はてなキーワード: 洒落とは
確かに他人の消費行動につべこべ言ってもしょうがないけど、自分が「使えるガジェットは多少旧型になっても使うべき」「新発売の一番値段が高いときに買うのはバカ。しばらくたって値下がりしてから買うほうが賢い」という価値観の持ち主なので、真逆の行動をとるIphoneユーザーの行動が謎だった。
最初にIphoneかAndroidか選ぶときに「みんなが持ってるから」「お洒落だから」「アクセサリーが充実してるから」と選ぶのは何となく分からんでもないけど、デジタルガジェットおたくならともかく、機械に弱そうな連中が次々に新型に買い替えていく意味が分からない。別にそんなにお金に余裕がある人ばっかりじゃないだろうに。人間は常に合理的な判断をするわけではないし、スペックアップとかに関係なくファッション感覚で欲しいから買うのかも知れないけど、自分の価値観から行くととてもアホな行動に見えて仕方がない。
大宮駅と、横浜駅によく似ている。歩いてる人がなぜかみんなダサい。全然お洒落な人は見当たらない。万が一いたとしても池袋のダサさの圧にかき消されてて見えない。
埼玉の学生は池袋でよく遊ぶ。学生時代の遊び場はもっぱら赤羽か池袋だった。埼玉エリアの学生あるあるだと思う。
大人になり、地元コミュニティと縁が薄れてきて、池袋や赤羽で待ち合わせることが激減した。
仲のいい友達はみんな文化系なので、高円寺とか三軒茶屋に住んでいる。
よって、飲みに行く場所は新宿か渋谷か下北沢とかその辺になった。たまにはわたしがアクセスしやすい池袋で飲もう、となっても、池袋ってあんまりいい飲み屋がない。とにかくチェーン店ばかりだ。何軒か好きな店はあるにはあるが、コスパは悪い。そもそも私は池袋は食事ではあまり使わない。一人で買い物をする時にだけ使う。
いや実際買い物するには死ぬほど便利。
ビルまるごとのGUと、ユニクロが近距離に2件も。そんなにいらないだろっていうくらいABCマートがある。西武があって東武がある。西武に至っては本店だ。それからビックカメラとヤマダ、すべてが近い場所にある。
一人で買い物するには天国だ。
冒頭で、池袋はダサいと書いたが、たまに可愛い女の子はいる。偏見だけどパルコよりもルミネにいる女の子の方が可愛い。
パルコにだって高いランクの店は入ってるが、ルミネのほうが可愛い。店のチョイスが全体的にパルコよりは若干コンサバ寄りなせいもあるだろう。
しかしこれらよりも、やはりサンシャインシティこそが池袋という街を表すファッションビルだと思う。
今日、数年ぶりにサンシャインシティに入った。理由は、下着屋が3件入っているからだ。なんでだよ、と思う。でも下着が欲しい人にとっては選択肢の多いサンシャインシティはすごくありがたいのだ。
高校生の頃に行きまくったあのサンシャイン、当時とほとんど変わっていない光景。
なんかグチャグチャしてる陳列の服屋とゴツゴツした顔面のカップル、サイズ感のおかしな薄ピンクのコートを着た学生、パッとしない店員、存じ上げないお方がコンサートしてる噴水前ステージ。そして圧倒的ファミリー率。
上に登ってみる。少しだけ変わる客層。
というか地下一階に比べると大分整っている。特に驚いたのがトイレだ。1Fのトイレの女の子、たまたまかもしれないけど可愛い。いやこれは多分トイレがめっちゃ綺麗に改装されてる効果もあると思う。ドアとか超ファンシーになってるし、パウダールーム的なところもあったし、そのせいか顔が盛れて見えるのかもしれない。
また地下一階にもどった。
中学生の頃、小物はほぼスイマーだった。スイマーのメモ帳で授業中に先生の似顔絵とか恋バナを書いた手紙を書いてポイポイ投げ合ってた。先生に取り上げられて、実物より10倍くらいブサイクに描いた似顔絵を見られて気まずい思いをしたりした。
懐かしいな、と相変わらずクソ狭くてゴチャゴチャした店内を見渡す。そこには見渡す限りのババアババアババア。そう、客はわたしと同年代、もしくは少し上くらい。残念ながら、上の階のキディーランドの方がよっぽど若い子がたくさんいた。スイマーは懐古厨で溢れていた。
そのジーナシスは、地下一階の他の店舗に比べて、陳列が少なくシンプルで小綺麗だった。
ハンガーとハンガーの間の隙間がわりと大きめなのだ。ハンガーとハンガーの隙間が大きめの店って少し高いお店っぽく見える。ジーナシスなんて、ルミネだったら割とカジュアル寄りで安いランクの店だ。
しかしサンシャインのジーナシスは、周りの店に比べて落ち着いてて、洒落て見えた。シンプルなジーナシスがいい意味で浮いているなんて、まさに池袋サンシャインシティという感じだ。
変なところに来てしまったなと思った。
なんかもう、カオスなのだ。統一感が全然ないのだ。こういうところが、池袋だなって思う。
でも、買い物するには最高だから、友達は誘わないで一人でショッピングを楽しんで欲しい。そして、池袋のカオスに酔いしれて欲しい。
朝の数時間のみ経営という特別感に惹かれて知り合いとともに来店。店内の清潔感は普通。雰囲気は悪くないのだが照明がきつく、朝に来ることを前提で考えた場合ミスマッチといえる。店主の接客態度も悪くはないのだが、陽気かつフレンドリーなため、これまた朝にはキツいし、合わない人にはまるで合わない。
料理はというと、メニューは日替わりかつ店主の気分しだいなので当たり外れが大きい。さすがに飲み物くらいは普通のも用意しておいて欲しい。メニュー名も言葉遊びを多様していて洒落臭い(回文らしいのだが、後半部分が言葉として成立しておらず意味不明。これを回文だと言い張るのはライトノベルを純文学と言っている様なもので、喉に小骨が刺さったような気持ちになる)。
結論としては決して大衆向けの店とはいえないし、その枠組みから評価しても下から数えた方が早いと思う。近所に住んでいる馴染み客が利用するならばまだしも、僕たちみたいに遠路はるばる朝から足を運んでまで利用すると確実に後悔する。この店に行くのを提案したのは僕だったのだけど、週末の朝から来てくれた知り合いに申し訳ない気持ちになった。
なんだこのレビュー。
他はどうでもいい粗探しばかりだし、俺たちをまるで被害者扱いのように書いているのもどうかしている。
「こんなの、ほんとに参考するやつがいるのか」
「別に不思議じゃないだろ。要は“格式と権威”だよ。どこぞの三ツ星レビュアー組織もやっていることだ」
そういった組織の調査員は日々決まった食事をとることで味覚に確固たる“基準”を作る。
料理を的確に分析できるよう舌を鍛え、マニュアルによって“格式”を評価するんだ。
その評価基準を俺たちが共感できるかはともかく、単なる個人の感想とはワケが違う。
「タイナイはただ自分の気の赴くまま飲食店を練り歩いているだけだ。そんな個人のレビューに権威なんて持たせたらロクなことにならないぞ」
「厳密には個人の意見じゃない。ネットってのは大衆文化だからね」
「尚更ロクなもんじゃない。大衆に傾倒して意思決定をすれば、バカな結論を生みやすい。何も考えていないのに自分の考えだと錯覚し、無駄な自信だけはついてくる」
「言いたいことは分かるけど、それは僕の管轄外だ。あ、次の店に着いたよ」
弟はというとタイナイに乗せられて、次から次へと心にあるのかないのか分からないようことを言い続ける。
「恐らく、この料理をよく食べる人間であるならば、そのこだわり含めて舌鼓を打つのかもしれないけど、俺たちは初めて食べる人間だ。材料も聞いたことのないものばかりでイメージが湧かないし、如何に拘りぬいて作られたか力説されてもよく分からない」
「ここの料理は作り手のこだわりが強すぎる。味付けが濃い料理が良いとは限らないように、こだわりの強い料理は独りよがりでしかない」
「素晴らしい意見だ」
「俺たちはこだわりの結果生まれた“料理”を食べたいわけだけど、別に“こだわり”自体を食べたいわけではない」
「ははは、こりゃ名言が出たね。マスダ、君の弟はレビュアーの才能があるぞ」
俺には二人の言動が批評の装いをしているだけで、まるでゴロツキのように見えた。
さしずめ“批評ゴロ”だ。
そして、当日。
「ごめんね、週末の朝早くから。最初の店は朝のみの経営だから、どうしてもこの時間帯からじゃないとダメなんだ」
タイナイの言葉で引っかかったのは、その店のことよりも“最初の”という言葉だった。
この時点で嫌な予感が漂い始めていた。
「で、ここが目的の店、『竹やぶ焼けた』だ。第一印象はどう?」
「“どう?”って……注文どころか、まだ店の中に入ってすらいないのに何を言えってんだ」
俺と弟は、タイナイに導かれるまま店の中へ。
「はいーいらっしゃいー。3名さまね、好きなところ座ってー、すぐにおしぼりとお水持って来るから!」
店主らしき人が陽気に出迎えてくれた。
喋り方からして女性だと思われるが、イマイチ見た目で判別がつきにくい。
「うん? この水……」
「分かる~? アセロラを絞ってみたの! ビタミンCたっぷり。なんとレモン数十個分なのよ。でも“レモン何個分”って今日び権威が疑われる謳い文句だから逆に伝わりづらいかもね。うふふ」
「はあ……あの……」
「そうじゃなくて、メニューは?」
「日替わり一品しかないから、メニューは用意してないの。シェフの気まぐれよ! つまり私の気まぐれ!」
「……そうなんですか。ちなみに今日は?」
「『かなり毎週来た滝う油脂いまり中』。上から読んでも下から読んでも『かなり毎週来た滝う油脂いまり中』」
「は?」
「メニュー名よ。じゃあ、なるべく早く、なるはやで持ってくるから待っててね」
タイナイは店主が厨房に向かうのを見届けると、俺たちに話しかけてきた。
「で、意見を聞きたいんだけど」
「この時点でも言えることはいくらでもあるだろ。例えば店の内装とかの雰囲気とか、接客態度とか」
「ふむ、弟くんも」
「うん」
「それじゃあ何の参考にもならないよ。もう少し真面目にやってくれ」
そんなこと言われても、わざわざ口に出すほどの感想は俺にはなかった。
だがタイナイに奢ってもらう手前、ちょっと無理してでも捻り出さないと。
「えーと、そうだな。ちょっと照明がキツいような気がする。あとキツいといえばあの店主だな」
「あー、なるほど。弟くんはどう?」
「う~ん、悪い人ではないと思うけど……あまりお近づきになりたいタイプではないかな。ましてや朝とか特に」
「ほうほう、なるほど。やっぱり二人を連れてきて正解だ。すごく参考になるよ」
タイナイがやたらと頷いているが、本当にこんなんでいいのだろうか。
俺は不安になってくるが、弟はというとタイナイの反応に気を良くして、どんどん意見を盛っていく。
「何というか、ところどころ洒落臭いよね。この出てきた水とかも、正直これだったら普通の水にして欲しい」
「メニューだってそうだ。何だよ、上から読んでも下から読んでも同じって。しかも意味不明な言語で、言葉遊びとしては酷い出来だ」
「あ、こっちの出し巻き卵は美味い。付け合せの漬け物はビミョーかな」
「ふむふむ、弟くんの率直な感想は参考になるよ。マスダは何かない? ほら、このカルパッチョとか」
「いや……俺、ナマの魚介系はダメなんだ」
「なるほど。メニューが店主本位だから、こういう弊害が発生すると言いたい訳だ」
そんなつもりで言ったわけじゃないんだが、そう解釈するのか。
父が生後1週間の娘に言った言葉。
昔から皮肉屋だった父だけど私が産んだ孫娘には目尻を下げっぱなしで、この言葉もきっと照れ隠しで出てきたものなんだと思う。私は父にそんな言葉を掛けられることにすっかり慣れていて、そういうときいつもそうするように「まあね、そうなんだよねー」とその場では笑って流してしまった。
夜になってその日の父との会話を思い出すと、なんだか娘に呪いを掛けられたようで無性に悲しくなった。何より私がその場で否定しなかったことを、娘に対して悪いことをしてしまったと感じて後悔した。
それからしばらく、母乳を飲んだあとにふにゃふにゃとぐずったりうとうとしたりしている娘を眺めた。私はあまり子供好きなタイプではないから子供が生まれたらちゃんと可愛がれるのかと周囲に心配されていたようだけど、自分でも驚くくらいに子供が可愛くて仕方ない。この子は、いや、全ての子供は大切にされるべきものなんだと思うようになった。
小さな頃から私が父の照れ隠しの冗談で何度も何度も浴びせられた「将来どうせクソババアになるんだ」とか「美人でもないのにお洒落をしても仕方がない」とか「お前のオムツを替えさせられたときは割れ目の中にまでびっしりクソが詰まっていて参った」とかの台詞に腹が立ったことは沢山あったんだけど、父を不機嫌にさせないように笑って流してきた。
それがやっぱり流せていなかったみたいで、娘の顔を見ていたら、かつてはこの子のようだったはずの子供の頃の自分がかわいそうに思えてきて悲しくて思い切り泣いた。泣いてから、でもあの言葉は受け入れなくてもよかったんだなって思って、私は40歳になってもクソババアにならなくていいんだし、美人じゃないけどお洒落も楽しんでいいんだし、自分に落ち度がない失態は恥じることないんだなってやっと納得がいった。これからもっともっと楽しく暮らせそう。
子供を産んでよかったなあ。
それから、次に父の失礼な冗談が娘に向けられたら私がすぐに否定してあげようと思う。父が不機嫌になったって別にいいんだ。
うまくまとめられなかったので少し補足すると、父は毒親というほどの毒親ではないけど皮肉屋で不機嫌になりやすい人。
母は優しい人だけど父の機嫌を損ねることを恐れていて、父には強くものを言うことはなかった。
私はひねくれながらも楽しく暮らせる大人になれたけど、自分のことは何かみっともない存在だとしか思えなくて、子供を産むことについても私なんかの血を受け継ぐなんてかわいそうなんじゃないかと悩みまくって、でももう半分が夫の血なら、プラスマイナスゼロくらいにはなるかなって思って産むことにしました。夫は優しくて最高の人です。
女だとそこは、化粧っ気お洒落っ気ゼロにしとくと、「あ、こいつやる気ねーな」って見た目で分かってもらえて楽
2年に1回くらいは「彼氏とか興味ないの?」って聞かれるけど「ないですね」って答えたらそれで終わる
男はきっと、ムサくしてるだけじゃそうはならないんだろうね
思い出補正は多分にあるし、直撃世代ではないことを踏まえての話。
重厚でクールなタカ、軽妙で洒落の効いたユージのイケメンぶりに痺れた。
だいぶ後で知ったことだが、この2人の中の人は、「何を演っても舘ひろし」「どんな役にもなりきる柴田恭兵」という、役者としては完全に対極に位置する2人だったのだ。
2人のアイテムも一々洒落ていて、挙げ出したらキリないが、個人的には刑事ドラマで絶対必須な、拳銃と覆面パトカーのチョイスに目を奪われた。
なにこれ素敵としか言いようがなかった。
どちらも国家権力、或いは役所のお堅さの象徴とも言うべき小道具で、かつそれまでの刑事ドラマでは男の汗が染み込んだツールでもあったのに、この小洒落た感はどうなんだ、凄すぎる。
というのも同じ.357マグナムリボルバーでは、シティハンター冴羽獠でお馴染みのコルトパイソンと、ルパン三世の次元大介愛用のS&W M19が、名銃としてあまりに有名過ぎるからだ。
しかしあぶデカでは、M29でダーティハリー的本気のハードボイルドを踏襲するでもなく、M36のようなミステリー寄りの小道具とするでもない、「暴力犯捜査のプロフェッショナルが醸し出すダンディズム」として絵になる、最高の起用となった。
更に背中に隠し持ったバックアップのM49で、実戦的な「二丁拳銃」感まで出しちゃうのが恐ろしくクールなのだ。
一方ユージの愛銃コルト・ローマンMk-IIIは従来の刑事ドラマで頻出だった銃の中から、盗犯捜査のプロであるユージの身軽さ・しなやかさに合ったものを選んだ手堅さが対照的。
「もっと」でパイソンになるけど、飽くまで2.5インチのコンパクトなモデルで、イメージを損なわない変更に留まっている。
そしてユージといえば銃以上に、覆面パトカーのF31レパードとの絶好のマッチングが一番カッコイイ所である。
昭和末期、'80年代後半のバブル時代における、良い意味の明るさと余裕を醸し出す紳士の1台というのだろうか。
ちなみに当時このジャンルではZ20ソアラの方がイメージを牽引していたけど、ハマの2人にはシャンパンゴールドor紺のクーペでしょ!というハマり具合で(ハマだけに?)、赤いパトライトを煌めかせながら横浜の街を疾走するのを、ただ見ているだけでも飽きなかった。
そんな彼らを写すカメラワークというのだろうか、素人なのでよく分からないのだが、とにかく刑事ドラマらしからぬお洒落さがあって、ともすると色気すら漂ってくる映像が印象に残っている。
アニメで言うと、OVAの逮捕しちゃうぞに通じるかも。あっちも素晴らしい画作りで、その時の監督は後にるろ剣を手がけ、こちらも志々雄編くらいまで存分に堪能させてもらった。
いや、良い思い出だった。
「もっとも」までは。
完全に主観なのだが、結果的に、逮捕がTV版以降全然アレな内容になったのと同じくらい、'90年代以降のあぶない刑事はイケてないまま、昨年その歴史に終止符を打った。
'96年の映画の時から「あれ…?」という感覚を禁じ得なかったので、次こそ期待と思っていたのだが、遂に「次」は来なかった。
本当に、「どうして?なんで?」という気持ちがずーっと拭えない。
個別に見ていくと、まず課長役の中条静夫氏が亡くなった穴は大きかった。でもこれは仲村トオルが「大馬鹿者!」を引き継いだ辺りから払拭された。というか「大馬鹿者!」のシーンを見て、仲村トオルは賢い動物では言い表せないレベルの大物役者になったんだと実感させられた。
タカの銃がマグナムからガバメントに変わったのは別にいい。歳を重ねたジェントルマンの、静けさの中に本気を秘めた、スキがない佇まい的には多分こっちのが正解。銭形のとっつぁんに通じる渋みもある。
でもユージの操るクルマがアルファマセラティGT-Rだったのはいただけないし、これは結構象徴的かも。
アルファもマセラティも、「色気を振りまくバイタリティ」が前面に出過ぎていて、レパードの「綺麗に片付いていて、それぞれのパーツは小洒落た程度なんだけど、トータルパッケージでそこはかとなくエロい」感と比較すると、気が利いてないというか、ともするとそんな刑事いないよ感さえある。
GT-Rに至っては「スーツを着た元体育会系のおっさん」臭で小洒落感より「巡査長たる巡査(=現場一筋の叩き上げ系名誉職)」的本気が頭をよぎってしまう。
だったらせめてアルシオーネSVXとかユーノス・コスモ辺りを選んで欲しかったなあ…このジャンルの日本車は今世紀になってからほぼ絶滅に近いけど。
そんなクルマの事も含めて、なんだか全体的に妙にわざとらしくて、勘違いもありそうで、ケバさと安っぽさのサラダボウル感があって、でもクールさ、アツさ、カッコ良さが入ってない。
何が変わったんだろう?
だったら何をアップデートすべきだったんだろう?
残念な疑問は尽きない。
「ストレス発散で散財も止まらないし、転職も考えるけど散財しまくってる生活レベル下げられないし。どうしたものか。」
収入に対する割合にもよるけど、年齢に応じたお洒落&贅沢の存在を肯定しているので、生活に困らないなら別に散財しても良いかなと思っています。
Q毎に、数十万円程度の鞄とかは欲しくなってます。
両親とか友達に給料のことを聞かれたときは、「いっぱい。」と一言だけ微笑んで答えてます。
来年はさらにどれだけ年収を伸ばせるかな?とか、労働時間を減らせられるかな?とか、
つっかけと書いたが、田舎でアシとして日常的に使う車のことね。
何買えばいい?というのが主題だが、その前に長い前置きがある。
元来F1→インディ→WRCとハマり、しまいにはグループB最高とか、レカロ!MOMO!コノリーレザー!とか、免許も持たないうちからクルマに妙な夢を抱いていた俺は、「間違いだらけの…」を鵜呑みにするような、間違いだらけのクソガキだった。
きっかけは、中学の音楽の先生が乗ってたS13シルビアにベルカントという、今でいう所のギャップ萌えで何かが目覚めたことかな。
高校の時の若い女の国語の先生がBMW M3に乗っていて、それが妙にエロかったのも良い思い出。
そんな俺が晴れて免許を取ったときも、前述の本に従って「若者こそコンパクトカーがカッコイイ、ジャガーとかポルシェとか若いうちから乗るのはバカ」などと盛大に勘違いし、マーチの中古を買った。
それこそ当時はSUVかワゴンかVIPカーが、典型的なイケてる若者のアイコンだったからな。一方で、そこまでこだわらない奴はコスパと手軽さで軽を選んでた。
そういうのに比べたら、我ながらこじらせまくった、キモい若気の至りだ。
しかしいざ乗り始めると、車にまつわる諸々のランニングコストという現実がハッキリ見えてきて、俺のクルマ熱は一気に萎んでしまった。
氷河期世代だったので周囲は就職に苦しんでいた時代だからな、皆カネが無かった。
唯一ガソリン代だけは安かったけど、結局「車よりも俺自身の身なりに投資する方がコスパがいい、てかイケてる車から降りてきたドライバーがダサいとかコントかよ」という結論になった。
それが今の「小奇麗にしてるけど、実際はキモカネおっさん」に至る道筋を決めた感じだ。
そんな俺にとって、情報に踊らされて買ったものとはいえ、結果的にこのマーチは非常に捗る買い物だった。
仕事で乗る社用の軽の方が新しいのに、俺のマーチの方が運転しやすいなんてことも起きたし。
まあ当時から色んな車系読み物で名車と言われていたことだけは、洒落ではなかったんだな。
「車なんてつっかけ、動けばいい」と割り切ってしまった俺には申し分なかったし、何より「たとえ安い買い物でもきちんと選べ」というのを教えてくれた。
結局、そのマーチはミッションが壊れ「買い替えた方が修理するより安い」という事態になり、そしてまたマーチを買って、今に至る。
いやそこはヴィッツかフィットから選べよ!ゼロ年代も後半に差し掛かってるのにバブル末期の車とかねーよ!って話だが、懇意にしている中古車ディーラーから「たまたまあったんですよ(真顔)」と言われた結果である。
そして気が付けば四半世紀くらい前の名車に乗っていることになり、それはそれで壊れるまで乗るつもりだが(それでもいいと思うくらいの名車なので)、走行距離とか考えると、正直言って明日突然動かなくなってもおかしくないわけで。
しかし流石に次も同じマーチを買う気はないというか、買えない可能性が高い。
ちなみに今夏にレンタカーで乗ったフィットで、最新のコンパクトカーの乗りやすさ、広々とした室内、静粛さに(コンパクトカーの中ではうるさいと言われるフィットであっても)感動したクチなので、乗り換えは前向きに考えていたり。
もう誰も覚えていないと思うが、がっこうぐらし!のアニメでめぐねえがBMWミニに乗ってたシーンは気に入ってる。ちなみにめぐねえの中の人はあの花で知って、呂500も鹿島も良かった。
…と、脱線気味になったが何買えばいい?って本題。
理想はフィアット500か先代のコペンか中古のロードスターなんだけど、まあ予算的に無理?
やはりそうなると、国産のヴィッツかフィットの中古?中古といえばデミオやエスクードも気になるんだよなあ。ちなみに軽は基本対象外にする予定だけど、上述のコペンかビートかジムニーだったら可かな。
今のご時世、そうそう買い替えが利かないので悩ましい。
なんでこんな記事を書こうかと思ったかと言うと、公式のリリースでは引張試験などについての説明がなく、何の知識もなかったら何言ってるかさえ読み取れないだろうと思ったから。
http://www.kobelco.co.jp/releases/1197833_15541.html
魚拓: https://megalodon.jp/2017-1017-2227-45/www.kobelco.co.jp/releases/1197833_15541.html
まず機械的性質って項目を列挙するだけで結構ある。引張強さ、圧縮強さ、剪断強さ、硬さ、曲げ性、靱性、脆性、耐摩耗性などなど。材料開発の現場では金属組織や化学的特性(耐酸性・耐アルカリ性)なども評価する。
基本的にこれらにはJISなどの規格によって定められた試験方法が存在している(たまに独自試験もあるが)。勿論そういった規格に沿った試験機が広く販売されている訳だが、試験機も良いお値段がするので自社内で全部揃えようとすると結構大変なんだ。だから、その手の装置を抱えてる試験専門の会社に外注する事も多い。自社でやるにしても外注するにしても測定したら検査成績書ってのを発行する。普通はそれを製品に添付して顧客に納品する。
簡単な試験は自社でやるんだが自社でやる試験ほど誤魔化しやすい。その中の代表例が「引張試験(引張強さを測る試験)」と「ビッカース硬さ試験(ビッカース硬さを測る試験)」である。硬さの測定方法は幾つかあるが、説明の分かりやすさのためビッカース硬さをチョイスした。
さて、偽装しやすい試験について書く。代表例は上述の通り引張強さとビッカース硬さ。ニュースリリースに「検査データの書換行為」と書かれているのはこのどちらかだと勝手に思っている(個人の感想です)。
普通、引張強さ(tensile strengh)というのは、その試験片での最大荷重(M点)を、試験片の元の断面積で除した値である。
例えば、エレベータのロープに何人ぶら下がれるか分からなかったら怖いと思うんだよね。だから千切れるまで測ってみよう、と言うのが引張試験の考え方。実際には材料から試験片を切り出して破断するまで力を加え続け、ひずみと応力の関係を測定する。結果として鉄(SS400)なら400~510[N/mm^2]、アルミ(A5052)なら230[N/mm^2]の力を加えられますよ、というのが分かる訳。世に出回っているあらゆる製品は、この数字だけは絶対に超えないように設計されている(はず)。
試験片作ったりするのにちょっと時間がかかるから全数検査は難しいけど、製造ロット毎くらいには測る。顧客からは絶対に要求される。
これは四角錐のダイヤモンド(圧子と呼ぶ)を決められた力で材料に押しつけるだけ。凹みの寸法で硬さが分かる。製品を破壊せずに実施できるから簡単なんだよ。楽な試験ってやる気になるからいいよね。
ところで「硬さの相似則」ってのがある。実はビッカース硬さと引張強さには相関があり簡易的に換算できるんだ。「ビッカース硬さ 引張強さ 換算」とかでググれば出るんだが、得られる結果は参考値にすぎない。不適合製品の③はこれをやりました、と書いてある。
どれくらいの荷重でその材料が壊れるか分からなくなるのが一番の問題。しかし材料側が危険でも設計側で安全マージンが取られていればそこまで心配する必要はない。
100人吊ったら千切れるはずのロープが、データ改竄により90人吊った時点で千切れると分かったとしても、10人しか吊らない設計になっていたら実用上安全と言える。こんな風に100kgfで壊れる部品に設計上で10kgfまでしか荷重がかからないようにするような状態を安全率(100kgf/10kgf=)10の状態という。
この安全率は業界毎、製品毎に決まっている。例に出したエレベータロープは安全率10以上にするように決められている。「うちの製品に使われてますけど大丈夫です」などというアナウンスを出した会社もあったが、そういうのは設計面で高い安全率を設けていたり、または材料を購入する毎に自社内で評価試験を実施しているから言える話で、何も根拠なく言っている訳ではない。
問題なのは安全率の低い業界の話。例えば軽さが重要な業界、すなわち航空宇宙関係の部品だ。どうしても軽さと安全率はトレードオフの関係なので安全率がかなり低い。基本は1.5、物によっては1.2を割る場合もあるとか(伝聞)。安全率1.1ってどういう状態かというと限界値の(100*1/1.1≒)90.9%まで使用するという状態だから、仮に引張強さが10%も低く偽装されたら壊れる計算になる。航空機メーカーがメンテナンス等に熱心なのは運用でカバーしているからなので、ボーイングに納入した材料のデータ改竄は洒落にならないと思う。
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そうそう、ニュースリリース読んで駄目すぎて笑ってしまったのが本件不適合製品④で、「引張特性の一部を書き換えたりした」他に「測定していない微量合金成分値を入力」したと書いてあった件。もはやそれ別物じゃん!
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2017/10/20[00:51] 追記: 結構反響が大きくてビビってる。
確かにブックマークコメントにて補足されているように応力やひずみの説明をすべきだったし、やはり弾性変形・塑性変形などについても説明すべきと思いましたが、分かりやすさのために色々と割愛しました。説明もかなり雑ですが考え方として読んで貰えたら嬉しい限り。あと、勢いで書いてしまったので以下の通りに怪しい日本語を修正しました。
修正箇所:
○試験機も良いお値段が
③×この数字だけは絶対に超えないように部品を設計されている(はず)。
○この数字だけは絶対に超えないように設計されている(はず)。
④×または材料購入する毎に
○または材料を購入する毎に
忘れられない女性がいる。
彼女とは三年前にニュージーランドへ留学したときに出会った。確か昼休みに日本人留学生同士でつるんでいたときに声をかけてきたグループの中にいたはずで、私は一目見ただけで彼女の魅力にやられてしまった。
他の女子は階段を少し登れば下着が見えそうなぐらいの丈に対して、くるぶし十センチ上まである少しタイトな長いスカート。その下に更にタイツを穿いて10センチほどあるチャンキーヒールの黒いサンダルを身に付けていた。頭にはもちろん黒いヒジャブを巻き、鼻には小さく鈍く光るピアス、顔は太くて長いアイラインと
顔はそれほど美人ではないし、わかる範囲でのスタイルも取り立てて誉める所はなかったのに、とんでもなく魅力的で、洒落ていた。彼女と近くにいたのは一分二分程度だったのに、強く印象に残った。
それから数日経って同じ科学のクラスだと知ったときは嬉しかったなあ。
彼女は口数が少なくていつも静かに微笑んでいた。仕草もどことなく上品で、ミステリアスビューティーという言葉を使うに相応しい人を私ははじめて知った。私は彼女を勝手にいたく気に入って、見かける度に声を掛けて手を振った。それに対していつも微笑んで手を振り返してくれた。嬉しかった。
仕草と見た目こそミステリアスな雰囲気を漂わせているものの音楽や食べ物の好み、仲間内で話している内容は普通の女子と変わらず、私がミステリアスビューティーで素敵、と言ったときにはものすごく照れていた。小さくthank youと言っていたのはメチャクチャ可愛かった。
いつだったか、好奇心に駆られて髪の長さを訊ねたことがある。腰より下まである長さで生まれたときから伸ばし続けていると話してくれた。その時私は猛烈にヒジャブの下を見てみたくなった。女同士、どうにか見れないものかと考えたりもした。もちろんすぐに諦めたが。
ニュージーランドでも日本に帰ってからも彼女以上に魅力的な女性は見ていない。