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2024-11-21

くしゅたーると創業家による711取合い騒動解説転載

先ず、クシュタール側が仮に買収者となる場合は、二つの乗り越えなければいけない壁がある

それは日本外為法と、米国独禁法

日本外為法については既に報道されている通り、重要社会インフラ等に対する買収で、結果国益を損ねると判断すれば国が差し止めを求めることが出来るというもの

米国独禁法については、クシュタールが全米で展開するサークルKセブン&アイが合計シェアの点で反トラスト法にかかるのではないかという恐れ。

前提として、この規模のM&Aともなれば、関係当局との合意形成無しに物事が進むはずもなく、当然クシュタールとしては既に日米双方に対し擦り合わせを行っているとは思う。

Jパワーのような明確なエネルギーインフラ企業ではないセブン&アイ外為法適用できる合理的な論拠があるのかについては疑問はある。

独禁法については適切な規模の店舗統廃合、売却によってこちらはクリアできる可能性が高い。

どの道、セブン&アイとの合意形成と日米政府合意形成車の両輪のような認識で相違は無いと思う。

同じ西側諸国である日米間のやり取りとなるため、中国独禁法のような国家論理によってズルズル引き延ばされる可能性は低い。

どちらかの結果が食い違うような見切り発車を政府が許すはずが無いし、抑々そうなった時点で実現可能性は限りなく低くなるので、敵対的買収に発展する可能性は低いと見てる。

個人的な所感としては、時間はかかるが同盟国同士の擦り合わせによりクリアできなくは無いという感想

次に、創業家伊藤興業設立SPC)が買収者となるパターンこちらのほうがよりクリア

上記外為法適用も無く、当然独禁法適用も無い。

いくらセブン&アイ経営陣がクシュタール提案異論を唱えても、経営陣の言う「適切な企業評価」に株価が全く追いついていないのは事実で、その論理だけでクシュタール提案を蹴るのは株主利益を明確に損ねる行動であり、ある種の背任行為に近い。

それを前提とした落としどころを作るには、必然的にクシュタール提案を上回る「対案」を出さねばいけない。

その結果が創業家に於ける買収という選択肢なのだと思う。

現時点で具体的な金額やをあえてアナウンスしているのも、「我々の提案はクシュタール案を超える条件です」ということを明示するためのアナウンスメントだと個人的には解釈してる。

何よりも、この絵描いてるのは創業家ではなく、政府意向も多分に入ってるんじゃないの?と思ってる。

通常、創業家の持つ5,000億円の株券に対するLBOとして8兆円という規模が適切なのか?という議論もあろうが、国策TOBの名の元にそこはおっつけてくるのではないかと。

そういう意味ファイナンスに関しては問題ないと見てる。


次に、時期の問題だが、昨日飛ばしニュースのあったNHKの内容を基にするなら、今年度末(勘違いしている人も居るが、年度末は3末の事で12末じゃない)をターゲットにするのは非常に説得力が強い。

セブン&アイは多くの3末決算企業と違い、2末決算なので、遅くとも2末までには配当を出すのか、M&Aを前提とした無配とするのかを決定しないといけない。

同時に、上場廃止を前提とした国内M&Aの場合TOB開始からクローズまで通常一ヶ月は空けるのが通例なので、3末に買収を終えるのであれば、セブン&アイ決算である2末までにはTOBを開始する必要がある。

この2点を合算して考えると、仮に3末をターゲットとした創業家によるTOBが実行されるのであれば、2末までには具体的なアナウンスメントを出さないといけない。

通常ターゲットの期日に近づくにつれて株価TOB期待でジリ高になる。

言い換えれば2末までにアナウンスメントが無い場合TOB期待は急速にしぼむor失望売りが出ると考えて良いとは思う。

纏めると、クシュタール案に対し超えなければいけないハードルが極端に低い分、実現可能性は高いという印象。

最後に、NHKリークについてだが、大前提としてNHKが何の事前調整も意味もなく、19時台の「国営TV」であれだけ具体的な内容国策M&Aという重大ニュースを報じるとは到底考えられない。

何らかの意味があると解釈するのが自然だと思う。

日経WEB飛ばし記事とは重みが全然違う。

らくだが、あれはクシュタールに対する「これ以上条件上げた叩き合いするなよ?」という牽制球なのではないか個人的には捉えている。

今日否定はまぁ、様式美みたいなものではないかと。

IR出た後のドカ売りに関しては正直私も良く分からないし、何名かの投資家が指摘しているようにインサイダーチックなフロントランニングである可能性も否定はできない。

反面、先述の通り、既にクシュタールの買収提案ラインには近づいており、実現可能性と時間的価値を割り引いた結果、市場での売却を選んでいる可能性はある。

どの道、今のマーケットでの価格形成TOBの成立可能性は切り離して考えるべきだと個人的には解釈してる。

2024-11-16

ダンピング時代遅れ

ダンピングコストリーダー戦略は本当に生産性がない

結局いくらでかくなっても地域性独禁法なんかで一社世界シェア独占なんてまずない

その結果トップ数社で何十年もかけて低価格で売り続ける我慢大会が始まり関連企業疲弊する

例えば鉄鋼、中国ダンピングした結果世界中で大リストラ中国企業も赤字ダメージ日本欧米リストラダメージ

結果として中国の鋼材を締め出すことに 全員LOSER

自動車トヨタコストリーダーとしてダンピングを続けた結果、日本ドイツ以外の自動車メーカーが荒廃

結果怒ったEUEVシフトしたら中国が新たな赤字ダンピング初めて 日欧米全員LOSER 中国利益上がらずLOSER

造船、中韓が国費いれてダンピング支援日本造船業が壊滅状態になる

日中韓の3か国での低価格我慢比べが始まり全員LOSER

安売りダンピングマジでメリットがないからそういった業界には近づかない方がいい

2024-11-10

anond:20241110172210

引用独禁法第4条のイとロの違いがいまいち自信持ってよくわからないんだけど、

イ…相手方の自社製品価格設定に口出すな

ロ…相手方に卸させた製品の小売価格に口出すな

って解釈OK

ブクマカでっち上げデマ概念大学生協における書籍割引販売の「趣旨に反する」について

[B! 大学] 東京電機大学生、生協で取り寄せたらどんな本も1割引きになると凌辱物のエロ漫画を購入→大学「学内で調査を行っております。調査後、大学として厳重に対処いたします。」

いちいち引用しないが、事実を誤認した大量のゴミブコメトップに並んでいる。

生協エロ本を買うのは制度悪用であり、お目こぼしがなくなりルール厳格化を招く」? 全くのデマである

目次 兼 要約

  1. 一般書店で本を値下げできないことこそ、独禁法の「趣旨に反する」歪な既得権益であり、「お目こぼし」されているのが現状である
  2. エロ本を割引するなんてズルい!」こそ、「お目こぼしを良いことにイキる」行為のものである
  3. 大学生協書籍を割引できるのは学業支援目的ゆえではなく、組合員奉仕することを目的とする生活協同組合からである
  4. 大学生協書籍を一律で割引くのは、組合員たる大学教員/職員/大学生の総意に基づくものである
  5. 大量のバカブコメは、大学生による「生協ではエロ本も割引!」啓蒙活動の意義を逆説的に示している

一般書店で本を値下げできないことこそ、独禁法の「趣旨に反する」歪な既得権益であり、「お目こぼし」されているのが現状である

書店でなぜ原則本を値下げできないのかというと、日本には「再販制度」、製造である出版社が決定する定価を書店は変えてはならない、という業界慣行があるからだ。

だが、この形態取引方法は、独占禁止法において明示的に禁止されている。

二条⑨ この法律において「不公正な取引方法」とは、次の各号のいずれかに該当する行為をいう。

 四 自己供給する商品を購入する相手方に、正当な理由がないのに、次のいずれかに掲げる拘束の条件を付けて、当該商品供給すること。

  イ 相手方に対しその販売する当該商品販売価格を定めてこれを維持させることその他相手方の当該商品販売価格自由な決定を拘束すること。

  ロ 相手方販売する当該商品を購入する事業者の当該商品販売価格を定めて相手方をして当該事業者にこれを維持させることその他相手方をして当該事業者の当該商品販売価格自由な決定を拘束させること。

我々の生きる資本主義社会というのは、市場での公正で自由競争大原則とするものであって、価格決定権は小売業者が持つべものである価格統制を行い、小売業者同士の競争禁止するなぞ以ての外である

このような掟破り行為出版業界でおおっぴらに行われているのは、独禁法23条4項に、著作物の発行事業者による正当な行為であれば、独禁法適用しないという例外が定められているからだ。

なぜこのような特権が認められているのか? 独禁法教科書を開いてみよう。

著作物に係る法定再販制度趣旨は,必ずしも明らかではないが,戦前から定価販売慣行を追認したものとされている。また,著作物の種類ごとに,例えば,新聞については戸別配達の維持,書籍雑誌については多様な出版物の発売や書店での展示販売の確保といった説明が後付け的になされているが,再販行為必要性とは必ずしもつながらないと思われる。(『条文から学ぶ独占禁止法 第3版』p271)

趣旨は必ずしも明らかでない」「戦前から定価販売慣行を追認したもの」「説明が後付的になされているが、再販行為必要性とは必ずしもつながらない」なかなかボロクソな書きぶりではないか

当然「商慣習の追認」なる貧弱な理由で、大原則を曲げていいはずがない。再販制度廃止の動きはこれまでも何度もあった。今もなお現存しているのは、廃止の動きがあるたびに既得権益を守りたい新聞業界が大々的に抗議キャンペーンを行い揉めに揉めたかである政治的駆け引きの末の「お目こぼし」によって成り立っている制度なのだ

エロ本を割引するなんてズルい!」こそ、「お目こぼしを良いことにイキる」行為のものである

新聞業界という第四の権力がバックにある以上、既得権益廃止するのは難しい。されど、お目こぼしをいいことに既得権益を拡大しようとする、出版業界のイキり行為には公正取引委員会は否を突きつけ続けてきた。

この1つの例が2004年ポイントサービス禁止論争である

1990年代を通して喧喧諤諤の大戦争となった再販制度廃止論争は、2001年公正取引委員会による「当面再販制度を存置するのが妥当」という停戦宣言により一応の終結を迎えた。

事実上の勝利にイキった出版業界が次に目をつけたのがポイントサービス禁止である

かに再販価格維持契約定価販売義務付けても、ポイント還元がOKであるならば、事実上値引きと言っていい。「本はどの本屋でも同じ価格」というカルテルを侵す存在であり、再販制度に当面のお墨付きを得た出版業界禁止を目指すのは当然の成り行きであった。

されど原理原則に戻れば、現状の再販制度さえ、政治的判断による苦渋の決断として認められているにすぎないのである

出版業界の舐めた振る舞いに激怒した公正取引委員会は、ポイントサービス禁止運動を行う業界団体に対し、「事業者団体による共同行為禁止する」独占禁止法第8条違反を宣告。

結果、業界団体会長責任をとって辞任、クビを差し出して詫びる羽目になった。

ポイントサービス禁止論争で争点となったのは、1%程度のごく低率のポイントサービスであったが、

現在では、アマゾンヨドバシなどの大手通サイトを見れば、条件付きではあれど12%ポイント還元だとか10%ポイント還元だとか、大幅な値引きを行っている。再販価格維持契約?なにそれおいしいの?の域である

しか再販制度自体お目こぼし例外である以上は、再度「ズルいからやめろ」とヤブをつついて蛇を出したくないというのが業界の考えだろう。

再び公正取引委員会逆鱗に触れ、今度はアマゾン政治力を背後に一気に再販制度廃止まで持っていかれるかもしれないのである

この事例からわかるように「イキり行為」に気をつけなければいけないのは消費者である大学生ではなく、売り手である出版業界側であって、ブクマカ認識はまったくあべこべなのだ

大学生協書籍を割引できるのは学業支援目的ゆえではなく、組合員奉仕することを目的とする生活協同組合からである

ここまで述べた再販制度の縛りを、大学生協は負っていない。これは独禁法23条5項が生協例外例外の1つとして指定しているかである

まり書籍例外として再販価格を拘束する契約を結んでよいが、その例外として生協には通常の取引と同様に、再販価格の拘束契約を結んではならないということである

ブクマカ勝手でっち上げていう「学業目的の特例」とかそんなものではない。実際、書籍の割引は一般生活協同組合(例えばコープこうべ)でもおこなわれていることだ。

ではなぜ、例外例外が設けられたのか?

再販制度という大本例外が設けられた理由再確認すると「商慣習の追認」が定説である。ただこの理屈では再販制度生協のみならずすべての事業者において廃止すべきという結論しか導かれない()。

なので百歩譲って少数説である出版業界ポジショントークを参照すると、再販制度なしには、書店理念を見失い利益至上主義に陥り売れ筋の俗悪本のみが蔓延世界になるから、らしい。

しかしこの捏ねくりだ出した理屈ですら生活協同組合適応することはできない。生協は、利益目的としない消費者うしの相互共助団体であるからである

利益の追求のために消費者不利益を与える行為法律禁止されており、また組合員が持つ平等議決権及び選挙権によって効果的に阻止される。再販制度容認などという副作用の大きな例外を認めるだけの意義はどうあがいても見出すことができない。

大学生協書籍を一律で割引くのは、組合員たる大学教員/職員/大学生の総意に基づくものである

前節では、大学生協書籍が割引が「可能である理由を述べたが、愚かなブクマカは「大学生協学生学業支援するためにあるのだから制度可能であってもエロ本については割り引くべきではない」などと言うかもしれない。

可能であること」と「やること」は違うそれは正しい。

しか大学生協目的なぞをでっちあげたいならば、まず定款を見るべきだ。

第1条 この消費生活協同組合(以下「組合」という。)は、協同互助精神に基づき、組合員生活文化的経済的改善向上を図ることを目的とする。

事業

第3条 この組合は、第1条の目的を達成するため、次の事業を行う。

(1)組合員生活必要物資を購入し、これに加工し又は生産して組組合員生活必要物資を購入し、これに加工し又は生産して組合員供給する事業合員に供給する事業

(2)組合員生活有用協同施設を設置し、組合員に利用させる事業

(3)組合員生活改善及び文化の向上を図る事業

(4)組合員生活共済を図る事業

(5)組合員及び組合従業員組合事業に関する知識の向上を図る事業

(6)組合員のための旅行業法に基づく旅行業に関する事業

(7)前各号の事業に附帯する事業

どこに学業支援なる文字列があるのであろうか。

というか名は体を表すというように、大学生協とは生活、「大学に属するすべての人つまり大学生/大学職員/教職員生活」を共助する団体である役割学業に限られない、当然娯楽を提供することも含まれるのである

書籍の割引販売は、それが教科書であろうと、学術書であろうと、コミックであろうと、エロ本であろうと

(3)組合員生活改善及び文化の向上を図る事業

に一律で含まれるであろう。

追記id:worris 氏のブコメより、誤りの指摘があった。書籍は第3条第1号「組合員生活必要物資である。つまるところ、生協の言う「生活必要物資」とは日常用語生活必需品より広い概念であり、娯楽を含むのだろう。論旨の変更は必要ない。)

もちろん、娯楽の提供大学生協役割に含まれると言っても、程度問題存在する。

生協資金力にも労働力にも限界存在するのだから、何にリソースを投じれば「組合員生活改善及び文化の向上」を達成できるか、取捨選択必要になる。

決めるのは、一人ひとり議決権あるいは選挙権を持つ、組合員である

ブクマカは「イキるとお上のお怒りを買うぞ」という論調であるので、決定権が生協のおえらいさんとか大学経営陣とかにあるように勘違いしているように見受けられるのだが、事実は全くの逆なのだ

組合員自治原則念頭に置いた上で、なぜ本が一律割引されるのかを考えてみよう。

大学生とは多くの人にとって人生で一番本を読む時期である。これは今年『何故働いていると本が読めなくなるのか』という新書ベストセラーになったことでもわかることである

大学教員もまた大量に本を購入する。

そして生協再販価格拘束契約で縛ることのできない例外的な存在として、彼ら組合員独自価値提供できる。

そう考えると書籍の一律割引販売で、組合員合意がまとまるのは、ごく自然なりゆきである

仮に「娯楽本は除外」とか「教科書のみ割引」とかい制度になったならば、利益を得る層が組合員の中で偏ってしまう。みんながWin-Winになる制度こそが、民主主義的な議論で選ばれるものである

ただし、ここ最近若者の「紙の本離れ」が叫ばれて久しい。

紙の本をほとんど買わない組合員からすれば、事業資金は「書籍10%引きで売る」ことより「生協食堂メニューを1品増やす」方に費やしてほしいことだろう。

学術書読んでる同級生応援したいけど、エロ本はな……」と彼らの票が離れることは、あり得る展開ではあるかもしれない。

しかエロ本を割引販売することで、大学生協は何ら損をしていないことにも留意必要である。むしろ大学生協は新たな顧客層を開拓することで利益を得て、他の事業投資可能資金を増やしたと言える。

「割引率が10%であるべきか5%であるべきか」は難しい経営判断であり組合員間での真摯議論が求められるところであるが、割引中止とか販売停止とかになると誰のトクにもならない論上に上げるまでもない愚論なのだ

なお大学生協に客を取られなければ、定価でエロ本を1冊売ることができたであろう一般書店は損をしたといえるが、再販制度というお目こぼしに守られているものが「ズルイ!」なんて言える立場にないことは先に述べたとおりだ。

大量のバカブコメは、大学生による「生協ではエロ本も割引!」啓蒙活動の意義を逆説的に示している

大学生の行為を「バカッター」とか「バイトテロに等しい」だとか意気揚々名誉毀損行為を行うブクマカたちは、

実際は、自分たちがこそが大学生協役割勝手でっち上げたイキりバカブクマカであり、はてなというプラットフォーム名誉を大いに傷つけるブコメテロであることを認め、真摯謝罪すべきである

そして、大学生協役割学業目的だと誤解する人がここまで多いという事実は、「生協ではどんな本でも割引される」ということを声高く啓蒙する意義を証明している。

ルールを正しく理解する人が多ければ多いほど、組合員生活費を節約し、生協の売上は増え、サービスの質は向上するのだから

2024-11-05

anond:20241105122822

ありがとうございます自分は、自分の住む街の小さな新刊書店必要インフラだと思っていなく、基本的に専門書へのアクセスを確保したいと思っています。そのため大型書店が持続可能ビジネスであることが死活的に重要です(amazon重要)。自分読書好きになった経緯から子どもが本好きになるためには図書館へのアクセスの方が重要かなと思います古本屋一定数ある街は、それがインフラかどうかは別として、素敵だなと思います

頂いたご質問自分感覚で答えてみます:

リアル店舗web店舗を問わず在庫検索システムの構築にかかる費用書店単体で担うのか。

個人的には書店在庫APIがあれば、誰かがそういうサイトを作るのではと思います図書館の蔵書に関しては、calilがあるかと思います

会計列を短くする目的レジ台数を増やすとして、そのレジスペースを確保できるのか。またそのためのレジ要員の人件費はどうするのか。

店舗によると思います八重洲ブックセンター本店ときは、1Fにレジスペースがありましたが、最上階に銀行カウンターみたいな会計スペースがあったのでそこで座りながら数十冊・数万円の会計10分ぐらいでしてました。客単価によって、セルフレジ有人レジカウンターみたいに使い分けても良いと思います

新刊小売書店の付加サービスのもの訴求力必要なのか。

必要ないと思います書店での体験が全てです。ただ、「15000円以上のときに送料無料」のようなサービスがあると、(基本的に本を持って帰る自分のような)顧客対話できていない感を感じます。「ポイントx倍」とかのサービス本棚勝負できていない書店稚拙集客に走っている印象です。なお、八重洲ブックセンター物理的なポイントカードは結構好きでした。

書籍を取り寄せするために行われる口頭でのやりとりを短時間で済ませることがはたして可能なのか。

オンラインフォームのようなものがあれば、十分だと思います。参考までに、e-honだと注文は一瞬ですが、物理書店との連携中途半端です。丸善ジュンク堂のshopifyのサイトでも取り置き可能なので、取り寄せを可能にすることは出来るかもです。なお、その際、amazonサイトを見ているときがありますが、様々な理由により敢えて物理書店で買いたいときがあります

書籍を取り寄せするための流通システムamazone-honとでは流通システムが異なるが、その責は新刊小売書店が負うべきものなのか。

流通の細かな話は分からないですが、amazone-honを使わないで書籍を取り寄せしたいニーズもあるので、そうした潜在ニーズ新刊小売書店企業努力で発掘されたら良いと思います個人的には、敢えて物理書店で取り寄せする際は、10日後に納品とかで問題ないです。

しおりを作っているのは大半が出版社であり、自社でしおり制作している書店がどのくらいある(あった)のか。つまりコストカットしているのは本当に書店なのか。

八重洲ブックセンターではしおりがありました。ただ、トーハンが49%の株を持った2016年から、無くなりました。2024年オープンしたグランスタ八重洲店ではオープン当初はありました。神保町東京堂書店も昔あった記憶です。

本棚微妙につまらなくなったとして、それは取次のせいなのか。

→ これも細かな話は分からないですが、取次とのパワーバランス本棚書籍が決まっているような印象を受けるときがあります丸善日本橋丸善丸の内ジュンク堂池袋紀伊國屋書店本店自分比較的詳しい分野だと同じような本が並ぶ感覚が強くなっています神保町東京堂書店自分比較的詳しい分野だと結構厳しくなってきている印象です。

書籍以外を収益源にするのを少し危険に思う根拠

大型書店でx年前に入荷した数千円の本が売れた、みたいなのを積み上げるときに、数千円の文房具雑貨を売るのとオペレーションモチベーションも違うのかなと思います。また、文房具雑貨収入がメインの有隣堂を見ても、書店セレクトした文房具雑貨からといってそこまで面白くなく、中途半端に終わる気がします。丸善丸の内日本橋にあるような高級文房具絵画などは別かもしれませんが、自分がそうした商品を買うときは結局その専門店に行きました。なお、八重洲ブックセンタープレスマンシャーペンは良く購入してましたので、書店アクセントとしてあっても良いと思います

・書棚の回転率よりも客単価を意識するとなにが改善されるのか。

書店体験が変わると思います。今はレクサスを買うのに、カローラ販売店で購入している感覚があります

ブックカバーの付け方が凄く雑になったとして、それは取次のせいなのか。

→ 取次のせいではないと思います。なお、神保町東京堂書店はけっこうちゃんと付けてくれます外人外商に支えられている紀伊國屋書店微妙にこの辺が改善してきている気がします。

・「雑誌ベースインフラを全国に構築している」トーハンは同時に、書籍流通システムも構築していますが、コアな書籍を売りたい大型書店に関わるのが危険する根拠はなにか。

一般論として、toBをメインの収益源にしている企業toCに関わるのは難しいと思いますtoB向けのコストカットkaizentoC向けに中途半端にすると安っぽくなるだけな印象もあります大型書店場合について考えると、ニッチ需要にどれだけ対応できるかが重要なので、書籍流通システムを維持するためにマス向けの本や雑誌毎日物流網に載せたい取次とはやや利益方向性が違い、結果として大型書店で数万円の本を買いたい顧客ニーズ対応する体制を整備することが難しくなるのだと思われます

・いち業界流通販売構造をはたして社会全体で考えるべきなのか。

新刊書籍流通市場で寡占状態により競争が少なくなっていることで、公益が損なわれているならば、社会全体で考えるべきだと思います。なお、再販制度独禁法適用除外となっていることとは別の論点ではあると思います

・「文化事業」でなければ大型書店運営はほんとうに難しいのか。

1978年オープンしたとき八重洲ブックセンターは「文化事業」として数年の赤字前提だったようですが、結局2年で黒字化したようです。オープンして数ヶ月で1000万人の来店者数みたいな記事もありましたが、潜在的ニーズを当時の経営陣が把握できたのは、それが彼らが自身ニーズであり一番の顧客であったからだと思いますが、同時に「文化事業」として大胆な投資を出来たかなのだと思います上記のしおりが必要なのかどうかや文房具雑貨で稼ぐことの問題点みたいな議論貧乏くさい気がしており、結局大型書店は「文化事業」としてすることで潜在的ニーズを中長期で発掘し持続可能ビジネスになるのかなと思います。なお、今の大型書店本棚を見ると、ただ大きなスペースに本を沢山並べているだけ感もあり、そもそも書店員や経営陣はその書店利用者なのかなと思うときがあります紀伊國屋書店みたいな外人向けの運営は良く分かりません。

以上です

2024-10-10

anond:20241010114036

大きな会社は自社の得意分野でめちゃくちゃ統廃合してるぞ

行きすぎると独禁法とかの問題になるから業界大手5社程度のところで止まってる程度で

2024-09-22

anond:20240922061814

一つにまとめたら超巨大企業ができちゃうけど独禁法どう抜けるの

抜けるように画策できる政党に一票入れたいね

2024-09-19

電通グループ罰金3億円求刑」は罰として軽すぎるって話を見たけれど

これって刑事罰としての罰金の話なんじゃないのか

これとは別に公正取引委員会から課徴金請求される可能性はあるんじゃないのか

電力カルテル事件中国電力課徴金として700億円近くも支払った例もあるし

しか刑事罰行政罰ダブルで課されるケースってあるんだろうか

詳しくないから知らんけど→ぐぐったら普通にあるっぽい

前述の電力カルテル事件って行政罰はあるのに刑事罰が科されていないのか?ぐぐってもそこらへんよくわからん

検察が動いたら刑事罰公正取引委員会が動いたら行政罰というふうに決まるのかな?→「公正取引委員会刑事告発する/しない」という分水嶺があるようだ

ややこしいな、識者に話を聞いてみたいもの

だいたいこういう話はどこかの弁護士事務所ブログ記事とかで解説があるねん

あとでもうちょっとぐぐってみるか

しかTwitter検索しても課徴金について言及している人が少なく、誤解しているのは自分の方なんじゃないか不安になってしま

まあ自分も「3億で全額というのは違和感あるんだけど」と思い調べてみるまでは刑事罰としての罰金行政罰としての課徴金の二種類あると知らなかったから無理もないか……

ブックマークの100字では足りないのでここにメモ

見たサイト

電通グループに罰金3億円求刑 東京五輪で談合の罪 検察側 | 毎日新聞

電力カルテル黒幕も「密告・無罪放免」の関西電力 賛否渦巻く課徴金減免制度のカラクリ - 産経ニュース

ニュース「五輪談合で数十億円規模か、独禁法の課徴金について」 : 企業法務ナビ

よくある質問コーナー(独占禁止法) | 公正取引委員会

2024-08-29

anond:20240828223205

昔みたいに院内処方に戻せばいい

独禁法かに引っかかるんだろうけど、安全には変えられないでしょ

2024-07-24

anond:20240711135913

権利譲渡の対価が不当に低い要求独禁法下請法抵触するので依頼側の知能が足りていません

2024-06-11

anond:20240611184345

AI金鉱脈かどうかは疑問だけど、AIが偽物だったとしても、ツルハシを売るNVIDIA死角独禁法以外見当たらないな。

AI中国を出し抜く切り札っぽく見えてるうちは、変なチャチは入らないだろうし、投資家は安泰だな。

2024-05-01

anond:20240501100700

もう令和だからExcel関数や誰もメンテ出来ないマクロでドヤるのやめてほしい

 

あと、Azure認証とTeams がデファクトスタンダードで、

Teamsに関してはEU独禁法違反懸念対策別売りするねってやってるターンなので、

AzureやM365Apps(MS Office)使ってないアピールするのもやめて欲しい

つか、広告業メーカー製造業だと専門職でもバリバリExcelとか使うやで

独自マクロライブラリまであったりするし、なぜかExcelOracleやBIツールに取り込んで〜みたいなこともしたりする

(そんな運用にするなよ・・・とは思うが、その運用を変えられる自信あるなら、該当企業に乗り込んで変えてみてどうぞ)

 

ちな、元増田の下記について触れるなら、YESだね

これってうちが採用してる大卒レベルが低いだけで、大企業新人だったらそんなことは当たり前にできるもんなんだろうか。

 

大学、ましてや名前がある程度知られている大学卒業をしておいて、高卒でも問題ない会社入社したり、高卒でも問題ないポジションにいるヤツは、すべてポンコツと見做して良い

でも、自分自身能力で余力のある場所いるから強いだけで、そうじゃないところへ行ったら自分ポンコツ側の人間になると思うので、他人には優しくね?

そういう気分にはなれねぇなぁ・・・なら、とりあえず金稼ぐと良い、死ぬほどどうでも良くなる

やはり金・・・!!金は全てを解決する・・・!!

https://anond.hatelabo.jp/20240423172913

2024-04-17

anond:20240417195854

Skype for Business って廃止されたよ?

いまは Teams がデファクトスタンダードEU独禁法違反懸念対策別売りするねってやってるターンだし、

Twitter が 𝕏 になってだいぶ経つぞ

 

ほんまそう言うとこやで。IT絡みでなんか言いたい増田ITって単語に反応する増田学歴コンプ増田

2024-03-26

anond:20240326110029

そもそも他社のものサポートするのに自社の金使う意味がないからな

独禁法に引っかかるから仕方なくやってるだけで

2024-03-15

ブクマカ中小企業合併しろ! できないなら潰れろ!」

合併までいかなくても同じ業種の中小企業連合組んで、大企業に「この製品はこの価格以下では売りません!」ってやれたら問題ないと思うんよ。

大企業個別交渉してるから力負けしちゃうんだから、束になれば対等な交渉もできるはず。

でも、こういうのって法律違反にならない?

あんまり俺詳しくないけど、こういうのって独禁法かに引っかかるんじゃないの?

ブクマカの言う通りに同じ業種同士で合併するにしても、大企業に対抗できる規模を目指すと独禁法(この場合トラストだっけ?)に引っかかりそうな業種結構あるんじゃなかろうか。

多分、独禁法改正する、或いは特例を設けるといったことが必要になると思う。

2024-02-28

anond:20240228180729

EUだし独禁法絡みだからそりゃそうやろな

圧倒的なシェアを持った上で自社に有利な方に誘導するのは「違法」というのと

インフラ」だから違法でないもの不適切なら規制するべきというのは全く違う話やで

2024-02-25

anond:20240225003838

そして大手デカくなりすぎたら独禁法で潰せばいい、近代国家ってそういうものなんだよな

現代はここに「それが終わったら途上国から搾取すればいい」が付く

2023-12-04

anond:20231203132506

Apple危機の時に、独禁法でやられないようにMSが救ったという説があるがそれが本当なら買収とかないだろうな。

2023-11-30

エンドユーザーいくらTeamsを嫌っても、Slackは勝てないよ

だってTeamsは導入企業が何もしなくても全部が同じIDでつながっているけど、

Slackはつなぐ部分から導入企業がやらなきゃいけないんだもの

最初は余裕でMSチャットツールアドバイスくれてたSlack社が

最近はムキになって「独禁法違反だ!」って抱き合わせ販売文句言ってるけど

そういう文句を言いたくなる気持ちは分かる。

けど、今のSlackのままじゃどうあがいたってTeamsを押しのけて採用されるのは厳しいよ。

Slack導入支援やってるベンダーに任せたって他サービス接続する部分のトラブルシューティングは揉めるんだよ。

たとえTeamsSlackの導入コストが完全に同じだったとしても、その一点だけでしり込みする企業は多いよ。

から、そんな状況でSlackを導入している企業で働いてるみなさんは、

Teams怨嗟の声を上げる前に自社の情シスを讃えてやってほしい。

あなたが便利に使っているそのSlackは、Teams導入企業より面倒な仕事負担してくれている情シスのおかげて成り立っているのだ。

Teamsいくら貶したって、あなたのために面倒を引き受けてくれている情シスは報われない。

まぁ、その情シスもTeams嫌いで一緒になって文句言ってスカッとするぐらいはあるかもしれんが、

その前に情シス一言「面倒事を俺たちのために引き受けてくれてありがとう」って言ってやってくれ。

そして、Slack使いたいのに会社採用しない企業で働いてる人は、まず情シスに敬意を払うところから始めてやってくれ。

Teamsに言うような文句情シスに吐くのは止めてやってくれ。情シスに聞こえないところでも可能な限り言わないでくれ。

そんなことやる連中のために余計な面倒引き受ける気になんて絶対ならないから。

導入にも余計金かかって、運用でも余計な手間増えるんだよ。

そういう面倒を引き受けてでもエンドユーザーSlack使ってほしい、と情シスに思わせる行動を心がけてくれ。


古いTeamsへの怨嗟の声が発掘されて盛り上がってたので適当に書いた。

anond:20220602230233

2023-10-14

MSとSIEの札束での殴り合いが面白い

SIEが札束ゲームタイトルをちまちま独占して囲ってたら

MS札束で殴り返してタイトル抱えてる会社ごと囲うの面白いな。

業界1位が金にモノを言わせて業界3位を排除しても独禁法でお咎めなしで

業界3位が金でそれに対抗したら独禁法違反物言いがつくってのもあべこべな感じで面白い

中の人たちは大変そうだけど外野にとっちゃいい見世物だ。

2023-10-01

anond:20231001062209

損だからって取引拒絶すると下請法やら独禁法やらに引っかかる、というのが政府見解

2023-09-17

例のトヨタ車の話

2023年9月15日 トヨタ車 全車種の新規販売受付見合わせのお知らせ

https://www.sankoh-jp.com/blog/news/66217/


この件で、再販価格維持行為とか、優越的地位の濫用とか、独禁法ーー、みたいに言ってる連中いるけれども

それ言い出したら、4年待ちも普通みたいな車について、そもそもこの販売会社が販売できるのナンデ?

って話になってな

いやもちろん、合法に、車回してもらってたんだろうけれどさ

コレに噛みつくなら、そもそもの話、車が回ってこない販売会社が吠えたくなるんじゃね?

ナンうちらに車こんのじゃーってさ

2023-09-10

anond:20230909002500

ジャニタレ普通に他の事務所移籍するかフリーになれだな。

何らかの圧力で、他の事務所が雇ってくれないとか、雇った事務所ごと仕事干される、といった悪しき業界慣行があるなら改善する良い機会かと。

独禁法違反か何かになるか知らんが、その業界慣行に加担している他の事務所クライアント側もあわせてさらされて吊るされてほしい。児童虐待構造に加担してるのだから

2023-09-09

anond:20230908184604

今になって被害者CMから下ろして干す動きが出てるのもキショい

ジャニ社長相手の枕で仕事もらえて良かったね、十分優遇してあげただろとでもいうんだろうか。

名前すててもいいか個人契約に切り替えるとかなんかねえのか、

退所しつつ芸能活動を続ける手法はないのかとおもうけど、

日本には独禁法判例活用できる弁護士すらいないんだろうな。

ミートゥーでも言ったとおりセカンドレイプがひどい。

https://www.yomiuri.co.jp/culture/tv/20230908-OYT1T50245/

あとこれはもう最低。セカンドレイプというよりたんなる脅迫じゃん。

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