はてなキーワード: 中絶とは
病院に行くことの重要性について、もっと語られるようになればいいなという話。
読んで気分を悪くする方もいると思いますが、一人でも多くの人に伝えられたらな、と思ったので書きたいと思います。
いきなりですが私は先日手術を受けました。
"胞状奇胎"という絨毛性疾患になったためです。
通常の妊娠のようにお腹の中で赤ちゃんが育つことは無く、手術をして子宮の中身を取ってしまわないといけません。
そちらは、子宮外妊娠という本来赤ちゃんが育つべきでない場所で妊娠してしまう疾患です。
その時私は早期発見ができて、たまたま経過が良かったため手術や投薬といった処置をすることなく完治することができましたが、
もし発見が遅かったら母体が命の危険にさらされる可能性だってありました。
調べたところ流産を経験したことのある女性は妊娠経験者の中の40%にもおよぶそうです。
妊娠して、そのままお腹の中で育って、可愛い赤ちゃんが産まれてくることは、本当に本当に奇跡なんだなって思います。
その中で、避妊の大切さや人工中絶の恐ろしさはたくさんたくさん教えてもらいました。
・人工中絶は体にも心にも良くない
そういったことは学びました。
この図式だけで終わっていたと思うんです。
もしかしたら、
それが子宮外妊娠で放っておくと大量出血を引き起こすかもしれません。
もしかしたら、
それが切迫流産でちゃんと経過を見ないといけない状態なのかもしれません。
もしかしたら、
それが胞状奇胎で処置が遅れると絨毛ガンが発生してしまうかもしれません。
いろいろ事情はあるでしょう。
それでも、それが "正常妊娠かどうか" は、まず一番最初に知っておかなくてはいけない事象だと思うんです。
「中絶はダメ」のイメージしか持っていなかったら、不安になって誰にも相談できずに産婦人科に行く機会を逃してしまうかもしれません。
「妊娠=赤ちゃん」のイメージのまま、医療費が無いなどの理由で出産間際まで産婦人科に行かない人もいるそうです。
なんです。
今回も、経過観察がしばらくの間必要ですが経過が良好であればまた妊娠を望める体になります。
もし、すぐに病院に行っていなかったら、もっと危険な状態になっていたかもしれません。
ということも教えなくてはいけないんじゃないのかな、と思いました。
そして、すぐ産婦人科に行きましょう。"」
ここまでがセットで
四月に二人目を仕込んだのだけど、本日なんの感動もなく性別がわかってしまった。
うちは高齢出産につき事前に羊水検査という遺伝子検査をやっている。
一般的に羊水検査は16周~18周あたりで実施して、(賛否はあろうが)ダウン症などの遺伝子異常があれば22週までに中絶する選択肢がある。
もちろんこの検査で性別なんかもわかってしまうので、性別を理由に中絶を希望されても困るとか倫理的な理由ということで性別を教えないことが多い。(まあ、中絶の条件に「育てることが困難ということの証明」が必要なので、希望しない性別くらいの理由で医者は中絶を認めないと思うけど。)
で、一人目のときはもちろん遺伝子異常がないことしか告げられなかったし、報告書にもそれしか書いていなかった。
今回に同じ病院だったのだけど、口頭では以前とおなじく異常なしだけ告げられ、和文所見にもそう書いてあった。
ところが、ついでに、と渡された英文の所見(オリジナル)に普通に 46,XX (Female Karyotype) と書いてあった。染色体写真が載っていて,X 染色体がちゃーんと 2本あった。つまり女の子。
気持ちいい行為のほうがみんなやりたくなるから、結果妊娠して種の存続に繋がるような仕組みになってんのかな。
けど今の日本じゃヤるだけヤって中絶とかそんなだから存続としては全く逆方向突き進んでるよな。おもしろ。
別に繁殖行為としてなら気持ちよくなくたっていいのになんでなんだろう。
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180730-00010000-otekomachi-life
既に突っ込まれてるけど、稽留流産で即日手術なんかしないのはごく普通の対応だし
看護師なら上司はその知識があったから(婦人科勤務経験とかあれば当然知ってるだろう)
これで文句言ってる「関東地方に住む20代の看護師」の方が看護師の割に無知過ぎるし、これをわざわざ記事にする方が煽ってるだけ。
とか言ってる人がいるけど
海外だと「日本と違って予約が無いと病院で診てすら貰えない国が多い。勿論命に関わる訳でもない状況で即日手術なんかもしない」
「そもそも稽留流産は薬で処置するのが第一選択で手術はしないのが普通」
な国が多いので違う意味で日本の特殊性が認識されるだけだと思う。
いつでもどこでも誰でも病院で診て貰えるし大した事なくても即日手術して貰えるはず、と皆が素で思っているのも、
日本は「その薬が中絶薬と同じだから」と言う理由で未だに未承認な為によりリスクが高い手術を強要されている、という遅れた状況も、
32歳。80人の女性を抱いた。
元々顔は整っている方だったが性格が根暗だったのであまりモテなかった。
貧弱なもやしっ子だったので、小学校ではいじめられ、中学校でもスクールカーストとしては下層だった。
そこで自信がついたのか、高校で文科系の部活に入ったからか、少しずつモテるようになる。
今まで女の子にちやほやされる、なんて経験がなかったのでイキりまくった。
顔が中の上くらいでも、文科系の部活においては「イケメン」キャラだ。
今考えると恥ずかしい話だけど相当イキっていたと思う。3年間で6人と肉体関係を持つ。
大学時代。
大学1年の時、はじめてネットで知り合った人と肉体関係を持つ。
大阪の人妻だった。今考えると人妻の自宅で旦那が不在時にヤリまくったというのも冷や汗ものだが
その時はまごう事なきサルと化していた。ここで、「ネットで女性を抱ける」という自信と経験がついてしまった。
元々、小学校時代に虐げられた経験の反動でプライドが高く、大学時代には「他の人より全ての面で劣っていたくない」と思うようになっていた。
ピグマリオン効果と嚙み合ったか、自己承認の手段がそれしかなかったのか、今となってはもう不明だが
「性の知識と経験」に関して、とにかく(少なくとも周りの男には)負けたくない、と思うようになった。
勿論、自分から他人にあけひらかす事はなかったが、どんな陰口や昔の同級生にバカにされても「でも俺はセフレが複数人いるし」と思うだけで全てを耐えることができた。
大学時代の4年で7人を抱いた。
そんな中、大学卒業時の飲み会で「お前は何人抱いたことある?」という話になった。
いつも通り「まあ、そこそこだよ」と答えていたが、大学の友人が冗談で「コイツ80人は抱いてるって~!」と大声で言ったのをきっかけに
飲み会のテンションなのか「80人を抱いた男」という事になってしまった。
当然、飲み会の与太話、今や誰もその事を覚えていないだろう。
だけど、自分の心には「すごいと思われるラインが80人ならそのラインを越えてやろうじゃねえか」といらぬ闘志が沸いてしまった。
社会人になって、お金を稼ぐ手段が出来た。会社も緩く、時間と金が出来た自分はとにかく手当たり次第に女性を抱きまくった。
知り合い、合コン、ネット、最初はマッチングアプリなんて邪道だと思っていたがそのプライドもとうに捨てた。
ありとあらゆる手段を使い全国を回った。抱きまくった。
自分の中のルールとして「強姦、睡眠、騙すような手口でのセックスと中絶は絶対にしない、させない」という事だけは心がけた。
勿論、失恋直後などの心が弱っている時を狙う事はあったが、全て和姦だった。
自分の性の嗜好で無理やりするのがNGだったことは本当に神に感謝したい気持ちだ。
ストーキングもされたし殺害予告もされた、刺されたり勿論、性病を貰ってしまう事もあった。
そうしてお金や体や精神やその他諸々を犠牲にしながらも先日、風俗などの女性を除いて、80人を達成してしまった。
もちろん、世の中には80人以上抱いたり、校長のようなもっともっと凄いヤツがいたりするのだって分かっている。
ただ、それでも自分の中で、「80」という数字を越える事が出来た。
そんな僕の心の中に残ったのは、「老いへの恐怖」だった。
いつの間にか女性を抱く事が生きる意義になっていた自分にとって、抱けなくなる事は生きる意味を失うことになっていた。
中折れする事が少しずつ発生してきた。3回戦の途中でどうしても勃たない事が増えてきた。
80人も経験すれば、上達もする。今までの感想から、それなりにテクニックがあることも、下半身がよい形である事もある程度自覚をしている。
そんな、自分のセックスの才能(と努力)が失われていくのが怖い。ただただ、老いていくのが怖い。
もはや自分がセックスする事は二次的な楽しみとなり、今は「まだ自分が若くて食べられる内に、一人でも多くの人に美味しいものを食べてもらいたい」そんな驕り昂ぶりの中で生きている。
自分の鮮度が落ちていくのが、怖い。
オチも何もないけれど、ここにひっそりと記しておく。
俺はパンセクシャル寄りのバイで、おまけに社会不安障害を抱えていてあまり人と仲良くなれない。なので女性と満足にセックスできたためしがない。風俗店に行ったこともあるがいたずらに時間が過ぎるだけだった。
しかしそれでいて「生産性」発言で非難轟々の某議員をあけすけに叩くことがどうしてもできない。
セクシャルマイノリティの内訳ではLGBTはマジョリティであると俺は思う。小児性愛やケモナーよりは確実にポピュラーな存在だろう、LGBTは。多様化のスローガンを掲げてホモフォビア的態度を封殺しようとすれば、LGBT以外のセクシャルマイノリティにも寛容にならなければいけない。人間のイマジネーションは奥が深い。俺らが思いもよらないものや行為に恋愛感情や性的関心を寄せる人は幾重にも存在する。
小児性愛者やケモナー、はたまた四肢切断に関心を抱く人等、これから出会うかもしれないセクシャルマイノリティの全てを受け入れろというのは個人のキャパシティを超えている。人にはどうしても認められない価値観があって、当人の持つテーゼからあまりにかけ離れているがために今はその存在すら想像だにしていないのだ。
こうやって判断の難しいレアケースにどうやって対処するのかと言うことを唱えると「小児への性的接触や獣姦は判断能力が低く意思表示が難しい者を弄ぶ暴力行為であり、そういった行為に走る可能性がある人間を容認することはできない」というような反論が聞こえてくるだろう。しかしそれは僕からすると間違いで、性的欲求を暴走させ周囲を傷つける判断能力の欠落とセクシャルマイノリティであるかどうかは何の因果もないと思う。同世代を対象としたヘテロセクシャルやLGBTにもレイパーは存在するわけで、猥褻な事件の要因をセクシャリティに絡めてはいけない。
リベラリストの立場でLGBTの権利拡大に賛同する人のどれだけが、明示化されるかもしれないレアケースに向き合う覚悟があるんだろうと、どうしても俺は冷ややかな態度になってしまう。突き詰めていけばみんな結局自分の信心に従った勝手のいい「倫理」を持ち出して、自分が嫌悪するものを「例外」として門前払いしようとし始めるのではないのかと考えてしまう。結局僕らは女性蔑視の酷いイスラム原理主義者や中絶を認めないカトリック信者のように、自分の持つテーゼを一方的に盲信しているだけかもしれない。
「生産性のない者に施しはいらない」という言葉をもってして考慮すると騒動はセクシャリティに限った話ではない。
カルト教団や統合失調症患者、アルコールや麻薬依存症、医療大麻支持者、ニート、生活保護受給者、パチンコ店経営者、ブラックワンマン社長、ゴシップ誌記者、うなぎ養殖業者、原子力発電業者…世間から存在意義を問われ時には社会を卑しめる悪とすら呼ばれる人たちは枚挙にいとまがない。彼ら全てを肯定しようといえば、どこからともなくそれは違うという人が現れて、彼らの短所を挙げ尤もらしく彼らの排除を訴える。世界は単純ではなく、何にだ短所はあるというのに。
俺は別に認められないものがあってもいいと思うんだよ。神じゃないんだから個人的にNGってものは絶対あるし、逆にこれは守りたいってものもあっていい。でもそれを「社会の多様化」だとか大義名分掲げて、さも公益のため人の尊厳のために滅茶苦茶正しいことやってるですよって正当化していくの、なんか卑怯だなって思っちゃう時があるんだよ。結局根っこは私信だと思うのね。「ゲイがオープンリーになったらなんか良さげじゃん」みたいな気持ちに色々肉付けして説得力あげようとしてるだけなんじゃないのかなってたまに思ってしまう。
みんなが「ゲイが虐められてるの見ると気分悪いからホモフォビア嫌いです」ぐらいの意思表示にとどめたほうが、かえって問題がわかりやすくなるんじゃないかなとか考えちゃう。
それから今回の炎上でやるべきなのは議員や自民党を叩いて潰そうとすることじゃなくて、カウンターになりうるLGBTに理解ある議員の応援だと思った。気に入らないものを潰せというのではなくて、自分の意見を反映してくれる人を送り込むというアプローチのほうが社会の多様性という点では好ましいんじゃないかな。
まとまりがなく幼稚な内容かもしれないけど、あの議員に迷いなく憤りをぶつけることがどうしてもできなくて、その理由を探るために書き記しておきます。
LGBTの権利を認めるリベラルなEU諸国も、出生前診断を公費で全員に受けさせたり、中絶費用を出す国だってある
高福祉を推進するならば、あらかじめ分子(福祉の対象となる子)が少ない方がいいという点でも合理的
その代わり生まれてきた子は全力で支えるんだよ
たまに勘違いしてる人もいるのだが、安楽死や出生前診断・中絶の権利はナチス主義者や保守派が推進するものじゃないんだよ
オランダやベルギーみたいにリベラルな社会で当然の権利として認められるようになったものだ
愛する相手も、結婚するかどうかも、自分の性を売るかどうかも、摂取したい薬物も、産みたい子どもも、死にたいタイミングも、全て個人に任せるのがリベラル社会の良い所
先日福岡で刺殺されたhagexは言わずもがなだが、言論的に殺されたネットの有名人は多くいる。
hagexも「ネットストーカー」のことを「ネットウォッチ」と称して、嫌がる人を顧みず散々人をいじり…いや、イジメ続け、個人の尊厳をバカにしてきた。
みつばというツイッタラーをご存知だろうか。ツイッター上で散々他人をバカにし周り、炎上でフォロワーを稼いでいった結果、親しい知人?と思われる人に背後からの一突き(妊娠している女を中絶させた過去の暴露?)を喰らってネット上で殺された。
ヤツにとってはアンタッチャブルなところであったのだろう。相当滅入っていたようだった。
https://togetter.com/li/1059969
矢守貴もそうだ。散々イキがった挙句の果ては強姦容疑で相手から通報、逮捕。「肉棒ハメ太郎」という終生残る恥ずかしい名前で社会的に殺された。
https://breaking-news.jp/2016/07/29/026189
これら三人の根底にあるものは「他人をバカにする」ということだ。どこかで「こいつは俺より下だから」と人を舐め腐っている。
恨まれるような人は徹底的に守りに入らないと、いつか背後からの一突きを喰らって死ぬ。hagexの場合はちょっと特殊で実際に刺されてしまったのだけれど。
ネットウォッチもとい、今日もネットいじめを繰り返す諸君は、せいぜい5chから出ないようにすることだ。
昨今は発信者開示で匿名性も微妙になってきたが、それでもまだコスト的問題で匿名が守られている部分がある。
何を勘違いするのか、ハンドルネームを持ち始めてイキリだしたらそれは死へのカウントダウンが始まったってことだよ。
どうでもいいことだが、俺はまさにポンコツだ
なんと言っても笑えるのが、顔の表情筋をうまく動かせない病気があるということだ
顔の片側だけが奇妙に動かせないというか、引くつく感じで知らない人から見たらすごく怖い人に見えるだろう
こづかいのために週2ほどのバイトをしていることと、コンビニ以外ではほとんど外に出ない
そんなこんなで、本当にクソみたいな初期ステータスを持って生まれた俺はポンコツ以外の何者でもないだろう
何もなしえず、何もやる気がしない。ズルズルと時を過ごし努力すらしない
とりあえずそれは頭に入れておいてくれ
とにかく、俺はそんなふうに無為無策に過ごした
ウィスキーが好きなので一日中ウィスキーを飲みながらSwitchでゲームをしていた
相手もそれを感じ取ったようで、俺達は毎日のように2人で協力プレイをした
そのゲームはコミュニケーションが命取りなので、LINEで通話しながらしたほうが勝率がいい
そういったゲームには慣れていたので今更人と電話口で話すことには緊張しなかった
俺は自身がニートであることを自虐ネタにし、受けをとっていたので笑いは絶えなかった。普通に楽しかった
当然俺もそこに入り、一緒にコミュニティの一員になった
気付けばそのゲームの流行りも過ぎ始めていたが、その頃になって俺たちのコミュニティはかなりの規模になっていた
彼がリーダー、俺が副リーダー。みたいな感じになっていたと思う
現実でやることと言ったらバイトぐらいしかないので、このゲームの副リーダーというのは俺にとったらちょうどいい責任感だった
やめたければやめればいいという感覚が俺のゴミクズ根性によく合っていたのである
そういったコミュニティにつきものなのは恋愛問題だろう。以外にも、糞ニートの俺がそれを起こしたのだった
女性メンバーは割と珍しくないが、俺は彼女のツイッターを見て驚愕した
こんな世界があるものなのか、と。俺は極力彼女に注意を向け、優しくした
周りのメンバー達は俺に「ヤれよ」と茶化したが、当然俺とそのつもりだった
これでも女性経験がないわけじゃない。これは千載一遇のチャンスだ。遊んでやろう、そして捨ててやろう
こんなことを思って彼女に近づいた
例えば、俺が今から過去に戻ってもそう思っただろう。何度だって同じことをしただろう。俺はそういう人間なんだ
彼女は俺に心を開いた。クソッタレの父親に虐待されている。死にたいけど死ねない。そうか、そうか……
あとは火を見るより明らかだろう。彼女は妊娠し、絶望した。俺に助けを求めた
しかし俺がしたことはコミュニティを脱退し、関係者の連絡先をすべて断って消えることだった
勘違いしてほしくないのは、これについては俺も悩んだ。やるべきじゃないと思った。
だから逃げた
それだけ。オチもクソもない。Twitterをこっそり見たら一番最初のリーダーの彼が、彼女を励ましていた。中絶したらしい
それを見て俺は何も思わなかった。コンビニにバイトへ行くだけだ
だから、とりあえず謝ったほうがいいんだよな?ごめん、美香
ごめん。ごめんな。でも、ムリだよ俺には
1人で背負うのもムリだ。だからこれをここに書いておく
なんか定期的に流れてくるピルと生理の話について書いて見たくなったので書く。なお、私は医者ではないので、その辺りはご理解ください。気になったら自分でも調べるといいと思うんだ。
女性の体は常に子供が作れるように子宮が臨戦態勢で準備をしています。その準備というのは、子宮の中に血の壁を作り、いつでも精子と卵子が受精できる状況を作ること。とはいえど、いつでも受精できるわけではなく、だいたい28日周期で血の壁を作り直しています。血の壁は一度作られたら用済みなので、体の外に出てきます。それが生理(月経)。その血はオシッコみたいに自分の力でコントロールできるわけではなく、だいたい3日〜7日ぐらいかけて勝手に出てきます。勝手に血が出てきます。(大切なことなので2回)かなりだるいですし、人によっては貧血になったり、体力消耗したり、気分が悪くなったり・・・。この作用を起こすのは女性ホルモンの影響で起こるわけなので、そのホルモンバランスのせいで体に不調が出てきます。生理の時期の女性はかなりつら〜〜い状況になっている人が多いのです。これが、大切な日(旅行とか、デートとか。スポーツの大会とか。まあいろいろ)に被ったら、いろいろなことを楽しめないのですよ。
もちろん、そういう気分にならない健康な人もいるのも事実なのですが、ひと月ごとに血みどろになるのが1週間続くのはやっぱりだるいよね。うん。
避妊の目的で作られた女性ホルモンをコントロールする薬。主に2種類のホルモンのバランスをコントロールすることで排卵を起こさせないようにすることで避妊効果を出している。一般的にピルと呼ばれた場合は低用量ピルを指すことが多い。中容量ピルも存在する。大容量ピルは聞いたことがないけど、あるんじゃないかな。多分。
ピル自体は古い薬で、改良され続けてきた。昔はホルモンを大量に入れた中量用しかなく、ホルモンバランスをコントロールするため副作用が酷かったそう。具体的には吐き気だったり、倦怠感があるそう。
そこで様々な研究がされてきて、少しのホルモンを毎日飲むことで副作用が少なく効果を出すことができるようになったのが低容量ピルってわけ。現在でも中量用ピルは緊急避妊用に使われたり、低容量で効果がない人向けに使われています。
実は低容量ピルは避妊効果だけではなく、生理前の不調、具体的にはPMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)、月経困難症にも効果があるとわかりました。必ずしも万人にこれが効果があるわけではないけど、かなりの人がこれで救われているのが事実。なお、私もピルを飲み始めてからだいぶ楽になりました・・・。
そりゃ、女性ホルモンのバランスをコントロールするわけだから、効果があるってのもなんとなくわかるよね。生理の日付なのも飲み慣れてくると自由自在に動かすことができます。大切な旅行やイベントの時に生理が被ってしまった・・・。なんていう状況も回避することができるお薬なのです。素晴らしいよね。うん。
PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)とはすごく簡単に言うと、生理前や生理中になるととっても気分が悪くなったり、調子が悪くなる人のこと。
鬱みたいな症状が出る人も多いし、イライラする人も多い。肌荒れを起こす人もいる。1ヶ月ごとになんかめちゃくちゃ気分悪い、彼女、嫁から八つ当たりされるなんて人はこれを疑ったほうがいいかもしれない。
月経困難症は、読んで字のごとく月経(生理)が困難な人。生理痛がめちゃくちゃ痛かったり、生理で出る血の量が貧血になるレベルな人だったり。人それぞれ。
本来生理は毎月起こるものなので、簡単に済ませられるはずなもの。(それでも生理で血がドバーだからだるいのは事実なんだけど!)
それが少しでも困難であればこれに当てはまっていると思っていいと思う。
PMSやPMDD、月経困難症に効果があるのであればもっとみんなピル飲めばいいじゃん。と思う人は多いかもしれない。けど、日本ではまだ1%ぐらいしか普及していない。2013年の国連人口部の統計によると、日本のピルの服用率はわずか1%。一方、フランスは41%、ドイツは37%、イギリスは28%、米国は16%というデータがあるそう。ちなみに、韓国の2%、中国の1.2%とのこと。
あと、周りの女性でもピル飲んでる!って公言してる人は少ないんじゃないかな。なぜか。理由はいくつかあると思っている。
ピルはもともと避妊の薬という印象が強い。最近はPMS治療の側面が強かったり、生理を自分の意思でコントロールするためにピルを飲んでいる人が多い。でも、ピルを飲んでると公言すると、風俗嬢なの?みたいな印象を持つ人はいるらしい。机の上の見える場所に置いておいたら、「コンドーム置いてるのと同じなんでしまってください。」みたいなこと言われた人もいるらしいので、そういう印象が強いようです。つらい。
いろいろメリットは先に書いてきましたが、日本ではまだピルは自費治療扱いの薬なので、薬やピルを飲むための検査などが自費治療になり、とても高いのです。月経困難症だと言われると、一部のピルは保険内で処方できるようですが、それでも一月2500円ぐらいからになるそう。ちなみに私が飲んでいるピルは自費ですが、3000円ぐらいです。ほぼ変わらない。普及するにはまだまだ高いお薬だし、早く保険適用になるべき。だと私は思います。
基本的にピルは婦人科で出してもらえることが多いです。ですが、婦人科によってはピルを出してくれないところもあるそうです。理由はわかりませんが、多分避妊の薬という側面が強いため、何ヤリ◯ンになりたいの?みたいなことしか思わない婦人科医もいるようです・・・。そういう婦人科には私は行かないけど!
また、若い女性が婦人科に行くと、何中絶?疚しいことしたの??みたいなことを思う人もいるらしく・・・。そういうのも含めて婦人科に行きづらい、婦人科に行くのは恥ずかしいという印象を持たれてしまっているところもあるのかもしれません。
婦人科学会だったかな?あの辺りがピルを保険内にすると、出生率が下がる。。。と言っているそうです。また、そんな性に関してヤリ◯ンを製造するようなやましい薬を保険内にすることはできないだろう?みたいなことを考える人がまだまだ多くいるため。。。だそうです。
海外の一部では、医師の診断がなくてもピルが買える国もあるそうなので、いろいろ考えちゃいますね。うん。
ここまでピルのいいところだけ書いてきましたが、デメリットもあります。そりゃ薬ですから。
ピルを飲んでいると血栓症のリスクが上がります。簡単にいうと、心筋梗塞や脳梗塞などの血管が詰まる病気になりやすい。
なので、定期的な検査が必要です。かなり前からピルを飲んでいる私ですが、一時期血栓症の数値が上がって、2年ぐらい休薬していた時期もあります。今はその数値が下がったので普通に飲んでますけどね。
でも、そのリスクはかなり低く、2万人に一人などと言われています。それも、血栓体質・肥満・タバコ・手術・年齢・長期安静・脱水・高血圧・糖尿病などの要因が重なった人が鳴りやすいとされており、普通にしている人はほぼならないんです。
だから、医師の検査は必要だと私は考えていて、市販薬でピルが手に入るようになったら便利だけどむしろ怖いかな・・・なんて思っている人です。
とまあ、ここまでつらつら書きましたが、ピルは女性にとってはかなりメリットが多い薬です。でも、世論や保険など様々な事情でなかなか普及していないのが事実。