はてなキーワード: 交通費とは
数年前、アイドルを追いかけるための資金が尽きて手を出したのはJKリフレと呼ばれるバイトだった。
家が厳しかったため、黙ってバイトに応募してそのバイト先から家に連絡が行くことを恐れた自分は
『なら逆に絶対家に連絡が行かないようなバイトをすればよいのでは?』と考えて、JKリフレのバイトに応募した。
こんなところで身バレもクソもないし、第一その店は今はもうないし、なんだかバイトしてた時のことを語りたくなったので語る。
『一瞬』と書いたが、本当に数ヶ月しかそこで働かなかった。人気もなかったので、自分目当てで来るお客さんもいなかったし、勤務時間中はクソ汚いビルにある待機室でTwitterしてるか、未成年なのに勝手に登録させられたアダルトチャットでアダルトではないチャットをするか、フリーで来たお客さんにつかせてもらうかのどれかだった。それに、リフレというものが本当にリフレしかしないところだと信じてバイトに応募したため、お客さんとは話したり手のマッサージしてあげたりしかしなかった。
リフレと書いたが、そういえばリフレじゃなくなったんだった。勤務初日は仕切られたクソ狭い空間にマットとティッシュがあり、そこでお客さんにマッサージしてあげるというシステムだったが、二日目からは指導が入ったかなんかでマットがあった場所には机と椅子二つ、それとティッシュというシステムに変わっていた。
ティッシュがあるということはそういうことである。当時JKリフレという風俗まがいなバイトに応募したくせに変なところがピュアだった自分は、なんでティッシュが置いてあるのか意味がわからなかった。だから、勤務二日目で自分を指名してくれたお客さんに『いくら?』と聞かれたときは真面目に店の料金システムについてお話した。
働いてた店は人気あるところだったので、人気ない自分でもフリーのお客さんにつかせてもらえたしまあまあお小遣いの足しくらいは稼げたと思う。
詳しい料金システムは忘れたが、お客さんが店に払った代金の半分が支給された。
店内でのコミュニケーションワークが人気ない自分には一番の仕事でやった回数も多いけど、たまにお散歩コースと呼ばれるお客さんと自分が外に出るというものもやった。お散歩コースだと店内とは違ってスタッフの目がないし、カラオケやホテルに誘う人ばかりだったのであまり好きじゃなかった。
自分は最低限稼げたら良いという人間だったので、周りのリフレ仲間がやっていてもアダルトチャットでアダルトなことは絶対しなかったし、そういういかがわしいことをして給料とは別にお客さんからチップを貰うなんてこともしなかった。まあリフレでバイトしてる時点でなかなかいかがわしいことをしているのだけど。
お店には色んな女の子がいた。入ったときから数年間ずっと年齢が15で止まってる人気ナンバー2の女の子、出勤日が決まったらすぐ予約で埋まるナンバーワンのめちゃくちゃ可愛い女の子、父親くらい離れた男性と同棲していてその人を養うために働いている高校生の女の子、『気持ち良いことをして稼げるなんて最高』と待機室で叫んでいた女の子、中学から夜の仕事をしていて足が洗えない女の子、本当に色んな女の子がいた。
どの子とも仲良くなれなかったが、なぜかその子たちの個性は覚えている。強烈すぎて。
そういえば辞めたきっかけを思い出した。
働いてた店は人気店だったし、女の子たちのいわゆる個人的な裏オプションも豊富だったため、某掲示板にその店オンリーのスレッドがあった。
待機中は暇だったのでそのスレを覗くのが日課ですらあった。まあ人気なさすぎて自分の名前は1回も出てきたことないけど。
そこに『4月から規制が厳しくなるから指導が入るかもしれない、それが入ったら店は終わり』的な書き込みを見つけたので、ぴったり3/31で辞めたのだった。
結論を言うと、本当に指導というかなんというか、裏オプションのことがバレて指導どころの騒ぎじゃなかったらしい。
店は潰れてオーナーは逮捕されてたし、店で働いていた女の子たちもみんな補導されたと聞いた。
辞めて良かったのだ、自分は。
なんで急に語りたくなったのかというと、またそのような店で働こうと考えているからだ。
正直あんなとこで働いたら普通にバイトするのが馬鹿らしくなる。普通のバイトで1日稼げる給料は、3時間あれば稼げる。
馬鹿だと思うだろう。思われてけっこうである。何と思われようとここは匿名ダイアリーだしね。
【追記】
ブクマコメで「普通のバイト1日分の給料が3時間で稼げるって風俗にしては少ない…」ってあったけど、
風俗じゃないからね!?www 風俗まがいなことしてたら普通のバイト1ヶ月分の給料3日あれば稼げるんじゃないかなー。
人気ある子は1日で。
【追記その2】
たくさん反応されてて驚いた。誰も見ないだろうけどコメントに反応させてね。匿名ダイアリーでこんな反応もらったことなくて素直に嬉しい。
アイドルを追いかけるためにバイトをしていたが、そのアイドルはジャニーズではない。
某名古屋の女のアイドルのライブ行く交通費がなくてバイトしてた。結局交通費捻出できなくて知り合いの男ヲタに往復出してもらった。
今バイトしようとしてる理由はジャニーズ。女のアイドルから足を洗ったらジャニーズの沼にハマっていた。
数ヶ月を一瞬と表現したのは、数ヶ月の間勤務していた日数が20日もないから。いつ出勤してきてもOKだったので、土日どちらか6時間とかそんな感じで出勤してた。
何人も言ってくれてるけど、身の破滅ですよね。しそうだなって自分も考えてる。
そうだ、『摘発』だ。その言葉が出なくてモヤモヤしてた。働いてたお店摘発されてオーナー逮捕されちゃいました。調べたら出てくるよ。だってニュースになってたもん。
ティッシュは結局手汗すごいお客さんに手めっちゃ揉まれた後、手を拭くのに使っただけだ。マットがなくなって店内での裏オプ行為は減ったけど、某掲示板いわく机の下にもぐって抜いてくれる子とかいたらしいから、やっぱりそういう使い方するんだね、ティッシュは。
アキバの客層は知らないけど、普通の人しか来なかったなあ。友達と一緒に来た若い人から柔道の先生、普通のサラリーマン、片道2時間かけて来たコミュ障の人。
http://m.huffpost.com/jp/entry/8902352
私も塾には行かなかったし行きたいとも思わなかったが、仮に行きたいと思ったとしても、行けなかったと思う。
別に黒い服を着たおじさんが家に来たり、親がギャンブル中毒で離婚したりはないし、(大学に入って一人暮らしをするまでは)特段ひもじい思いをしたことも記事に書けるようなドラマチックな出来事も何もなかった。
しかし、子供心に塾の授業料を見て、ウチの家計では無理だろうなと思ったくらいの家庭に育った。要するに田舎の一般的サラリーマン家庭だった。
周りはあまり裕福ではなく、飯場のようなところで、ギャンブル中毒の親、母子家庭、父親の自殺、小学校6年間で4回も苗字が変わった子、夜逃げしたためどこか遠くから車で送られてくる子等だらけだった。
(金銭感覚や教育観といった観点で)まともな両親が2人とも健在だった時点で、そこでは最も恵まれた環境だった。
そういう意味で、私は当地では最も恵まれた環境に生まれ育ったと思う。
大きなショックを受けたのは、親の預金通帳を盗み見た時だ。
それ以来、私は親にモノをねだらなくなった。当然塾に行きたいとは言えなかったし、私は小さいころピアノが習いたかったのだが、習いたいと言えなかった。
私は14歳の時、田舎を出ることを決心し、田舎の中学を出て、片道2時間以上もかかるような遠い街の進学校へ行き、東京大学に現役で合格した。結局塾には一度も行かなかった。
私自身はそれが当然だと思っていたので全く辛くはなかったのだが、多分傍から見れば相当努力した部類だと思っている。
受験期には文字通り一日中勉強していた。これまでテレビとゲームとゲームセンターとボーリングくらいしかなかった私にとっては、本を読むこと、勉強はとても楽しかったのだが、貧しい体験からくる出世欲と反骨精神、この世に対する恨みのような気持ちは並々ならぬものがあったと思う。
今の私は、東京大学を出て大きな、公共に係わる仕事をしている。
田舎にいたころとは比べ物にならない人生だ。世間一般的には、エリートの部類に入るだろう。
給料は、外資に行った同級生、弁護士になった同級生と比べたらかなり少ないだろうが、普通の給料をもらって生活している。
社会階層を上げるためには大学に行くべし、というのは多分正しいと思う。
日本の大学受験(というより東大受験)の良いところだと思うことは、基本的にはどんな境遇の人間でも、ペーパーテスト一発、しかも普通の教科書理解できていれば合格できることだと思う(それが相応に難しいことは否定しないが)。
つまりは個人の資質や、やる気次第でどうにかなるものだと思うのだ。
だがしかし、このやる気というのがかなりの曲者で、その大半は環境で決まってしまうと思っている。
地方の進学校だったが、地元の中学とは全く違う人種が集まっていた。ゲーセンやテレビ、ファミレス以外の世界を知っているのだ。
この世界に多感な高校時代に飛び込み、周りが読むように本をたくさん読み、たくさん考えた。
これが今の自分の基礎だ。
そして高い交通費をかけて、遠い(公立だが)進学校に通うことに、反対せず後押ししてくれた両親の存在も大きい。
親がまともで精神的に安定していること、これは本当に大事なことだ。
不幸にもこのような環境が確保されなかった場合、私は同じように東京大学に独学で入り、今のような人生を歩めていただろうか。
おそらく無理だ。
視座を広げるためには、まずそれができる機会が与えられる環境にいることが重要だ。
モチベーションを維持するためには、少なくとも将来に前向きな人たちの多い環境にいることが大事だ。
負の感情だらけの中で、周りに影響されず自分を貫き通すのは、然して気持ちの強くない高校生の私にはできなかっただろう。
私は幸運にも環境に恵まれ、これから何でもでき、何にでもなれる人生を手に入れた。
最近やりたいことに悩んでばかりで、鬱々としているのだが、こうした経験をした自分だからこそできる方法で、世の中を良くしていきたいと考えている。
そもそも現実問題現代の日本の恋愛において「おっぱいを触る」のは、セックスの過程でしかありえない。
キスならそこまでやって別れるカップルもいるだろうが、「おっぱいを触る」所まで許したカップルは大体そのままセックスになだれ込むだろう。
つまり、普通に付き合っていた場合、「おっぱいを触る」のにかかる費用は大体「セックスをする所まで持ち込む」のにかかる費用に等しいと考えていい。
ではそれにはいくらかかるか?
大体、デート一回につきディナーが一人3000円、割り勘で支払ったと考えよう。
これは交通費を考えない場合だから交通費を仮に一回のデート辺り300円と仮定すると39,600円…約4万円になる。
彼女と会う為に特別に見た目を整える場合、美容院代が5千円。服を買ったとして、幅があるが少なめに見て1万円と見積もる。
直接の費用だけで約5万5千円。これにデート一回あたりの時間を約2時間と考え、仮に時給千円とした場合月2回×半年の交際期間では24,000円。
55,000+24,000=79,000円。これが大雑把に換算した、「一人の女性と交際してセックスまで漕ぎ着けるのにかかる費用」であり、それは「おっぱいを触るのに要する費用」とほぼ等しい。
(勿論、奢ったり遠距離恋愛だったりしたらもっともっとお金がかかる。)
つまり「おっぱい募金」には本来、一回あたり7万円以上は払って然るべきなのではないか。
「それなりのルックスの女性のおっぱいを触るまで漕ぎ着ける」のには、普通にやっていたらこれだけの時間とお金がかかるのだから
それをたったの千円で済まそうとするのは搾取以外の何物でもないと思う。
明日は九州で同期の送別会。坂本事務所から独立し、唐澤洋からの自立を目指す当職は自分で交通費を出す。当職は節約も兼ねて長距離バスを利用して行くことにした。
長距離バスの利用は初めてだったのでバス乗り場がわからず大遅刻、搭乗するさいにみんなから冷ややかな目で見られてしまった。
冷ややかな視線に中学時代を思い出す。「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」とそう思いこみ、嫌な気分をかき消した。
当職が乗る長距離バスは4列だ。値段で選んだのは失敗だった。狭いシートに尻が痛む。
到着するまで寝ようと思ったが隣が若い女性ということもあり緊張して寝られなかった。
そこで当職は小腹を満たすためにバス乗る前に買ったマックを食べることにした。
ガサゴソと包装紙からメガマックを取り出し口いっぱいにほおばる。たまらない。
ポテトの塩が濃かったのと車内が乾燥してるせいもあってLサイズのコーラはあっという間に空になった。
腹を満たしてしばらくするとバスは海老名SAで休憩についた。海老名のSAにはいろんな店があり当職は時間を忘れて食べ歩きした。
再びバスに乗り、バスは目的地の九州へ向けバスは出発したのも束の間、当職に凄まじい便意とかつてない尿意に降りかかった。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
年間数十時間を入り待ち出待ちに費やすオタクの風上にもおけないわたしが、オタクになってからずっと考えてきたことである。
基本的に三次元のオタクの世界では、出待ちはだめだという風潮になっている。
公式で出待ちのある宝塚は、他のジャンルのオタクから「まあ宝塚は別枠だから」と言われる。
そして東京の有名な劇場だと、なぜか事務所が出待ちを禁止している子達でも、「どこどこ劇場だから〜」と出待ちが突然許された風潮になる。
そして、これまで出待ちなんて来たことがなかったようなおばさんのオタクたちが待ち始める。パンフレットにサインをしてもらう。握手してもらう。舞台が終わって疲れているはずの◯◯くんが「ありがとうございました」と自分だけのための笑顔を数秒くれる。
すると、これまで「出待ちなんて…」と叩いていたオタクたちが口をつぐみ出し、気づいたら出待ちファンに成り下がっている。
アイドルでもなんでもない彼らは、イベントでもない限り、ファンが気軽に言葉をやりとりできる相手ではない。
あんまり人気がない人だとツイートをファボしてくれたり、リプライをくれる場合もあるが、いわゆる若手俳優の中で日常的にそういったことをしている人というのはあまりいない。
ブログが更新されてコメントをしても、そのコメントに対するレスはない。
もちろん手紙を書いたって、もはや読んでいるのかわからないレベルだ。読んでいる子もいるし、正直読んでない子もいる。
けれど、出待ちをすれば最短でも数往復のやりとりができる。よっぽどギスギスした現場でもない限り、「観ました(観ます)!」と言えば、ありがとうございますと言われる。
よっぽど追いかけまわしていない限り、彼らの発する言葉は限られる。
「そうなんですか。」「本当ですか?」「うれしいです、ありがとうございます」
彼らは現場でbotになる。待ち始めた頃、たくさん話せたような気持ちになって会話を思い返してみても、気づけば話しているのはわたしばかりで、向こうは無難なレスしかしていないことを知る。
彼らにとって、たとえ出待ちをするファンだとしても「ファン」だからだ。
そもそもそういう職業だと割り切って、自分でここまでは話すと決めている子もいるし、自分はホストではないと絶対に出待ちとは話さないと決めている人もいる。
出待ちに慣れてないオタクは断固拒否の俳優でもない限り、肯定しかされないから、自分が出待ちすることを本人が肯定してくれていると思い込む。
それが限りなく消極的な「仕方ない」肯定だということには気づかない。
彼女たちにとって、目の前の俳優は自分と同じ人間ではない。その事実は知っているはずなのに、頭で理解しようとしない。
自分が職場で誰かに待たれていたらどんな気持ちがするのか、考えたりしない。むしろ、くだらないプレゼントや舞台の感想を書いた手紙を「あげている」自分、出待ちなんかして時間を使って「あげている」自分という気持ちになる。
そういう本当に迷惑なファンに成り下がっても、ほとんどの俳優はそのオタクが消えていなくなるまで待つ。
出待ちファンを拗らせてホラーすぎる行動に出るオタクも世の中にはたくさんいるし、たくさん見てきた。
明らかに嫌がられていて、他の共演者にも困った顔をされ、時には他の共演者がその俳優を守るような素振りを見せても、そこまでまわりが見えなくなったオタクが気づくことはない。
けれど、ある日突然いなくなる。いなくなるものだから、どういう気持ちで、なぜ気づけたのかとても気になるけれど、聞けたことはない。
最寄りで待ってしまったり、「ここまでで」と言われても延々着いていったり、ご飯やさんに押しかけたり、そこまで時間を費やして、それが本人に拒絶される原因になってしまったと気づいたとき、どう思うのか全く想像がつかない。
そもそもそういうことをしても許されると思っている時点で自分が何様でどういう発想でそういうことをするのかよくわからないが、あれだけ情熱を傾けていたものをうしなって、なにをして生きているだろうとむしろ心配になる。生死を案ずる。死んでいないかしらと不安になる。誰かしらがどこそこで見かけたと話が回ってきて、よかった生きていたともはや安堵する。
出待ちをすることは本人に嫌がられることだということをわたしは知っている。
けれど、わたしは待つ。なぜなら、本人は待たれることを諦めていることも知っているからだ。
わたしが待たなくても誰かは待つ。出待ちは肯定されてはいけない。舞台の観た人全員が出待ちをしたら街は大混乱になる。
一方で、だめでありながら、誰かは絶対に待つこともみんな知っている。だから、わたしは劇場という物語の中で「出待ちをしちゃう最低なファン」という役を割り当てられる。
そして、たくさんの暴言を受け止めながら、しれっとした顔で待つ。面白かろうが面白くなかろうが、入れる限り公演には入って、毎日待つ。
いつも待つけどいっぱい公演には入ってくれる◯◯ちゃんになる。どれだけつまらない公演でもたくさん入るので、例え舞台がつまらなくても、制作がいい加減でも、俺のチケットノルマを買い支えてくれる◯◯ちゃんにもなる。
そして、一定数の俳優は、どうやってこんなに俺に会いに来るのに、どこかで舞台に通うだけのお金を準備するんだろうと少し興味を持つ。そして、そうでない俳優は、よくわからないけど、出待ちはするけどたくさんお金を使ってくれる人だと自分にとって都合のいい部分で受け止める。
そこで付け上がるオタクは2.3年でいなくなる。
わたしはこんなにたくさんお金を使っているんだから出待ちして対応してもらって当然、イベントでファンサをしてもらって当然、大切にしてもらって当然。
そうやって消えていくオタクもたくさん観てきた。
けれど、世の中には出待ちなんかしなくても、舞台を全通してせっせと手紙を書いて、一生懸命応援しているファンはいるのである。
お互いに言葉を交わすことはほとんどないし、本人はその人の顔も知らない場合が多い。
しかし、手紙をもらうたび「この人いつも来てくれるなあ、昔からずっとだなあ、ありがたい」と俳優は思う。
顔すら知らないから、イベントで俳優から声をかけることはできない。だから、俳優の「ありがとう」という気持ちはファン本人に届くことなく消えてしまう。
俳優は引き止めることも、直接お礼を言うこともできないけれど、そういったファンもまた自分を支えてくれていることを知っている。
出待ちファンが、これだけお金を積んでいるから、対応されて当たり前は成り立たない。
あくまでそこの繋がりはない。結果論だ。これだけ俺にお金を使ってくれるくらい俺のことが好きな(かわいそうな)子だ。優しくしてあげよう、と思えば、対応は優しくなる。
最初はファンも喜ぶ。わたしは出待ちファンなのにそんなに優しくしてくれてありがとう!と感謝する。
けれど、次にやらないと「どうしてしてくれないの?わたしのなにが悪いの?」と怒る。
大抵そういうオタクは他のファンに嫌われているので、対応されないと「やっぱりあの子出待ちなんかして嫌われてるんだわ」と言われる。
嫌われていると思われたくない。みんなの前でわたしの存在を肯定してほしい。普段自分の悪口を言い、会場でヒソヒソと遠目に話しているファンを見返したい。
しかし、それにずっと応えていれば、他のファンは興ざめする。
あの人出待ちなのにあんなファンサしちゃうんだ、わたしたちはルールを守って応援してるのにバカみたい、と思う人は一定数いる。
そして俳優はその出待ちファンと他のファンとの板挟みになり、やがてそのファンのことが疎ましくなってくる。
お金は使ってくれるけれど、色々とワガママを言ってきて面倒だ。最初から対応なんかしなきゃよかった、こんなことになるなんて思ってなかった、と思っているだろう俳優も何人も観てきた。
ちゃんとファンとの線引きをできなかった俳優にも非はあると思うが、そもそも出待ちなどの現場でちらっとしか話さない自分のファンの性格や人間性なんてわかるわけがないし、運が悪かったとしか言えない。
だんだん対応が悪くなっていき、オタクも干されていることに気づき、離れていく。
そうやって消えるオタクもいる。
また、ただ単に対応が慣れから悪くなっていき、それにオタクが失望して辞めるパターンもある。
何年も追いかけていると、機嫌が悪い日もたくさんある。けれど、オタクはぐっと堪える。すると、俳優は「俺がどんな態度とってもこの子は俺のことが好きなんだ、追いかけてくるんだ」と勘違いする。
お礼を言うことを忘れてしまう子もいる。全通するからね、と言って「そうなんだ」と返してしまう俳優もいる。
けれど、全通は簡単なことではない。プライベートの予定をスケジュールとにらめっこしながら調整して、資金を調達して、チケットを買い揃え、毎日の劇場までの交通費を払い、など、考えると気が遠くなる行為だ。
俳優は、舞台全通なんてしたことがないから、オタクがそのためにどれだけの犠牲を払っているのか、ピンとこない。
俳優にとって、その子が全通やそれに近い劇場通いをしてくれることはもはや当たり前だからだ。
そうなってしまった俳優に失望して辞めるオタクも数多く見てきた。
別にお礼を言われたくて全通しているわけではないし、本来お礼を言ってもらえるものではないが、お礼を言う場があるのにお礼を言わないとさすがにオタクの心も着いていけなくなる。
◯◯くんの演技、大根だなと思ってずっと応援してきたけれど、同じお金を使うならもっと有名な人の出ている良い舞台を観ようかなと思うオタクもいる。
こういう結末は結局どっちが悪いのか、わたしには判断がつかないけれど、一番多いと思う。
それは、自分は出待ちをして迷惑をかけていると自負しながら追いかけていて、また、俳優側もそのオタクに感謝の気持ちを忘れなかった場合である。
そういったオタクは、自分が叩かれて当然だと思っているので、ファンサをされなくても怒らない。むしろされると、ラッキーくらいの気持ちでいる。
自分は出待ちをしてしまう最低なオタクだと思っている傍ら、心から板の上に立つ俳優を好きでいる。
だから、対応が多少悪くても「そもそも出待ちしてたのが悪い」「疲れてるのに申し訳ない」という気持ちを常に持ち合わせている。
もはや、板の上の俳優が好き過ぎて、出待ちをして迷惑をかけている自分という存在にすらちょっと苦しむ。
俳優も、「この子は俺が嫌なときには空気を読んで帰る子だ」と思うので、だめなときは遠慮なく今日は対応しないと通告してくる。オタクもそれを受け止め、おとなしく帰る。
さらにオタクの中には、俳優が嫌がっていることをするファンを止めてくれる人すらいる。
ご飯屋さんで待っていたり、タクシーで追いかけようとしたり、延々着いていこうとするファンに声をかけて、止めたりする。
これは俳優本人が絶対にできないことだが、確実に嫌がっていることなので、「この子は俺が電車に乗るまでストーカーを止めていてくれる使えるオタクだ」と思い始める。
若手俳優のマネージャーはそこまで仕事をしないので、俳優はストーカー(と化したファン)を自分でなんとかしなくてはいけない一方で、自分が対策をしたら逆に喜ばせてしまうこともわかっている。
たとえ男といえど、家まで着いてこようとしたり、自分の待ってほしくないところまで待とうとするファンは、気味が悪いので、代わりにオタクが対策すると嬉しいと思っている俳優が一定数いる。
オタクは頼られて嬉しいので、頼まれたことを必死に遂行しようとする。そして、お互いにWinWinの状態になる。
オタクがもう追っかけ辞めようかなとこぼすと、まだ発表されてないけれどこんなこんな仕事があって俺は◯◯ちゃんにみてほしいって思ってるんだけど!と引き止めようとする。そういう話も珍しいことではなくて、そういうとき、俳優に人間味を感じる。
わたしがいなくなったら、またわたしみたいなオタクが現れて◯◯くんはその子にもこんなことを言うんだろうかと考え始める。
何時に現場に入るよだとか、何日はどこで仕事があるよだとか、自分だから教えてくれるのか、それともこの俳優は自分みたいなファンには誰でもそうするのかわからなくなる。きっと答えはYESでありNOでもある。
けれど、その答えを知りたくなくて、オタクは現状維持を続けてしまう。俳優に気を使いながら待って、機嫌を損ねないように話して、対応が悪くても落ち込まないようにいつでも受け止める心でいる。
勿論根底に「好き」という気持ちはある。けれど、好きだからこそそれ以上に不安なのだ。
自分が大好きな俳優にとって、替えの効く「個」なのか、それとも唯一無二のそれなのか。
その不安に気づかないためにひたすら待つ。
増田がどのあたりの生活を普通と感じているのか不明だが、タワマンに住んでベンツ乗ってるくらいの年収と支出はこんなもんだ。
夫小遣い 15万
嫁小遣い 10万
被服費 10万
遊興費、雑費 10万
だいたいこんなもん。貯金したけりゃどこかを削る感じだな。
別にこれでも余裕の生活って訳ではない。例えば子供が私学の医大に行くと借金か切り詰め生活が始まる。
ある程度金持ってると服も吊るしスーツという訳にはいかんし、付き合いのメシも3000円居酒屋とはいかん。
まぁそんくらい取ってるやつは石投げれば当たる程度には居る。
生きるだけなら500万有れば十分だし、増田は600万だから問題はない。
しかし会社員で居る間は、資本家や投資家や経営者と同じ生活は不可能だな。
スターウォーズ新作の特別料金の話題を見て、映画料金の高さが界隈によろしくないのではという話があったのをふと思い出した。
そういえばと思ったので書いておく。
映画館は小学校の学区外にしかなく、そこには本人たちだけで遊びに行けなかったと記憶している。
学区外ではあったけど、本人たちだけで遊びに行けた。
交通手段はバス。当時片道500円を超えていた。往復したら当然1000円を超える。映画料金が多分1000円だったと思う。
いくら「うちは貧乏なんだから」とそれ以前から言われていた家でも、「映画見に行きたいからお金ください」と親に頼めば工面してくれたかもしれない。でもそういう発想は私にはなかった。
高校の周りにそういう施設は何もなかった。工場と畑があった。(他県出身の知り合いのお姉さんが、たまたまその高校の最寄り駅を通ったとき「この高校の人たちって、どこで遊ぶんだろうね」と言ったらしい。)
最寄の映画館は中学生のときと変わらない。交通費は変わらない。映画料金は上がる。
行くだけで3000円近い出費になる。
小学生、中学生で映画を観る文化というか、素地ができていないのだと思う。
もちろんそれだけじゃない。映画館に一緒に行ってくれるような友達がいなかったとか、私自身がひねくれていたとか、そういうのもある。
でも確かに高いなと思ってしまう。正直なところ社会人になった今でも思う。
以前はてなで地方と都会の教育機会に関する日記を見たけれど(ただ、あの記事の本質は教育機会に限った話ではないと思っている)、学校現場としての教育機会だけじゃない、そういう差異もあるんだなと思う。
オッス俺クソ障害者!自転車で滑って転んで首の骨を折ったあんぽんたんだよ!
歩けないどころか首から下は麻痺してるし風呂もトイレも人任せだしチ○コは死んでるしうんこ漏らした回数は増田でうんこ漏らした話読んだ回数より遥かに多いようなクソだよ!
年金…年100万くらい、しかも学生で保険料猶予中にやらかしたから1円も納めてないよ!
その他手当て…年140万くらい、国も自治体もいろいろ出してくれるよ!
医療費…年300万くらい、働いてないから自己負担はゼロだよ!
ヘルパー…年1800万くらい、一応一人暮らしだからね、朝昼晩と至れり尽くせりだよ!
あと怪我したときの治療費とかリハビリでも医療費クッソかかったよ!いくらかわかんないけどね!5年くらいかかったしね!
住宅改修とか車椅子とかベッドとかその他もろもろで数百万は補助もらってるよ!
交通費も映画も美術館も博物館も超安くなるよ!めんどくさいから行かないけどね!
あと奨学金も返せてないよ!大学院まで行ったのにね!猶予の書類はちゃんと出してるけどね!返せる当てもないよ!
あとなんかあったっけ?まあとにかく増田はありがたく生かしてもらっておけばいいと思うよ!俺と違って自分が悪いわけじゃないしね!
先日、学生時代の友人が上京したので晩御飯でも、となった。彼は県庁職員で独身、私は都内のしがないSI屋で公共系、それこそ彼の職場を客として、薄利多売を重ねる日日だ。毎日、毎日作業予定なんてものはなく、ただ12時間働いても終わらないタスクだけが積みあがっている。
そんな中、久しぶりなので振り切って定時に上がると彼と合流した。よく打ち合わせで訪れるその街での待ち合わせだった。当然だが彼はそこに用事があったのだ。ずいぶん久しぶりで、話し歩きながらもさて、どこで食べようかと物色する。
そこで私の中に黒い気持ちが燃え上がった。彼は独身で地方公務員で実家暮らし。こっちは底辺SI屋で妻と子供とマンションのローンを抱えている。めずらしくもない条件だ。私はこづかいせいで月18000円を支給されている。これで昼食、交通費、ほかいろいろすべてを賄わなければならない。なんとか考えて今日は3000円なら使っても耐えられるだろう、と目算をしていた。当然、それは彼の金銭感覚とは異なるだろうと自覚している。今だって店を探すのに彼はiPhoneをつかっている。私はもう6年物のガラケーだ。こういったちょっとした差がある。SI屋がどうしてスラックスとワイシャツなのか理解に苦しむのだが、イトーヨーカドーでつるしのスラックスのわたしと彼とではそこから違うのだろう、とひがんでしまう心を止められなかった。
結局、話を上手く持って行って、はやりのイタリアンレストランへと入店した。もうこまかく描写するのも心がみじめになるだけだが、当然名がら注文内容はぜんぜん違った。結局割り勘だったので、4000円ほどだった。正直今日から厳しい暮らしだと、店を出て空を見上げてしまった。
すこし前に「ほとんどの人が趣味がないことにおどろく。なにをしてすごしているんだ」とツイッターで話題になっていた。そういう彼らはその趣味に、どれほどの金をかけ、時間をそそぎ、1人で没頭できる状況にあるからできるのだと想像したのだろうか。大多数の、その趣味のない人は、金も、時間も、1人になる状況も、手元にないのだ。だからテレビを見るしかないのだ。そのまとめと論調を見ながら、モニターにむかって叫びたかった。ふざけんな、ふざけんな、お前ら、ふざけんな、と。そりゃ結婚を選んだのも、子供を望んだのも、マンションを買ったのも、決めたのは俺だ。しかし、周り、両親から言葉にできない圧力をうけ、それから逃げるように上京した俺の気持ちがお前らに判るのか。なにが趣味がない人間がいることに驚くだ。ふざけんな。ふざけんな。うらやましい。うらやましい。だから黙ってその趣味に没頭してくれ。こっちをみるな、攻撃してくれるな。それだけで俺はみじめになるんだ。
今、俺が何をして時間を、仕事をしなくていい時間をつぶしているかと言えば、昔買ったままのPSPのゲームを遊んでいるんだ。金なんてほとんどかからない。PSPなら家族からなにか頼まれてもすぐにやめられる。すばらしい。
ネットの連中が、自身のライフスタイルを誇示すればするほど、俺はみじめさを抱えて、丸くなる。独身の友人が、俺より稼いでいる友人が笑顔を見せると、心に黒い火がともり、みじめさを炙る。もうはやく死にたいのだが、家族がいればそれもできない。ただただみじめさを抱えて、なだめながら、テレビを見るしかないんだ。
みじめに。
MLM(マルチレベルマーケティング)とネットビジネス(ヤフオクなどで無在庫出品したり)を組み合わせた
ビジネスとしても、色々おかしいのではないかという話があったりする。
参考・NBCという怪しいネットワークビジネス
http://anond.hatelabo.jp/20151004220324
そういう話は、今後、検証やら追求があると思うのだけれど、
このブログではNBCに関するもう一つの疑惑を取り上げようと思う。
まずNBCは、4000人程度いると言われている会員に対して、
「無在庫商法」というのが簡単に出来るというシステムを会員に提供して
「会員を稼がせることを教える」という事をやっている。
このシステムで会員が行うのは、値段設の他、商品説明のコピペやアオリ文句の説明をヤフオクに登録するだけで
受注や発送といったものはNBC側で行い、売買益だけが会員の所に来るって事になっているらしい。
問題になってくるのが、
実際に会員に商品を触らせない「ヤフオクで無在庫出品」という所。
実際には、商品のやりとりが無くても、、
ヤフー側に手数料を払うことで、販売したというデータ上の形を整え、
会員には、「売れた」という体験と、僅かな売買益だけを渡すっていう形が
簡単につくれてしまうのだ。。
会員に対して「偽物の成功」を体験させるのが非常にやりやすいわけだ。
さらに、このNBCが持っているIDは、好きな時に動けるようになっていると言うのもポイント。
中には本当に売れた物もあるかも知れないけれど、
NBCの運営側が、好きなタイミングで「自作自演の売買」を入れることで、実績のかさ上げなんかも出来てしまう。
NBCは「ネットビジネスを教える」ってことをマルチの商材としており、
この「偽物の成功体験」を洗脳に使わていたりすると、非常に厄介な事になる。
売れなくて退会しようとしている会員や、
ヤフオクなんかで「売れた」という「偽物の成功」を少しだけ体験させることも、
(実際に商品の現物を流通させていると、「サクラが買う」にしても商品を用意する資本や、保存場所等が必要になるのだがNBCの仕組みではそれらは必要無い)
そうそう売れて儲けが出るようなモノは少ないと指摘されている。
入札1での落札が並んでいたりする。
入札1ってのが並ぶ事もまぁ在るのだろうけれども、
まともにヤフオクで売買しようっていう人は、
まず入札で競って貰う事を考えるよなぁ。。
実際の所はどうだかわからないが、
少なくともNBCは、システムとして会員が気がつかないところで
「不正がやれてしまえる仕組み」を持っているというのは、気を付けておいた方が良い。
勧誘なんかを行う際に、簡単に稼げると言われて入会して、
いわれるままに転売して、すぐに十何万の売り上げがあったという話をしているらしいのだが、
それが本当だとして(マルチの勧誘は成果を誇張する場合もよくある)も、
実は、それは作られた成功体験なのかも知れない。
実際、問題としては、その売り上げから、原価、送料を差し引いた「差益」が、
NBCの入学金や月謝で支払った金額に比べてどうか?というのが問題で、
疑惑の方法を使えば、みためだけ十数万の「売り上げ」をでっちあげて、
(月謝や入学金の中から)数万円の利益を会員に渡すことも可能。(実態は、勧誘実績とかも勘案されてたりして)
本当に、儲かったのかを考える為には、
作業に使った時間や、NBCのセミナーや、コピペ会なんかで費やした時間の時給分の他にも、
交通費とかを含めたコストに、NBCに支払ったお金を合わせて、
収益と比較しないと、本当に稼いでいるのか?っていうのは判らないはす。
(あと、確実に換金してもらっての話)
※本当にコピペだけで、時給換算にしてソコソコ稼いでいるのならば、
※今すぐ、お仕事サイトとかを利用して最低賃金ぐらいで働いてくれる人に仕事を発注して
※まぁ、誰もそうしていないってのは、誰も簡単にはオークションでは稼げてないからなんだろうがな。
また、この仕組みはNBCにかぎらず、
他の所が悪用する可能性も十分に考えられるので、
入会金だとか、月謝だとかシステム利用料を払わされる感じの
仮に、もし本当に「売れる」ものならば、
システムを無料で気軽に使わせて、売り上げとか収益から手数料を取る仕組みにした方が、
運営側としては取引を大きくすると実入りが大きくなってメリットが出るハズなんだけれど、
そうしない理由っていうのを、少し考えて見るべきかも知れない。
(まぁ関税の目を誤魔化すためとかいう感じの(ダメなことをやっていると言う認識をもとにした)「理由」を言い出すかもねしれないが)