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はてなキーワード: ストーリー漫画とは

2022-10-18

anond:20221018122723

俺の中でも

一度シコった漫画ストーリー漫画としては一段下に感じてしまうので

それでいいと思う

2022-09-04

エロ漫画可能

もしかして本格ストーリー漫画ヒロインエロがあったら最高に興奮するのでは、というコンセプトは正しくても、実際連載になると毎号のエロノルマがキツすぎて無理やり短尺エロを突っ込まないといけなくて話が全く面白くならない。別に毎号エロなくてもいいよ!話面白くしてくれ!一つのエロの尺を伸ばしてくれ!

2022-07-21

ここ10年で「滅茶苦茶面白いな!」って自分が感じたコンテンツを思い出してみる。1【追記したよ】

最近ドクターストーンというアニメの録画を見て年甲斐も無く「滅茶苦茶面白いなこれ!」って思って感動した。

人生って嫌な事も多くて、正直先も真っ暗で最終的に悲惨な結末を迎えるかもしれないな…って暗い想像をする事もよくあるんだけど

そういう時ベタだけど「うわめっちゃおもしれえなこれ!」ってコンテンツ出会えたらそれが一瞬でも生き甲斐になれる事がある気がする

なのでここ10年という最近に「これに触れる事が俺の生き甲斐なんだ!」ってくらいハマった物を少しずつ思い出して一度書き出してみたくなった

思い出せない物も沢山あるだろうけど、それでもその時その一瞬でも楽しめたのならきっと幸せな事だったんだと思う。ハマった年も覚えているなら書く事にする。

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞2014年

まれて初めて最後まで追った深夜アニメ。このアニメを録画するためにブルーレイレコーダーを購入した。

機動戦士ガンダムSEED監督福田己津央氏が製作に携わっているという事で怖い物見たさで見始めたのだけど、見ている内に見事にハマってしまった。

OPに出てくるキラっぽいキャラが出るまではとにかく見ようかな…と思ってたんだけど、まさにそのキラっぽいキャラが出てくる4~5話で完璧にハマってしまった。本当に大好きだった。

次回が公開される一週間後を待ちきれず、放送日が来るまで何回も何回も録画した回を見返して待っていた覚えがある。今の自分からは考えられないくらいハマっていた。放送後に発売されたゲーム版スパロボも買っていない。

マジック・ザ・ギャザリング2012~2013年

イニスラード~ラヴニカへの回帰がスタンダートだった頃のMTG。当時友人達と一緒に遠くのカードショップまでカードを買いに行くほどハマっていた。

少年時代コロコロコミックで連載していたMTG時代デュエルマスターズが好きだったんだけど、地元MTGを取り扱っているショップが無かったので実際遊べるようになるのにその漫画を読んでいた頃から10年以上かかった。

基本的に安いカードしか買わないようにしていたんだけど、それでも結構な額を使ったような覚えがある。今ではその友人達との縁は切れたけれど、MTGだけは今でもMTGアリーナで遊んでいる。

当時ニコニコ動画MTG架空デュエル動画が大いに盛り上がっていて、そのシリーズが好きだった。所謂例のアレジャンルなので今となっては不謹慎かな、と思う。

空の境界TYPE-MOON作品2012年2013年

当時菊地秀行氏や夢枕獏氏の作品の影響で所謂伝奇バイオレンス小説にハマっていて、何でも良いか面白い伝奇小説は無いか!?と思っていた時期に古本屋出会ったのが講談社ノベルス空の境界だった。

一冊100円という事でとりあえず上下巻買って読んだんだけど、とにかく読みづらくて「Fateとか月姫好きな人間はこんな読みづらい文章作品にハマったのか…?」と読み始めた頃は思っていた。

読みづらい、とにかく読みづらい…と思いながら読んでいたけど上巻の終盤に始まる第五章・矛盾螺旋あたりから「あれ?この本読みづらいけど結構面白いのでは…?」と思い始め、下巻を読破する頃には完全にハマっていた。

正直今でもこの本の内容を理解しきれているとは言えないけど、主人公両儀式とその親友黒桐幹也恋愛物語にもうのめり込んでしまった。しばらく後にこの作品アニメ化している事を知りすぐにレンタルで全巻借りて見た。

アニメの出来もとても素晴らしくもう空の境界熱は止まる所を知らなかった。生まれて初めてアニメDVD、それも初回限定盤を買ってしまったし書店アンソロジーコミックスも買った。寝ても覚めても両儀式の事ばかり考えていた。

この自分の「好きだ!」「こういうのが見たい!」という熱量が、自分SSを書かせる行動力も与えてくれた。とあるコミュニティ空の境界SSを投下していたのもこの時期だったと思う。出来はあれだったけど、熱量はあった。

空の境界と同じ世界の話という事でメルティブラッドにも手を出してプレイしたし、メルティブラッドと同じ世界という事でついにCSFateにも手を出してしまった。クリアするのに60時間以上かかったけど、あれも凄いノベルゲームだった。

ここまで来るともう空の境界面白い、というだけでは収まらなかった。Fateの前日譚という事でFate/Zeroの小説通販で全巻買って読んだ。滅茶苦茶面白かった。その後はネットの各所でFateSSを読み耽りまくっていた。

空の境界アニメを見たんだから他の型月作品アニメも見るか!という事で、真月譚月姫DEENFate/stay nightのTV版と劇場版Fate/Zeroのアニメセールの時に全巻借りて三日で全話見てしまった。

正直今の自分には信じられないくらいの熱量がこの頃の自分にはあったと思う。倍速でアニメを見るのもしんどい今の自分が、TVアニメを計5クール分と劇場版アニメ一本を立て続けに見るとか、完全にハマっていた。

その後空の境界の続編小説が発売されている事を知りそれも読み、未来福音劇場版も楽しみだったけれど劇場には見に行けなかったのでレンタルで旧作扱いになる一年後に100円で借りて見た。これも中々面白かった。

この型月熱はずっと続くかと思っていたけど、ハマってから数年経つとやっぱり少しずつ冷めてしまった。色んな要因が重なった物だと思う。

型月ファン同士の嫌になるような叩き合いを見たとか、とある型月ファンサイトで作品叩きやらキャラ叩きやら嫌な思いをしたとか、自分の中で神聖視していた式のエッチな絵を見て衝撃を受けたとか、色々重なった。

結局2014年頃に放送されたUBWアニメ版は「劇場版の中で出来た自分イメージと違うと嫌だから」という理由で見なかった。2017年にやっていたアポクリファアニメは見たけど、こっちは先入観無く最後まで楽しめた。

多分今でも作品に触れたらそれなりに楽しめるんだろうなって思う。3/16事件とかDDDとか型月熱が冷めた後に触れてもそれなりに楽しかたから。それにしても、空の境界熱狂してた頃は本当に楽しかった。

修羅の門海皇紀川原正敏作品2013~2016年頃)

ある時月刊少年マガジン立ち読みした時に「陸奥VS呂布」という謎の煽りを見て何だこの漫画は…?と思ったのがこの漫画に対する第一印象だったのは覚えている。実際に読んだのはそれから大分経ってからだった気がする。

刃牙烈海王ボクシング編が「烈の門」と言われたり、夢枕獏餓狼伝をパクった作品だと夢枕獏本人に名指しで批判された事で、タイトルだけは読む前から知っていた。知っていたけど、中々手に取る気が起きなかった

それでもまあ有名だからきっと面白いんだろうな…と思って読み始めた所、最初の方は絵がお世辞にも上手いとは言えなかったり背景も正直手抜きだと思っていたけれど、いつしか…いつの間にか読む内にこの漫画にハマっていた。

第二部の決勝戦の頃には完全にハマっていたから、恐らくその前の片山右京戦・飛田高明戦あたりでハマっていたのかもしれない。第一部初期はあー夢枕獏作品パクリと言われたのも分かる…と思いながら読んでいたから。

気付いた時にはグラップラー刃牙夢枕獏作品より修羅の門には好きになっていた自分に驚いた。特に四部バーリ・トゥード編は未だに全格闘漫画で一番面白いパートなのでは?と思っているほどお気に入りだったりする。

修羅の門を読み終えた後には「とにかく修羅関係作品が読みたい!」と最初歴史物だからという理由で全く興味が無かったスピンオフ修羅の刻も読んでいてそちらにもハマっていた。幕末編と西部編、とにかく面白いんですよ。

その修羅の刻も読み終えると「もう修羅でなくても良い…川原先生作品なら何でも良い!」と、あの大長編海皇紀にも手を出していた。とにかく長くて表紙で何巻か見分けが付かない漫画、といえば知る人も居るかもしれない。

これもとにかく長かったんだけど…読み終える頃には「これもしかして修羅の門より面白くね!?」というくらいハマっていた。修羅の門を描いたご褒美なのか、とにかく川原先生の当時描きたい物を描いた漫画、だったのかもしれない。

この長い海皇紀もコツコツ集めて読み終えた頃には、他に読める川原先生作品といえばパラダイス学園やあした青空エンジェルHEROなどの短期連載作品か…それとも当時月マガで連載していた修羅の門の続編か、だった。

修羅の門とは全然雰囲気が違うなあと思いながらも川原先生の初期の作品も読んだし、修羅の門第弐門も九十九VS姜子牙戦あたりから毎月リアルタイム月マガ立ち読みして追っていた。とにかく夢中になっていた。

九十九VS子牙戦の間に挟まれ九十九VSケンシン・マエダ戦は「もしかしてこれ本当に九十九は負けたのでは…」と読んでいてハラハラしたし、その後のラスボス・海堂さんと九十九の戦いは最後までどちらが勝つか読めなかった。

この修羅の門第弐門のエピローグ、或いはプロローグにあたる修羅の刻・昭和編がその後月マガで連載されたのだけど、こちらも最後まで面白かった。あまり面白さに単行本も珍しく新刊で買いました。これまた面白かった。

その修羅の刻・昭和編を読んで自分の中で一旦何かが満足したのか…川原先生の新作・龍帥の翼自然と読まなくなった。これも海皇紀と同じで長くなりそうだ、と思ったのかもしれない。実際読んでみたら面白いんだろうけど。

フルメタル・パニック2018年以前)

これもいつ頃ハマったのかは覚えてないけど、少なくともアニメの四期が始まる以前だったような覚えがある。揺れるイントゥ・ザ・ブルー、が面白かった事がこの作品にハマった切っ掛けだったような気がするけどあまり覚えていない。

フルメタ最初の一巻か二巻かを読んだ後にその後長年放置していた覚えがあるんだけど、何かがきっかけで積読を崩してからはもう夢中になってフルメタを読み耽っていた。恐らく当時ロボアニメにハマっていたんだと思う。

短編はあまり好みじゃなかったけど、長編と中編が面白いのなんの。途中で積読が何巻か抜けていた時は自転車で即書店に走ってその抜けを埋めて読むくらい、それほどこの小説にハマっていた。夢中になって読んでいた。

途中で作者の後書きに反感を持ったり、正直最後の方の駆け足展開ご都合展開は好みじゃないと思ったけど、それでも面白くて時間を忘れて読んだ小説だった。スピンオフにあたるアナザーは未だ読んでいない。

アルスラーン戦記田中芳樹作品2015年~)

2015年荒川弘氏のコミカライズ版がTVアニメ化した作品アニメの一話を見て面白いな!と思い、二話までにそれまで積んでいた角川文庫アルスラーン戦記を全て読み終えた。滅茶苦茶面白かった。

アニメアルスラーン戦記主題歌が良く荒川弘先生キャラデザが魅力的という事で中々楽しく見ていた。割と初期に原作漫画を追い越してしまった影響か最後の方はアニオリ展開になってしまったのは残念だった。

とにかくこのアルスラーン戦記読破した事で「やっぱり田中芳樹作品面白い!」と思い、マヴァール年代記タイタニア夏の魔術や灼熱の竜騎兵等々それまで買っただけで積んでいた田中芳樹作品を貪るように読んでいた。

その中でも銀河英雄伝説は「数年かけてOVA外伝まで完全に制覇したのに、何で大まかな話を知ってる話をもう一度活字で読まなければいけないんだ?」と思っていた。実際読んだら、凄い面白かった。

当たり前だけどアニメ小説媒体が違うという一番の特徴があって、どれだけ声優さんナレーターの人の語りを入れてもアニメでは原作小説で描かれていた部分をそのまま全て作品に出来る訳ではないのだな、と思った。

OVA版が長いのもあって丁度内容を忘れ始めていた事もあってか、それとも純粋にこの小説が名作だからか、この場面や台詞は先にアニメで見て知っているなと思いながらもワクワクしながら読んでいた。

本編10外伝4巻の計14巻を読破した後は満足感と寂寥感の両方があったかもしれない。長い小説だけど、2018年2020年リメイク版が地上波放送された時はまた熱が蘇り読み返した。本当に良い作家さんだと思う。

とらドラ!竹宮ゆゆこ作品2016年

自分の中で小説ライトノベルを読むのが何より楽しみだった時期に読み耽っていた作品。これも一巻だけ読んだ後は長い事積んでいたけど、ふと他人とらドラ!読後の感想を見かけてこれは面白そうだと思い積読を崩し始めた。

どんな作品にも言えるけど、ある時期話題になった作品というのはやっぱり話題になるだけの面白さはある物だと思う。一度読み始めると「この先は一体どうなるんだ!?」と気になって気になって仕方なくなった。

この作品を読んでいて特徴的だと思ったのは、ヒロイン達が男にとって都合の良い一種アイドルではなく醜い所・駄目な所・嫌な所もある人間臭い存在として描かれている所だった。逆に男子達には理想が入っていた気がする。

積読を読み終えると続き読みたさに書店へ走り、それも読み終えると今度は「竹宮ゆゆこ先生作品なら何でも良い!」とわたしたちの田村くんゴールデンタイムも買って読み始めた。こちらも同じく最後まで楽しませてもらった。

特にゴールデンタイムは途中まではもしかしてこれはとらドラ!匹敵する名作なのではないだろうか?と思っていた。とらドラより巻数が少なかったためか終盤は駆け足気味に話が終わらせたのが残念だった。

ゴールデンタイム以降竹宮ゆゆこ先生作品には触れていないけれど、彼女電撃文庫で発表した二十数巻の小説はある時期の自分を本当に楽しませてくれた素晴らしい作品だった。本当にありがたい事だと思う。

野球漫画全般2015年以降?)

いつだったか自分の中で野球漫画ブームが起きていた時期があった覚えがある。現実野球が大好きという訳ではないけど、漫画というフィクションの中で描かれる野球という競技には本当にワクワクさせられた。

ドカベンなどの水島新司作品書店で片っ端から買い漁ったし、他にもあだち充作品ラストイニングおおきく振りかぶって名門!第三野球部ペナントレースやまだたいちの奇蹟などとにかく野球漫画を読みまくった。面白かった。

登場する女の子の可愛さは最強!都立あおい坂高校野球部が抜群だった気がする。中でも一番読んでいて夢中になれた作品ラストイニングだけど、結局何とか甲子園に出場した所以降はまだ読んでいない。いつか読みたい。

あだち充作品2015年以降)

野球漫画を片っ端から読んでいく内に、それまでタイトルと絵だけは知っていたけど読んだ事が無かったあだち充作品にも触れる事になった。最初に読んだ作品H2だったと思うけどこれがもう面白いのなんの。

野球恋愛をセットの物として描くからこっちは今野球が読みたいだけなのに!と思っている時はその恋愛要素が鬱陶しく感じる事もあったけど、それ込みで野球というスポーツを描く作品として本当に面白かった。

H2の後はタッチクロスゲームなどの野球物は勿論の事、ラフ虹色とうがらしいつも美空みゆきなど野球要素が無いあだち充作品明後日は読み耽っていた。読んでいて一番自分に合ってるな、と思ったのはクロスゲームだった。

コータローまかりとおる!2016年以降)

古本屋で全巻セットがお得なお値段で売られていた事から出会った作品タイトルだけは知っていたけどあまりに長すぎて自分が読む事は無いだろうな、と思っていたから意外な出会いだった。

82年連載開始の漫画という事で、最初は絵も内容も古いな…と思いながら読んでいたけど、絵が読みやすくなったりキャラクターに愛着を感じ始める頃には流石長期連載される漫画だけあって面白い!と思いハマっていた。

主人公コータローがとにかく作中で色んな事に手を出すのでこういう漫画である、と一言では言えないんだけれど…格闘・バトル・学園物の漫画というのが近い気がする。もっと言うなら何でも有り漫画なのかもしれない。

全59巻という長さにも拘らず最初から最後まで面白いストーリー漫画というのは本当に衝撃的だった。これは続編も面白いに違いない!と早速柔道編も買って読んだけど期待は裏切られる事無くやはりそちらも名作だった。

この名作少年漫画原作者の蛭田達也先生病気療養が理由2004年から連載が休止している事は知っているけど、実際に単行本最終巻を読むともうここから先は読めないんだな…と寂しく思ってしまった。

コータローまかりとおる!の連載が休止して再来年20年、この名作の続きが世に出る事があればこんなにめでたい事も無いのに…と思う。昔の漫画だけど本当に面白くて90巻以上退屈せずに読めるって凄い事だと思う。

anond:20220721070237anond:20220722013251に続く

2022-06-11

ウェブトゥーン日本下げするならまんがタイムきららでも読みな。飛ぶぞ。

anond:20220609051248

またウェブトゥーンのことではてなが賑わっている。

「縦スクロール漫画世界標準だ」とか「日本世界の潮流に乗り遅れている」とか、ワーワー言ってる奴がいるけど、一言いいたいことがあるんだよね。

それは……


まんがタイムきららでも読みな。飛ぶぞ。


きららには、紙の本もあるし、電子で読めるサイトはいくらでもあるけど、ニコニコ漫画の『きららベース』だと4コマを1列で縦読みができるから一番おすすめできる

では、最近きららについて語ろうと思う。

4コマ漫画縦読み

まんがタイムきららに限らず、4コマ漫画専門誌の掲載漫画縦読みである扉絵以外のページでは2列の4コマが縦に並ぶ。これは基礎知識だ。


今季話題になっているアニメといえば『まちカドまぞく』を思い浮かべる人がたくさんいると思う。

あの作品は濃厚な設定と印象深いキャッチー台詞が多いだけでなく、伏線管理もしっかりしている。まさに4コマ限界に挑んだ意欲作と言える。


それに対して、ここ3、4年のきらら4コマ漫画限界を認めているような作品が見られる

というのも、タテに4コマ並ぶ4コマ漫画体裁をあえて破っているのだ。4コマの枠から飛び出しているのはもちろん、ストーリー漫画コマ割りのようになっているものもある。

これは、もはや4コマ漫画ではなく一種縦読み漫画

これからアニメ放送される『ぼっち・ざ・ろっく』がいちばん有名な該当作品だ。

他にも『しあわせ鳥見んぐ』『妖こそ怪異戸籍課へ』『それでは、ステキセッションを。』が挙げられるけど、個人的に最もおすすめできる漫画は『星屑テレパス』だ。

星屑テレパス

星屑テレパス』はまんがタイムきらら(本誌)で掲載されている4コマ漫画だ。

簡単なあらすじを言うと、極度のあがり症地球友達をつくることを諦めた女の子の海果が、自称宇宙人少女・ユウに出会う話。

ユウはおでこをくっつけてテレパシー意思疎通をする「おでこぱしー」という能力がある。

そこからロケットを作ろうとする大層な話へと変わっていく。


きららといえば、ほのぼのとした日常系を思い浮かべるが、この作品はそうではない。

基本的にかわいくてほのぼのしているけど、シリアスな一面も強い作風だ。

から、どちらかといえば曇らせ隊の人におすすめできる。


そんな『星屑テレパス』は、将来的にあらゆる縦読み漫画の基礎になりうる存在だと思う。

なぜなら、縦読みから逃げてないからだ。横に広げたり、ストーリー漫画コマ割りに変わったりするものがあるが、この作品にはそれがない。

この作品を丁寧に読んで、コマ割りを考察していけば、縦読み漫画や縦スクロール漫画の作り方が分かるはずだ。

実際にコマ割りについて語る記事もあるぐらいだし。「星屑テレパス コマ割り」とGoogle検索すれば1番目に出てくる。


個人的感想を端的言うと、「まんがタイムきららシリアス邪道」と思っていた自分を変えてくれた作品

雑誌掲載される度に続きが気になる程度のお気に入り

単行本2巻の中盤で深刻なシリアスがあるけど、それをどうやって解決するのかが気になった。それぐらい海果たちに対する信頼があった。

3巻が発売される頃にはどうなるか楽しみだ。

4コマ漫画から水平思考

今のまんがタイムきらら4コマ漫画限界を認めた上で何かを模索しようと感じている。

それに対する答えは、ウェブトゥーンのような縦スクロール漫画ではないかと思う。

しかも、ウェブトゥーンや『タテの国』は単行本化でマネタイズが困難だと言われているが、まんがタイムきらら縦読み漫画のままで単行本化されている。そもそもきらら漫画雑誌掲載されることが前提条件だ。

今後、まんがタイムきららはどのようにして存在感を示すのか、期待したいところだ。

2022-05-19

anond:20220519152822

下手でも売れてる漫画家は、デッサン力や細部を書き込む能力がなくても、キャラクター感情表現などの表現だったりがめちゃくちゃうまかったりする。下手なのに、なぜかめちゃくちゃダイナミックで惹きこまれるんだよ。あと、ギャグ漫画だと絵の上手さはストーリー漫画よりは求められてないし、逆に絵の上手さがギャグ邪魔になったりする。独特なタッチが癖になる漫画家とかもいるしな。

こういう漫画が好きなタイプは、単純に視覚的な美麗さを求めるファンファン層が全く異なる。

2022-04-04

小学校とか中学くらいに読んでたギャグマンガって今読んだらまったく面白くないな。

ストーリー漫画は古臭さはあっても、まあ読める。

2022-01-22

一人称視点漫画教えて

モノローグ主人公のものだけで、他の登場人物心理描写言語的にはなされないもの

はてな大人気の「僕の心のヤバイやつ」はかなり上手くやってるよね

他にもオススメのあれば教えてください

やれたか委員会(毎回の独白視点)みたいな変則的なやつとか

東京大学物語みたいなギミックとして使ってるのも面白いのがあれば知りたい



追記

コメントありがとうございます。単純に主人公以外の思考内容が記述されない、くらいのつもりでした(主人公が出てこない場面があっても気にしない)。真のFPS漫画はそれはそれで面白いけど。

他者思考がわからないことを絡めたドラマとか執拗心理描写面白さがあると嬉しい。

エッセイ漫画は確かにほとんど当てはまるね。一方ストーリー漫画で且つ一貫しているのは割と限られるような?エロ漫画少女漫画に多そうな印象はたしかにある(イメージです)。

孤独のグルメ 大好き。こういうのもっと読みたい

タコピー原罪 「僕の~」と2大ブクマ多い連載漫画?この漫画タコピー視点限定が効いている、と思いきや何故か東くんだけ心理描写多めだった

水は海に向かって流れる 結構早い段階で他者視点入る!でも面白そう!

雪女と蟹を食う エロ注意だけどタイトルとか導入が意味不明で良い!2冊無料でした。続きも買うと思う。

panpanya 読んだことなかったけどネットでは評価されてる方ですね。おもしろそう!

血の轍 それがあった!確認してないけどこの先生作品大体主観視点なんじゃないだろうか

おやすみプンプンうろ覚えだけど、デッドデッド(略)は群像劇っぽいのに主人公モノローグ以外の心理描写は一切ないようだった

2021-09-15

エッセイ漫画麻薬

ちょっと良いなと思ってた漫画家メンヘラだとそのうち自己愛満載のエッセイ漫画ばっか描きだすからほんと嫌だ。

昔はちゃんとしたストーリー漫画描いてたのにエッセイ漫画で私ってかわいそ~~~特別変人~~~不幸な過去~~~理解あるパートナ~~~みたいな漫画描きだしてそこで小規模にヨシヨシされる快楽に溺れたやつはもう帰って来ない。

彼らの目的創作物を読者に楽しんでもらうことじゃなくて漫画を通して自分チヤホヤされて愛されることだかららくがきみたいな絵でエッセイ漫画描いたほうがお気楽目的達成できちゃうんだな。

当然小規模に信者にヨシヨシされるだけだからそのうち食えなくなるしファンティアとかnoteみたいな一部の熱烈な信者しか金出さないようなところで乞食活動して負のスパイラルに入る。

そこで満足しちゃう時点でそもそも描きたいものとかもっとうまくなりたいみたいな気持ちがない人なんだろうけどとにかく残念だね。

2021-08-02

漫画セリフ修正させたらしいな

傷ついたり不愉快な気分になったりしたくないなら、

漫画なんて読むのやめたら?

あるいは、もっと自分に向いてるジャンルがあるだろ?

君たちの気分を良くするためだけに計算されて

つくられた作品群だけ読んでいればいいじゃない。

なんでまた普通ストーリー漫画を読もうとするかな?

青少年が読むような漫画なら、

何かしら心を揺さぶられる表現があって当たり前だろ?

それで傷ついたとか不愉快だとか言い出すならさ。

読まなければいいじゃない。

君たちの気分が良くなるものだけ

読んでればいいじゃない。

明確にそういうジャンル確立されてるんだからさ。

2020-12-02

pixivランキング見てると総合だと女の子の裸ばっかり

女性に人気にするとやっとストーリー漫画とか出てくる

小説だと夢小説ばっかり

少年漫画少年のバトル物が王道って不思議

女ばっかり出る話のが好きなんじゃ?

んで女性漫画家が多くなってくのも納得してる

生来男性は実は物語に興味ない?

か作るの上手くないのかもねえ

2020-10-08

高齢化同人傾向が変わって何もかもが辛い

ただのお気持ち表明だから許してほしい。

増田がいるのは長くからあるジャンルで先日のアラフィフ増田が胸に突き刺さっていたBBA散見されるぐらいのところ。読み専も含めたBBA同士が表で慰め合ってるせいで、気を遣った年下フォロワー達が年齢は関係ないですよって言わされていて滑稽だったわ。

身も蓋もない事を言うけど長期ジャンルBBAばかりになると否応なしにパロや女体化が増える。これは殆どジャンルに該当する傾向だと観測範囲内では言えるが、違うところもあるだろうからそこはごめん。ウチで言えばFBIパロとか人魚パロとか団地妻パロとかそういうの。経産婦のBBAが多いからなのか女体化も多くて、結婚不倫出産ネタがぽこぽこ生まれては賞賛を浴びてる。小説は軒並みそういうのばかりになるし、漫画も注意書きなしにいきなり女体化を見せられたりする。

それそのキャラでやる必要ある?一次創作すれば?メアリースーか?我に返るとそう思ってしまいそうなパロや女体化で溢れ返っている。あまりにも原形を留めていないキャラクターの方が最近普通になってて、ジャンル全体が原作って何だっけ状態なのは否めない。オフ活動をする字書きたちは原作の跡形もない現パロ設定で小説を書いてる。〇〇設定でとりあえず分厚い小説とか〇〇設定でPTSDに向かい合う二人の小説とかそういうのが持て囃される。

原作の二人には萌えいから現パロを書きますと言っている字書きまで見つけてしまって目を疑った。その書き手ジャンルに来て数年ならまだ分かるが(これはBBAマウントだろうな)、多分数ヶ月程度の活動歴なのに堂々とその宣言をしてしまうのかと驚いた。

ウチの同人傾向自体が変化してきているのかもしれないが、小説未満のお手軽ネタツイも人気を集めている。あらすじとキャッチ―な科白だけを書く5ツイートにも満たない物。当然現パロ設定。他でも流行っているのかは分からない。ウチはもう皆疲れてて、そういう圧縮された分かりやすい物の方が萌えやすいのかも。ネタツイの方が支部ストーリー漫画小説よりも圧倒的に人気だからか、古参活動休止をする人も出てきた。休止理由的に多分そう。これはこれで繊細ヤクザすぎるとも思うが。笑えることに絵描きたちも絵じゃなくネタツイに精を出し始めた。

ここまで書いておいて恥ずかしいが、私ももう現パロ設定の二人しか思いつかないんだよね。この一年。上で触れたネタはほぼ全て私自身が書いた物だ。長い時間を割いて小説を書き上げるよりもネタツイの方が圧倒的に感想も反応も貰えるから、今は小説も碌に書かずにほぼ毎日現パロとか女体化ネタツイばかり呟いてる。

自分から楽な方へ転がってるのに原作設定で書いてる人を見つけると妬ましくなるし、焼きマロを送りそうになる。高尚様ぶりやがってって送りたくなる。別に人達にそんな気配は無いか勝手被害妄想だと分かってる。心底気持ち悪いし醜いとも分かってるよ。でもどうしようもない。本当はこのままずっと原作設定を(私の代わりに)書いて読ませてほしいと作品製造マシーン扱いしてるエゴも持ってるのに、もう現パロしか思いつかない字書きとしての自分残滓嫉妬に狂う。遥かに反応を貰えてる自分の方が優れてるって慰める一方で、楽な方=現パロやネタツイを選んだ結果での数字でしょって頭のどこかで囁く。原作の二人には萌えないって堂々と言い切れる強さが私にもあればよかったのかな。

どうせこれを読んだ誰かが、現パロや女体化何が悪いんですかって言うんだろな。別に悪くないよ。それをそのキャラでやる必要があるならやればいいよ。萌えるなら正義だよ。私が病的に原作設定を尊い物に思い過ぎなんだろう。むしろそう気づかせてほしい。現パロや女体化で持て囃されても価値があるって思わせてほしい。

高齢化同人傾向が変わったというのは自分の話。原作の二人にあんなに萌えた筈なのにどうしてなんだろう。楽に評価を貰う方が重要になって媚びていった結果がこれだよ。疲れた

2020-08-04

ギャグ漫画単行本は全部収めてほしい

ギャグ漫画が好きだ。雑誌の連載も読んで、単行本も買って、繰り返し楽しむ読むだけのファンだ。

だがギャグ漫画にはまれ単行本に未収録の回がある。初期の『王様はロバ』のいくつか、『がんばれ酢飯疑獄!!』のいくつか、確信は持てないので作品名は書かないけれども、ほかにもあの回は?と思う作品がちらほらとある

まずいことに触れて封印作品になったとかじゃなくて、おそらくは作者の意図で収載されないやつ。漫画家本人が単行本に載せられないレベルだと思ってカットしたのだ。

これはたいへん困る。たしか単行本としての完成度は高くなるのだが、こちらとしては連載時にデタラメな回もくだらない回もそれなりに楽しんでいるのだ。単行本でまたくだらねーと言って笑いたいギャグもあるのだ。作者の意図とまるで違ってこちらには刺さりまくるギャグもあるのだ。

けれどよほどのファンがいなければ未収録の回が特定されることはない。ギャグは読み飛ばされるのが宿命みたいなところがあるから普通の読者は気付けない。ネットで指摘されてはじめてもう読めないのだと知るのだ。(熱心なファンがいない作品は、この漫画で読んだような気がするけど違ったのか……?とモヤモヤした気持ちけが残る。)

単行本で読めないとなると余計に読みたくなる。国会図書館等の機関で読なくもないのだろうが、相手は実にくだらないギャグ漫画だ。正直そこまでしたくはない。でも読みたいのだよ。

ストーリー漫画や大ヒットした作品ならば後々完全版が出るかもしれない。でもギャグ漫画最初単行本に入ってなければそれでオシマイ。

単行本や連載が途中で打ち切られたり、弱小な出版社なら傑作選扱いも仕方ないかと受け入れよう。しかしまがりなりにも最終回までの単行本を出せるのならば、雑誌連載で一度は発表したのならば、納得の出来でなくても全部単行本に載せてほしいのだ。

わがままだろうか?

2019-06-06

外道高校という学校名は文部省的にアウトでは

地獄甲子園に『外道高校』という学校が出てくる。

高校って、公立なら都道府県庁書類作成をすると思うんだけど、私立なら学校法人が作るのかな。

そんで文科省申請するのかな。知らんけど。

ギャグマンガからストーリー漫画まで、いろんな高校名が出てくるけれども、まあ申請通んないだろう、と思う。

その辺のすったもんだを考えると楽しい

いちばんトンチキな学校名を誰か教えてください。

2019-04-18

anond:20190418150559

ラブコメはいくらでも読めるけどストーリー漫画は疲れるから連続して読めないみたいなの人によってあるよ

2018-12-27

[]愛上陸 イジラ最終回

うーん・・・微妙

最終回直前が一番よかったなあ・・

なんか特に波乱もなくそのまま堕ちるってのが、わざわざ最終回2回に分けた意味なくね?って思った

分けるからには最終回にもなんかぶっこんでくるんかと思ったけどそのまま催眠受け入れて終わりってのはあんまりだわ

もともとストーリー漫画家じゃないとはいえ、直前の回までが非常によかっただけに最終回が悔やまれ

アオイホノオだか燃えよペンだかで島なんとかがいってたけど、すごい漫画家最終回が糞でもいいんだみたいな感じなんかな

まあ8割よければ万々歳ってところか

2018-06-03

[]

今回はモアイ

標本教室四季賞2017冬 佳作)

要人である生物教師と、転校生女子は、それぞれ独自性癖を持っている。

この二人が出会い、“独特な対話”を繰り広げることで、互いの漠然とした疑問や悩みが収束していく、みたいな話。

生物教師の語る独自生命哲学、それによって少しだけ救われる女子の、“皮”を介した抽象的な心理描写には拘りを感じる。

時折、骨を愛好する生物教師目線によって、生命に対する視覚表現曖昧にさせる演出も利いていると思う。

ただ、話を混乱させるデメリットもあるから、このあたりは良くも悪くも、だね。

ストーリーは、大半は生物教師の語りで持たせているだけで、やってることの割に盛り上がりがないというのも気になる。

そのせいで、メタ的に見れば作品内における解答を、漫然と羅列しただけにも見えたかな。

亀は空を飛ぶ(四季賞2017冬 佳作)

主人公は「空を飛ぶ巨大な亀」が見えるのだが、これは彼にしか見えない。

そんな主人公の半生が描かれるのだけれども、ある意味では展開に驚くね。

話はミステリー方向には行かず、あくま主人公個人問題終結している。

あの手の、あっと驚く系のストーリー漫画に耐性ができてきた身としては、変に読者を騙してやろう、驚かしてやろうみたいな姿勢で描いていないのは個人的には好感持てる。

「空を飛ぶ巨大な亀」が妙に写実的デザインだけれども、かえって浮いているか存在感が増しているのもいいね

作中の「空を飛ぶ巨大な亀」が何を暗喩した存在なのかは明言されていないけれども、漠然とは理解できる範疇だと思う。

本作は「空を飛ぶ巨大な亀」を「他人理解されないが、自身だけ執着している何らかのもの」に置き換えても話はほぼ成立するから、要はそういう感じの話なんだろう。

逆にいえば「空を飛ぶ巨大な亀」に大した理由はなく、話としてはちょっと解体すれば全容がほとんど見えてしまうので話作りとしては肩透かしというか、陳腐な印象を与えるかな。

2018-05-10

anond:20180510184342

昔のストーリー漫画は、ヒット作はヒットしただけあって、古臭く感じても読めばまあ面白いけど、ギャグマンガの古いのは笑えない。

2018-04-30

ダンジョン飯

グルメ要素が無くなってストーリー漫画になってきた。

カドカワからかな。

テルマエ・ロマエも人気がでてきて変な要素が入ったって話だし。

妹を助けて5巻で終わりで良かったのに。

まあ続きも読むけど。

2018-01-22

ポプテピピック原作ちょっと読んでみたが、めっちゃ忠実にアニメ化されてんだな

著作権的にやばいネタオチが無さすぎるネタだけ飛ばしてる感じかな

でもほかの萌え4コマアニメ化実質的ストーリー漫画4コマで割ってるだけってのが如実にわかるなあ

ポプテピだとネタをつなげようがないもんな

本来4コマなんてそういうもんなのかもだけど

2017-11-09

[]柳田史太「トモちゃんは女の子!」5巻まで

ボーイッシュだけどきょにゅーな女子高生トモちゃんは幼馴染の男子に恋している

でも幼馴染男子はトモちゃんを男友達みたいにしか扱ってくれずやきもきする

トモちゃん自身が昔からそういうふうに男子と付き合ってきたからだと女友達叱咤されながら、

ドギマギしたり天然の魅力で男子ドギマギさせたりする

幅の広い4コマが1ページに1つあるタイプストーリー漫画

絵はすごい好み

キャラもいい

一応話も少しずつ進みはしてる

ただすんげー面白いかっていわれるとうーんそこまではないかなという気もする

あらすじのとーりで、そういうシチュとか関係フィクションで慣れてる人間からすると、あんまり驚きがないのと、

想像範囲内でだいたいお話が進むから驚きやワクワクが少ないからだと思う

いやほんと絵柄とキャラは好きよ

ミニスカスパッツとかマジすきだし

2017-08-27

[]

今回は少年ジャンプ+

ファイアパンチ 65話

メタ的に見るなら、アグニが現状の展開について読者向けの説明をしてくれないから、ネネトがそのケツを持った感じ。

そのせいで何だか自然になっている気もするが。

いや、本作ってどうもこのあたりの運び方があまり綺麗じゃないから今さらかもしれないけれども。

語らず見せるべきことと、見せても語るべきこととの過不足について作家自身苦戦している……ってのは邪推が過ぎるか。

ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS- 12

今回は世界観説明というか、ヒロアカ設定資料漫画で読んでいるような心地だった。

こういった架空の設定について理詰めで説明するのはリアリティが生まれて嫌いじゃない。

本作のテーマにも繋がっている解説だし、不必要というわけではないしね。

ただ、やっぱりちょっとファン向けというか、文字フキダシの占有率が凄まじくて手放しで褒められた構成ではないけれども。

まあスピンオフって基本的原作ファンとかが読むことが多いの前提だから、まあそれでもいいのかなあって感じか。

雑感

ちょっとから始まった、読み切り&新連載ラッシュ。一つ一つ感想書く気力もなかったので、全体的な感想として。

ギャグ漫画コメディ系のは軒並みイマイチ。酷い出来ってわけではないけれども、特筆して評価できるようなところもほぼない。私は、プロットが録になくて設定したキャラだけで何とか体裁を成そうとしている漫画を「キャラ漫画」とかいうことがあるけれども、概ねそんな感じだった。

別にキャラクター描写に傾倒すること自体ダメってわけではないんだけれども、デザイン性格などの設定の羅列で終わってしまっているのがダメで。漫画キャラ大事ってよく言われるし実際その通りではあるけれども、その認識が甘いというか。本当の意味で魅力的なキャラクターってのは、テーマプロットなども包括してこそ。ドラマ言動説得力を生み、相関関係化学反応を起こし、そうしてキャラクターというものはより魅力的になる。

これといって大したことのない、何の捻りもないプロット面白そうなキャラクターを配置しても、とりあえずは読めるものになるかもしれない。でも、すぐに底が知れて陳腐になり、漫画の話含めてキャラクターにもすぐに飽きる。特に会話劇とかが中心のコメディは、作家の手癖だけで描くと冗長になりやすいから、よほど自信がない限りはプロットから作りこんだほうが良いと思う。


ストーリー系の漫画は、クオリティ的には概ね良好だと思う。それぞれ個性を出そうとしているのも窺えるし。ただ、いかんせん私的に刺さったものがないので、語れることが少ない。

あと持論だけれども、私は表面的な表現手法とかは評価に値しないと考えているんだよね。極端な例えだけど、4コマ漫画を読んで「コマ割が良い」なんて言ったら馬鹿みたいでしょ。だからそういった表現手法賞賛対象にもならないし、批判対象にもならない。どのようなテーマで、どんな構成セリフを紡いで表現するかってことがストーリー漫画においては大事なんだと思う。もちろん、表面的ではない表現手法に関しては評価に値すると思う。私個人がそれを評価できるかはともかく。


スポーツ系のもあったけれども、正直ありがちなスポーツ漫画読み切りだった。定型を何ら脱していない。王道的な構成と見ることも出来なくはないけど、私としてはもうこういうのはいいかなあ。

作品というもの絶対的評価大事だけれども、相対的評価大事比較対象が多い媒体なら尚更。既存のものばかりで構成されているのなら、より洗練されていて欲しい。それが出来ないというのなら、(クオリティの良し悪しはともかく)せめて新しいものを。どちらも出来ていないなら、語るに及ばず。

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