。
その全ては何一つ無駄ではありませんでした、が、実を結ぶことはありませんでした。
眉間から9cm。そこにいる、少しだけ形姿の違う彼女は、何日も楽しそうにこちらへ不敵に笑っていました。
週末、友人と共に晩酌を楽しみ、少しだけその事から心を離しました。
家に帰った後、眠る気にもなれず、出会ってから彼女に貰った言葉を1つ1つ確かめます。
夏が去り、日が沈むのは早いもので、結局丸1日経ち、静かに目を瞑りました。
東から差し込む日差しと、早足にやってくる冬の寒さに起こされた今朝。
彼女の声は聞こえなくなっていました。
これは嘘です。
ただ少しばかり、聞こえてくる距離が変わりました。
折り合いの付け方としては上等ではないのかもしれません。
忘れない。でも思い出さない。
掛け持ちは不利じゃない。取り巻く全ては輝く糧に。
その言葉を、改めて噛み締めました。
そうしてまた1つの季節を迎え、
どうしても食べられず、冷凍していたカレーを、やっと火に掛けました。
(了)