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はてなキーワード: 原子力発電とは

2022-03-22

原発再稼働反対w

地震大国原子力発電?できらぁ!←事故ったよね?

今止まってる火力発電所原子力発電所があったら、言い換えたら今ある原発のところにそのレベル地震があったら、また事故ってたんじゃないの?

再稼働してなくてよかったねw福島の二の舞になるところだったよね。

あれって国土が失われたのと同様だよね。福島産の食い物も輸出できないし。あの事故でどんだけのマイナス被ったの?そのマイナスを思えばちょっと停電するくらいでギャーギャー騒ぎすぎだよね?っていうか停電してないしw

福島地震じゃなくて津波ガーとかいう奴いたけど、いや地震の結果津波が来たんだよね?津波で電源を喪失しないように高台に置けばいいとか、いや3.11の前からそうしとけや抜け作

はっきりいって一回事故ったら終わりの勝負事故ったんだからもうとっくの昔に勝負ついてんだよね。3.11までがボーナスステージだったってだけ。

原子力発電所が地震で壊れないようにいろいろやってますとか書いてあるけど、見る気が起きないよね。そもそもジャップって隠ぺい改ざん破棄大好きミンジョクなんだから信用できないし見る意味がないよね?

つーかジャップなんて電気ガンガン使えても効率悪いんだから意味ないじゃん

ちょっと貧乏ぐらいの方がジャップは機転が利くからそっちの方がいいよ

原発が、災害電力供給問題にほぼ関係ない理由 又は玉木らの不誠実さ

こんな感じで、今日は電力が足りない見通しで広範囲節電要請が出されている
https://digital.asahi.com/articles/ASQ3P778DQ3PULFA00C.html

で、これに対する反応として「原発を動かせ」「原発があれば問題ない」という話がちらほらあるけれど、これは間違いだという話をちょっとしたい。
殆ど原発の有無は関係がない。というか再エネによる分散型にでもしない限り、災害対応本質はそこじゃないだろう。

そして、国民民主党の玉木代表ら、電力関係関係者はこのことをよく分かってるのに訂正しないのは不誠実じゃないのかと思っている。

簡単に言えばこうだ。(いずれも現在日本に設置されている既存原発場合

一方で、原発があれば災害耐性がよくなる可能性があるものもある。それはこれだ

  • 年に一度、最大で数ヶ月に及ぶ定期点検停止が必要。その間前面停止するため余剰設備が必ず生まれ

なぜそう考えるのか。説明しよう。

原子力発電所ベースロード電源として設計されているため、緊急だからといって簡単に出力調整が出来ない

原発は「ベースロード電源である、という話を聞いたことがある人は多いと思う。
例えばこんなグラフ

https://www.jaero.or.jp/sogo/detail/cat-01-03.html

サイト日本有数の原子力ロビー団体、「日本原子力文化財団」のもの

これは「優れた供給安定性と効率性を有している」と書いてあるが、逆に、長期間連続して同じ出力で稼働し続ける時に最大の効率を発揮するように設計されているため、出力調整ができない、あるいはしないという前提になっていると言う事になる。

から、今回のように他の発電所災害で停止に追い込まれても、突然原発の出力を上げることは出来ないし、するためのものではない。
電気は余ったからと言って垂れ流して捨てる事もできない。だからいつもバランスをとる必要があるわけだけれど、そのバランスを取る部分には既存原発は使えないわけだ。

原子力は、単体では災害への備えにはならないのである

ただ、これは既存原発の話で、出力調整が柔軟にできる様にする次世代原発の開発も進んでいる。
たとえば、フランスマクロン大統領が(脱原発路線対立候補と違いを鮮明にするため)開発すると言っているのはこちらだ。
この背景には、既にベースロード電源という話がどこかに行ってしまたからだ。
例えば、ドイツは、2018年100%再生可能エネルギー供給する日があった。

https://www.cleanenergywire.org/news/renewables-cover-about-100-german-power-use-first-time-ever
ドイツではその後、こういう日が当たり前に発生するようになって、ニュースにもなってない。日本でもそう言う場合がある
https://www.isep.or.jp/archives/library/11271

太陽光・風力などの再生可能エネルギー燃料費ががほぼゼロなので、余るときはほぼタダで垂れ流してもマイナスにはならない。そうすると全電力需給を賄うほどの電気が生まれ、それが短期市場ではタダみたいな価格で流れ込んでくることになる。この状態の時、ベースロード電源はあるだけ無駄で、タダの電力がある時は止めておける発電所必要とされている。
そのために原子力でも柔軟に出力が変更出来るものが望まれているというわけだ。ただこうなってくるとライバルは蓄電システムスマートグリッドになるわけで、勝ち目がある様には見えないけれど。

それから、上に示した日本原子力文化財団のグラフと、その後に示した再生可能エネルギーが入った実際のグラフを見比べていただくと、これだけで原子力ロビー団体の不誠実さがよく現れていて乾いた笑いが出る。
日本原子力文化財団のグラフでは、既存電源の上に薄く再生可能エネルギーが載っているようなイメージ図で、縦軸には単位がない。完全にミスリードを誘っている。一方で再生可能エネルギーの値は実際の値に基づいている。再生可能エネルギーの値はチャンピオンケースが出がちと言う問題があるが、もう少しどうにかならないのか。

人の良い田舎者に聞こえの良いことだけを吹き込んで原発を受け入れさせる昔からのやり方をやり続けているように見える。そんなのはもうやめろ。

計算上発電コストが安い原発が稼働されると、即応性は高いが計算コストが高い火力が停止されるため、供給弾力性はむしろ落ちる

仮に、このままプーチン侵略戦争が泥沼化し、西側経済制裁が超長期化し、原油LNGがどんどん上がり続け、原子力発電所の優位性が上がったとしよう。
その時、今の電源に加えて、原子力が加わる事にはならない。原子力発電所ができたぶんだけ、既存の発電は停止しなければならない。そうしなければ、コスト垂れ流しになってしまう。

そうなると、災害対応の難しい発電システムである既存原発依存度が高まり災害への対応悪化するので、供給弾力性はむしろ落ちることになる。ただ、これは殊更論うほど影響は大きくないと思う。

年に一度、最大で数ヶ月に及ぶ定期点検停止が必要。その間前面停止するため余剰設備が必ず生まれ

一方で、原発をメインにすると改善する可能性があることも考えてみる。

原発に限らず、発電所は、規模をでかくすればでかくするほど効率が良くなると言うのが常識とされていて、どんどん大型化・集積化されてきた。だからつの発電所が止まると影響が大きい。
さらに、原子力に限っては、法律で年に一回必ず止めて、最大で数ヶ月に及ぶ法定点検必要とされている。そのため原子力発電所稼働率は、実はあまり高く無い。
(余談だが、新世代で開発中の原発がやたらと費用を低く見積もられているのは、このメンテナンス不要だと主張しているため。稼働率が高い事を仮定しているからだったりするが、結局お湯を沸かすわけで、本当にそれできるんか?疑問。閑話休題

そのため、定期メンテナンスをしている間、それを肩代わりするための余剰電源が必要になり、原子力場合には他の発電に比べてこの比率を大きくとらなければならない。
それが結果として、災害時の対応の為のシステムとして利用できるとするならば、より弾力性はよくなるかもしれない。

ただ、いわゆる「限界費用ゼロ社会」の典型としての再生可能エネルギーの登場への対応や、北海道電力ブラックアウトの教訓からまれ分散型電源への転換、さらにはBEVの出現などを考えたときデメリットも大きいのだから、この道を今から選ぶ事は無いと思う。原発活用するにしても、次世代原発役割を譲る事になるだろう。

最後に。電力関係者は、原発災害時の対応にはあまり関係ないことをちゃんと言え

この辺りは、電力関係関係者はよく分かっているようだが、どうもあえて原子力発電再開へ利用したいのか、どうも誤解を放置しているように見える。
例えば国民民主党の玉木代表などが典型だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/032c2bad737bf517c4d2d5948557b217410858a3

ここから引用すると

「当面、国民の皆さんには節電をお願いせざるを得ませんが、本来なら国が責任を持って安全基準を満たした原発は動かすべきなのに、批判を恐れ誰も電力の安定供給責任を持とうとしない現状こそ危険です」

元のツイートはこれか

https://twitter.com/tamakiyuichiro/status/1505521008400560132

これ、よく見ると、今回の電力供給の逼迫に原発有効だ、と主張はしてないのである
国民民主党は、脱原発を党の筆頭政策に掲げる立憲民主党には参加できない電力労連の組織候補が参加しているなど、エネルギー政策については既存電源業界側に立っている政党なので、なるほどよく分かっているなとある意味感心している。

でもこれは最適な社会を実現していくためには問題だ。理想的には全ての情報ちゃんと表に出ていて、そこから何が大事かを考えることが必要だ。
きちんとした情報発信をしてみんなで考える問題だ。
理想的政治家仕事とはそう言うもんじゃないのか。利権団体スピーカーだけなら存在価値はないんだぞと思ってほしい。

2022-03-15

今のウクライナロシア紛争見るとやっぱ憲法9条って最強だなって

1~3㎏クラスの民生ドローンによる射弾観測現実のものとなった以上、これから先は曲射射撃がメッチャクッチャ大ブームになる。

多分これからいろんな国が、迫撃砲観測ドローン載せた、アウトリガーつきのテクニカルとか装甲輸送車とか、

高仰角つけられる戦車かいっぱい作り出すよ。日本も含めて。知らんけど。

そんでそのドローン曲射を妨害するために敵味方双方めっちゃジャミング仕掛けまくるけど、

そういうのって、ものすんごい量の燃料をものすんごい強い電波に変えてるわけで、発電所から直接電力引ける防衛側がめっちゃ有利になるじゃん。

ジャミングされてもその間ずっとものすんごい燃料燃やして、輜重ものすんごい負荷掛けてるか、

ものすんごい原子力発電してる船を前線に出さしてるわけじゃん。知らんけど。

ってなると防衛しかしねえ!って言ってる憲法9条メチャクチャシナジー効いてくるわけじゃん。

あとはもう、超々音速巡航ミサイルとか、ICBMとか、浸透工作員とか、そうゆうの防げたら勝ち確じゃん。

良いじゃん9条。勝てる喧嘩だけしかしねえって言ってるようなもんじゃん。

ナイスじゃん。俺は良いと思う。知らんけど。

2022-03-08

原子力発電自然エネルギーが高まりそうだな

原油もう100ドル割らない気がしてきた

戦争が終わっても

2022-03-03

シンゾーは志位とか共産に偉そうに言う前にウラジミールにバシッと言うべきだった

権力とか権威に弱い人に核の議論をしてほしくないんだよね

彼は今度はアメリカの言いなりになる

あの人は、自分は誰より上とか、誰より下とか、序列みたいなことしか頭にないタイプなので、

二世三世ボンボンだし、そういう世渡りサラリーマンには向いてる

シンゾーは、ヤンキー焼きそばパン買い係には向いてるからトランプとの会談大丈夫だろう、

みたいな党内の評判は正しかった、ゴルフクラブを献上してニコニコすることはできる

ウラジミールとゴールまで駆け抜ける、とウソを言うこともできる

でも、彼が中心に核の議論だのさせたら、今度はバイデンの犬になるだけだ

ポクロンスカヤはロシアクリミア併合は正しく、

ウクライナ国内親欧米側のクーデター違法だと主張した上で、

しかしながら、プーチンの思惑にも反対であり、

ウクライナ独立した自治を保つべきだと語っている

ポクロンスカヤからすれば批判対象であるかもしれない、

ゼレンスキーも当然ウクライナ自治を同様に考える、そこは同志のはずである

日本も真の自治を志すべきではないのか

しかしながら、それは茨の道であり、長い時間がかかるであろう

核にしろ米国が、じゃ、核をあげるのでがんばってね、で終わる話ではないのである

まず核は管理必要である

メンテナンスを続けなければ、核弾頭ミサイルは腐ってしま

定期的な実験、開発、研究も不可欠である

そのための設備スパコン研究者などの人的資源、それをどうするのか

いずれにせよ、日本独自の核開発に乗り出す必要がある

使うだけなら開発や研究なんていらないとお思いだろうか?

それをしたために福島第一原子力発電所事故が起こったことを忘れたのか?

日本と異なり、フランス米国原子力発電研究進化にたゆまぬ努力をしている

また、原子力の燃料の輸送管理にはテロ対応考慮し、軍も参加している

日本は何をしていたか

古いまま老朽化した原発を使いまわし、その怠けぐせ、怠惰津波であっという間に崩壊した

日本人は勤勉だなんて大嘘である

近隣の農家の人たちなどを期間工として雇い、いい加減に建てたことを知りながら、

ダラダラと増築継続してきただけである

2022-03-01

anond:20220301132244

3.5.6.7は割と近いと思う

1は先に台湾侵攻していたら、中国がこの世界経済からの締め出しを食らってたから、プーチンには感謝してそう

不動産バブルが弾けて中国市場がやばいから経済制裁くらうと中国共産党はまじで傾く

習近平単品のお話じゃない

2はね…そもそも地球温暖化対策のためのCO2削減って、原子力発電の推進のために始めたことだからね…

しろウクライナ侵攻を言い訳に、天然ガスから原子力に舵を切りかねない

アメリカ高速増殖炉研究を再開したというニュース1月頭にあったのに、考慮してなかったんかいという話

4のウイグル香港は締め付けが厳しくなることはあっても緩和はしない

北京五輪も終わって、あとはパラだけなんだから

というのが私の意見だけど、増田的にはどう?

2022-02-17

原子力発電を減らす→火力発電需要が増える→ガスが売れる→ロシアが儲かる

まさか……原発に反対してた奴らは……。

すげぇ……これが本物の「赤」の政治力かよ。

チャイナやジャッパの「赤」いだけレベルの仲良しサークルとはレベルが違うわ。

本気で「赤」に世界を染めるために奴らは動いてるぜ

2022-02-04

天然ガス問題

露助ウクライナ侵略をやりそうな塩梅で、タダでさえ値上がりが酷いLNGが更に値上がりしそうなわけだけれども、これってグダグダ言われがちな石炭火力や原子力発電に対しては追い風なので、今のうちからLNGが手に入らないんだからしょうがねーだろ」って感じでどんどん進めちゃえば良いような気がするんだけどな。

特にIGCCとかの次世代石炭火力とかをガンガン進めて行くべきじゃねーかな。

2022-01-31

anond:20220131132723

護衛艦やら潜水艦原子力にしようと思ったらそれを使う自衛官原子力発電のプロ必要になるよなぁ。

それはそれで結構大変な気がする。

潜水艦護衛艦原子力にならないのは日本原子力発電機は危険から

上級国民日本原発を信用している人はゼロからこそ、潜水艦空母のような原子力メリットしかないはずのものが置き換わらない

福島そのほかの田舎押し付けるだけで自分の近くには絶対おかない

2022-01-28

そろそろECの動きに追従して、経済産業省と利害を共にする政治家官僚原子力発電推進政策

役割を誇張してエネルギー基本計画の変更を訴えることはほぼ確実であろう。

2022-01-04

anond:20220103235831

原子力発電所で創られた電気のおかげで東京の人たちは電気使い放題で便利な生活をしているし

設備が巨大で危険原子力発電からこそ電力会社が巨大な雇用を生み出せている

太陽光発電をメインにしたらパネルの上を雑巾で拭く程度の仕事しかなくなる

絶大な利益と引き換えだから原発が爆発して放射能がまき散らされようと大したことではないし受け入れると福島県民はみんな言ってる

2021-12-24

なんで日本って製造するための設計ソフトも、物理シミュレーターも発展しなかったんや?

市場規模製造業の方が大きかもしれないけれど、設計ソフトがないと物が作れない。

使用する各社の要望を聞いていくと、各社のノウハウが集まって次第に強くなる。

アカデミックの高度な理論を、産業に落とし込むという意味合いもある。

今の日本大学が陥っている、研究者研究したいが産業に結びつかないで金が回ってこないという状況も少しはマシになっていたのではないか

(論文を書き通ったとしても、金を稼げるところを英語圏に握られているので、税金を使って相手を有利にしているだけ、になっている)

プログラムコードに起こすというのは、難しい理論ブラックボックス化して誰でも使えるようにするのと同時に、先端研究結果を広める意味合いもある。

1つの論文対応するコードだけだと断片的過ぎるのを1つに統合することで金を生み出す仕組みが必要ではなかっただろうか。


国防観点だと、原子力発電推進と宇宙産業はいつでも武器を作れる技術があるぞ、という牽制意味合いもあったのと同じ論理で、

設計ソフト物理シミュレータ必要なはずである。ないと作れないのだから


フランスは、アメリカ下僕にならないように持ってるし。

(昔からあるフランスアメリカいからだろうが)

2021-11-07

anond:20211107140858

欧米みたいにグレタさんを持ち上げたいのに、彼女311悲劇をよく知らないからなのか、原子力発電肯定されてしまう。どうすればいいのか。

原子力発電石炭火力発電より酷く日本を害した実績がある

原子力発電研究開発なら好きなだけすればいいよ。

けど、実運用を拡大したいなら、原子力発電自身の尻拭いをきちんとした後だよ。

2021-11-05

日本自動車産業EVについて書こうと思う

こんばんは。増田です。最近元三洋の人が書いたスマホ記事面白かったので、私も書いてみることにしました。

 

ちなみに私は電装系サプライヤー勤務。年齢は元三洋の人とおそらく同じくらいです。かつてはホンダ系列だったのですが、今はそこを離れてとある企業の傘下になってます。あのとき結構衝撃を受けましたけど、確実に働きやすくなりましたね。

 

さて、日本企業EV消極的世界の時流に乗り遅れ、未だに内燃機関固執している、みたいな話。半分本当で、半分ウソです。世界に先駆けてEV積極的に取り組もうとしたのは日本でした。(ここで言うEV純粋バッテリーで動く電気自動車のことで、本当はBEVと書いたほうが正確なんでしょうが、ここではEVとしておきます。)

 

それにはいわゆる京都議定書(1997)の存在があります。これは温暖化防止の為の初めての国際的な取り決めでしたが、この会議日本は2008~2012年に6%の温室効果ガス削減を約束しました。当時はかなり日本に不利と言われたものですが、開催国メンツもあって政府は本気でこれを達成しようとします。その対策の一つとして推進されたのが原子力発電でした。当時日本原発国家をあげて推進しようとします。東芝ウェスチングハウスを買収して(2006)、原発世界に打って出ようとしたのもこの頃です。

 

ただ、原発基本的24時間一定効率で発電させるものです。出力調整はできないことはありませんが、かなり非効率です。昼間の電力需要を満たそうとして稼働させると夜間に電力が余るので、揚水発電などで調整するのですが、その切り札として見られたのがEVでした。つまりEVは夜は基本的に充電器につなげておくものであり、大量のEVを普及させて夜間に充電させれば、原発の電力を効率よく使って、車自体から出る温室効果ガスも減らせるわけです。

 

で、三菱自動車からi-MiEV(2009)、日産自動車からリーフ(2010)がほぼ同時期に発売されます。これはリチウムイオン電池を使った初の量産EVで、三菱GSユアサと、日産NECトーキンと巨大な工場を建てて電池の量産体制を整えます特に日産は実際のところかなり本気の参入で、同時期に全国で充電設備の導入も急ピッチで進められました。

 

そして、どうだったか。まあ、売れなかったわけです。いや、世界初の量産EVとしてはこの2つは望外にできの良いものだったと思います。売れない理由はいくつか挙げられますリーフについてはデザインナマズみたいで全く先進的でなかったこと。エアコンやヒータを使うと走行距離が実質100km程度しかなかった。電池劣化が想定以上に早く進んで中古市場でも値崩れしていた、トヨタハイブリッドの出来が良すぎて先進イメージを求める層はそちらに流れた、など。一言で言えば実用的ではなかったのですが、まあそれでも初めて出てきたEVとしては大したものだったのです。でもこの評価は全くエンジニア目線でしょうねぇ。すみません

 

ただ、最も大きな要因は東日本大震災(2011)でしょう。これで原発を主軸に温室効果ガスを減らすという国家戦略は完全に頓挫しましたし、それをあてにしたEVの普及など望むべくもなかったのです。実際EVガソリン供給が途絶えた被災地でかなり役立ったのですが、その後数年間原発を失った日本は電力供給が逼迫することとなり、主戦場である日本EVは売れなくなりました。日産はその後も地道にリーフの改良を続けますが、もはや主戦場で売れなくなったEVに積極投資はできなくなり、2代目リーフ(2017)は初代から大幅な進化はなし。i-MiEVは一代限りで姿を消します。日産NECトーキン電池事業を受け継いだAESCを中国のエンビジョングループに売却します。

 

ちなみにウェスチングハウスを買収した東芝はその後地獄を見る事となり、今日凋落につながるのはご承知の通り。日立海外原発建設から撤退します。そんな事をしている間に、中国国家を上げて次世代原発開発に取り組んで、技術的には完全に抜かされてしまいました。なんだか泣けてきますね。21世紀日本は完全にツキに見放されたって感じがします。はい

 

さて、じゃあ巨人トヨタはどうだったかトヨタ保守的EVから距離をおいていると思ったあなた、そうでもないんです。実はトヨタはあのテスラ出資(2010)し、トヨタGMが共同で運営していた工場NUMMI)をテスラに売却。テスラ支援していました。実際に共同でSUVEVを出したりしています。実はテスラスタートを支えたのはトヨタであり、テスラの主力工場は元トヨタ工場でした。ところが2014年くらいか提携を解消。トヨタクルマづくりとテスラクルマづくりが決定的に合わないことが原因だったと言われています

 

実際、テスラの車は粗雑極まりないものでした。彼らの作り方は信頼性の高い車載用の電池ではなく、ノートパソコンなどに使われる安価電池を大量に積んで、それを高度なマネジメント制御するというものでしたが、クルマづくりは全くの素人。ADAS(運転支援システム)も信頼性に欠けていて、ただの支援システムなのに自動運転と銘打ったので事故が続出。生産技術もかなり問題があり、量産モデルであるモデル3が出るときは大量の予約が入っていたにもかかわらず、ちっともラインから完成車が出てこない有様。イーロン・マスク自身工場に泊まり込みで生産を指揮したと言われています。このとき生産技術者をあちこちから引き抜いてかき集めますが、その多くが彼のやり方に従えず去っていったとのこと。

 

まあそんなことで、ぶっちゃけこの頃、テスラ世界EVで席巻するなんて、私ら業界人で予想できてた人なんていなかったと思います。やっぱり車なんてそう簡単に作れねぇんだなぁザマアミロ、くらいの感じでした。まあでもその予想が全く裏切られてしまったのはご承知の通り。ただ、テスラいかにすごいと言っても生産台数ではまだトヨタVWの足元にも及びません。年間数百万台の車を生産するにはまだ乗り越えなければならないハードルは数多くありますテスラの株があれほど上がっているのは、彼らはそれが出来ると思われているのでしょう。いやホントかな。どうなんだろ。

 

まあとにかく現状はこんな感じですが、これからEVが本当に普及するかどうか。トヨタも含めて、「世界自動車の大半がEVになることなんてないよ!」と思っているメーカーは無いと断言してもいいと思います。どこもEV時代はかならず来ると思っている。問題はその時期です。トヨタもっとかると思っていて、それは段階的に移行すると思っていました。テスラは一気に最終ゴールに攻め込んできたわけです。それについて考察してみましょう。

 

EV問題点としては航続距離と充電速度。そして電池資源問題があります特にコバルトなどの資源簡単供給を増やすわけには行かず、今のような垂直立ち上げみたいなやり方で一気に電池生産を増やすことはできないと思われていました。なのでトヨタHVFCVで段階的にそれを進めるつもりだったわけです。特に水素自然エネルギーとの親和性が高く、風力発電太陽光発電のように出力が安定しない電源でも、それによって水素を造って貯蔵すれば実質的電池と同じ役割を果たすことができます。充電速度も航続距離水素を使ったほうが優位です。ちなみにいまトヨタ水素エンジンをやけに宣伝していますがあれは効率が悪くて話にならない、ただの宣伝用であり、彼らが水素でやろうとしていることはあくま燃料電池をつかったFCVです。

 

しかしイーロンはそんなまどろっこしいことしなくても、電線電気を運んでバッテリに入れた方がいい、そのための障壁となる電池欠点の改良にリソースを全振りしたほうがいいに決まっていると言うわけです。電池の開発というのは時間がかかり変化も漸進的であり、そんなことは無理だろうというのがわずか5年前までのほとんどの業界人見解でした。しかしいま世界はイーロンの言うとおりに進んでいます資源問題中国メーカーを中心にリン酸鉄系電池解決されつつあり、急速充電の問題、それを可能にする電力インフラ問題自然エネルギーの出力が不安定問題、これらの問題がすべて電池技術解決されようとしています。まったく、なんちゅうことでしょう。

 

今日本はオーストラリアの褐炭を使って水素を取り出して運ぶとかいろいろ考えてやっていますが、おそらくすべて失敗して産業墓場になる未来が見えます。まあでも、長距離トラックくらいはひょっとしたらFCVの入る余地があるかも知れません。しかしそれも充電技術進歩によって電池解決される可能性が高いです。

 

さて、主要な日本企業の将来についてちょっと予想を。

 

トヨタ

電動車についての卓越した技術蓄積を持ち、電池技術電池への投資余力も持つ稀有会社。ここが死んだらもうおしまい。パナと一緒に電池の開発と生産に勤しんでいるが、実はパナはライバルテスラ電池供給する関係でもある。ちなみに傘下の豊田通商電池に不可欠なリチウム資源ガッチリ握っている。実はEV技術開発や投資も怠ることなくやってきたが、誤算はその流れがあまりに早すぎたことだろう。今年スバルと共同でEVを投入予定。

 

ホンダ

GMと組んでEVに取り組む。2040年までに内燃機関を全廃すると宣言したが、彼らが満を持して出した量産EVHonda e」はあまりな出来で全然売れてない。電池韓国LGケムあたりから買う予定らしい。HVには早くから取り組んできたが、トヨタがTHSを地道に改良していくのに大して、ホンダHV技術コロコロ変わり、イマイチものにならないイメージ企業イメージ先進的だが、実は社風はかなり保守的であるevについての意気込みはすごいが、個人的はいま最も心配メーカー

 

日産三菱

言わずと知れたEVにおいて世界で最も先行していたメーカーしかしそのアドバンテージほとんど活かせず、極めて信頼性の高い電池も持っていたが、コスト的に折り合わず中国エンビジョンに売却。リーフは長年世界トップの売り上げを誇るEV車種だったが、今はトップテンからも外れた。まだアライアンスを組むルノーのほうが健闘している。日産アリア挽回できるか。無理だろうな。

 

マツダ

未だに直6エンジンを開発するなど、一見時代遅れに見えるが、実は割とクレバーじゃないかと思われるメーカー。というのは、EVが普及期に入れば、eアクスルといった駆動システムメガサプライヤーから買ったほうがいいし、電池にしてもCATLやLGあたりの最も安くて性能の良いメーカーから調達したほうが有利である。ADASもコンチネンタルモービルアイから買ったほうがいい。要はみんな似たりよったりの車になる。となると、自動車メーカーに求められるのは制御技術デザイン、そしてブランドである。今マツダはそれを必死に磨いている。マツダくらいの規模のメーカーだと案外この戦略が一番いいのかも知れない。

 

スバル

卓越した四輪駆動技術を持つ。売り上げの大半が北米。多分、トヨタにひっついてその一ブランドとして生き残るつもりでしょう。

 

ダイハツスズキ

コンパクトカーを安く作る卓越した技術を持っていて、100万円以内でアルトミライースを作れる生産技術はたいしたもの。この点において強力な強みを持ち、ダイハツ東南アジアスズキインドで高いシェアを持つ。しかしこの強力な強みを速攻で無効にするのがEVであったりする。ダイハツスズキ海外市場中国EVメーカーに席巻されてシェアを失う未来が見える。国内で軽EVを地道に作るかも知れないが、それすらも中国メーカーの台頭で怪しい。将来は暗いだろう。

 

パナソニック

車載電池トップを突っ走っていたが、CATLとLGケムに抜かれて現在3位。テスラの株を売却して多額の利益を得たが、なぜかをそれをブルーヨンダー買収に使い、電池の新技術設備への投資は先をゆく二社に比べると消極的トヨタパナソニックを見限り始めていると聞く。

 

日本電産

EVモーターやeアクスルで覇権企業を狙う。しかし永守が死んだらどうなるんだろう。

 

他にもいろいろ書きたいことがあるけど、疲れたのでやめる。ところで、元三洋の人の書き込みをみて、ずっと今までiPhoneを使っていたのを、GooglePixelに買い替えました。なんでかって言うとね、それについたユーザー体験がうんちゃらという大量のブコメを見て、iPhoneを使い続けることが、結局新しいもの積極的スイッチできない日本人の保守から来てるんじゃないかと思ったから。それで思い切ってAndroidにしようと思った。中華スマホちょっと怖いのでPixelです。そんだけ。以上。

2021-11-01

この衆議院選挙の後、経済産業省と利害を共にする政治家官僚原子力発電推進政策

役割を誇張してエネルギー基本計画の変更を訴えることは確実であろう。

2021-10-21

10月31日衆議院選挙の後、経済産業省と利害を共にする政治家官僚原子力発電推進政策

役割を誇張してエネルギー基本計画の変更を訴えることは確実であろう。

2021-10-12

あくまで傾向として女性に受けやすい分野、男性に受けやすい分野ってのは

あるにはあると思うけどな。

映画ドリーム』(原題: Hidden Figures)は有人宇宙開発計画テーマにして女性数学者プログラマー活躍を描いた映画だけど

これがもしテーマ自動車製造原子力発電だったらこんなにヒットしたかどうか。

宇宙開発のようなキラキラしたイメージがある分野は女性に受けやすく、製造業のように泥臭いイメージのある分野は女性に受けにくい、って

全体的な傾向としてはあるにはあるだろうと思っている。

で、結果として理系女性が少なかったとしても別にいいじゃん無理に増やす必要ねーだろと思っている

2021-10-11

anond:20211011124136

それじゃあ日本も水力火力風力原子力発電を全部やめて太陽光発電一本だけでいくことにするか。

2021-10-02

anond:20211001143335

おそらく本命は「昼間に充電」。太陽光発電が増えて電力取引自由化が進むと、昼間の電気代の方が安くなる。欧州はだいぶ前からそうなってて、気象条件によっては正午前後電気代がほぼタダになることもあるし、そういう時は出力抑制しにくい原子力発電などの事業者マイナス価格で電力取引することもある。再エネ先進地域九州も昼間に太陽光発電の出力抑制する日が出てきている。

から通勤車を会社駐車場で昼間に充電できるのが一番効率が良く、夜間充電は一番効率悪くなる。今の深夜電力みたいなのは10年以内になくなるね。

2021-09-16

皆さん、「ベース電源」って言葉は忘れないでください

https://anond.hatelabo.jp/20210912143002

https://anond.hatelabo.jp/20210911215734

割と無理がある話なので、注釈を入れようと思うよ。

まず基本的なことを確認すると、「ベース電源」、もしくは「ベースロード電源」っていうのは、コストが安くて24時間定常に発電する電源のこと。消費の変動に追従するのは難しいけど安い火力や原子力発電を動かしっぱなしにすると良いよね。という話。

そういう話なので、再エネの値段が原発などより下がって、再エネで24時間まかなえるようになったら、わざわざ「ベース電源」という言葉を使う必要はなくなる(原発も火発も廃止される)。というのは正しい。で、「メリットオーダー」という言葉は、各電源のコストを並べているので、「メリットオーダーで再エネが勝ってるから原発も火発もいらねぇ」、というのは一見正しそうに見える。でもそこには2つ落とし穴がある。

1つ目の落とし穴メリットオーダー=電力価格の順番」ではない

これは、元増田も言ってるけど、限界費用(発電に必要ランニングコスト)で決めてるというのがトリック限界費用はざっくり言い換えると燃料費もっというと発電設備建築費などの初期費用は含まないもの。でも冷静に考えたら、初期費用だって消費者負担してるはずなんだよね。メリットオーダーはあくまで電力卸取引市場での指標であって、消費者が支払うコストには初期費用減価償却的に含まれる。にもかかわらず、メリットオーダー主義で再エネを増やすとどうなるか?国民負担する電気代がドコドコ上がるのである。逆に言うとそのつもりがないなら原発や火発はまだまだ現役になる。この手の話に興味のある人なら、「太陽光は高い」、「原発は安い」という話を聞いたことがあると思う。これとメリットオーダー云々は実は矛盾なく両立するのだけど、これはメリットオーダーには初期費用などを含まない、というカラクリがあるから成り立つ話。

ドイツなんかはこの辺無視してメリットオーダー論などでゴリ押しして脱原発と再エネ増強を推し進めてるので、電気料金は2000年代の倍にまで膨れ上がっている。これについては、ドイツのような「再エネを増やすためなら国民が苦しんでも構わぬ」スタイル菅直人日本でもやっている(一般消費者電気料金に、高いのに無理やり増やした再エネ分の価格再エネ賦課金として上乗せされている)ので他人事ではない。一般消費者産業界から批判されて減速しているが、今でも再エネ増強至上主義国民負担軽減派で綱引きをしている状態である

なんであれ、メリットオーダーなどではない、本当の意味で「再エネの方が原発や火発より安い」日が来ない限り「ベース電源」という言葉は生き続ける。

2つ目の落とし穴ベースロード分まで再エネでまかなえるほど電力網は強靭ではない」

要は、再エネを増やしすぎると電力網が変動に耐えられず破綻するよ。って話。再エネは出力が安定しないが、電力というのは24時間365日「消費電力=発電電力」でないとならない。雨の日で太陽光パネルが発電しなくても工場は動くし、風の強い日にガンガン風車が回っても消費者は寝てるかもしれない。これを逸脱すると、普通に停電が起きるようになる。ヨーロッパアメリカ一部地域停電が多いのはそれも要因になっている。

現状再エネの変動にどう対処しているかというと、まずは広めの地域で電力網を接続することで、変動をマシなものにしている(平滑化)。つまり「こっちの地域は曇って太陽光の発電が減ってるけど、あっちは晴れてるから変動がマシになってる」的なやつであるとはいえ、それは限界があるので、日本場合だと揚水発電を含む水力発電のような変動に追従できる電源が吸収して最終的には帳尻を合わせている。そして、そこの吸収力を超える分は電力会社拒否している。無理に吸収すると電力価格が上がるからである

ヨーロッパドイツの先導で「吸収できるかどうかなんて関係ねぇ、再エネ増やすぞ」をやってるので、電力会社(というか電力網)は再エネを拒否しない。ヨーロッパ日本より広いので平滑化は上なのだけど、それでは足りないので変動を全然吸収しきれてない。どうしているかというと、値段が上がる代わりに変動に追従できる火力発電を炊いたりしてなんとかしている。前述の電力価格上昇の一因にもなっているし、ドイツ気候変動対策も掲げて再エネ増やしたはずなのに、二酸化炭素排出がなかなか減らないという状態に陥っている。

現状「再エネ先進国」として元増田が想定しているであろうヨーロッパ各国は、原子力や火発をベース電源的に動かしている(のでそもそもその時点で「ベースロード電源という概念は、再エネ先進国ではもう意味がなくなった」はおかしいのだけど)ので、再エネで本当にベース電源という概念を捨てるためにはもうひと頑張り再エネを増やす必要があるのだけど、実際にはもう相当無理が来ていて、元増田推している電力卸売市場でも「負の電力価格」がちょくちょく出てきている。つまり「金を払って再エネで発電した電力を吸収してもらう」という状態である。今の所負の価格発動はあくまで短時間ではあるが、更に再エネを増やせば当然こういう時間は増えることになる。この辺さらに無理をすると、発電屋さんから電力網への電力の売値が平均値でも下がりすぎるということなので、再エネ発電屋さんは初期費用を回収できなくなるので発電事業が成り立たなくなる。この辺は1つ目の落とし穴とも絡む話である

てなわけで

ベース電源が消えるためには上記解決しないといけないが、現状は解決していないので、ベース電源という概念はまだまだ現役である。というのが結論。まぁ、ドイツの電力価格ガンガン下がったり、火力発電の発電割合が下がって来ないうちは、そのへんは解決されてないと思って良い。

おまけ、なんかデロイトとかいうところがレポートを出してるって言ってたけど?

基本的ヨーロッパ政治は、日本的な「実現可能そうな目標を掲げる」ではなく、「最初に無理な目標を掲げて、何年もかけて実現可能レベル修正する」という流れがあって、有権者もそれを許容しているところがある。ドイツ脱原発とかもそう。それは別に必ずしも悪いことじゃないのだけど、最初のぶち上げのときにもそれなりの論理が求められるので、政治家がハチャメチャ目標を掲げる時にはシンクタンクによるハチャメチャ試算がくっついてるのがヨーロッパである日本でも少子化対策について政府が出してる試算に無理がありすぎるとかって時々話題になる(いつの試算でも2~3年後には出生率がV字回復を始める試算になっている)が、ヨーロッパでもそれはあるというか、よりひどい傾向がある。なのでヨーロッパ発信の先進的なアイデアについて、それらしい試算が出ていても眉につばを付けたほうが良いよ。って話。

そういう背景があるので「baseload outdated」とかってググるとそういう記述は出てくるかもしれないけど、今の所はそういう記述活動家が「そういうことにしたい」から書いてるだけだと思って良い。まぁ、そもそも日本語でも「ベーシックインカムをやるしかない!」とか「英語学習には「ながら聞き」が最適解!」とか突飛な記事なんかいくらでも出てくるので、そもそもある記述グーグル検索で引っかかるからってそれがその言語圏での常識ではないよね。というリテラシーも欲しいところである

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